68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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[綺麗に舐めとってしまえば、今度は舌に異変が生じる]
……――そりゃそうだな。馬鹿だった。 むず痒い。
[考えてみれば至極当たり前のことで、思慮の浅さに思わず 溜息をついた。未だ痺れの残る左手を軽く振って考える。 とりあえず、なにかで灌げばいいのだと。そう思った。
ふらり、男は路地裏をまた進みだし、いつか慰問に訪れた孤児院へと入っていった。 その場所に三日月顔がいたことなど知る由もない]
―→孤児院―
(3) 2011/10/21(Fri) 01時半頃
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―孤児院へ行く前―
[路地裏で一匹、何をしていたのだろうか、レッドキャップを見つけた。
最初の狼よりも人に近いそれに、男は逡巡を見せなかった。
一度跳躍した男はベランダの手すりに降りたった。高綱などまともに練習した記憶もないが、なんとかなる。おそらく向上しているのは身体能力もなのであろう。
手摺伝いにレッドキャップの真上へ向かい、溜めるのはほんの一瞬。]
[地面に向かって飛び降りる。
半端にあけた牙は下降の際、目測を誤って、首ではなく赤い子鬼の肘から先を貰った。
一瞬遅れて噴きこぼれる血。レッドキャップの悲鳴と罵声がその間に滲む。
咥えていたものを地面に吐き捨てて、男は眉を寄せる。
狼の喉を食い破った際に出来たペイントは、レッドキャップの血でさらに赤みを濃くした。]
悪い、間違えた。
もっと楽に殺そうと思った。
[何も気負う様子無く近づいて右手を伸ばす。警戒したレッドキャップが距離を取った。
わずか細める目に男は何を映すのか。伸ばした手は急に引っ込んで、代わりにしゃがみ込みから蹴り上げる。顎を狙った蹴りだったが、パフォーマーとして体は鍛えても格闘技はずぶの素人、狙いをわずかにそれた。
それでも怯ますのには十分だったよう。
顎を上げたレッドキャップの無防備な喉に、体勢を直した男が噛み付き食い破る。
ぶち、と何かが切れる音がして―それはきっと血管の一つだったのかもしれない―血が噴き出す。]
[噛み千切った肉を暫く咀嚼して、飲み込んだ
唇に付いた血をぬぐうよう舌を蠢かす]
なにか、足りない、よなあ
お菓子は出ないし
なにが……足りない?
[赤く染まる口元は横に横に伸びて頬が裂けたよう。
クラウンメイクじみた血化粧で、男は静かに聞いてみた。
もちろんレッドキャップは答えない。
死体は答えない決まりになっている、グロテスクな世界でも]
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―孤児院― [遥か昔に来たことのある建物、とはいっても期間があけば内部構造などすっかり忘れている。 痺れる舌を洗うためキッチンを探してたどり着いたのは食卓。]
ここで食事ごちそうになった。 なにやら熱心に見てくる子もいた、な?
[思い出せば小さく口元を緩めた。まさかその子が、ここにまでいるとは男は露も思わず。 食卓を懐かしむように手を滑らせてから、その場を離れる。 結局キッチンより先に見つけたのは洗面台。 そちらに足を進めようとして、鏡の中の像に足を止めた。]
(26) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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[赤い血でべっとりと、顔面が染められている。意識していなかったペイントに自然と右手で頬に触れる。]
――ああ、狼を噛んだ時。 [原因に思い当れば肩の力を抜く。 常より長く長く引かれた赤は頬を横切り、笑いすぎて耳まで口が裂けたよう。 自分にはできない笑顔を思い浮かべて、少し目を伏せた。 一歩二歩、鏡に近寄る]
笑うのは大道芸の――ネイサンの仕事 だよな。俺じゃない。 こんなに笑顔なら、ネイサンに任せよう、か? でもこの顔は、ネイサンとも少し違う。
[秘密の提案をするように指を一本、唇の前に立てる。 赤い隙間から覗く緑の歯列が妙にギラついて見えて、男は小さく笑った。 「ネイサン」は人を笑わせるとき被る仮面、白塗りで赤い唇が弧を描く。 裂けたような赤いペイントが描くのはネイサンよりももっと、もっと――。 男は一度目を閉じた]
(29) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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[一度目を瞬かせると「道化」は、にこり、鏡に向かって人懐こい笑みを浮かべてみせた。 赤を舐めとる様に唇を湿らせば、言葉は勝手に溢れてくる。どこか瞳に嘲笑を浮かばせつつ唇を開いた]
……こんなグロテスクな世界に哀れな道化が一人。 なんて悲劇的なんだ、たった一人、ずっと一人。
ええ、ポンパドール夫人の巻き髪に賭けて! なんて、なんて――悲劇的ぃ
[道化は胸を抑えて笑う。くつくつと、喉を震わせながら。 男は「道化」を演じ切る。「ネイサン」の時もそうだったように仮面を一つ被っただけ。
道化は鏡に向かってひとつ、気取ったお辞儀をすると浮かれたような足取りで歩いていく。]
(30) 2011/10/21(Fri) 02時半頃
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…ん。
何かの比喩かね、「お菓子」。
なあ、お前何を持ってんの?
[そのまま少女の顔に唇を寄せて、囁く。
白い頬に飛んだ血を、ぬらりとひと舐めして、その体を床に投げた。]
探して、みちゃおかね。
[白いワンピースを、襟ぐりから裾まで縦に切り裂く。
露になったその腹――鳩尾の辺りに、ナイフを当てた。]
あれ…
変わらないじゃねえか、普通の人間とよ。
[ひとしきり「探した」後、彼はぼそりと呟いた。]
なんだ、バラし損か。
…夢中になって散らかしちまったなあ。
[そう言って、辺りを見回して溜息をついてからゆっくりと立ち上がり、ベッドに腰掛けて、もはや頭部以外は殆ど原型を留めていない少女を暫くの間、愛でる。]
さっきのあれ、なんだったんだろうなあ。
[彼は新しく手に入れたナイフを眺めた。
何の変哲もない、普通のナイフだ。
…ふと、思い立って。
右手をすっと、ナイフを投げる形で動かした。
――とすん。
小さな音がして、立ててあった少女の首が転がる。
その柔らかな場所に、小刀が突き刺さっていた。]
――ああ、良く解んないけどそういう事ね。
[男はニイと唇を引いて、笑った。]
― 独白・どうでもいい幕間 ―
初めて殺しをやったのは、21の時だった。
俺が初めて殺した女。
あいつは娼婦だった。それなりに気に入って、何度か買った後。仕事を済ませたあいつは、俺に言った。
『――お得意様が、さあ。あんたよりよっぽど金払いのいい奴。
あたしの客にあんたが居るの知って嫌がってんだ。悪いケド、今日限りにしてくれるかい?
ていうか、さあ…。聞いたよ、あんた貴族サマなんだって?人間堕ちりゃ堕ちるもんなんだねえ。なんで良家の坊ちゃんがそんなんなっちまうのさ。
気持ち悪いんだよ、あんた。自分より弱い奴しか相手にできないんだろ。蛇みたいな目ェしやがってさ。いや、どっちかというと小っちゃい蜥蜴ちゃん、か。
ま、悪く思わないでおくれよ。――弟子が同じ女と寝てんのは気に入らないんだってさ。
あんたがクリストファーの弟子だったとはねえ…。道理で似てると思ったさ。
くく、あんたも色々仕込まれてんだろ?あの変態に、さあ。』
その日の記憶は、そこで途切れている。
翌朝の新聞で、その娼婦―名はノーマ、といった―と、鍵師、もとい、便利屋の師匠が死んだことを知った。
否、理解した。
洗面台に投げ捨てられた血染めのシャツの理由を。
それから、俺は便利屋の仕事をしながら、ちょくちょく趣味で殺しをやるようになった。
元々素質はあったのだ。それが、ふとしたきっかけで解放されただけ。
「――渇く…な」
さっきのビスケットのせいだろうか、やけに喉が渇く。そういえば昨夜出会った奴の中に、俺の好みの標的が、いた。ひと目見た瞬間に、解った。こいつは俺の獲物だ。
そういう奴に出会うと背筋がぞわりとして、気分が高揚する。あいつが苦しみ泣き叫ぶさまを、見たい。許しを請う姿を、殺してくれと乞う姿を。
このわけのわからない世界で、夜に紛れる必要はないだろう。曇り空の下、獲物を求めて歩き出した。
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―孤児院近くの路地裏― [孤児院から出てきた道化は空を見上げ、態とらしい仕草で額を覆う]
ああ―ー まるでイナゴの大群のごとき曇天 きっと哀れな道化は、骨さえ残すことなく!貪られるんだ!
[顔を歪めおいおいと声を上げるが、 涙を流すなどもってのほか。口端は楽しむようにつり上がる。 目の一つが、遠くの青黒い塊を捉える。道化は泣き真似の痕跡など残すことなく、新たな興味に飛びついた。手をかざしよくよく見えるよう姿勢を傾ける。]
ははぁ、怪人ハルクとでも言うのでしょうね? それとも――ビクター博士の愛の果て? [良く見えるように街頭の上によじ登る――一度登り損ねて地面に墜落して見せるのは、道化として欠かせない。街頭の上で器用に立って道化は優雅にお辞儀をしてみせた。はらり、花びらが落ちる。]
(51) 2011/10/21(Fri) 13時頃
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ご機嫌よう! 本日はお日柄もよく……こうしてお越しいただけるとは! 道化は、喜びの余り泣き出しそうです
[古ぼけたラヂオのような、妙に遠くから聞こえる声で呼びかける。]
さてはて、 哀れな道化に何用でしょう? 笑いと拍手と歓声と、お恵みいただけるのですか?
(52) 2011/10/21(Fri) 13時頃
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この方は、なんだかとぉっても固そうですねぇ。
ええ、ええ
爪はすこぉし、刺さりましたが。
刺さっただけですね。
[継ぎ接ぎだらけを見下ろしながら思考する]
[お菓子……お菓子の、香りがする……。
彼女を突き動かすのはその衝動。
道中のお化けは、気にも止めない。
お化け同士戦いたいなら戦っていればいいのだ。
彼女の衝動は、それ以外のものを麻痺させていた。
恐怖、疑問、躊躇。
人として欠けてはならぬ感情を。
ひときわ大きなお化けを公園に見止め、お菓子に臭いを嗅ぎつける。
あいつらを倒せば、きっとお菓子が手に入る。
でも、どうやって?
彼女は、様子を窺った]
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―孤児院近くの路地裏・街頭の上―
[>>52道化は落ち着いた体で話かける。 確かに継ぎ接ぎは先ほど戦った相手、地面に打ち付けられた背中は痛むし、削げた手のひらは赤く滲む。
けれど、わさわざこちらに向かってきたのだから用があるのだろうと。先ほどは聞き取れなかった言葉、今度こそ聞いてみようという気でも起こったのかもしれない。 なにしろ街に怪物が溢れてから人間どころか話し相手すらいない。]
[道化は街頭の上で首を伸ばした。眠る前に会ったサラエは、今どうしているのか。怪物に襲われているかもしれない。]
(78) 2011/10/21(Fri) 20時頃
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―孤児院近くの路地裏・街頭の上― [>>81 さて。 道化は困ったように腕を組み、眉を下げた。もっとも他人からは花で表情など見えないことだが。 "コドモ"と言ったらしい継ぎ接ぎは、構えるし睨んでくる。 それを街頭の上から見下ろす。頭を傾げて]
なんたることか! バベルの塔が崩壊されたせいか、道化には貴方の言葉が分かりません。 コドモ? 食べたいのでしょうか?
[ああコワイ! そう言いたげに頬を両手で覆う。にやついた唇はそのままで、感情たっぷり―作り物らしすぎて挑発的でさえあった―に話す。その音はノイズ混じりで聞き取りにくい]
ですが、 その建物には誰もいませんよ。 誓って!ロゼッタ嬢の薔薇色の頬にかけて!
(82) 2011/10/21(Fri) 20時頃
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ああ……あまりにも食べたかったのでしょうか。 [吼え猛る継ぎ接ぎを見て、ぽつり。]
人を食べるようなら殺さなければいけませんね。サラエさんにも危険が及びます。 殺さないと、ええ!ディーとダムのガラガラにかけて。
[両手を広げて爪を鳴らす。かちかちかち。硬質な音を立てて威嚇するよう。 殺さないと!告げる口元は笑みのまま。]
[街頭の上に立つ道化の高さまで―跳躍する相手は腕を振るう。風圧に花びらを散らしながらも、道化は後ろに倒れてよける。新しい花が芽吹きだした。
回転しながら、相手の腹目掛け爪を振るうが それは落ちながらのこと、掠りもしない。舌打ちしながらいち早く地面に降り立てば、距離をとろうと後ろへ下がる]
(86) 2011/10/21(Fri) 20時半頃
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ネイサンは、来た人は皆お化けになったと知らぬまま。
2011/10/21(Fri) 20時半頃
ネイサンは、サイラスから聞こえた乾いた音に目を瞬かせた
2011/10/21(Fri) 22時頃
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[確かに乾いた、高音が聞こえた。 一拍遅れてから見れば自らの爪を噛み、引きちぎる相手。呻りあげる継ぎ接ぎに道化は微かに眉を下げながら笑う] ? 血がのみたい、のでしょうか?
[この継ぎ接ぎは、やはり最初の狼とは違う。意志を持って、喋って動いているよう。だからこそこの行動の意味が道化には解らない。
痛む背中、赤い左手を出来るだけ意識しないよう注意しながら、相手が繰り出す拳を避けようとする。鍛えてはいても、如何せん格闘は素人、かじった相手の拳を避けきれない。身を守るよう、思わず左手を引き上げた]
……! ぐ ぁっ [拳を受けようとした手のひら、大勢が悪かった。継ぎ接ぎの拳に押され、左手の爪が飲み込まれるように、手のひらに向かって折り畳まれる]
(95) 2011/10/21(Fri) 22時頃
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[後ろに倒れるよう転がり、さらに左手に衝撃が走る。 呻く道化の左手は緑の爪が赤に深く埋まっていた。無意識のうち指を引き抜こうとしたのか、痙攣するように指が震え――]
あ、 ああ……ぃ っ゛あ゛あ゛!! [更に肉を抉る動きに、零れそうなほど目を見開く。それは花々がざわめくようにしか見えないだろうが、悲鳴は聞こえるだろう。
道化は立ち上がる、血を踏みしめる足もふらつくが。唇を噛み締めるようにして前に飛び出した。
再び相手が腕を振るうなら、危うくも避けるだろう。助走をつけて飛び上がり、降り立つ先は青黒い肩。 赤い体液も緑の毒液も垂れ流す左手、その混じり合った液を目玉に擦り付けようと。幻覚でも一時的な失明でもいい、逃げる時間を稼ぐためには。
後ろから攻撃の手が迫るようで、時間がなかった。左手を振るった結果など確かめないまま、更に跳躍する]
(100) 2011/10/21(Fri) 22時半頃
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[着地する屋根の上、足をついた時に生じる衝撃に倒れ込む。
左手は勿論、あばらにも響いた。恐らく腕だけでは庇いきれず、骨までいったのだろう。ここまで気付かなかったのは、ヒビで済んだせいか]
ぁ、は 図体に見合った怪力……っ [誤魔化すように呟く言葉も力なく。ただ口元は意志と無関係のように笑い続けていた。 起き上がり、 よた、と踏み出す足。左手を庇うように右手で覆いながら、継ぎ接ぎの怪物から離れるようと歩き出す]
(104) 2011/10/21(Fri) 22時半頃
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[体が重い。毒の爪が刺さっているのだから当然と言えば当然だった。 >>106聞こえてきた猫の叫び声に、敵かと辺りを見渡す。]
(107) 2011/10/21(Fri) 23時頃
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[見渡す。
建物の隙間から見えた、人の姿。
道化は息を飲んだ。
演じることを忘れた男は呟く]
人、か……?
それとも、吸血鬼、みたいな……?
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[見渡しても建物の影になっているのか、猫の姿も戦いの現場も見えない。 建物の隙間からは何か見えた―ような。
もう一度響く猫の声に、金色の目をした猫を思い出す。 普通の生き物が果たしてこの町にいるのか―そんな疑問は浮かばなかった。
道化は声のする方へ、よろめきながらも歩いて。 高い位置から、グールと、首を絞められる猫と――人の死体を視界にいれた。]
―→路地裏へ―
(111) 2011/10/21(Fri) 23時頃
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[壁を駆け下りるように落下する。アバラも左手も脳の芯まで響くような痛みを発し続けるが、それでも。 地面に降りきらず日差しを踏みしめ、跳ねた。
地面に着地しながらも右手を振るう。首を絞めるグールに向かって]
(112) 2011/10/21(Fri) 23時頃
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――あれ、普通に人、だよな…
[そこにいたのは若い女。自分の他にも同じ境遇の者がいたのだろうか、と、ぼんやりと考え。]
どうせ殺すなら…
化け物より女の方が、色気があっていい、ねえ。
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[右手が化け物に当たれば、体にも衝撃がくる。 怪我をした部位が馬鹿になったみたいに熱くあつく、輪郭がにじむよう。 道化は低い呻き声を上げるが、他人には笑うように聞こえるだろう。
振りぬいた右手はグールの皮を裂き、肉を抉り吹っ飛ばす。 道化は飛んでいくグールには視線を向けず 手近なもう一匹に手を伸ばした。肩を掴み、引き寄せ緑の牙で首を貫く]
[嫌な音がして、グールはもがくのをやめた。 獲物を下げたまま、辺りを見渡して――猫を見つけた]
……どうやら、お化けだったみたいです、ね?
[ぼとり、咥えたグールが落ちる。 道化の唇は常に常に笑ったまま]
(125) 2011/10/22(Sat) 00時半頃
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ネイサンは、モニカの猫耳が動くのに、視線の一つを向けた
2011/10/22(Sat) 00時半頃
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[猫=お化けの認識を新たにして、道化は左手をさりげなく体の後ろへと隠す。 敵に怪我を見せるのは避けたい、と無意識に。それでも緑と赤の入り混じった体液は流れ続けるが。 ふにゃあ。と気の抜けるような声で鳴く猫に道化は緩く首をひねる。 それからおもむろに姿勢を正した――猫を観客と認めたらしい。 男は観客がいるときは道化を演じる。急激なキャラ変更はむしろ滑稽でもある。 無傷の右手で優雅にお辞儀を形作り]
ご機嫌麗しゅう、キャットレディ? 哀れな道化はお会いできたことの嬉しさに、ええ、泣きそうです! [やっぱり顔は笑ったまま。 ザラザラ、ノイズの混じった声は、道化の口から響くのにどこか遠い音。]
ところで――それは御嬢さんが? [指し示すのは死体。]
(132) 2011/10/22(Sat) 01時頃
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ネイサンは、声を辿って2,3の目が>>133カボチャを見つめた
2011/10/22(Sat) 01時頃
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[猫は鳴く。とても良く鳴く。一応、攻撃の意思がないことは理解できた。 猫の顔を見、ゼリー・ビーンスを見、死体を見。 最後に大小様々な目を3方向に向けて同時に見た。
道化は大げさに首を傾げて、それからぱちん!と指を鳴らす……つもりが、かつり、と硬質な音が響いた。]
にゃー、にゃむにゃん、にゃ!
[これで意思の伝達ができるとでも言いたげに、自信たっぷりに。 もう一度ゼリー・ビーンズを見ながら、ふむ、と 定型化された“考える仕草”を行う]
貰ったお菓子を食べる前に。殺されたのでしょうか、ね?
[>>133新たに聞こえた鳴き声と、カボチャに走っていく猫を いくつかの目で追いながら道化は死体に近づく]
(140) 2011/10/22(Sat) 01時頃
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[不自然な色のお菓子を見れば、胸が締めつけられるよう]
ああ、あれ が
[小さく喉が鳴る]
ほしい
奪えばいいか、
それとも殺せばいいか
[麻薬の禁断症状のように思考を圧迫する。
「お菓子を集めればいい」だとか何か、言われたことは思考の隙間に埋もれてしまった]
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[その顔は町が怪物で溢れる前に、一度見たもの。 道化は開かれた体に一瞥を落とすと、ありもしない帽子を上げる仕草をする] ああ、御可哀想に。 怪物にでも殺されてしまったのでしょうか?お菓子を欲しがる怪物に?
[大げさな身振りで点に掲げた掌を、胸元まで引き寄せる。]
オイタワシイ……!ええ、まさに!御労しや! もしや、あの継ぎ接ぎの怪物にやられたのでは? さぞや苦しかったでしょう? [すう、と右手は胸元から死体の上へと伸びていく。ぽたり、ぽたりと垂れていく黄緑色。 意味のない行為――でもしょうがない、道化なんてものは意味がないのが仕事だ。
けれど――あのデッカイのが、こんな死体を残すのですかね。 その言葉だけは胸中にしまって。]
[再び“考える仕草”に移行して道化は歩き出す。道に散らばる臓物を踏みつけ歩く姿は死を悼んでいた同一人物とは思えないような行動。でも道化なのだ、しょうがない。]
(145) 2011/10/22(Sat) 01時半頃
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[>>142こちらを見上げるカボチャも、やはり人の言葉を喋らない。 しかしすぐには攻撃してこないのと、猫嬢と仲が良さげなのもあり―― 道化は大真面目に頷く]
ひーほ。ひー!!
……しかし、これは、なんというか。 アイデンティティの点で負けたような感じがしますね。 ああ、胸が張り裂けそう!道化も鳴き声も考えるべきでしょうか。 ネイ? ネイサ?
[これは良さそうだ、と言わんばかりに満足そうに頷いた。]
(148) 2011/10/22(Sat) 01時半頃
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[>>144>>149 首を捻り鳴きだす猫は、何かを語りかけているよう。 道化も沈痛そうな顔で頷いた。とはいっても他人から見える姿は裂けた笑顔と花々のみだが。]
ええ、道化もコーヒーは砂糖を入れなければ飲めません。 こんな形して甘党なのです……恥ずかしい。
[再びかつんと爪を鳴らして猫嬢に指を向けた。]
そう!道化は“お菓子”を集めないといけないのです。 ええ、カール大帝の巻きひげにかけて! 甘党だから、ではなくて家に帰るために。
キャットレディ、ゼリー・ビーンズをいただけませんか?
(151) 2011/10/22(Sat) 02時頃
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ネイサンは、つけ忘れてたアイデンティティをこっそり呟いた。「ネーイ」
2011/10/22(Sat) 02時頃
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[>>152 鼻をひくつかせる猫嬢に道化はにこりと笑うのみ。 その間にもだらだらと流れる赤と緑は流石に思考能力を色々と奪っていく。 左腕から始まる痺れは感覚を麻痺させて、いまでは痛みもあわく 代わりにジンジンと疼いている。 >>153>>154困り顔の南瓜、ふとなんでこの2体は仲が良いのかと首を傾ぐ。そもそも意思の疎通が図れているのか。通じ合っていたらもの凄い、と道化は感心する。これが化け物パワーなのだろう。 肉球付きの前足が順々に指し示す様子に、深く頷いた]
(157) 2011/10/22(Sat) 02時半頃
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哀れな道化は、帰りたいのですが―― お菓子を持ってるお化けにお会いできないのです。
……もしかして猫嬢にも、南瓜にも、お菓子が必要なのですか? [哀れっぽい声に聞こえ、道化も眉を下げる。胸を抑える]
ああ!なんて悲しい……! もしやあなた方も――? [尋ねかけるが、口を閉じた。自分は一部だけ、ほんの一部だけ形が変わっているが目の前の2体は違う。全身がそうなのだ。恐らくこの2体はもともとこの町の住人で――だからお菓子も渡せないのだ。]
そう、ですねきっと。ね? [道化は一人頷いて、確認するように二体に念を押してみる]
(158) 2011/10/22(Sat) 02時半頃
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ネイサンは、>>155必死になく猫に「道化は、朝はパン派ですね」と頷いた。
2011/10/22(Sat) 02時半頃
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[>>159肯定の返事らしきを貰えば、道化も重々しく頷いた。さて南瓜の返事はいかがかとそちらを窺う。 >>160南瓜もまた頷いたのを確認して道化は大げさな身振りで肩を落とした。 すぐに誤魔化すように両手をふるう。左手も振るったことで緑と赤が飛び散るが、道化は気にしない。]
いえ、いえ!悲しむことじゃありません! 道化はここに来てからずっと一人だったのです 狼に襲われたり継ぎ接ぎの怪物に襲われたり――散々でした!
しかし! 御二方に、お話の出来る相手にお会いできたのは 何たる幸運!なんたる幸せ! ええ、道化は地面にキスしろと言われたら喜んで………… リンゴを食べろと言われたら喜んで食べるぐらいには!嬉しいのです。
[数秒の間をおいて言い直す。地面に口づけるのは遠慮願いたい、と思ったらしい。 そのおかげで大分嬉しさの度合いは低くなったように感じるが。]
では、さようなら、御二方。 道化はお菓子を持つお化けを探しに行きましょう。 ポンパドール夫人の豊かな胸に賭かけて!またお会いしましょう、ね?
(161) 2011/10/22(Sat) 02時半頃
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[大げさな身振りで話す中、考える。
負傷した左手、背中、アバラ
2体と戦って無事にお菓子を奪えるか否か。
一つ瞬きをする間に出した答えに従って、道化はまだ動かないことにする]
[近くから香る甘さに、酔ったように曖昧な笑みが引き出されるが――
見える姿は三日月の笑い、気付かれることはない]
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[>>162びりびりと破かれる洋服に、道化は右手だけで目を覆った。 けれど緑の隙間から花々が覗いている事だろう。] きゃっ!ハレンチ!
[にゃうにゃう鳴く声に手をどかして、猫の顔を覗き込む。 近くで見る道化の顔は花々の奥深くに目玉が隠れているのが見えるだろうか。 花は眼球を押しのけるよう眼窩から外に向かっていたり、眼球自体に根を張ったりとグロテスク。] いただけるの、ですか? 哀れな道化は女の子からもらえるのは何だって!喜んで! ああ、今日がバレンタインでこれがチョコレートなら、さらに幸せだったのに。
[右手で受け取ろうとするが、爪で刺してしまうかもしれないと考え直し 左手を出してみた。] こちらに掛けてくだされば、恐悦至極!
[>>163飛び散ってしまった液体に道化はすこぅし申し訳なさそうな顔をした。 けれども花が揺れるだけに見えるだろう。]
お気をつけて、案外 痺れるのです、これ。
(164) 2011/10/22(Sat) 03時頃
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ネイサンは、自分がまき散らしたくせに、したり顔で注意した。
2011/10/22(Sat) 03時頃
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[>>165>>166 布をかけてもらって道化は右手の指を蠢かせる。 お礼のつもりらしいが伝わるかは分からないジェスチャー。 その次に鼻先に感じた、黒猫の毛並みに道化は目をぱちくりさせた。 もっともそれは花々全体が震えて見えるだろうけど。]
おやまあ。
[貴婦人のように口元に手を当ててくすくす笑いを演じるが、道化も茶化される側だということに気付いていない。 その手を猫嬢の頭に伸ばしかけて――降ろした。触れられないということは、すでに分かっている。
>>168南瓜が洋服を引っ張るのを見て、道化は頷いた]
御二方!ぜひともお気をつけて? また会える日まで、バイバイさよならまた今度!
[右手を高く振り上げて、背伸びして、 目の前に2人がいるというのに、大仰な身振りで別れの挨拶を]
(169) 2011/10/22(Sat) 03時半頃
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ネイサンは、>>168ヒ、ヒホに頷く。「確かに卵焼きには塩コショウが合いますね」
2011/10/22(Sat) 03時半頃
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[去っていく2体>>171>>172を見つめながら] ふむ、道化が向こうに帰れたら…… もう会えないのでしょうね。
そう考えたら、少しさみしいですね、ええ! 良い猫と……美味しそうな南瓜でした!!
[南瓜に対する素敵な形容を捻り出すのに時間がかかったが。 向こうでの褒め言葉はこちらでも通用するのか道化は考えない。
反対方向に足を踏み出そうとして、地面を踏みしめた感覚のないまま倒れた]
(173) 2011/10/22(Sat) 04時頃
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ネイサンは、ゾーイが手を振る様子に何か考える仕草……
2011/10/22(Sat) 04時頃
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ぎゃん。 痛いです、いたい。 ……大分長い間ほっといたからいけないのでしょう、ね
[図らずも地面とキスすることになった道化はごちる。 その体勢のまま左手を持ち上げて、まじまじと見てみた。 左手が薄紫に変色しているよう――]
[先ほどもらった布を、地面に寝っころがったまま、道化は左手に巻きつける。 歯と右手を使って締め上げようとして、ぶちん、きれた。
結果中途半端な巻き方しかできなかったけれど]
これで良しとしましょ。 月を超えた牝牛も、ここまでうまくは出来なかったでしょうし!
(174) 2011/10/22(Sat) 04時頃
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[ちょっとした自画自賛を入れながら、次は指を引き抜こうかと考える。 のめり込み方は、もしかしたら指の関節が外れているかもしれないと思わせて] もううまく使えなさそうですね。 向こうに戻っても、このままだったら大道芸ができなく……?
ああ、可哀そうなネイサン!活躍の場が消えるでしょう!
[右手を胸元でぎゅっと握って、左手で目を覆うよう。 一人になっても道化は煩い。]
……。 ネイサンは向こうにも活躍の場がありましたが、さて、道化はどうなるのでしょう……。 消えてしまうのでしょうか。 [急に出てきた可能性に道化は珍しく、笑みを引っ込めた。 傍から見れば三日月の笑みは変わらないのだが。]
(175) 2011/10/22(Sat) 04時頃
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[男は多重人格――ではもちろん、ない。 ただ仮面を被るだけ。けれどこの一瞬は、 現実に帰った先、この「道化」の仮面の行方を心配して口を噤んだ。 男は一度口を開く。静かな口調は妙に耳に響いた。]
……多分、どこかで使います、ね?
[男自身の考える仕草、右手の人差し指で唇とクロスを作る。 次の瞬間は、もう「道化」の仮面をかぶり直して]
さて、そんなことは帰ったら考えましょうか。 まずはこの4本の蕪を引っこ抜かなくては! おじいさんもおばあさんも居ませんが――そこまで大きくもないし、大丈夫でしょう?
(176) 2011/10/22(Sat) 04時頃
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[肉にめり込んだ指を引っこ抜こうと四苦八苦―右手を使おうが歯を使おうが今度は指の肉がそげる気がして―していた時に、聞こえてくる足音。 道化は重い体を持ち上げる]
はてさて。 誰かが来ているようです。 また継ぎ接ぎ君だったら道化は、今度こそ死ぬ気がしますね。 さあ、籤は当たりかな?はずれかな?
[適当に離し続ける道化は、まるで、話すのを止めたら死んでしまうよう。 ぐっと力を入れて立ち上がり――とりあえず適当な家に逃げ込んでみた。 誰が来るのか、見てみようと思ったのもある]
だって、その子がお菓子もちかもしれないですもんねえ?
[緑の液を滴らせながら歩いていることに気付かず、道化は家の中へ。 窓からこっそりのぞくつもり。]
―民家の中―
(180) 2011/10/22(Sat) 04時半頃
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あの死体、舐めとけばよかったかな。
[甘いにおいが鼻に残って、物欲しそうに死体を見やる。
けれど本当に欲しいのは違う。きっとそうだと、道化は確信している。
ほしいのは、お菓子や、それから―――……ね?]
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―民家の中で― [聞こえてくる足音は複数……なのだろうか、普通の靴音とは違う音に人数の判断が難しい。硝子越しに少しく顔を覗かせ、何が来るのかと息をひそめた。 初めに見えたのは、赤く染められた白衣。 多くの目が良く見ようと、そちらに視線を向ける。残りは後に続くものがいないかと探って。 白衣を着た男は包帯で覆われていた。隙間から見えるのは黒い肌。ミイラらしい男はそのまま足を進めて―――ある場所で止まった。 視線に釣られるように地面を見れば、緑の液体。ミイラ男に大部分を残しながら、ほかの目で地面と、右手と、民家のドアをみる。]
ああああ、これは、びっくり……! なんということでしょう 考えもしなかった、この緑の液、邪魔ですね ええ、メリーポピンズのオウム傘にかけて邪魔ですよ、まったくもう!
[思わず床に滴る緑の液に八つ当たりするが、小声でしか毒づかない。 ミイラ男が足を進めていることに気付いたのは少しあと>>183。 窓から覗くだけでは見えない範囲に行ってしまった。
他に誰がいるのかと確かめるように目を滑らせてから 道化は静かに窓際から離れる]
(184) 2011/10/22(Sat) 05時半頃
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ネイサンは、リンダと視線が合わなかったことに胸を撫で下ろした。見られていなくても大げさに。
2011/10/22(Sat) 05時半頃
[彼女は目の前の人間を見た。
お菓子を食べた人間、その魔力に憑かれた人間]
ホウ……。
(ほう……。)
[これは、私と、一緒?
これが、私……?
無意識に彼女を突き動かしていた衝動は、急に小さくなった。
自分はこんなにも、何かに侵され、うかされ、動かされていたのだろうか。
こんなにも、醜い――]
私は、気付けば、あなたに、なって、いたのね。
[心に直接語りかけることができるはずだ]
――で、お姉サン。
なんでアンタ、お化けの姿してねえの?変身でもするんかい?
それともあれか、何か特別なお菓子でも、落としてくれんの?
――どっちにしろ殺すんだけど、さあ。
やっぱガキより野郎より、キレイなお姉サンの方が殺し甲斐がある、ってね。
いい声で、啼いてくれよ?
[男は狂った笑みを浮かべて、ナイフを構えた。]
へえ。言葉通じるのね。
さっき殺したフラスコ野郎はさっぱりだった、ぜ。
んじゃやっぱお姉サン普通のヒトなわけ?
――で、どうすんの、殺るの、殺らないの。
――逃げ出す少し前
いいえ。
私は、お菓子を、食べてしまったもの。
きっと、元には、戻れないわ。
あなたは……。
ほう……。
[そして]
私は、あなたは、殺したくない。
あなたからは、美味しそうな、血の匂いがするけれど……。
人殺しは、できないわ。
人殺し?
ああ、俺もなんか化け物に見えてんのかと思ってたんだが、違うんか。だったらもう、遅いんじゃねえの?
俺がさっき殺した化け物は『人間になりやがった』ぜ?
美味いお菓子をくれたけどな。
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[>>192ミイラに続いて出てきたのは枯れ木。良く動けるなあと道化は小さく口笛を吹いた、後に首を傾げる]
あの2体も、猫と南瓜のように協力し合ってるような関係なのでしょうか……? ふーむ、む。これは困りましたね。お化けたちも協力するようでは、お菓子が奪えません、ね!
[協力し合うお化けというのは面倒くさい、と道化は肩を竦めた。]
けれど協力……ということは知性がついているということでしょ? もしかしたら道化よりも頭がいいのかもしれない! 道化もウカウカしてはいられません、 早く人を見つけて協力してもらえるようお願いしなければ!
[そうして歩き出そう――としたところで転んだ]
(194) 2011/10/22(Sat) 11時半頃
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[いくら自分の毒で利きが甘いといっても、長らく放っておいたツケだろう。足元が甘い。 自重に負けて花弁を痛めた花が生え変わる。その場に散らばる花々は甘い香りを拡散させて。脳の心を麻痺させるような濃い香りの中、道化は床に散らばる赤い薔薇を一輪、掬い上げた。 その右手に持ち替えたまま、誰も来ないうちにと、別の出入り口から反対側の通りへと抜け出る。
外に出れば吐き気をこらえ切れぬ様、胃液が口から溢れる―はずが、たくさんの花弁が溢れてくるだけ]
ああ――……! とうとう毒が頭に回ったのでしょうか、幻覚が見えるようです。 これ以上馬鹿になったら、道化はどうなってしまうのでしょう? なにか考えようとするたびに、まずは自分の名前を思い出そうとしなければならないのでしょうか。道化かなしい。
[すん、と鼻を啜るふりをしても、口元は笑みのまま。 道化はゆっくりとした足取りで人が居そうな広場へと進んでいく。 けれど足元も危うい様子、後ろから追いかけてくるものがあれば――、ね?]
(195) 2011/10/22(Sat) 11時半頃
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[>>195はらはらと零れ落ちる花弁が足元に散らばって 道化に踏みにじられて塵に変わる。 さらにその上から黄緑色が被さって、散る前の可憐さなど連想させないような。
入り口から見れば、そこには様々な異形が―様々な思惑のもと―集っている広場。 いつか空を見上げた時にいた吸血鬼を発見し、思案するように首をひねる]
空を飛ぶのは人類の夢!ウラヤマシイ! ――ああ、けれど、浮かんだままであれば。お菓子は奪いづらいですねぇえ?
[地上にいるのは一瞬見た三日月顔と人形。それぞれが対峙しているかのように見えれば。 道化は、これはどういった状況なのか分からぬ、というように右手を額に当てた]
おやまあ!お化けがお化けと戦って? なんだかよく分からない!道化は、ええ、道化にはよく分かりませんとも! 分からなすぎて耳から脳みそが零れそう!!
(216) 2011/10/22(Sat) 22時頃
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ネイサンは、今にも脳が毀れてしまうのでは、と耳をふさいだ。
2011/10/22(Sat) 22時頃
ああ でもとてもうれしい!!
お化け同士で戦ってくれれば、ね、素敵!
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[耳を抑えた道化は目まぐるしく、目玉を回転させた。 花々が揺れ動くことで微かに感情を表現したが、何を意味するのか、までは他者には伝わるまい。]
だって、お化けは人間を襲うのでしょう? だって、ねええぇぇぇえ、え え ぇぇ え?
[引き延ばした音は奇妙に薄っぺらいラヂオの声として外に排出される。 ふしゅーとでも言いたげに、道化は、唐突な動きで肩の力を抜いた]
おーばーひーと ! です! 分からない!分からないなら、道化には理解できることではないのです。 でも道化には分かります!!分かりますとも、ええ!
[胸を張って、道化は誇らしげに顔を上げた。]
お化けは殺さなければいけないことは、分かりますとも!!
(221) 2011/10/22(Sat) 22時半頃
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[道化は結論を見出して満足げ。 改めて、手を翳して伸びをして、広場を見渡しだした。 人形が、2体に襲われている?のだろうか、とゆるゆる首を回した。 吸血鬼と三日月頭は互いに意思の疎通をしている、ような雰囲気?? 何度かみた、協力するお化けたちを思い出して 怒った様に腕を振り上げた]
ああ ヒドイ!2対1なんて! 墓場のグールだって、もう少し弁えてますよ、ええ!! [腕を組んでそっぽを向く、プンプンとエモーションでも出しそうな仕草。そんな動きの中でも赤い唇は頬を横切って笑い続ける。>>223>>225三日月頭が話しかけてくる様子に、道化は視線を合わせるよう花々を向けた]
三日月頭、砕いてみれば何が出てくるのでしょう? 月の砂?月のバラ?――それともお菓子だったりして!
ねえ、道化にお菓子をくださいな!!
[両腕を開く様にして、爪を打ち鳴らす。左手は相変わらず肉に埋もれた爪だから音はならないが。]
(231) 2011/10/22(Sat) 23時頃
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ネイサンは、一度距離を取るようにして、とんとん、後ろにさがる
2011/10/22(Sat) 23時頃
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[途切れ途切れの三日月語に、道化は笑ったままの花顔を横に傾かせた。]
ニコ? サィナ? それが三日月サンのお名前?
道化は「道化」というのです、お見知りおきを!ニコ・サィナ!
[歪なお辞儀をしかけた時に、左手に袋の口が向けられる。 庇う様に横に移動しかけて足がもつれる。 三日月が砂をまきだすなら左手に付着するだろう。]
わわ っと、な
(237) 2011/10/22(Sat) 23時頃
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[よろけた途端、浴びせられる砂粒。 前々から負傷していた左手は瞬く間に砂で覆われていく。一層ではまだ赤も緑も砂の表面に染み出ていくが――完全に固まるまで砂が覆えば真白な彫刻にしか見えない。同様に肉を刺していた痛みも薄れていった。
道化は砂を避けれた、もしくは軽くで済んでいたかもしれない。その左手に巻いた布を救出しなければ。完全に固まった左手を重みでぶら提げつつも、転がる様に逃げ出す。右手には吸湿した布を携えて。]
……ぎゃあ! 可哀想な左腕、もう手袋をはめることはないのでしょう、ね! だって十分分厚い皮膚になってしまいました
[転がり置きながらも喚く言葉は止まらない。にいと笑ったままの唇から、緑の爪から それまでよりも黄緑の粘着質が溢れだす。だらだらと地面に垂れ流しながら、道化は走り寄った、かと思えば飛び上がって]
[三日月頭を飛び越えていく、宙返りしながら、叶うなら一瞬でも目は合うだろうか。 花々は風にざわめき、花弁を散らし――黄緑色が落ちていく]
(245) 2011/10/22(Sat) 23時半頃
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「きみ、ぶせる、です」? ニコ・サィナさんの言葉で、不細工とか、そんな意味ですか? ああああ悪人面を気にしているのに!ああ、胸が張り裂けそう!
[飛び上がりながら、高笑いしながら。 胸が張り裂けるだなんて言葉、そんな道化には似合わないだろう。
落ちていく黄緑は赤いフードの上に落ち、蒸発でもするかのように煙をあげる。 道化だって粘着質の効果はよくわかっていない。道化の属するところが愚者ならば、道化に関連するものがまた愚者であっても―気紛れであっても―しょうがない。
だん、と地面に降り立つ道化は優雅にターンして三日月頭に向き直る。 その途中吸血鬼と人形の争いに目を止めて、そして同じ方向をみる三日月頭に気付いた。 勝負の途中だというのに、道化は楽しそうに右手で口元を隠す。隠れきらない赤い笑いは横に広がっている。]
おやま。なにか気になりますか。
(254) 2011/10/23(Sun) 00時頃
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ネイサンは、らんたんたん、ワルツのリズムを刻むようにふらつきがち
2011/10/23(Sun) 00時頃
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[三日月頭はどこか毒々しそうに舌打ちした。 道化は両腕で体を抱きしめるよう、コワイコワイと震える仕草。 どこまでも笑い続ける唇で、挑発的な動きにもいか様にも。 先ほど浴びた砂は今も固く、左手は肘から先の感覚はない。 道化はそれを一瞥して、次いで三日月頭に花々の視線をむけた。 噴き付けてくる砂がスローに見えて――首から先だけで避けるよう、捻る]
[小さい悲鳴は男のもの。かろうじて避けた砂は花々を散らすことはなかったが 道化の右耳の上部をモザイク模様に染め上げた。モザイクでもなく砂に持ち去られた耳の下半分、一瞬遅れて溢れ出す赤は、だらり、と重力に従って落ちていく。]
あはぁ、ニコ・サィナさん、やりますね。 ね、それだけ、それだけ強ければ、絶対、お菓子持ってますよ、ね
[高揚感は一時的に痛みを麻痺させて、再び道化は全速力で突っ込んでいく。 右手に携えた布は、風に押されるように手のひらからすり抜けて―― 道化は右手の爪をがむしゃらに振るった]
(270) 2011/10/23(Sun) 00時半頃
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ね、ね、甘いお菓子。
持ってるんでしょうか。
[僅か細まる瞳は、けれど、花々に埋もれて外に覗くことはない]
ああ もってると、いい です ね!
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[爪が、かすった。 緑の爪に道化以外の赤が乗る。道化は喉奥を引きつらせるように、小さく小さく笑う。 相手の傷は手の甲に赤く主張している。 爪をふるった動きのまま横を通り抜ける一瞬、その赤を目に止めて。 右足片一方でぐるり、方向転換しようと踏みしめて。半ば方向を変えた時、気付く砂の勢い。
追いかけてくるような砂の攻撃を、左足で飛び上がることで躱そうと。 再び宙返りの跳躍、色とりどりの花びらも、耳から零れる赤い体液も 黄緑色の粘着質も、すべてが地面に誘われるよう落ちていく。道化のこぼした言葉もまた]
trick o r treat ?
(290) 2011/10/23(Sun) 01時頃
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