人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


[色素の薄い髪や肌が、赤に彩られる姿を想像する。

 あの手のひらの傷のような。

 困ったと笑う、その目を、舐めて。
 秀麗な箱を作る指先を、かじって。

 その身に脈打つ心臓に手を触れたら。

 ああ、それは、きっと――]

 ――っ

 …………

[フィリップの、思考は届いていたけれど。
 衝動に塗りつぶされそうで、かみ締めた血の味ですら、まだ落ち着けなかった]




 ――まだ、……大丈夫……


[ぎりぎりのところで踏みとどまっている。

 すぐ外の廊下で、起こっていることに気づけなくて。

 ただ、大丈夫と、くりかえしている]


 ーーーーラルフ…………

[直接の衝動とは違う それ
 感じるのは  何度目か?
 今までよりも 強い それに息を飲む
 同時にーーーどこか悲しい が
 そこに頓着する 状況になくて]


 フランシスがいたから
 居場所ーーー教えてしまった


 心配かけさせたく なかったら ごめんーーー




 ――――――――フィリップ……


[呼びかけられる声に、ようやく返せるだけの落ち着きが、
 わずかに戻る]



 …………いい、よ。
 心配、してくれたんでしょ……

 ありがとう……


(――違うよな?

襲いかかったわけでは、ないと思いたい。
同行者を、大切そうに甘やかしていた彼なのに。

あの二人がこの状態を見たら
きっと、良くない状況に、なる。)

[――ノックスを、少しの間、じっと、咎めるように見た。フランシスは、彼の中にあるよこしまな思いを、まだ知らないのだ。]


[名前が帰ってきたこと
 すぐに フランシスが向かってくれたこと
 ……そのことに ラルフが嫌がっていないこと

 それらを 察して安堵の息を吐く]


 ーーーーー良かった

[その心と同時に ちり と
 横たわるのは怒り

 ーーーノックスへの]


[フランシスが来たときには、
 安堵と、心配かけることへの不安と、
 衝動をおさえる気持ちとでぐちゃぐちゃだった。

 それでも話している間にそれは落ちついて]


 ……ありがとう、フィリップ


[そっと、かすかに伝える感謝]


[ノックスに向けられた視線。
 居間でも、廊下でも、変わらない。

 フィリップが追及した事の、何処までをラルフは保護者に知らせたのだろう。

 抑えられた衝動は、何処に消える?]


 …………何も できてないし

[落ち着いたのは ラルフ自身の
 そして フランシスの] 





 ……フィリップが声をかけてくれたから。
 だから、飲み込まれないで、すんだんだよ……


[衝動とは、違う欲で発散する。
 それを行って後悔はしないだろと思っていたけれど。


 その相手が、フランシスになるのなら――]

 …………それは、できない……


[できない。
 大切な保護者だ。

 そういう目でみたことも、ない。
 いまも、そういうことができそうも、ない。

 ――フランシスにしてもらったら、きっと普段どおりでは、いられない]




 ーーーありがとう…………

 


 ーーーーー??


 どうしたのーーー…………?

[ふるっと頭をふるって
 怒りの残滓を其の後の感情を振り払う]



 ……衝動の、発散方法……
  やっぱり、肉欲、が……――まだ抑えられる方法らしいけど。

 フランシス相手には、できない、なって……


[はじめては好きな人ととか、そんな純情ではないつもりで。
 食べなくてすむなら、それはそれでと割り切れるつもりだったけれど。

 フィリップがいったように、後悔するかもしれないと、思った]


 ーーー…………
 なんとなく 会話の流れは わかった


 主だった手段 なんだね

 保護者…………うん 保護者は
 ホレーショー
 ……萎える 萎えて収まるならいいのかな……

[と 真面目に 思案しかけたところで
 ふと 思考が ーーーー止まる]





 ーーー俺とだったら?



 うん、衝動は、そっちになら、まだすりかえて誤魔化せるって。


 ……萎えておさまるのなら、ありかな……

[同じように思案しかけて。


 ――聞こえた問いに、少し、間が開く]




 フィリップと……だったら、いけるかも……


 ーー………うん 俺もラルフだったら
 ん いや 違うな なんだろ ラルフなら いい



 …………不思議だね
 ほんのちょっと前は
 むしろ他の方法を 探して
 鳩尾に 一発 なんて考えていたのにね



 うん……俺も、フィリップなら、いいよ。


 ――――そうだね。
 痛みを感じないで一瞬でとか。

 そんなことを思ってたけど。
 でも……発散できるのなら、気持ちいいほうが、いいよね。


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 21時半頃


[自分で使った言い回し
 ラルフから 同じようにかえると 照れる]


 一瞬だけっていっても 痛くさせるより
 気持ち良くなってもらう方が
 ………… 躊躇も ないよね



 ――ほんとうに、
 こうして、話ができるのが、フィリップでよかった……

[ほっとしたように、つぶやく]


 うん、痛みを与えるより。
 気持ちよくなってもらうほうが、まだ、ね。


【人】 教え子 シメオン

 ― 階上へ ―

[逃げるようにその場を去る途中、声が聞こえた。>>1:431
思わず振り返ったけれど、何を言っていいのかわからなかったら
頷くような小さな会釈を返して、そのまま階段を駆け上った。

一階は寒い。
二階は少し、あたたかい。
三階はやっぱり寒くて。

また、声をかけられた。>>1:441
名前を呼ばれた。
今度は声を返そうと思ったのに、喉が冷たくて音にならない。
そのまま、また、と言われたから
開いていた扉の中に進んで、後ろでに閉めて
そのまま、座り込んだ]

(97) 2014/11/17(Mon) 21時半頃

[つぶやきに滲む それが暖かい]

 …………俺も こうしてると
 先祖返りも 悪くないなって


 少し 恥ずかしい けどね…………
 ラルフも……恥ずかしい?



 うん……先祖がえりも、悪くない、ね。


[問われたことに、少し、間が開く。
 気恥ずかしさは、にじんで]

 ……そりゃ、ね。
 恥ずかしくないわけ、ないし。

 ――でも、フィリップだから、
 恥ずかしくても伝わるし、気にしてたら、やってけないかな、って……


【人】 教え子 シメオン

 ― 暫くして ―

[瞼をもちあげると、睫毛の先から氷のように冷たい雫が毀れた。
寝てしまっていたことにようやく気づく。
盛大にくしゃみをひとつして、身を震わせた。
着替えも手にもったまま、髪は冷え切って乾き始めている]

 さむ……

[顔をあげれば、灯りをつけていないのにぼんやりと室内が見え
傷薬の包みがそのまま置いていかれているのが見えた。
自分の荷物を纏め、それを手にし、扉を開けてから、考える]

 どうしようかな

[変な寝方をしたからか、瞼が重い。
湯を浴びてから水も飲んでいないから、喉が渇く。
考えても、思考は纏まらず
身体が求めるまま、暖かい場所へ行こうと足を踏み出す]

(102) 2014/11/17(Mon) 22時頃

[しょうがないもの が 良いことに
 その感覚も 心暖かく
 温泉より 暖かい気さえする]

 


 あ…………そっか 伝わる……

[気恥ずかしさは実際感じる
 感じるからこそ また連鎖して]

 あ ほら でも こう 良いとこも
 探しやすい…………かな


【人】 教え子 シメオン

 ― 三階、廊下 ―

 ええと……フランシス、さん
 おはよう

[顔が熱いような気がした。
でも、寒い。 すごく、寒い。
声をかけられたことで止まった足が前に進まない。
なんでだろう?と足を見下ろしてみる]

 あの ……えっと

[顔をあげて、声はでたけど、続きが出てこずに
ぼんやりと顔を見る、なんてことになってしまった]

(108) 2014/11/17(Mon) 22時頃

[ほわりと、心が温かくなる。

 それが安堵をもたらして]


 うん、伝わる……


[なにもかも、全部、ではないけれど。
 それでも伝わるからこそ]

 そうだね。
 いまのところ……伝わっても、問題ない、し。

 それに――言葉にならなくても、わかる、から。


【人】 教え子 シメオン

 う、ん 大丈夫 だけど

[たぶん、風邪、を引いたのだと思う。
ひきかけかもしれない。
あったかくすればきっと治る。
ふと、誰かの手のひら――冷たい手のひらが額に触れてくれた感触を思い出す。ずっと、ずうっと昔の話。
彼ではないだろう。だって ……]

 あの

[後ろにいるラルフと目があった。
じっと此方を見る様子に落ち着かなくて、唾を飲み込んだ]

 あの、一緒に居間に、行ってくれ ませんか

[一人で行くのは怖いから。
傷薬の包みに縋るように抱きしめた]

(113) 2014/11/17(Mon) 22時頃

 …………うん 問題ない
 それどころか……心地いい


[わかる の言葉に 言語化出来ない
 嬉しさが滲む 心だけは
 暖かな春を思わせて]


 …………こう言うの はじめて




 うん。
 そう、だね。

 ――なんか、安心する。


[保護者といるのとも違う。
 そんな安心感。

 嬉しさが、嬉しさを呼ぶ気がした]


 俺も。

 フィリップがいてくれて、よかった……


【人】 教え子 シメオン

 うん、大丈夫……だよ?
 ふらついてないし

[いつものように左足に力が入らないから少しふらついたけど、それは風邪のせいじゃないと思ったから、嘘じゃない。
だから手はいらないけれど……伸ばされた手をとってしまった。
助けてもらうときの手だけは、触れてもいいのだから。
だから、ぎゅ、て握って]

 大丈夫だよ   えっと
 ありがとう

[心配してくれたのだと思う。
たぶん、きっと、そう。
だからありがとう、を言った。
間違えてないと思う。

本当は手を離すつもりだったのだけれど、
階段を下りるのが少し大変だったので、
やっぱり、助けてもらうことにした]

(123) 2014/11/17(Mon) 22時半頃

 ……春の森 木々の隙間 木漏れ日がさ
 ちょうど ラルフみたいで


[少し前 一瞬だけ 冬を思い出す
 冷たい風が吹き込んだ そんな気もしたけれど
 いまは そんなことがあったことを
 忘れるように 重なる思考が暖かい]



 ーー俺もだよ

 いなかったらーーーを 考えたくない



 ……俺、そんな、綺麗じゃないよ。
 てれる。

[照れる。
 そんな、褒められ方したことがないから、そわそわ落ち着かない]

 うん。
 ――、おなじ、だね……


【人】 教え子 シメオン

 ― 居間へ ―

[扉をあけて、ニコラが見えた。
そして、細い指が見えて――ペン以外も握るんだな、とぼんやりと考えた]

 フランシス、さん ラルフ
 ありがと

[離された手だけがあたたかくて、いっそ寒気がした。
何のために来たのか思い出せない。
手に持っていたはずの荷物も今はもう床に落ちている]

 俺、やっぱり寝てくるね

[そう言って、踵を返す。
喉渇いたな、と何故かはっきりと考えた]

(131) 2014/11/17(Mon) 23時頃

 そうかな? でも そんな風に 暖かい

[照れてるらしき気配に 
 自然と微笑んだ気配が滲んで]



 同じ 嬉しいなぁ…………
 …………雪 止んで欲しくなくなっちゃう



 暖かいのは、フィリップもだと思うけど……

 ……フィリップのは、小春日和みたい、だと思う。


[普段は冷たくても、きちんと暖かいところがある。
 冬の、小春日和のあたたかさ。

 微笑む気配に、ほわり、とまたひとつ、温かさを感じた]


 うん……雪がやめば、また別々、だし。

 ――――それは、悲しい、ね


【人】 教え子 シメオン

 ― 階段 ―

[居間を出て、階段を半分まで下りて、立ち止まる。
足が熱い。
熱い。
右だけ靴を脱げば、その拍子に下に落ちていってしまった。
階段を弾む音が、幽霊の足音みたいに響いた]

 あ、れ

[本当は今頃暖かい居間でポトフを飲んでいるはずだったのに。
何故、片方裸足なんて間抜けな格好で、こんなところに座って。



何故あの時、涙が出たのだろう。
暗い部屋で、一人目覚めた時、何故]

(140) 2014/11/17(Mon) 23時半頃

 ーーー…………言われたことない

[きょと と驚く気配
 側にラルフがいたらまじまじと 見てしまうだろう
 暖かく くすぐったい 寝わらに寝返り打って]


 ーーせっかく 会えたのに……ね
 悲しい  し きっと 寂しい だと思う


[邪魔をする男。

 ‘保護者’ではなくなった男。

 ノックスの声にも顔をあげない。

 シメオンが立ち去っても、見ようとしない。

 こうして果実の樹にしがみ付き、乞うている。

 誰に? ―――ニコラに。]



 ――俺は、そう思うよ。

[驚く気配に、微笑む気配がかえる。

 胸の中、暖かいから。
 視界のなか、みえたことに、まだ、耐えられる]

 うん。
 さびしい。


 フィリップの、声、聞こえなくなったら。
 寂しいし、悲しいね……


【人】 教え子 シメオン

 え、あ

[顔をあげて、慌てて俯いた。
頬をめちゃくちゃに擦ってから、ゆっくり立ち上がる]

 うん、俺の  ……ありがと

[受け取ろうと一段降りれば、裸足のせいでバランスを崩し
手すりにしがみついて、また座り込む羽目になった]

 ごめん ……取りに行くから
 ちょっと待って

(148) 2014/11/17(Mon) 23時半頃

 ーーーありがとう…………

[ラルフが何を見たのか 耐えているのか
 寝藁でうとうとと 心の温かさに包まれ
 ゆっくりしていたから知らなくて]



 …………一人が 当たり前だったのにね
 何も聞こえないのも…………

 きっと とても辛い……耐えられる かな?
 きっと とても会いたくなる 会えないのに


[力が入っているせいで、肩の骨が服の上からでも見て取れた。

 腰に下げたナイフに手が伸びそうになった。
 背骨を抜いて、肉と肋骨を削ぎ落として。
 ベッドの脚にするのはどうか。
 3階にある安物のベッドも、少しはマシになるだろう。髪は束ねて飾りにして――…]

 ……

[黒く昏く、冷えていくのは瞳と……]


[気づかれなくて悲しいのも、見ていて辛いのも。

 いまはまだ、暖かさのおかげで、それほどつらくはない]


 ……うん。
 なにも聞こえなくて、……それが当たり前だった。


 耐えられるかな、耐えられないかもしれない。
 だって、こんなにあたたかいのに。

 それがなくなる、とか、つらいよ……


 凍えてしまうね……きっと凍えてしまう
 身体が寒いのは……慣れてるつもり……なんだけど

 

 …………ラルフと 一緒にいたい……ーー
 許して もらえないかな ……5人で旅する とかさ?

[ラルフの同行者と自分の せんもないこと思う] 


【人】 教え子 シメオン

[あっという間にやってきた影を
見上げて、そして目元が赤くなっているだろうことを思って俯いた。知らず旋毛を見せることになる]

 ありがと

[受け取って、なんとか靴を履こうとする。
無意識に擦った右足首、抉るように凹んで、色が変わっているのが見えたかもしれない]

 ……ありがと

[普通の声が出た。
よかった、ともう一度口にした]

(155) 2014/11/18(Tue) 00時頃

(早く、その毒のような熱を遠ざけてくれ)

[プリシラから――、否、俺たちから。]


 ……今までは知らなかったから……
 凍えてることにすら気づいてなかったのかもしれない……



 ――――俺も、フィリップと一緒にいたいよ。
 5人で、旅をできたらいいね……

 でも、ゆるして、くれるかな……

[心配性な、保護者。 
 それを思えば、難しいかもしれないと、思う]

 旅をしたい理由をいったら……反対に、引き離されそうだ……




ディーン、  どうして

 


(ああ、だめだノックス)

(“あれ”はもう―――)


 あゝ…………
 知ってしまったら 気づいてしまったら
 ーーーー…………戻れない




 駄目 かな…………
 …………?
 どうして…………?
 ただ 一緒にいたい だけだよ??


【人】 教え子 シメオン

 寒い、けど……ずっと此処にいたの?

[ペチカもなくて、布団もない場所。
ようやく履いた靴を慣らすようにとんとん、と叩く]

 居間はあったかいよ

[行かないの?って口にしかけたけれど
問い返されたらなんて答えればいいかわからないからやめておいた。

手を借りなければ、降りてもこれなかったし、と悔やんでも遅い。
心配してくれたラルフが出てきてくれたことにも気づけずに、
今は寒さに肩震わせて小さなくしゃみをまたひとつ]

(163) 2014/11/18(Tue) 00時頃

 うん……

 知らなかったころに、戻れない。



 フランシス、心配性だから……

 俺が先祖がえりだって伝えたりしたら、きっと、……


 フィリップと。
 仲良くなったから一緒に旅したいって、そう、いって。
 許してくれる、かな……


[守ると、言ったのに。



 僕は、愛しい子を―――…]


 …………心配性……
 

 けど 優しそうな人だから
 一緒じゃないと 辛いって……
 説得出来ない かな?

 だって……仲がいいだけ……なのに


[と そこまで考えた時だった
 ちょうど 実際に ラルフとしっかり目があったのは



 とん と心臓が 一つ脈を打つ
 彼は その脈動に 目をまたたかせる]


【人】 教え子 シメオン

 狼……?

[首を傾げながら見上げれば、あったかい、が落ちてきた。
被せられた防寒着はフィリップの体温であったかく、
他人の体温に慣れていないから、その温もりにいよいよ戸惑う]

 ラルフ

[振り向いた。
冷えるのに、なんで。
わからないことだらけ。
今立ち上がれば、やっぱりまたバランスを崩しそうで
座ったまま、二人の顔を見比べるばかり。
寒さに白くなる頬、擦った雫の痕は未だ赤い]

(175) 2014/11/18(Tue) 00時半頃


 うん、優しいよ。
 優しいけど……決めたことには頑固だから……


 説得、できたらいいな。
 辛い理由を、聞かれるかもしれないけど……

 はなれたく、ないし……

[フィリップと視線が合った。

 ほっとしたような、安心感を感じて。
 それは、三階で、目が合ったときにも感じたもの、だった]


[それは予感では無く、確信だった。
ニコラの掌に炎を見たとき、
それは長らく冷えたままの氷を溶かす火だと確信をした。
だからこそベネットに――信頼できる友人に、
一番大事なものを託したのだ。

炎に触れた氷は溶け、元の形を失う。
大人であったディーンは、もう何処にもいない。]

 ――…………すまない。

[悲痛な声に返す囁きは小さく、口の中で消えた。**]


 掟……形だけ じゃないのは確かだもんね……
 

 ……一緒にいないと 凍えてしまいそうって
 それは 彼を心配にさせてしまう……かな


[ラルフの感じる安心感に落ち着く
 それと同時に 声に 視線に
 とん と 脈動が揺れる
 …………暖かい 肉体的にも
 ラルフが来る前より 寒さに強くなった気もした]


【人】 教え子 シメオン

 うーんと……うん、ちょっと寒かったけど
 倒れるほどじゃないし……

[さっきは間違えなかった。だから、確かこうだ]

 ありがと

[見上げて、笑う。口端をあげれば笑顔に見える。
人に触れるのが得意でないのは似たのに
表情を作るのは得意になってしまったのは、何故だろう]

 ……でも、ちょっとまだ上行きたくないし
 まだいようかな、って……邪魔かな

[それに防寒着。
どうしよう、と広げて見せる。
またくしゃみが出て、冷たい髪がふわりと揺れた]

(186) 2014/11/18(Tue) 00時半頃

[ノックスへの『好き』と、腕の中への『好き』と。

 別のものだと、分かっている。


 こんな日が来るなら。
 ノックスと甘えた声で呼んでくれるうちに――



 食べてしまえば良かった。

 拍子の外れたオルゴールを入れて。
 掌に収めて。愛していると囁いて。

 返事のないことに、涙して。]


[ ディーンの呟きは、届かない。
ただ熱に浮かされたような眸と、
ニコラだけを見ていた横顔が、記憶に残る。]

(――どうして)

[ただ其ればかりが、頭の中で反響した]


 あんまり、信じてなかったけど。

 形だけじゃなかったから、ね……


 離れたくないとかいったら……衝動と勘違いされる、かも?
 それとは、違うのにね。

 ――心配させない理由、考えないと……

[真剣に、考える。
 フィリップも望んでくれることに、嬉しさがにじむ。
 心の温かさで、寒さを感じなくなっている]


[ばーにぃと、小さく呼ぶ声は遠くの彼に。


 手を離して良かったのか。
 これで良かったのか。

 縋るような視線を投げ、すぐに隠した。
 プリシラを抱いているから。


 彼には彼の、大切な子が――…]


 …………こんなに穏やか なのにね
 衝動とは 真逆の


[そう 口にしながら 少し脈が早い
 その理由がつかめない けれど
 ラルフが嬉しそうで
 ーーーー…………それだけで嬉しい]

 穏やかに 過ごせてるって
 実証できたら 理由になる、かな


[バーニィ、とすがる様な声に気がつけない。

大人になったノックスの背中の向こうで、まだ小さな子どものままの彼が泣いていたのに。**]


 …………うん、穏やかで、とても暖かい。
 衝動とは、違うから……

 一緒にいると、穏やかでいられるっていえば……いいのかな。

[フィリップの、鼓動は伝わらないけれど。
 嬉しい、が伝わって。

 微笑む気配が、深くなる]

 そうかも、しれない。
 二人でいても――なにも問題ないって、わかってもらえたら。

 一緒にいられるかも……


【人】 教え子 シメオン

 ………うん、じゃあ此処にいる
 あったかいの、独り占めしてごめん

[中途半端な場所だから、心地いい。
あたたかいのも心地いいから、くるまれたままでいたかった。
何処に行けばいいかわからなくて、でも一人ではいたくないなんて
我侭だけれど、たまにはいいだろう。
前を留めてもらいながら、すぐ近くにある顔を眺める。
金髪だけど、彼とは違う。
言葉は少ないし、まだ表情は読めないけど
怖くない、と思えた]

 あ、ノックス……さん

[さっき何か、言いかけていただろうか、と
背けられた顔を、じ、と見つめた]

(199) 2014/11/18(Tue) 01時頃

 …………ね 心配することなんて
 ないのだから…………

[暖かな とても大事な とてもとても大事な]


 …………実証しよう この 雪が晴れるまで
 何にも 問題がないって
 むしろ 心地いいんだって


[ただ鼓動が少し早いだけ
 それが 何かなんて考えたことはなく
 よりひどくなるとも 思えなくて]


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 01時頃


 うん。
 心配することなんて、ないよね。


 そっか。
 ちゃんと証明して、わかってもらえれば。
 同行者として問題ないってわかれば。

 きっと、一緒にいられるね。

[ノックスのことはあえて考えない。
 心に漣が立つけれど。

 考えると、怖いから。
 いまは、フィリップとの温かさだけを思う]


【人】 教え子 シメオン

 うん ……いいよ

[もう少しはじっこに寄ってスペースを空ける。
一人でいたくない、と思いながら一人になりに飛び出してきたのに
いつの間にか人が沢山で
沢山なのは大変だ、と思ったのはついこの間なのに
今は何故だか、暖かかった]

 何か、用があるみたいだったけれど…

[誰か、探してたんじゃなかったっけ、と首を傾げた]

(204) 2014/11/18(Tue) 01時半頃

 そうしたら 満月でも 新月でも
 どんなに寒い冬でも


 ラルフと ずっと ずっと一緒に

[子供染みた発想 けれど
 彼にとって 真剣
 こんな暖かさは初めてだったから
 ……絶対に 守らないといけないものだと
 強く強く思う
 己とのことを考えてくれるラルフと]


 ――寒い夜でも、フィリップと一緒だったら。
 暖かい、ね。


[届く思いに、ほわり、また暖かくなる。

 けれど、ノックスが傍にいて、少し落ち着かない。
 そわり、と瞳が揺れて]

 …………

[傍にいたいけど、離れたいような。
 そんな矛盾を抱えている]


 うん…………暖炉がなくても
 きっと凍えないね


[同意する思いかえして
 

 ただ ノックスが現れてから
 ラルフが落ち着かない ざわり
 彼も 胸の奥 焦燥]


 ラルフ…………一緒にいたい

[場を離れたラルフにそう思う]


【人】 教え子 シメオン

[脚が触れてびくりと震えるが避けはしない。
それでも次の言葉を聞こうと耳を傾けていたけれど]

 ………何が、できたっていうの

[頭に伸びる手から逃れようと身をよじる。
凪ぎ始めていた心がまたざわめくのを感じた]

 俺が無力なのは、知ってる けど
 ノックスさんに、何が出来たっていうんだ

[何に対して怒っているのかわからない。
もう諦めていたはずなのに、謝罪の言葉に
感情が、溢れて
慌てて俯く。
きっと今は、上手く表情を作れない]

(216) 2014/11/18(Tue) 01時半頃

 うん。
 二人でなら、きっと凍えることも、ないね。


[落ち着かない胸の奥。
 それがさらに強くなる前に、と離れようとして。


 フィリップの声に、視線を向けた]

 ――……一緒に、いてくれると嬉しい。


[声をかけられて、すこし、気持ちが落ち着く。
 それでも、無理に誘うことはせず]


 一階は……防寒着なしでは寒いから



 二人で居たら 凍えない

[ラルフの胸騒ぎは伝わっていて
 それに いてくれたら嬉しいと
 言われたら………………]


 一緒に行こう…………

[そうと笑わずには いられない]




 たしかに……寒い、ね。

 でも、フィリップとなら、大丈夫……

[笑みを返して、二人、並んで歩く。
 一緒にきてくれるのが、嬉しくて。

 ざわめくものがまたひとつ、落ち着いた]




 良かったーーーーー

[隣り合う距離 腕が触れ合いそうな
 鼓動はざわめくけれど
 それ以上に 一緒に歩けることが嬉しくて

 ラルフが落ち着いてくれるのも嬉しくて
 隣を歩くラルフに 心だけじゃなく
 実際に淡く微笑んだ]



 うん……ありがとう。

 フィリップには、助けられてる……

[ほっとしたように、嬉しそうに笑みを返す。
 隣にいるから、フィリップの微笑みも見えて。

 それが、よりいっそう嬉しい]


【人】 教え子 シメオン

 しなくていい、そんなこと
 ………違うんだ、 違う
 彼が   そうしたかったならいいんだ

[止めて欲しかったかというと、たぶん少し違う。
怒っているのは、自分に対して。
それと、何も望んでないのに、"大人"な顔をするノックスにも少し怒っていたけれど、感情のうちでたいした割合を占めやしない]

 ただ ……俺が

[触れたかっただけだった。
触れて欲しかっただけだった。
抱きしめて欲しかった。
頭を撫でて欲しかった。
話でしか知らない――「家族」のように]

(230) 2014/11/18(Tue) 02時頃

【人】 教え子 シメオン

 ……だから、なんで謝るの
 誰も、俺に謝る必要なんてない

[暖かい防寒具に顔を埋める。
しっかりと前も閉められていて、あったかくて
―――寒くて、震えそうだった**]

(232) 2014/11/18(Tue) 02時頃

[隣にいても、言葉を口にしてしゃべるのは、少ない。

 思うことが、伝わるから。
 伝わることが、嬉しいから。


 それでも、傍にいて、笑みが見られると。
 より嬉しいのだと、実感した]


 ――雪が終わっても、一緒にいられるよう。
 保護者を説得しないと……


[暖かい。
 お湯と、気持ちと、両方を感じながら。
 
 ノックスと会うことでざわめいていたものが、静かに落ち着いていく**]


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 02時頃


[ラルフの思いに ふっと目を細めて
 その思いがどれだけ嬉しいか
 その言葉が どれだけ誇らしいか]

[三階で見た くるしげな表情は
 いまは 欠片も覗いていなくて

 彼はそれがとても嬉しかった*]


 説得……俺もしないと
 こっちは……大丈夫だと 思うんだけど


[保護者を思い浮かべ 放任主義の
 彼が反対することは ピンとこなくて
 お風呂上がったら ルーツも回収しなきゃ
 と 居間に行くことに 意識を寄せて]

[そうじゃないと]


[湯に入る時 垣間見えたラルフの身体
 トレイルよりは 極 普通に男性的な
 なのに 心臓の鼓動は 既に早鐘のようで

 駄目だ 衝動じゃない 別のものでなくちゃ
 ーーーーそうじゃなきゃ ラルフから 離されてしまう]


[それでも ラルフから 視線は外さなかった
 笑ってくれることが嬉しくて
 嬉しいと思ってくれることが嬉しくて
 暖かいと思ってくれることが嬉しくて


 のぼせてしまいそうなほど 暖かい]


 ホレーショーと少し話したけど。
 いい人だよね……

 彼なら、たしかに許してくれそう……


[一緒にいなくても、心配した様子のなかったホレーショーを思い返し。
 過保護なフランシスを思い返す]


[伝わるのは嬉しさ。
 でもそのなかに、何かが混じっている気も、した。

 それでも傍から離れることはなくて、視線があえば笑みを返す]


[暖かい。
 心も、体も温かくて、ほっとしたように笑みを浮かべていた。


 フィリップの様子が、少し違っていることに気づけばゆるりと首をかしげ。
 心配そうな視線を向ける]

 フィリップ。


 …………大丈夫?

[口ではっしたのと、同じもの。
 傍によって、顔を覗き込む。

 のぼせて、赤くなっているのなら、お湯に使っているのは危ないと思うから。
 近づいて、たしかめた]




 ……

[ノックスの声。
 落ち着いていたものが、ざわりと騒ぐ]


[トレイルも一緒にいたことに、フィリップに案じる視線を向ける。

 彼が衝動に負けたことを覚えている]



 ――離れたほうがいい、かな……




[保護者をいい人 言われると また別の嬉しさ]


 …………フランシス 説得 協力してくれないかな

[その嬉しさが優って
 少し 鼓動が落ち着いて
 かえる笑みに 自然 表情も心も崩れる]



 [案じるのは心から だからこちらも
 こくり と案じるに返した

 近づく もっと近づいて欲しい
 その 欲求に誘われるまま
 先ほど不安げだった
 その頭を撫でるため と 自分に言い訳をして]


[ゆっくりつかっていた 嫌悪で
 こちらもざわり 別の感情 ざわめく

 片手を湯の中滑らせた

 ラルフは近い その手にそっと伸ばして
 ゆるく指先を握る]

 ーーーうん 時期見計らって

[でた方が と頷きかえす]



 …………協力してくれたら、いいね……


[うまくいけばいいというように、願い。

 フィリップが触れてくる手。
 それに瞳を細めて、くすぐったそうに笑う。

 近い距離に気づくことなく]


[ざわついた心も、
 握られた手の感覚に少し落ち着く]

 ……うん。
 そう、だね……

[同じようにうなずきを返した]


 大人同士 また説得力 違うよね

[頷きを返しながら 笑顔を見た
 その笑顔 見惚れて笑う
 自分の手が ラルフに触れて その笑顔が嬉しくて

 湧き上がるものがある けれど
 静かな中 それに 従ってはいけない と
 だから 近い距離 もっとという
 自分の欲求は これ以上叶えない]


[今 ラルフの手 握っているのは 自分
 ラルフの心が落ち着くのを感じ
 彼の中の ささくれも 落ち着いて
 握った手指 指先を絡め…………指先が
 ラルフの指 そこに傷があることを伝える]


 避けられること 避けなきゃ

[その傷 そっと指先で撫でる] 



 うん。
 それなら大丈夫かもしれないし。

[フィリップの笑みに、同じように笑みを浮かべる。

 触れられたところも暖かくて。
 けれど、それ以上近寄ることはしないまま]



[傷にふれる指先に、小さく手が震える。
 痛みは、心なのか、傷なのか、よくわからなくて。

 それでも、伝わるものに、気持ちは落ち着いていく]

 ……衝動を覚える前に、離れたい……


[痛い。

 ざわつく心が痛い。
 その腕に抱かれているのが、うらやましいと感じて。

 見ないことで、誤魔化そうとして。


 増えた、血の匂いに、くらりとめまいがしそうになる]


 ――フィリップ。

[すがるように名を呼んだ。

 彼はトレイル相手に衝動を覚えていたから。
 いま、彼が衝動にまけたら――

 そう思うと、怖くも、あった]


 ――フィリップ、
 いま、――衝動に負けたら

 君が、……殺されてしまう……


[それはいやだと思う。

 衝動を抑えきれないところを見るのも、いやだと思う]



 ――……

[温泉に残してきた二人を思う。
 じくり、痛むものを感じて。

 瞳を伏せた。

 衝動は、まだ――]



 ……そう、だ。

 フィリップと、いっしょに、旅するなら。
 ドナルドにも言わないと……


 ドナルドも賛成してくれたら、フランシスも、説得できるかも。


[仲のよい二人を思う。
 フランシスはどちらにも保護者として接していると思っているけれど。
 ドナルドはフランシスのことをよく理解していると思うから。
 そんなことを考えて。

 ノックスたちから、意識をそらす]



 ーーーーー…………っ
 ラ…………ルフっ?

 ぁ…………っ

[引き戻した 思い 痛い 何かが痛くて
 先ほど触れた傷が あれは誰の?
 痛みを感じるなら彼の? 彼とは?

 痛むことが悲しくて そして 痛みは
 理性を生む]

 …………ラルフ……っ

[縋るラルフを抱きしめるように
 ラルフに縋りつくかのように
 心はラルフを求めて]




 …………う……ん

 お……れは……ラルフと   生きたい

[ふらと 崩れ落ちそうな脚
 それでも 温泉から逃げた 衝動から逃げた
 目の前は暗い だから ラルフの思いを導にして]



  食べたい  食べたくない
  食べたくない  食べたい
  駄目だ  ここを  一緒に
  駄目だ  離れて  ここから



 フィリップ……

[伝わる。
 その、衝動に。


 手を伸ばして、治めることができるかと]


[痛い 痛む きしりと 
 暖かな 陽射し 思わせる
 あそこに帰りたい そう 一緒に旅を]


[だから 一番
    衝動を 向けてはいけない人]



 ラル…………ふ……

[その温度は ラルフのもの
 一番衝動を 向けては いけない 存在]



 ――

 フィリップ、……


[食いつかれても、怖さはない。
 ただ、フィリップが落ち着くように、呼びかけ続ける]



 俺ーーーーなんてこと を


[薄い硝子が砕けるような そんな音が響く
 衝動を抑えた 望みが絶たれる 音]


[痛い、熱い。

 食われる感覚に、ぞくり、とする。

 それもまた、一種の衝動をあおって。

 気づいたフィリップに笑みを向けた]



 ……いいよ。
 俺が、傍にいたせい、だから。



 違う ラルフのせいじゃない 違う
 ………………

[ほと ほとと
 滴が目からこぼれる]


 一緒にいられなくなる

[どうして こんな獣と 大事なラルフを 
 一緒に旅をさせてくれようか?]



 ーーー一緒にいられない

[どうして 今後 ラルフに一切衝動を向けないなんて
 己を信じられようか?]




 ……一緒にいられないのは、悲しい、よ。


[涙止まらぬ様子に、悲しげな色がかえる]

 ――フィリップ。


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 21時半頃




 けどーーーーけど



 一緒にいたら いつか 食べてしまう
 いつか 終わってしまう
 いやだ 俺 ラルフ 食べたくない……っ


 でも 食べたいって 思ってる



 ――――フィリップ。


[食べられたら、フィリップの一部になる。
 けれど、声は聞こえないし。

 温かさも、感じられるか、どうかわからなくて]


 ……たべなくても、いっしょにいたいのに、ね。


 



 
 …………一緒にいたい ラルフと
 痛いよ いたいけど…………



 一緒に…………そばに 




[それだけで  ーーーーいいのに]


 


 ――うん。
 いっしょに……それだけでいいのに。


[衝動の、抑えることのできない強さ。
 それは、どうしようもないもので。

 フィリップを、ただ案じている。

 それと同時に――

 同じものを感じてしまったら。
 きっと、抑えることなどできないと、思う]


【人】 教え子 シメオン

 ― 階段の途中、半端な場所で ―

[嘘だ、と思った。
背中に触れた手も、遠すぎて何も伝わってこなくて>>234
顔を隠したまま首を振った。

拒絶したのに、手を伸ばさなかったのに
誰も傍にいなくなって
―――置いてかれた、なんて考える。

我侭な子ども]

 ………帰りたい

[家なんてないのに。
二階の扉が開くのが聞こえた。
少しだけ、あたたかさも毀れてくる。
耳を塞いで、目を瞑って、口も閉じれば
雪と一緒に消えることができるかもしれない]

(364) 2014/11/18(Tue) 22時頃

 ……それだけが できない

[獣であることも悪くないと思った
 それが すぐに転じられる

 一緒にいられない ラルフを傷つけた
 それでも 大丈夫と 言ってくれる
 ラルフといられない


 きっと いつか抑えが効かなくなる
 同調した感覚 何に?]




 ――……悲しい。


[傷つけられてもいいと、思えた。

 食われるのも、悪くないと、一瞬。


 それは、危険で。
 たったひとり、フィリップを残したくなくて。


 けれど、傍にもいられない、それが]

 かなしい、ね……


【人】 教え子 シメオン

 ― 階段を降りて ―

[あったかい防寒着にくるまれて、涙こそ毀れないものの、目からこめかみまでを熱くさせて……のぼせたように、頬が赤くなる。

ようやく歩けそうだ、とまで思えるにはどれくらい必要だったか。
ようやく下まで降りれば、二階の廊下に人影が見えた。
そして、視線を下げれば、もう一人]

 ……どうしたの

[玄関の扉にかけていた手を離す。
暖かい上着を見下ろす。
外に出るならば、これは必要ないものだ。
這うような姿に、狼、と教えてくれたその声を思い出した]

(374) 2014/11/18(Tue) 22時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 22時半頃


 うん…………

[ラルフは


 逃げなかった 怯えなかった 避けなかった

 牙を 受け入れてくれた


 それは危険で
 ラルフには笑って欲しい
 傷つけたくない 痛いと思わせたくない]



 ーーーーーーうん

[どうしようもない 感情だけがつもる
 同じように思ってくれる けれど悲しい]


[どうしようもない。
 悲しさだけが、つのる。


 あんなに、暖かかったのに]

 …………衝動を、抑えるすべを覚えたら。


 そしたら……


[覚えるまで、
 それまで、衝動に負けずに。

 そうしたら、きっと。
 そんな、夢を思う]


 ーーーー………………

[そんな未来があるのだろうか?
 そんなすべを身につけられるのだろうか?

 向けてはいけない 衝動を
 向けて傷つけてしまうような 己に

 深く 深く 光のない 海の底に
 沈んでいく感覚
 冷たさで手足の感覚は痺れ 

 ラルフの言葉 信じたい
 けれど 自分が信じられない]


 …………寒い…………

[温もりが欲しい]








[例え それが血の温もり でも]


【人】 教え子 シメオン

 ………えっと、フィリップ、だよね

[名を呼ぶのは、きっと初めてだ。
丁寧に上着を留めてくれた手は、今は赤く濡れている。

少し離れた場所で足を止めて、ゆっくりと上着を脱いだ。
襟元の開いたシャツのせいで、首筋が酷く寒い]

 これ、返しにきたんだ

[正直、少し怖かった。
怖かったけれど、でも離れようとは思わなかった。
外に出るつもりだったのだ。
だから、その前に。あたたかさを返さなければ]

(381) 2014/11/18(Tue) 23時頃

シメオンは、フィリップと目をあわせて、近づこうと踏み出した。

2014/11/18(Tue) 23時頃



 ――……フィリップ


[案じるけれど、遠い。

 止めることも、できない。


 いつか、フィリップと同じようになるのが、わかる。
 きっと、それはきっと、遠くない先の話で。

 だからこそ、フィリップを案じている]


 ーーーーーー………………寒い


[深く 光の届かない海に 沈んだ
 彼の意識は 名を呼ばれると
 ぽつり と 地上に届く前に
 水に溶けてしまう泡のような
 小さな 意識を 零す]



 ……いま、ホレーショーに伝えたから。

 だから……

 フィリップ、……


[衝動を堪えるの、無理をさせるのと同じだから。

 無理しないでとも言えず。

 ただただ、案じる気持ちだけを向けて]


【人】 教え子 シメオン

[上着を広げ、フィリップにかけようと歩み寄る。
様子がおかしいのはわかっていたけれど
何故だか、一人にしちゃいけない気がして――]

 ……いっ   、た

[抱きとめようとしたけれど
調子の悪い足、寒い中座り込んでいた膝、
いうことをきくはずもなく、簡単にその場に倒れこんでしまう]

 ごめん ……寒かった?

[上着はちゃんと持ち主を包めただろうか。
自分で下敷きにしてしまった右足から
なんだか嫌な熱さを感じ、浮かべようとした笑顔がひきつった]

(387) 2014/11/18(Tue) 23時半頃




 ーーーーー………………うん

[ぽつ と また 淡い意識が 一つ
 水面 暖かい陽射しが あるのを知っている
 けれど 手に 脚に 解けない 鎖
 沈み切った 重い体 もう 浮上するために
 足掻く力もなく ただ 届くもだけ
 辛うじて 窒息死をまぬがれ]



 ――――


[かろうじて、届く。
 その伝わる思いに、ただただ、案じている]

 ……すべて、終わったら。

 きっと、……


[衝動をおさえることができたら。

 できなくても――大事な人たちが残っているのなら。

 きっと、やり直せる、はずで]


[終わったらーーー全て終わったら
 最期はーーーーー嗚呼]



 食べたく…………ない……

[全て終わったら…………きっと
 食べないでいい きっと もう 誰も食べない
 だれも 傷つけない ただ きっと寒いだけ]


【人】 教え子 シメオン

 ……うん、寒い ね

[嘘だ。
今はすごくあったかい。
骨が軋むほど、フィリップの力は強くて
なんとか出した声も掠れるほど、息もしづらいのに。

寒くはなかった。
手を伸ばして、フィリップの頭を撫でようとしたけど
腕がちゃんと動いたかはわからなかった]

(395) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

 うん……


 ……――フィリップ。
 さむい、ね。


 寒いーーーーやだ 食べたくない
 いやだ…………いやだ…………



[けれど 水面は遠くて もう遠くて
 届かない ただ 嘆きだけが
 ぽつり こぼれるままに]


[伝わる嘆きに、
 胸が痛い]

 ……フィリップ。


[ただ、名前を呼んで。

 衝動にのまれたのがひどくならないようにと、願う]


【人】 教え子 シメオン

[若草色は春の色。
今は遠い色。 完成しなかった、出会えなかった贈り物だ。

精一杯、手を伸ばして、今は触れられる少し湿った髪をゆっくりと撫でた]

 ま …って フィリップ
 冷たい、よ

[肌にあたる歯が酷く冷たい。
身体は元より熱を持っている。

食まれている――じゃれつかれている?
確かなのは、人に――"人"に触れられているということ。
熱いのに、あたたかいのに、やはり寒くて、涙が滲んだ]

(406) 2014/11/19(Wed) 00時頃

[口元 微か シメオンの 血の味]


 いやだ…………助けて…………やだ
 やだよ……やだ

[ただ それは 案じる 微かな それを
 悲しませるに過ぎない けれど
 抑えきれず 浮上出来ない意識は
 耐えきれず ただ ただ ほつれる]


[伝わる思いが、痛い。
 悲しい]

 フィリップ。

 ――……いま、ホレーショーがそっち、いくから。

 だから、大丈夫……


[ただ、大丈夫だと信じたくて。

 言葉を重ねた]


【人】 教え子 シメオン

[露になった肌は寒さに震えいっそう白くなる。
薄い皮膚は爪を立てれば簡単に裂かれ、そして熱を流すのだ]

 ………ふ、

[短い息を吐いた。
痛いな、とどこか他人事のように考える。
春が手に入らないなら、この若草を――髪に絡めたままの指を軽くひいた――食べてしまえれば]

 あ、    そっか         食べたい、の

[吐き出された息とともに、いっそ間抜けな声が響く。
痛いし、冷たいし、熱いけど
嫌だとは思わなかった。

だって、人に、触れられているのだもの]

(420) 2014/11/19(Wed) 00時頃

 ………………うそ 怖い
 いない やだ…………助けて
 怖い 怖いよ…………


[子供のように 泣きじゃくる
 悲しませる 困らせる
 それらに気を配る 余裕はなくて]

 ーーーーーーっ



 ……フィリップ


 ―――……きっと、助けてくれる、から。

[そう願う。

 なにもできない無力さが、痛い]


[口の中 甘い香り 蕩けるような
 薄い肉付きの その ちぎった 若々しい 味わい]


 あ   あああ やぁ…………!!

[それは 人の味
 知っている味 衝動に負けるままに

 軋む 心が音を立てて軋む

 海の底 足りない 窒息するままに 悲鳴が上がる]


【人】 教え子 シメオン

[口を開けた皮膚に舌が這う。
癒すのではなく、抉るように。
濡れた音が響いて、目を閉じれば
溢れた雫が頬を滑り降り喉元の窪みに溜まった]

 ぃ、…っん 

[冷たかった歯が、もはやあたたかく感じられた。
懐かしい感覚―――此処に、留めようとする行為。

外に逃げようとした命を、此処に、置いていけば]

 ごめ ……ん

[譫言のように謝罪を口にした。
フィリップのこれは、本能だろうか。衝動だろうか。
それならしょうがない。
否定することなんて、誰にもできやしない]

(431) 2014/11/19(Wed) 00時半頃



 ―――っ

[伝わるものに、息をのむ。
 ああ、痛い。

 壊れる。

 こわれて、しまう]


 ……フィリップ。
 


 ぁあ’’   や あぁああ ぅくっ

[吐き出してしまいたい
 なのに 美味しいと感じる味覚]



 ひぁっ あ…………やだっ
 助けて………………や ぁ

[悍ましい 浅ましい 狂ってる
 ぎしぎしと 締め上がって行く
 一分の 欠片も 残さぬよう
 心を締め上げる]

 あーー…………あっ

[痛みに 微か ただ握り締めるも
 ほつれて行くのを 止める手立てがなく]


【人】 教え子 シメオン

[のぼせていた頭が冷たく、重くなっていく。
眠りに落ちる時と似た感覚。
落ちる。

落ちていく、意識。
濡れた衣服の欠片が張り付いて気持ちが悪い。

早く寝たい、早く――]

 ぅあっ  ……ん、 フィリ …ップ?

[どうせなら一息に頭から食べて欲しかった。
切り裂いて、割り開いて、無残な自分を見て笑いたかった。

何故抵抗しないのだっけ――諦めてしまったからだ、全部]

(445) 2014/11/19(Wed) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[だから否定しない。
手も伸ばさない。
自分を出さない。
ただ、笑う。

もしかしたら、この山小屋にいるどの大人よりも
我慢強かったかもしれない。
それくらいの――息をするのと同じくらい、耐えていた、日々だった。

だから拒まない。
人の道に外れることとは知っていても、止めはしない。

もし、フィリップが後悔するようなことになっても――
だから、ごめん、と。
全てを委ねる我侭を、謝ったのだ]

(447) 2014/11/19(Wed) 01時頃

[痛くて、苦しくて。
 辛い、それが伝わってくる。


 でも、どこかで。



   血を、味わってみたいと思う]

  ……フィリップ。
   ――

[ただ呼びかけることしかできない。

 きっと、いま、いけば。
 血の匂いに酔ってしまうだけになる]


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時頃


[視覚情報は シメオンの腹わたを伝える
 その頃には 心は次第に沈黙していく

 悲鳴をあげる体力も
 失った心が ころりと 転がる]








 ーーーたすけて………………らるふ……

[彼の思う心を知らぬまま ぽつりと]


【人】 教え子 シメオン

[我慢しようとしても、身体はついていかずに
ひくり、ひくりと反応を返す。
無意識の脈動、透明な渇望。
てらりと光る命の熱は、諦めることなど知らずに
生への渇望で呼吸をする]

 あ ……あ、     ぁ

[息が、足りない。
足りない。


足りない、足りない、もっと欲しい。
愛して、欲しかった。それだけで

右足の傷は、愛された証。
忘れても、覚えていなくても、傷として刻まれた、証]

(460) 2014/11/19(Wed) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[食べられたい、なんて思ったことはなかったけれど
「愛されたい」と、何が違うのだろう。


ごめんなさい、と声は出ない。
食べられても――真意はどうあれ、愛されても――それでも
心が乾く。
足りないと、足りないと、嘆く。

眠りに落ちるまで、途切れるまで、
記憶の中でずっと一人
孤独なままだったのだ**]

(464) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時半頃


[助けを求められて、はっと顔をあげる。

 伝わる、はらわたの、その感覚。
 自らの血の匂いが、腹を割いたものであるかのような錯覚


 くらり、めまいがする]



 ……うん……


  ――――いま、いくよ……

[いったところで助けになるかわからない、けれど。
 それでも――]


[下についたときにはきっとすべてが終わった後。

 ただ、血に染まったフィリップを見て、呼びかける]


 フィリップ――


[助けは、間に合わなかっただろうか**]


[結局 誰も来なかった
 シメオンを食べる間 誰も]




 ーーーーーーーー…………っ

[声を押し殺すように 心が泣いた]


 ………………ラルフ



[血ぬれのまま 呟く その心は 静かだった]


(………良かったね。)

[と。耳の良いトレイルは、耳を塞いでいたから。


 唇は音を形取る。**]


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フィルタ

注目:シメオン 解除する

犠牲者 (4人)

シメオン
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客席
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