52 薔薇恋獄
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そしたらさ…あいつ 楓馬が目の前で消えたんだよ ――そんなのっあるか?
[雨に濡れた頭を抱えて]
きっと、あいつなんか知ってたみたいで 力になりたいとか なんかしてやりたいとか… そんな事馬鹿みたいにずっと…おもってたのに
俺、なんにもできねぇでやんの…
(116) 2011/05/21(Sat) 13時頃
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[どうして…と聞く言葉には>>87最上の言葉に頷いて]
お前だって…目の前で大事な人間が消えたりしたら 世界がぶっこわれてしまうだろ
[織部の顔を見つめて]
もちろん…大須や石神井とか蓮端も… 友人だったけど 嫌いじゃない すきだったけど
その、……違うんだ 全然 ちがう
[握られた拳が白くなる]
(119) 2011/05/21(Sat) 13時半頃
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[そして身じろぎもせず座ったままの耀に>>81]
耀…楓馬が前 楓馬の事を信じるなら 誰が消えても心配しないでいいって…
そう言っていた
――だから、あいつなら大丈夫だよ
[そう声を掛ける]
(124) 2011/05/21(Sat) 14時頃
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[>>91耀の体の傷に織部が顔をしかめて無言で周りに伺う様子に何もしらないと首を振る]
でも…消えても心配ないって言ってても あいつが耀や甲斐をほおって消えるなんてありえないと思う
…きっと楓馬の方が心配してるんじゃないかな あいつの事だからどうにかしてお化けの所からでも お前たちの所になら戻ってくるんじゃないかな
[そういってそっと耀の髪を撫でて]
(125) 2011/05/21(Sat) 14時半頃
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[>>110須地井の申し出に頷いて]
そうっすね ちょっと俺も一人になりたいし
[いうと荷物を持って部屋を辞した**]
(127) 2011/05/21(Sat) 14時半頃
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[ 日向(ひなた)、という問いに女は頷く ]
『そう。――さっき、現状の半分を楓馬には話したのだけど』
『楓馬からはどこまで聞いているかしら』
[ 短い、問いかけ ]
『……そう』
『もっと早く、伝えに来るべきだったみたいね』
『ごめんなさい』
[ 一度、言葉を切って ]
『無事よ』
『これまでに消えた人たちも、皆無事』
『寧ろ危険なのは、今ここにいるあなた達のほう』
『もうすぐ、わたし(ひなた)の中のわたし(ひゅうが)が』
『あなた達に牙を剥く』
『――驚かないのね、この人』
[ 士朗に対する感想を、ぽつり ]
『傍からみたら幽霊がいて』
『それに向かってあなたが一人話しかけているだけのはずなのに』
『この人も、わたしと話せないだけで幽霊慣れしているのかしら』
『…………一応、まだ手段はあるわ』
[ 言葉をたどたどしく紡ぐ ]
『普段のわたしは嫉妬や悲しみを見つけたら』
『直ぐに日向(ひゅうが)に全てを乗っ取られてしまう』
『そして悲しみにくれる魂を奪って』
『恋獄(ここ)に縫い止めてしまう』
『今回はそれがない』
『あなた達がわたし"達"に優しくして、宥めてくれたから』
『幾分か時間の猶予ができている』
『この猶予の間に、全員を此処から逃がすことができればわたし(ひなた)の勝ち』
『――間に合わなければ、薔薇恋獄の主――日向(ひゅうが)の勝ち』
『今は、そういう状態』
『日向(ひゅうが)は絶望や、失恋の悲しみに応じて力を強くする』
『日向(わたし)は恋の安らぎや幸福があれば、日向(ひゅうが)を抑えることができる』
『もし、あなたに好きな人がいるのなら』
『その手を離さないで』
『他の人も』
『繋いだ手を、絆を、信じて』
『それが、あなたにできること』
『もっと早く伝えておけば』
『わたし、楓馬と蛍紫を一緒に助けられたかもしれない』
『……ごめんなさい』
[ ぽつり ]
『……少し、複雑な話になるわ』
『日向は失恋した……言い換えれば、誰かから望まれなかった孤独な魂を好むの』
『逆に言えば、誰かから愛されている魂は、日向の手から救いやすい』
『逃がすのが容易い、ということ』
『……克希は此処に何度か遊びに来ていたわ』
『そしてわたしも日向(ひゅうが)も克希が誰かから愛されていることを知っている』
『その相手は此処にはいないみたいだけれど』
『楓馬も同じ』
『誰かから愛されているから』
『逃がすことができた』
『それだけのこと』
『あなた達から見れば、愛する人だけを奪われたような状態で』
『理不尽なのは百も承知よ』
『でも、恋人になるまで待っていたら、間に合わなくてどちらも死んでしまうかもしれない』
『ありがとう』
『蛍紫は本当にやさしいわね』
『楓馬が好きになるのもわかる気がするわ』
[ ちらり、士朗を見て ]
『まずは、そこの人に信じてもらえたらいいわね』
『……本当に変わった人ね』
[ 将棋盤を出し始める士朗を見て少し呆れたように ]
『百年近く亡霊やってるけど、こんな反応も初めてだわ』
『見えないか、見えたら逃げるかのどっちかしかなかったもの』
どうも、俺は、変わり者が好きみたいだからな。
仕方ない。
[苦さの混じった顔で紡ぐ。
楓馬にしても、鳴瀬にしても――嗚呼、似ているからと言えば、多分それは罪で。]
出来うる、限り努力はする。
お前も……無理をするなと言いたいが、
出来たら頑張ってくれ。
お前達が勝ち負けでなく、救われることを、俺は願うから。
『……わたし、あなた達には罵られこそすれ感謝される立場ではないはずなのだけど』
『そもそもわたしがいなければ』
『あなた達に危険が及ぶこともなかったのに』
『まして救いなんて……』
[ 楓馬も同じことを言っていた ]
『……失恋して、恋人の家族を祟り殺して』
『なんの罪もない人達を殺して仲間にして』
『百年も泣いたり嘆いたりしているだけの』
『わたしが救われる道理なんてないのにね』
『地獄に落ちていないだけ、ましなほうよ』
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[自分の荷物は軽いもので背中にしょってさてどうしようかと考える]
とりあえずの
[煙草…といつもの台所の裏口をめざしていけば食事をとっている二人と出会うかもしれない]
(197) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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……人を好きになるのは、どうしようもないさ。
十分苦しんだんじゃないか?
なら、救われてもいいはずだ。
いつまでも逃げ場のない想いは辛い。
[囁いて伸ばす手、触れられないけれど、撫でる仕草を見せた。]
『……』
[ 撫でるような仕草に、困ったような顔を見せる ]
[ 罪深い己が救われる方法など、わからないのだ ]
『……そっちの人が困っているみたいだし、そろそろ消えるわ』
[ 視線を士朗に向けて、外して ]
[ *引き止められなければ、女の姿はすぅと消える* ]
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[土橋は背中しかみえてない。百瀬から声を掛けられたら片手をあげて]
よぉ…元気…か。 なんかみんな疲れてっから気をつけろよ
[そう声をかけて冷蔵庫を覗き込んで目当てのものがみつかると]
先生達には秘密…な
[缶ビールを荷物の中に入れた]
(209) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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うん…寝れそうになくってなぁ 温泉みつけたから…そこでゆっくりビールでも飲んでつかろうかなってね
[ちらりと土橋をみて]
土橋…おされ
[にやりと笑う]
(219) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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[土橋がきょとんとする顔を見て、瞳を指差す。 百地が 『眠れない…』という言葉には昏い目を足元に落として…]
そうだよなぁ
[ため息をつくように答えて]
ああ、温室の中にあったよ温泉。 温泉の熱を利用して作ったんだろうな 表からなら雨具があれば温室にはそう濡れないでいけるし
そういえば土産物屋もあったし… この辺はもともと温泉地だったんかもな
[温室の中の温泉の事を聞かせた]
(235) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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[>>236おどおどしながら聞いてくる様子の土橋に]
えっ…なんで? みたら石になるとか…
[どんな厨二設定と一人突っ込みたくなる]
(240) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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[台所をでてどこかへいってしまう百瀬に手を振って]
…お前、温泉来るつもりなの? ていうか土橋が温泉入りたいとかいったっけ
[>>242百瀬が言い残した言葉に首を傾げる]
(268) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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だよな…
[>>272土橋に頷いて…土橋の後姿をみつめてにこりと笑えずにやはり、にやりと笑う]
(274) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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[台所に誰もいなくなったなら ポケットから煙草をだして…ゆらり揺れる紫煙をみつめた**]
(287) 2011/05/22(Sun) 00時頃
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