65 In Vitro Veritas
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[そして、ニックが密に囁いてくる言葉に、瞬いた。]
ニック……
[笑顔がよく似合うと思っていたその顔を見返しただろう。]
お前は、強い……。
[クローンではないと、そういえる、そして、生きるためのみんなが生きるための方法を提示する彼が眩しかった。]
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― 現在/地下1階・スタッフルーム ― [痛がっていた、のは大丈夫なのだろうか。 たどり着いたそこに彼女の姿はない、周囲を見回す最中、 自分のクローンはヴァイオリンケースに目を止めていた。 それなりの娯楽のようなものはある、と水無月は言ってた]
それはヴァイオリン……楽器だ。 音楽を奏でる、道具。
[モニターのスイッチは落ちていたのだろうか。 旧式だったが、再生の操作くらいは出来るだろう]
この映像を見て、気持ち悪いとか、怖いとか、 そういう風には感じないのか?
それとも意味がわからない?
[雪織の亡骸の前での反応は、 無残な死を前にしての忌避に見えたが、 自分のクローンがこれを見たいと望むのは何故か?*]
(261) 2011/09/29(Thu) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 20時頃
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[>>264 眼を輝かせて、というべきか。 返ってきた反応は一つの共通点、妙に腑に落ちる]
やっぱり音楽が好きなんだな。
[後から、と告げる前に映像は流れ始めただろう。 最中、クローンの開きっぱなしの口、 自分の顔がそんな表情をしているのは少し嫌だ、と思う。
>>267 映像を見るクローンはそのシステムを概ね、 理解しはじめたらしい、“自分”はその状況において何を感じるだろう。 結局は諦めのうちにあるのではないか、そう思う]
そうだな、あの映像でいえば、 体の中身を奪われている方が、君で。 それを貰っているのが、俺だ。 君は俺から造られた、俺と同じもので――……、
[だけど――と、クローンの続く言葉はそれを否定する]
(275) 2011/09/29(Thu) 21時頃
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[>>268 個の主張、それを訴えられて緩く瞬く。 クローンはこちらを見つめているが、 元が同じ、というのはやはり伝わらないのだろうか、それとも]
君が俺だっていうのは、事実だよ。
そりゃまあ、考えてることがわかるわけでも、 全てがそっくり同じってわけでもないけど。 何せ住んでるところ――いる所が、違うからね。
[息を吐く、カウンターに手をついた]
まあ、ここから出られたら、 君の世話にならないように生きるよ。
[俯く眼差し影が過ぎるのは、兄と雪織とを思い返して。 それからヴァイオリンケースに目を向けた]
(280) 2011/09/29(Thu) 21時半頃
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[これはいつの言葉だったか]
ねえ。
コーダは……誰かを、守る?
《その為に、誰かを、壊す?》
守るよ。
今一番、壊されそうなやつを。
あいつの目を……。
[赤毛の目のこと、思い出す。]
いまはな。
[それはまだ、牧野の話を聞く前の話]
[自分は、大きいヨルを壊した。
そしてヨルを取り戻した。
他の皆も、等しく大事で。
だから守る為に。
壊される前に。
壊すことは、厭わない]
[ただ、あの時壊すのに使った刃物は。
コーダが、どこかに仕舞ったから。
今度は、コーダがあれを使いたいのだろうかと。
そんなことを、考えて]
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>>304 [投げた言葉に、クローンが何を考えているのかは、わからない。 本質が同じもの、だとしても個体としては違う。 そんな抽象的な言葉が通じるようには思えない。]
ん?
ああ……そう、ヴァイオリン。 これで音楽を作るのが、俺の仕事。
[>>318 投げられた問いかけにケースを開こうとした手が止まる。 先ほどの牧野の言葉>>283 向こうはこちらを知っていたらしい、 クローンはそれは的確に会話の要因を捉えた質問をしてきた]
……それは説明が難しい、な。 君達には家族、というものはなさそうだし。
[恐らく、簡易に説明する言葉を知っている。 だがそれを口にする気にはなれない、 兄とはつまり“コーダ”にとっての“ニーナ”だ、と]
(327) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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[>>288 「知らなかった」という牧野の言葉、 それに、たとえば憤りのようなものを感じる権利があるのか、 といえば、否だろう。
何も疑問を感じなかったのか。
言葉にしようとした問いは、自分自身にも向けられる。 自我をもって動く存在が、家畜のように管理され、 部品として扱われている。それが問題であるとしたら、 眼を覚まさぬままのクローンであれば、部品として扱ってよいのか。
考えるつもりなどなくても、考えてしまう]
(333) 2011/09/30(Fri) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/30(Fri) 00時頃
[この先、クローンと呼ばれる自分たちの中で、
一番最初に、あの映像のようになる者。
やっぱりそれは赤毛だろうと思う。
そして、移植できる人物もここにはいるらしい。
しかもそういう場所、であるらしい、ここは。]
赤毛のこと、守らなくちゃ…。
[赤毛は大きい、だから、オリジナルのその人も近寄ってはいないけれど、大きいのだろう。
その人を壊すためにはどうすればいいだろう。
ああ…。
そういえば、聴いたことがある。
クローンの中にもイタンシャがいたと。
自分の身体を壊すペナルティ、犯すものがいたと。
首にひもをつけて、ぶらさがったらしい。
そしたら、動かなくなって…
そんな年長者の話。]
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[考えながらも――個としては違う存在である、 そのはずの自身のクローンを、まだ自分と切り離した 一つの存在として見ることは出来ない。 自分の延長線上にあるもの、としてしか認識できない。 その欺瞞には気付かないまま、ヴァイオリンケースを見る“コーダ”へ視線を向ける]
見てみるか?
[ケースを開ければよく磨かれた濃い飴色、 なだらかなその曲線は初めて見る者にはどんな印象か。 弓に塗る松脂の匂い、背筋の伸びるような]
まあ、こんな場合じゃないんだけどな。 ……この辺、今誰もいなさそうだし、いいか。
[言った傍から、牧野とリーネが現われることになるのだけれど]
(354) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
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[弓を構える、ひとつ息を吐く。 それだけで世界は、この薄暗い暗鬱な場所から切り離された。 目蓋を伏せる、濃い影の眼元に落ちる。 口元は薄い微笑の形になる、 音に触れる幸福のにじみ出るように。
雨宮セシルの音の評価は、聴く者によって大きく分かれる。 その音の響きを、クリスタルのようだ、という者もあれば、 氷のようだ、というものもある。どちらも透明で、寂しい。
ゆったりとした舞曲の旋律は、G線1本で奏でられる。 天に昇っていく伸びやかな音。 柔らかに空間を満たしていく澄んだ響き。
――もう失われてしまった音がある。 重ならないハルモニア、音の評価は酷く正しい]
(355) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
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― 一人になったとき ―
[映像を思い出す。
そして、ニックの言葉も思い出す。
そう、壊す前に、壊す、そんな気持ちがないといけない。
オリジナルは、きっと、
それでも、何かあれば、クローンが死ぬのはしょうがない、と思うような気もするから。]
[なんてきれいなんだろうか。]
[ああ、なぜ]
[自分は、彼じゃないのか。そんな、そんなことを]
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[透明な輝きを宿す、旋律。 天上を描き出す音は、けれど空を知らぬ者に、 どう聴こえるのかはわからない。
甘みを帯びたけれど切ない弦の響き、 その余韻を残さず音が消えるまで、瞳は伏せられる。 ずっと重ならない音を聴き続けて。]
――……、
[向けられた眼差しに、再び青灰が映る時、 それは遠く切り離された世界から戻ってきた者のように、 ――夢から覚めた者のような色で、呼吸をひとつ。
クローンも楽器に関心があるのかもしれないけれど、 触れされるつもりはなく、元の通りに納め直して。 それから、>>366 “コーダ”のその様相に気付いた]
(371) 2011/09/30(Fri) 01時半頃
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[思ったことがある。
それは、圧倒的な、差。
ニックはああいってくれたけど、
自分は、この音は壊せない、と思った。
壊したい。とても壊したい。
なぜ、自分はセシルではないのか、
そう、
壊せない。
それは、セシルのほうが優れているから。]
[自分は、もし、その音が失われるのであれば、
壊されてもいい存在なのかもしれない。
それは、本当に、
悲しすぎる劣等感。]
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[>>370 面に現われている感情は、酷く素直なもの。 鏡のようだ、と思ってしまう。 少しだけ、奏でたことを後悔、した。]
……大体、 君の聞きたいことは答えたかな?
俺にとっては仕事だけど、 他の人にとっては遊びみたいだものだから。
そろそろ下の様子を見てくるべきかな。
[大丈夫か、とでも言うように、 その硬直したままの顔の前で、ひらり、と手を振る。 白くしなやかな――“コーダ”とは違う指先]
(376) 2011/09/30(Fri) 01時半頃
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セシルは、傾ぐ体に、驚いて腕を伸ばす。
2011/09/30(Fri) 02時頃
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[触れた肩、腕に体重はほとんど伝わらぬまま、 “コーダ”はその場に膝を曲げて沈み込んだ。 小さな震えは見えたけれど、それが何を意味するのか]
……気分が悪いのか? なら、少し座って休んでろ。 病院だから、横になる所もいくらでもあるしな。
[とりあえず今度は立ち上がらせる為に、手を差し伸べた。 震えは――単純に身体的なものと解釈された、 彼の中で何かが起こっていることなど、知らない]
(382) 2011/09/30(Fri) 02時頃
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[それは、歪んでいく。]
[そう、こんな目に合うのは、
こんなオリジナルに激しい劣等感を持つクローンは自分だけで十分だ。]
[そう、規則正しい生活。
何も知らずに仕事をして、
そして、話して、食べて、眠って…。]
(ニック
自分も彼らを壊すよ
そう、オリジナルを知ることは、
クローンには絶望だ。)
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[ゆっくり伸ばされた腕をとりあえず引き上げる。 雨宮セシルにとっては、ごく普通の行動だ。 それから、誘うようにスタッフルームの奥へと視線をやる。 どこでもいいから座ってればいい、と]
――………、
[視線を巡らせれば、いつの間にか。 牧野とリーネの姿があった、隣合って座る。 今はそこに穏やかな空気があるのを知れば、 双子のように見えて――自分と彼もそんな風に見えるのかとふと思った。]
じゃあ、俺は下見て来るから。 あ、……あれには触るなよ?
[ヴァイオリンケースを示してから、背を向けた]
(384) 2011/09/30(Fri) 02時半頃
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セシルは、そのまま階下に下りれば倉庫の方へと向かって
2011/09/30(Fri) 03時頃
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[ここに飛ばされてから、どれくらい経ったのだろう。 アナログの時計のことを思い出したけれど、 時間を見るのを忘れていたから、役にはたたない。 午前か午後か、外が見えなければそれもわからず。
地下2階に降りれば、 漂う血臭のことを――彼女の亡骸を思い出す。 時を意識して、感じたような気がした空腹は、 胸につかえるような気分の悪さに飲み込まれる。
うつくしい音の世界から、 現実は酷くかけ離れている。
―――これが罰であるのなら、 裁かれるべき罪人はヨーランダの他にもいるのだろう。 ぼんやりと、そんな思考が過ぎった**]
(393) 2011/09/30(Fri) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/30(Fri) 03時半頃
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