人狼議事


73 ─深夜、薔薇の木の下で。

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そう。聞くだけなら、聞くよ。
でも、答えは求めないでほしい。

…キミは何か、負い目に生きてしまうタイプじゃないのかな。
…咲いた花も、後は散るだけだと、
咲いたことを後悔してるのかもしれない。

でも、いいじゃない。
咲かない花は花ではないもの。
過去のない人間なんて、いないでしょ?
僕は、過去は過去でいいと思うよ。

頑張りな。きっと棘は、後押しだけ。

キミやノックスが思いを遂げることができたら、
薔薇の棘は…

[感染する、とは言わない。
それで人が死ぬわけではないから。
問われても、そこだけはぼかして話をするだろう]


[セックスをどう伝えるか、悩んでいる間に
どうやらモリスの相談コーナーになっていたようで。

モリスの秘密を知って、どうしよーと、おろおろと
するものだから、会話に挟まることもなく。]

 えーちょっとまってー。
 モリスはともかく、
 俺には想い告げるような相手いないよー。

[言葉を発したのは、最後になって。
将来情熱をかけられるものを見つけること叶ってなく、
それは人に対しても未だ*]


あれ、ま。

[ヴェスパタインが逃げていくのに驚いた顔してみた]

…折角薔薇の棘のケガを、手当てしちゃ駄目じゃないか。
だから少し、怒ったのに。
嫉妬したのかと思ったのかな。

かわいい子だね。皆。


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2011/12/24(Sat) 20時半頃


【人】 薬屋 サイラス

 …ぁ。

[目元へと触れる、ヴェスパタインの冷えた唇。
 薔薇の香りとその感触に、すっかりぼうっとしてしまって。

 あの時出会った者が、人ならぬものだったのかどうかはわからない。
 けれども、何かに魅入られたかのように、あれ以来この目が見る世界の色は少し変わってしまったらしい。
 当人に自覚はあまり無いけれど…。]

 ………わ、す、すいません…レオナルドさん。
 えと、そういえば、モリスが……

[雪まみれの服をほろってもらいながら、ふと思い出したことを先輩に告げて。

 兄に向けられた幾つかの言伝。
 こくんと頷きはするものの、なんだかぼんやりとしたままで。
 不思議と寒いとは思わなくて、柔らかい雪の上にペタンと座り込む。

 人気がなくなれば、中庭に吹く風は悪戯に白い雪を舞い上げ、柔らかな金髪をくすぐって踊り始めた。]

(387) 2011/12/24(Sat) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

[探しに来た兄の目には、見えない何かと遊んでいるように、
 手を伸べて中空を見上げる姿が見えるだろう。

 幼い頃には頻繁にあったけれど、大きくなるにつれそんな事は無くなっていったはずだったけれど。]

(388) 2011/12/24(Sat) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

[呼ぶ声は父親の声に似て、違う声。
 ふっと振り向けば、太陽の光にも似た輝かしい金の髪。

 兄の姿を認識して、にこ…と幼い笑みを向けた。]

(394) 2011/12/24(Sat) 22時頃

…カワイソウな子。

[諦めだけで今までを生きてたエリアスに、
あざ笑うような、哀れむような。
ただ、同情だけは寄せない薔薇の精]


…誰か……。

どうしたらいいの。
どうしたら、忘れられるんだろう。

[それはエリアスの呟き。
薔薇の精のそれではなくて。

悲しさだけが漂う気配]


えっ、エリアス先輩……?

[突然の呟きにモリスは動きが、止まる。]


…忘れたいだけなんだ。
ただ、辛い、だけ……

[シーツを握る手に力が入る。
ぽたぽたと涙だけが零れて。

答えの声に、違和感すら感じずに]

…もう、いやだ…。


【人】 薬屋 サイラス

[肩に掛けられる毛布。
 心配そうな兄の顔に我に返れば、
 迎えに来られるなんて、子供みたいでかっこ悪く思えて。]

 なっ、なんだよ!?
 なんでもないっ……っ!!

[毛布越しに抱きしめてくる腕の中は、やっぱり自分よりずっと大きくて、
 追ってもいつも先に行く、届かない絶対的な差を感じてしまう。
 近くて、暖かくて、敵わなくて。
 ドキドキするのと息苦しいのが、なんだかよくわからない。]

 …離せ、よ。部屋にくらい、自分で、帰れ…る……

[その腕の中から逃げ出そうと、兄の胸元をぐいと押した。]

(417) 2011/12/24(Sat) 23時頃

[夢から目覚めさてた声は、2つ。
1つはベネットのもので、もうひとつはエリアスのもの。]

 うん?どーしたのー……

[寝ぼけた声が、モリスの後を追うように問う。]


ん〜?どうしたんだろうね、この子。

[答えを返すのは薔薇の精]

随分混乱してるみたいだけど?
君達なんか言ったの?


……っ。

[聞こえてくる嗚咽。
エリアスは何を忘れたくて、泣いているのだろう。

近くにエリアスの同室のセレストがいるだけに、複雑な悲鳴が洩れる。]


…キミ、誰かしらないけど。
バイトで、とか、言っていなかった?

[モリスが薔薇の精としていたやりとりはおぼろげだったけれど、夢の中できいたのだろうと。
この少年は一体いつこの声の異様さに気付くのだろう]

バイトなら…誰とでも、できる?
忘れさせて、くれる…?


【人】 薬屋 サイラス

 …にい、ちゃ……

[かけられた声に滲むものに、それ以上拒めなくて。
 幼い頃のように、そっと身を預けた。]

(428) 2011/12/24(Sat) 23時半頃

……いいんスか。忘れちゃって。

[モリスは少し躊躇を見せると]

オレも忘れたいこと、あるし。
先輩がいいなら、『手伝いますよ』。忘れたいなら。

[セレストが放った自己責任という言葉が重くのしかかる。

それで、きっと、いい。

自分には負い目があるのだから。サイラスには綺麗なままでいてほしい。友達のまま、そのままで過ごせれば。
金で自分を売った、汚い自分にはきっと相応しくないのだから。]


……

お願い……


 むにゃ……。

[未だ夢現。2人の会話は聴いているけれど、脳みそには届いていないようで。]


……どこまで行けばいーんすか?
さすがに場所は選んだほうがいいと思うんスけど。

[モリスは少し困った様子でエリアスに告げる]


【人】 薬屋 サイラス

[かすかに聞こえた言葉の意味はわからなかったけれど、
 その声に滲む感情は何となく伝わって。

 色濃い薔薇の香りと、冷えた身体に染みこんでくるぬくもりに、
 なんとなくふわふわとわけがわからなくなっていく。

 青い瞳が、不思議そうに見上げた。]

(438) 2011/12/24(Sat) 23時半頃

…防音室。あそこなら、聞こえない。

[逢引も、それ以上のことも]


……わかりました。
今、たまたまカギが開いてたんで、中にいます。


【人】 薬屋 サイラス

[何故だろう。わからない。
 けれど拒むというのは選択肢の中には無くて、
 兄の腕の中で、そっと目を閉じた。]

(447) 2011/12/25(Sun) 00時頃

キミが…モリス…?

[余りに悲しみすぎてうつろになった眼は
彼を見る。
戸惑うことなくその胸元にほほをよせて]

約束。忘れさせ、て……


オレがモリスですけど、ね。

[来るなりエリアスが胸元に飛び込んでくるのを見れば、その髪を優しく撫でて。]

別に、いいですよ。オレで良ければ。
一緒に、暖まりましょうか。


つーか、何してもらいたいっスか?
バイトですから、ご要望とあらば、何でもするっスけど。

[エリアスの耳元でこっそりと囁く。]


【人】 薬屋 サイラス

[触れた柔らかい感触は、とても熱くて。
 うまく息ができなくて、頭がくらくらする。

 自分が雪の塊だったら、このまま全て溶けてしまいそうな、
 そんな感覚にただ溺れてしまったのは、きっと薔薇の香りが甘いから。

 膝の力も抜けてしまって、包まれた腕の中に身を預けたまま、震えた。]

(457) 2011/12/25(Sun) 00時頃

…抱いてくれる?

[その声は、エリアスのものではなくて、
薔薇の精のものだとは気付かれまい。
元々枯れそうだった薔薇の木、求めるものは人の精気なのだ、と]


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