238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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わかったわ。
刻限の早まった事。これは私の責でもある。
腹をくくるのに時間がかかったの、申し訳ないわ。
もう、迷わない。
――其方にも、幸運を。
[ぱり、となる紫電は、
私が覚悟を決めたことを彼女に伝えたろう]
……それでいい。
[どこか安心したように声をかけて。]
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[彼女の言葉を、じっと聞きながら。>>192 わかってないのは、君のほうだ、と思った。 俺の事を心配するばかりで、大事な事を見落としてる。 俺の家が、どんな家か、よもや解らない菖蒲ではないだろう。
世界を、護る1柱、龍山家。 そして、思い起こす彼の父の教え。>>110 幼い頃からの教えは、俺にとって絶対で。 それを破る選択肢なんて、始めから存在してない。
彼女が裏切る事を辞めないのならば。 お前、俺を含む皆に狙われるんだぞ? 殺されるかもしれないんだぞ?
そんな、そんなの。 嫌に決まってるだろうが――!]
(214) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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[>>193 >>195縋ってくる菖蒲。 我ながら、大人げなかったな、と表情を変えた。 彼女が何を考えているのか、全て解ったわけでは無い。 それでも、俺の事を思っているのは事実だと思うから。]
ったく……。 俺の事大事に思ってるなら。 こんな手段取らなくったって……!
[彼女を無理矢理連れるつもりだったが、抵抗されたので一旦引っ込める。 腕を掴むのは流石に可哀想かと。 だが、これだけは確実に。]
兎に角。 君の事は見張らせて貰うから。 くれぐれも、変な事するんじゃねえぞ。
[その時は、俺も覚悟を、決めるつもりだ。 こんな覚悟、持ちたくないのに**]
(215) 2015/09/13(Sun) 01時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 01時頃
ならばよろしいです。
貴方にも、門の先の幸があらんことを。
[軽い笑みを含んだ言葉を返し、瞑目する。]
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[ぽつ、ぽつと雨が降り始める。 それが当たった瞬間、力が奪われていく。
……なん、だ、これ。
生憎、傘は持っていなかった。 このままじゃ、まずい。
俺はふらつきながらも、近くの歩道橋の下に身を隠す。 聞こえた呟き>>224には、どういう事だと思いながらも、聞ける状態では無いから。
情けないな、と思い返すのは、クレープ屋で出会った少女。>>0:184 彼女だったら、きっと。世界のためなら、こんな葛藤する事もなかったんじゃないか。 表情が曇るのは、雨のせいか。]
(240) 2015/09/13(Sun) 13時半頃
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[そうだ、カムイはどうなったのだろう。 カムイの気配は、近くに感じるが。
『カムイ、どうだった』
かなりざっくりとした内容だが、今はそれ以上の内容が思いつかなかった。 本音を言えば、彼も『仲間』かもしれないとは考えていたけれど、それは、無いだろうと直感していた。
否、彼を信じたかった。]
(241) 2015/09/13(Sun) 13時半頃
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―歩道橋の下―
――……。
[一先ず、雨の被害からは、一時的に免れられたようだ。 そして、彼女の言う『宣戦布告』は、>>225そこで告げられただろうか。
だがしかし、今の状態では、とてもじゃないが戦うのは難しい。 ましてや、菖蒲とだなんて。
俺は、何も言えなかった。**]
(242) 2015/09/13(Sun) 13時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 13時半頃
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[紡がれる言葉を聞きながら、俺は苦々しく唇を噛んだ。 菖蒲、お前おかしいよ。 俺の為に、俺を殺すのか? 俺の為に、世界を殺すのか? なんだよ。なんなんだよ、そんなのって――。
俺は、幼馴染みの一端に移る、狂気を見た。 どう、言葉を返して良いのか解らない。
すると、次の瞬間、発射される雷撃。>>257 大きくジャンプし、すんでの所で躱し、後ろへと。]
(267) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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てめェ――!
[先程ちらっと見せた、怒りを爆発させる。 嫌、怒りは先程から溜まっていたのだろう。 彼女は、訳の分からない集団に絆され、訳の分からない論理を説かれ。 そんな訳の分からない事態に対しては、怒りを覚えるしかない。]
死んでも、会えるから? それじゃあ、意味が無ェだろうがよォ!
[雨の音が響く中、俺は吠えた。 俺が望むのものは、既に授かっているのだから。 俺が死んだら、それも全て失ってしまう。]
(268) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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[結果的に、彼女とかなり離れてしまった。 離れるのは、得策では無いが、こうするしか方法は無い。
怒りのままに、俺は近くにあったコンクリートブロックに目を付け、それを高く放り投げると。]
うらあぁ!!
[それを、蹴りで吹き飛ばす。
龍山流拳法、奥義の一、『石蹴』。
本来は石を蹴って砕く技だが。『丁度良い具合に』力が弱まっている。 まっすぐに、コンクリートブロックは彼女の右足を狙う。]
(269) 2015/09/13(Sun) 19時頃
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[怒りに任せコンクリートブロックを蹴った瞬間、聞こえてくる通信>>265
『なんだって……?大須賀は、全部見てたんじゃ……?』
そう言って、首を捻る。 思い出すのは大須賀からのやりとり>>55。 確かに、報告はしなかった。しなかったが、ドローンを打ち砕く所を見ていた彼ならば、もしかしたら筒抜けだったのかもしれないのに。 続く言葉には、心で溜息をつきながら、全てを話すことにした。
『……"俺のため"、だってさ。あいつ、俺のために、門を開けようとしてる』 『なんでも、俺が掟に縛られ、傷つけられるかもしれない世界が気に入らないんだって』 『それと……いま、ちょっとヤバい状況。アイツ、俺を殺す気だ』
そう、返して。]
(270) 2015/09/13(Sun) 19時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/09/13(Sun) 19時半頃
/*
これ、玉露様初回の吊り襲撃を遠まわしに立候補していらっしゃいますね。
どのみちそれができるのは明日以降になりますが。
/*
まあ、その時までの流れ次第でってところかねえ。
/*
多分そうですね……体調不良をメモで申告されてましたし。
吊り襲撃的には有翼種⇒白羽君に襲ってもいいわよ!アッピ?
若しくは今日明日中に私がカイちゃんSATSUGAIか振り切ってそっち向かった方がいいのかしら。
私の場合は逆に初回落ちの可能性もあるけど。
/*
取り敢えずは2d以降の流れでって感じですかね。
私はコンクリートと戦ってくる……!
/*
菖蒲様はできれば龍山様との決着を。
ここでそれを振り切り、玉露様の方へ行ってしまうと龍山様もお困りになるでしょう。
玉露様はこのままの状況でしたら、私か大須賀様で対応します。
/*
了解です。2d終わりまでには決着をつけれるように頑張ります。(ぐっ
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――ッ!
お前は……。 世界を救うヒーローにでもなったつもりかよ! お前のやってる事は、ただの反逆だ! 逆賊のやる事だ!!
[>>273嗚呼、どうして。 此処までわかり合えないのか。 苛立ち。嫉妬。受けとめ切れない気持ち。 全てが混ざり合い、語気が荒くなる。
彼女からは、俺しか見えていないのに。 俺の事なんて、全然解ってない。 どうしてもそんな風に、見えてしまう。]
(285) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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――世界を、敵に回すか……ッ こんの、ド阿呆め……ッ!!
[そう叫ぶが早いか。雷の発射がなされる。 ……おい、こんな雷、菖蒲が普通に出していい雷では無い。 何らかの反動はあるだろう。
……しかし、狙いが散漫だ。]
ていっ!!
[これは、防御よりは回避の方がいい、と判断し、大きく避けた。 避けた先で大きな音があり、後ろの建物に穴が開く。]
……近づけねぇな、これじゃあ。
[ち、と舌打ちする。 無理に近づけば、大ダメージは避けられないだろう。]
(286) 2015/09/13(Sun) 21時半頃
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[『……ありがとう』
手を貸す、との言葉には、そう応える。>>290 菖蒲にも仲間がいるし、ここは協定が得られると有難い。 しかし、次の言葉には、しばし沈黙し。
『……うん、解ってる。 カムイがその気になれば、彼女を殺せるって事を。』 『俺も……此処まで来たら、彼女とケリを付ける、べきなんだと思う。』 『それに……やらなきゃ、こっちがやられちゃうし』
反逆者、と言った勢いか。 それとも彼なりの覚悟が形成されたのか。 兎に角、継ぎ接ぎの覚悟を、彼に伝えていく。
けれど、出来れば。 彼女と決着を付けるのは、カムイじゃなくて、俺がいいんだけど、な。]
(309) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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――ご心配なく。こっちもそんな、ヤワじゃねえよ。
[とはいえ、この環境で無ければ。 こっちも全力が出せるのに。
そう考えながら、やっぱり、と彼女を見る。 菖蒲は、体が弱い。それを俺が誰よりも知っている。 血の濃い一族で、力は強力だが――長く続かない事も。
膝をつきそうになりながらも>>293電気を放っている。 ――好機は、今だ。
俺は、羽根を大きく広げ、彼女に向かって飛んでいく。]
(310) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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[雷の矢は、羽根に当たる。>>294 ばさり、と10数枚の羽根が舞う。 一瞬、激痛に顔が歪むも、もう、止まらない。]
――でぇぇぇえあああああ!!!
[突っ込みながら、彼女めがけて掌底をかましにいく。 龍山流拳法奥義の一、『隼』。
喰らった場合。紫電の抵抗もあっただろうか。 しかし、それを恐れて。 どうして彼女を止められるだろう。]
(311) 2015/09/13(Sun) 22時頃
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本当に、聡い子。
いつまで騙し通せるかしら。
[さて、どうしたものか。]
目的を成されたのでしたら、連絡くらいくださってもよろしいのでは?
[こんな紙が届かなければ、こちらも知らずにいた、と。
少しばかり批難めいた声をかける。]
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くぅ……
[身を護る>>317紫電の抵抗に、苦しそうな声をあげる。 一瞬、意識が遠のくも、何とか堪えて。 再び彼女を見て、俺は驚愕する。]
――なっ!
[放たれたのは、実弾。 2発の弾丸は、一発はあらぬ方向に行ったが、もう一発は、頬をかすめ、そこから紅い華を散らした。 痛みに、顔を歪ませるも。
すぐに、彼女を抱き締めるように、体を覆い。]
(353) 2015/09/13(Sun) 23時半頃
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――ごめんな。
[そう、謝罪する。 俺もお前も、きっと、後悔する。 ここで袂を分かった事を。
それだけ言うと、再び体を離し、追撃の構え。]
(354) 2015/09/13(Sun) 23時半頃
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ああ、すまないな。
ちょっとこちらもダメージを受けていたので。
万全に戻してから知らせる心算でいたのでな。
あの娘ですね?
……まぁいいです。
私の屋敷に、傷を癒す聖水が庭に溜めてあります。
量に限りはありますが、軽いものなら癒せるでしょう。
必要なら、私とつながっていると悟られぬよう、お使いください。
[実際、何か非常時用に瓶に少量取っておいただけのものだ。
さほどの期待はできぬだろうが、それでもないよりはマシだろう。]
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