人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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視点:


ロビン! 今日がお前の命日だ!


【人】 記者 イアン

[立ち上がった。

行く先も居場所も今は見えないけれど。
相変わらず、想っていた。

重い重い足取りで、歩き出す。]

(0) 2018/05/23(Wed) 00時頃



   君には、何が必要なの?

[初めてちゃんと、彼に問いかけることが出来た。
声を掛けるまでの緊張と躊躇いは気づかれなければいい。

新しい“もうひとり”を、まだ知らないまま。]


【人】 記者 イアン

[図書室から自分の衣類を回収し
部屋の中、ベネットに見つからない場所に隠して。

それからどこに行って何をしたのやら
両腕に持っているのはバケツに並々満たした、水。]

(2) 2018/05/23(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン

── 中庭 ──
 
[どこぞの誰かが教えなかったものだから
植物の世話は雑草を抜く以外疎い。
全力で水を掛ける気でいた。

今まで何一つ聞いてこなかったから
何も答えを知らなかった。
間違っていたって、仕方ないことだろう。
薔薇の木に向かって、真っ直ぐ歩いていく。
他の何も目に入らずに。

最も、目的に向かって何かしようとしている奴や
漸く問いかけることが出来た男でも見えれば
話しは違う、だろうけど。]*

(3) 2018/05/23(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン

[こいしい人へ、俺は害意を持っていない
そして、向ける者がいれば許さないだろう。

それが間違っていたとして
隣に立てる資格を持っていないとして。

傷ついた姿を知ってしまった、
“あの人”との会話を聞かされてしまった
口を挟んでしまった。

────薔薇は弱っているだけだ。]*

(5) 2018/05/23(Wed) 00時半頃

 
 
[ ぽつ、と落ちる細い声。 ]
 
 


[ 何が、必要か。
 血なのか、水なのか、精なのか、愛なのか。
 そのどれも違うことを思い出したから。
 耳に心地よいその声を、聞いて。 

 手と手を繋いだ、薔薇に毒された幼い子とその毒牙にかかった新しい花。

 またこの声も聞こえているだろう。
 俺の声は、香りにのって、届く。 ]


 
 この夢から覚めたときに。
 逢いに行っていい?
 
 その時に───話すから。
 
[ 俺には何が必要か。 ]*


【人】 記者 イアン



      …………────

[明けた先が、少し明るく見えた。]

(8) 2018/05/23(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 お前は何をすれば満足するんだ。
 早くあいつを解放しろ。

[やがて噎せ返る赤の前にやって来る。
そこに誰もいなければ、止められなければ

バケツ二杯分が出来る限り広範囲に
叩き込むみたいに、撒き散らされる。
あまりにも乱暴な行動は暴走とすら言えた。]*

(10) 2018/05/23(Wed) 00時半頃



 ………… うん。

[やっぱり怖い。でも、まあ、悪くはない。
どこかの誰かが必要だとか、お前がいなくなることだとか
言われたとしても、その言葉は必要なものを求めている証だから。]*


【人】 記者 イアン

[暴走を止める者がいなかったとして、
花だけを見つめる男は
向こう側にまで水を撒かない。]*

(13) 2018/05/23(Wed) 00時半頃

…………ん?



[なんか、声が聞こえてくる。
周囲を見渡しても誰もおらず。
はて、空耳かと首傾げ。]


【人】 記者 イアン

[きっと、棘は魂を穢した。
だけど、俺は元から汚れていて
性質が悪いことに求める相手が、薔薇に───。 

息を荒らげて肩を上下させるのは
運動不足が理由ではなく。]

    ………… はぁ

[誰のことも濡らさない一方、自分自身まではどうにも。
そのまま、足元の水を含んだ緑に座り込む。

大分辛くなっていた。
いや、これじゃ駄目だよな。
呪われた男は今も薔薇の香りを、花からではなく。]*

(15) 2018/05/23(Wed) 01時頃

[ 少しの間()が────なんて、今は謂わないでおこう。
 すべてはそう、夢から覚めた後で。

 願い、望む、未来の、ために。 ]*


【人】 記者 イアン

[俺と“もうひとり”は
枯れるなと、生きろと願った。

夜が明ける方法は、
薔薇を散らす以外で求めている。
 
大切な人を眠らされた者たちが違っていても。]*

(17) 2018/05/23(Wed) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 01時頃


 おはよう、ロビン。
 お目覚めはいかがかな?

[ いっちゃんが、この声を聞こえるようになってしまったときも
 似たような声をかけたと思う。
 甘い香りに漂って。 ]**



 ロビン……。

[甘い香りで呼びかける声。
繰り返すように、呟きも芳香に乗る。

彼は薔薇を恨むだろうか
ケヴィンを、恨むだろうか。
複雑な気分だ。 ]*


……

[寝たっけ、多分寝ていなかった、と思うけど。
さっきまでの状態は、寝ていたように頭が呆けていた。
寝ていなかったとも言いきれないか。
ということは、おはようでいいのか。]

……おはよ、ございます?

[一人はすぐ近くにいたから、今度は空耳だと思わずに。
しかし、別の声も聞こえた。あれ、姿がない。

それにしても、薔薇が濃く、甘く香っているな、と感じた。**]


[ひとりで熱に震えながら、色んなことを考えた。]
 
 ヴェルツ。多分、君は無関係なんだろうね。

[いつまでも君は君のまま。
ただの一度も乱れを見せない。
その割に、確かに呪われていて。]

 妖精でも紛れ込んでいるみたいだな。

[この声を聴くのに清い様
清らかな者は俺を異物とするだろうが
俺からすれば、むしろその見守るような立場が。
君はきっと、眠れないのだろう。]


【人】 記者 イアン

[だから薔薇なんて嫌いなんだ。
俺の欲しいものを、こんな風に
衝動が憎悪じみて、人でないものに向く。

頭を振って思考を払った。
毟ったところで何かが変わるだろうか?
彼が最後になんと言ったかを思うと
やはり散らすのは間違いだと感じる。

立ち上がれず、見上げた先に花弁を濡らした薔薇の群れ
そういえばこうなる前は風が強かったな、なんて。
“ひとりでは“一瞬思っただけ。]

(19) 2018/05/23(Wed) 03時頃

【人】 記者 イアン

[あまりにも必死だったから、
水音に混ざる声に>>11気づかなかった。
バケツは転がり、暴走した男は座り込み。
やっと静かになった場所なら、
幾つか>>16>>18を聞き取れたようで。

そっと顔を出して、観察する。
男が三人。丁度一人が何処かに足を向けたところ。
内一人、活発そうな後輩に視線が注がれた
そろそろ何か気づかれ始めてもおかしくない。]**

(20) 2018/05/23(Wed) 03時頃



 君じゃなく、薔薇に必要なものは?
 薔薇はなんで、こんなことを?

[今までが嘘のように、舌が回る。]

 あとどれくらい待てば、解放されるのかな
 ……ロビンまで来てしまった、もう、早く

[自分と違うからといって、分かるとは限らなく
“目覚めたばかり”の方を混乱させてしまうかもしれないが。]**


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 03時頃


【人】 記者 イアン

[じっと眺め続け、結局声を掛けない。
何か自分とは逆の行動でも始まれば、動くだろう。

抱えた書類は机でずっと大切に作ってきたものだから
燃やされる前に、抵抗してでも返してもらいたい。
もう一度作り直せるとは、限らない。
その倍別の書類を作っても、意味が無い。

薔薇だって、同じように考えていると思っている
朝には目覚めると教えてくれた人がいる。

ぽつりと、香りに乗った願い。]**

(31) 2018/05/23(Wed) 07時半頃



 ロビン、ロビン。ごめん。
 君も、苦しくなるのかもしれない。

 でも、お願いだから他の奴らに薔薇を傷つけさせないで。
 この夜はそれじゃ終わらない。
 終わっても、駄目だ。

[どこか熱を帯びて、切なげに
けれど、“あたらしいひとり”へと必死に呼びかけた。]


イアンは、オスカーが何を見たか、知らない

2018/05/23(Wed) 08時頃


[姿はまだ発見できていないけど、焦っているように聞こえる声の持ち主が誰か、には気づく。

こんな時に的外れな質問をしても落ち着いた答えが返ってくるかどうか。

なので、しばらく薔薇の香の声にじっと耳を傾けて、状況の把握に努めていた。]


……薔薇を傷つけても問題解決には至らない、と。

了解しました。

[焦るその声が、嘘を言っているとは思い難かった。

君も、と言うからには自分だって辛いのだろうに、それを省みずに訴える声が。

自分の役目は、差し当たって、薔薇が原因と聞けば全部引っこ抜きそうな同級生を止めることだろう。**]


イアンは、その朝になる方法が、俺にもまだわからない。

2018/05/23(Wed) 10時頃


【人】 記者 イアン

[────わからない、けれど。
先に何も無いわけではないのだろう。

返った声に欲以外のものが顔に浮かぶ。
初めて会った時からよく出来た子だと思っていた、

そっと、二度目の立ち上がり。
空のバケツ二つを痕跡に、その場から立ち去った。]

(35) 2018/05/23(Wed) 10時頃

【人】 記者 イアン

[果たして、それは何処なのか。
相手も道中か、もう屋内だったかもしれない。
彼は誰かを引き摺っていただろうか。>>30]

 オスカー。

[倫理を重んじる筈の生徒会長の姿は
どこからどう見ても、異常に見える筈。 
おかしくない誰かより
移されたばかりの子より、ずっと。
まやかしは甘やかになりきれず
けれど、現実でもある。
現実の中で、彼がひとり誰かを背負うのならば
思わぬ者が眠っていることに目を丸くした後、
異常な男が華奢な共犯者を手伝おうとする。]**

(36) 2018/05/23(Wed) 10時頃

[俺に手を伸ばしてくれたのは、あの子だけ。
その言葉一つ一つ、優しく暖かく染み込んだ。
確かな救いに、心の中に一つ箱が置かれて
“あい”でも“こい”でもない名前が付いた。

それなのに、自分の願望ばかり優先した。

夜が明けて目覚めるのならば、
その名前を伝えるべきだろう。

あんなことをしたからもう嫌いかもしれない
“あいしてる”が交わされない求め合いは
きっと、彼だって本来の望みでは無かった。
俺は勝手にそう思っている。]


[出来ることならもっと違う形で
清らかな関係で、けれど以前とも違う形で
お互いを見ていられたらいい。

図書室の時間は魚のような男の罪でも、
それは、二人だけのものだった。

あれだけ項垂れたのは、君だからだ。
君が俺を見て、俺が君を見たのだから。
“シュヴァルべ先輩”として
確かに大切に、思っている。

全部全部、眠れない男の勝手な思い。
夢の住人の心は覗けない。]


[どうでもいいのならば、貰う言葉に喜ばなかった 
興味がないのならば、丁寧に身体を拭わなかった
見ていないのならば、眠っただけで項垂れなかった

“友達”になれたら良かったのに。
俺は確かに、本当のモリスを教えてもらったのに。

今更後悔しても、薔薇の香りが全て悪いなんて有り得ない。
明けた先に何があるのかは、俺一人が作れるものでもない。]*



 ありがとう。

[出来の悪い生徒会長より大分頼れる答えをくれた一年生へ
短い返事は、とても嬉しそうな声だった。]*


[ 疑問形の声が返る()。
 暫くは様子を伺うように黙り込み(
 その間に別の音が、ふわりと届く()。 ]

 妖精なんて可愛いもんだったらよかったけどなぁ。

[ 人の姿をした《それ》はきっと悪魔だ。
 時に小夜啼鳥と呼ばれ、時にロジェと呼ばれた。
 ああでも、この唇があいを語ったことなど一度もなかった。

 ――今までは。 ]


 無関係、かは微妙なところだけど。
 こんな風に夜を止めたのは、俺じゃあないな。

[ こんな時でも、吐けない嘘。
 薔薇が必要としているもの()も、今の俺にはわからない。
 それは俺が変わってしまったからなのか。
 中庭の魔術師失格、といったところだ。

 新たに目覚めた声と()。
 君も、苦しくなるのかもしれない()。
 そんな言葉に、眉を下げたのは伝わらぬ表情。 ]


 起きてるから、だめなのかもよ?
 みんながちゃあんと寝静まったら
 月も諦めて、太陽を呼んでくるかもしれない。

[ まだ遊んで、まだ眠れない。
 月は子供のように俺たちに纏わりついて来ているだけなのかもしれない。 ]*


 
 
[ 眠れない薔薇(おれ)が、みんなを巻き込んだだけなのかもしれない。 ]**
 
 


[確かにそんな見た目じゃないけれど
流石にもう、そういう意味じゃないとは分かる。
ふと、綺麗と呼んだ時も否定されたなと思い出す
この人は一体何を抱えているのか。

今ここで問うことではないと感じ、返さずに。]

 やっぱり、君でも薔薇でも解決しないか。

[問い全てに答えは貰えなかったが
それが分かれば良かった
理解したのが口にした一言。
そうしてロビンに願いを伝えたのだ。]*




 …………寝る、

[暫しの間、そして沈黙。

そのままの意味で受け取り、未だに乱れる身体を恥じた。
耐えればいいのだろうか。]*


【人】 記者 イアン

[なるほど、説得力はある。
単純明快かつ、難しく聴こえた答えに納得しつつ。

困ったように笑ったのは、ひとりの時。
やはり求めることは罪か。]*

(46) 2018/05/23(Wed) 19時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 19時頃


イアンは、ユージンの顔を思い出した

2018/05/23(Wed) 19時半頃


 ………そ、寝る。

[ 薔薇の甘い毒を受けた身では、違う意味に取れようか。
 それはいっちゃんも、新たな犠牲者となったロビンも。
 身体の中をぞわりと駆け上がり、目の前にある同級生に牙を剥く引き金の一つにだってなりえよう。

 呪いは欲望を煽り、増加させる。

 思い出す、声ひとつ。
 《あの時》吐息に籠もった、熱。 ]


 眠れない子には、おやすみのキスがいるかもね。
 口付けて、その唇をなぞり。
 それでもうるさいなら、舌を絡ませてしまえばいい。

[ 毒を注ぐように、囁く悪魔の言葉。 ]

 匂いで酔わせて体温を分け合えば、
 キミも落ち着いて眠れるようになる。

[ 甘い、誘惑。
 今はまだ得られない、願望。 ]


[ それを求めるのが《罪》だとするなら
 俺は綺麗でもなんでもない、ただの穢れた悪魔。 ]*


[求めることを止めて、ひとりになって
ベッドに潜り込んで耐えればいいのだろう。
そう思っていた筈なのに、
別の意味が浮かんで、身体はそちらを望んでいて。
……思い込もうとしていただけなのだろうか。

それが無理矢理に与えられ変えられたとして
この夜より何年も前から堕落した身だった。
特別欲に、あの香りに弱かった。
助けよう明かそうと思いながらも、
本能は、次は自分だと待ちわびていたのだ。
フェルゼにも拒まれていなければ、
その先は耐えるつもりでも口づけくらいしただろう。]


[呪いは今も生きて、欲望を煽り続ける。
もうそれはおかしいと
想いもないのに触れてはならないと知らされたのに。

そして────綺麗だとこいした男の、悪魔のような囁き

やめてくれ、もう何も言わないでくれ
誰を求めているのか分からないのか、なんて
嘘だと悟られた予感があれど、別れを告げたのは俺。
知りすぎた感覚は、言葉だけで蘇るようで。
水などでは冷えない奥底が疼き、熱を燻らせる。]



 きみ、酷い 人だ……
   知らなかった、こんな……

[相手はただ返事をしているだけ
この身体の事実を述べているだけ。
それ以上、何も言っていない。

ひとりで勝手に、浅ましく穢らわしく欲情していた
過去の記憶と、この男と。交互に脳裏に浮かぶ感覚。]



    ェ ……ル
     俺、は…………っ。

[最早、名前すら朧な声が
生徒会長として接してきた後輩にもきっと聴こえてしまう。

まだ、今は耐えている。
眠れないって、分かっているのに。
“あい”の無い交わりをもう望んでいないのに。

葛藤と欲望を本人の意思に反して届ける香りは
酷く、濃い。]*


……眠りのキスを落とす前に、質問です。
薔薇の……可愛くない妖精さんに。

[ちょっと違うけど、細かいことは気にしない。
まだ頭がズキズキするのを耐えて。]

……僕から直接、薔薇の養分となるものを得られませんか。差し上げますので。

[吸い尽くされれば、眠ってしまうかもしれないが。]


……えっと。
セックス以外の方法だと、なおいいんですけど……

[どことなく切れ切れの声。
全てを察したわけではなく。

性に溺れてしまいそうになる自分への配慮である。*]




 ……頭いいなぁ、君。
  次はもう決まってるけど、その次の生徒会はどう?

[聡明な子の声のおかげで、多少息が整った。
申し訳ないのだが、ありがたくもある。
この場に全く関係ないことを言い出すのは、現実逃避である。]*


そ、そんな目立つことは、いいです。

僕はタンポポみたく、隅っこが好きなので……

[薔薇は自分には似合わない。
しっかり根を張って、踏まれても丈夫で、でもひっそりちゃんと咲いている花がいい。]


【人】 記者 イアン

[オスカーに会っても名前を呼んだだけ
自分からは何も話さないで、ただ手伝う。
お姫様>>50にも気づいただろうが、視線が一時追うだけ。
口を開くことを求められない限り何も言えないくらい、追い詰められていた。

────あの男に気づかれたのだと思っていたのだが
……こうなると、勘違いだったのかもしれない。
何も分からずに、他者を求めろと言っているのかもしれない。

そうであったほうが耐えられる。]*

(51) 2018/05/23(Wed) 21時頃

 酷いね、うん。 俺は酷い。
 綺麗なんかじゃないよ…──いっちゃん。

[ 喘ぐような声に()もたげる熱。
 キミの泣きそうな言葉に、煽られる。
 別れを告げられても── 一度振られたぐらいで ──
 諦められない、しつこい悪魔だ。

 それでも今はまだ。
 返す声は二つあるのだから。
 冷静さを装おう。 ]


 ははっ、えらくストレートに謂うなぁ。

[ セックス以外で()なんて声には、笑わざるを得なかった。 ]

 難しいお願いだね。
 セックスにしろキスだけにしろ、精をもらうことは出来るけど
 キミらに芽吹いたものは奪い取れない。
 悪いね。
 奪い取れるのなら今すぐにでも、奪ってあげたいんだけどさ。

[ 偽るのは嫌いだし、苦手だ。
 欲は甘く、甘くなり、囁きに落ちる。 ]


[ 奪い取れやしないくせ、精がなければ生きていけない。
 生きるには、それが必要で
 枯れず咲くには、与えられなければならない。

 ───《あい》を。

 欲しいと願う。
 眠る人に、耐える人に、生きろと謂われたから。 ]


【人】 記者 イアン

[オスカーが誰も抱えてないのなら
助けに動く理由も無かった。>>56
顔を合わせ、話しかけられたからそこにいる。]

  ………… ヴェルツだ。

[虚ろな男は、何かを浮かばせる間の後答えた>>57
それについて何が言いたいのか。
聞く気はあるが、少し口を挟ませてもらう。]

(60) 2018/05/23(Wed) 21時半頃

【人】 記者 イアン

 
 薔薇の精から聞いた。
 皆が眠れば朝が来る。

[その言葉は本来想定として語られたものだが。
この場では、断定し口にした。

濃い薔薇の香りは、木の香りを遠のかせる程。]*

(61) 2018/05/23(Wed) 21時半頃

イアンは、ぼんやりとした目で、オスカーを見ている

2018/05/23(Wed) 21時半頃


……だめですか。
了解しました。

[不可能だと言われればそれまで。
短く返事をして。

黙って、色々と考えている。
身を委ねたくはなるけれど、それはとても甘い誘いだけど。

相手が友人だったことで、足掻く気持ちが湧いたのだ。

何せロビンは友達が少ない。*]




 …………嫌な予感がするな。

[たった一言、無意識に呟く。]


イアンは、目の前の相手に聞こえない音が、香りに乗って一言だけ

2018/05/23(Wed) 22時頃



[これは、不味い。
嫌な予感は、こちらへの加害ではなかった。]

 オスカーが、かなり参っている。
 解放される為なら、自殺もすると言っている。

 ……彼は、どうしたら眠れるんだ。

[早く言葉が返ることを祈っていた。]




  ……モリス

[その名前を聞いた時の反応は、薄かったが。
対峙する相手に聞こえない声は落ちた。]

 ごめん、モリス。
 君は、俺に触れられるべきじゃなかった。

 …………もっと違う風に傍にいれた筈なのに。

[純粋な後悔がそこにあった。]


[先に浮かんだのは、彼の方だった。
でも、その後に中庭で抱き寄せられてしまった
…………一緒に眠りにつけなかった。]


 おいおい、幾分物騒だな?

[ 自殺だのなんだの。
 まぁ、揺れ動く青少年の頃にはなくもない願望のひとつ、か。

 芽生えた呪いを解く方法ならわかる。
 今横に眠るケヴィンがそうしたように、欲に忠実に従えばいい。
 ただし眠るのは、毒牙にかけた側。
 呪いは移り、また欲を芽生えさせるだけ。

 俺はまだ知れていないが、ヒューやフェルゼ、ベネットのように
 眠るためのトリガーがあれば。
 それが何かわからず、言葉を探す。 ]


頭殴ってください。

[物理だったが焦りの表れ。]

えっと、とりあえず、自殺だけは止めといてください。

[慌て……]


 そうね。
 ちょっと荒療治でも、いーのかもしんない。

 ヒュー?
 とかはずいぶん怪我してたんでしょ?
 物理的に《寝かせる》のも手なのかも知らんよ。

[ 焦る声に、しかし同意の声ひとつ。
 半分冗談、半分本気。 ]


 何より落ち着かせること、かな。

 きっと、もうすぐ
 夜も終わるだろうからさ?

[ 根拠はない。
 だが、そんな気がしている。 ]*



 それ、本当に言ってるの。
 俺じゃ、……

[今責められて、こんな様子をひとりで見ていて。
人選ミスにも程がある。]

 でも、やるしかないのか……


【人】 記者 イアン



 本当に酷いことをした。
 
[罪の意識は確かに存在したから
名前を聞いても驚きは無い。>>67
それ以上の思考は赤い香りに乗った。]

 そのままの意味だよ。

[相変わらず立ち尽くしたまま、相手を見て>>68
何かを待つような沈黙、やがて。]

(74) 2018/05/23(Wed) 22時半頃

【人】 記者 イアン


 薔薇を毟っても意味が無いのなら、
 命だってきっと同じだろう。
 刺しても、元通り
 延々と繰り返し夜が明けない。
 そんなことにも、なるかもしれないね。

 オスカー、もう疲れただろう。
 君に必要なのは考えることじゃなく、休息じゃないか。

[妖精は的確な答えをくれなかった。
ただ、呼びかける他なかった。
あまりにも間違えた人選と分かっていても
ここには俺しかいないから。]*

(75) 2018/05/23(Wed) 22時半頃

イアンは、喉が痛んで、首元に手をそえた

2018/05/23(Wed) 22時半頃



 嫌われてるんだけどなぁ…………。

[そこは受け入れるしかない。
だが、命が掛っていた。]


……ピスティオ、何とか出来たらそっち行きますので。

どこですか。

[自殺しそうな人を放置はできず。]


 ばかだなぁ、いっちゃん。

[ 誰かに手を振り上げるなんてこと、キミに出来るわけないじゃない。
 そこに俺がいたならね。
 多分迷わず振り下ろしたと思うけど。 ]

 みんなもう、疲れてるだろ。
 夜は続くもんじゃない。
 休むもんだ。

[ そんな説得を落としていることも知らず。
 可愛くない妖精も、そろそろ─── ]*


[そのとおり、出来やしなかった。
他者を前にして、衝動すら堪えている。]

 廊下、医務室の近く。
 自殺は意味がないと思うって。そう言った。

[緊急な内容は簡潔に要点を伝えるもの。]


イアンは、何度も何度も香りが乗って、なんとかしようとしている。

2018/05/23(Wed) 22時半頃




 …………、 試しに寝ようとしてみる、って。

[様子は少しも改善してないと見えたけれど
多分、嘘はつかないから。]

 じゃあ、他の人達が問題だ。


【人】 記者 イアン

[疲れている、疲れている、どうだろう。>>85
浮かぶ顔二つ。
とても酷いことばかりしているから
自分が主張するのは烏滸がましい気がした。]

 そうだね、君はいつでも正しい。

[俺もそう思うよ。ずっと前からね。>>86
今だって君に手を伸ばしたいと呪いが囁いていた。

どこか自嘲的な笑みの裏、俺のこと以外もあるのだろう。
それは彼の心の中の問題で、何も言うことはない。
付け足すような言葉にも>>87返さずに

崩れ落ちるようにその場に座り込み、見送ろうと。]*

(89) 2018/05/23(Wed) 23時頃

【人】 記者 イアン

[衝動を何処にも振り下ろせず
対象にしかけた相手に離れられて
ずっと、ずっと、耐えた。

掌で口を覆い震える。
状況にそぐわないものを感じていると、
やはり、そういう人間なのだと思わされる。
耳元で貶める声が蘇る、きっと、正しいものばかり。

そんな奴だからあんなことをした。
やはり、今更違う形でやり直したいなどと
君だって大切だなどと、都合が良い話だ。
それでも俺はそう思った。
言われた言葉が嬉しかったのは、今も変わらない。]*

(91) 2018/05/23(Wed) 23時半頃

……うん、良かったです。


[何はともあれ。]



  ああ、嫌だなあ。

[解決したところにそんな呟き
別のこと、自分のことだった。

薔薇《きみ》を守りたくて行動していたけれど。
それも、何も結ばずに本人からの答えが降った。
俺はこの夜、酷いことをして。自分がどんな人間か改めて知らされただけ。]*




[ 魚になれなかった男は、口を閉じ。
 ひとり、座り込んでいた。 ]*


【人】 記者 イアン

[ 過去が追い掛けてくる
 過去は、夜が明けてもそこにあるばかり。
 いつまでもいつまでも、逃れられず
 本当に隣に寄り添っているのは、あの日々の記憶。 ]*

(93) 2018/05/23(Wed) 23時半頃

 いっちゃん。

[ 俺が来ることなんて望まれなかったかもしれない。
 もっと別の、他の誰かの手を
 あるいは誰の手も望んでいなかったのかもしれない。

 それでも、手を伸ばした。

 俺の穢い欲望だ。
 傷つけておいて守りたいだなんて、エゴにも程がある。 ]


……間違えた、かな。

人付き合いって、難しいですね。

[心が冷えて、呪いの熱もあがらない。]


【人】 記者 イアン

[何も見ようとしていなかったけれど
音は、聴こえた。>>98]

 やめておきなよ
    俺、汚いからさ。

[ぼんやりと見上げて
彼でもあの子でもオスカーでもない過去を見ていた。]

(102) 2018/05/24(Thu) 00時頃

 あー、えーーと。
 おつかれさま?

[ 何を謂ってもきっとそぐわない。
 思うことを紡ぐけれど。
 的はずれなことばかり謂ってるかも、しれない。 ]

 ごめんな? 大丈夫?
 悪いのは全部、薔薇(──)だから。

 だからさ、いっちゃんはなんも悪くないよ。


【人】 記者 イアン


 さようならって、言ったよね。
 大丈夫、ひとりで寝るよ。

[立ち上がれもせず、苦しげに喘いでいるけれど。
無表情で、淡々と語った。
ずっと衝動の向く先だった男を前にしても尚。

この人の行く先が見たいなどと
なんて、図々しかったのだろうか。
一歩分、座ったまま後ろに摺り下がる。]*

(103) 2018/05/24(Thu) 00時頃

[呼ばれる度に心臓が痛い。
苦しみ以外のものが、そこにあった。]

 選んだのは俺。

[手に喜んだのも、あいが欲しいと思ったのも。
それ以上は喋る気力が無くて、項垂れる。
呼吸だけが荒い。]*


【人】 記者 イアン


 …………!

[強い声に肩が大きく跳ね
怯えた目が、相手を映した。]**

(107) 2018/05/24(Thu) 00時頃

 もう泣いてもいいんだよ。

 ────イアン。

[ 暴れようが引っ掛かれようが。
 離すつもりもなく。
 側に誰かいようがいまいが気にする余裕もなく。

 痛いほどの力で、抱き締めた。 ]**


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