人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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モスキート! 今日がお前の命日だ!


[返ってきた答えは、酷く曖昧。
例えば、見知らぬ誰かがどこかへ行っても、さみしいと思ったりするだろうか。
さみしいと思うのは、その対象に、思い入れがあるからではないのか。
もしくは……“本当は自分が行きたいのに”と思っているからではないのか]

……あなたは。

[君も何処かへ、行ってしまうの?というその問いは、私にはまるで別の言葉に聞こえた。
“置いていかないで”と言われたような気がした。私は、声の主のことを、ほとんど何も知らないというのに]


[フィリップの声が、私の背中を押すようだった]

私も。行きたいと、思っているわ。
……だから、

[私の耳に届いたような気がした言葉が、私の勘違いではないのなら]

置いていかれたくないなら、あなたも、行かなくちゃ。

[その「鍵」をあなたは持っているのでしょう? という言葉は、飲み込んで**]


 ―――おはよう。

[ひとり欠けた管理人たちに向かって、朝の挨拶。
いつものようでいて、いつもと違う朝]

 脱走者とは穏やかではないわね。

[“亀”からの伝達は、アマルテアの耳にも届いている]

 管理人もひとり、辞めてしまったし。
 気を引き締めて仕事をしていきましょう。

[果たして、他の管理人たちはノアのことを知っていたか否か。
まるで他人事のように、アマルテアはマイクにそう呟くのだ**]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―昨夜・食堂―

[フィリップが言いかけてやめた言葉>>6。大体何が言いたかったか察して、私は穏やかに頷いた]

ええ、優しかったわ。
たくさん愛してもらったの。

[人間ではない私が、迫害されないように。両親はずっと人目を避けて、人里から遠く離れて暮らしていた。
両親以外の人間に見つからないように、私はほとんど家から出られなかったけれど、真夜中に少し外を散歩したりもした。私が夜行性だったのは、ある意味都合が良かったのだと思う。
そんなことを話しながら、差し出したにんじん。
意を決して食べるフィリップの様子を見守って]

無理しなくていいのよ。

[ふしぎ。たぶん、美味しい>>7
なんだか気を使われているような気がする。
そもそも、調理したものを食べる習慣のない人にシチューというのは少しハードルが高かったんじゃないだろうか。
ドレッシングのかかったサラダくらいから始めるべきでは、なんて今頃思っても遅い。……なにより、フィリップが興味を示していたのはシチューだったし]

(18) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[ありがとう、とトレイに置かれた蜜柑に手を伸ばしながら]

無理はしなくていいけれど。
でも、もし私の食べているものに興味があるなら、いつでも味見してくれていいわ。

[そんなことを言ってから、それはつまり、これからも一緒に食事をしようといっているも同然、ということに気づく。
そんな意図はなかったのだけれど……つまり私は、当たり前のようにこれからもフィリップと一緒に食事をするつもりでいたらしい。
そんなことに思い至り、また少し居心地の悪い気持ちになった。
居心地が悪いというか……むずむずするというか。
どうにも、落ち着かない]

(19) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[不満げな彼の兄には、私からもごめんなさいね、と謝っておく。
心配性のフィリップ>>8に、安心させるように頷いた]

大丈夫よ。第二図書室に行くだけだわ。
気をつける。約束するわ。

[思えば、誰かに心配してもらうなんて、久しぶりかもしれない。
絡められた指に、こちらからも力を込めて握り返した。
そういえば、昔からフィリップは、私のことを大切に扱ってくれたように思う。
それが、翼への憧れゆえのことでも、この場所で私のことを大切に扱ってくれる人なんて、他にはいなかった]

おやすみなさい。
ゆっくり休んで。

[昨日はベッドに凭れかかって眠っていたフィリップ。きちんと睡眠が取れているとは思えない。
食堂を後にして、分かれ道。
別れ際にそう言って、人目がなければ頬におやすみなさいのキスを。
そうして、私はいつものように第二図書室に向かった]

(20) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―翌日:第二棟・第二図書室―

[どうしてこんなことに。
私の胸の中は、そんな気持ちで一杯だった。
一日ぶりに訪れた第二図書室は、とんでもないことになっていた>>2:44>>2:45
もともと、第二図書室はきちんと管理されていなかった。放置されて、埃が溜まって。
でも、放置された状態と、意図的に荒らされた状態というのは、実のところ全く違う。
放置された状態の室内をきちんと片付けるつもりなんて、私にはさらさらなかったけれど(そもそも、一人でどうこうできるような広さではないし)、荒らされたとなると話は違う。
荒れた部屋で落ち着いて読書なんて、できっこないのだ。
というわけで、その夜、私は片付けに追われることになった。
その結果]

くしゅんっ!
……ごほっ。ごほ、ごほっ。……くしゅん!!

[見事に埃まみれになり、咳とくしゃみが止まらない。
これは、最優先事項として入浴しないわけにはいかないだろう]

(21) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

ごほっ……でも、収穫も……くしゅんっ! ……あったし。

[自室よりも親しんでいた場所だったのに、今まで気づかなかったのだけれど。
片付けの成果として、私はこの施設の地図>>1:245を手に入れていた**]

(22) 2015/07/14(Tue) 19時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 19時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 20時頃


……ちょっと、待って。

[返事をしてから、私はようやく違和感を覚える]

あなた、今“君も”と言ったわ。

[君“は”ではなく、君“も”と
それは、つまり]

外の世界に行った獣がいるの?

[そして、声の主は。「鍵」の持ち主は。
その旅立ちのことを、さみしく思ったのだろうか]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―廊下―

[手に入れた物は、決して誰かに……特に人間には見咎められたくない物だ。私は一度自室に戻ることにした。
大浴場には着替えを持っていく必要もあることだし]

くしゅんっ!!

[止まらないくしゃみと咳に閉口しながら、私は長い廊下を歩く。
そして、考えていた。
一体誰が、第二図書室をあんな風にしたのだろう?]

(23) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[真っ先に思いつくのは、もちろんマーティンだ。あの日、あんなところで、ご丁寧にタオルケットまで掛けて眠っていた人物。
眠っていた場所は、ちょうど荒らされていた部分とも一致する。
けれど]

ごほ、そんなことをするような人には……ごほごほっ! ……見えなっくしゅん! ……いのだけれど。

[我ながら酷い。今ならフィリップの兄とも引けをとらない騒がしさだ。
眉を寄せて、少し鼻をすすった。
そう、問題は、マーティンがそんなことをするような人物には見えない、ということだ。
誰かとあそこで争った? 次に浮かんだ考えにも、私は首を横に振る。ふわっと頭から埃が飛んでいって、また溜息を一つ。
あんな、滅多に人が来ない、だからこそ私の愛しているあの場所に、複数人が居合わせて、部屋があんなに荒れるような争いを起こすなんて、どんな確率で起こりうるだろう]

(24) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[そして、私にはもう一つ問題があった]

大浴場……ごほっ。
誰も来ない、わよね……くしゅん!

[別に同性に裸身を見られるのが恥ずかしいとか、そういうわけではなく。
問題は、誤魔化しようのない胸元に咲いた花だった]

(25) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

……え。

[マユミの言葉を受けて、思わず声が漏れる。誰にも聞こえないような小さなその音も、確実に言葉を表していた。

外の世界に行った獣が、ヒトにならずに外に行った獣がいるのなら]

どうして、私は....

[ヒトになろうとして、薬の実験までしているのか。その言葉は呑み込んで、再び沈黙を守る。

きっと何かの間違いだ。そう、自分に信じこませて]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―自室―

……っくしゅん!

[自室に戻り、少し考える。
私の部屋に、来客などないに等しい。
けれど、目に付くところに施設内の地図を置いておくのはどうにも抵抗があった。
ごほごほと咳をしながら、私は少し考えて。
結局、着替えを取り出したついでに、クローゼットの中に仕舞う。
長居をしては、自分の部屋に埃を落としてしまいそうで、私はさっさと大浴場に向かうことにした]

(28) 2015/07/14(Tue) 22時頃

[手に入れた施設の地図。
それも、外の世界へと行くための、有用な道具となるはずで。
けれど、ここで明かしてもいいものか。
やっぱり私には判断できない。

息を詰めるような気配があった、気がした]



          ―――、 …僕も?

[   行きたい 、

        2羽の声が聴こえて、僕はひたりと耳を欹てた。

   置いて行く? ――― 二人にも、 ” 置いて行かれる ” ?
   いや、 二人は ” 出ていく ” 。そらに唄うために?
   先日も言っていた。『 ふたりでとぶ 』。なら、僕は、 ]



            でも …… 鶴が、 鶴が僕を恨むんだ。


[          むかしむかし。
        海辺で誰かに虐められていた僕に、
        ひとつの提案があった。

     『 鶴の居場所を教えたら、もう虐めないであげるから


        嬉しくて嬉しくて、救われたくて、僕は、


               ――――鶴の伴侶が死んだ、前の日のことだった 。 ]



     ――――もすきーと ……。


[ ―――開けた過去の頁。 朧に塗れた脳内で、僕の意図の外で声が出た。
 今はもう居ない ” 自由 ” になってしまった彼の名を紡いだ声が。

       ( さみしい。 ……さみしい。 )

 君に喜んで欲しかった 。 だからたくさんを教えた。
 そして君は出て行った 。 僕は少し嬉しかった。
               ―――同時に君を、恋い焦がれた。 ]



[ そうした思考の外で、誰かが困惑のようななにかを落とした気がした。
 僕はこてりと首を傾げて、「 いま、なにか 」と赤い声で聞き返す。
 ―――大扉の向こう、 射し込んだ光を狭まらせながら。 遠くなった彼の背中を見つめながら。


     きっと、あの時鶴は、こんな気持ちだったんだ。なんて、今更 ]**


[外の世界に行った獣がいるの? と私は聞いた。
その返事だったかはわからない。
けれど、聞こえた者の名に、私は息を飲む]

モスキート、って。

[それは、一緒に出てみるかと私に問うた鮫の名だ]

無事に行けたの……?

[そうだったらいい、と思う。たとえ脱走者によって、警備が厳しくなるとしても]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―第一棟・大浴場―

[脱衣所で埃っぽい服を脱ぎ捨てると、私は翼で体を隠すようにして、大浴場を覗き込む。無人であることを確認すると、ほっと胸を撫で下ろした。
シャワーに向かうと、頭から浴びながら、まずは気の済むまでうがいをすることにする]

咳……出なくなったかしら……。

[息切れを起こすくらい何度もうがいをして、私は大きく溜息を吐いた]

(38) 2015/07/14(Tue) 23時頃

マユミは、フィリップがそういえば今朝は来なかった、と思う。埃まみれの姿を見られずに済んで、よかったけれど。

2015/07/14(Tue) 23時頃


[そして]

鶴が恨む……?

[それは、何かの比喩なのか。それとも文字通りの意味なのか。
少なくとも私は、この施設の鶴なんて知らない。外の世界のことはわからない。
声の主は、鶴とやらの存在によって、この施設に縛られているのだろうか。
だから、行くことはできないと、そう言うのだろうか。
……「鍵」を持っている、らしいのに]

贖罪だというの?
そのために、ここにいるの?
……ここにいたら、いつか許してもらえるの?



      ―――行けたよ。


[  声の先で、息を呑んだ音がした。
  朧な思考の、遠い場所 。 呆然として彼の名を呼ぶ前に、梟の彼女が僕に聞いたことを思い出しては。

      ――” 生 ”くことはまだ、わからないけど。

  まるで懐かしむように、また惜しむように吐いた僕の声は、誰にまで聞こえただろうか? 誰かの流した空気を気に掛けながら、僕は言った 。]


―――警備、 強くしなきゃ……でも、

[ そら。と、うたうとり。
      僕は何を戸惑っているんだろう 。 ]**


[現実においてでも、こちらにおいてでも、その脱走は確かだという]

 こんなのって、無い……。

[抑圧された本能は口に出されることなく、静かに、吐き出された。]


[行けたよ、という返事に安堵しながら。
同時に、思う。やはりこの声の主は。この獣は。そのことを知りうる立場にある。
さみしいという言葉は本物だろう。
私には知りえない事情があるのだろう。
それでも……気をつけるべきだ]

クラリッサ……。

[届いた声は、私にはまるで嘆きの声のように聞こえる。
人間に“なおす”研究をしているという女医を、クラリッサは弁護していた。人間に従順だった。
そんなクラリッサにとっては、不従順な獣が自由を得たという知らせは、やるせないものがあるのかもしれない]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[全身を泡だらけにして、汚れを洗い落とす。特に衣服に守られていない髪は念入りに洗った。いつもはざっとシャワーを掛けるだけの翼も、今日は丁寧に。
そうして浴槽に浸かり、私はようやく一息つく]

とんでもない目に遭ったわ……。

[胸元に目を落とし、花を咲かせた人のことを思い浮かべた。
困ったものだ。第二図書室が荒らされていたなんてことが耳に入ったら、心配するに決まっている。
誰にも言わずにおくべきかと思う一方、私が毎晩のようにあの場所に通っている以上、“犯人”と鉢合わせする可能性があるかもしれない、と考えると、このまま迷宮入りにしてしまっていいものかとも思う。
結論はなかなか出ない。私は眉を寄せて、ぶくぶくと浴槽に沈んだ]

(51) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

…わかっただろ。イカレ女医のいいなりになる必要なんかないって。

[クラリッサの言葉には、そう吐き捨てる。従順になっても、こうなる事は分かりきっていた。猿共は、私たちに何も与えてはくれない。…与えてはくれない、はずだ]


[そう吐き捨てながら脱走を伝えた声の主の事を考える。脱走を知っていて、獣たちに教える。この謎の会話の方法を教える。警備を強化しないと、と呟く。…こいつは誰だ?何の目的がある?脱走をさせたいのか、それとも、させたくないのか。どういった立場の奴なんだ。とにかく胡散臭い]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

……駄目だわ。私は眠いのだもの。

[浴槽から浮上して、出てきた答えはそんなもの。
いつもなら眠っている時間だ。眠い頭で考えたって、最善策を思いつけるわけがない。
とっとと上がって、眠ってしまおう。それから考えよう。
そう結論を下して、私は脱衣所に向かった**]

(55) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

[――ぷつり

 ……、ああ、おはよう。

[いつも通りではない朝の、いつも通りの朝の挨拶。
 彼はアマルテアの声に静かにそう返すと、
 続く言葉に、相槌を一つ。]

  ――そうかい。誰か辞めていったんだね。
  (……それは、よかった 逃げ出せたなら、)

[淡々とした物言いの裏にある彼女の想いに
 気づく事はないが]

  なら、きっと忙しくなるね。
  把握したよ。……。

[小さく、柔らかくそこまで言うと
 ――ぷつん、と音声は切れる*]


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 00時半頃


[ジリヤの声が聞こえれば、今はもう反論することも出来ない]

 そう...ね。
 どうせじきに、結果が出るから。

 
 もし私が、その結果を伝えられなくなったら。
 頼むね、ジリヤ。


…ッ!オイッ!お前、まさかッ!やめろッ!まだ、わかンねえのかッ!

自由になりたいんだろッ!なんで、そんな、道を閉ざすような…ッ!

[クラリッサの言葉に焦る。強く呼びかけて、やめるように伝える]


[ 正直者が正直なまま報われるのは、御伽話の中だけだと
 「そと」で汚いものばかり見てきた僕は、
 彼女の慟哭に目を伏せる。

 鮫が”行けた”と 警備を強く、と迷う声
 やはり彼は「あちら側」なのだと下唇を噛んで。

 自分が誰ぞの恨みがあるから行けぬことと
 獣を逃さぬ為に 警備を強める事とは関係が無いような
(自分が鍵を持ちつつ出られぬ、八つ当たり以外には)

 手元でひらいた本の文字が 頭に入ってこない。
 兄が気になるのも勿論だったし
 ”脱走者”にざわめく”声”達に 胸が騒ぐ。]

   恨みなんて届かないほど、
   遠くへ行ってしまえば良い。……ねえ、行こうよ。

[ 怨嗟も 柵も届かない遥か遠くへ。
 それよりも遠くへ行こうとする声に、本を閉じた。]


[結果が出る。なんの?
結果を伝えられなくなったら。なぜ、伝えられなくなる?
血の気が引いた。クラリッサのその言葉は、ジリヤの言葉を受けてのもので、ジリヤが話したことといえば、女医の言いなりになるなという話で……]

いけないわ。

[ジリヤが必死に止めている。感情に強く訴えるその説得に、私は冷静にならねばと思った。
情に訴える方はジリヤに任せるべきだと]

クラリッサ、考えて。あなたは、本当に人間になりたいの?
それとも、外の世界に行って、自由になりたいだけ?
お願い、考えて。

[お願い、と私は繰り返す。
だって、心から女医の薬を信頼していたなら、あんな言葉は出てこない。
クラリッサはいつも女医に好意的だったけれど。
その薬がどれだけ危険なものなのか、本当は気づいているのでしょう?**]


お願い。
ここから出て行くのに役立つものが、さっき手に入ったの。

[施設内の地図。管理を強化などと言う油断ならない声の主の存在に、ここで秘密を明かしてもいいものかと躊躇っていたけれど。
それが、クラリッサを止めるために有効なカードとなるのなら、今切らなければ後悔する]

お願いよ、クラリッサ。

[もしも、クラリッサが命を落とすようなことがあれば。
そのこと自体もとても大きなショックだけれど。
ジリヤがあの女医に、何をするかわからない。
ジリヤが今度こそあの女医を手にかけようとして、危険と判断され殺される。
そんな悪夢のような死の連鎖が起こる可能性だって。
お願い、と繰り返す唇が震えた**]


....ごめんなさい、ジリヤ。


オイッ!オイッ!クラリッサ…ッ!ごめンッて、わかってンだったら…!

[謝罪の意味を悟ると、駆け出して。もう、手遅れかもしれない。だが、だからと言って、この脚を止めるわけにはいかない。…本当は、もっと早くにかけ出すべきだった。この、棘に隠した臆病さが、今は、ただ恨めしい]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―第一棟・廊下―

[獣がなぜ迫害されるのか。結局それは、獣がマイノリティだからだと私は思っている。
例えば人数比が逆転すれば? 迫害されるのは人間の方だろう。“何の獣の特徴も持たない、奇妙な生き物”として。
そうなれば、今度はあの女医は、人間を獣に“なおす”研究でもするのだろうか]

……くだらないわ。

[その声は、我ながら吐き捨てるような響きだった。
届いた、クラリッサの謝罪の声が、ジリヤの焦った声が、頭から離れない。
きっともう止めるには間に合わない。きっと既にクラリッサは生死の狭間にいて、そこに自分が押しかけても、邪魔になるだけだと冷静に判断してしまう。
私は自分が異常だとは思っていない。私は、こういう生き物なのだと思っている。だから、“なおす”と称して命を危うくする薬を投与する行為は度し難いと思っているけれど、それでもあの人間は女医で、賽は投げられてしまった今、クラリッサの生存率を上げるためには必要だ。
頭ではそうわかっている。けれどその現場を見てしまったら、きっと私は冷静ではいられない。邪魔になるとわかっていながら、あの女医を詰るだろう。
だから、行けない]

(100) 2015/07/15(Wed) 21時半頃

――――……お願い。生きて。

[そう、祈ることしか、もうできやしない]


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 21時半頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/15(Wed) 21時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[嗚呼、けれど本当に苛々する。
私に言わせてみれば、健康なクラリッサに命を危うくする薬を投与する行為は、治療ではない。医療行為ではない。
それは……実験というのだ。
そして、実験をする人間のことを、医者だと私は思わない。
そういう人間は、医者ではなく]

マッドサイエンティストと言うのだわ。

[小さな声で毒づいた。
女医の葛藤を知らない獣の私は、何の迷いもなくそう断罪をするのだ]

(102) 2015/07/15(Wed) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―第一棟・食堂―

[いつもなら、とうに眠っている時間で。けれどこんな状況で眠れるわけもなく。
一度自室に戻り、クローゼットから取り出した施設の地図をポケットにつっこむと、私は食堂で珈琲を受け取った。いつものように背もたれを横向けにして、椅子に座る。
眠れない。けれど医療室に行くこともできない。今の私には、なにもできない]

……何をやっているのかしら、私。

[砂糖もミルクも入れず、苦い珈琲を啜る。
暖炉の秘密のことも、地図を手に入れたことも、チェビイを警戒して、そして誰かが暴走することを恐れて、言えなかった。
けれど、もっと早く言っていれば。人間にならずとも外の世界へ行ける可能性を示唆していれば。こんなことにはならなかったかもしれない]

私は、愚かだわ。

[無力感に打ちのめされて、テーブルに突っ伏した]

(104) 2015/07/15(Wed) 22時頃

[ 悲痛な針鼠の声も、別れを告げるような猫の声も
 懸命に引き止める梟の声も 聞こえてはいるのに。

 僕は諦めることに慣れすぎていて、焦燥も自責すらも無く
 彼女との約束がなければ
 自分の身ですら執着しない関心の無さ。

 正しくなかろうと 猫がそれで良いのなら
 僕は正す心算は毛頭無いし、嘆く心も持ち合わせない。

 自分のことのように怒り 嘆くふたりが
 僕にはとても眩しかった。

 ( あんなふうに 誰かに執着できた頃は )
 兄といっしょに 喪ってしまったみたいで。

 ただ、ひとつ思った事といえば
 悲しむ梟は見たくないという 独善的な思考。

 ( ああ、やっぱり。……僕は、卑怯だ。) ]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[はっと顔を上げた。
いつの間にか眠ってしまっていたらしい。眠ってしまわないように苦い珈琲を飲んでいたというのに。
視界に入るカップの中の珈琲は、すっかり冷めてしまっているように見える]

クラリッサは……。

[どうなったのだろう。
“声”をかけてみようかとして、躊躇う。
結果を確認することが、酷く恐ろしかった]

(132) 2015/07/16(Thu) 00時頃

     [ 数刻前 ]

         「 いつか、 」?


[ 問い、問われた声を僕は鸚鵡返しした。
     ―――いつか、許されると思った。
 それは紛れもない事実で、僕もまた、そのつもりだった。
 許してくれると思って、思って、 ……いや、願っていたのかもしれない。

     だってそうしたら、僕の罪は、赦される。 ]


     ―――でも、 …それは、 ” いつ ”?


[ 僕の潰れた声が、彼らに聞こえたかは解らない。
 幾ばくもの「 消えた光 」を見てきた。 そうして今回も、そうだと思った。
 だってそれが、 「 正しいこと 」だと思ってた。 なのに、

        これじゃあまるで、 僕が間違えてるみたいじゃあないか! ]


          …………、


[ ついぞ僕は声を発することはなかった。 欹てていた耳にすら、音が入らなくなる。 沈黙。 世界が僕をあざ笑う。

          ―――「 地下の僕 」を組み立てる、 土台が脆く崩れた気がした。 ]*


どう、なったの。
クラリッサ……無事、なのよね?

[恐ろしくても、確認しないわけにはいかない。
遅かれ早かれ、いずれ耳に入ることだ。
数分の躊躇いの後、私はそっと声をかける。
返事があるかは、わからなかったけれど]


[返事は、ない

返事はない


あの、ハリネズミの、返事は、ない]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[返事は戻ってこない。唇を噛み締めて、白いカップの中の黒い珈琲を見つめる。
私は、心から、クラリッサの無事を願っている。
けれど……けれども]

獣を人間にする薬が、完成したとしたら……?

[獣は、人間に迫害されている。その根底にあるものは、結局のところ恐れだと思う。
自分たちと違う生き物。けれど限りなく人間に近い生き物への、恐れ。
それなら、薬が完成したなら……使われる、だろう。恐怖の対象を、自分たちと同じ人間に、しようとするだろう]

そんなの、ごめんだわ。

[私は、人間になることなんて、望んでいない。
翼を失うなんて、真っ平だ。
私は……とうさまとかあさまの子どもである私は、こういう生き物なのだ。
冷たくなった珈琲を、一息に飲み干した**]

(152) 2015/07/16(Thu) 02時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 02時頃


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