人狼議事


65 In Vitro Veritas

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視点:


[カツンと響く、変な靴の音]

[時折響く、甲高い不快な声]

[その居場所は容易に知れた]

[落し物を探しているあの女]


――……ヨルを、返せ。

[その時コーダはまだ近くにいただろうか。
いたとして、聞こえただろうか。
今までに一度も聞いた事がないような。
酷く、冷えた、恐ろしい声色を]


[「何よ」と文句に開きかけた口に。
先ほど持ち出した……鋏を突き刺した。
ヨルと似てるけど似てない女の身体がビクンと跳ねて。
くぐもった汚らしい声で悲鳴をあげた]

うるさい……うるさい……うるさい!
お前のせいでヨルは帰ってこなかったんだ!
どうして!
ヨルは壊れてなかったのに!
お前のせいで壊されて!
捨てられたのか!

[悲痛な声で叫びながら。
言葉のたび、振り上げて、突き刺す。
女の柔らかな肉に、何度も何度も何度も何度も]


[真っ先に潰された喉は罵声も命乞いすらもさせなかった。
聞きたくない、もう聞きたくない。
ヨルとよく似た顔で、ヨルとよく似た声で。
ヨルを馬鹿にしたこいつの言葉なんか聞きたくない]

…………ヨル。

[もうピクリとも動かなくなった女の身体。
見開かれたままの瞳。
その周囲に、赤黒く染まった鋏を振り下ろす。
ぐりぐりと、ぐちゅぐちゅと肉を裂いて]

……おかえり。

[抉り出した眼球に微笑みかける。
いつもと同じ、優しい笑みを浮かべながら]


ニック!





[ヤニクといっしょに地下にきたか。それとも一人だったか。
 ともかく、そのときはヤニクと離れ、きっと彼は近くにいた。
 呼んだ声は、彼の耳には届いただろうか。]


 ――………ニッ………ク。


[彼の目には見える場所、だけど、ほかの者には視覚となる場所で。
 その穴だらけになった遺体を見ることとなるだろう。]





[ニックが取り出したその眼球。
 それは、あの頃のヨルの瞳の色を湛えている。]





   お前が、壊したのか?




[そう尋ねながら。**]


【人】 奏者 セシル

― 地下2階 北側廊下 ―
[しなやかな彼の指先は、自身の青灰の一度指差した]

 ……それ、手術すんの?
 悲鳴あげたら王子様が助けに来てくれる、了解。

[>>1:397 岩瀬の去り際、答えを求めない問いを一つ投げた。
 答えを待つまでもない、移植という医療行為は市民の権利だ
 それから冗談ひとつ添えて、送り出す]

 さて、とりあえず一周してきたけど、
 部屋の中までは見てないんだ。
 とりあえず手当たり次第に開けてみる?

[本屋に向き直る、灯りの戻った室内、
 見通しの効くところでは転送装置の向かい、
 階層の中央に位置する部屋への扉が一つ]

(6) 2011/09/28(Wed) 10時頃

【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階 コントロールセンター ―
[一度足を止める、何か嗅ぎなれない、
 鉄くさい匂いがした気がしたが、血の匂いだと結びつかない。
 本屋の方はそれに気付いただろうか、気にせずに扉を開く。]

 ……この部屋は。

[机と端末、上の同じ場所にあったステーションと異なり、
 医療行為のための場所ではないこと、はわかったが、
 それ以上何を果たす部屋なのかまでは判断がつかない。

 部屋の四方を確認しようと見渡せば、すぐに視界に入った。
 淡いグリーンの光、非常用の誘導灯の色]

(7) 2011/09/28(Wed) 10時頃

【人】 奏者 セシル


 これで、ここから出て行けそうだな。
 ――…なんか、悪い夢って言ったら悪いけど、わるいゆめ、
 そう思っておけば――…

[そう思っておけばいい]

[断言の出来ないまま、その非常用転送装置に近づいていく。
 作動させようとして、それが動かないこと。
 作動条件のあることは、まだ知らぬままに**]

(8) 2011/09/28(Wed) 10時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 10時頃


あいつのせいで、ヨルは壊されたんだ。

だったら今度は。

ヨルのために、あいつが壊されないと。


 ニック……。

[その言葉は、それまでのニックからは考えられないもの。
 だけれども、否定することはできない。


 あのモニタの中で、殺された自分と同じ存在は、
 壊れたかけたオリジナル、の犠牲になった。

 もし、オリジナルが死んでしまっていたら、

 壊されなかったかもしれないのに。
(そうなると、不要で処分されることなど知らない)]




 ニック、お前が危ない……気がするんだ。


[そんなに優しい彼を、知っているから。]


【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階・コントロールセンター ―
[>>13 病院ぽくない、その言葉に一度頷いて、
 問いかけられた言葉に、ああ、と半端な返事を寄越したのは、
 その時に丁度、非常灯が目に入ったからだろう。

 背後、駆け寄る気配に振り返り、忘れたい、という言葉に、
 視線が留まる、本屋の表情までは伺いしれなかったけれど]
 
 ああ、さっきの人ってヨーランダ、か。
 雪織……って、いえばわかるかな、国営銀行総裁の一人娘でね。
 ま、人を振り回すことなんてなんとも思ってないっていうか……

 あ、そういえば俺の名前名乗ってないか?

[小さく嘆息ひとつひきずって、雨宮セシル、と名を名乗る。
 そして脇に避け、装置に触れる本屋を見守る姿勢]

(34) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル


 さっきも思ったけど、
 わけわかんない機械によくまあ簡単に触るな。

[触れるその指先は中性的な物だっただろうか、
 多少はフェミニストの自覚がある、のだが、
 どうにも余り性を意識しない扱いをしていることに、気付く。]

(36) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[思考を遊ばせているのは、
 その文章が読み上げられるまでのこと]

 『 転移先、B棟前玄関。
   転移範囲及び定員―B1及びB2に存在する…… 』

[思わず背後からその注意書きを覗き込む、
 多少のしかかるような形になってしまっただろうか。
 眼差しを狭めて、ジャケットの袖でプレートを拭ってみたところで、
 その定員部分は、読めない]

 階層指定型の非常用転送装置、か。
 ……、さすが旧式だな。


 「定員オーバーです」 ってなんだよ。


[点滅する無機質な文字列に、本屋もまた気付いただろう]

(37) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル


 まあつまり――…、
 定員内だったら、停電から回復してた時点で、
 自動的に指定の場所に転送されてた、ってことかな。

 今は定員オーバーで動いていない、と。

[どうする?とでも言わんばかりに、
 相手へ向ける眼差し、無論彼自身も答えなど、
 まだ何も出ていない。]

 とりあえず、出るか。

 ああ、……ヨーランダには教えない方がいいな。
 『だったら定員を減らしなさいよ』
 って返ってくるのは、目に見えてる。

[事実は事実として咀嚼すれど、
 感情も判断もまだ追いついてこない、
 本屋はどうしたか、確認せぬままコントロールセンターをでた]

(40) 2011/09/28(Wed) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階コントロールセンター前 ―
[扉を出て、果たしてどうしたものか。
 とりあえず紙巻を咥えてしまったのは、
 それだけ、現状に余裕がなかったのかもしれない]

 ――……定員オーバー、ね。

[出会うものがあれば、一応。
 非常用脱出装置のあることは伝えただろう、
 ただ、今は動かないことを一言付け加える。

 何故、と問われるのなら「定員オーバー」
 であることは、迷いながらも伝えるだろう。
 いわゆる一つの、人間性 というものを信じて**]

(46) 2011/09/28(Wed) 21時半頃

セシルは、ゴミ捨て?と身を起こしたけれど、まだ少し喫煙中**

2011/09/28(Wed) 21時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 21時半頃


[倉庫を出るとき、気が付かなかった。
 ニックがヨルの瞳を大事に持っていることを。

 気が付けば、それも、なんとか置いておくように説得したのに。]


セシルは、寄りかかった壁から身を起こせば、先ほど声のしたほうへと歩き出す

2011/09/28(Wed) 23時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 23時頃


【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階  ゴミ処理機前 ―
[>>54 定員内にするためには人数を減らさなくてはならない。
 本屋の――散花のその命題の答えは、他に出口を探す、だった。
 その答えにどこか安堵したように一つ、息を吐いた。
 
 雪織の件で、多くを語らずとも納得されたらしい、
 苦笑にも似た笑みを返し、散花と別れたのが先ほどのこと。
 去った後、零れた呟きのことなど知るはずもなく]

[そして今]

[視界にあるのは広がる血紅の中、
 物のように転がる女の姿だ、あるべき“もの”がない、
 ただ、うつろな眼窩を晒している。
 「雪織」と呼ぶ、誰かの声で状況がすとんと落ちてくる]

 ……ヨーランダ?

[震えた声、口元を押さえ込む。もう片手は壁に触れた]

(80) 2011/09/28(Wed) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ゆるく首を振る。
 >>74 青年の怒鳴り声に眉根の寄った。
 眼球のない雪織の亡骸、思い出すのは――、
 長く整えられた爪がそれを指して告げた、こと。]

  大声を出すな、響く。

[抑えた声音は小さく。
 亡骸の傍の“ふたり”怒鳴られた当人は、
 何もわかっていないといったように、見える。
 それもまた、確かに“異常”に感じるのだけれど]

(83) 2011/09/28(Wed) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[奪われた眼球]
[雪織の振る舞い]
[誰に殺されたのか]
[そんな問いは口に出ない]

[彼女はいつだって、
 彼女の為の犠牲を省みることはなかった。
 それはここに来る前から気付いていたこと]

[>>86 散花の声音は幾分柔らかに耳に届いた。
 案じられたように感じて、口元からそっと手を離す]

 いや、大丈夫だ。
 ただ、平気なんだな、……“彼ら”は。
 ……なるほど、動かないものは、ゴミか。

[一度目を背ければ>>78おなじいろが、
 こちらの様子を見ている、ことに気付く。その姿を黙って見返す]

(96) 2011/09/28(Wed) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>101“彼ら”の言葉は至極単純明快で、
 それはやはりリーネと話したときのように、
 子供に対峙したときのことを思わせるのだけれど]

 ――…捨てるってどこに捨てるのかな?

 たしかにヨーランダをこのまま、
 ここに置いておくのはどうかと思うんだ。

 非常用転送装置があんななんだから、
 ここから何時出られるか、わからないんだし。

[見やるのはここにある“オリジナル”の彼ら
 すり抜けていく>>107黒田フランシスカにも、
 声は届いただろうか]

(110) 2011/09/29(Thu) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[自分のクローンはすぐに俯いて目を合わせない。
 何を考えているのか、わからない。]

 この遺体をヨーランダの家族に?
 ……むしろ見せない方が、いい気はするがな。

[>>124 相手は雪織、なのだ。
 明らかに眼球の抉られたこの亡骸を示されて、
 果たしてどのようなことになるか。
 幼い頃からよく知る人が無残な姿になったというのに、
 酷く冷静に思考は巡る。それは違和感と感じられただろうか]

 ……ええっと、散花くんのクローン?
 そのシーツ、とりあえずその子に、
 かけてしまえばいいと思うよ。

[>>127 シーツを持ってきたらしい、
 彼女に足を向けかけて――>>133 近づく気配に気付いた]

(134) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>135 その呟きを聞き咎める。
 だったら何故怒鳴ったりしたのか。
 わずかに眉根を寄せた姿を見る者があったかは知れず。

 >>139 亡骸がシーツに隠されれば、
 散花と水無月のクローンに「おつかれさま」と一声かけて]

(143) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>140 礼をして問いかける自身のクローンに向き直る。]

 誰、って、
 ――…雨宮セシル。

[彼の問う“誰”は名前、ではなく。
 もっと本質的なところなのかもしれないけれど、
 彼がそれをリーネのように「知りたい」と、
 望んでいるのだとしても、今ここで話す気にはなれない]

(144) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>147 名を反芻するクローン、
 その眼差しに落胆が過ぎるのを一度見た。

 >>148 聞こえた言葉に、むしろこちらも嘆息が混ざる。
 そういえば先ほども自分は零したが、
 興味を示されなかった、ような気がする]

 非常用転送装置なら、動かない。
 故障というわけじゃ、ないんだがな。

 コントロールセンターの……
 中央の部屋の中に、ある。

[何故動かないのか、続きを言わなかったのは青年の振る舞いが、
 つまりは余り好ましいものとは映らなかったからだろう。]

(153) 2011/09/29(Thu) 01時頃

[掃除をするって、
 掃除をされる?

 掃除って?
 掃除は、綺麗にすること?

 綺麗にすることって、
 いったい……。]


【人】 奏者 セシル

[>>155 自己紹介は停電中の込み合った非常階段前、
 まあ、名乗ってないようなものだろう、と。
 自己紹介をされたなら、改めて名を名乗る。

>>156 散花の言葉にシーツのかかった亡骸に、
 視線を移す、非常用装置のことを口にした時、
 考えていたことは同じらしい]

 定員枠が一人減った、からな。
 ……君は少し休んだほうがいいんじゃないか。

[疲れたようなため息を思い出して、
 散花に一言、そう添えて]

(160) 2011/09/29(Thu) 01時半頃

セシルは、セシルが、こちらをみやるのに、顔をあげて。

2011/09/29(Thu) 01時半頃


[心の中に、何か悲しい気持ちが積み重なっていく。
 ニックとは、違う、きっとさみしさの……。


 ニックがみんなを愛してくれる優しい人物とすれば、
 コーダは、それとは違う、利己的な人間だ。



 そう、最後に深く、たぶん「愛して」しまった27番を、
 今、思い出してしまって、



 その部分だけが狂ってきている。]





   ――……苦しい。



[ぽつり、呟いた掠れた言葉。]


【人】 奏者 セシル


 そうか、無理はせずに。

[>>162 既に充分に無理をしている気はしたが、
 さして意味がないだろう言葉を投げて、
 それから>>159 案内を請う青年に目線を向けた]

 すぐそこだ。
 着いてくるなら、こちらに。
 水無月くんも、――……それから、君も?

[>>158 装置に興味があるのだろうか。
 その言葉を反芻していたのは聞こえたから、
 自らのクローンにもそう声をかけて、北側廊下へと足を向ける。

 一度だけ、シーツの被せられた亡骸の方を振り返れば
 散花のクローンが、散花を見ている。その姿が己のクローンに被る]

(164) 2011/09/29(Thu) 01時半頃

セシルは、岩瀬のクローンがシーツのそれに近づてゆくのに、一度足を止める

2011/09/29(Thu) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

[岩瀬のクローンがヨーランダに語りかける。
 罵声を浴びせかけた存在だというのに、
 その呼びかけは、どこか優しげなものにも思われて、
 それが涙混じりになっていく]

 揺さぶってもだめだ。
 彼女はもう起きないよ。
 死んでいるんだ。

[告げたところで“彼ら”には、
 死の概念がないのだということを改めて思い出す。
 どう伝えればいいのだろう]

 もう動かないし、もう喋らない。
 彼女は終わってしまった、
 誰かに、壊されてしまったんだよ。

[一度傍らに近づいて、
 その手を止めようと、屈んで腕を伸ばす]

(174) 2011/09/29(Thu) 02時頃

[赤毛に寄っていく、自分、のように思えた。
 それは、たぶん、自分  


                   だ。

 それならば、その人は、その人ではなくて、
 その人は、自分……のオリジナル、なの    だ。]

 ――……

[でも、そう、思っているのに、
             まだ、諦めきれない、想い。]


【人】 奏者 セシル

[揺さぶる腕は止められただろうか。
 岩瀬のクローンの手を留めるのは一度きり。

 >>177 そういえば青年の名前も知らなかった、
 名乗られれば自分も名乗り返して]

 雨宮セシル。
 そういえば君は雪織の名を呼んでたな。

[名を呼ぶ声、よりも吐き捨てるような響きの方が、
 己の耳には残っていたのだけれど]

 ……まあ、話題にするようなことでもないか。

[故人について語らうには生々しい上に、
 彼女を良いふうに語るのは、今は少し難しい]

(181) 2011/09/29(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[>>180 問いかけの言葉に思い出される。
 岩瀬の眼帯――手術を受けるのは市民に約束された権利だ。
 ……岩瀬のクローンは気付きはじめているのだろうか。
 眉根の寄る、慎重にあるべき答え]

 ――……、

[>>184 簡単に蝦江が流す言葉を彼は理解出来るだろうか。
 沈黙のまま、一度岩瀬のクローンを見やって、
 それから2人――と、自分のクローンはついてくるだろうか、
 を先導するようにコントロールルームへと向かう。]

(188) 2011/09/29(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 ― コントロールルーム前 ―
[嫌な女]
[雪織を示すその言葉に、同意も否定も出来ぬまま]

 随分はっきり言う。

[返せたのは、それだけ]
[向かう先、転送装置前、といえば話は早かったmpかもしれない。
 とりあえず中へ入れば、
 それはすぐに見つかるだろうと部屋の中へと促す]

 ……多分定員枠に収まれば、
 そのまま転送装置が発動してる気はするんだが。

 ま、一応な。

[扉を開けたまま、部屋の入り口で壁に寄りかかる]

(190) 2011/09/29(Thu) 02時半頃

[ふと、芽生えたそれは、
 一つの指針を…………。

 そう、それは、ニックと同じような想い。
 あの映像のように、ニックや赤毛や壊される。
 そう、殺されるなんて…。]


 守るよ……。

[小さく、呟いた言葉は、赤毛には聞こえなかっただろうけど]


【人】 奏者 セシル

[>>183 水無月から呟くように零れた言葉]

 大変、か。
 ……彼らは普段どういう生活を送ってるんだろう。

[掃除だとか、ロボットだとか、番号だとか。
 連想されるのは人権といった単語からは程遠い世界だ。

 忌むべき話だとそう考えるのに、
 そこで育まれた無垢な魂には酷く――]

(198) 2011/09/29(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[>>195 死んでくれて清々した。

 耳に届いた言葉に、くちびるを噛んでいた。
 蝦江の言葉がこれほどまでに、
 己自身に不快を催すのは、単純なことだ。

 心のどこかで、同じように思っている自分がある。
 それを自覚し、それを嫌悪してたからだ]

 ……定員が何人かは、わからないな。

 まあその装置には期待できない。
 別の出口を探すと、散花くんは言ってたよ。

[それから、彼らと何か交わす言葉はあっただろうか。
 その場を離れたのは先ほどの岩瀬のクローンの様子が、
 気になっていたからに相違なく――足は来た道を戻った]

(201) 2011/09/29(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 ― 生ゴミ処理機前 ―
[ポケットに手を突っ込んだまま、歩く。
 自分のクローン、あの時何と言ってただろう。
 コーダはcodaだろうか?音楽は彼らの社会にあるのだろうか?
 関心を持てば、それに伴い疑問も湧く。

 岩瀬のクローンを宥めている、
 自分のクローンその様子を不思議そうに眺めていた]


 ……君達も“知りたい”のか?
 知りたいことがあるなら、答えるよ。


[血の跡はすでに掃除されていただろうか。
 残る血臭が鼻につけば、そこには見えない。
 越えてはならない境界線のようなものを感じる。

 踏み越えて、小さく微笑った]

(204) 2011/09/29(Thu) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[投げた問いに返ってきた答え、
 クローンというのはオリジナルのことを、
 皆、知りたがるものなのだろうか。
 とはいえ、自分が岩瀬について知ることは少ない]

 野球が好きみたいだな。
 野球っていうのはその、ボールを投げあったりする、運動だ。

[手にした――少し血で汚れたそれを指差して、
 それから、先ほど口にしなかったことをひとつ]

 あと、目をいためているらしい。
 野球をするのには、大変だろうな。

 眼帯のことが知りたいなら、
 「あなたのことが知りたい」って、本人に聞くのが一番いい。 

[“彼ら”の向ける関心の正体はなんなのだろう。
 岩瀬のクローンから自身のクローンへと、視線を移した]

(206) 2011/09/29(Thu) 04時頃

【人】 奏者 セシル

[“コーダ”へ問いかけの色を向ける。
 自分のクローンは雨宮セシルに興味があるのだろうか。
 それともただ兄のクローンの面影を、見ているのだろうか。

 不思議と血臭は気にならない。
 己のクローンが何を望んで、何を訴えるつもりなのか。
 それに目と耳を傾けるつもりで、いた**]

(207) 2011/09/29(Thu) 04時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 04時頃


セシルは、セシルに話の続きを促した。

2011/09/29(Thu) 06時頃



[いわゆる、レンラクがとれない、
 そして、鉄壁は壊せない。



 だけど、人は、




                   簡単に壊せる。]





         [ニックがやったように]


         


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 18時半頃


【人】 奏者 セシル

― 地下2階 ゴミ処理機前 ―
[>>248 野球の解説はどこまで伝わったかはさておき、
 そういえば彼が手にしているのは硬球だ、岩瀬のものだろう。
 ……本当に野球する気だったのか、と過ぎるのはともかく。
 >>215>>217 自分のクローンが問う言葉には、何度目か、首を振る。それでもまだ“ニーナ”だと思いたかったのだろうか。
 >>222 苗字を知らない水無月の言葉を思い出せば、名乗りは名を強調した。]

 名前はセシル。雨宮セシル。
 多分、君と“同じもの”だ。

[>>219 潤む眼差しを見たけれど、それが自分だと思えば、
 他者に向けるような憐憫はわかず、複雑な色を向ける。
 >>220 続いた言葉にひとつ頷く、わからないのは当然だろう。
 こちらとそちら、環境が――社会が全くちがうのだ。
 「動かないものをゴミ」だといった言葉、抱いた畏れのような感情は、例えば異国の未開の地の原始的だと感じる風習に抱くものに、似ているのかもしれない。]

 ……あの映像のこと、か。

[解説を是としたのは、それが自分であるという認識から、かもしれない。]

(250) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル


 ……大丈夫か?

[>>227>>232 検視の為、と現われた二人にかけた声、
 それは散花とリーネのオリジナル、両方へと向けられた言葉。
 どちらとも、疲労感の感じられた、気のする。
 そして散花の口から、リーネのオリジナルが医師で、
 牧野、という名であることは知れただろう。]

(251) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル


 ……牧野さん。
 移植専門医の牧野先生とは、ご関係が?

[問いに答えがあったか、なかったか。
 どちらにしても少なからぬ不審のようなものは、
 医療に携わる存在である彼女に、向いてしまっただろう。
 湧いた疑心はクローンを見て、怯えていたことにも納得がいって]

 あなたは、クローンがこういった存在であることを、
 知っていたんじゃないのか?

 ……ああ、あなたのクローン。
 リーネという名だそうだ、
 彼女があなたのことを知りたい、と言っていた。

[>>66 スタッフルームでのやりとり、
 その時に自分もリーネに名を名乗っただろう。
 雨宮セシルが長すぎるようであれば、セシルでいい、と返したか]

(252) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>232 そしてクローンから食料の話が告げられる。
 気分の悪さと亡骸を前に、すっかり感覚を忘れていた。
 が、あてに出来る脱出手段が見つからないとなれば、
 それは対処すべき重要な問題であることは、間違いない]

 保存食か……そうか、
 量にもよるがそれで少しは持つ、な。
 とりあえず、後で全員で均等に分けよう。

[散花と牧野へ向けて、告げる形になったか。
 ひとつ安堵を覚えている、もしも雪織がいたら均等に分ける、
 それで一騒動が起こっていたに違いなく、
 同時にそんな想像をする自身に少しうんざりする。]

 ……ああ、教えてくれてありがとう。

[目を向けるのは“コーダ”に。
 “自分”に礼を言うのも、おかしな感覚だと思う。
 雨宮はまだ己のクローンを個として認識出来ていない]

(253) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

コーダ。
僕は、皆を守るよ。
僕らは、クローンじゃない。
僕らは、僕らだ。
だから、壊されたりなんか、しない。

壊そうとするなら……こっちが先に、壊してやるんだ。

[囁かれる声はしかし凛として、決意の強さを示していた]


― 回想 ―


[その遺体の検死がはじまるとき、
 リーネの声が届いたような気がした。

 そして、ヨルの目の在処、



 ニックを見やっただろう。]


【人】 奏者 セシル

 ― 非常階段 ―
[>>233 促された先、スタッフルームには荷物も置きっぱなしだ。
 リーネは騒動にも姿を見てないが、まだそこにいるのだろうか。
 思いながら、階段へと向かえば>>234すれ違う姿、
 黒田フランシスカ、雪織の亡骸の前でそういえばサロメの彼女だ、と至る。あの舞台監督はよくない噂の多い人物だ。オケのソリストの抜擢に関わるその噂を思い返す間にクローンが名乗る、次いで自分も名乗った。]

 俺は、雨宮セシル。
 お噂はかねがね……って、こんな状況でする挨拶でもないか。

[>>237 非常用転移装置の話をすれば、
 彼女の口からまくし立てられる言葉に肩を竦めて息を吐く。
 一つ一つ否定をして、非常装置の場所を伝える。
 作動については、納得いくまで確認してみればよいことだ]

 とりあえず、他に出口でも見つけられない限り、
 どうにもならない、ので。
 食料はあるけど、分けてから手をつけた方がいい。

[>>242 去っていく彼女のクローンへの言葉は、
 案外柔らかなものだった、それからまた足を進める]

(259) 2011/09/29(Thu) 19時半頃



[そして、ニックが密に囁いてくる言葉に、瞬いた。]

 ニック……

[笑顔がよく似合うと思っていたその顔を見返しただろう。]

 お前は、強い……。

[クローンではないと、そういえる、そして、生きるためのみんなが生きるための方法を提示する彼が眩しかった。]


【人】 奏者 セシル

 ― 現在/地下1階・スタッフルーム ―
[痛がっていた、のは大丈夫なのだろうか。
 たどり着いたそこに彼女の姿はない、周囲を見回す最中、
 自分のクローンはヴァイオリンケースに目を止めていた。
 それなりの娯楽のようなものはある、と水無月は言ってた]

 それはヴァイオリン……楽器だ。
 音楽を奏でる、道具。

[モニターのスイッチは落ちていたのだろうか。
 旧式だったが、再生の操作くらいは出来るだろう]

 この映像を見て、気持ち悪いとか、怖いとか、
 そういう風には感じないのか?

 それとも意味がわからない?

[雪織の亡骸の前での反応は、
 無残な死を前にしての忌避に見えたが、
 自分のクローンがこれを見たいと望むのは何故か?*]

(261) 2011/09/29(Thu) 20時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 20時頃


【人】 奏者 セシル

[>>264 眼を輝かせて、というべきか。
 返ってきた反応は一つの共通点、妙に腑に落ちる]

 やっぱり音楽が好きなんだな。

[後から、と告げる前に映像は流れ始めただろう。
 最中、クローンの開きっぱなしの口、
 自分の顔がそんな表情をしているのは少し嫌だ、と思う。

 >>267 映像を見るクローンはそのシステムを概ね、
 理解しはじめたらしい、“自分”はその状況において何を感じるだろう。
 結局は諦めのうちにあるのではないか、そう思う]

 そうだな、あの映像でいえば、
 体の中身を奪われている方が、君で。
 それを貰っているのが、俺だ。
 君は俺から造られた、俺と同じもので――……、

[だけど――と、クローンの続く言葉はそれを否定する]

(275) 2011/09/29(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[>>268 個の主張、それを訴えられて緩く瞬く。
 クローンはこちらを見つめているが、
 元が同じ、というのはやはり伝わらないのだろうか、それとも]

 君が俺だっていうのは、事実だよ。

 そりゃまあ、考えてることがわかるわけでも、
 全てがそっくり同じってわけでもないけど。
 何せ住んでるところ――いる所が、違うからね。

[息を吐く、カウンターに手をついた]

 まあ、ここから出られたら、
 君の世話にならないように生きるよ。

[俯く眼差し影が過ぎるのは、兄と雪織とを思い返して。
 それからヴァイオリンケースに目を向けた]

(280) 2011/09/29(Thu) 21時半頃

[これはいつの言葉だったか]

ねえ。
コーダは……誰かを、守る?
《その為に、誰かを、壊す?》


 守るよ。



 今一番、壊されそうなやつを。

 あいつの目を……。

[赤毛の目のこと、思い出す。]


 いまはな。


[それはまだ、牧野の話を聞く前の話]


[自分は、大きいヨルを壊した。
そしてヨルを取り戻した。
他の皆も、等しく大事で。
だから守る為に。
壊される前に。
壊すことは、厭わない]

[ただ、あの時壊すのに使った刃物は。
コーダが、どこかに仕舞ったから。
今度は、コーダがあれを使いたいのだろうかと。
そんなことを、考えて]


【人】 奏者 セシル

>>304
[投げた言葉に、クローンが何を考えているのかは、わからない。
 本質が同じもの、だとしても個体としては違う。
 そんな抽象的な言葉が通じるようには思えない。]

 ん?

 ああ……そう、ヴァイオリン。
 これで音楽を作るのが、俺の仕事。

[>>318 投げられた問いかけにケースを開こうとした手が止まる。
 先ほどの牧野の言葉>>283 向こうはこちらを知っていたらしい、
 クローンはそれは的確に会話の要因を捉えた質問をしてきた]

 ……それは説明が難しい、な。
 君達には家族、というものはなさそうだし。

[恐らく、簡易に説明する言葉を知っている。
 だがそれを口にする気にはなれない、
 兄とはつまり“コーダ”にとっての“ニーナ”だ、と]

(327) 2011/09/29(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>288 「知らなかった」という牧野の言葉、
 それに、たとえば憤りのようなものを感じる権利があるのか、
 といえば、否だろう。

 何も疑問を感じなかったのか。

 言葉にしようとした問いは、自分自身にも向けられる。
 自我をもって動く存在が、家畜のように管理され、
 部品として扱われている。それが問題であるとしたら、
 眼を覚まさぬままのクローンであれば、部品として扱ってよいのか。

 考えるつもりなどなくても、考えてしまう]

(333) 2011/09/30(Fri) 00時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 00時頃


[この先、クローンと呼ばれる自分たちの中で、
 一番最初に、あの映像のようになる者。

 やっぱりそれは赤毛だろうと思う。

 そして、移植できる人物もここにはいるらしい。
 しかもそういう場所、であるらしい、ここは。]

 赤毛のこと、守らなくちゃ…。


[赤毛は大きい、だから、オリジナルのその人も近寄ってはいないけれど、大きいのだろう。
 その人を壊すためにはどうすればいいだろう。

 ああ…。

 そういえば、聴いたことがある。
 クローンの中にもイタンシャがいたと。
 自分の身体を壊すペナルティ、犯すものがいたと。

 首にひもをつけて、ぶらさがったらしい。
 そしたら、動かなくなって…

 そんな年長者の話。]


【人】 奏者 セシル

[考えながらも――個としては違う存在である、
 そのはずの自身のクローンを、まだ自分と切り離した
 一つの存在として見ることは出来ない。
 自分の延長線上にあるもの、としてしか認識できない。
 その欺瞞には気付かないまま、ヴァイオリンケースを見る“コーダ”へ視線を向ける]


  見てみるか?


[ケースを開ければよく磨かれた濃い飴色、
 なだらかなその曲線は初めて見る者にはどんな印象か。
 弓に塗る松脂の匂い、背筋の伸びるような]

 まあ、こんな場合じゃないんだけどな。
 ……この辺、今誰もいなさそうだし、いいか。

[言った傍から、牧野とリーネが現われることになるのだけれど]

(354) 2011/09/30(Fri) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[弓を構える、ひとつ息を吐く。
 それだけで世界は、この薄暗い暗鬱な場所から切り離された。
 目蓋を伏せる、濃い影の眼元に落ちる。
 口元は薄い微笑の形になる、
 音に触れる幸福のにじみ出るように。

 雨宮セシルの音の評価は、聴く者によって大きく分かれる。
 その音の響きを、クリスタルのようだ、という者もあれば、
 氷のようだ、というものもある。どちらも透明で、寂しい。

 ゆったりとした舞曲の旋律は、G線1本で奏でられる。
 天に昇っていく伸びやかな音。
 柔らかに空間を満たしていく澄んだ響き。

 ――もう失われてしまった音がある。
 重ならないハルモニア、音の評価は酷く正しい]

(355) 2011/09/30(Fri) 00時半頃

― 一人になったとき ―

[映像を思い出す。
 そして、ニックの言葉も思い出す。

 そう、壊す前に、壊す、そんな気持ちがないといけない。



 オリジナルは、きっと、
 それでも、何かあれば、クローンが死ぬのはしょうがない、と思うような気もするから。]




[なんてきれいなんだろうか。]


[ああ、なぜ]


[自分は、彼じゃないのか。そんな、そんなことを]


【人】 奏者 セシル

[透明な輝きを宿す、旋律。
 天上を描き出す音は、けれど空を知らぬ者に、
 どう聴こえるのかはわからない。

 甘みを帯びたけれど切ない弦の響き、
 その余韻を残さず音が消えるまで、瞳は伏せられる。
 ずっと重ならない音を聴き続けて。]

 ――……、

[向けられた眼差しに、再び青灰が映る時、
 それは遠く切り離された世界から戻ってきた者のように、
 ――夢から覚めた者のような色で、呼吸をひとつ。

 クローンも楽器に関心があるのかもしれないけれど、
 触れされるつもりはなく、元の通りに納め直して。
 それから、>>366 “コーダ”のその様相に気付いた]

(371) 2011/09/30(Fri) 01時半頃



[思ったことがある。
 それは、圧倒的な、差。

 ニックはああいってくれたけど、
 自分は、この音は壊せない、と思った。

 壊したい。とても壊したい。
 なぜ、自分はセシルではないのか、
 そう、




                    壊せない。
                    
それは、セシルのほうが優れているから。] 


[自分は、もし、その音が失われるのであれば、
 壊されてもいい存在なのかもしれない。



 それは、本当に、





                  悲しすぎる劣等感。]


【人】 奏者 セシル

[>>370 面に現われている感情は、酷く素直なもの。
 鏡のようだ、と思ってしまう。
 少しだけ、奏でたことを後悔、した。]

 ……大体、
 君の聞きたいことは答えたかな?

 俺にとっては仕事だけど、
 他の人にとっては遊びみたいだものだから。

 そろそろ下の様子を見てくるべきかな。

[大丈夫か、とでも言うように、
 その硬直したままの顔の前で、ひらり、と手を振る。
 白くしなやかな――“コーダ”とは違う指先]

(376) 2011/09/30(Fri) 01時半頃

セシルは、傾ぐ体に、驚いて腕を伸ばす。

2011/09/30(Fri) 02時頃


【人】 奏者 セシル

[触れた肩、腕に体重はほとんど伝わらぬまま、
 “コーダ”はその場に膝を曲げて沈み込んだ。
 小さな震えは見えたけれど、それが何を意味するのか]

 ……気分が悪いのか?
 なら、少し座って休んでろ。
 病院だから、横になる所もいくらでもあるしな。

[とりあえず今度は立ち上がらせる為に、手を差し伸べた。
 震えは――単純に身体的なものと解釈された、
 彼の中で何かが起こっていることなど、知らない]

(382) 2011/09/30(Fri) 02時頃




  ああ



[交錯する。]




  [羨望と嫉妬]




          





   
[それは、歪んでいく。]



[そう、こんな目に合うのは、
 こんなオリジナルに激しい劣等感を持つクローンは自分だけで十分だ。]





        [そう、規則正しい生活。
           何も知らずに仕事をして、

          そして、話して、食べて、眠って…。]


   






[それはとても幸せだった。]




   




(ニック

            自分も彼らを壊すよ


       そう、オリジナルを知ることは、


    クローンには絶望だ。)





        (心を壊される前に、


                 壊そう……。)


   






    (自分はもう、壊れてしまったから)





   


【人】 奏者 セシル

[ゆっくり伸ばされた腕をとりあえず引き上げる。
 雨宮セシルにとっては、ごく普通の行動だ。
 それから、誘うようにスタッフルームの奥へと視線をやる。
 どこでもいいから座ってればいい、と]

 ――………、

[視線を巡らせれば、いつの間にか。
 牧野とリーネの姿があった、隣合って座る。
 今はそこに穏やかな空気があるのを知れば、
 双子のように見えて――自分と彼もそんな風に見えるのかとふと思った。]

 じゃあ、俺は下見て来るから。
 あ、……あれには触るなよ?

[ヴァイオリンケースを示してから、背を向けた]

(384) 2011/09/30(Fri) 02時半頃

セシルは、そのまま階下に下りれば倉庫の方へと向かって

2011/09/30(Fri) 03時頃


【人】 奏者 セシル

[ここに飛ばされてから、どれくらい経ったのだろう。
 アナログの時計のことを思い出したけれど、
 時間を見るのを忘れていたから、役にはたたない。
 午前か午後か、外が見えなければそれもわからず。

 地下2階に降りれば、
 漂う血臭のことを――彼女の亡骸を思い出す。
 時を意識して、感じたような気がした空腹は、
 胸につかえるような気分の悪さに飲み込まれる。

 うつくしい音の世界から、
 現実は酷くかけ離れている。

 ―――これが罰であるのなら、
 裁かれるべき罪人はヨーランダの他にもいるのだろう。
 ぼんやりと、そんな思考が過ぎった**]

(393) 2011/09/30(Fri) 03時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 03時半頃


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