人狼議事


295 突然キャラソンを歌い出す村3

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視点:




           なぁお

[どこからか響く猫の声。

 吸血鬼の作り方の一つに、
 "死体を猫に跨がれる"と言うものがある。

 それがいつの事だか知らないが、
 それがどこでだったかも忘れたが、

 まあつまりはそういう事だ。]



[夜の路地裏、月の下。
 自分をこうした猫はたぶん、もう居ないけれど。

 長い長い間を、
 色々な場所に行って、楽しんでいる。

 その場に何年いるかは気分次第。
 高校なんて一番上をかる〜く洗脳したら後は自然に溶け込める。]
 



[自分のほんとの名前なんて、もう、覚えてない。*]
 


 六合攻芸は、ヴァンパイアハンターの家系に生まれ、
 ヴァンパイアハンターとして育てられてきた。

 しかし彼は今、『吸血鬼』そのものとなっていた。

 吸血鬼は眷属を増やす。
 "あの吸血鬼"との一戦以後、彼の身体は
 既に怪異のそれなのである。



/*↑襲ってくれた人を縁故を募集しています。誰もいなければNPCになります


[人の世界に溶け込むと言っても、
 吸血鬼は吸血鬼だ。

 正体がバレたら狙われる事だってある。


    だけど、オレが何年生きてると思ってんの?
    オレももう忘れたけど。

 なんてな。

 ま、
 バレて大騒ぎになっても次に行けばいいだけだから、
 そこまで躍起になって正体を隠してもないんだけど。]

/*
ばっちこい しかしこちらの強さは決めかね中
圧勝してても拮抗してやらこちらが負けかけた時の事故でもオールオッケイ 描写でふってくれて問題ないよ


[人ならざるモノ。モノノ怪の類。
そのひとつに、雪女というものがありまして。


針子りりあは、それである。

人には知られてはいけない存在。
正体が暴かれてしまえば、それは、淡雪のように溶けゆくのみ。

この身体になって何年生きたかは、正直覚えておりません。ただ、人とのんびりと戯れ遊びながら、ほんの少しばかりの生気を頂戴しながら生きております。]


…、ふふふ

[ふんわり、はらり。
淡雪に混じり、女の笑い声が聞こえます。]*

/*
ワタシ吸血鬼ジャナイヨ。


[連れ歩くのは猫の声。

 バレても良いと言ったところで、
 ハンターちゃんが鬱陶しいのに変わりはない。]

 にゃ〜あお

[夜の闇に紛れる気配、
 屋根の上にあるのは人影ではない。]

/*
あ!襲ってくれたてなっているのをふわりと読み逃していた。ハンターのかおりを感じ取ったら先手必勝で襲うムーブありですも置いておきますので夜に唐突に猫の声と共にな不意打ち襲撃でもよし 回想するならお付き合いできますも置いておきますが、  ※こちとら初回吊なのでさくさくいなくなります!


[ミタシュ=セイリュはブルー族の生き残りだ。]


[「ここ」と異なる世界「コルウィ・キャラソニア」において――
妖しげな魔術を操り、人の血を好み、人を眷属としてしまうブルー族は迫害を受けやすい。
剣と魔法による武力が質・量ともに異常発達してしまったキャラソニアでは立場も弱く、もはや絶滅寸前の種族となってしまっているが……
個々のスペックとしては、「こちら」の世界の一般人や弱小怪異など軽く凌駕する。]


[種としての特性や能力は、こちらの「吸血鬼」とほぼ差異が無かった。]


[そんなミタシュが「こちらの世界」に呼ばれたのは、グロリアの歌の影響によるものか……それとも、遠い世界の「近しい種」たちと波長が合ったのか。
現時点では判りようも無い。]


[今はまだ気絶しているミタシュ。
 しかし意識の奥底で 猫の鳴き声を聞いた かもしれない。]


 ――…にゃあ。**


/*
内訳おっけー把握しました! よろしくよろしく!!


[猫の声が聞こえる?


 にゃ〜?

[猫の鳴き声が聞こえた気がする。]



[不思議な感覚だ。
 何かが近付いてきているような。]


 ん〜…

[面倒で大事になるのはちょっとゴメンだな。
 ひとりふたりやじゅうにんくらい、
 返り討ちにするのはいいとして。
 (出来るかも別である)]
 



[だから大事になったらサクッと消えよ。
 皆の記憶だけ消して。独りで。
 消えないやつもいるかもしれないけど後はし〜らない。]



   [そういった事を、もうずっと
      何度も繰り返してきているのだから。]
  



 用心堅固 わすれずに…♪

[蝙蝠の話を聞いて、小さく小さく口元で笑う。]


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/27(Sat) 21時頃


[この世界とは違う世界との接触。
それにより、僅かに崩れた均衡の欠片が
自分に刺さったとは、気付かないまま。]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

(♪ テーレッテッテテーレッテー)

[SE:宿屋に泊って回復する音]

(110) 2019/04/27(Sat) 21時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ―――…… ぅ、

[グロリアとヤマモトに運び込まれて、数時間。
綺麗な寝床の上でミタシュは目を覚ました。
少しの睡眠でもある程度動けるようになるのは、冒険者として必須スキルだ。]


 (ここ、は ……?)

[身体のあちこちが痛むが、包帯が綺麗に巻かれている。
誰かが手当を施してくれたのだろうか――
そこで、誰かに助けを求めて歌った記憶が蘇った。]


 ――――……、

[顔を上げ、辺りを見る。
そこにグロリアやヤマモトはまだ居るだろうか?]

(111) 2019/04/27(Sat) 21時半頃

 ……?

[目を覚ますと同時、漠然とだが、ミタシュは「何か」の気配を感じた。
それも、一つではない。]


 ――…?

[この地の「何か」と繋がってしまった事にはまだ気付いていないけれど。]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

>>113 部屋に差し込んだ光に、ミタシュは目を細める。
入ってきた人物は、先ほど助けを求めて歌った相手の女性ではなく、その後に現れた男性の方だった。]


 (―――…やっぱり、共通言語じゃない言葉?
  そんな未開の地なの? でも、変な服だけどキチンとはしてそうだし……)

[語りかけられる言葉はやはり全く知らぬもの。
ならば、とミタシュは口を開き歌おうとしたが、]

(116) 2019/04/27(Sat) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ―――? 

>>115 ヤマモトが大きなジェスチャーで指し示した先を見遣る。
寝息を立てて眠り込んでいるグロリアの姿を認めると、ヤマモトの意図を理解した。]


 ……、

[しかし困った。
確かに今ここで歌えば彼女を起こしてしまうだろう。
だが、歌わなければ意思疎通もままならない。]


 (……仕方ないか。)

[ちょいちょい、とヤマモトに向けて手招きしてみせる。
「こっちに顔を近づけて」と伝えるように。]

(117) 2019/04/27(Sat) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

>>119 意図した通りヤマモトが顔を近付けてくれた。
 うん、と一つ頷くと、]


 ――――、

[後衛職と言えど、そこそこ腕利きのC級冒険者として恥ずかしくない俊敏な身のこなしで。
ヤマモトの唇を奪うべく、ミタシュは自らの唇を彼へ寄せた。]

(120) 2019/04/27(Sat) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

>>128 僅かな後退虚しく。
ヤマモトとミタシュの唇が重なった。]


 ……


 …………


 ………………――、

(133) 2019/04/27(Sat) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ―――――…ぷはっ、

[やがて唇を離すと、ミタシュは袖口で口許を拭いながら、]


 ……『ごちそうさまでした。』

 ――――ニホンゴ? って言うの?
 酷く複雑な言語なのね。
 貰うのに時間かかっちゃった。

 でも、柔軟で綺麗な言語……のような気もする。
 貴方のは「ヒョージュンゴ」からアレンジも加わってるみたい?

[グロリアを起こさぬよう抑えた声で。
 ぺらぺらと、「こちら」の言葉を喋り出した。]

(134) 2019/04/27(Sat) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ……一応、いちばん穏便な方法で「貰った」けど。
 だいじょうぶ? 眩暈とか、しない?

[もしかしたら、僅かとはいえ生気も一緒に吸った影響が出るかもしれない。
様子を窺うように、ヤマモトを見つめながら小首を傾げた。]

(136) 2019/04/27(Sat) 23時頃

[ちりちり、ぱりぱり、と不思議な感覚がする。
少しばかりあふれた力は、異なる怪異達とも繋がりを持たせて]


 …、っ  だれか


[小さく漏れる、女の声。]


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/27(Sat) 23時頃



[ 繋がる時に聞こえるのは、いつだって猫の声だ ]
 


[彼女にも届いただろうか。
 なぁう、
 そんな鳴き声が。

 九生屋は家という物を持たない。
 だから早朝の時間帯、居るのは大体路地裏か、

 学校の敷地内のどこかだ。]

 うにゃ?

[また、繋がりが増えた気がする。
 おかしいな、と思った。

 そんなに"増やした"覚えはないんだけど。]



 誰だ?
 



って 、えええ?

[なんか聞こえた?と、慌てた声が返る。]


─ 時間軸/早朝 ─

[帰ってくる声があった。
 知らない声だ。…… 少しの間。]

 ぅなぁ〜お。

[返すのは鳴き声だけだった。]


─ 時間軸/早朝 ─


…、ね、ねこ?ちゃん??

[猫と会話できるようになってしまったのかと考える。
いやでも、まって、よくわからない。
くるくると混乱した頭は、回転しすぎて目が回りそうだ。]

?、…??えっ、えっと??


にっ、にゃー!!


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

 ……私たちの種族の事、知ってて助けたワケじゃなかったのね。
 ま、良いけど。

>>144 額に押し付けられた黒筒――『拳銃』をミタシュは知らないが、武器だろうとは察して眉根を寄せる。
敵意・害意の類を受けるのには慣れているのか、怯える様子は見せないが。]

(155) 2019/04/28(Sun) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ケーサツ……国家の治安維持組織? なの……?

[得たばかりの言語知識から引っ張り出すように確認しながら、]


 そんなのがちゃんと機能してるなんて……
 コーモリ……神森? そんな土地があったのね……

[全く馴染みの無い地名だったが、寝かされていた部屋の造りや包帯、寝具の質などからも、余程発展した都市なのだろうと想像する。]

(156) 2019/04/28(Sun) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ミタシュ=セイリュ。
 ウィクサードの街の冒険者ギルドに登録しているCランカー。

[知らぬ土地の者に通ずるかもわからなかったが、一応は自らの身上を明かす。]


 何しにも何も……「気付いたらここに居た」としか言えないわ。
 指定危険種『ソランジュ』に殺されかけて…最後の力を振り絞って魔力をぶっぱなして……
 死んだかな?と思ったらここにいた。

[全くの嘘偽り無く、事情を伝える。
伝わるかどうかは別問題だろうが。]

(157) 2019/04/28(Sun) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 企むも何も…
 私も今の状況が何もわからないもの。

 安心して……って言っても、

[無理かしら、と再び首を傾げて問いかけた。]

(158) 2019/04/28(Sun) 00時頃

ミタシュは、ヤカモトにアンコールした。

2019/04/28(Sun) 00時頃


─ 時間軸/早朝 ─


 にゃ〜ん。

 にゃるゎ〜ん。

 ぅなぉお〜ん。

[相手の混乱が面白くなって付け足した。
 頭の中に響く猫の声。取り憑かれたと思われても仕方はないが、辺りを見回したら一匹の猫が居るかもしれない。

 何かを確認しに来たその金色の瞳をした猫は、音もたてずに立ち去るのだけど。*]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

 そう。
 逆に奴隷商とかじゃないみたいで安心するわ。
 優しく近付いてきたと思ったら、気付けば娼館に売られてた事も有ったし。

>>159 助ける気もなかった、との言に対する素直な感想だ。
なお、基本的に不幸な生い立ちなので、端々にえげつない方のファンタジー世界観が漏れる。]


 ――…そこの「お姫様」は、本当に優しいのでしょうね。
 それは、なんか……わかる。
 いや、どう育ったらそうなるのかは全然わからないけど。

[ヤマモトからは視線を切らさないが、グロリア評には納得する物があった。]

(170) 2019/04/28(Sun) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

>>160 それにしても、共通の言葉は得たはずなのに、妙に噛み合わない。]

 え、  ええ……
 ウィクサードはそんなに大きな街でもないけれど……

 国…名 ?

 え、国なんて――…
 コルウィ・キャラソニアに、キャラソニア王国以外の国なんて有るの?


[大陸全土が統一されてから、他国の話など無いはずだ。
キャラソニアの教育水準は低いが、ミタシュは生き残るために努力した結果として比較的聡く知識も豊富な方だが、とんと聞いたことが無い。]

(171) 2019/04/28(Sun) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 わかったの?
 私はまだ全然わかってないけど……

>>166 でも、わかったコトにしといてくれるらしい。]

 ――… どうかしらね。
 キャラソニアに、帰りたいとは思うけど。


[くそったれな土地ではあったけど、]

 ……あっちに、仲間、居るから。


[絶望的なあの状況だったから、自分以外は死んでしまっているかもしれない。
けれど、それならせめて弔いくらいはあげてやりたい。]

(172) 2019/04/28(Sun) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 手掛かりは――…

 ――…いえ、無いわ。
 まあ、冒険者らしく足で探してみようかしらね。

[ここで、ミタシュは表情を変えぬまま初めて偽った。
 手掛かりという程ではないが、この地に来る直前、いま傍で眠る「お姫様」の歌を聴いた気がするのだ。
 だが、彼女の「護衛」を名乗る男にそれを伝えるのは、また話が拗れるように思う。]

 今すぐここを出て行くと言ったら、貴方は見逃してくれる?

(173) 2019/04/28(Sun) 01時頃

― プロローグより ―

[校舎から飛び出した後。
完全に道に迷った攻芸は諦めて、飛ぶという手段を使うことを体得していた。
(※飛んでも目的地には滅多に到着しない)

『最近蝙蝠が多い』の一因である彼は、夜空から金城グロリアを見た。彼女は月を見ていた。

ひとつ上の先輩。
学園のマドンナなんて呼び方をされている。
すぐに令和だってのにいつまでもそんな昔ながらの呼び方が子供に通じるとは思わないで頂きたい。

きれいな人だと、思っていた。
その青い瞳。白い首筋。くらくらしてくる――]


[ハッとした。
欲につられてふらふら方向転換をしてしまいそうだった。
このままではいけない。
とにかく彼女から離れないと――
攻芸はますます夜空を迷った。]



[夜空を迷いながら、先日の夜を思い出した。]



(語り:金色の月が出ていた。脚の速さには自信があった。俺は吸血鬼に追い付いた。それまでの経緯?どうだっていいことだ。吸血鬼が街にくればハンターの出番になる。しかしそれが、同級生の、しかも九生屋だったとはね。)


 猫の目の月 夜風は涼しく
 深夜0時の黒猫探し
 城から出てくるのを待っていた
 喵(miao) 朝がくるまで
 殺し(かたり)合おう


(語り:殺意をもって襲い掛かったのは俺の方だった。だから殺し合いになるのは当たり前だ。友人と知っても吸血鬼であれば俺には容赦する理由がなかった。なぜって?ハンターだからさ。)


 互いの血が温く冷える(何故歌う?)
 俺の血で窓が紅く染まる(何故歌う?)
 折れた腕と銀の槍(何故歌う?)
 笑っている この脚が動く限りは


(語り:吸血鬼に人の身が劣るのは当然だ。だから俺は"俺が死んでも相手を殺す"というつもりで戦っていた。恐れ?忘れていたさ。ハンターだからな。)


 このまま二人朝まで
 灰になろうか?
 鳴いてみせてよ
 ほんの手違いの繋がりが
 朝日に灼ける

(語り:結論からいえば、たしかに俺を負け犬にするならこの方法が一番だったのかもな――)



[攻芸はすっかり『これから』を見失っていた。

幼少時からいずれはそうなるのだろうと思ってきた吸血鬼を殺しの世界。その世界では攻芸は『死ななければならない』ことになった。

己の情熱に従い熱心に打ち込んだ、ただ好きなだけのスポーツの世界では『人間を超越するその肉体そのものがチート』である上に、バスケットボールなんて勝利への熱気のなかで、吸血衝動は堪えがたい。

六合の家の掟よりも、こんなにも。
暇つぶしみたいに始めたスポーツが出来なくなることが、胸に風穴をあけてしまうなんて、考えもしなかった。]


[ともあれ。
攻芸が最初に考えたのは自殺だった。

けれどそれと同時。
かの吸血鬼(ゆうじん)は生かしてはおけぬ。
吸血衝動を堪えに堪え、飢えて気が狂う前に
どうにかかの者を灰に変えたいと。

攻芸は今宵も道に迷いながら考えていた。]




/* オールオッケーといわれて気が狂ったので、どんなほどオールオッケーなのかと経緯らしきものを書き溜めていました。殺す殺すいってますが完全にノープランですし初回吊とか勝ち逃げで全然いいです


― 朝 ―



 ……… ?


[だれか、という女の声が聞こえた。

攻芸は眉根を寄せた。
どこから聞こえた声なのか、攻芸にはわからぬ。

誰かがどこかで助けを求めている……?

しかし既に人の身ではない己が助けにいったところで
余計危険な思いを――匕首みたいにとがっては、触るものみな傷つけてしまうおそれがある己では――しかし……

その女の声は、朝から攻芸を盛大に道に迷わせる一因となった。**]




  やめたの? 部活。

[笑い混じりに呟いてみる。
 この声は聞こえるようになっている筈だ。
 反応があってもなくても構わないが。]


 ……

[笑い混じりの呟き。
怪異の身体に変わってから、どこからともなく聞こえるようになった声。勿論、届いていた。]

 ああ。やめた。

[端的に攻芸は返事をした。
そしてその声の方角を(よせばいいのに)探った。
到底辿り着くはずもないのだが……**]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜/金城邸 ―

 うん、大体どこの街にもいるわ。
 ヘンタイと悪党。

>>183 不躾な視線には少しだけ厭そうな顔をしつつ、幼い頃からキャラソニアの各地を転々とした経験から言い切る。]


 お姫様の護衛も大変ね。
 お陰様でこうしてたすけて貰えた身が言えた事じゃないけど。

[ヤマモトが笑うのに釣られて、ミタシュも少し口許が緩んだ。]

(196) 2019/04/28(Sun) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ……そう。
 ああ、そっか。それで「ニホンゴ」なのね。

>>184 島国とか外の大陸という概念すらピンと来ないが、先程からどうも自分の常識が通用しないのは承知している。
そういうものかと納得することにした。]

[問題は、キャラソニアに帰る方法を見つけるのが一筋縄ではいかなさそうという点。
少し、長いクエストになるかもしれなかった。]

(197) 2019/04/28(Sun) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ……?

>>186 名刺とカフスボタンを受け取る。
識字率が1割を下回るキャラソニアでは名詞という物自体見たこと無かったし、カフスボタンなんて物も庶民には馴染みが無い。
「ハッシンキ」と、聞き取れはしたもののそれが何かもわからなかった。が、]


 …… これ持っていれば良いのね。わかった。

[ヤマモトの言う通り、頭は鈍くない。
現地の治安維持組織に属する者が言うのだから、取り敢えずは従っておくのが無難だろう。]


[知らぬ土地で、余計な敵を増やす必要は無い。
少なくとも今の時点では、まだ。]

(198) 2019/04/28(Sun) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ……わかった。
 挨拶も無しに消えて面倒をかけるのも悪いから、今日はこのまま泊めてもらう事にする。

>>192 すぐに出て行かなくても良いそうなので、一旦はこの部屋に留まる事にした。
正直、体力的にももう少し身体を休めたいというのもある。]

(199) 2019/04/28(Sun) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 あ。
 ヤマモト、 ……で良かった?

[気絶する前に聞いた会話>>0:94を思い返して、男の名を呼ぶ。]


 助けてくれるつもりは無かったにせよ、貴方が運んでくれたんだよね?


 ――…… ェン゜トゥ。

[言いながら、ぺこりと頭を下げた。]


 ニホンゴで、『ありがとう』よ。
 遅くなったけど言っておく。

(200) 2019/04/28(Sun) 02時半頃

ミタシュは、ヤカモトにアンコールした。

2019/04/28(Sun) 02時半頃



 そっかそっかぁ。
 大変だにゃ〜。

 好きだったのにねえ、部活。

[一年の頃からの付き合いだし、
 モっちゃん先輩との付き合いもあるから
 部活に熱を入れていたのは知っている。

 名前は幸運なのに、とんだ不運だなと笑った。

 探ろうと思えばこちらの位置は探れるだろう。
 方向音痴が良い方向に向かうのか、
 悪い方向に向かうかは知らないけれど。

 吸血鬼を増やしても責任はとれないから、機会がないと眷属は増やさないのだけども、
 この反応が見れたのはちょっと面白かったので、増やすのも悪くないなあと思った。

 気になるのは他に"繋がった"モノたちだけど、さて。どうやってコンタクトをとろうかな。とふわふわ悩みつつも、まあいいか〜で積極的に動くことは、まだなかった。]


 ああ。好きだったからやめるんだ。

[どうせ続けたとして、三年間で高校生は終わり、人の肉体は成長の末に年々老化し、限界や飽きさえ付きまとう。
いずれ来る日がきただけ。
そう言い聞かせていたから、大変だにゃあと言われても頷くことはしなかった。

怪異になってからまだ日の浅い攻芸は、九生屋の声が聞こえた方へ足を踏み出した――ようでいて、てんで別の方角へ歩き始めた。その身に殺意を携えて……**]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 時間軸:ゴールデンウィーク目前の夜 → 朝/金城邸 ―

[やがてグロリアが目を覚ませば、ヤマモトにしたようにミタシュは身元を明かした。
キャラソニアの冒険者、と言われてグロリアがどう受け取ったかはさて置いて……
超が付くほど良い人である彼女は、「行く宛ができるまでこの部屋を使って良い」と言ってくれた。]


 本当に……なんてお礼を言ったらいいやら。
 あ、あとこれも…ありがとう。

[いつの間にか頭に巻かれていたスカーフ>>60を手渡す。
グロリアの友人の物らしいので、返してもらうようお願いした。
朝になれば、学校に向かう彼女を見送って、]


 よし……「神森」探索を開始しましょうか。

[冒険者らしく、知らぬ土地の探索に少しだけテンションが上がっている。
外套のフードをかぶって耳を隠すと、近所を探索し始めた。**]

(203) 2019/04/28(Sun) 03時頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/28(Sun) 03時頃


[さて、色々気にはなっているのだ。朝から。]

助けを求める女の声とか。]

猫の鳴き声とか。]

[故郷の村を焼かれて自分以外の同族を喪って以来、こういう声の聞こえ方がする事は長らく無かったのだが。]


[笑いからかうような声も。]

[それに端的な返事を返す声も。]

[自分には関係の無いであろう遣り取りも、聞こえてしまっている。
口を出すべきか迷いながら放っていたのだが……]


 あの、さ。
 多分そっちじゃないと思うよ ……?

今にも殺しに行くぞ、とでも言うような殺気を纏った方の気配が全く見当違いの方向へと離れていくのに、突っ込まずにはいられなかった。**]


[それは違和感を持ったもう一つだ。
 聞こえる声に、一度瞬いて、]

 知らない間に、二人増えてる。
 

 …… キミたちも、吸血鬼?

[と、とりあえずは訊ねてみた。
 方向についてのツッコミは気にしなかったけども。*]


 キュウケツキ……
 血を、吸う、鬼ね。

[覚えたばかりの言語だが、理解は早かった。]


 ふーん…ニホンじゃそう言うんだ?
 まあ、血は吸うから、多分それじゃないかしら。

 ……驚いた。こっちじゃ同族が生き残ってるんだ。


 (あれ、「吸血鬼」って……)

[ヤマモトが何か言ってなかったか。
 吸血鬼 殲滅 どうこう、と。
 自覚が無かったので完全に聞き流していたが、]

 (―――…警戒しないといけないヤツだった!?)

[渡された『ハッシンキ』とやらが急に重みを増した気がした。**]



 そーそー、血を吸う鬼。

 二ホンじゃ?
 てことは、ガイコクジン?

 よく渡って来れたなァ。海があるのに。

[流れる水を通りこせない性質は、
 眷属にまで適用されているか解らないけれど。]

 …こっちじゃ。ってことは、
 そっちも一人?

 あ〜いや、こっちはもう一人じゃないんだった。

[既にマルカイに接触しているとは知らず声はのほほんとしたものだった。*]


 (ガイコク……ああ、ニホンの外にも国が有る、んだっけ?)

[海って渡るものなの? という疑問は言葉にしない。]

 うーん。
 ガイコクジン で良いんだと思う…多分。
 キャラソニア…ってわかる?

[あまり期待せず出自を告げつつ、]

 8年前に村を焼かれて――…
 それで、知ってる限りでは一人になっちゃった。
 その気になれば増やせる……のは、こっちでも同じ?

[「もう」一人じゃない、という言葉や気配の数から何となく察した。**]



 きゃらそにあ?
 …… …… 「コルウィ・キャラソニア」?

[ずっとずっと前に、同じ名前を聞いた事があったはずだ。
 ただ随分と昔の話すぎて、記憶を引き出すのがすぐには難しい。]


 にしてはこっちのコトバもう喋れんだなァ。

[しかし印象深い出来事は引き出しやすかった。
 ※アレをやられました※]
 



 絶滅危惧種ってヤツになったのか。
 … 大変だな。

 そう、その気になればね。
 いくらでもって訳にはいかないけど。
 同じだったのに、そっちじゃ増やさなかったの?

[増やさなかったのか、増やせなかったのか。何となく興味が湧いて来たので言葉を続けながら声に楽し気な色が混じりはじめた。*]

/* 好きにしていいって言ってたから出来心で…(?)


 ――知ってるの!?

[ヤマモトの反応があれだったので、こうすんなり知っている者が見つかるとは思わなかった。]


 私、気付いたらこっちに居て……
 キャラソニアに帰りたいのだけど、帰り方、知らない?

[今度は期待を込めながら尋ねる。]


 ニホンゴは、こっちの人の口から「吸った」わ。
 不便だったし…… 別に、減るもんじゃないし……

[後半は、ごにょごにょと口ごもるようにしつつだった。]


[楽しむような声には、淡々と冷たい声が返る。]

 ……迫害されるだけだし。
 わざわざ増やすもんでもないでしょ。

[キャラソニアでは立場が弱い種だ。
山奥の小さな村に寄り合い、隠れて暮らしていた程に。
麓の街から人間を浚っては血液袋として消費していたせいで焼き討ちに合い、その村も今はもうない。**]


/*
好きにしていいし私もその場のノリで喋ってるしそろそろ寝そう……★


― 早朝→ ―

[猫の声ばかりしか返らないっておもっていたら、ちゃんとした会話が聞こえてきたので驚いた。]

……、わたしは……

[聞こえた声、遅れて返す。]


違うわ。
吸血鬼なんかじゃ、ないわ……。



こ?こるうぃ……??
キャラソ…?んん、えと??

[残念ながらわたしにはさっっぱりな話だった。]



[好きだったから辞める、
 なんて。既に答えを聞いているのに。

 実際聞きに行くつもりはあんまりない。
 あったら殺されるかもしれないしにゃ〜。

 なんて思っていたのが少し前の話。*]
 



 随分前だけど、
 そっから来たってヤツと話した事はあるよ。

 あー、そうそう、
 そいつも似たようなコト言ってた言ってた。

気付いたらこっちに居て、
 うんうんと相槌を打ちながら。]

 んー、しってるけど、知らない、かな。
 そいつはたしか、"帰った"よ。

[さらりと言いながら、]

 …やっぱり?
 キミらほんとそゆトコの認識きちんとした方がイイよ?

[吸った。という言葉にしみじみ言った。
 お前がいうなではある。]



 それは迫害されたらカワイソーだから?
 それとも食い扶持が増えるのが大変だから?

[迫害されると聞いて、だんだんと思い出してきた。
 そういやそいつと友達やってた時期は、それなりに楽しかったな、なんてことも。]

/* その場のノリ大事だね☆ いつでも寝ていいんだぞ!!!



 もーひとりは、違う、か。
 そっちもどっかから来たとか?

 それとも別のナニか?

[聞こえた声にはそう聞き返した。]



……、そう。
わたしは、…雪女。

[人から生気を奪うのは同じかもだけど、
それで眷属を増やす事は不可能なあたり
吸血鬼よりは力は弱い怪異なのだろう。]

[謎の異世界話は、口を挟まず(挟めず)静かに聞いている。]



 ゆきおんなぁ〜〜??
 そんなのと話した事ナイんだけどォ!?

[何でこの声聞こえんの?って追撃しつつ。]

/*
あ、しまった。時系列迷子してた
ちゃんとした会話は早朝ではない気がしているね 早朝は鳴くだけ鳴いて(?)サラバしたぞ。 たぶん放課後あたりでは? を置いとこうね まぜまぜしてしまった 適当に丸めようね ふわっとね



わたしだって、…吸血鬼と話したことなんてないわ。
最近、学校で噂の…蝙蝠って、まさか……

[ぽろっと学校に所属していることを暴露してるとも気付かず返事をかえす。]

/*
朝はにゃーにゃーで終わったものだろうな
と、思って、いたよ!
時系列的にはそれより後の会話かなって。
放課後なのかい。そうなのかい。
ふわっと合わせとく。ふわふわと。



 ヘンなの… って 、あ、 あ〜…??

[そういえば、以前の転移者が来た時も、
 なんかそういう変わった事があったような…?
 でもそれとは違うかもしんないし、
 まあいっか。ととりあえずは流した。]

 あ、蝙蝠はオレだね。

 ・・・・・・・・・
 最近吸血鬼が増えたから、蝙蝠の数も増えちゃって。
 仕方ないコトなんだよね〜。

/*
よかったさんきゅーそのとおりです
そうそう、放課後かは解らない 時系列フリー(?)
合わせるとするなら生徒会の会議が終わった辺りの時間帯ですね


── 回想:*** 

[それは先日の夜の話だ。金色の月の下、スピード溢れるミュージックに乗るバトルソングが盛り上がりを見せる。]



(語り:金色の月が出ていた。追う者のニオイがした。彼に追いつかれて、吸血鬼として対峙した。ただそれだけの話。吸血鬼が居る所にハンターは現れる。しかしそれが、同級生の、しかもこーにゃんだったとは。にゃ〜。)


 鉤爪の夜 月明りは眩しく
 黒猫は見つかった?
 夜の散歩は廃墟でのステップ
 NYA 朝がくるまで
 殺し(あそび)合おう


(語り:襲い掛かってきたのはあいつの方だった。感じる殺意はあからさまで、思わず笑ってしまったのもバレただろうな。友人と知っても殺しに来る。知ってたよ、これがハンターだ。にゃ。)


 互いの思考交わる事なく(戦うからだ!)
 オレの血が剣と化し襲い掛かる(熱いからだ!)
 無数の蝙蝠と吐息の温度(宿命だからだ!)
 笑っている この熱が続く限りは


(語り:心中に付き合う義理なんてないんだ。そうだろ?恐れがないからこそ隙が出来る事を、知っていたらよかったのに。ハンターなんだから。)


 このまま二人朝まで
 そんな文句じゃ
 喉も鳴らない
 一対の痕をその首筋に
 畏れを知れよ

(語り:"仲間"を増やしたのは久々だな… あれが仲間と呼べるなら、だけどね── )


[眷属を増やしたのは、何時の事だったか…
 感慨にふける暇は、あまりない。

 あの夜はこちらも満身創痍だったけど、
 血を頂いたし問題はなかったといえよう。

 さすがはハンターというところで、
 銀なんて使われたら吸血でもしないと
 回復もままならないのだ。

 だから不可抗力で自業自得なのだ。
 あいつが吸血鬼に。眷属になったのは。

 ん?前にも似たような事をしたかもしれない。
 まあいいか。

 余計な情報だがオレの眷属なので、
 蝙蝠を操れたりするのは勿論の事(?)、
 猫にも好かれやすくなるだろう。]



[ハンターが殺しにかかってくるのは
 いつものコトだし全然かまわないんだけど。

 相手が眷属だとちょっと話は変わってくる。
 なにせ身体能力が段違いになるからだ。

 相打ち狙いなら特にその色は強い。
 まあ最悪死ぬ前に逃げればいい。

 そう考えながら、思考も行動も常に気楽である。*]


/* 気が狂いすぎてて返事するのに時間がかかりまくってしまった。オールオッケー。殺されかけるの問題ないです死にかけドロンは大いにあり。何もなかったら勝ち逃げコースの予定を置きつつその場合でもなんらか遺言は残すぞの気持ちでいようね。


[それなりに長く生きてはいますが、
過去の転移者とは接触がなくて。
でもきっと、そういうやつです。

ほら、わたし、繊細だから。]

……、なにか、心当たり…あるの?

[それから、続く言葉に、なるほど?
と、素直に納得してから]


仲間がいるって、…どんな、気持ちなのかしら

/*

生徒会の会議後サンキューなのよ!


[仲間なんていたことがなくて。

部活も、異世界でのパーティだって、
どれも経験した事がない話。

会話の相手に向けた言葉は、自然と
3人に向けられた言葉になったのかもしれない。*]


[恐らく別の場所での事だろうから、
 知らなくっても無理はない。
 オレは色んな場所を誰かと関わりながら、
 転々としているからね。

 繊細でもないし。]

 ん〜〜〜、ないわけでもない かな?
 さっき話してたキャラソニアからの異邦人、
 そいつがこっちに来た時も、不思議な事が起こったなって。

[そんだけ。と言って、
 吸血鬼が増えたとは言ったけど仲間が増えたとは言ってない。ので。]

 …… 仲間が いる ねェ…。

 ねーこーにゃん。
 オレたちって仲間〜?

[なんて聞いてみたりした。]



 実際、こーして話せる相手が増えたのは
 ちょっと面白い気持ちではあるね〜。

[なんて。
 六合を引きこんだのだって最近だ。

 こうしてこの声で話すのなんて、
 本当に… いつぶりだろう。*]


不思議な…、こと。
そう、なのね…

前は、どんなことが?

[ならば原因がわかれば力は戻るのかもしれないが
どうやって異世界キャラソニアへと戻れるかは
先ほどの会話を聞く限りではわからなさそうだった。]


ね…、ねこにゃん…?

[ねーこーにゃん、と、呼ぶ声。聞き間違えた。猫仲間の呼び名だろうか。]



…………、そう。

(そうね)

[胸の内でも、もういちど繰り返して
悪くないな、という気持ちと向き合う。]

…、…でもやっぱり まだ、すこし

不思議な気持ち。*



 前は…なんだっけな、
 でも他の怪異も影響受けてたのは
 覚えてるんだよな。

[引き出しはあるのだが硬くて開かない。
 混線ではなかった気がするけど。]

 暴走が起きた子がいたり〜、
 あ、犬も懐くようになったな?

[今回は犬は懐かないようだ。残念。]


 ねこにゃん。
 ね〜こにゃん。

[呼び間違えに全力でノった。]



 雪女には、仲間は今まで 
 いなかったんだ?

[ふ〜ん、とやっぱり少し面白げな響きで。
 不思議な気もちという言葉には、
 少し笑って同意した。*]



……、他の…、怪異も

[それならば、スズはどうなのだろう。
と、友を思う間。]


えっ、暴走…ですか。
それなら、やっぱりわたしも…

ん??い、いぬ?です??

[暴走と結びつかなくて、疑問符ばかりがかえる。
ねこにゃん、と呼ぶ声は楽しそう、というか、
どこか猫がじゃれてるみたいに聞こえた。]



はい。

仲間が多くては…、
食事に困るでしょう?


[ね、と僅かに冷えた温度の声を乗せるが]

というのは、まあ、冗談半分で…、
そういう存在の必要性を感じていなかったのもあります。

ほかのお方はわかりませんが、
わたしは…、人の情念、思念、怨念が
長い月日を経て形になったようなモノ。

ですから、きっと、多くはいないのでしょう。



こうして、自分のことを話すのも
とても久方ぶりです……


ああ、でも
どうか、わたしの顔を見て…
わたしの正体を口にはしないでください

[それが人の耳に触れては、とてもとても
危険なことになってしまうから。]*


 ……?
 ありがとう。
 こっちか!

 姿が見えもしないが、訂正を受けてまた別の方角へ進んでいく。わざとではない。]



 受ける怪異と受けない怪異は
 居ると思うけど。個人差ってヤツ。

[今日の朝飼育小屋付近を見ていたのは
 スズの様子を確認してたからだったが、
 特別に変わった様子は見られなかった。
 わざわざ声に出したりはしないけど。]

 … あ? 寒いのってもしかして。

[キミのせいかよ。と声色に込めた。
 今朝がた様子を見に行ったとはいえ顔だけ確認して話の内容は聞いていなかったのと、雪女というのは想定外だったからだ。]


 ん〜? オレは普段は、猫と仲良しだからね。
 蝙蝠もだけど。
 



 たしかに…って、
 雪女って何食べるの?


[ふわりと僅かぞくりとした温度を感じる。
 成る程、雪女か。]


 情念、思念、怨念 か。
 じゃあ最初からそういうモノなんだな。

[キャラソニア出身者も産まれた時からそういうもののはずだ。あの口調からでは増やされたというわけでもなさそうだし。

 ── 元人間は、結局オレたちだけなんだなと思って、緩く口元だけで笑った。]



 へえ。
 …よく解んないけどオッケー。

 ま、自分でも気を付けるコトだね。

[意地悪をするのが嫌いな訳でもないけれど、
 他人を害する事が好きな訳でもない。

 特に、独りぼっちの怪異には。

 スズが居る事を知った時、
 困るから排除しようと思わなかったのは、主にこの辺りが原因だ。 そんな事、決して口にも声にものせないけれど。

 (そして、ハンターは自業自得で正当防衛だと思っているのでこの範囲に当てはまらないのだ。)*]


[素直に進む方向だけは変えてみたが、一向に九生屋にたどり着きそうな気配はないが本人は気づいていない……]

 ………

[殺意を纏って的外れな方角へ。
精神的な迷いだけは無く進んでいる。
そうしながら、攻芸はどこからともなく聞こえる声の会話を黙ってきいていた。]


 吸血鬼がもう一体?

[殺す対象が増えたのか?]

 そっちの声も吸血鬼だったのか?

 なぜ日本語を知りながら
 吸血鬼を知らない。


[攻芸は勉強ができる方ではない。勿論地理も苦手だ。世界地図のどこかにキャラソニアとかいう国があったとして、勿論自分が知らないだけだという可能性を見ていた。]

 ………

[絶滅危惧?
的外れな方角を進みながら眉根を寄せる。
そんなことを言われている国があるのか?
モグリなのか?]



[気配がまた別の方向へと向かう。
 なんだか面白かったので、にゃふふと笑い声ひとつ。*]

 いや〜、本物だなァ。
 


 日本語を吸う……

[攻芸の知らない芸当であった。]

 ………

[本当に吸血鬼なのか?
確かめる必要が出てきたが――]

 どこだ……!

[攻芸は九生屋の居場所へ向かうつもりで、或いは新しく増えた声の主であるキャラソニアという場所から来た誰かを探すべく、神森市を彷徨っていた。]


 ????

[聞けばもう一人の女の声は雪女のものであるらしい。
では、先程の吸血鬼という言葉をしらない外国人(多分)もますます怪しくなってしまった。]

 ………

[増えた蝙蝠であるところの攻芸は、確かに学園周囲を霧、あるいは蝙蝠の群れのような姿を変えて飛んだことがあった。噂になっていたらしい。]


 俺は九生屋とは友達だが仲間じゃない。
 俺が九生屋と勝利を目指すことはない。

[端的に九生屋に返答をする。
攻芸にとっては、仲間とは共に勝利に立ち向かえる者であるらしい。]

 ねこにゃんじゃない。
 こーにゃんと呼ばれている。

[最初は嫌がったあだ名だが、もしかするとアホなのか、自分で訂正をしておいた。]


[九生屋のようなひなたぼっこさえも可能な吸血鬼()の眷属であれど、事故のような発生の仕方のせいか、なりたてだからか、もっともっと長い年月怪異としての力を蓄えなければならないのか、事情は不明だ。
ともかく、日光で攻芸の肌は灼けていた。

肌を隠す服装であれば、日光をあびて一発でサラサラの灰になったりは現状していないことは九生屋の恩恵かもしれないと攻芸は考えている。

実際のところはなにも知らない。
なるようになったことが全てだからだ。]



…、わたしはどうやら、
"受ける"怪異だったってことね。

[困ったわ、と柳眉を下げる(見えないけれど)。]

 そう、寒いのはきっと
 わたしのせいよ。

 力がうまく、制御できないの。

[溢れ出る冷気!なんてかっこよく言ってもなんら意味はなく]

 吸血鬼…なんでしたっけ。
 ほかの、みなさんは。
 だから、蝙蝠…なんですね。

 でもどうして…猫?なんです?

[素朴な疑問をぶつけながら、]




 食事…ですか?


 ふふ、――

[含み笑いをひとつ乗せてから、] 

 なんといえば一番いいかわかりませんが
 そう、ですね。



         …人間の たましい かしら。


 ああっ!!

 で、でも勘違いしないでください。
 殺したりとかは、わたしはしてませんよ?


 ほんの少しずつだけ、
 みなさんから貰っているだけ。

 心地よい疲れで眠りに落ちれる程度の
 微々たるものでじゅうぶんですから。


[人ではないものから人になった雪女は、
そう吸血鬼に言葉を返した。]



[秘密を守ってくれるようで、
ほ、と胸を撫で下ろす。]

 …、…

[しかし気をつけるといったところで
どうしたらいいかは未だに解らないままだ。

こうして相談できで気持ちは楽になったが、]


 ご忠告 ありがとう。

 …ところで、わたしとずっと
 お話してくれていた貴方は――…? 

[だれなのだろう。
抱く疑問は、そう時間を待たずに解決してしまった。]



 ねこにゃん…さん?


 ―――…九生屋??

 あら。
 こーにゃん、さん、でしたか。

[どちらの呼び名にしても、かわいらしいな、
とは思ってしまい、ふふふ、と笑みが乗った。]



 力の暴走か〜。
 なにかで抑えられたらいいねェ。

 前の時は来訪者が帰ったらおさまったけど。

[他にも方法はあるだろうけど
 皆目検討つきません。という声。]


 猫の理由? あー。親が猫だから。
 もう猫みたいなもんだよね、オレも。

[間違ってはないが正確でもない説明をしつつ、
 じゃあ仲間は猫かも、と付け加える。]



  たましい。

 なるほどな。害のない程度、か。
 でも隠れるの上手いな、気付かなかった。

そんなに熱心に探ってたわけでもないが、
 それでも彼女のステルス能力は凄いものだと思う。正体を見破られるとなにかまずそうなのは解るから、それに特化しているのかもしれないけれど。]



 ん〜? オレ?

[こちらの事を聞かれると、笑うような声色。
 答えても答えなくても良かったけど、先に答えられてしまった。名前を呼んだらそれは呼び返されるに決まっていた。]

 友達だけど仲間じゃない。
 たしかに〜〜〜!

 じゃあやっぱりオレには仲間は
 いないみたい。

[笑いながら言って、
 あだ名を訂正する声にアホだなぁ〜と思った。
 つけたあだ名を嫌がられても呼ぶ習性だ。]



 そんで。そーだよ。九生屋とこーにゃんだよ。
 にねんせい。

[そうして名前を肯定し、要らない情報を付け加えつつ、さて。と思う。
 この状況がどうにかなるかならないか、検討もつかないし、どうにかする必要があるかないかも不明瞭だ。寒いのはしんどいけど、猫がいる分なんとかなるし。とりあえずはそれぞれの出方次第か。*] 


【人】 精留醸造 ミタシュ

─ 回想:金城邸の朝 ─

[一晩で起き上がれるまで回復したミタシュは、グロリアと一緒にヤマモトの振る舞う朝食>>257を頂いた。
途中、向けられた笑顔の圧には「はいはい」とばかりに無言で微かに頷いた。(例によって察しは良い。)]

[さて、「簡単なモノ」と言って振る舞われた朝食>>258については、]

(331) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪『異世界食レポ 〜ヤマモト朝ごはん〜』

 上品なお皿に載ったお野菜
 茹でたり炒めたりしなくて平気なの?
 虫を気にしなくて良いなんて新鮮ね
 みずみずしくって新鮮ね

 オムレツ知ってる こっちにもあった
 でもこれ 油が臭くない?
 ぷりっととろっと 卵がじわり
 お絵かきなんて粋じゃない

 焼いたパンが固くないだなんて
 魔法か呪法か外法を使った?
 ジャムの甘味に雑味が無い
 果物の風味って残るものなんだ……

 ミルクを頂戴 何これ飲みやすいじゃない
 どんな牛からこの乳出るの?

(332) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ


 なるほどなるほど
 食材上質 仕事も丁寧

 けどさ それは好みとまた別の話ね
 気取った感じが鼻につく

 「まあ 5点ってとこかしら」

 10点満点だから気は落とさないで?

(333) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[程度が低い、ゴミ屑のような食レポを歌い上げ、]


 ……ご馳走様でした。

[「こちら」に来てその言葉を発したのは二度目。]


 あ、そうだ。ヤマモト。

[これはグロリアには聞こえないように、]

(334) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 『まいどあり』、はね。
 『ェン゜トゥ ヌォ メンメ』(いつもありがとう)
 とはニュアンスが違うようだから……

 『ウルセャト』が、近いかな。たぶん。


>>209 昨夜の問いに、律儀に答えた。
その後の言葉>>210に繋げるためのフリだったのだろうが、そちらについてはノーコメントだ。]


─ 回想終了 ─

(335) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

― 現在 / 神森市内 ―

[ひとまずは自らの足で神森の地を探索することにしたミタシュ。
歩幅の割にはそこそこの速度で(旅慣れしている)、周囲を見渡しながら神森市内を歩く。]

(336) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪『黄金色の冒険譚 〜第二章〜』

 いつだってどこだって 踏み出す一歩目から新天地
 大きな不安と大きな期待がせめぎ合う

 神森なる地を見歩けば
 動く鉄箱 喋る鉄箱 奇怪な箱匣匚の怒涛
 中身は財宝? それとも危険な罠?

 一つ一つ 解き明かす猶予は無いから
 黄金のヒントを今は記憶にしまって

 それは不思議な世界の物語 慌ただしく めまぐるしく
 知らなかった世界の冒険譚 ぐるぐる回って疲れちゃうけど

 ねえ いつか いつの日か
 歌い聞かせてあげられるかな 故郷のキミへ

 その時までどうか どうかどうか 待っていて

(337) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

― → 神森市内 / 神森中央公園 ―


 ――――情報量が多すぎる っっっっっ!!!


[しばらく神森市内をふらふらとしてみたが、あまりにもキャラソニアと勝手が違いすぎた。]


 市民の識字率が高いと、こうなるのね……

[至る所に文字文字文字、そして文字。
「皆が当然のように読める」からこそ、そこかしこに溢れているのだろう。
成程そりゃそうだ、と思うが……この土地に来て間もない身では情報の取捨選択が難しく、ただただ疲れる。
一旦文字が無い方へ……と足を運んだ先は広々とした公園だった。]

(338) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 よくわかんないけど……
 3時間の休憩で5000〜7000エン、宿泊で10000エンくらいなのかしら……

[宿泊施設らしき建物に掲げられていた相場観から、いつかグロリアに恩を返す時の参考になるだろうかと考えつつ。
グロリアから少しだけ借りていたお小遣いを使い、近くの自販機で飲み物を買う。(やはり呑み込みが早い。)]


 仕組みもわからないけど、こんな箱がそこら中に置かれてるのが信じられないわね。
 いや、それだけじゃないけど……

[キャラソニアにこんな便利な箱があったら、1時間と待たずに盗まれるだろう……
なんて、元居た土地の事を思いながらベンチに腰掛けた。]

(339) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ん……知的な味ね。

[缶ジュースを少し飲み、ふぅ、と一息ついた。
紫色パッケージの炭酸飲料は大層気に入った様子。]


 ……甘く見てたわ、神森。
 欲しい情報にアタリをつけて、それに絞って調べる方法を探さないと駄目そうね……

[識字率が高いのだ、書物などはキャラソニアよりも普及しているはずだ。
その辺の方向で何か手は無いか、後でグロリアにでも相談してみよう――と、方針を決めた。]

(340) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 それにしても。
 ……神森って結構寒いのね。冬季なのかしら?

[昨日の夜はそうも感じなかったが、傷付いていたから気付けなかったのだろうか…
と、この地の人間ではないので、今現在の気象が異常であるなど知る由も無い。**]

(341) 2019/04/29(Mon) 00時半頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 01時頃




 ……私以外にも…そっか……

[「そっから来たってヤツ」に関しては喜ばしい情報だった。
「帰った」という言葉も。
ただ、どうにも適当な調子の喋り口なので、あまりアテにはできなさそうだった。]




 どっちもよ。

[同族を増やしてこなかった理由については、端的な返答。]




 ゆきおんな。

 ……? ……??

[聞いた事無い種族だ。そういうのも居るのか。
本来なら声は聞こえない? らしい??
わからないことばかりだが、]




 うん? ……や、そんなこと言われてもね。

[なんだか自分が変な影響を与えている…かもしれないらしい。
こちらも解らない事だらけなので、「知った事じゃない」というのが素直な感想だった。]


[仲間うんぬんの話題に関しては、]


 ……仲間は、うん。良いものよ。


[思うのは、キャラソニアのパーティー仲間の事。
見知らぬ者たちを相手に、わざわざ深くは語らないが、漏れ出た言葉は本心だ。]




[その後の話題から、聞こえる同種の声が「九生屋」(なんか軽くてアホそうな方)「こーにゃん」(なんか殺気を向けてきたアホそうな方)だという事を大雑把に把握。
別に仲間じゃないらしい。
自分もただ声が通じるだけの者たちと仲間になったつもりは無いので、みんなバラバラらしかった。]




 うん?
 この寒いの、貴女のせいなの?

[いや、話の流れ的に自分のせいでもあるらしいが。]


 ……すごいじゃん。
 広範囲で氷精と雪精が発狂してるわよ。
 風精とか地精が完全にビビってる。

[異世界っぽい視点で程度を見積り、]

 ――…ウチのシマじゃ、Dランク以上のパーティーに討伐依頼が下るやつだわコレ。
 こっちでは? 平気なの?


/*
すごく端折って追い付いた事にする……


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園 ―

 ……まあ、そうね。


[睨みとともに一方的に話しかけてきた人物――邪道院を見上げて応じる。
ミタシュも肝が据わっているので、知的飲料をちびちび飲みつつ、という態度である。]

 なに? ヤマモトのお仲間?
 これならちゃんと、言われた通り持ってるけど。

[ヤマモトから渡された金色のカフスボタン>>186を出して見せる。
この世界で、知らぬ者から名指しで話しかけられる心当たりなど他にない。]

(350) 2019/04/29(Mon) 01時半頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 01時半頃


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園>>355

 この地……神森の、領主?
 ちょっと意外ね。

 ――…ああ、良い意味でね?
 私が見てきたその手の「エラいヤツ」って、肥え切った豚かヘンタイのどっちか…或いは合わせ技だったから。

[キャラソニアの特権階級など、ここ百年ほどで腐敗しきっている。
だから、眼光鋭く傑物のオーラを纏う目の前の人物がそのような立場と言うのは、意外なのだった。]


 さっきから怪異……モンスター扱いなの?
 別に良いけど。
 「あっち」でも似たような事は散々言われてきたし。

(359) 2019/04/29(Mon) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 で、話すって言ってもね……
 ヤマモトに話しても噛み合わないのが判っただけだったから、正直億劫だわ。


[だから、と言って缶の中身を一気に飲み干し、]


 適当に歌ってみるから。
 足りないと思ったら…まあ、上手く引き出してみて頂戴。
 偉そうにするなら、それくらいの音は持ってるんでしょ?

[溜息一つの後、ミタシュは空き缶を笛代わりに旋律を奏でだす。イントロだ。]

(360) 2019/04/29(Mon) 02時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪『ミタシュ=セイリュを語りましょう 安っぽく』

 (ヒュロー フロロロロー ヒョロフー)

 まあ 語る程の身分じゃないけども
 ええ 語りたい過去でもないけども

 自分語りを始めましょうか
 この 安っぽい旋律に乗せながら

 さてさて 貴方 お貴族様よ
 ミタシュ=セイリュの何を訊きたい?

 ここではない国 コルウィ・キャラソニアの
 ちっぽけな街 ウィクサード
 しがないCランカー冒険者

 ミタシュ=セイリュ それ以上
 私は何を語れば良い?

(362) 2019/04/29(Mon) 02時半頃

ミタシュは、ジャーディンに歌の続きを促した。空き缶を吹きながら。

2019/04/29(Mon) 02時半頃


【人】 精留醸造 ミタシュ


 ――――……

[如何なる名器にも勝る草笛の音に、内心で感嘆する。
なるほどこの男、言うだけの…歌うだけのことはある。]

 ……、

[ならば、と。こちらはより安っぽい音色を重ねることで対抗とした。
缶を持つ手、爪先で器用にアルミを打つ。]

(369) 2019/04/29(Mon) 04時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ


 (ヒュロー フロロロロー …カカカカカン!)

 人に語れと 受けを狙えと 言うくせに
 いきなり核心探ろうなんて
 無粋ね 良いけど 知らないけれど

 そうよそんなの 私が知りたい
 かの地の智者たる私も知らない

 神森(ここ)ではない地 繋いだ力
 神森(ここ)ではない地 届いた旋律

 もしそれだけが切欠ならば
 重要なのはホントに howdunit ?
 それとも whydunit や whodunit?

 識者の見解聴きたいものね

(370) 2019/04/29(Mon) 04時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ


 (カッカッ… カカカン ヒョロカン フヒョロ カカカカカンッ!!)

 貴音 玉音 認めましょう
 その王気を前に 音を曲げるは愚者畜生の所業

 本心 核心 篤と聴け

 ミタシュ=セイリュを 掴んだ旋律
 ミタシュ=セイリュを 呼んだ歌

 死の縁に視た あの光は >>0:54
 死の縁に聴いた あの歌は >>0:56


 ――――、

(374) 2019/04/29(Mon) 05時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[安い吹鳴、安い打鳴。
いずれも王たる者の音を崩し、価値を貶める事は能わなかった。
こちらから仕掛けた歌い合いで主導権を掴めなかった以上、今回はミタシュの負けと認めるべきだろう。
まごう事なき真の貴人には、捻くれ者とて敬意を払わなくてはならない。]


[だから、嘘偽り無く、自らの記憶に刻まれた「あの瞬間」を歌に乗せることで答えとした。]

(375) 2019/04/29(Mon) 05時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ


 (♪さあ この手をとって 世界の最果てまで)


   (♪遅れないで(ついておいで))


    (♪この舞台から逃げ出そう)
 

(376) 2019/04/29(Mon) 05時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪ ―――… 金城グロリア *彼女のものに他ならない*

(377) 2019/04/29(Mon) 05時頃

ミタシュは、歌い終えると、空き缶をゴミ箱へと放り投げた。**

2019/04/29(Mon) 05時頃


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 05時頃




…、異邦人が帰ったら治る
以外の方法は、ないのかしら

[そうはいっても思い当たる節はないまま平行線を辿る。自力で力を弱く出来ないか何度も試みたが、いかんせんうまくいかない。]

親が、…ねこ…

[猫の念が、人のかたちをかたどったのだろうか。と、自分に当てはめて考えてみるが、いや、相手は吸血鬼だったと思い出す。親が猫、つまり、吸血鬼としての親なら、猫の吸血鬼が親であり…]

…、吸血鬼って、人間の中にしか
いないと思い込んでいましたわ…




そうです!
害のない!程度の!やつです!!

[突然、敵対視されては困るから、力を込めました!現状でも1vs3なのだから。]

…気付かれない程度の
こもののモノノ怪なんですよ〜!

だから、普段はほんと〜〜〜〜〜にっ
普通の人間と同じように過ごしてますの。


だから全然凄くなんて!そんなこと!!

[ すごいと言われて、またまた御謙遜を!みたいな口調で言葉を返す。しかし、Dランクがどれほどのものかは、全くさっぱりちっともわからないのだけれど…]




エッ!?!?にねんせい???

[何やかんやお話してきましたが、まさかまさかの展開に思わず驚いてしまいました!]


まっ…、まさか、
神森学園の生徒…なんです?

驚きました。
そんな近くにいるなんて。


私は…、りりあ…です。
針子りりあ。3年の。

[学年も部活も違うから、きっと今まで気付かなかったのだろう。きっとそうだ。]


[害がないなんて言ったのは何時間前の話だろう??
災害、最害状態になってしまっていることへの自覚はある。

いっそ自我を失って欲に身を任せられたら楽なのかもしれない。
けれど、それは出来ない。やりたくない。]


力が…、どんどん、
抑制出来なく…なっています。

……、ごめん なさいね。

[弱く儚い声を、囁いた。]**


(ユキはしらないだろうな。
もこもこに厚着してなかったら
俺は噛みついてたかもしれない。)


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園 ―

>>378

[風に吹かれ飛び去る草笛(名器)を視線で追う。
「勿体無い」と一瞬思ってしまった事が悔しかった。]


 ええ……
 確かに彼女の歌、だったわ。

[良くしてもらったのにグロリアの名を告げるのは躊躇いもあったが、歌でねじ伏せられた以上仕方無い。
邪悪な笑みを見て、「やっちゃったかしら?」とは思ったけれど。]


 「こちら」に来て最初にあの子と出逢ったのも、偶然じゃないでしょうね。
 おかげで、こっちは助かったけど。
 ――…その辺は、ヤマモトから聞いてるのかしら。

(439) 2019/04/29(Mon) 14時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

>>379>>380>>381

[道化に、との誘い。考えた時間は2秒弱。]


 乗るわ。デメリットが無い。
 元々、言われなくても暫くここには居るつもりだったし。

[道化という肩書きも気にならない。
一時的な身分で言うなら、キャラソニアでは奴隷や愛玩動物だった事もあるミタシュだ。
それに較べれば上等も良いところだった。]


 貴方のご機嫌を損ねない限りは、行動の自由も貰えるんでしょ?
 だったら、宜しくお願いするわ――…えっと、

[こちらの名は知られているが、この地の領主たる相手の名を、ミタシュはまだ知らない。]

(440) 2019/04/29(Mon) 14時頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 14時頃



[それはキャラソニアからの来訪者が、
 帰還した時の手がかりの一つ。]
 



[吸血鬼が神への祈りを進めるなんて、
 ジョークでしかないけれど。]
 



[スズに正体を半分くらいバラしたのは、
 ここ数日の状況変化が大きい事が原因だ。

 つまり、もう割とここに長居をする気が
 なくなってしまっている。

 他の怪異と遊ぶのも好きだけど、
 やりあったりは趣味ではないし。

 死ぬ危険性があるならさっさと逃げてしまおう。
 そんな単純な考えだ。


 まあせっかくだからひっかきまわしてから、
 なんて考えがないわけでもないのはご愛敬。
 その場のノリでかんがえよ☆ミ である。]
 



[針子りりあと名乗った彼女の暴走、
 自分のせいではないと言ったし、
 異世界との繋がりのせいにまるっとするような事を言ったけど、

 まあ少しくらいは自分のせいかもしれない。
 とは思ってるよね。

 そもそも"繋がった"のだから、
 なんらかの影響はオレにも彼女にもあっておかしくないからだ。

 彼女は弱い怪異であり、
 他は強い怪異である。

 繋がりから入り込んでもなんら不思議ではなく─── そして、 この地に最初に居た吸血鬼は、 オレだ。]
 



[オレというチャンネルがなければ、
 来訪者と雪女が繋がる事はなかったのかもしれない。

 結局どれが事実かは解らないし、
 責任を取るつもりも今のところはなかった。

 彼女の暴走がどういう結末を迎えるのかを、
 見届けるつもりはあったけど。

 まさか、頭をよぎった神様が、
 本当に救う手立てをもってくるなんて。

 この時は思ってなかったんだよ。本当に。*]
 




 ――――つよい、  うた……


[その場に居ないミタシュだが、今まさに間近で歌われている雪女と意識が繋がっているからなのか、強い歌の波動を感じた。]


[それは、「こちら」に来る直前で聴いた「あの歌」のような――]


[そうして、教室の外からその歌をきいたのだ。]


 つよい、 歌だね。

[聞こえる声に同意する。
 この感覚は何だろうか。
 不思議な何かが芽生えるような気持ちだ。]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園 ―

>>472

「盗人」……?


[普通にこの地で生活をしているらしいグロリアが罪人とは思えないし、比喩か何かだろうというのは判るのだが、あまりにイメージが結びつかないその言葉には首を傾げた。]


>>473

[ミタシュの判断も早いが、邪道院の行動も無駄が無く速い。
あっという間に邪道院付きの道化に採用が決定してしまった。]

(482) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 基本、好きに動くし好きに歌うから。
 貴方の期待なんか知った事じゃないけれど……
 べつに、それで良いんでしょう?

 ―――あっつ!?


[放られた缶はホットコーヒーだった。
取り落としかけるが、慌てて持ち直す。]


 そう。邪道院サマ、ね。

 ……、

(483) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[ふと、思い付いたように]


 ねえ。
 さっき、私みたいなのはこの土地では初めて…って、言ってたけれど。(>>379)

 ―――…「逆」は、有り得る?


[問いかけ、答えを待たぬまま突然歌い出す。
自分でも言った通り、本当に好きに歌い出す。]

(484) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪ キャラソニアおとぎばなし 〜異邦の王さま〜
 (ニホンゴ訳 / short ver.)

 むかしむかし 五百年ほどむかし
 まだキャラソニアがキャラソニアでなく
 小国が乱立していた頃のお話です

 どこからともなく現れた
 不思議な出で立ちをしたひとりの男

 貧さに喘ぐ集落に「流れ着いた」彼は―――…

(485) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

♪(間奏)

 (ヒョホーフルルホロロフー)



[さっそくコーヒーの缶を笛とした。]

(486) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



 なんやかんやあって 周辺諸国をまとめあげ
 地域一帯の王となりました

(487) 2019/04/29(Mon) 16時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



 どこからきたの 皆がそう尋ねると
 「カミナルモリ」より 男は答えたそうな

 その知才は何処で得た 皆がそう尋ねると
 「かの一族に名を連ねる故に当然のこと」 男は答えたそうな

 なぜこの地を訪れた 皆がそう尋ねると
 「カミたるカイイの戯れ」 男は答えたそうな

(488) 2019/04/29(Mon) 17時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



 ああ 異なる世界より来たれし
 その 英雄の名は ジャーディン
 彼と彼の末裔は のち三百年に渡り国を良く治めし

 かの厄災が全土を襲ったあの日まで ――…

(489) 2019/04/29(Mon) 17時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ――――… なんて御伽話が、こちらにはあるのだけれど。

[「ジャドウイン」の名の音で「ジャーディン」の話を思い出した。
そして、日本語に不慣れでなければもう少し早く気付けそうだった事に思い至る。]


 もしかして。
 ここ…コウモリって……『カミナルモリ』の事だったり、する?

[この地の統治者に、そう尋ねた。]

(490) 2019/04/29(Mon) 17時頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 17時頃


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園 ―

>>499 どうもグロリアには良い感情を抱いていなさそうだ、というのは心のメモにきっちり記憶しながら、]


 うえぇ…… まさかとは思ったけど
 ……うっわあ… もしかして本当にそういうこと、なの……?

[話が繋がってしまった。
要するにここ神森は、キャラソニアにとってはお伽噺に出てくる異世界という事になる。
単純な距離では済まない壁が、早く帰りたいミタシェに立ち塞がった。]


 ええ…大丈夫なのキャラソニア……
 昔の事とは言え、とんでもないのに借り?作ってるじゃん……

[爆笑する邪道院と対照的にげんなりした様子。
まあ、早速道化の仕事をこなせたらしいので、良しとするしかないか。]

(507) 2019/04/29(Mon) 18時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 はぁぁぁ……
 いや、おかげで今後の方針も何となく見えてきたわ……

 悪いけど、暫く色々お世話になるわね……

[金色のカフスを振って示しながら。]


 身分証明もありがたいけど、取り急ぎは拠点と、こちらの世界らしい服かしら。
 待ってれば、そのうちお迎えとかが来てくれるって事で良い?

[こうなったら、もうありがたく使えるものは使ってしまおうと覚悟を決めた。]

(508) 2019/04/29(Mon) 18時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 できれば暖かい上着が一枚欲しいところね……
 ねえ、ジャドーイン。気付いてるんでしょうけど。

[ふるり、身体を震わせて、]


 この寒さ、自然の物じゃないね。
 風精と氷精が可哀想に戸惑ってるわ。
 あとクソ火精どもが息してない。それはザマーミロだけど。

[どれだけ長くジャドーインと歌い合っていたかわからない、つまり時間軸がふわっとしているが、ますます寒くなってきていた。
火精は嫌いなのでそれは良いのだが、]


 怪異?っていうの?
 こっちの魔獣とか悪霊とはまた違うみたい……
 神霊種に似た物なのかしら……

 これ、放っておくと、貴方の土地の「人」が死ぬやつじゃないの?

(509) 2019/04/29(Mon) 18時半頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 18時半頃


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内/神森中央公園 ―

>>513

 私一人で返せる気もしないわ。
 さっさとキャラソニアに逃げて踏み倒す気だからよろしくね。

[いっそ堂々とした悪党顔に、厭そうに応じた。
まあ、悪党だろうがなんだろうが、今は雇い主だ。
それに、現在のキャラソニアの支配階級の奴らよりは余程マシだとも思う。]


>>514

[やっばりヤバい笑顔してるなーという、先程からの感想は口にせず。
 行く、というなら引き留める理由はもう無い。
 自分は一旦、この場で迎えを待つことにした。]

(520) 2019/04/29(Mon) 19時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

>>515

[邪道院の去り際、英雄の最期についての問いかけには、]

 ……あくまでも、お伽噺とか昔話の類でしか知らないけど。

 英雄の子孫もまた英雄だったってさ。
 ヒトが一つに纏まらざるを得なかった厄災を前に、統一国家キャラソニアの礎を築き……
 自らは『D.バルベルデ』との決戦に臨んで相討ち……と、伝わってるわね。

 その時代の記録なんてまともに残っていないから、どこまで本当かわからないけど……
 まあ、悪い話にはなってないから、立派なものだったんじゃないの? 多分。

 ――…厄災後のキャラソニアは酷いものだけれどね。
 どうせならその後も面倒見て欲しかったわ。 

(521) 2019/04/29(Mon) 19時半頃

精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2019/04/29(Mon) 19時半頃


 ……
 歌に強いも弱いもあるか。

[他の怪異たちが感心を示すなか、攻芸は歌の力を信じてはいないようだった。]

 すごい妖気だ。

[確かに雪女の被害なんてこの街に住んで聞いたことはなかった。害のないやつ、というのも了解していたが。
どうも本日については話が違うようだ。

三年の針子先輩っていっていたっけ。
よく知った先輩ではないが、戸高先輩が名前を出していたのを聞いたことがあったようなないような……]



 歌にも強い弱いはあるんだよこーにゃん。

[あれ、ちかくにいる?という感覚。
 校舎の中と外だけど。
 まあこの距離でもたどり着けないかな、と
 いう慢心だ。*]


 そうなのか?

[丁度昨日先輩に歌空間に連れていかれた時に感じたような心のふれあいを攻芸はまだ頭でも心でも理解はしてはいなかったのだ。

ではここにある怪異たちはみな歌を鍛えているのだろうか。たった十数年しか生きておらず、無心にフィジカルを磨いてきた攻芸にはわからぬことだった。
幸いこの神森という街に住んでいるだけで、喉だけは自然と鍛えられていたが……]


 ? おかしなことを言うのね。

 ヒトの持つ力なんて突き詰めちゃえば、
 『権力』『暴力』『歌の力』でしかないのに。

 権力や暴力に強弱があるのだから、歌に強弱が無い訳無いでしょ。



…手遅れ、なのに。

[つめたく、かなしい色の音が ポォンと響く。]


 俺がおかしいのか?
 お前らの常識はよくわからないな。

[攻芸は訝しんだ。]

 キャラソ……?
 キャラソンなんとか……

 キャラソニアか。
 そこではそう言われているのか?

[攻芸のなかではその三種全てはおよそ暴力の管轄として捉えられていた。]


 ……こっちじゃどうかは知らないけど。
 キャラソニアじゃ、物心ついたばかりの子供でも知ってるわ、そんなの。


 まあ、知らないって言うなら、試しにこのまま耳を傾けてみたら?
 今まさに、その歌の力とやらでどうにかなっちゃいそうな子がいるんだから。



 …、そうね
 言葉に、歌には、力が…宿る

[こんばんわ。どうにかなっちゃいそうな雪女です。
みたいな陽気な返事はできないけれど。

こうして教室にいるはずなのに、
どこからともなく聞こえちゃう声たちが
なんだか少しだけ、あたたかい。]


[攻芸は静かにカルチャーショックをうけながら]

 物心ついたばかりの子供でもその常識を識っている。
 つまりお前は喉を鍛えてきたというわけだな。

[試しに耳を傾けてみろと言われて、攻芸はまだ理解不能だとばかりに、廊下で眉根を寄せていた。
しかし実際、今まさに、丁度どうにかなっちゃいそうだというのなら、その歌の力とやらを見せて貰うしかなかろう。]

 ――……

[雪女自身も、たしかにどうにかされちゃいそうな声音で同意をしていた。
攻芸は耳をすました。]


  ピャッ…  



 … 歌の力がどんどん増してきたね。

[どんどんと強くなる力を肌で、耳で、旋律で感じる。
 独りを中心とした歌が、
 色々な歌を纏ってここまで大きくなるのも珍しいように思えた。]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― 神森市内 ―

[邪道院のおかげで衣食住のサポートを受けられるようになったミタシュは、神森学園の制服とベレー帽を身に着け、今はさらに寒さ対策でコートを着込んでいる。]

 ――――……、

[そんなミタシュにも、学校から漏れ出た歌声>>597は届いていた。
周りの市民に混ざって、声を重ねる。]

 (まあ、少しだけ。寒いし。)


 ♪ (春)

 ♪ (息吹)

 ♪ (僕らの)

 ♪ (日々)
 

(605) 2019/04/29(Mon) 23時半頃

 これが強い歌というわけか。

[灼けた眼で前が見えなくなってきたころ、ようやくそれを眺めるのをやめた。]



 歌の力、よーやく信じた?

 にしても、歌の力を信じてなくってあれかァ…。

[先日の戦いを思い出しながら。
 歌の力に気付き、それに力を籠めるようになったら―――… もしかしたら。今度は勝てないかもしれないな。
 ただでさえ、身体能力があがっているのだ。

 厄介だなァとぽつり。]



 そーいやこーにゃん。
 オレに喧嘩売ってきたのって、もしかして、

  … 邪道院絡み?
 



 … 消えちゃうのか。
 
[ぽつり、]



[消えないと叫ぶ先輩の声が届く。
 彼女は皆を酷い目にあわせた怪異なのに。

 ただただ、それを聴いている。]
 



 うん。

[ぽつりと聞こえた言葉に、短く返して――]



 消えちゃうみたい。
 



 せっかく話せるようになったのにね。
 ざんねん。
 




 ああ。
 氷点下も脱したようだしな。
 信じる他ない。

[先程、市内の歌を聞きながら攻芸は素直に九生屋の言葉を認めていた。
歌など信じず戦うことができると攻芸は信じていた。
けれど目の前には想像を絶する光景が広がっていた。]


[邪道院が吸血鬼退治に絡んでいるのかと尋ねられ、攻芸は自分と向き合うのが下手なのか、少しの間の後]

 俺は俺の血のために
 お前と殺し(あそび)合ってる。



でも、また…
会えちゃったりするかもね。

[怨念、思念、情念は消滅するものではないから
蓄積されればまた、かたちを取り戻せるかもしれない。]


なぁんて、ね


[雪女は消えそうであるらしい。暴走した怪異が消されてしまうことは、まああり得ることだと、頭の冷めた部分が了解した。
戸高先輩は寂しがるだろうと思った。

この結末を望んで皆歌ったのだろうかと考える。
攻芸は元は歌の力を信じていなかったが。
目の前のこれは、彼女が消えるのだとすれば、やはり圧倒的な暴力であるのかもしれないと、攻芸は一人、どこかで納得をしていた。]




[漸く信じる様子に笑うような声を返す。]


 なら良かった。 いや良くないけど。
 次戦ったら負けちゃうかもにゃ〜。
 



[けれどかえってきた言葉に、
   少しの沈黙、]

 … ふ

[笑って、]

 なるほど。じゃーあいーいや。

[六合が嘘を吐く性格ではないと思っている。
 だから邪道院は別件かな、と考えつつも。
 それはそれとしてあの血は少し放っておけない。
 グロリアの事も気になるし、…]

 はやくオレを見つけられるといーね♡
 今度見つかったら、
 逃げずに殺し合って(あそんで)あげるから。

[と言っても大体学校の定位置にいるんだけどなって顔だ。今は猫だけど。]



 また〜?

 戻ってくるならそりゃいーけどさ。
 戻ってきた時オレいなくっても怒んないでね。

[実際再度雪女として生成されるなら、
 こことは繋がらない気もしている。

 それに、この地を移動する予定が自分にはある。
 だから多分、オレとはこれが最後だろうなと思った。]



 にゃっはっは。
 はやいな〜、ふゆだって。

[猫の姿で聞きながら、
 人の言葉は表には出さず。

 ただ尻尾がゆらゆらゆれた。]



[残念だと零した九生屋の声は、攻芸にとってはあまり聞きなれない類のものだった。]

 俺はあまりものを知らん方だからな。
 助かった。
 ああ。九生屋は強いが、次は俺が勝つかもな。
 
[『勝つかも』がある限り、攻芸は吸血鬼に挑むつもりでいる。最初から攻芸にとっては同じだ。]


 ………
 そうか。やっと逃げられずに戦えるか……。

[なんとこの男、自らの方向音痴を棚にあげ、相手に逃げられているようなつもりでいたのである。]

 わかった。
 すぐに見つけてみせる。待っていてくれ。
 



[六合に声色を察された事は気付いていない。
 そういうのに鈍そうだと勝手に思っているからだ。]

 助かったって。
 敵に塩を送るつもりはなかったんだけど。

 眷属にするって手も使えないしな〜。
 



 … んん??

[まてまて。
 確かに出会ったら逃げようと思っている節はあったけど、実際にまだ自分の所に辿り着かれたことはないぞ。オレが授業をサボったり、こいつが学校に辿り着けなかったりもしているからだ。
 思い返すとよく学校に通えるなと思う。
 もしかして部活に行きたい一心だったりしたのだろうか。だとしたらやはり部活はやめるべきでなかったのではないか。などと余計な事まで考えた。

 その、まるで逃げているような言い方に引っかかりはするものの、]


 ほんとに待ってていいんだな??

[こちらから出向かないと、一生(少なくともGW中には)会えない気すらした。]



今まで、ずっとこんな風に
楽しく話したことなんてなかったわ

だから、その味の美味しさを
教えてくれたのに……、

頑張って戻ってきたら、いないかも
なの……??


なんだか、それは、 さみしい、わね。



[なにやらまだ仲の悪いのか
いいのかわらない2人のやりとりが聞こえ]

そういえば、
久生屋くんにもこーにゃんにも
会えなかったわね…



 ……

[楽しく話した事なんてなかった、という言葉に。
 声は返さずに目を細めた。]

 オレは基本的に一か所には留まらないし。
 機会があったら、くらい?
 長生きなのはそーだし。

 そういやそうか?
 さっきから外で見てるけどね。

[ちらりとでも窓の外を見るならば。
 窓から覗ける木の間、
 黒猫が枝にぺたりと寝そべっている。

 尻尾をゆらりとゆらした。]




……、みつけた。


 俺はいいよ。
 俺にまで挨拶してくれるくらいなら
 ……戸高先輩とでも喋ってってくれ。

[卒業式だって、攻芸なら別れの邪魔はせずにおく。
端的に遠慮をして、『みつけた』と聞こえたことに、少しホッとした。]



[クソ鈍感野郎だと誤解されても仕方がない者は、廊下を殺意を宿し進みながら、当然まだ辿りつかない。]

 そうなのか?
 親切かと思った。

[頂いた塩は大事に使わせて頂くのかもしれない。]




 ……ん?

[なんか九生屋が唸っている。]

 やっぱり逃げるつもりか?
 どっちでもいいぞ。
 殺しに(あそびに)行ってやる。

[一生辿り着かないルートの気配だ!!
勿論迎えにきてくれたってかまわない。
攻芸は辿り着く気だけは満々だ。]



[相変わらずもクソ鈍感野郎だと思う誤解は解けないが、そういう返しをする辺りも一因なのだと思う。]

 しんせつ。
 まあ。

 いっか〜、そう思われてても。
 
 歌を知らない相手と戦っても、
 たぶんまたオレが勝つだけだろ〜しね?

[神聖なる土俵でもあるまいし。
 やっぱり逃げようかなの考えはチラついた。]



 逃げるつもりはないけど。

[さっきの今である。]

 あ〜ハイハイ。
 逃げも隠れもしませんにゃ〜よ。

[これは多分辿り着けないパターンだな…!?
 気が向いたら迎えに行こうとは思いつつ、
 いやわざわざ自分からは…いやでも、
   自分の為にオレと戦うのなら、
   行ってやってもいいなという気持ちが湧いたのも事実である。

 しっかし。
 それはそれとして何でこんなに道に迷うんだろうか。]

 …音波状況でも悪い??

[蝙蝠的な意味で。]



 の、六合の様子には。
 少し思う所はあったけど。

 さらさらと消えた姿を見送ると、
 尻尾の先をゆらっとゆらして、
 ぺたりと身体にくっつけた。]
 




 目の前から本物のクソ鈍感野郎の気配を感じている。
 いや鈍感とはちょっと違うな?]
 




 友達だろ。親切でよくないか?

[まあ本当にクソ鈍感野郎なのかもしれない。]

 ……さあな。
 俺は歌の力なんて信じてない間も
 絶対に勝てないとは思わなかった。

 ……結果的には負けたが
 負けたからには、次は善戦するさ。




 ……鬼ゴッコもここまでか。

[いいえ。断じていいえ……]

 音波、状況……?

[悪いのかもしれない。
なにせ先日吸血鬼になったばかりのなりたてホヤホヤである。変身などはまだしも、そのあたりの見てもわからない機能についてはイマイチ慣れや理解が遅いのかもしれなかった。]

 意味がわからん。




 友達。… には、そりゃ親切にするよな。

[やっぱりクソ鈍感野郎なんだなと
 思う気持ちが強くなった。

 というよりも、思考回路が解らない。
 本当に、友達かつ、友達のまま、躊躇いもなく殺意を向けるのか。
 ――― 少し、ゾッとしたものを感じる。]

 勝てないと思ってたらあんな戦い方はしなかったろうし、
 実際一歩間違えば負けてたとはオレも思う。

 期待してる。




 後はここに来るだけにゃ〜ね♡

[状況、鬼ごっこというよりは、ひとりかくれんぼをしているようなものだけど大丈夫だろうか。呪いなのでは?]

 そうそう、吸血鬼になって
 超音波系統に強くなってると思うんだけど〜。

[逆に弱くなっているのかもしれない。
 使ってみなければ解らない事も沢山あるの事実。]

 空飛ぶ時とかも要ると思うし、
 早めの習得をオススメするぞ。

[何だかんだこれは普通に親切だった。]



 あ。そーだ。
 こーにゃんに訊いてみたい事があったんだった。

 こーにゃんて、今までどんくらいの吸血鬼、
 たおしてきたんだにゃ〜?

[最後にはわざとらしく語尾を付けつつ。*]


 ……消えるのね、雪女。

[無関係、のスタンスを貫き通していた異界の吸血鬼だったが、間際になって声をかける。
もう届くかもわからなかったけれど。]


 その…まあ、 ……悪かったわね。
 私が来たせいでおかしくなったんでしょう?

[他にも原因は有ったのかもしれないが。
ただ、この世界にとっての異物が切欠の一つだったのは確かだろう。
だから、僅かばかりの罪悪感とともに漏れた謝罪。]


 私もじきに元居た世界に帰るつもりだから
 ……二度と会う事も無いでしょうけど。

 まあ、それでも。
 万一、万万が一、奏楽神 ディ♪ジアンの導きがあったら…

 こっち風に言うなら、「縁が有ったら」?
 また会いましょう。

[相手が自分に施してくれた優しさについては、終ぞ知らぬままだったが。
短い間の話し相手にお別れを告げた。]



…、へいきよ。
だって、こうしてお話し出来たことの方が
わたしは、…ずっとずっと嬉しいわ。

元の世界に仲間が待ってる…のよね?
ちゃんと戻れるよう、

祈って(うたって)いるわね。




[会話に耳を傾けたけど、別段口は挟まなかった。

 自分も被害者だろうに、とは思うものの。
 ならオレも罪悪感を覚えるべきなのかとは少し。
 結局あるのは罪悪感ではないのだけれど。

 それはもう、ざんねん。という言葉に込めたから、いい。*]



奏楽神 ディ♪…?じ??ゃん??

[耳慣れなさすぎて鸚鵡返しすらまともにできなかった。]


そうね、…きっと、『歌の力』があれば
不可能を可能にひっくり返しちゃうみたいな

そんな、奇跡(縁)が…あるのかも。


ううん、…あるといいな。


 そう……
 ありがと。

[貰った祈りには、短いけれど素直な感謝の言葉。]


 ……あー
 こっちの「神様」は別なのよね…そっか……

[ディ♪ジアンいないのかー。
きっとろくでもない神なのでその方が良いのかもしれなかった。]


 何かの手違いで「あっち」で再会でもしたら、まあ、一杯くらい奢ってあげる。


――――♪

こうして短い間でも
話せて うれC☆
ありが10★39♪

孤独なさみCさ
溶かしてくれたね

だから今度はわたしが祈るBAN(ばきゅーん♡)

この地の力 神の力
そして何より 歌のチカラッ!

集めてミラ96(くる)
奇跡を起こしてあなたの世界へ

みんなで歌えば96(くる)より100っ★

♪――――『NAN★bang★BAN』より


[しっかりと祈った(歌った)]

わたしが、…異世界に?!
それはもうほんと、…夢物語ね。

[奢ってくれるのは嬉しいけれど、
と、柔らかくお返事を返す。]




[ふふふ、と笑う気配も やがて消えゆく。
淡雪は溶けて溶けて、きえてなくなる。**]


[ハイテンションな祈りに、こいつ本当に消えるのか……?と思わずにいられなかったが、どうやらそろそろ本当に消えるらしい。]


 でも、貴女ぼんやりしてそうだから奴隷商と野盗には気をつけなさいね。

[夢物語が綺麗じゃなくなるので、たぶん素直に神森に戻って来るべきだった。

――…待つ者も、多くいるようだし。
だから、彼女が間違わずに戻って来れるよう、気が向いた時にでも祈り返すくらいはしてやろうかな、なんて思うのだった。**]


【人】 精留醸造 ミタシュ

― りりあ事変がひと段落した頃 / 飼育小屋の上 ―


[いつもはスズが立つ屋根の上>>74、今は別の人物がそこから校舎の方に視線を向けている。
小屋の下では鶏達が「あれ? いつものうるさいやつと違う?」とばかりにコケェ〜?と唸っていた。]


 ―――……、


[騒動中の市内をざっと見て回りつつコーラスにも参加した>>605後に、中心たる学校の敷地内に来ていたミタシュ。
今はコートを脱いで手に抱えた制服姿だ。]

(732) 2019/04/30(Tue) 08時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ―― これが、歌の力 ……?

(733) 2019/04/30(Tue) 08時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 ――… いや、さすがにそれだけじゃないでしょ。 


[歌の力を疑う訳ではないが、それでも明らかに異常だった。
それがミタシュの感想だ。]

(734) 2019/04/30(Tue) 08時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[歌が歌を呼び、共鳴する事は確かにままある。
しかし、狭い集落などではなく市内広範に渡って、一人の力を中心としてあれだけの力が集まり、指向性を持った軌跡を生むなど、規格外が過ぎた。
キャラソニアにおける聖堂教会の聖職者連中による大規模聖歌術式だって、あそこまでの力は生まない。]


 神森……カミナリノモリ。


[そして、]

(735) 2019/04/30(Tue) 08時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

 金城、グロリア―――……


[自分をこの地に呼んだ、歌の主。]


 "神様"、ね……。


[あるいは、その資格者。**]

(736) 2019/04/30(Tue) 08時頃

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