人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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 [ 最早、
      ───── 甘美にさえ、 ]
 


【人】 記者 イアン

── 思考は巡る ──


[後輩達との記憶の全てが楽しいものとは限らないが
悪いものだとは、思っていない。
遡りたくない過去はもっと奥、
この学校では誰一人知らない自分の姿。

そんな本物の欠片を、零してしまった相手がいた
人それぞれ>>0:288と彼は言う。
きっと、何気ない返事だったのだろう
それでもその時の自分は付けられた愛称と同じように、密やかに喜んで。
肯定されたような気分に勝手になっていたのだ。]

(17) 2018/05/17(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[賑やかな場所を好む自分は一方
ヴェルツのいる静かな中庭も、好きになった。
彼がいて、花がいる。それは孤独ではないと知った。
幾度も運ぶ足、会いたいと思っていた。相手にとってはどうなのか、考えることもなく。]

 確かに君はいつも洗いたくなる姿だけど
 僕が言いたいのは、そういうことじゃないよ?

[薔薇の名を聞いた時の返答もそう。自分は言葉そのままに受け取り、肩を竦める。
雑草を引き抜く単純作業を行う手が止まったのは、彼が自分のことを持ち出した時。]

 ヴェリー、俺は……

[此処に来てからずっと、望んだ評価の筈だった。
それに思わず否定を返そうとしてしまったのは、相手がこの人だったからなのか。]

(19) 2018/05/17(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン





 
  ────……え?

(20) 2018/05/17(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[懸命に繕い。正しく、真っ当に、あるべき姿に
それは実際はそういった人間ではないということ。
本物の汚さを沈め隠して、偽物で誰かに好かれようとしているということ。

彼の隣にいる男は
花に強く関心を持つ細やかな心の持ち主でも、
いつも遠くにいる同級生を気にする優しい子供でもなく
ただ一人の青年と親しくなりたい利己的な人間。

曖昧な笑みを浮かべる
彼が微笑んでいるのだから、そうするべきだ。
そんな理屈と倫理の上の偽物の感情表現。

続きを口にすることも、遮られた言葉を聞き返すことも出来ないまま。
嫌われることに、怯えていた。]*

(21) 2018/05/17(Thu) 01時頃

【人】 記者 イアン

── 始まりの中 ──


 ……綺麗だ。

[いつしか風は止み、満月が空に現れる
その美しい光景を食い入るように眺め、
無意識に手にしていた小説を放していた。

薄い栞が頁の隙間から覗き、落下する住処と別れを告げる
本に続き、描かれた艶のある鱗の魚がひとり落ちるのは
彼が在るべき水の中ではなく、無機質な床。


絵の魚は何処にも還れない。]

(22) 2018/05/17(Thu) 01時頃

【人】 記者 イアン

[導かれるように閉ざされた窓を開き
噎せ返るような薫りを肺一杯に吸い込む。

頭の奥が痺れ、思考が定まらなくなるような感覚。

強すぎる芳香への違和も今は、覚えることもなく
どこか他人事のように遠いところで考える。

アルコールを摂取するとこうなるのだろうか?
未だ知らない、大人の愉しみを想った。]



[ ……いや、違う。
 似た感覚を、俺は知っている筈だ。 ]**

(23) 2018/05/17(Thu) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/17(Thu) 01時頃


 
 
 ──そうそう、もうひとつ。
 薔薇には毒があるからね。

 気をつけな?
 
 


[ 甘い、あまあい囁きが落ちるのは
 離れるよりも、ほんの少し前。
 それは一瞬のことで
 およそ避ける暇も無かったろう。

 囁く耳元に押し当てるのは、薄い唇。

 きっとそれは、呪いのような薔薇の棘。 ]**


[ 気を抜けばくらりと酔いそうなほどの、薔薇の香り。 ]

[ 濃醇なそれを、今はまだ隣席から香るものと、認識したまま。 ]



[ 掠め逝く薔薇の香は、
 大事な血管の上に、 ちぃさな棘を残し、

 気を付けるもなにも、
 ─── 寧ろ 甘受するかのよう。 ]
 


【人】 記者 イアン

[声を掛けられ、緩慢な動作で振り返る
ぼんやりと見つめ、認識するまで数秒を要した。
彼のことは知っている
真面目な生徒は教師に頼まれごとをされやすい
共にプリントを運び、その時幾つか言葉を交わした記憶。

口元を緩めいつものような表情を作り
「俺」を水底に沈めた。]
 
 そうだよ。綺麗だろう?
 ……まるで時間が止まったみたいだよね。

[一瞥するように窓の外を見て、また彼に視線を戻す
風の止んだ静けさの中佇む薔薇、夜空に浮かぶ満月
美しい光景が絵画のようにも思え、そう表現した。]

(92) 2018/05/17(Thu) 21時半頃

【人】 記者 イアン


 君は帰ったのだとばかり思っていたよ。
 もしかして、今までずっと勉強していたのかい?

[偉いね、と先輩らしく口にすれば
相手が小柄なこともありついつい頭に手が伸びる。
拒絶されればそこまでだが、辿り着いても撫でるだけだ。]*

(93) 2018/05/17(Thu) 21時半頃

[ 弾ける炭酸の上に、浮かぶ薔薇。
 濃く、色濃く、それは香る。

 別の何かからかもしれない。
 そして隣の男()からのものでもある。 ]


イアンは、フェルゼのあの夜の一言は今も覚えている

2018/05/17(Thu) 21時半頃


イアンは、ユージンの微笑む顔も、また。

2018/05/17(Thu) 21時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/17(Thu) 21時半頃


 あ、どこに挟まってたのかね。
 食用にも使う薔薇だし、そんまま食えるし。
 彩りいいから、まあどーぞ?

 待たせたお詫び?

[ コトリ、と。
 薔薇の浮かぶサイダーが置かれる。

 その水は、その蜜は。
 きっと甘く、きっとちくりと痛い。

 悪魔が呪いに使う、薔薇の棘のように。 ]


【人】 記者 イアン

── 連なる記憶、銀と赤と ──

 最初はそういうこともあるよね。
 でも、君だってもうこの学校の生徒なんだ。

 その内馴染んでくる筈だよ
 それこそ、もう一つの家みたいになったりね。

[素直で可愛い新しい後輩へ、あれこれ教えていた時
相手から切り出された問い掛けには>>420そう返した。
ここまでのやり取りと、互いの共通点から
編入という周囲との立場の違いのことだと解釈し。
自分の経験からの言葉、先輩として正しい振る舞いを。]

(95) 2018/05/17(Thu) 21時半頃

【人】 記者 イアン

[その一方で、正しくあれなかったこともある
──「どこにいたって同じなんだ。」
自分は弱った後輩に寄り添う立場の筈なのに、
まるでこちらも────かのように、撫でられ>>42
惑う最中に上がる口角、返された内容は>>43
苦いものを胸に与え、舌を鈍らせる。]

 ……疲れているから、そんなことを思うんだよ。

[今日は部屋に帰ろう、と身体を離したのはこちらだった
背負うのは、一晩眠れば解決する易しさではないのだろう。
しかし、何も知らない男にはこれしか言えなかった。
テンプレートに則った、無責任な大人のような一言。
偽物を纏っても中身は何も変わっていない。
思わぬところでそう改めて認識させられた。]*

(96) 2018/05/17(Thu) 21時半頃

【人】 記者 イアン

[寮に残った理由に相槌を打った後、伸ばした手を頭に乗せて緩やかに撫でれば返る抗議
目を細め、微笑ましげに見つめて。]

 子供でいられるのは、幸せなことなんだよ。

[けれどそれは彼の望むことではないだろうから
「ごめんね」と謝罪を続け、その髪を整えてから手を離す。]

 得意な分野を伸ばすのは良い選択だ。
 でも、苦手な方も程々にはしておこうね。
 それで、ロビン君は何処かに行くところだった?一緒に行ってもいいかな。

[先程の返事を拾いつつ、ふと問い掛ける
ここで自分と立ち話を続けるのは本意ではあるまい。
彼に目的があり、拒まないのなら着いていくだろうが、そうでなければ向かうのは談話室か食堂辺り。]*

(106) 2018/05/17(Thu) 22時半頃

[ 主の身体の一部を、口に運ぶ。
 食む、食むと租借は繰り返される。
 しっとりとしたレーズンより強く
 甘い薔薇の香りが、狂わせるように噎せ返り
 動かぬ月が不気味に見下ろしている。

 嗚呼。
 こんな夜。

 美しく咲く《花》を。 ]


 
 
[ この汚い手で触れ
 この汚い指先で咲かせ
 この汚い心で濡らし
 この汚い唇で吸い上げ ]
 
 


 
 
    この手で手折れたら。
 
 


[グラスのサイダーで口を湿せば、それは薔薇の蜜のよう。
 濃密に甘くて、脳を痺れさせるような。

 もう、隣人の香気だけではないとわかっていても、おかしいと思うには遅すぎた。
 月は明るく。
 《花》は鮮やかに。]


[ 悪魔の口から零れ落ちる甘美な詞。

 誰も知らない。
 この穢れた手が何のために花を咲かせるかを。
 好きだから?
 そんな簡単な理由じゃない。

 花は美しく咲き。
 散るよりも、枯れるよりも前に。

 この手で手折るために。 ]


 ………なんて、モリスは考えたことない?

[ 射干玉の黒い点が、モリスを見る。
 甘い毒を嚥下する喉()に、視線を這わせ。 ]

 例えばだけどさ。
 こうやってパンを食うみたいに。
 誰かの喉に唇を這わせてみたいとか。

 奪いたいとか。
 壊したいとか。

[ フ、と。
 いつもと変わらぬ──けれどいつもとは違う──表情で
 帽子の鍔に触れて、笑った。 ]


[ 小夜啼鳥の囁きは、呪いの接吻を甘受した者へも
 それは音のない、凪いだ風に乗り。
 或いはざわざわと囁く、中庭の薔薇の音となり。

 耳をすませば、すまさなくても。

 きっと嫌にも、届くだろう。 ]


 ────なんて?

[ とろり、とろりと、毒が満ちる。 ]*


【人】 記者 イアン

[思ったとおり、彼>>109と自分の考えは重ならない。
それでいいんだ。何も言わずに頷いた。
意思表示を受け話はそこで終わり、
こちらの問いを始めに次のことへと移り変わる。]

 丁度良かった、僕もそうしたいと思っていたんだ。

 あと、ラルフ君がタルトを置いて行ってくれたんだよ
 まだ談話室にあるかな、気が向いたら食べるといい。

[外した視線が落としたままだった本を捉える
拾い上げて、彼を促し食堂を目指して歩き出した。

栞の魚は跳ね主張することもなく
持ち主に忘れられたまま、密やかに床の上。]*

(114) 2018/05/17(Thu) 23時頃

どうかな。

[この手で手折れたら。
 欲望をぽつりと零す声が、他人に聞こえない音とは知らず。
 無意識のうちに繋がった向こうに声を返していた。

 誰かの喉に唇を。
 それそのものは、あまりピンとこない。
 けれど、薔薇に酔う思考回路は、感情の深いところの痛みを引きずり出す。
 壊すのではないけれど。
 奪うのではないけれど。]

うん、――なくは、ない。


 なくはない?
 ───なくはない、か。

[ ふわり、ふわり。
 落ちる声を繰り返すのは、花弁が舞うよう。 ]

 キミの中の、欲望はなに?
 渦巻いている感情は、なに?

 その種芽吹かせて
 美しい《花》を咲かせてよ。

 ねぇ、モリス。


 
[ その清い手で触れ、
 その清い指先で咲かせ、
 その清い心で濡らし、
 その清い唇で吸い上げ、 ]
 



[ 主よ、 罪とは 何なのでしょうか。]

           [ 主よ、 罰とは ……───── ]
 


俺の、欲望――
俺のは、そうだな。

[捉えどころなく降る言葉は、けれどするすると誘うように想いを引き出す。
 芽吹かせるための種も、養分も、何処にあるのか未だ見つけられないが。]

乱暴なのは、好きじゃないし。
『こっち見ろ、莫迦』かな。

[食堂を出る前なら、きっと庭番の顎を掴んで無理にも振り向かせていたところだ。
 今は道を違えてしまったから、くつくつと笑い喉鳴らすのが風に乗るだけ。]


【人】 記者 イアン

[ロビンと連れ合って歩けば、
同じように二人でやって来る姿を見つける。]

 君が屋内にいると違和感があるよね。

[モリスがロビンに声を掛ければ、自分が顔を向けるのはもう一方>>134
口を開けば真っ先に飛び出したのはそんな一言
冗談でしかないことは、声色と穏やかな表情から知れるだろう。]

 ところでヴェリー……程々にしてくれると嬉しいな。
 うちのメンバーが今回ばかりは、ね。

[乾いた笑いで言い淀む生徒会長が何を言いたいのかは
……当事者なら想像はつく筈だ。
あまり怒りたくないのだ、特に、彼は。]*

(137) 2018/05/18(Fri) 00時頃

[ 喉を鳴らす音、後ろで響くそれに。
 音なく、けれどしかし唇を弧に歪ませた。
 顎を捕まれていたとしても、きっと同じ顔をしただろう。 ]

 キミは向日葵が好きなのか?
 それとも、月下美人が好みかな?

 その想いを向けられる相手が
 羨ましいね。

[ 空っぽの箱を揺らすように。
 中身のない声が落ちる。 ]


[ 罪を謳うように。
 罰を願うように。

 聖書のページを、捲るように。 ]


[花に例うる、好みの話。
 向日葵か、月下美人か。]

――いいや。
紫陽花かな。

[花の名前なんて多くは知らない。
 けれどもしも例えるならば、きっと。
 これから雨を浴びる薔薇と、今度こそ道を違えながら。]


 紫陽花。
 キミ好みの色をつけて
 そちらを向いてくれればいいけど。

[ その《花》がさすものを、俺は知らない。
 けれど興味こそあり。
 木を彫り何かを生み出す、そのモリスの手が何に触れるのか。
 何を求めるのか。 ]

 紫陽花にも毒があるから。
 気を付けて?

[ その《花》にも毒があるのだろうか。
 道を違えても、薔薇の香が届く限り。
 興味は尽きず。 ]*


【人】 記者 イアン

 
 うん、申し訳ないんだけどさ
 君の活動は、クラブのものじゃないから……。

[庇い切れないこともある。
個としての気持ちは呑み込み、向けるのは生徒会長としての言葉だけ。
決して愚かな人じゃない、今回も自覚があるようだ>>153
だからこんな話はこれで終わりにするつもりでいたのに。

気づけば、近くなった距離>>157
二次性徴をとうに迎えたハイティーンの声が囁きとなる。
──与えられたのは、心臓が止まるような心地。]

(168) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン


 ……いいんだ

[視線が彷徨い、足元に落ちる。

傍には香りだけが残された。
染みつくそれをよく知って
それを好いてすらいた筈で、
どうしてだろう。今夜はそれだけじゃなく──]

 あ、ああ、分かったよ。
 僕のことは気にせず、急がずにね。
 
[後輩に呼び掛けられ>>151、思考が途切れる。
多少の不自然さを持っても、いつもの自分として見送った。]

(169) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン


 終わってないけれど、あと少しだから。
 残りは明日にするつもり。

[深呼吸を一往復。僕を取り戻す。
心配してくれているらしいモリス>>156に返す様子は
ハードワーカーの癖に呑気そう
なんて見えていたらいいなという願望。

そういう判断だってすることはある。
可愛い後輩の相手を優先するべきだと、教えられたことを思い出した。]

(172) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン


 君が謝ることじゃないさ
 それで、ヴェリーとシャワーに入るかい?
 
[じとりと目を向けられた当人は飄々としたもの>>161
おまけに、冗談めかす言の葉一つ。
反省していることは理解しているが、居合わせた下級生が謝る始末である>>167
ヴェルツの複数人に向ける冗談を彼一人に受け流したのは、
気にしていないと、深刻なことではないと伝える代わりのつもりだったけれど。
当人からすれば迷惑なことかもしれない。]*

(173) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン


 君は大人だなぁ。

[モリスにはあっさり流されてしまった
むしろ元凶のほうが反応が大きかった>>185
流石に一年にそんな冗談を受け流さない。
まだ日が浅い子ならもっと違う様子が見れたかもしれないが。]

 いや……、何処にも。
 ただ、ロビン君が食堂に行くというから。
 此処なら人がいそうで丁度いいかなって、それだけ。

[モリスが何を思ったかは知らず、
聞かれたこと>>187には正直に返すのみだ。
誰かのいる場所に行きたい、それは自分の行動理由にはよくあること。]

(188) 2018/05/18(Fri) 01時半頃

 
 
 どうしてだろうね。
 
 


【人】 記者 イアン


 こんな日に風に当たるのは、きっと気持ちが良いね。

[二人はそれぞれ、別の目的で歩いてゆく。

自分が動かずに見送る形になったのは、帰ってもいいというロビンを待とうというわけでもなく。

薔薇の香りと、足を動かす前のヴェルツの様子が>>189
この場所に自分を縫い止めた。]

(192) 2018/05/18(Fri) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[あの日中庭でヴェルツに近寄っていったのは

本当に綺麗なものを、美しい花を育む彼を
偽物の自分に関心を向けさせようとしていたのだ。
望んだ癖に、何故だろう。
あの夜のような瞳を向けられると、微笑みを見ると
──上手く息が出来なくなるようだ。

掴めない言葉の穴埋めに真っ先に悪い想像をしたのは
事実、自分は誰にも好かれない存在だと分かっているからなのだろう。]

(193) 2018/05/18(Fri) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[穴埋め問題の答えを
微笑の奥にある感情を、聞けたことは無い。
きっと、これからもずっとそう。
フェルゼとの夜も忘れたふりをしながら、
彼の抱えた何かに手を伸ばすことも無い。

それは彼ら二人の問題じゃなく、
自分は偽って生きている癖に
他人のことだけ知ろうとするのが間違いだからだ。
どうせどこに行っても同じで、
変わることが出来ないのならいっそ────

花香が齎す身体の深くの感覚が
そんなことすらも浮かばせてしまう。
水底に沈む汚泥のような、本当の望みを。]

(195) 2018/05/18(Fri) 02時頃

【人】 記者 イアン


 ……あれ?

[何気なく手にしたままの本を胸の前に
背表紙に視線を這わせた時
栞に付けられた銀色のリボンが覗いていないと気づく。

頁を捲っていけばやはりどこにも無い
どうも何処かで落としたらしい。
別に特別な思い入れがあるわけでもない、普通の栞だけれど。
自分の持ち物を失くして気にならない筈もない
それに、神経質な副会長にまた呆れられる。

参ったなと頭を掻きながら歩き出した。
廊下だろうとは検討をつけ、ここまでの道筋を辿るように。]**

(196) 2018/05/18(Fri) 02時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 02時頃


 
 
 ──めちゃくちゃにしたい。
 
 


[ 隠されたものは暴きたくなる。
 美しいものは穢したくなる。
 完成したものは壊したくなる。

 嫌われているのなら、もっと。
 好かれているのなら、もっと。

 胸に渦巻くのはいつだって
 背徳的なことばかり。 ]


[ だから、モリスの彫る作品を受け取れない。
 美しく完成したものは、ぐちゃぐちゃに壊したくなるから。

 だから、ケヴィンには容易に近付く。
 この香りに酔わせて、震わせたいから。

 だから、花を咲かせる。
 花を慈しむんじゃない。

 手折るために。 ]




[ シャワー室には、数枚。
 どこから落ちたかわからない薔薇の花弁が、ふたつ、ひとつ。 ]**
 
 


―――― 俺は、誰なんだろうな。

[途切れたはずの呟きは、胸の奥で抱えられた結果、ほろりと零れ落ちる*]


【人】 記者 イアン

── 少し前 ──


 モリス君は本当に優しいなぁ。

[口元に手をやり、おかしそうに小さく笑う。
ちくりと棘を残す癖に>>204
机が親友の先輩をこんな風に誘ってくれる。
耳触りの良い言葉ばかり吐いて何もしない生徒会長より
よっぽど出来た子じゃないか。]

 じゃあ、その時君がいたら。

[短い返事は、いつになったとして行くという意味で
誘いに乗ったということ。]*

(255) 2018/05/18(Fri) 20時半頃

【人】 記者 イアン

── 現在 ──

[時折立ち止まり、四方に視線を巡らせて
小さなものだからと暗がりまで探し。
歩いたのはどれ程か、やがて随分と大きな落とし物を見つけた。
数度瞬きを繰り返し、すぐには声を掛けなかった
そんな自分に壁に身体を預ける彼>>213
気づいたか、そうではないか。
どちらであれ隣に並ぶように同じ体勢になって。]

 ケヴィン、どうしたんだい。

[横顔を眺めるように視線を向け、そこで口を開く。
場所のせいか、彼とは似ない容姿の後輩との件を思い出す
何かあったのだろうかと、声は心配げなもの。]*

(256) 2018/05/18(Fri) 20時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 21時頃


イアンは、フェルゼの髪色のようなリボンの栞は今は後回し

2018/05/18(Fri) 21時頃


イアンは、ユージンは何処に行ったのか、少し気になった

2018/05/18(Fri) 21時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 21時頃


【人】 記者 イアン

── いつか、二人で ──


 やあ、やっぱりいたね。

[あれは何度目の休暇だったか
すっかり静かになった寮の廊下で
偶然ケヴィンに鉢合わせたことがある。
その時にはもう、聞かずとも彼がいると確信していて
けれど理由は何も知らないでいた
もう一人、いつも残る生徒はきっと中庭に。]

(258) 2018/05/18(Fri) 21時頃

【人】 記者 イアン


 調理室に行くところかな?
 途中まで一緒にいてもいい?
 今日はどんなパンを作るんだい
 君以外の分は、あるのかな。
 うん、そう。食べたいなって。

[彼が返してくれる度、また質問をする
短い間隔のキャッチボールはいつものこと。
言葉少ない相手とのコミュニケーションに選んだやり方は
投げられる側にとっては鬱陶しいものだったかもしれない。]

(259) 2018/05/18(Fri) 21時頃

【人】 記者 イアン



 君がいるから、寂しくないな。

[ボールが尽きて、少しの沈黙が流れた後
ふっと笑って呟いた。
同じ学年の、いつも残る三人の内の一人。
自分なりに考えて、関わろうとするのは
友好的感情と、勝手な親近感があったから。

色んなことを問い掛け、勝手に話して
けれど理由を口にしたことも、聞いたこともない。]*

(260) 2018/05/18(Fri) 21時頃

【人】 記者 イアン

── いつかの生徒会室 ──

[親近感を覚える相手がいる一方、自分より上だと認識した対象もある。
こちらの申し出を断った彼が>>120踵を返し、数分後のこと>>121
可愛い後輩にろくに返事もせず、
目を丸くしてまじまじと見てしまったものだ。]

 ……ははっ、参ったな。
 君の言うとおりだ、これでは

[どちらが先輩だか分かったものではない
その物言いもそう、颯爽と共犯を結ばれたこともそう。
おかしくて、おかしくて。笑っていれば怪訝に思われたかな?
時には正答が最良とは限らない。
小さな共犯者を眺めながら珈琲を流し込み、そう考えていた。]*

(262) 2018/05/18(Fri) 21時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 21時頃


【人】 記者 イアン



 寂しい……?

[相手の言葉を繰り返し、また瞬きが早くなる
なら、こんなところに居ずに誰かを探せばいいのに
自分の尺度でものを考え、不思議だと思った。

パンを抱く姿>>295を肩が触れそうな距離から、じっと見つめる。
語られない心の内を知る術が無いから、いつも引き出そうとするのだ。]

(301) 2018/05/18(Fri) 23時半頃

【人】 記者 イアン


 ケヴィンも冗談を言うんだね
 ああ、なるほど。
 確かに、建物の中までよく届くものだよね。

 休むなら部屋とか、談話室にしたほうがいいんじゃないかな?
 それに気分が悪いなら誰かと一緒にいるのがいいよ。
 
[二つ目の理由には>>296納得を示し、肩を竦める。
どうするのか決めるのは彼なのだが、心配なので提案はさせてもらおう。
此処にいると特に強くなっている気がするのは
きっと開けた窓が近いからなのだろう。
……しかし、こんなに香りを感じることはあっただろうか。
自分は特別鼻が利く人間ではない。
でも、]

(302) 2018/05/18(Fri) 23時半頃

【人】 記者 イアン


 でも、……いい匂いなのになぁ。

[外れた視線は虚ろに宙を眺めて
ぽつり呟けば、乾いた自分の唇を指でなぞり。]

 ……ところで、この辺りで落とし物を見なかった?

[もう一度彼を見れば、今度は自分の為の質問をする。]*

(303) 2018/05/18(Fri) 23時半頃

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