人狼議事


227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE

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視点:




 ――事故よ、事故。

   だから……仕方ないわよねえ?

[くすくすと笑う声。]


[ナイトメアの傍らのひよこが、ぴよぴよと囀る。]

(赤で話しかけられればナイトメアは答えるぴよ。
 気紛れで話しかける可能性は……ほどほどぴよ。

 悪魔の力を得て囁きあえるのは二名いるぴよ。
 個別通話的に今から赤で話してもらっても構わないぴよ。
 ただし、通話先の相手は味方とは限らないぴよー。)

[そこまでさえずると、
 カメラ目線でキリッ! と凛々しい顔。
 当然、役者達には*見えていない*]


あ!!初めましてじゃやかったつつ!



 ―― ?

[聞こえた聲に、ナイトメアは首をかしげ、
 黙してミルクティーを乾した。*]


【人】 会計士 ディーン

― 悪夢へと ―

[女王様とは、それから一体どれ程共に進めただろうか。
唐突に鳴り響く耳障りな音>>#1に、ディーンが怪訝そうに辺りを見回そうとしたのと、浮遊感に襲われたのはほぼ同時。

支えを無くした体は、がくりと傾いて。
二度目の"落ちる"感覚に息を飲む。

風をきり、真っ暗闇をただただ落下してゆく。
彼と繋いだ手に縋る様に力を込め様としたが、けれどその感触すら曖昧で。
本当に彼が隣に居るのかどうかすら、最早定かでは無く]

 ――……ッシュゼ、

[名を呼び隣に居た筈の彼の方へと再び手を伸ばしてみるけれど、果たして触れる事は叶ったかどうか。
叶ったとしても、それに気付く事は出来なかっただろうけれど*]

(23) 2015/06/20(Sat) 12時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 悪夢の国/クロッケー場 ―

 づ、……ぁ!

[受身も取れず、尻餅をつく様に地面へと打ち付けられて。
下肢から腰に走る衝撃と痛みに、思わずみっともない呻きがあがる。

めくれ上がった燕尾服が顔にかかり、何とも無様な様相だけれど。
痛くて痛くて、暫くの間は息をするのすら辛く、体を動かすなんて以ての外だ]

 ……な、んだって、いうんだ……一体、

[よろりと上体を起こしながら、未だに痛む腰を弱々しく撫で。
未だ立つ事は出来ないまでも、視界を遮る服を振り払い

……それでも未だクリアにならない視界に、首を傾げる間も無く顔に手を当てる]

(24) 2015/06/20(Sat) 12時半頃

【人】 会計士 ディーン


 ――……眼鏡 が、

[顔に手を当てても、返ってくる筈の固い感触は無く。
嗚呼どうやら、落ちた衝撃で眼鏡が外れてしまったらしい。
うざったいチェーンまでつけていたというのに、なんて役立たずだろうか!

一体何が起こったのか、未だ全く把握は出来なかったけれど、一先ず眼鏡を探さなければと。
何処か薄気味悪い雰囲気に舌を打ちながら、周囲に手を伸ばしていれば、はたと思い出す]

 ……そうだ。
 シュゼット!おい、居るか!?

[共に居た筈の彼の名を呼び、薄ぼんやりとした視界のまま辺りを見回す。
けれどこの目ではやはり、何が何処にあるかも把握出来ず。

二度目の舌を打ち、再び近くにある筈の眼鏡を探す事にして。
這い蹲って眼鏡を探すその様は、どうにも滑稽だったろう]

(25) 2015/06/20(Sat) 12時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ……嗚呼クソ……誰か助けろよ……!

[泣き言めいて弱音を吐き出し
ディーンの震える手が眼鏡に触れるまで、後――]

(26) 2015/06/20(Sat) 12時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/20(Sat) 13時頃


【人】 会計士 ディーン

[呼んだ声に返事は無く。
女王の姿を探すも、眼鏡が無ければ1m先まで怪しくて。
心細さに強く手を握れば、また手袋に血が滲み。
それだってやっぱり、見る事は叶わなかったけれど。

眼鏡を探し、地面に這い蹲っていれば、伝わる衝撃と音>>72に体を震わせる。
嗚呼、まさか自分と同じ様に落ちてきた人間が居るのか?
まさかまさか、眼鏡がそいつの体の下敷きになっていないと良いのだが。

それでも、足音>>77が近付いてくる事に気付けば安堵にため息一つ。
少なくとも、落ちた相手が遠くに居たという事だから]

 ……だ、いじょうぶ。
 大丈夫、だ……。大丈夫……、

[警戒されてるなんて知りもせず、自らに言い聞かせる様に返しながら。
何とも惨めな気分で、ぎゅうと唇を噛み締める]

(87) 2015/06/20(Sat) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン


 あんまり、動かないでくれ。
 眼鏡が無いと私は、何も見えないんだ。

 割れたら困る……。

[相手>>81を手で制そうとしながら、眼鏡を落とした事を告げる。
その間も、目線は地面へと向けたまま。
それでも息遣いが近くに聞こえれば、戸惑いながら目線を相手へと。

この距離でも、その顔は見えなかったから一体彼がどんな表情をしていたかは分からずに。

――相手の言葉と共に、指先に当たる硬い感触。
それには、ぱちりと目を瞬いて]

 あ……。
 す、すまない。助かった。

[礼を言うが早いか、慌てて眼鏡を手に取る。
戻ってきた視界に、強張った体を漸く弛緩させ]

(88) 2015/06/20(Sat) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ……ッ、

[そうして見た相手の顔に、ヒュウと掠れた息を飲む。
さあっと血の気が引いていく感覚。
ぐらりと世界が揺れて、そのまま倒れてしまいそうな、そんな感覚に、体が引き攣った。

嗚呼、だって――その顔は、"彼"によく似ていたから。

"彼"につけられた顎の傷がじくりと痛む。
そうすれば、まるで相手から身を守ろうとするみたいに、体の前で手を重ねて]

 ……あんた……は、

[……でも、違う。
彼は燃える様な赤い目をしていたけれど、目の前の相手はそれとは正反対の色をしているじゃないか。
だから、"違う"。
怯える必要なんて無い筈だ。

にわかに震え出す体をどうにか抑え込もうとしながら、ついと視線を下ろし。
せめてその顔を見ない様にとしながら、酷くか細い声で問いを投げる]

(89) 2015/06/20(Sat) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ――……"あんた"は誰だ?

[まさか相手が"もう一人のアリス"だなんて、気付けるわけもなく]

(90) 2015/06/20(Sat) 20時半頃

ディーンは、ヤニクの出方を窺った。

2015/06/20(Sat) 20時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/20(Sat) 20時半頃


[白と黒が交互に見える盤上で、
 並べた女王の駒を交互に見遣り、
 ナイトメアはふ、と笑みを零す。]

   クイーン
  ”女王陛下”って強すぎだと思うわぁ。
  いいえ、王サマがふがいないのかしら。

[ひよひよと鳴くひよこをよそにして、
 かつん、と黒いクイーンで王をつっつく。]

  ま、そうじゃなきゃ面白くないものね。
  お二人とも……あたしを楽しませて、頂戴な。

[そんなささやきが、彼らに聞こえているかどうかは知らず
 ただ、展開される世界を林檎色の目で見ていた。*]


 ?

[不意に頭に響く女の声。
 ふと辺りを見ても勿論誰もいない。
(キコエマスカ…アナタノノウニチョクセツカタリカケテイマス…)
だろうか。]

  あんだてめー

[真似るように口を動かさず(チョクセツカタリカエシ)を行った。
クイーンは俺一人じゃないだとぉ…?]


/*
というわけで許可をいただいたので少しだけ中身で相談をば。
このナイトメアちゃん宛に返したのカルヴィンにも聞こえる形でもいいのかなー?とか。聞こえてなくても良いけど!
カルヴィンと俺で個人テレパシー会話出来るようにしますか?俺はしてもいいかなと思ってます。話すことヨクワカンナイケド。
あるものは使え精神。


/*
ここで聞こえなかったらカルヴィン赤窓使える理由(制限とか条件)考えなければいけなそうなので、聞こえちゃうことにします。
個人宛ても出来るようにするなら最初に
──赤→ハート ──
ってつけるとか?個人で使いたい時があれば。


[ふと耳に届いた少し高い女の声と男の声
なんだか近すぎるような気が…?

ぐるり、周囲を見回しても、視界に捉えたのは男、男、男、男…

( むさ苦しい… )

ああ、違う違う。
今は聞こえた声について考えているんだった。
目の前の男達は普通にを会話している。きょろきょろと辺りを見回しているのは僕一人。]

 僕の頭の中で話しているのは誰?
 
[なんて、声に出さずに話しかけてみる。
遂に僕の頭まで狂ってしまったのだろうか。]


【人】 会計士 ディーン

[助けめいた言葉がかけられれば、幾らか調子が戻ってきて。
弱っちい、と。その言語>>94に、ざわりと苛立つものの。
それでもやっぱり惨めさの方が大きかったし、助けてもらえないのも困るので、非難の言葉なんてあびせられるわけも無い。

だってほら、素直にしていたらちゃんと眼鏡を取ってもらえたじゃないか。
眼鏡の礼に、弱っちいなんて言った事は忘れてやろう。
横暴ともいえる事を考えながら、クリアになった視界に相手を収め

――快活に笑う相手>>95に、息を詰める]

(121) 2015/06/20(Sat) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[……けれど。

此方が怯える様を見る彼>>96は、記憶の中の"彼"とは全く別の物。
"彼"は怯えるディーンを見て酷く楽しそうにしていた。
だが、目の前の彼は、全くもってその逆に見えて。

ぎりぎりの所でどうにか冷静でいられたのは、そのお蔭だろうか。
流石に翳った碧に気付く程、余裕は戻らなかったが]

 ……わ かって、る……。
 …………、すまない、人違い だ。

[笑い飛ばす相手>>97に、笑みを返してやりたいのだが、残念ながらこの顔は使い物にならない。
体を庇う手は下ろせないまま、それでも自嘲めいた息を吐く。

彼と同じ様に伏せた蒼は、未だ微かに揺れていて。
それは到底割りきれてはいない事を示していたけれど、ディーン自身が気付く事は無い]

(122) 2015/06/20(Sat) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[普段であれば、その笑み>>102に妬みすら抱いたのだろうが。
今は"彼"と違うそれに安堵を覚えるものだから、視線はまるで縋る様なものに。

それでも問いの答えには、怪訝そうな声を返してしまうだろう]

 ……"アリス"?
 嘘だ、ああ……いや、違う。疑ってるわけではないが……、

[だって"アリス"にはもう会ったじゃないか。
だけれど彼は、不思議の国で会ったアリスとはまるで似ても似つかない。

……これは一体、どういう事だろう?]

(124) 2015/06/20(Sat) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

 っ、なんだ、いきなり!

[思案し始めようとした所に伸ばされる手。
妙に柔らかな口調も合間って、まるであやされている様で中々癪に障る。
……嗚呼、そう思えるだけ、落ち着けてきているという事なのだろうが。
それに、気付けば体の震えもすっかり鳴りを潜めている]

 ――……あんまり、気安くするな。

[だから結局、その手は拒めないまま。
体を庇っていたてのひらで、僅かに熱を孕む頬を隠す。

全く、どうして此処に居る奴等は、妙に距離が近いのだろう。
馴れ合いには慣れていないから、近過ぎる距離がどうにも気恥ずかしい]

(125) 2015/06/20(Sat) 23時頃

【人】 会計士 ディーン


 私は……"時計ウサギ"だ。
 ……アルヤス、あんたは本当に"アリス"なのか?

[触れる手を拒みはしなかったが、心を許すつもりも無く。
名までを名乗る事はしないまま、不躾に問いを返す。

奇妙な焦燥感も手伝ったそれは、酷く無礼だったかもしれないが。
分かっていても、この疑問を解消しない事には彼への警戒を解けやしない]

 私はもう、"あんた以外の"アリスに会っている。
 これは……一体どういう事だと思う?

[――誰だ、何で、どうして。
先程から、問いを投げてばかりだ。
これじゃあまるで、どっちがアリスか分かりゃしない]

(126) 2015/06/20(Sat) 23時頃

/*
>シュゼットさん
そんな感じで大丈夫ですよ。
お互いに聞かれたくない事を悪魔に話したい時は冒頭に
――→ナイトメア――
とでもつけておけばわかりやすいかと
(そういうことがあればですが)

赤⇔ハート間で個別通話中は
ナイトメアは特に介入しないので、お好きにどうぞ。
聞きながらによによしてることはあるかもしれないけれど…。/*


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/20(Sat) 23時頃


/*

おっけーです。
じゃあ個別(カルヴィン)宛はなんも書かなくていいってことでいいか。
可愛い悪魔とショタに挟まれて幸せ。
カルヴィンはよろしくお願いします。*


  ごきげんよう、ハートの女王様。
  あんだてめー、なんて。
  ずいぶんとご挨拶だね。

[くすりと、ちいさく唇を綻ばせて笑う
 続く少年の声にこう答える。]

  ごきげんよう、赤の女王様。
  わたしは、ナイトメア。
  貴方たちを見てる悪魔。

[それから続けて、
 彼らにとっては意味のわからない事を話す]

  もうすぐ、楽しい楽しい第二幕が始まるわ。
  それまでどうかどうか、少しばかり待っていて頂戴。
  今は混沌としてて、多少……むさくるしいけど……。

  きっと、二人にとっても楽しい催しとなるはずよ。
  ええそりゃもう、きっとね。



[そう云って、二人が話し出すなら止めもせず
 向けられる質問があるなら、
 答えようと口を開くだろう。*]


[もうひとつ、声が増えた
 まだ若いというか、ガキみたいな声。
こちらが問い返す前に応じたのは女の声の主。

 …赤の女王?]

 は?ガキの声がもひとりの女王?

[頭にすっと入る声に、目の前の男との会話からふと気が逸れる。
 やだな、これはけっこう煩わしい。
心の中の舌打ちってのは聞こえるんだろうか。
聞こえたって構いやしないが、
 悪魔さんは男を女装にさせる趣味があんのかね?

わけのわからない説明と、悪魔の存在。
そして待つというじれったさ。
諸々含めて、出て来た言葉]

 …くっそうぜー… *


【人】 会計士 ディーン


 これは……あんたのせいじゃ、ない。
 ……むしろ、

[助かった、とは。口には出せないまま。
此処で素直に礼を言っても、どうせ彼>>157には此方の感情は理解してはもらえないだろう。
重ね合わせた先の相手と正反対だったから安心出来た、だなんて。

表情の事を言われなかったのは、お互いにとって僥倖だったと言えた。
もしそこを啄かれていたのなら、ディーンはきっと早々と話を切り上げようとしただろうから。
だから、幸か不幸か、二人の会話は続いて。

輝く瞳>>159の、嗚呼、なんて眩しい。
……眩しすぎて、向けられる視線は痛いくらいだ。

"病"の事も合間って、元々人からの視線は苦手なもので。
励ます様に輝く瞳だって、じくりと心に火傷を遺す。

……それが表情に出る事は、無かったけれど]

(193) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

[返される拗ねた様な言葉に少々慌ててしまう。
だって、別に嫌な気持ちにさせるつもりは無かったのだ。
嘘だろ、と。その言葉も、思わず口から零れてしまっただけで]

 だから、疑ってるわけじゃないって言ってるだろ。
 ……一人しか居ないから、おかしいんだって言ってるのに。

[勘違いをその場で訂正も出来ず、もどかしげに小さく体を揺らす。
此方のアリスは、どうやら素直過ぎる様で。
嫌味ばかりのあちらよりはマシ―-同じ事を、つい最近考えたばかりな気がする―-だが、これはこれでどうにもやり辛い。

そのまま思案を始めれば、向けられた視線>>160には気付かず。
だから勿論、伸ばされた手に気付けるわけも無い]

(194) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

[そうして向けた声に返される顔>>161の、素っ頓狂な事!
嗚呼、だから……そういうのは苦手だって、言ってるのに。
……否、言っては、いないか]

 こわく、なんか、
 ……"あんた"の事は……、こわくなんか、ない。

[こんな、愚直なまでに素直な相手を、どう恐れろと言うのか。
無防備に伸ばされる手だって、癪ではあるが、悪い気分では無かったというのに。
それでも勿論、浮いた手>>163を再び乞うたりはしないけれど]

 ……うるさい、黙ってろ。
 はい、は一度で良いんだよ!

[嫌なら突っ撥ねろ、そりゃあそうだ。
だから、突っ撥ねなかった理由を、その頭で考えてみればいいだろうに]

(195) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

[満足そうな碧眼>>166に、舌を打ちたい気分になりながら。
どうやらバレなかったらしい赤色に、小さく息を吐く。
染まる頬に気付かれたら、今度は一体なんて言われるか。

そうして漸く、此方にとっての"本題"に入る。
全く、随分と遠回りをしてしまったものだ]

 ……そりゃあ不本意だろうが。
 そういう問題じゃあ無いんだよ。

[相手が記憶を辿る間>>167、急かす様に体が揺れるのは無意識の事。
表情に出ない分、どうにも行動に出やすいもので。

でもきっと、踊る人差し指と頭の悪そうな所作を見たら、かつてのディーンであれば笑うくらいは出来ていただろう。
それが残念な事かどうかは分からないが]

(196) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

[だが、本題はそちらではない。
どんな嘘を吐かれるかなど、どうでも良い事なんだよ]

 ……私だって、王になれるものならなりたかったさ。
 ――……ん?待てよ、白?

[聞きなれない役割に、彼と同じ様に首を傾ける。
数秒の沈黙の間、此方の思考も止まってしまって。
どういう事>>169だは、正しく此方の台詞だ。

赤の王は、ハートの王の事を指しているのかとも思える。
だけれど、白の王なんて、"時計ウサギ"は知らない]

(197) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

 …………は?
 だって、あんたはアリスだって、

[空白の後、知らないなんて言われれば>>170、良い気分がするわけも無い。
目尻を下げお手上げだと示されても、此方だって何が何やら。

向けられた瞳からは、咄嗟に視線を逸らしてしまいながら。
ぐるぐる。
整理のつかない頭をどうにか整頓していけば……思い出すのは、"もう一つの物語"]

 ……鏡の国?
 鏡の国のアリス、か。

 ……そうか、あんたは私のアリスじゃないんだな。

[幼い頃に、不思議の国と同じだけ熱心に読んだ筈じゃないか。
あんなに繰り返し読んだのに、どうして忘れてしまっていたのか]

(198) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン


 ……同じアリスなら、此方の方が良い……。

[精一杯の嫌な雰囲気を背負って、彼のアリスを思い出す。
呟く声は、妙に哀愁が篭ってしまった。

嫌味ったらしいあいつよりは、目の前の彼の方がよっぽどマシだ。
外見が"彼"に似ていなかったら、もっとマシだったんだが。
中身は真逆だから、それで良い事にしておこう]

 だが……何であんたと私が同じ舞台に居るんだろう。
 "時計ウサギ"は、鏡の国には出ていないのに……。

[納得したものの、それを相手に説明する優しさなど持ち合わせてはいない。
と、いうより。何と説明すればいいのか、ディーンに分かりはしなかったから。
ぽつりと落とした言葉は、彼に伝わりはしないのだろう]

(199) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン


 ……まあ、良いや。
 考えても意味なんて無いな。

[ショートしそうになる頭を抱えて、コメカミを押さえる。
違う舞台の登場人物が居たって、だからといって出来る事も無い。
所詮ディーンは時計ウサギ。物語の脇役だ。

――ふ、と。
目を細め、先程よりかは幾らか視線を和らげて。
小さく首を傾ければ、長い耳がゆらりと揺れた]

 ま、折角だから。
 よろしく、アルヤス。

[そうして差し出したのは、赤く染まった右手だったから、もしかしたら拒否されてしまったかもしれない]

(200) 2015/06/21(Sun) 02時半頃

ディーンは、ルーカス此方のアリスはやだ

2015/06/21(Sun) 02時半頃


ディーンは、ヤニク此方のアリスがいい

2015/06/21(Sun) 02時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/21(Sun) 02時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/21(Sun) 02時半頃


【人】 会計士 ディーン

[何だか先程から、どうにも距離が近い気がするのだけれど。
乗り出された体を制するのも面倒で、百面相する相手を見詰め。

そうして漸く距離の開いた……確信に至ったらしいアリスに、肯定を落とす事は無かった。
態々言わなくったって、彼はもうすっかり納得している様子だったから。

憐憫の籠められた視線>>228に気付けば、それを軽く手で振り払って。
うんざりした口調でも、やっぱり表情が変わる事はないけれど]

 あー……まあ、うん。
 いやでも、あの人もきっと、良い所はある……んじゃない か?

[見知らぬ相手の陰口など聞いても気持ち良くは無いだろうから、一応はフォローを入れつつ。
"良い所"の例が思い付かなかったから、どうにも白々しくなってしまった]

(247) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……どちらが相応しいかと言われれば、あんたの方が相応しいと思うぞ。
 何せ"此方のアリス"は、随分と"年増"だからな。

[相手の葛藤>>229など知らず、小さく肩を竦める。
投げるなどと言うのはただの軽口だと思っているから、その言葉が本心などと気付く事は無かった。
だって、折角"物語"の登場人物になれるのに、それを投げるなんてディーンには理解出来ない事だ。

自分自身の生は思う通りになった事はないけれど
筋書きの決まった"物語"であれば、きっと何もかも上手く。
その機会を誰かに渡すなんて、ディーンには出来やしない。

それでも]

(248) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


  ――……何だ、どうかしたか。

[コメカミを押さえ、消える声に相手を見る。
隠された顔。
覆うてのひらの下の鋭い眼差しには、気付かないまま。
晒された晴れやかな表情を見れば、何故だか救われた様な心持ちになる。

――まるで、動かない自分の顔と、自分を虐げた"彼"との相違に、縋るみたいに]

(249) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……こんな無愛想で珍妙な格好をした輩を、まともと言うのか。
 どうやらそっちはそっちで苦労しているらしいな。

 でも、此方は此方でそれ程悪くはないんでね。
 あんたと"あの人"を交換してくれたら、それが一番なんだが。

[苦笑めいて落とすのは、そんな"戯言"。
摘まれた髪>>230に、どういう意味があるのか。
そんな事に気付きはせず。

ちらりと思い浮かぶのは、真っ赤なドレスを纏った"女王様"。
繋いだ手を思い出せば、それを振り払ってまで"向こう側"に行きたいとは思えない。
労いの言葉をかけてくれた"チェシャ猫"だって、話してみればきっと悪い奴ではないのだろうし。

……それに、実際の所。
"此方のアリス"だって、別に嫌いというわけではないのだ。
ただちょっと、苦手なだけで]

(250) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン

[返された同意>>231に苦笑めいて息を零す。
彼が膝を起こすのを、僅かに伏せた瞳の視界の外で捉えながら。
此方を覗き込む碧に、ぴたと体が固まった。

――掠れた息。頼り無いそれを吐き出し、それでも視線は外せない。
"顔"を見られるのは、苦手なんだ。
だから、見ないでくれとそう言おうとした所で、落とされた言葉に救われる]

 ……そう、だな。一緒、か。

[そうだと良い。
何やらひやりとした焦燥感が拭えないものだから、その言葉は微かに強張って。

取られた手>>233には、今更ながらに傷を思い出して思わず痛みに耳がぴんと伸びる。
声は出なかったけれど、妙に気恥ずかしくって、ごほんと咳払い一つ]

(251) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 名前……そういえば言ってなかったな。
 私の名前は――、

[この劇の間は、ただの"時計ウサギ"でいようと思ったのだけれど。
既に女王に教えてしまったからもう良いだろうかと名を口にしようとした所で、大きな鐘の音>>#5に言葉が遮られる。

何事かと上げた視線の先には、山羊の頭をした男が一人。
唐突な展開についていけず、手を重ねたままただその男を見詰めるだけで。

半ば呆然としながら落とされる言葉>>216>>217>>218を耳にする。
わけが分からなくって、口を挟む事も出来ず。
そうして落ちてきたカードを受け取る為に、遂に繋いだ手を離してしまって。

嗚呼、妙に名残り惜しく思えるのは、何故だろう。
まるで、この手を離したらもう二度と触れる事は叶わないとでもいう様な、そんな感覚]

(252) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……悪夢……?
 死ぬって、一体どういう……、

[戸惑いの言葉が、一拍遅れてついて出る。
震える手で持ったカード>>#6を見てみれば、そこに書かれた文字に釘付けになった。

自らに与えられた"陣営"と、それに付随する"勝利条件"。
だってこれは、目の前の彼との敵対を表している。
……彼を"敵のアリス"として殺せと、そう書かれている]

 ……ア ル、ヤス、

[傍らに居るだろう彼に向けた瞳に宿るのは、どんな感情だったろう。
恐れか、敵意。それとも……縋る様なものだったかも、しれない。

山羊頭の言葉>>219>>220>>221は、もうすっかり耳になんて入っていない。
その姿が消えた事にだって、気付きはしない。
意識はただ、"鏡の国のアリス"へと]

(253) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン

[果たして彼は一体どんな反応をしていただろう?
まさかまさか、突然襲いかかってはこないだろうけれど。
嗚呼それでも……処理しきれない情報を与えられた頭は、目の前の相手を警戒する事しか出来ない。

会ったばかりの時と同じ様に、体を庇う様に両手を前にして。
一歩だけ、恐れる様に後退する]

 ……嘘、だ。
 冗談だろう……。そんな、

[否定してみせても、頭の何処かであの山羊頭は偽りを言っていないと"理解"している。
自分と彼は敵なのだと。……戦わねば、ならないのだと]

(254) 2015/06/21(Sun) 12時頃

【人】 会計士 ディーン


 嗚呼……本当に、上手くいかないものだ……。

[幼少の時分から、ディーンの思い通りにいった事など数える程も無い。
今回もそれと同じ。
新しい友人が出来るかもなどと、身の丈に合わない希望だったのだ。
いつもと同じ。だから、傷付く必要なんて無い。
……無い、筈なのに。

撫でられた頭の感触を、そう簡単には忘れられはしない。
彼に対する恐れと警戒。それと同時に抱く、友愛にも似た感情。
友でありたいと、その気持は拭い去る事は出来ず]

 ……どうやら私の名前は、教えない方が良いようだ。
 きっと、そちらの方がお互いの為になる。

[けれどせめて彼にとっては"手遅れ"にならない様にと。
己の本当の名を教える事は、しないままで]

(255) 2015/06/21(Sun) 12時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/21(Sun) 12時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/21(Sun) 12時半頃


[あの男-アリス-とのやり取りに意識を持って行かれていたが、そういえば不可思議な事は頭の中でも起きていたんだった。]

 なるほど、これが“楽しい催し物”か。
 ナイトメアは相当暇を持て余しているらしい
 
[第二幕が開け、物語は先に進むことになる。

…なんて悪趣味な催し物。
364日馬鹿騒ぎしているイカレ帽子屋の方が、随分とマシだ。]

[手の中に収まるカードを眺めながら、]

 つまり、口の悪いもう一人の女王陛下とは
 争うことになるわけか…。

 『ガキ』相手だから、手加減してよ?

[よろしくね、なんてご挨拶。*]


【人】 会計士 ディーン

[突然現れた山羊頭と、それに食って掛かる彼>>296を何処か遠いものの様に感じながら。
"また"、と言う彼の言葉の意味だとか、
震える繋いだ手に籠められた感情>>297には、気付けないまま。

カードを受け取り、千々に乱れる思考をどうにかかき集め。
一体自分はどうしたら良いのか……そればっかりを考えていれば、天に吠える声>>298にびくりと体が震える。

――それが自分に向けられたものではないと、分かっているのに。

続く、まるでこの舞台に応じる様な言葉>>301には、とうとう悲痛な息を吐いた。
嗚呼、分かっていた事だ。
自分は所詮、"切り捨てられる存在"だと。

ディーンだって、自分の命と彼の命を天秤にかけたなら、自分の方が重いだろうに。
彼にとってもそうだという事実が、ずきりと胸を蝕んでゆく]

(326) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[酷く我儘な考えだとは分かっている。
そもそも、そう簡単に切り捨てられてやるつもりも無いけれど。

それでも、傷付くくらいは許されるだろう。
どうせ、表情には出ないんだから。
……その代わりとばかりに、立っていた耳は力を無くして垂れていたが。
ディーン自身がそれに気付く事は無く。

名を呼び、返ってきた視線>>307の痛い事。
そんな明確な"決意"を向けられてしまえば、希望なんて無くなってしまうじゃないか。

嗚呼けれど……その瞳が揺れるという事は。
少し位、自惚れても良いのだろうかと。
それがまさか己の頼りなげな瞳のせいだとは気付けず]

(327) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[開いた距離分、詰められる距離>>314
それにはやはり、怯える他は無く。
震える体と、庇う様に重ねた手はより強固なものへ。

うつくしい碧が、今はただ恐ろしい。
嗚呼、どうか。"こんな時"に、微笑まないでくれ。

今正に敵へと変わってしまった関係で、そんな笑みを向けられてしまったら……"彼"の事を、思い出してしまうじゃないか]

 ……っ、

[落とされる同意に、返す言葉は無い。
戸惑いと共に零れたのは、ただ引き攣る様な吐息だけ。
拒絶しているのは此方なのだと、そんな事には思い当たらず]

 …………最初、から。
 言われていたって……わたしは……、

[私は、なんだろう?
こうして、友になりたいなどと思っただろうか?]

(328) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[――否。
そんなわけがない。分かっている。
だからこそ、続ける言葉はそのまま掻き消えて。

彼の手の内に現れた楽器>>315には、怪訝そうな視線を向ける。
それが一体何を意味するのか、想像も出来なかったから。
懐疑に揺れる瞳を向けながらも、再び後退したりはしなかった。

次いで聞こえてきた調べ>>316には、何処か心が安らぐ様な。
痛む手と……そして、胸が。軽くなっていく感覚に、小さく首を傾ける]

 ……なに、を……。

[何が起こったのか分からないまま、痛みの無くなった右手を左手で撫ぜる。
どういう原理でそうなったのかは分からないが、これは恐らく彼のお蔭だなのだろう。
だからこそ、困惑はより募っていく]

(329) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[自分達は、確かに敵になった筈なのに。
傷を癒し、あまつさえ無防備に背を向けるだなんて――舐められているのか、信用されているのか。
分かりはしないけれど、勿論その背に襲いかかる事など出来よう筈も無い]

 …………、
 あんたは、つよいなぁ……。

[力強く落とされる言葉>>317に、洩らす言葉には羨望がちらつく。
もしディーンに表情があったのなら、その眉は情けなく下げられていたのだろう。
ぴくりともしない表情からは、感情を読み取れはしなかったろうが]

 ……私もそんな風に、なれれば良かったのに……。

[諦め癖がついたのは、一体いつからだったか。
少なくとも物心がついた頃から、すっかり達観した子供だったと思うけれど。

その傾向が顕著になったのは、きっと四年前。
この病を患ってからの事]

(330) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[治療法も分からず、隔離された病棟で死を待つだけの日々。
もう駄目だと諦めたのは、一度や二度の事じゃない。
それをやっと抜け出せたと思えば、こんな"茶番"に巻き込まれて。

あの病院で親しくなった友の様に、笑顔の似合う彼とも親しくなれると思ったのに。
絶たれる絆には、いっそ笑ってしまう。

――そうだ。全て諦めてしまえば良い。
"自分の為"だけに生きれば、それで良いんだ。
目の前の彼を、切り捨ててでも。

だって病に侵されたまま惨めに死ぬだなんて、真平ごめんだ。
この悪夢を切り抜けたのなら、新しい生への希望が掴み取れる筈。
だから、こんな場所で死んでなんていられない。

いくら相手が敵いそうに無い相手でも、能力と武器が与えられるというのなら、望みは皆無では無いだろう]

(331) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン


 …………ああ。
 答える準備はしておくから、是非また、聞いてくれ。
 それまであんたも、死なないでくれよ。

 ――……"鏡の国のアリス"。

[奇しくも同じ覚悟"を抱きながら、投げられる言葉>>320には此方からも。
躊躇いながら呼んだのは、彼の与えられた役の名前。
だって名を教える事すら出来ない自分に、どうして彼の名を呼ぶ事が出来るだろうか。

傷の事を、重ねて問うたりはしなかった。
後はただ、黙って彼の背中>>321を見送るだけ。

……いいや、見送る事すら出来ず、視線は自分の足元ばかりを映してしまった。
ひらりと振られた手には、気付く事無く。
遠ざかる足音に、吐き出す息は妙に冷え冷えとしている]

(332) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン


 ……また、あんたの名を呼べる時は、来るのかな。

[恐らくその時が来れば、どちらかは無事ではいられないのだろう。
彼は"そういう覚悟"を決めたのだろうから。

彼に自らの名を教える時が来る事が、恐ろしくてならないのに。
同時に妙に待ち遠しくも感じるのは、きっとこの"茶番"を早く終わらせたいが故。
その時どちらが舞台に立っているかは、分かりはしないけれど]

 出来る事なら、また……、
 あんたの笑顔を、見れれば、良いんだが。

[かける言葉は、きっと彼には届かない。
それで良い。……そうでなければ*]

(333) 2015/06/21(Sun) 20時半頃

ディーンは、誰の存在にも気付かないまま、暫くその場に立ち竦んで。

2015/06/21(Sun) 20時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/21(Sun) 20時半頃


[カードを見ながら、
 抑えきれない、と、脳内で叫ぶ]

 てっめーーーーーふっざけんなクソ女ぁあ!!!!!
  お遊びは1人でしなさい!俺らを使うな!!
  怒んぞ!!ぶっ殺すぞ!?

[キーンキーン
 と、ここがトンネルならきっと響いてただろう。
 赤の女王のガキにも聞こえるのは忘れてた]


【人】 会計士 ディーン

[去り行く背中を見る事も出来ずに俯いていれば、微かに耳に届いた声>>351にばっと顔を上げる。
この声は、つい最近耳にした事のある声じゃないか。
――そう。この声は"時計ウサギ"の"アリス"の声。

嗚呼、なんてタイミングで現れてくれるんだろうか!
何事も無くこの場が収まったかと思えば、また厄介な奴が来てしまって。
慌てて声の方へと体を向ければ、何かに耐える様なその姿>>352が目に入る。

一体彼の見に何が起こったのか、ディーンに分かりはしない。
けれど尋常じゃないその雰囲気に、彼に近付く事も出来ず。
聞こえてくる言葉>>353の意味もまた、理解出来ないまま]

 アリス……?

[知らず呼んだ声は、酷くか細く弱々しいもの。
けれども彼は、ディーンの存在などまるで無いものの様に消えたもう一人のアリスの方を見ていて。
その事実にざわりと煽られる不安は、掠れて喉から零れ落ちる]

(377) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

[――そうして。
漸くディーンの方を見る気になったらしい彼>>354の視線を追えば、何やら大きなモノに乗った人物>>335が目に入る。

もし状況が状況であれば、彼の乗る異形に興味を示したのだろうが。
まさかまさか、この状況であの存在の気を引く様な真似が出来るわけがない。
だってディーンは、未だ何の能力も武器も、持ってはいないのだから。

もし気付かれでもしたら、と。
動けないままその存在を見ていれば、やがて何処かへと飛び去ろうとしている様で。

一安心かとアリスの居た方へと視線を向ければ、もうその姿を見付ける事は出来なかった]

 ……、よか った、

[体から力が抜けて、そのままその場に崩れ落ちる。
震える手を重ね合わせ、唇を強く噛み締め俯いて。
一先ず危機は去ったのだと、細く長い息を吐き出す]

(378) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

[良かったなんて、思っている場合ではないだろうに。
むしろ自分は彼等を焚き付けて、争わせなければいけないのではないだろうか。
……この"悪夢"から、早く目覚める為に。

山羊頭が言っていた言葉が本当かどうかなんて関係無い。
それしか出来ないのだから、そうするべきなのだ。
さっさと殺し合って、勝敗を決さなければ。
そう、思いはするのだけれど]

 わたし、に……、

[出来るのだろうか。
……否、そうするしか、無いのだ。

弱音を吐いても、守ってくれる人なんて居ない。
少なくとも、ディーンはそんな存在を知りはしない。
今までだって、ひとりぼっちで生きてきたのだから。
頼れるものなど、自身だけなのだと。

――まさか、女王>>358が仲間を守ろうとしているなどと、そんな事はつゆとも知らずに]

(379) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……だいじょうぶ、
 大丈夫、だ……。

[いつだかの様に、自らに言い聞かせる様に言って。
ふと、手に持ったままだったカードへと視線を向ける]

 ……時計と、扉。

[願えば与えられるという能力。
半ば半信半疑で脳裏に描くのは、一枚の"扉"。
ディーン自身にも何処に繋がっているかも分からない、たった一つの扉だった。

次いで体を包む眩い光に、咄嗟に目を瞑り。
山羊頭の言葉はそういう事だったのかと、小さく首を振った]

 後は……武器か。

[さて、何が良いだろうか。
安穏と暮らしてきたディーンは、戦いにどんな獲物が相応しいかなど分かりはしない]

(380) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

[けれど一つ思い出したのは、此方に来る直前に自身を抉った刃の姿。
果たして正しくそれを望んだのかは怪しいものだが、ハッと気付いた時には、光と共に小振りのナイフが手に握られていて]

 ――っひ!

[それを投げ捨ててしまったのは、半ば反射の事で。
からん、と。小さく弧を描いて少し離れた場所に転がるそれに、怯えの視線を向ける。

どうして、よりによって"彼"のナイフを思い出してしまったのか。
触れる事すら恐ろしいというのに、ディーンにそれが扱えるのだろうか。

それでも泣き言などは言っていられないから、転がるナイフに手を伸ばし。
幾度も躊躇った後にそれを手にする]

(381) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

[小さくか弱い刃だけれど、隠し持つには丁度良い。
それにこれであれば、急所さえ狙えば人を殺傷する事は容易いだろう。
先に願った能力と合わせて使えば、どうにか使い物になる筈だ]

 ……っは、怖くなんか、ないさ。
 恐れる物なんて、何も……無い。

[やはり言い聞かせる様に言って、ナイフは髪を括っていたゴムで手首へと固定する。

ポケットに入れていたら、咄嗟の時に出せるか分からない。
だけれど此処であれば、すぐに手に取る事が出来るから。
下ろした髪は少々邪魔だが、普段は下ろしていたものだから、然程苦にもならない]

(382) 2015/06/22(Mon) 00時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……何処に行けば、良いんだろう……。

[心細げに呟けば、よろりと立ち上がり。
二人のアリスが去った方へと交互に視線を向け、けれどそれを追う気にもなれず。

ふらふらと頼りなげに、宛も無く歩き出す。
そうして見付けた背中>>370に、ぱちりと瞬いて。
特徴的なトランプのついたシルクハットを見れば、ある人物の名前が口を衝いて出る]

 帽子屋……?
 おいあんた、帽子屋じゃないのか?

[呼びかけた声は、彼に届いただろうか。
歩き出した彼>>372が此方に気付かないならそれまで。
もし彼が足を止めてくれたのなら、そっと近付いていっただろう。

不思議の国と鏡の国、どちらにも存在する彼が、一体敵なのか味方なのか。
分かりはしないから、警戒心はたっぷり保ったままだったろうけれど]

(384) 2015/06/22(Mon) 00時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/22(Mon) 00時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/22(Mon) 00時半頃


【人】 会計士 ディーン


 ……随分持って回った話し方だな。

[気さくに話しかけてくる姿>>386に幾分かげんなりしながら。
どうやら警戒されたくないらしい彼に、小さく肩を竦めて見せる。
警戒を解くつもりはないが、此方から襲いかかる意思も無いのだと。
この所作で伝わってくれれば良いのだけれど]

 大丈夫なのか違うのか、一体どっちなんだ。
 ……まあ良い。

 私もこの通り丸腰だ。戦うつもりは無いよ。

[軽く手を広げてみせれば、"見える"場所に武器は無いのだと分かってもらえたろうか。
――勿論、袖の中に隠したナイフを態々相手に伝える事はしない。
どちらにしろ、真っ向から話しかけた時点で、彼への敵意は無いも同然だが]

(398) 2015/06/22(Mon) 01時頃

【人】 会計士 ディーン


 私は"時計ウサギ"。
 ただの時計ウサギさ、サイラス。

[帽子を直す仕草に僅かに眼差しを和らげ。
返すのはただ己の"役割"のみ。

――"もう一人のアリス"にすら明かさなかった名を、此処で明かすつもりには到底なれなかったもので。
それでもちゃっかり、彼>>387の名を呼んだから、もしかしたら気を悪くされたかもしれないが]

 ところで、あんたはお茶会の準備をしなくても良いのか?
 それとももう、何処かにしてあるとか?

[着いたばかりのこの場所。
きっと準備はまだされていないだろうと思いながら、軽口めいて言葉を吐く。
その間、無防備に彼の方へと近付いて]

(399) 2015/06/22(Mon) 01時頃

【人】 会計士 ディーン


 あと、一つ聞いてもいいだろうか?

[やがて並ぶ様に立てば、小さく首を傾げて見せる。
その拍子、長い耳と下ろした髪が揺れた]

 ――……あんたは私の味方か?

[落とす問いは、酷く簡潔なもの。
まさか彼が同じ様な質問を既にされているなど、全く以て知らぬまま**]

(400) 2015/06/22(Mon) 01時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/22(Mon) 01時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/22(Mon) 01時頃


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