270 食人村忌譚
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抜荷 錠は、メモを貼った。
nordwolf 2017/12/04(Mon) 02時頃
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[>>28滲み出してきた赤錆の味に、うっとりと目を細め、噛み契るほどに力を込める。 軟骨の抵抗感が、心地良い。]
ッは、ぁ……。 兄さ、ん……。
[>>29首筋に感じる、唇の柔らかさ。 深くを求めるように頭を傾げれば、皮膚に犬歯が突き立てられ、肉を頸動脈ごと奪っていった。]
─────、ッふ……!
ァ、は
[気が狂いそうな鮮烈な痛み。 けれど浮かべるのは恍惚の笑み。 兄に喰らわれ、ひとつになれることへの悦び。]
(39) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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………兄、さん……。
[>>29僕もだよ、と。 唇の形で示しながら、差し出された指に喰らいつく。 幾度も噛みつき、肉をちぎって骨を砕き、ついに手と指を切り離してしまえば、奥歯で念入りに噛み潰し、味わおう。 一本などといわず、二本、三本と。]
美味しい、よ、兄さん。 いままでの、誰よりも……おいしい。
うん……もっと、食べてよ。 そして僕にも、もっと、頂戴……。
[剥き出しになった、兄の指の骨を舐めながら、ねだる。]
(40) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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ねぇ、兄さん……。 兄さんだけを食べ続けた、ら……。 僕の血肉、は……全部、兄さんになる、のかな……?
僕だけを食べる、兄さん、も……。 全部、僕……に、なると……いいなぁ。
[そうして、輪廻から外れたまま。 血肉も魂も、すべて融けあい、ひとつになるまで。
永劫か、それともいつか朽ちるのか。 そんなことは、誰も知らない。 ただずっと、愛する一人だけに喰らわれ、喰らい続けていられさえすれば……それでいい**]
(41) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃
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[生温い風に四つ足は目を覚ます。
本来なら雪解けもまだ先、鼻先を掠めるのは
生木を凍らせる張り詰めた大気。
だが今、四つ足の鼻を湿らせるのは温度を持った風。
命の気配を湛えているくせに、ぼたぼたと零していく。
にぃ、と嗤った四つ足の口は深く裂けて、
赤い舌が鋭い牙を研ぎ直すように舐め拭いた]
グルルルル……。
[低い唸り声が喉の奥から漏れる。
前後に動く耳は片方しかないが、四方から聴こえる音を
逃すことは無い。
匂いと音を頼りに四つ足は雪に足を沈めながら
慎重に進めていく。
後ろから付いてくる仲間たちも真似ながら進む先に。
遠く遠くに雪に埋もれてある動物が
群れて住まう場所があった。
普段余程腹を空かせない限り、獣は近付かない場所]
[だが離れて動くドングリの様な影が見えて。
四つ足たちは動きを止めた。
そうして風下になるようにゆっくりゆっくり位置を変え、
雪の溜まり場に身を潜め。
茶褐色の毛並みの四つ足が距離を詰める。
どうしてその動物達がここにいるのか。
四つ足には関係なかった。
ただ、腹の膨らんだ柔らかそうな肉の匂いを
運ぶ動物たちに目をぎらつかせ。
道標のように赤い筋を付けた雪の上を、
一拍置いて一気に駆け抜けた]
ガルルルルッッッ!!
[この動物たちは群れになっても牙はなく、
時として火を噴く道具を使うのは知っていた。
だからまずその群れの首領を狙い、顔を潰す。
たちまち統制を失った動物の群れなど
後は好きに食い殺すだけだ。
これだけあれば暫く群れは生き抜いていくだろう。
早速柔らかで栄養満点な
腹の中身から食らい付いて気付く。
この血も肉も、この動物独特のものか。
何処かで口にした覚えがあった]
[何処でだったか。
牙を深紅に染めた獣は少し悩むような素振りを見せたが、
すぐに邪魔が入らぬうちにと、ガツガツと
食い進める。
何一つ変わっていない。
獣が家畜を食い殺しては生きる話**]
[崩れ落ちた、短い刀の刺さった身体
最期の鳴き声に触れて、ススムは眼を閉じる。
望みは叶わなかった。
人として生きる事
獣のように、喰って交わり死ぬだけの一生ではなく
誰ぞの役に立てる事、知識を追いかける事
身体だけでなく、情のある交わりを持つ事
どれ一つ成し遂げぬまま
意識が薄れていく]
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