人狼議事


52 薔薇恋獄

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 ……なにか、

[ともかく、何か。
引き摺られないように、生きていることを実感できること、考えなくては。
いきて、そう雨の中呟くくちびるに、気づけば指先は引き寄せられて]

 っ、

[ひた、と触れれば、はっと我に返る。
何してるのだか、こんな所で。
雨は酷いが、誰が見ているとも限らない。

意識を戻すには過ぎるほど強烈な思い出に。
慌てて指を引けば、一輪の棘に引っ掛かった]


[克希の失踪と、日向が無関係だとは思わない。
けれど、暁とやらが関係しているとして、彼女が悪意を持って彼をかどわかしたとも、思えない。
理由が断定できないうちは、何かを幽霊の悪意のせいじゃないと考えるのは、癖のようなものだけど。

怪談だけが彼女の全てでは無いだろうと。
すこしでも、話を聴いて何か、してあげられることがあるなら、してあげたいと。

今でもまだ、思っているから。
彼女の足取りを辿る何かが、それか克希の行方を探る何かが、ありはしないかと、雨の中、薔薇の砂漠に立ち尽くした]


―2階・耀と珀の部屋―

[鍵をかけてため息一つ。そこに声をかけられ、飛び上がりそうになった。羽根音に目が開き、腰を抜かしてへたりこんだ]

ぅ あ


き、こんにち…わ


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[打ち付ける雨音。
 思えばあの時も丁度、こんな激しい雨だった。]
 

(639) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[あれは今から七年前。
 その頃おれは今の学校からも今の家からもずっと遠い町に住んでいた。
 その時代におれは、同じ学校に通うある子を好きになった。
 放課後、誰も見ていない教室で、手をつないだ。キスもした。

 ところでおれの家は、歴史ある大学に何人も進学しているような家。
 大好きなその子の家は、そうではない家だった。
 ……身分違い、と言う程大げさなものではない。
 百何年も前にあった身分事情と、現代のこれとは話は別だ。
 それでも、おれの両親にも大きな姉にも、上から世間を見下ろすような意識があったのは確かだった。
 幼かったおれは、そんなこと何もかも解らなかったけれど。]

(640) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ある日、おれはあの子と一緒に少し遠くの山へと登った。
 てっぺんまで行って、高い空を、広い木々を、遠くの海を描きまわった。
 無邪気にはしゃいで、笑い合って、抱き合って……長居をし過ぎた。

 次第に激しく打ち付ける雨。低く唸る稲光。見失った帰り道。
 震えて握られた小さな手。凍えた身体。熱を帯びた額。乱れる息。
 波打って。擦れて。破れて。絵具の溶け出した、スケッチブック。

 それからどのようにして町まで戻ってきたか……助けられたかはよく覚えていない。
 ただ、母がひどく怒鳴り散らしていたのと。
 相手の母親が謝っていたのと。
 大好きだったあの子が泣きじゃくっていたのだけは、覚えている。]

[それ以来、おれがあの子と付き合うことはなくなった。
 そして程なくして、おれもその子も別々の場所へ引っ越していった。
 おれの居場所も、その子の居場所も、その町からなくなった。]

(641) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[……そんな恋も、あった]
 

(643) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

―― 自室 ――

……?

[ゆるり、首を傾げて。
へたりこんでしまった後輩に近付き、手を差し伸べる]

大丈夫?
なんだか、逃げてきたみたいだったけど。
どうか、したの?

[焦って鍵までかけるほど。なにがあったのか、と]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―― 2階自室 ――

[ノックの音がした。
 出る気力も、なかった。
 なかった……けれど。]

 …………。

[ぼんやりとした頭で。
 泣き腫らした後のうつろな瞳で。
 手にぼろぼろのものを握ったまま、ゆっくりと扉へと向かい、小さな隙間から声を掛けた。]


 ……どうしたの。

(650) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

[胸にかき抱いていた服は床に散り、手に残ったのは棒付きの飴だけ]

………な、んでも……


[言葉が続かず、強く唇を拭った]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[部屋の外の桂馬>>647に、かなり無表情に、瞬いた。]

 ……あ。
 うん。
 なら、食べにく。

[行く心算もそれほどなかったのだが、とりあえずそう返答して――]

(655) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

本当に大丈夫……?
何かあったの?
体調、悪いなら。
しばらく休んでいったらいいよ。

[何があって、その胸中がどうかなんて全く知らないから。
本当にただ心配そうに]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[「心配しすぎて」 「イライラしてる」 「やつ」 。]

 ………あ。

[茫然と、哲人に顔を向けた。
 そして、少し……少しずつ、瞳に涙が滲み始めた。
 何か言おうと、唇が僅かに動く。けれど、声にならない。
 近くに居るはずの桂馬も成人も、文も、上手く捉えられない。]

(658) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

[差し出される手に自分の手を重ねた。立ち上がれそうにはなかったから]

…お、れ

ばかな、こと






[言葉がなかなか、でてこなかった]

キスを、あ、………

[ぽつと泪が溢れた]


ヴェスパタインは、哲人>>644の声も、聞こえてはいたの、だけれど――

2011/05/19(Thu) 22時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[哲人>>664と視線が交わることはなかった。
 先ほどの声だって、拒絶、だった。
 まるで何も感じていないかのような顔をしていても……こわくない訳が、なかった。

 でも、それでも彼は今、逃げずにここに居て。
 心配もしていたらしいと言われていた。]

 ……テツ。

[まだ、壊れていないのだろうか。
 皆との関係も、彼との関係も。
 自信は、なかった。なかった。けれど]

(668) 2011/05/19(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[「ぎゅっと、して」。
 唇だけでそう紡いで、哲人の方に体を預けた。]

(669) 2011/05/19(Thu) 23時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時頃


ヴェスパタインは、その時>>668に、扉は開かれていたのかもしれない。

2011/05/19(Thu) 23時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[文>>670から、隙間越しに体調を聞かれたその時は。
 どう見ても体調の良くない顔で……ふるりと一度だけ首を横に振っていた。
 大丈夫だ、という偽りを言うだけの力も、なかった。]

(677) 2011/05/19(Thu) 23時頃

ばかな、こと?

[上手く紡がれない言葉をなんとか拾おうとして。
手を取ったまま、自分もしゃがみこむ]

……きす?

[そうして聞こえた言葉に、目を丸くして]


先輩が…してて、なんか


いらっときて…俺…僕も、し、た

ば、かだよ、なん、で…


[ぎゅうと拳を握る]


気にするなって、それ、なかったって、なしに、


あ、

ぃや…もぅ、わかん…


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[まだ扉を大きく開いていなかった時、楓馬>>667が近くを訪れた時は、自分自身に直接話しかけられたように捉えられなかったからか、気づいていない様子でいた。
 成人>>671が入れた断りには、ただ小さく頷きを返して。特に引き留めることもなく中へと促していた。]

[哲人>>672から、怒りは、感じなかった。いつもの、彼の色だった。
 その色が、胸に、じん、と響いた。
 その後、彼が話を切り出してきたこと。
 本当に微かな声で囁かれたことばに、小さく瞬いた。]

 …………。

[離せない。付いて回る。どういうことなのかは、ある程度分かる。
 きっと、自由には生きられなくなるかもしれない。
 けれど、それでも、……彼がそれでも受け入れてくれるのなら]

 いいよ。

[それだけ口にして。
 あとの言葉は全て、彼だけに見せたことのある柔らかい微笑に籠めた。]

(688) 2011/05/19(Thu) 23時半頃

[内緒にすると言ってしまったから。

でも。苦しくて、吐き出したくて。
人の名前を挙げずに、あらましを告げた。

掠れる声、途切れる声に、どの程度伝わったかは分からないが。

時折唇を手の甲で拭い、残る感触を誤魔化した]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


うん、大丈夫だよ。
ちゃんと、聞いてるからね。
落ち着いて、ゆっくり話してくれていいんだよ。

[優しく労わるように。
そっと相手の背を撫ぜながら。
ぽつり、ぽつり。話す相手の言の葉に耳を傾ける]

[そうして聞き終われば。
今、ここにいるメンツを考えて]

そんなに、気にしなくても……大丈夫、なんじゃないかな。

[例えば、女の子との、キスとか。
そういうのなら、色々とあるのかもしれないけど。
だって皆男だし。仲間だし。
ちょっとした、過剰なコミュニケーションみたいなもの?と。
自分も抱えている気持ちも理解できていない蘭香は無責任にそう告げる。
相手の名前を聞いてないからこその、反応なのだろうけれど]


 無茶してないだろうな……。

[寝入ったことを後悔するのは、彼が無事か直ぐに判らないから。
中庭に行くといっていたけれど、無茶していないといいと切に願う言の葉は、音にはならない。]


好きだって!



……言ったのに


気にするんなって、同じこと、言うんだ…ね


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[後悔しない、と。
 少しだけ眉を下げてみせながらも、哲人に小さく頷いた。
 それから繋がれた指。ひりりとして……けれど、ほっとする感覚もした。
 繋ぎとめられている……それだけで、良かった。

 彼がいて……皆も、居る。
 けれど今、あまり不安は感じていなかった。
 いつも通り……というには、ちょっと熱で上せ過ぎた顔で。
 そっと、桂馬たちに振り向いた。]

 ……食べにいこ。

(703) 2011/05/19(Thu) 23時半頃

ヴェスパタインは、つながれていない手は、まだ握ったままだった。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


[相手の大きな声に、そしてそれ以上に真剣な声色に、びくりと驚き。
ごめん、と言ってから。
相手を刺激しないようにゆっくりと声をかける]

好きって……えっと、ここでの、話だよね?
……今ここにいる、誰かの、話なんだよね?

[百瀬の話すそれは、言ってしまえば恋の悩み。
でもここにいるのは全員、同性。
だから、心配になって。そう確認してしまう]


[小さく頷く。そうして、はっと顔を上げた]


…ぁ、ない…しょ  で
だって、これ、そういう…でしょう?

キス、したいなんて


それとも、…誰とでも、出来るもんな、ん?


合宿前、とか。
来たばっかの時、とか。
百瀬君、車酔いしたの除けば普通だったから。
ここに来てからのことだって、なんとなく分かるよ。

[それでも男同士で……というの以前に、そういった感情自体あまり分からないせいで確認してしまったけれど]

……ごめん、ね。
僕、誰かと付き合うとか……好きになる、とか。したこと、ないから。
なんて言ってあげればいいのか分かんなくて。
役に立てなくて、ごめん。

[キス。
子供の頃に、とか。家族と、とか。
そういう事しか、知らなくて]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[楓馬>>697があの時呼ぼうとしていたことにも気づかなかったまま……。
 再び彼の顔が見えた時には、それは明るい笑顔だったから……なんだか、温かかった。
 哲人と話しているのを見ても、それほど妬けたりも、しなかった。
 そのくらいに、今、満たされていた。]

[……成人や文がラジオの電波を確かめた結果にも、気づいていなかった。
 そのくらいに、今、呑気でもあった。]

(720) 2011/05/20(Fri) 00時頃

[ わたしじゃないひとと、しあわせになるのですね ]

[ ああ、うう、いや、うう、あう、ああ、ああああ ]

『………………』
『…………殺ス』

[ ああ、あああ、うう、おお、あああ、ああ、ああ ]


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 00時頃


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