217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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『罪……』
[遥か彼方の記憶。吾等の罪。己の……――。]
『神が定めた、傲慢で身勝手な「罪」』
『……もはや、思い出すことすら、叶わぬわ』
[遠く遠く、刻すら忘れてしまうほど。
数えることすら、叶わぬほど、気が遠くなるような……――。]
[敢えて。黒亥は返答を先伸ばしにする。
全ての神光は、砕き散るもの。
同胞も、同輩も、不要なもの。
いつだって黒亥は―――――――己しか、信じない。
信じていない。]
[神光あらば、きっとこの黒蛇も裏切るのだろう。
全てを奪えなかったと同じように、「邪魔」をするかもしれない。]
『……… ゃ、だ。』
[それは嫌だと小さく独りごち。
主の持つ全てを奪うのは、我だと―――赤眼は焦がれるように黒蛇を見詰めた。]
信じていないんじゃ、なかったの?
[黒亥に届いた幼子の声。
聞こえない、 ふり。]
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―森― [もんぺは、フンフンと鼻歌交じりで、]
楽しみだな〜♪
[森を進みながら、昔の事を思い出していた。 もんぺが、十二支の「丑」に選ばれた時の事。何の力も持っていない自分が何故選ばれたのか、未だに分からない。早く走れたり、怪我を治したり、邪な気を払ったり、誰かと瓜二つに慣れたり、遠くの音を聞き分けたり>>66、美味しいお餅も作れない。 強いていえば、美味しい物なら、無限に食べられるだけの、ただの丑神。]
神様は、どうして私を選んでくれたんんだろ〜?
(108) 2015/02/15(Sun) 22時半頃
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[当時は嬉し過ぎて、聞きそびれていたが。 今回、聞いてみるのもよいだろう。
そんな時だったか。さっき感じた冷たい風が、自分の体をすり抜けた>>3>>4>>7>>9>>13>>14>>32>>33>>40>>41>>62>>85>>87 いや先程より格段に冷えた"息"のうような風>>#5。 背筋が凍りつき、心が震え始めた。そして、]
…あれ…?何で?
[涙が後から後から、零れていた。それと同時に、神様や皆の事を思い出した。 さっきまで一緒にたのに、今は居ない。 胸騒ぎがして、集会場に戻ろうと踵を返す。]
(109) 2015/02/15(Sun) 22時半頃
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[集会場へ行く途中、遠くに兎のゆりの姿が見えて>>10>>102慌てて、涙を袖でごしごしと拭った。「かみさまが…」と手を握られ、ゆりの緊迫した空気を感じ、何かがあったのだと合点がいった。しかも、やはり神様に大事のようだ。]
ゆり!迎えに来てくれたの?…ありがとう!
[誰かを探して、逆に探されてしまって、面目ない気持ちになりつつも。 それどころでは無さそうなので。 急いで戻ろうと手を引かれ>>103]
うん、行こう!
[共に、駆けだした。]
(110) 2015/02/15(Sun) 22時半頃
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― →集会場― [足がそんなに早い訳ではないので、もしかしたらゆりに引っ張られる形で走っていたかもしれない。集会場まで付けは、まだ息も荒いまま。入口に誰も見えなかったので、奥の座敷に進んだ。
そこには、静かに横たわる神様と、その周りに集まる仲間の姿。空気が重々しかった。神様に側に弱弱しく近づき、]
(120) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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…神様?な、何がっ?…えぇ…?
[どうして、神様が倒れているのか。寝ている様にもみえるが。この皆の空気も張りつめていて、なにが起きてるのか分からなかったが。 でも、今までにない程の大事だと言う事だけは分かって、泣きそうなのを我慢した。泣くのは後にだって出来る。今は、状況を知りたい。眉間に蛇神の様な皺を寄せながら、神を見つめる。]
(122) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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[龍さんの言葉が耳に入り>>121]
同胞を、疑う…? …何を話し合うんですか?
[神様が倒れた原因を考えるのではなく、何を話し合うというのか。 辛い話し合い。皆どうして、そんなに悲しそうなの?神様が倒れているという理由だけではなさそうな、深い悲しみ、戸惑いの空気。]
(132) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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[続くゆりの言葉>>127が聞こえ]
(「悪い気」…?)
[複数いる?悪い気を持ってる人が?頭がぐるぐる。
ふっと温かい空気。寄り添ってくれたゆりの温かさを感じ、自分の体が冷え切って居た事に気が付く。 心が徐々に落ち着いてきた。だから、恐らく、その「悪い気」が神様が倒れてしまった原因なのかと、ぼんやりと考える事が出来た。]
ゆり…、ありがとう…
[心の底からの嬉しさを言葉に乗せて、ゆりにそっと告げた。]
(133) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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『……では、汝に託そう』
[既に意の中だと言われれば、それに安堵したかのように息を付き、光を渡す。
確かに、吾よりは此の者の方が力は強く。
――それが、罪の重さなの差かは知らぬが。]
『何か』
[呼ばれればそれに応え、近付くのを払わず、されるが儘になりながら。]
『……応』
[恥じる仲ではなかろうと尋ねられれば、返事を返し。
相手が望むものを差し出すだろう。]
[焦がれる様な視線の意味はわからず、同輩を疑うということを知らぬが故に、
延ばされた返事の真意も汲めぬ愚かな黒蛇は、何も知らずに提案す。]
『呪いの気を吸いとった酉 厄介かもしれぬなぁ……』
[そう酉を見つめながら、どうするかと尋ねてみよう。]
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[寅のさくらの言葉が>>131、心に突き刺さる。 誰かが、苦しんでる。―――――「呪い」。 自然に、その言葉が頭に浮かぶ。]
苦しんでる…。なら、たすけ…
[続く言葉は戌のタロの言葉に>>134掻き消された。]
そっか…確かに、分からないね。
[タロの堅く握りしめた手が視界に入る。辛そうだ。 さくらがタロに近づく>>142何を言ってるかは分からなかったが]
(146) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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タロ!大丈夫! …私も、良く分かってないし、誰が「呪い」を持ってるか分からないけど… 落ち着いて、皆の声を聞いてみよう。皆を見てみよう。 もしかしたら、もっと見えてくるかもしれない。
[粘り強さ、諦めの悪さは、丑神の性分だからかもしれいが。 どうしても、辛そうなタロの心を少しでも解けたらと思い、思いを告げた。]
(148) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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―少し前・亥神に― [皆の下に辿りついた時。亥のジョージが腕が取れちゃうんじゃないかと思う位、激しく手を振って「おかえり」と言ってくれた>>136]
ジョージ、ただいまっ…
[もんぺは、精一杯の笑顔で返した。ちゃんと笑えてなかったかもしれないが*]
(149) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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モニカは、レティーシャ(さやは、しょろさんが好きなんだな〜)とぼんやり見つめる(促し)
2015/02/16(Mon) 00時頃
[遠い時の彼方で定められた「罪」。
覚えているのは自分ばかりか。
故に。寂寥が増す。
渡しを助けるかのように鼻を動かし、牙を掛けた。]
『そうだ。 ――それで、良い。』
『我が同輩よ。 黒蛇、よ。』
モニカは、ジェニファー姉さんの神とした姿に、心がきりりとした(促し)
2015/02/16(Mon) 00時頃
『……襲え。』
『見定めるを待つなら、そうすると良い。』
『なに。「同胞」は他にも居るだろう?』
[それは。代わりが居るという意味か。
それとも、仲間を増やせという意味か。
どちらも取れる言葉を残し。
神光に触れた。]
[掛けられた牙を拒まず、そのまま渡す用意をしつつ。
先程言われた「罪」を思い出そうと、遥か昔の記憶を掘り起こす。]
『吾等の罪は……――』
[忘れたくとも、忘れられぬ筈だったのに。
憎悪に負けて、記憶すら飛び。]
『……吾等は 存在するだけで罪なのか』
[神の定めし、傲慢な決まり。
吾等に全ての罪を擦り付け、「悪」とした。
黒蛇に思い出せるのは、今はそれだけ。]
[吐息を溢すは安堵故。]
『誰が邪魔者か、呪いをかけるべきは誰か……』
[黒鱗を包んでいた黒気は、今は神光を包み。
ハハと乾いた声が洩れる。]
『なぁに。主が知っておるだろう?』
[白餅の。
けれど、黒亥の牙は言霊の強き香りに惹かれ。
水音を 消すだろう。*]
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[二人の言葉に>>137>>151]
三つ?…四つ?…多い。
[南方さんが同意してくれた。こんな状況だ。その言葉は、心強く感じ 、嬉しくなって口元が緩んだ。]
うーん…確かに。
[しょろさんのの提案>>152には]
目に見えて、辛そうな…人?…うん……皆、辛そう…。
[眉が下がりながらも、誰だろう?と、目を凝らす。]
(157) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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[どちらにも捉えられる言葉を聞き。
それが前者の意味だと捉えた黒蛇は、にたりと笑った。]
『……応 代わりは幾らでもいよう
最後に吾等が立っておれれば、それで良い』
[やっとこの、忌々しい光から解放されることを喜びながら。
次の呪う先を、決めた。]
モニカは、グレッグタロに笑顔が戻って良かった、とニコニコ。
2015/02/16(Mon) 00時半頃
モニカは、グレッグタロの>>159の驚く。しかし、タロの真剣な気持ちが伝わってくる。
2015/02/16(Mon) 00時半頃
『誰が邪魔者か……』
[くつり、くつり]
『それもそうだな』
/*
つまり襲撃はこちらに任せると言うことでOKですか?
/*
お魚だろう紅羽ねーさまにセットはしてますが、
そちらのセットはお任せで。
揃えます?
システムに任せます?
/*
幾らなんでも、最初に占だろう子のを落とすのはガチすぎるかなと思うので、此方も酉のにセットします。
これ以降はどうしましょうか。
各々でセットするのも、それはそれでまた一興かと()
|
[しょろさんから突然自分の名を呼ばれ>>166心がドキリとした。]
…へ?
[それがどういう事なのか、無い頭を最大限に捻って考えた。 私に、気を送る。一旦、眠りに就く。その分、皆の視野が広がる。少しだけ「呪い」の本体に近づける。一旦眠るだけ、…それは……少し怖かった。 でも、]
…確かに、なんにも分からない状況… タロの言う通り「様子見」ができるなら…
(184) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
|
|
[下唇を噛んで、荒いは鼻息を一度吹かして、]
直接、皆の事を助ける事は出来ないかも悔しいけど。 少しでも、皆の手助けになるなら…
[もしかしたら、無意識のうちに自分の心の中に「呪い」が入りこんで居るかもしれない。自分のことなのに、わからない。悔しい。 そうだとしても、そうじゃないとしても。眠れば"見えてくる"ものがあると信じて。]
(185) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
|
/*
子は魔術師な気もしてるのですけど、どうでしょう、ね?
面白そうな方向で!w
セット先、了解です。
襲撃結果のチップとか気にされますか?
/*
魔術師は午かなと思ってますが、どうなんでしょう
イマイチわからないです
では明日以降は思ってる方向に(いい笑顔
全く気にしません(すぱん>襲撃結果
モニカは、ゆりゆりが自分の名を呼んだので>>181彼女の方を見れば、裾をぎゅっと掴んでいた手が震えていたのが見えた。
2015/02/16(Mon) 01時頃
モニカは、ゆりその手を奪って、自分の胸の前で両手で握りしめた。
2015/02/16(Mon) 01時頃
モニカは、ゆりでも、なんと言葉を掛けていいのか分からなかった。だから、ただ、ゆりの瞳を見つめ、頷いた。
2015/02/16(Mon) 01時頃
モニカは、ジョージ>>172渡された、はんぶんこの餅。でもこれは、ジョージがもらったものなのに。しかし、ジョージの気持ちが嬉しかったので
2015/02/16(Mon) 01時頃
モニカは、ジョージそっと手に取り、「ありがとう!」と涙目になりながらパクッと食べた。その顔は自然と笑みが零れていただろう。
2015/02/16(Mon) 01時頃
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