人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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視点:


ヒュー! 今日がお前の命日だ!


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 00時頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>3
……。

[きり、と唇を噛む]

ふざけんな…。
俺は、……

[忘れていた渇きを刺激するような言葉。
 ……エリアスの右肩に触れ、
 まだ固まらぬ血の色にくらりと眩暈を覚える。

 あまい、花の香り。
 まるで糖蜜水に薔薇の色を映した様な。

 小さく、浅い呼吸が洩れる。
 唇を近づけかけて――
 ゆっくりと頭を振り、顔を背けた]

(7) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[客室の寝台を整えてエリアスを横たえる。

 恐らくは、その身体は影により、
 地下墓地に運ばれるのだろう。]

――…。

[十字を切ろうとして躊躇うが、
 試したそれは、自分に何の害も齎さなかった]

(8) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


……。…神なんて、いない、か。

[苦笑して炉に戻り、
 消えかけた炎に、最後の包みを放り込んだ。

 ――銀の杭が燃え残ることも
 或いはあるかもしれないが
 其れを然程、気にはしていない]

……。

[ボウガンをどうするか迷い、
 マントルピースに掛けたまま、部屋を出る。

 何処に行くというあてもなく歩き出す*]

(9) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

[眷属の苦悩を甘露と味わって、低い笑いを漏らす。
どれだけ抗っても、いずれ渇きに流される時は来る。

その時の葛藤と罪悪感にうちひしがれるさまは
また格別な味わいだろうと、ほくそ笑んだ。

いずれにしても、近いうちに血の味を覚えさせる必要はある。
あの男を、永遠に下僕に留め置くためにも。]


【人】 小悪党 ドナルド

―二階・宴会場―

つ、……っ…。

[風の刃が切り裂いた腕の傷に触れ、
 痛みに眉を顰める。

 ヒトならぬ身とは言えなりたての雛鳥。
 血を取り込まぬ限り、
 恐らくまともに回復はしないのだろう。]

傷薬とか、…きかねえよな。

[苦笑して首をかしげ]

せめて包帯とか。
…あるとしたら、使用人室あたりか?

(14) 2012/05/02(Wed) 00時半頃

……。

[どこからか聞こえる、低い笑み。
 耳に纏いつく其れは嘲笑と揶揄を含んで、
 ざらりと男の内側を舐め上げる]


……うる、せえよ。

[ぼんやりと血の抜けた思考の侭、囁きを返す。
 酷く唇が乾く感覚には、経験があった]

(――脱水症状だな、コレ)

[補給の少ない荒地での戦い。
 ぎりぎり足りぬ水を回し飲みした、あの時と似ている]


[もう己がヒトでないことは知っている。
 ……かつての同胞を殺めて、
 それでも、ぎりぎりの正気を保っているのは

 人を殺して、魔物を殺して。
 そうやって今までも生きてきたからかもしれない。

 殺すことを生業にして生きてきた。
 殺せと、そう命じられて。
 今も同じだ、と投げ遣りに思う。

 だから己は共に旅をしてきた仲間も、
 何の害さえもない魔物も、

 ……クレアさえも――殺せる]


(いやだ)
        (なぜ、俺が)

(エリアスが何をした? なぜこの手に、)



       

                  (たす、けて )


[――悲鳴に蓋をする。
 だいじょうぶだと、いいきかせる。

 まだたべていないから。
 その水をあじわってはいないから。
 いつもどおり。


 ――まだ、そちらにはゆかなくていい。]



――?

[誰かに呼ばれた様な気がして、ぴくりと目線を上げた。]


……アンタか…?
何か…、…


 なに。ちょっとな。
 上手くやったら褒美をやると言っていただろう?

 その褒美を準備中だ。


[楽しみに待っていろといわんばかりの口調。]




……。

[思い切り眉を寄せ、声の流れて来る方向を睨む。

 この男の『褒美』など、
 最初から嫌な予感しかない。]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 02時頃


[睨みつけてくる視線までうすうすと感じて、
押さえきれない笑い声を漏らす。]

 心配すんな。
 おまえもきっと気に入る。

 泣くほど感謝してくれてもいいぜ?



  ……っかし、いてーな。


[うっかりと零れた声には、気付いていない**]



……っ、…。
………誰が泣くか。

[言い返しながらも、声音は僅かに揺らぐ。
 不審と、不安。
 ――同時に、揶揄うような遣り取りが快くて]




……? 
怪我でも、したのか…?

[零れた声に、瞬く。
 ……暫くの無言と、
 どうして良いかと迷うような気配。]

………何処にいる?
俺、行こうか?

[自分が何を言っているか困惑するように
 唇を引きしめる。
 
 ――行ってどうすればいいのかとも、
 わからなかったが]


【人】 小悪党 ドナルド

─二階客室─

[一階に降りるか、いっそ三階を探索するか。
 しばらく考えた末に面倒になり、客室に戻ってクローゼットを開ける]

……ああ、まだあった。

[浴室に落ちたときに漁ったまま、
 清潔な白布が何枚か残されていた。

 取り上げ、端を咥えてゆっくりと裂く。
 簡易な包帯を作り上げると、
 怪我をした箇所にいい加減に巻き付ける。]

(42) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…多少は動きやすいか。

[白布はみるみるうちに紅く染まるが、腕を動かす度に走る痛みは、多少軽減されていた。]

……うまくいかねえもんだな。

[複雑げに苦笑して、寝台の方向に目をやった。
 ──なにも気づかぬうちに殺してやれればそれでよかった。
 だが。

 状況をよく知らないエリアスにも、……もう、自分は人間には見えなかったのだろう、と]

(43) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……乾きを癒せ、…か。

[殺せとだけ言われたわけではない。
 それは覚えている。

 だが、吸血しろとはっきり言われた訳でもないのだ。
 ひととしてひとを狩ればいい。
 …それなら納得できる範疇だと、何かを飲み込もうとするかのように軽く笑う]

(44) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

(──雇い主が、変わっただけだ)
(気にくわない主なんて、今までもたくさん…)

[思考にのぼせてひどく胸が苦しくなり、唇を噛んだ。

 ──違う。
 あの男のために動くことが自分は、……嬉しいのだ、と。

 短い間とはいえともに手を携えた仲間を殺しても、その命に従いたかった。

 だがその欺瞞が直視できず、
 ぎりぎりとただ心臓だけが痛みを訴える。]

(45) 2012/05/02(Wed) 09時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。

[無意識にポケットの上から、そこにあるものを探る。
 ほんのりとした熱が伝わり、少しだけ気分が軽くなった気がした]

……?

[宴会場に出て、目を見開く。
 ──何か下が騒がしい気がした*]

(46) 2012/05/02(Wed) 09時頃

 
[深紅の波動が覚醒を促す。]
 


 あ…?

[呼びかけられ()て、疑念がそのまま声に出た。
ややあって、自分がうっかりと零したこと()に気付く。]

 ……ばかやろう。
 おまえに心配されるほど、落ちちゃいねぇよ。

[投げ返す口調は、普段よりもなおぶっきらぼうなもの。]



 それより、自分の心配でもしてろ。
 怪我しただろ。血の臭いがするぞ。

[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、
優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]

 ―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。
 ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。

 死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?

[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。
獲物を、いたぶるような。]


 
 (姫は── 何処におられる──)
 


 まだ寝ぼけているのか。

 目を覚ませ。ヒュー・ガルデン

[名を呼び、覚醒を促す。]


 おまえを担いでいると、重いんだよ。

[大した負担にも感じていないくせに、
文句を言って、笑った。]


[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。
 
 血の盟約、永遠の君主の「声」。

 世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]


 おまえが望むのは、なんだ?

["声"を通じて為された問いは、
もっと魂の深い場所を突くもの。]


 
我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
 


[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。

 それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]


 (意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)


[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。

 まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。
 そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。
 向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]


[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが
内心を露わにすることはせず]

 ならば、連中を殺し尽くせ。
 奴らの血を捧げてやれ。

 ―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。
 これからもしっかり姉につくせよ。

[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]


ですが、

姫を姉などは畏れ多い…
おれは一介の騎士のままで充分に──


 そうか?

 ああ、そうだな。
 姉弟では添い遂げられんからなぁ。

[尊重する気もない人間の習俗を口にして、
騎士の忠道を笑い飛ばす。]


 まあ好きにするがいいさ。

 あれが何を望むかは、聞いてみないことにはな。


 ……ぁ、


[小さく意識が洩れたのは、ヘクターのからかうような言葉そのものにではなく。
 とっさに「並び立つのは畏れ多い」という考えが先にたってしまったが、ヘクターの言葉を反芻すれば、わずかに不安が根ざす。]

 (姫が「娘」だというのは──)

[妾腹にせよ実際の、と思っていた。
 だが、「血の兄弟」という言葉には──]


[ヒューにはまだ自分が「吸血鬼」だという自覚はない。
 ただ、ヘクターと「契約」したことにより、人ならざる力を得たことは承知していた。]


 ( 姫…は、 )

[何かが胸にひっかかる。

 去ってゆくヘクターに問うこともできたろう。
 だが、逡巡した。]




……心配なんざしてねえよ。
するような状態だったら、俺が何しても無駄だ。

[いつもよりぶっきらぼうになったその口調に
 ふ、と息を吐く。
 
 恐らくは彼のプライドを傷つけたのだろう。
 余計な事をした、という後悔に唇を噛んだ。
 
 気まずさを誤魔化すように、口早に囁く]

……アンタが斃って、俺が困るとでも思うのか?


──。
[右腕の怪我を言い当てられ、眉を顰めた。
 男の能力では『我が子』の全てが筒抜けなのだろう。
 だが己には、この距離では男の怪我はわからない。

 …それが寂しいような気がして黙り込み、
 次の言葉に、息を呑む]


──ふざけんじゃねえっ!
余計な世話だ…っ!


[──死に掛けの獲物。

 階下からの人声の詳細はわからない。
 ただ、恐らく己の知らぬ戦闘があり
 怪我人が出たのだ、という事を理解する。]
 


………
アンタが殺せってのなら、殺す。
それで充分だろう…!?


[悲痛を含んだ掠れた囁き。
 ──飲むつもりはない。
 誰かを自分と同じモノにするつもりもない。
 
 わかって欲しいと訴えるような。
 
 無駄だとは思いながら叩きつけ、
 苛立たしげに袖のカフスに手をかけた]


 オレがいなくなったら?

[どこか慌てたような口調の問いに、片眉を上げる]

 そりゃ、困るだろうさ。
 まだなンも知らないおまえが、ひとりで取り残されて、
 どうにかなるとでも思ってんのか?

[当たり前だとばかりに切って捨てる。]


[ゆっくりと息を吸い、戦いに向かう神経を研ぎ澄まさせた。

 刹那。
 闇が揺蕩う気配を、ふと感じる。]
 
(──誰だ…?)

[見覚えのない気配。
 獰猛な巨躯を横たえる獣に似た、あの男とは違う。

 火球の様な熱さと、鋼の硬さ。
 昏く燃える熾火に鍛えられた、鎧]

……。おい。

[声を掛けようか逡巡したあと、短く呼びかける*]


[獲物をくれてやると言ったのに、激しい口調で拒絶された。
そのこと自体に、喉の奥で笑う。

嘲笑うように。
可愛いものをみたとでもいうように。]

 そうは言うがな、おまえ。
  ――― そのままだと、死ぬぞ?

 飢えに狂ってのたうち回って
 自分の身体を引き裂けるだけ引き裂いたあげく
 野垂れ死ぬぞ?

[実際に吸血を拒み、静かに衰弱して死んだ眷属も知っている。
しかし、そこまで親切に教える気はなかった。]


 衝動を殺すな。
 身体の欲求に応えてやれ。

 ――― 喰らえ。奪え。飲み干せ。


  …わかったな?


[手放すつもりはない。
死なせるつもりもない。
それは命令であり、宣言でもあった。]



持ち主が死んで、玩具が困るのか?

[なにかを嘲る様に、喉をならし]

ただ壊れるだけだ。
わかってんだろ?

[玩具が壊れても持ち主は困らない。
 またつくれば良いだけだから。
 
 持ち主がいなくなっても、玩具は困らない。
 打ち捨てられて壊れるだけ。
 ──クレアのように]


…ッ、……。

[自分を抱くように腕を回し、歯噛みする。
 ──異端狩りとして、
 飢えた吸血鬼を見た事がないわけではない。

 男が口にしたような、青黒く干乾び
 灰にすらならずに消えた魔物の末路も。
 
 本能的な恐怖に喉が震え、
 引き攣る様に息を呑み込む音が響いた]

……俺はもう、死んでるようなモンだろうが…ッ

[其れでも震えを押し殺し、声を絞り出して]


…ぁ、……

[何かを反駁しようと口を開きかけ。
 男の声音に、それが千切られる。]
 
……。っ………。

[肯うこともしない。
 否むこともしない。

 じくじくとした痛みに耐え、
 ただ黙って唇を噛み締める。

 それだけが今の唯一の抵抗だった*]


【人】 小悪党 ドナルド

─二階 宴会場の窓際─


(──良い子で帰ってきたら)
(褒美)
(きっと気に入る)
(手負いの、餌)



[壁に凭れ、窓から外を眺めながら、
 あの男の『声』を反芻する]


(命令)
(──衝動を、殺すな)

(71) 2012/05/02(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。痛ぅ、…

[無意識に傷口の上を握り締めていた。
 ぬるりとした感触と痛みに、顔を顰める。

 骨が見える程に抉られた其れは、
 ひとならば意識を失う位の激痛を齎していただろうか]

(72) 2012/05/02(Wed) 17時半頃

 死んでるようなモン、か。

[平坦な声で呟き、思案の間を挟む。]


 ―――だが、生きているだろうに。


[嘲笑。]


 玩具なら玩具らしく、
 最後まであがいて、オレを楽しませろよ。
 オレは死んでも消えねぇ。
 見ていてやるから。

[仮定を口にして、
その仮定がナンセンスだとばかりに鼻を鳴らす。]

 おまえより先に死ぬなんてことはねぇか。
 当分、死ぬ予定もねぇしな。


【人】 小悪党 ドナルド


[ぼんやりと紅に見蕩れた。
 己の内を蝕む渇き。
 目覚めて此方、自らを苛む其れ。
 
 嫌だ、と悲鳴をあげつづける声がある。
 褒めてくれるんだろ?と笑う自分がいる。
 
 いいこと尽くしじゃねえか。
 あの薔薇色の水に手をのばせば、
 何もかも楽になれる。知っている。
 
 ──それでも、]

(73) 2012/05/02(Wed) 18時頃

【人】 小悪党 ドナルド


……?

[大階段から上るふたつの気配に気づく。
 ゆっくりと身を起こし、其方に目を向けた**]

(74) 2012/05/02(Wed) 18時頃

 しかしまぁ。
 人間っつーのは、面倒な生き物だよな。

[誰に聞かせるでもなく、言葉を零す。

既に人間とは違う生き物になったというのに、
人間を殺すことを拒み、殺してしまったと嘆く。
全く、面倒な生き物だと思う。

その苦悩を眺める楽しみもまた、
眷属を増やす理由のひとつではあったが。]


 呪われた? 忌まわしき?

 ハッ。
 だれに呪われたっていうんだ。

[背中に聞こえてきた修道士の言葉を笑い飛ばす。]

 兎が狼を恐れるのと変わりゃしねぇ。
 妙な理屈こねまわさねぇで、素直に怖いって言えばいい。
 そっちのほうがまだ可愛げがあるってもんだ。


  ―――ま、人間共には理解できないんだから、
  しゃーねぇか。


[呟きに滲むのは、超越者の自負。]


 ――――……。

[あいつが生き残って帰ってきたら、
もう一度血をやってもいい。
まともな闇の狩人に仕立てるために。

そんなことを、ふと思った。]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 19時頃


ドナルドは、ヘクターに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 19時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 20時頃


[対峙するその間隙に、闇の領域から、手探りするような揺らぎが伝わる。
 それは、言葉を伴って触れてきた。
 主とは明らかに違う声。]


  ── 何奴っ !!

[閨に踏み込まれたかのごとく驚き、その衝撃を叩き返す。]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 21時半頃




[響く嘲笑に目を伏せる。
 そうだ。生きている。それがヒトならぬ生であっても。
 
 ――だから、こんなにも苦しい]


……思い通りになる玩具なんて、
つまんねえだろ…?

[そう、小さく肩を竦める。

 見ていてやるという言葉に
 よわよわしく笑んだ。

 ――クレアを見ていたようにか? と
 そう口にのぼせかけ、止めた]


【人】 小悪党 ドナルド

―二階 宴会場―

……。おい…、…

[まず目に入ったのは、見慣れた巨躯。
 逞しく盛り上がった筋肉は血に濡れて、
 左手はひどく焼け爛れている。

 思うよりも遥かに酷い外傷に
 無意識に気遣うような声が漏れ
 
 はっとした様に口を噤んで
 彼を睨み上げる]
  

(97) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ッ、…。今更…。
見てたんだろうが…。

[――獰猛な双眸が己の腕に当てられ、
 いたたまれず目を逸らして、彼の背後を見た]

(98) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

……センセイ、か。
意外な対戦者だな。

[ヘクターに続き、現れたのはレオナルド。

 衣服は汚れ破れ、惨憺たる有様ではあったが、
 その眼差しは寧ろ己の知る彼よりも凄みを持ち
 暗い深淵を湛えている様に見えた]
 

(99) 2012/05/02(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[レオナルドと相反して、
 隻眼は吸い寄せられる様にヘクターの背に向かう。

 ……おそらく男にとっては、
 どちらが勝とうが
 どうでもいい遊戯でしかないのだろう、と苦笑する。

 どちらの玩具が壊れても、
 残った玩具で愉しめば良い。]


……なんか、交換条件でも出されたか?
此処から出してやる、とでも?

[ 分銅代わりのカフスを外し、
 しゅるりと闇色のワイヤーを引きながら尋ねた]

(100) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――無論、知らぬ。
 レオナルドの寿命が尽きかけていることなど。

 名の覚えの悪い己が『センセイ』と呼んだ通り
 叡智を湛えた瞳は今もって、
 隻眼の男にとってヒトそのものに見えた。

 知恵も学もない男にとっては、
 彼の知への貪欲さは想像もできぬもの ]


――……、…。
レイピア、……ラルフのか?

[何度か組んだ青年が
 常に携行していた銀の細剣。

 それに気をとられ、
 試験管の事にはまるで気づかない。]

(107) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。…
羨ましい、…だって?

[眉を顰め、切っ先からの距離を目視で測る。
 信じがたい事を聞いたように低くうめいた]

こんな、……死体と変わらねえ身体がか…?

っ…――ッ
[左目の死角に目掛け、レオナルドの薬剤が投げつけられる。
 がしゃりと試験管が割れ、中の液体が肩にかかった]

(110) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

うっ、あ…ッ

――チッ

[しゅうしゅうと、白煙。
 舌打ちし、距離を詰めるように床を蹴る。

 焼け爛れるような痛みに構わず、 
 ワイヤーを鞭の様に撓らせる。
 細く強靭な鋼糸が、細剣を目掛け唸りをあげた]

(115) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

ドナルドは、レオナルドに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃


ドナルドは、ムパムピスに話の続きを促した。

2012/05/02(Wed) 22時半頃



うわっ
な、…何奴、って…なんだこいつ

[叩き付けるような衝撃に驚いて仰け反る。
 ――目の前の大階段を上がる姿を目に留め、
 早口に囁いた]

悪い、取り込みの用が出来た。

アンタが誰かは知らねーが
アイツの眷属か何かなんだろ?

……またな。

[柔らかく笑うような気配を届け、声を切る。

 それが騎士ヒュー・ガルデンである事には
 いまだ気づいていない*]


 
 (どうかあれも姫のために──)
 


 
  (……、こんな心の声まで、筒抜けなのだろうか…)


  ( 主のみならず、さきほど、耳もとを掠めて消えた正体不明の気配にまでもとなると、問題だ。)


  ( あれはいったい誰だ? 予想外に柔らかな感触だったが──)


  ( いかん、筒抜けなんだぞ。)


[しばしは目の前の闘いに集中することにした。]


[くつろぎながら、触れてくる眷属たちの気配と声にも耳を傾ける。
"子供ら"同士のやりとりには、微笑さえ誘われた。

思い悩むさまの騎士には声を掛けてやろうかとも思ったが、
いまは止めておく。
それよりも、戦いの行方を追う方が面白い。]


【人】 小悪党 ドナルド

[細剣を絡めとり、ぎりぎりと引きずり寄せようと力をこめた。
 距離が詰まり、腕の届く箇所にレオナルドの体躯が迫る。]

――ッ、………ったかよ、!

[投げつけられる酸の瓶。
 だが、今度の攻撃はある程度予測していた。
 
 捕らえた剣を軸にする様にして
 身を捩り、右腕を乱暴に薙ぐ。
 
 ぱりん。
 
 音を立て、空中で瓶が破裂する]
 

(133) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


つっ…、…ッぐ

[全ては避けきれず、その内部は飛散して皮膚を焼く。
 直撃にはいたらなかったが
 酸は傷口をまともにかぶり、
 即席の包帯が切れてばらりと解けた]

(134) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[二階での戦いは、おおよそ互角。
か弱いと見えた錬金術師の身体能力と、
多彩な薬品を使った攻撃に、感心した声をだす。]

 ハッ。なかなかやる。
 問題は、それがどこまで続くか、だが。

[持ち運べる薬品の数など、たかが知れているだろう、と
冷ややかに観察する。
身体能力の上昇も薬の効果のようだし、
切れるまでにどこまでやれるかが、見物だと唇を歪める。]


[対して、一階の戦いは、眷属の不利に進んでいるようだった。]

 しっかりやれよ、おら。

[発破を掛けるが、騎士の実力では厳しいだろうことは
最初から承知していた。
神聖魔法の使い手と、手練れの剣士の組み合わせは、
自分ですら、時に手を焼く。

どうするか。
思案の顔で、しばし湯船に沈んだ。]


【人】 小悪党 ドナルド

……ッ、ンな事までして、こんな身体になりたいのかよっ…。

[ワイヤーに触れた部分の細剣の刃が、
 音を立てて漆黒に染まっていく。

 ……ラルフの刃だ。

 彼がこれを貸したのか。
 傭兵にあるまじき程潔癖に優しいあの男は、
 この光景を見たら悲しむだろうかと脳裏に浮かぶ。

 酸に痛む腕を揮い、ぶんと横に薙いで剣を打ち捨てる]

(139) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[腕はじんじんと熱く、
 エリアスの刃の傷と相俟って魔物の身体を苛んでいた。

 僅かに荒い息をつき、軽く腕を動かす。
 多少、鈍い。だがまだやれる。]


………。

[思案して、血のこびりつく包帯を剥がした。
ぎゅっと掌に巻き、握り締める。]

(141) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ワイヤーを引き、生き物の様に手元に戻す。

 漆黒の闇の血に染まる其れは、
 既に隻眼の男にとって、自らの腕の様に自在に動いた。]

……。
………センセイ、アンタ……。

[瞠目し、まじまじと彼を見る。
 ……恐らくは薬剤か何かで活性化しているのであろう、彼の身体能力。
 けれど其れにも隠せず、その顔は窶れ、どこか深い死の影を宿していた]

(145) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ちッ、…――

[跳躍に舌打ちし、左手でワイヤーを勢い良く揮う。
波打つそれは死角を防御するように流れ、彼を遮ろうとする]

――ッ、……

[触れれば恐らく身体を切り裂くであろう鋼糸を避け、
レオナルドの痩身が右側に向けて飛び掛った]

(147) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[懐に飛び込んだ彼の手にあるものを認め、
 ぎり、と唇を噛み締める。

 現物を見たことはない。
 けれどその存在は何処かの戦場で聞いたことがある、其れ]


――っ

[包帯に覆われた右手を、レオナルドが掴む火炎弾に伸ばす]

(149) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

 
   我が君──
 


[騎士の戦きが伝わってきて、薄く、唇を引いた。]

 どうした?


[伝わってくる声に、微かな笑みの気配を乗せて応える。]


【人】 小悪党 ドナルド

[レオナルドの手首を握り、捻り上げる
 無理やりその身体を拘束し、火炎弾を捨てさせようと身を捩った]

……捨てろ、センセイ!

(153) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

 
 いささか手に余るやも。
 


 そうか?

 だらしがねぇなぁ。

[笑う声に、非難の色はない]


 ―――ま、ゆっくりしたからな。

 運動したい気分にもなってきた。


【人】 小悪党 ドナルド

センセ…ッ、

[離す気はないのだろうとぎりりと歯を食いしばり、
 ワイヤーが彼の手首を断ち落とそうと巻きつく。 

 だがそれが果たされる前に
 彼の笑みとともに力なく石床に落ちた]

……ッ、…ぁ、…

(159) 2012/05/03(Thu) 00時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 00時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/03(Thu) 00時頃


【人】 小悪党 ドナルド

く、…っ、
[火炎弾を掴み、思い切り背後に投げる。

 弾は作業室の扉にぶつかり、派手な音を立てて燃え上がった。]

……センセイ、……

[――俺の、血をと。
 息が落ちるその瞬間、
 そう聞こえた声に目を見開き。

 迷う様に縋る様に中空を仰ぐ]

…ッ、……

[かの男は、――見ているのだろうか。]

(166) 2012/05/03(Thu) 00時頃

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