人狼議事


194 花籠遊里

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亀吉! 今日がお前の命日だ!


可愛い吾が子達。

今日もお前たちに潤いが降るよ。
恵みの雨とはよく言ったものだねえ。

[毎日それは繰り返される。
牢に降るは紙の雨。
丁の許へと降らすは二倍。
よく働いたねと微笑み落とし。]


[朧月夜の言の葉に
 漸く藤の花が一輪、籠から消えたことを知りました。]


 ────…。


[何を言葉に出来ましょう。
 否定して頂きたかった言葉は、されず
 思っておりましたことを、肯定するように紡がれたのです。]


[知らぬ『月』の名を呼ぶことは出来ません。
 藤色のみが、それを許されていたでしょうに
 消えてしまったその『花』に、月は欠けてしまったのでしょう。

 はらはらと。
 涙の代わりに霧雨が降っておりました。
 さらさらと。
 月の欠片の砂塵が舞っておりました。]


 とても。
 ───お辛い、でしょう。


[櫻は枝葉にて、月を抱きます。
 月が眠ってしまわれるまで、そよそよと
 枝葉を濡らし、夜風に揺れていたのです。]


[藤の花欠けたことを知る朧月夜。
 もう一輪、『おうじさま』に連れ去られた『おひめさま』がおりました。

 それはまだ読んだ事のない『花籠物語』。

 咲き行く『しあわせ』。
 先行く『仕合せ』。

 それは『幸せ』な結末の向こう側。



 囁きは花籠、中庭に植えられた種
 明日にはきっと、哀しき花を咲かせるのでしょう。]


 月が、欠けてしまわれましたよ?
 逢いに来てくれるのでは、なかったのですか?

[欠ける前に、必ず逢いたいと謂ってくださったのは一輪の『花』。
 『人』ではないのです。
 だからきっと、もう逢いに来てなどくれないのでしょう。
 彼の『花』は『人』となりてしまったのです。

 もう、この籠の中には咲かぬのでしょう。
 取り残された櫻の『花』は、中庭で櫻色を揺らし
 呪詛の種を埋めていたのでございます。]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 15時頃


[黒衣を纏う男は、彼の昼の顔とよく似ていた。
責背負い、裏と表を使い分ける。
だからこそ、人の気配にも聡く、発音にも癖が付いて回った。]

 ―――…ニコラス坊やか?

[小さく呟いた声は彼の耳に届いただろうか。
強いられる彼の痴態がフラッシュバックして、甘い重さを腰に自覚すると、自身も軽く頭を振った。
気を抜けば飼い猫へするように、彼を呼んで仕舞いかねない危うさだ。]


 
 
 あなたは、『しあわせ』ですか?
 
 


[『花』でもなく、『蝶』でもなく。
 『人』同士で紡ぐ『夢物語』なら。

 どうか、『しあわせ』であってほしいのです。

 梅花を埋めながら、僕の『しあわせ』を
 赤魚を埋めながら、僕の『呪詛』を
 まるで希望と絶望添えるように、埋葬したのでありました。]


[櫻子とヘクターの会話はよく聞こえてこなかったが、自分の名を呼ばわる小さな呟きは何故か妙に耳についた。]


 ふぁ、はい…!

[ぼうっと昨夜のことを夢想しかけていたところに声をかけられたので、なんとも情けない声をあげて返事した。
彼の事が恐ろしいわけではないが緊張はして、背筋がぴんと伸びる。]


 
[きゅうと、唇を引き結んでおりました。
 表情は微笑みを湛えているというのに。

 どうして僕は、小さく唇を噛んでいるのでしょう。]
 


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 18時半頃


【人】 半の目 丁助

―昨夜の牢―

 ……造花は、寂しいのですか?

[綺麗に微笑むには、亀裂が多すぎた。
掴む力に抗う事無く。

己は、花籠に咲かなくては為らない花。
大金を枷に繋がれ、
其れに慣れる以外に、花の振りをする以外、
何でもない事だと笑う以外、どんな顔をすれば良かったと言うのか。]

 諦めておりますよ、俺は。

(34) 2014/09/21(Sun) 20時頃

【人】 半の目 丁助

[睨みながら、嘘と真を綯交ぜに、歪に笑う。

花籠の掟に諦め、未来に花籠を出ることを諦めず、未来など在る筈もないと無いと諦めた。
きっと、己が笑みを被り護っているのは、奥底にこびり付いた僅かなもの。

彼の本心は何処にか。
意地が悪い蝶のこと、刃は揶揄うつもりの一言に過ぎないだろう。

そんな物には揺らぎたくないと。
歯形を残す相手へと、唸る代わりに、低く熱く、息を吐いた。]

(35) 2014/09/21(Sun) 20時頃

【人】 半の目 丁助

[男同士の交わりに、奥歯を強く噛み締めた。]

(36) 2014/09/21(Sun) 20時頃

[夜の香りを色濃く残す虫籠に、金の雪が降る。

今夜は何もしていない、と否定もせずに、多く散らばった其れをかき集める。

夢を、見ている。
素直だと嘲る声を身に受けながら、
こうしていればいつか、外へと戻れるかもしれないという夢を。

其れは儚い唯の夢でしかないと、心の何処かで諦めながら。
この花籠に浸りきった身体に、他の居場所等有りはしないのではないかと疑いながら。

それでも。]



 ―――…ほう。
 まだ、中に違和が残るかね。

[ツイと、近づいてきた彼の腰に指先伸ばし、円を描く接触。
櫻樹の前での戯れは、昨夜を誘発させる因子。
染まる横顔をチラリと横目で視姦した後、密やかな声で囁いた。]


【人】 半の目 丁助

―翌日―

[秋晴れの空を、開いた窓から見上げる。
他人事のように、眩しく高い青。

視線を移動させれば、中庭に櫻の花と二匹の蝶。
じりと向けた視線を逸らす。

調子が悪いと息を吐く花の貌に、笑みは薄い。]

(41) 2014/09/21(Sun) 21時頃

 ひゃっ

[忍びやかに伸ばされた指先の感触に小さく悲鳴を上げる。]

 や、やめて下さいよヘクターさん…!

[これには流石の僕も赤い顔で抗議した。
櫻子の前で痴態を演じる羽目になるのは避けたい。
櫻子も廓の花なのだから慣れてはいるだろうが、あのくりくりとした大きな黒い瞳に見られるのはなんだか憚られた。

多分、物凄く恥ずかしいだろうから。]


丁助は、櫻子は今日も可愛いらしい笑みを浮かべていたな、と考える。

2014/09/21(Sun) 21時頃


【人】 半の目 丁助

[今日の花籠は、普段よりも幾らか静かに感じられる。

蝶の来館にムラはあれど。
花が、外へと。
良い意味でか悪い意味でか、こうも連続した事はこれまでに無かった様に思う。

何かが起こる予感のようなものに、一人、俯く。]

(42) 2014/09/21(Sun) 21時頃

[まるで、櫻の前では見得を張りたいと言わんばかりの文句
彼の素直さに主張の激しい喉仏が緩やかに上下した。

花前でも微笑を取り繕っているばかりだった数日前に比べれば、
随分彼には色が増えた。やはり、彼には才能があるのだろう。

人を惑わす天性の才能が。]


["丁"という花の名を借りたのは、己の全てを掌握するあの男が好ましく思えなかったからだ。

花籠の主。
誰よりも高みから眺めるあの男に、己は居場所を決められたのだから。

もう二度と聞きたくも無い名前でしょう?
其の意味を込めて、嫌がらせに、己は"丁助"に成った。]


[白に含ませる沈丁花の香も、以前の"丁"を真似た。

赤い蕾をつける花だから。
理由は後から追いかける。]


[花として生きる花たちを、自らと同じ立場だとい言うのに、何処か遠くに感じることがある。

馴染んで居るのか、居ないのか。

花らしく微笑みながら、世界は薄い膜の中。]


【人】 半の目 丁助

[踵を返し、赤は程なく、櫻の視界から消えた事だろう。>>50

一人を望むなら部屋に篭ればいいものの、じっと夜を待たずにいた染み付いた習性で、歩く。]

(52) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 22時半頃


ちょう。

[男の声は“丁”の名を綴る。
在るのは普段変わらぬ一階の奥。
揺り籠に揺れる宵闇の色。]

丁。

[花が何かに心奪われ。
根腐れ起こすなどよくあるお話。
“丁”も変わらず、その一人。]


 
 
[“丁”は替わらず、ただ独り。]
 
 


[男は思い出していた。
あれはいつの頃だっただろう。

雨の日か、
或いは雪の日か、
或いは曇り、
或いは月夜、

覚えてなどいないが
蕾の色と同じ色をした
ぬるつく“紅”に濡れていた。

沈丁花の香など掻き消えて。
淀んだ空気が満ちていた。]


丁、飛べぬ花。
飛ばぬ花。

[数多、花を刈り取る命下しても。]


飛ぶことなど、赦しはしない。


[男が直に刈り取ったのは“丁”一人。]


[同じ名を持つ焔花。
それが蒲公英であるというのなら。

男は、
綿毛のひとつ、
籠から飛ぶを、

赦さない。]


【人】 半の目 丁助

[一つ、不意に浮かんだ疑問を胸に、朧の姿を探す事にする。

姿を消したのが彼ではないとは、花見習いから聞くことが出来ただろう。
普段とは様子の違う己を心配する声には、大丈夫と作り笑いを見せた。

それだけは、得意だった。]

(59) 2014/09/21(Sun) 23時頃

[それはまだ、雨が止んだ頃であったか。
珍しく一階奥の部屋にて、蝶以外の来客が通された。
一輪の花の迎えに、醜い肉塊が現れた

金は払った!
何処へ隠した!

そんな風な叫び声が部屋中に響く刹那。]


知らないねえ。

花は、人でも犬でもなんでもない。
首輪もなければ自由に咲き、自由に枯れる。

あれは元々、根を張る花とは違ったのさ。
水面に揺れる、蓮の如く。

波間に浚われてしまったんだろうよ。


しかしだ。
そんなことはどうでもいい。
金は払ったというが、どうも勘定があわなくてねえ。

お客人、利子というものをご存知かな?

他から金を借りるということは、そういうことなのだよ。

払わずして消えた花の数年の利子、
払えるのなら全て揃えて頂こうか。

無くとも、払って頂こう。
言うだろう?


―――“人間外見じゃなく、中身だ”と。


[その後、その肉塊がどうなったか。
嗚呼さっぱりと覚えてなど居ない。
蛇から逃げ遂せたかもしれないし。
そうでないかも知れぬ。

今は揺り椅子に揺られ揺られて。
男は籠の中の
花の名を口にする。]


藤は今頃、どうしているのかねえ?

[罅割れた鏡花。
朧月を泣かす藤。

下町の空きを、しっかりと埋めていることだろう。
下方の孔も、しっかりと埋められていることだろう。
花籠がどれ程幸福な場所であったか、知らしめられていることだろう。

下卑た冗句。
きいきいと揺り籠は揺れる。]


……しかし、花も幾分と減ったものだ。

[ゆうら、ゆうら。
揺れる宵闇は *何想う*]


[彼の部屋か、あるいは館のどこかでか。

朧の姿を見つけると、己は彼に問いかける。
普段より落ち着きが無いと、心配させるかもしれないが。]

 ……朧は、此の花籠で長いよな?

 なあ、此処から、逃げ出すことは、可能だよな?
 金を貯めて、自分を買えば、叶うよな?

[困らせる問いだっただろうか。
それでも、問う。

借金を背負い、繋がれた楔から逃れる術を。

唯一己が縋った未来は、之までに叶えた事の在る花など居たのだろうか。
在り得ない幻だったのだろうか。]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時頃


[音も経てずに、ただ静かに霧雨は降る。

明日には『日常(いつも)』の朧に戻るため。
『普段』の花籠で揺れる花に戻るため。

もう二度と見れぬあの色に告げる。
左様なら、さようなら、と。

櫻の微かな香りと温もりを傍に、月は眠る。*] 


[焔色に違和感を抱きながらも、己の部屋を訪れたならば茶の一つくらいは出しただろう。

焔が月に問うは、『花籠』から出るための問い。
僅かに眉間に皺を寄せながら煙を燻らせれば、暫しの間が。
吸い殻を丁寧に落としながら、ゆっくりと口を開く。]


 前者はともかく後者は然り、だな。
 


[迷ったままの視線は焔と合う事は無かったのだろう。
己に投げられた言葉には微かに光が宿っているように思えた。
しかし。
それを叶えた花など、少なくとも朧が見た中では居なかったのだろう。
……自分が花になる前なら、あったのかもしれないが。
花主がそれをただ黙ったまま見送るのかどうか。

故に朧は、そうとしか答えることはできなかった。]


 ――そうか。

[出された茶にも手をつけず、座して朧の紡ぐ言葉を待っていた。

抱いていた期待は、筋の通る話である筈だ。
大金の代わりにと繋がれた鎖なら、金で断ち切れると。

花籠に長くして、彼は己よりも多くの花を知っている。
其の彼の言葉なら、信じられる。]

 だよな。
 良かった。

[彼の懐に渦巻く疑問に気付かずに、焔はふわりと、微笑んだ。]


 お……
 おぼろ、僕は、何時か自分を買って、外に出たいんだ。

[之までに誰にも告げたことの無かった夢を、教えてくれた彼に打ち明ける。

其の為に今は耐えていると、言葉の裏は彼に伝わるかは判らないけれど。]

 答えてくれて、ありがとう。


[ただ、ただ、苦手なのです。

 近付いてはいけないと、何かが警鐘を鳴らします。
 関わってはならないと、何処かが制止をかけるのです。]


 …───『嫌い』になれたら、


[どんなに、楽であったことでしょう。
 それもこれも、僕は花であるからだと。
 何方を好いても、何方を嫌ってもいけないのだと。
 その教えに生きているのだと、ずっと言い聞かせておりました。]


 
 
[言い聞かせて、おり 『ました』 。]
 
 


 ―――…丁助。

[ぽつりと花の名を呼ぶ。
孕む色は、迷いか、戸惑いか。何れにせよ良い感情だとはとても言えないそれを込め。
焔の微笑みは『しあわせ』を宿しているように見えた。

見えたからこそ、言うべきか言わざるべきか。

これが己では無く他の花ならば、もっと上手く丁助に答えを出してやれただろう。
月には告げられなかった。焔が我慢強く耐えていたのを知っていたからかもしれない。]


 お前にとっての幸福が、『外に出る事(それ)』ならば。
 ………叶うと、いいな。


[無責任な言葉の羅列に聞こえたかもしれないが、本心も混ざっており。
しかし、叶える助言をしてやれるわけでも無ければ、
砕くなんて惨い事もできずに。
随分と煮え切らない態度となってしまった。] 


[例え花籠から出られようとも、それが『幸せな形』で出られるとは限らない。
花籠から逃れようとも、あの花主から逃げられるとは限らない。

……浮かんだ『不幸の形』を必死に沈めるために朧は煙をはく。
焔と同じ響きを持った花ならば、音にせずとも分かっているだろうと。]


 ……ん。

[頷く。
不器用な声色を、彼のらしさだと思い込んで。
思い込みたくて。]

 あっ、あ。
 変なこと、急に聞いて悪かった。

[浮かんだ予感は、消したのだ。
消したかったから、訊ねたのだ。

浮かぶ煙は、見えない何かを形作って、消える。]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 01時半頃


── 櫻の苗植わりし日 ──

[それは今から二十年以上も前の
 何処にでもあるような、詰まらない昔話です。]


 おかあさん。
 ねえ、どこにいくの?

[ぼくは おかあさんと てをつないでいました。
 おかあさんのあしは はやくて
 ぼくはなんども ころびそうになりました。

 おかあさんは ぼくを みおろしています。
 しらないおうちのまえで とまって。
 おっきな りぼんを ぼくに かけてくれました。]

 くれるの?
 ありがとう!

[ぼくは はじめておかあさんに ぷれぜんとをもらいました。
 おかあさんに ありがとうをいうと
 おかあさんは わらってくれました。
 すごく すごく うれしかったです。
 だっておかあさんは ぼくをみるとき いつもいつも
 おこったような こわいかおをしているからです。]


[おっきなおうちのなかから かみのながいひとが でてきて
 おかあさんは なにかを おねがいしていました。

 わらっているのに こわいかおで
 ながいかみのひとに たくさん おねがいしていました。

 ながいかみのひとに いっぱい かみを もらって
 おかあさんは とても うれしそうにしていました。
 おかあさんが うれしそうな かおをするのも はじめてみました。
 だからぼくも すごく うれしかったです。

 おかあさんは かみをもらって
 そのまま くるまにのって
 ぼくをおいて どこかへ いってしまいました。

 おかあさんが くるまにのるまえ
 ぼくに こう いいました。]


 
 
 「アンタが金になるなんて、最高の厄介払いね。」

 


[その意味を知るのは、もう少し後になってからでした。
 とある女が望まぬ妊娠をし。
 不必要な子供を遊ぶための金に変えた。

 ただそれだけの、詰まらない話でございます。]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 19時半頃


【人】 半の目 丁助

[それ程の長居はせずに、おぼろの部屋を後にする。
廊下を歩む花の表情からは、僅か、曇りが取れていた。]

 ……おうじは。

[中庭に見かけた、二匹の蝶と会話していた花。

今夜は、昨夜の自分のようにあの二匹に呼ばれるのだろうか。
いいや、同じ戯れは二度無いだろう。

考え、軽く息を吐く。]

(79) 2014/09/22(Mon) 20時頃

[思い出す昨夜の地下。

男に弄られ、悦ぶ男。
見せ付けられる交わりに、混同したのは過去。

氷の指先。
花の咲き方を教え込んだ籠の主。
嫌悪感に満たされながらも、受け入れ悦ぶ身体。

未知から、力任せに咲かされる夜。]

 …………

[全身を這うような気持ちの悪さに、頭を振った。]


【人】 半の目 丁助

[通りかかった広間に、一人きりの蝶の姿を見つけたならば、ごきげんよう、の挨拶ひとつ。>>80]

 おうじとご一緒だったのでは?
 ……何か、困りごとですか?

[と問いかけた。]

(81) 2014/09/22(Mon) 22時頃

【人】 半の目 丁助

 ……成程、おうじは仕度に向かったのですね。

[蝶の言葉に頷くと、広間に入り彼へとゆるく歩み寄る。]

 ええ、僕は暇、ですね。

[微笑む蝶には、にこやかに。
脳裏に過ぎる不安やそれ以外を見せぬよう。

立ち上がり、痛みに小さく呻く彼に、足は少し速くなる。
昨夜の名残を理由に想像しながらも、それは口にせず。]

 無理は、なさらず……座ってください。

(88) 2014/09/22(Mon) 22時頃

 別に構いはしないさ。だがな、丁助。
 …道を見誤るなよ。
 冷静に物事を見れる『花(ひと)』であれ。

[手折られずに、毒されずに。
その時まで根腐れも起こさずに。
自由になれる時が来れば良いなと、そんな思いを込めて。
年長からの小言に焔はどんな反応をしただろうか。
朧月は珍しくふわりと笑う。
『幸福』であって欲しいと、そんな夢を見ながら。*]


【人】 半の目 丁助

 ああ、甘いもの。
 おうじは喜んでくれましたか?

[お誘いの内容に、昨日話した事を尋ね。]

 ふふ、嫌だなどと、まさか。
 僕で宜しいのですか?

[示された椅子に腰掛け、笑う。

花には蝶を拒む術など、持たない。
染み付いた花の理に従って。]

(94) 2014/09/22(Mon) 22時半頃

 冷静に、物事を。

 ……ありがとう。

[朧月の微笑に、赤い花も、笑う。
彼の言葉の真意に、己が気付けていたかはわからないけれど。

真摯な花の気遣いに、唯感謝した。]


【人】 半の目 丁助

 いいえ、どういたしまして。
 貴方も嬉しそうで、良かったです。

 笑顔がすき、ですか。
 ありがとうございます。

[嬉しそうな蝶へと向ける笑みは、夜を越す前と変わらぬ物。>>85
言葉を濁すような物言いには、急かす事無く少し待ってみる。

そうして、向けられた一つの問いかけ。]

 悲劇と喜劇。
 どちらも良さがあると思いますが……

[普段なら濁すだろう答え。
けれど今日は、ふと、思考の端が口に出る。]

 出来れば、幸せに終わる物語を。

(96) 2014/09/22(Mon) 23時頃

【人】 半の目 丁助

 僕にとっての幸せ、は。
 ……僕らしくある事、でしょうか。

[答えが曖昧になるのは、何処か自分らしさであってそうではない。>>97>>98

唯、悩む蝶に、少しだけ寄り添う言葉を紡ぐ。]

 幸せの形とは、きっと人それぞれなのだと思います。
 けれど目に見えず、掴めず、時に見失うような。

 失くして初めて分かる、なんてものも、きっと多くある。

 ……逆に言えば、不幸を感じない事は幸福とでも言えるかもしれない。

(99) 2014/09/23(Tue) 00時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/23(Tue) 00時頃


【人】 半の目 丁助

[金色の蝶の考えを、思案を交えての答えを、ゆったりと耳にする。>>100>>101]

 欲しい物を手に入れた時には。
 僕は、幸福だと思います。

 ――本当に、欲しいものならば。

[彼の脳裏に過ぎる花と蝶を知らず、己を鑑み言葉にした。

己の本当に欲しいと望む未来は、昨夜の歯形に皹入れられた。
花籠で咲く花になれと、造花であるなと、強く握られた腕の感触と共に思い出す声。
焔を揺るがす感覚に、万一身を委ねるならば――

苦味を思い出しては駄目だと、瞼を臥せれば。
金色が揺れたのを目にすることは無く。]

(102) 2014/09/23(Tue) 00時半頃

丁助は、櫻子を呼んだのはあの秋色かと、予測する。

2014/09/23(Tue) 00時半頃


[僕が目を背け続けていることと
 彼が表から隠そうとしていること

 ───きっと似ているものだと、判りながら。

 僕は目を背け続け。
 彼は隠している。

 そんな気が、しているのです。]


【人】 半の目 丁助

[蝶にそうですね、と頷き。>>104
次いだ問いに、少し驚き。]

 ……どういった意味、だったのでしょうね。
 あの方は、あれ以来いらっしゃいませんので、確認することが出来ずにいますが。

[ふと、僅か遠くを見やると、]

 もしかしたら――、少しだけ。
 花の生き方に、何か思うことがあったのかもしれません。
 憶測ですけれど、ね。

(106) 2014/09/23(Tue) 01時頃

【人】 半の目 丁助

 ……ええ、珍しいと言えるでしょうね。

[金色の蝶の感想に、くすりと笑う。>>107

不思議な白い蝶。
己自身はあの約束を、嬉しさと微かな躊躇いで受け取っていた。

もしも――、
目の前のこの金色の蝶が、夜の戯れにではなく花である命を強いられたならば。
あのように毎晩艶やかに啼くのだろうか。

決して口になど出せない問いが、泡沫に浮かび、消える。]

(111) 2014/09/23(Tue) 01時半頃

【人】 半の目 丁助

[甘いものが、乾いた音を立てて砕ける音色。
花は其れを手に取らず、聞くばかり。

何処かの時計が針を急かして、もうじき深い夜が来る。*]

(112) 2014/09/23(Tue) 01時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/23(Tue) 01時半頃




 …───すき、です。
 
 


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