人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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視点:


イアン! 今日がお前の命日だ!





 ────……君も俺をひとりにするんじゃないか。

[棘のある恨み言を呟く
彼が与えたものが俺にそうさせた。
この声が違う形として発されたと、気づかない。]


【人】 双生児 オスカー

[  返ってきた物は素直な言葉>>307に、
  笑ってしまうだろう。
  可愛い後輩を見るように、愛玩にも似た眼を向ける。

  ……何時もならば。]

    どうした。体調でも悪いのか。

[  後ずさる相手から顔を引く。
  伸ばした腕は、退路を塞ぐように談話室の扉を閉めた。

  逃げないならば濡れた長い髪を掬うように
  細い指を通すだろう。
  爪の間には未だ、血の赤色が残っている。]

(6) 2018/05/21(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

    ……髪が濡れてる。
    廊下にいると風邪を引くかもしれない。
    折角だから中で話そう。
    ラルフのタルトも残っているし、温かいお茶もある。

[  相手の問い>>308には答えない。
  どのような顔をすれば良いのか分からないまま、
  きっと穏やかに笑っていた。]

(7) 2018/05/21(Mon) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

    おいで。

[  誘う先は、甘酸っぱい香りが残る長椅子のソファ。]*

(8) 2018/05/21(Mon) 00時頃

[薔薇の花なんて大嫌いだ。
何もせず佇むだけでいつまでも美しくいられる。
俺の欲しいものを、掴んで離さない。

いつもいつも、心の奥で嫉妬し続けていた。

俺は花になんてなれない。
踏み躙られ、嘲笑の中何もできず汚され
見限られて引き抜かれるのが似合う雑草。]*


【人】 双生児 オスカー

─医務室─

[ どの位後だろう。
  寮母に任された医務室の扉を開けた時、
  其処には既に先客がいた。

  自分は鍵を開けたままにしていたらしい。
  ベッドの下に伸びる包帯を辿った先、
  寝息を立てる後輩の姿があった。

  倒れたようにも見えて、
  思わず痛そうな腕>>2:20に触れて脈を測る。]

(11) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 大丈夫だ。ただ眠っているだけ。
  どんな夢を見ているかは知る事はないまま。

  伸び切った包帯を巻き取ってサイドテーブルに置いた。]

  おやすみ、ヒュー。良い夢を。

(12) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

[君が俺を受け入れて手を伸ばさなければ
こんな気持ちにならなかっただろう。

作品を貰うより、隣にいてくれるほうが好き。
……欲望を受け入れられるより、隣に、

分からないなりに何かが変わったことを感じる
どうしてこんな俺を置いていくのか、と。

まるで子供のようだった。]


【人】 双生児 オスカー

[ 医務室の扉横、
  使用中の看板の横に名札を掛ける。

  『ヒュー・ルッツ』

  少し後に『モリス・レーヴェン』の名前が追加されるとは未だ知らない。]*

(13) 2018/05/21(Mon) 00時半頃

[地上で虚しく跳ねる魚は

ひとりでは、何処にも行けない。]**


[ 声が届く。
 今まで聞こえていたものとは違う、声。

 拗ねた声()のような。
 それよりももっと棘のある()ような。

 嗚呼、そうか。

 つまり彼は奪えたのだろう。
 無理やりにでも、強引にでも手に入れたいと思っていた、ものを。 ]


[ ぞわぞわと、心の奥が痒くなった。
 掻き毟ってしまいたかったけれど、今その体力はないし。
 いや、わかっていたから先に掻き毟ったのか。
 薔薇――自分自身――を。

 あまりにも可笑しくて、おかしくて。
 零れたのは、笑い声だった。

 やはり喜ばしい日だ。喜ばずしてどうする。
 互いが求めるものを見つけられたのなら。
 こんなにも素晴らしい時があろうか。 ]


[君達は俺の知らないところで全てを進めた。
俺は本当に何もかも知りはしない
来てはならなかったなんて、分からない。

笑い声が仮に届いたとして、それだけで誰なのかなど
何を考えているのかなど、察せない。]**


 
 
[ 手を伸ばしたって今は何にも届かず、――()。 ]
 
 


  ――――いっちゃん。


[ 見つかったのが、諦めたように手を降ろしてからでよかった。
 この手を無意味に、出来て、――よかった。 ]

 おはよ、いっちゃん。
 お目覚めはいかが?

[ 困ったように、笑いかける。
 その声は、音は、薔薇の香りを連れるようにして届く。

 傷だらけの手を――隠せるわけもないのに――隠そうとした。
 だってもしこの手が無意味じゃ無くなってしまったら。 ]





[ ―――きっともう、笑っていられなくなるから。 ]**
 
 
 


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 02時半頃



[ 廊下からもう一度、 動けなくなった月を見上げ、
  そのまま視線を落としたなら、
  溺れる程の赤が 広がっている。

 …… かち、 と金属音を立て、 窓を開けた。
 染まるほどの赤い香りのなか、 赤泥の中に、
 また、ひとを認めたなら 何時かの己を思い立ち、]
 



    ──── 惑わない、では 無かったな。

[ 特別堕ち易かっただけだ。
   ──── 己、が。

 忘れられざる少年時代を、思い出しやすくもあり
 ……顎を引っ掴んで向かせるほどの、欲は無くとも
 燻る熱は 常にあったのだと、思い起こす。

           誰にだって有るものだろう、
           言葉にならない心の最奥が、]
 



 ──── なあ、 ………

[ 其処にいる彼等の名は呼ばずとも*]
 


【人】 双生児 オスカー

[ 未だ髪に薔薇の香り>>1:67は残っていただろうか。
  残っていたのならば、残り香を掻き消すつもりで淹れた紅茶の色は濃くなっただろう。
  底が浅いカップから立ち昇る煙を相手に向ける。

  其れが指先にこびり付いた匂い>>17を有耶無耶にしてくれるかは分からない。
  ソファの前、彼の目の前に半身で立ったまま手持ち無沙汰に摘んだタルトの欠片が甘酸っぱい。

  甘ったるい砂糖を飲みくだしながら、
  身を硬くする相手>>18には笑みを向けた。]

  飲みなよ。温かいから。

(42) 2018/05/21(Mon) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 喉から声>>19が絞り出されるまでにどの位の時間が経っただろう。
  震える瞳と、苦しそうな呼吸。
  相手の動悸が手に取る様に分かる。]

  先輩……は、いらないんだろう。

[ 取ってつけた歳上と歳下を区切る記号に一笑。
  是とも答えないまま自身のコップを机に置いた。]

  どうして あの時泣いていたの。

[ 相変わらず声音は穏やかなまま。]

(43) 2018/05/21(Mon) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

  フェルゼに何か言われたのかな。
  彼は君の事を……とても気に掛けていた。

[ 相手の頭に伸びる手は優しく、避けないならそっと頭を撫でるだろう。
  目線は合わせず、揺れる眼を見下ろしたまま>>1:110。]

  マーク、君はとても綺麗だね。

  いつも一生懸命で、
  懸命に咲こうとする姿は純粋で、
  いつも目についていたよ。

(44) 2018/05/21(Mon) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 姿を変えて尚、素直に笑って素直に泣けるこの子はとても綺麗だ。
  そんなもの、自分には無い。

  結った髪に指を通す。
  綺麗に整った髪を止めるものをするりと抜き取ろうとする。]

  誇れるものを諦めて大人になろうとする君も
  とても眩しく見えたんだ。

[ 髪をなでる手が相手の頬に触れる。
  完璧に近い、笑みで見下ろした顔は、
  きっと相手の胸に絡まったもの>>1:112とは真逆の意味を孕んで、]

(45) 2018/05/21(Mon) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

  君はどこまでいっても君でしかないのに。

(46) 2018/05/21(Mon) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

  でもそんな君でも、
  欲しいものがあるんだろう?

[ 頬を撫でる手が唇に触れようとする。]**

  教えてご覧。
  手を伸ばすなら、僕が引いてあげる。

(47) 2018/05/21(Mon) 07時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 07時頃


[ ざわざわと、風もないのに薔薇の木々が囁く。
 その声は聖書の一節を落とした相手のもの。

 ──惑わない、でもない。

 ロジェのように、小夜啼鳥のように
 囁き返すこともできないで、いる。 ]**



 っ、 え
  これ、なに、何のこと……俺、寝てなんていない

[その声も咽返る芳香と発せられる。
放たれる薔薇の香りに乗せて届く音に
具体的な何かを理解出来たわけじゃないが
相手と自分への違和感だけは、認識した。]


[傷だらけの手が痛ましい
……でも、いつからそうだった?
きっと気づこうともしていなかった。

そうしたのは、誰?
怯えて動けない癖に、晒したくないものを抱えている癖に
見てほしいなどと自分勝手なことを想ったのは。
自分の傷ばかり見つめる奴が
他人のそれを癒せるわけがない。]




 誰…………?

[短く混じった囁くような声
──いつも聞いていた、ような。

弱った子供のような戸惑いの問いに、返る音はあったかどうか。]**


 
 
[ だから、自惚れていたのかもしれない。 ]
 
 


 
[ 誰も俺なんて見ていない。
 この瞳がみていたものだって、きっと。

 俺を通した、別のなにかだったんだろう? ]
 


 この声が聴こえるのは、薔薇に呪われた奴だけ。
 欲望や、奪ってでも手に入れたい想いがある奴だけ。
 モリスもそうだし、……さっきのも。
 まあ、誰とはいわねーけどさ。

[ なぁ、と()聞こえた声の主の名を謂うことはなかったけれど。 ]

 モリスは想いを遂げたからね。
 疲れて寝ちゃったんでしょ、きっと。
 大丈夫。朝になれば起きるよ。
 そんで、きっと、いっちゃんの傍にいてくれる。

[ 来るかもわからない朝は、きっといつか来る。
 その時傍にいるのは、咲きもしない薔薇なんかじゃない。
 夜が明けたあと、横にいるのはきっと《いつも》の。 ]


 
 
[ 自分でもわかるほど、薔薇の匂いが濃く、なる。 ]
 
 


 ───俺の勘違い、だったんだな。

[ こんなに必死になってくれる姿は
 たぶん、俺のためなんかじゃなのに。
 恥ずかしいと思うより、傷ついたこの手より。

 空っぽのはずの場所が、今更────痛い。 ]*


[ 絵画のような風景だけを見つめ続け
 庇護する腕に、欲望をぶつける


 どちらに対しても残酷な仕打ちだ。 ]


[薔薇が呪うとはどういうことなのか
それは、君もなのか。
さっきの声は「彼」なのか。
言いたいことが沢山あった筈で、

全部頭から消えてしまう。]

 遂げた、って
 ……君はどこまで、俺達のことを

[身体から温度が去っていくのを感じる。

モリスに打ち明けられたことは
この男には、この男にだけは
絶対に知られたくないことだった。]


[ きっと、あの微笑みではない違う顔が見たかった。

 ……それはこんな表情では無かった筈だった。 ] 


[ 連なるように放たれた香りが

 何故だか、混ざり合わないように感じた。 ]


[俺が彼のために行動したのは、今この時だけ。
最後の最後、終わりの時だった。

ずっとずっと甘えていた。
自分には恋愛は許されないと思うのなら
秘めたままでいるなどと自分に酔わずに

────離れてしまうべきだった。]

  ち、…………

[違う、なんて。
今更言う権利があるわけがない。

抱き締める彼には見えないところで泣きそうに歪む顔。]


  

[ 腐り落ちていく、終わりの香り ]


[君にずっと恋していたんだと
君にだけは本当の俺を知られたくなかったと
君が心配でこんなに錯乱したんだと 

言ったって、もう信じられないのだろう。

“あいしてる”の無い交わりしか知らない
それは、沢山の二人の違いの中でも大きなもの。]



 ……君も、俺とする?
 なんて、ね。嘘嘘。

[吐息に熱が籠もったのは演技ではない。
今尚眠らず何を欲しているのか、理解している。
それでも、俺には
ただ一人の聖域に衝動は振り下ろせない。]


[ それこそが残酷なのだろう。
 そのままの彼を愛する誰かが必要なのだろう。 ]


[ あの子が伸ばした手を取ったのは俺。
 二人の間の感情と、俺と彼とのそれの名前が違っても

 救いに喜んだのは、事実。
 ……救われていないひとを置いたまま。 ]


[最後まで向き合わなかった男を嫌ってほしい。

そう想うのは、自分の為なのかもしれない。
それでも、嫉妬に狂う心で彼の未来を想ったのは本当だ。

茨に水なんて与えられなかった。
突き出したのは、嘘と決別の棘。]




[ ────……… ]
  
            [ 薔薇の嘆きが、 遠くから、 ]

 



[ 流れ込む赤泥は、 耳を、 喉を、 犯し
 呼吸する内臓ごと、締め上げられる錯覚にも陥る。

           慟哭に似た嗤声が、耳許に響く。
  
 声の主の、顔は 見えずとも、
 鼻だけは敏感なのだから、薔薇に混じった感情くらい、
 嗅ぎ分けてしまえる。]
 



[ 詰めた息を、吐いた。
        ただただ"聞こえる"だけの、
        それだけの無力を 滲ませ、

 こんなときの言葉なんて、パン屋も、
 ──── 聖職者でさえ、 知らないはずだ。]

   Remember your Creator in the days of your youth,    before the days of trouble come ……

[ 木々の囁きに、薔薇のざわめきに、
  低く 重く、 風に乗せ────

           太陽が闇に変わらないうちに。
           月や星の光がうせないうちに、]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/21(Mon) 22時半頃


【人】 双生児 オスカー

[ 緊張が解ける空気が掌から伝わる。

  嬉しかった>>52、と。
  自分がマークの事を見てきた事実を素直に受け止められていく>>53
  梳いた髪に触れていた指先は濡れて冷たい癖に、伝わる温度はそれよりも暖かい。
  此方を見上げる潤んだ眼が溢れそうになる様を、笑って、

  花が咲くように綻び掛けた笑み>>54に爪を立てた。]

(102) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 包み込んだ頬は低い声に反して柔い。
  まだこの子は自分よりも歳下。
  血の匂い残る不釣り合いな指で
  あどけない綺麗な唇が形が変わるのを待つ。]

  ………

[ 何を望んでいるのか、
  はっきりとは分からなくとも察しはついてしまう。

  だって、見てきたのだから。
  其れはマーク本人が思っているよりもずっとずっと前から。
  苛立たしくも身を浸してしまう共犯者に向けたものと同じ眼で。

  自分が焦がれて止まない──だという のに。]

(103) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

  ……………ふ、ふふ。

[ 突き飛ばされて一歩後退る。
  笑みに似た息を吐いた。
  触れられて、抉られたように痛む胸を
  掴む手は掻き毟るようにも見えるだろう。]

  …、も、

[ 小さく呟いた言葉は音に乗らない。
  ただ笑いもしない眼でマークをじ、と見遣るだろう。
  熱っぽい怒声>>56>>57を冷めた眼で見る。]

(104) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 「どいつも、こいつも」>>1:299
  薔薇の棘で抉った掌が熱を持ったように熱くなる。]

(107) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

  何をそんなに脅える事がある。

[ 再び伸ばした指先は驚く程冷え切っていた。

  避けないのなら相手の肩をトン、と押す。
  半ばぶつかる様に相手に覆い被さろうとするだろう。
  そうでなくても、鬱蒼と笑ったまま頤をなぞろうとする爪先。]

  そんなに認めたくないのか。
  それとも本当に要らないなんて宣うのか。
  あんな顔を晒しておきながら、
  よくも"欲しくない"なんて……

[ あぁ、低い声と共に、蛇の様に細まるのは血の様な眼。]

(108) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

  じゃあ君は、
  口付けなど誰にされても一緒だという訳だ。

[ 脳裏で一瞬、悠仁とのやり取りを思い出す。
  乱暴に顔を掴むまま、止めないならば温度のないそれが容赦なく綺麗な唇を奪うだろう。]

(110) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 扉の外、ぽつりと零された>>85呟きも
  此方も眺めていた眼も知らない。

  唯叩き付けるままの衝動から我に帰れば、
  きっと直ぐにでもこの場から消えてしまいたくなる。]*

(111) 2018/05/21(Mon) 23時半頃

オスカーは、イアンと食べたシュトーレンの匂いは、談話室の匂いに似ている。

2018/05/21(Mon) 23時半頃


オスカーは、フェルゼの事が少し、脳裏に過ぎる。

2018/05/21(Mon) 23時半頃


[ いくら薔薇の香が色濃くなろうとも。
 互いの匂いが混ざり合うことは、なく。

 かなしい言葉の涙(あめ)の中。

 俺が見ていた景色は
 全然別のものだった。 ]


 
 
 ―――――――。
 
 


[ それは、暑い夏の日()。
 木陰で他愛ない話を繰り返した中で。

 無意識に
 けれど意味を持って
 落ちた言の葉。

 唇が繰り返していたけれど
 それは灰色の、空っぽだった箱の中へ
 ぽかりと浮かんだ。 ]


 
 
[ こんな風になっても
 嬉しいだなんて思えるのは
 可笑しいのかもしれない。 ]
 
 


 ばかだなぁ、いっちゃん。

[ 滲んだ、小さな声が(
 たぶん、俺が見てきた彼の本心。
 嘘を吐く時ほど、人はよく喋る。
 言の葉で覆い隠してしまおうとする。 

 そう思いたい、だけなのかもしれないけれど。

 離れる間際。
 落とされる別れの言葉()。
 振り向きもしない背に投げかけるのは
 この世界には響かない、声で。 ]**




[ ──── 誰か、の 血か]
[ ──── 誰か、の 涙か、]
[ ──── 誰か、の "あい" かも しれないけれど、]

 


 よう。

[ 薔薇は話しかける。
 狂い咲いた赤い薔薇の、天鵞絨の海の――赤い湖の――中
 平気で佇めるまでになってしまったらしい男へ。 ]

 神から賜ったものは、使う気になれそう?

[ 誰かを連れているならきっと、そういうことなのだろうか。
 無粋にも、自分が吸った肌を見やり、息を吐く。 ]


[ この空間でもその恩恵は、俺にはない。
 奪いたいほどの衝動があっても、俺は奪えない。

 血も、涙も、あいも、―――隣も。

 薔薇は根を張り、檻の中。
 咲いて香って、枯れて、散る。
 自由さえ手にいれる事が出来ない、この指先。 ]*



   ─── 神から?

[ 声為らざる声には、 振り向きもせず、
  目線を合わせることさえ無い。
  …平気で佇んでいるか、は 少々わからない。
  そもそも"平気"とは何か と言う状態だ。

  いつだってこの男には背中ばかりを見せてきた。
  ( 其処は似ていないな、 "もうひとり"。 )
  自然と反芻した言葉は不遜な疑問系。]
 


 神にはとうに裏切られている。
       ──── 信じた記憶なんて殆ど無い。
           祈った記憶、 も 



 それならずっと 薔薇からの、
            ……お前からの賜り物だと、
 
 そういわれる方が使う気になる。
 
[ 薔薇の 真紅の囁きに、
   微かな笑いが混ざる。
  喉をならすような、 ……螺の弛んだ其れだ。 ]
 


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 02時頃


[突き放そうとしている癖に
抱き寄せられて、嬉しくて。
本当にどうにかしているんだ。

そうされたいとずっと思っていた日々が
脳裏にどこまでも美しく蘇る。]


[涙(あめ)も雨(なみだ)も降らない乾いた日。
日の光は煩わしい程、それも輝く思い出の一つ
あの時彼はどんな言葉をくれたっけ。
思い出すのが今は苦しくて、止めた。

甘やかしい心地と、手すら伸ばせない苦しみ。
矛盾する感情の名前をとっくに知っていた
臆病者は声にすらせず、心の内に留まったのは。
やっぱり自分勝手で、願いきれなかった想い。

  ────好きだって、言ってくれたらなぁ。

自分で言わなければ、返るわけがない。
それなのに。]




   ………… ああ、

[君もそう思ったのかな。
俺は嘘をつくのも上手くなかったみたい。

────本当にばかだなぁ。]


[俺は彼に暴かれたかったのだろうか?
分からない。触れてはならないと思っていたから。

ただ、誰に、というものが無くても
暴かれることを望んでいたのは事実。
そして、同じことを、

二人ともそれが出来なかったのは
手を伸ばし合えなかったということなのだろうか。

きっと気持ちの問題じゃなくて、
どちらも何かに囚われていた。]*


── 独白 ──

 嬉しかったけど、

[同じくらいに辛かったけど、と
いつか願いきれなかった想いを浮かばせる。
残酷に叶えられてしまった、それを。]

  最後くらい、イアンって呼んでくれても。

[いいじゃないか、と。細やかな恨み言。
それは正常の声、決して対象には届かない響きで
落ち着いた後、ひとりきりで口にした。]


[先輩、会長、いっちゃん。
みんなみんなそうだ、ああ。
“あい”も“こい”も手に入らないと分かっていても、やはり

可愛い女の子でもない寂しがりなんて
────気持ち悪いだけかもね。]*


 そうね、カミサマなんていないからね。

 悪魔はいるのにおかしなこったよ。
 いや、悪魔もそのうち消えてなくなるかな。

[ カミサマがいるんだとしたら。
 茨に締め付けられたこの空間を見て嘲笑ってるんだろう。
 そういう性格の悪いやつだと、思ってる。

 目も合わされず返る声。
 届きもしない独り言。

 この声は、俺の声は、
 どこにいても届く、呪いのような声。 ]


[ 水があれば。 精があれば。
 生きることは出来るかもしれないけれど。

 一度吸い上げた肌に、まだ淡く残るだろう花弁を。
 触れた耳許を。
 見つめて。

 それでも自分から触れにいかないのは
 花が枯れる決意をしたから、なのかもしれない。 ]


 どもね、ケヴィン。

[ ぽつ、と呟いて。 ]**



  ──── 一応、 言っておくが、
       色々、聞こえてしまっているんだからな。

[ ぽつん、 と 声が降る。
 全く、人選ミスだ。 ひとの心の機微なんて、
 パンにしか繊細で無い、己に分かろう筈もない。

 ……でもそう、残念ながら、 
 一部始終を聞かずとも、
 "もうひとり"と"もうひとりだったもの"の間、
 薔薇と、"もうひとり"の間の"別れ"
 それらを"知る"のは、 只この青年のみで、]
 



  まあ、   ―――― 信じちゃいないが、

 何時か、 幼い俺を抱いていた彼の司祭も、
        確かに俺を"あい"していたんだろう。
 …司祭が体言すべきは"エロス"でなく
 "アガペー"であるべきだが。  

[ きっとこれだって、"もうひとり"に聞こえてしまう。
  呪いの言葉に罪の懺悔を……随分と開き直って乗せて、
  "穢い"と言えばこの男も、 神の定義で言えば十分に、
  遠い昔に当てはまってしまっている。

  薔薇に染まり行く茶は射抜く。 薔薇の真意を計り行き、]
 



 ――― "お前が選んだ"んだろう、 俺を。

  勝手に選んで、勝手に授けたくせに、
  勝手に枯れるな、 阿呆。そのくらいの責任はとれよ。

[ 首もとに花弁を残したからには、 …なんて
 めんどうくさいおんなのように、]
 



 "一度振られたぐらいで"
  ……お前が自分の存在を否定するなら、
  また―――― 何を信じていいんだか、わからなくなる

[ ……はじめて、"彼"の欲がわかった。
 この"薔薇"の顎を引っ掴み、
 "此方を向け"と無理矢理に視線を合わせ、
 薄い唇を食めてしまえば、 ……

 ――― もうひとりに"見えている"場では
 随分と薄暗く、 おもたい欲望だ。

 嗚呼、でもこれは"あい"じゃあない。
 明らかな"害意"が、其処には 有る。]





 ……ずっと生きろと言った筈だけど。


[口を挟んだのはその一言だけ。

どう取られても、受け取られなくてもいい。
でも、これも中庭で見つけた時と同じ
彼のことを想って行ったこと。

先に何があるのか、そこにいない俺が何かを変えることはない。]


[重なる過去を持ってして、違う人間。

害意なんてものは、一度として彼に抱いたことがない。

それでも、これもまた。
彼に与えられるべきものじゃない
“あい”に育ちきれないまま抱えてきた、未熟者の“こい”]**




[ ─────── 背筋を這い上がる、甘い、甘い 快楽と、]

[ 奪われ行く 精を どこかとおくに感じながら、 ]

 


【人】 双生児 オスカー

[ どうして>>119。どうしてだろう。
  重ねた唇から伝わる人の温度>>121
  開けた視界に、目を瞑って耐える姿が映る。

  「違う」という否定が聞きたかった。
  「お前じゃない」という拒絶が聞きたかった。

  なのに、明確な答えは聞けないまま>>119身体を離す。
  ソファの上に散る長い髪から薔薇の香りがして、自分の汚さが際立つようだった。]
 
  ………、こんな事される筋合いは無いだろう。
  誹りでもしたらいい。殴る資格が君には、

(196) 2018/05/22(Tue) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 廊下から聞こえた足音>>85
  扉の隙間、見覚えのある銀髪が流れるのを見た。]

(197) 2018/05/22(Tue) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 瞠目して、全部の音が聞こえなくなった。
  顔を掴んでいた力が緩む。
  肌には痛ましい跡が残される。

  どうして逃げた。
  容赦無く奪えばいいのに。
  その"欲しい"という願望は、
  自分が望んでも手に入らなかったものの筈だ。
  何よりも綺麗で、純粋で、
  自分なんかが触れた所で穢れる事のない──]

(198) 2018/05/22(Tue) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 相手が何を言っても、談話室の扉へと爪先は向く。
  説明出来ない苛立ちをぶつける物は、此処には無い。
  呆然とソファから動かないだろう相手>>174に、最後に叩き付ける声音は何かを抑えるように聞こえるだろう。]

  ………君は、やっぱり綺麗だよ。マーク。

[ こんな意味の無い行為に茫然とするマークは、
  やはりとても綺麗で、どう足掻いても加害者は自分なのに。
  それなのに傷付いた顔をしている自分が許せなかった。]

(199) 2018/05/22(Tue) 15時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 談話室から去った後、フェルゼの跡を辿るように歩を進める。

  片耳塞いでギリ、と奥歯を噛んだ。]

  違う……、違う、違う。

[ 焦がれてきたものが、こんな歪んだものでいていい筈がない。]**

(200) 2018/05/22(Tue) 15時半頃

オスカーは、薔薇の芳香と共に頭の中で響くオルゴールの音に気が狂いそうだった。**

2018/05/22(Tue) 16時半頃


[ 聞こえてしまっている、と告げる()声が
 自らの罪――それを罪と謂うかは知らないが――を()乗せて

 射られる、眼孔。

 まるで嫉妬のような口振り()をして
 でもそこに《あい》も、《こい》もきっとなく。
 しかし心地良い、言葉の棘。 ]


 
[ 本当に、人の子は面白い。
 簡単に「枯れるな」、()と謂い。
 簡単に「ずっと生きろ」、()なんて謂う。 ]
 


[ 傷だらけの自分の手を見て、笑った。
 それは悲しさではなく、何かを思い出したように。 ]*


 
 
 and the years approach when you will say,
          “I find no pleasure in them”

 before the sun and the light
      and the moon and the stars grow dark,


  ――and the clouds return after the rain.
 
 


【人】 双生児 オスカー

[ 酷く 頭が痛む。
  眠っている訳でもないのに、瞬きをする度にちらつく映像。
  とても自分が正気だとは思えない。

  ──…だって、あの生徒会長がこんな事をするだろうか。
  二人、居残った部屋で立ち昇るコーヒーと
  快活な笑い声>>1:262を思い出す。
  今は生ぬるい空気だけが身を包んでいる。

  廊下から見上げる月はずっと同じ場所から此方を見下ろしている。
  鍵を閉めた筈の窓から滑り込む薔薇の芳香。
  日常の外堀を埋められている、ような。]

(248) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ Voi che sapete Che cosa è amor,
    Donne vedete S'io l'ho nel cor.

  " 貴方は私を通して恋というものを知るでしょう
    あぁしかし、私には未だ恋が分からないのです "]

(249) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 教科書に載った教養の一節。
  耳にこびり付くそれに遅れて眉を顰める。]

  そっちの世界は、幸せか。
  満たされて いるか。

[ 震えた夢の淵、流れ込んできた甘やかな幸福のまやかしに
  思わず廊下で独りごちて。
  いよいよ狂人じみてきた、とせせら笑う。]

(250) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 歩く脚が遅い。
  一人で抱えるには重い秘密を共有するメモ一枚すら、手元にない。

  見られた事実は変わらない。
  どうしてか、自分の名前を呼ぶ声だけが鮮明に思い出される。

  今はそれが唯すら恐ろしい。
  ふと視線が移ろいだのは廊下の外れにある階段。
  かつてたった一人の後輩に教えた、
  屋上への抜け道。


  いっそこのまま、]

(251) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 窓の外、青い草原に佇む銀髪>>236
  痛む胸を抑えて、口を吐きそうな言葉を飲み込んだ。

  そして、倒れる人影。

  起き上がらない。
  窓から身を乗り出して何も考えなければいつの間にか駆け出していた。]

(252) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ ぜぇ、と息を吐いて膝を付いた先に
  倒れた姿はあるだろう>>236

  自分の呼吸より相手の息を確認して、
  確認して、安堵した。
  遅れてこのまま目覚めなければいいと、
  自分の上着を枕にして、細い銀髪を指で掬う。

  まだ星が降る音>>95は鳴り響いていただろうか。
  自分一人では彼は運べないから誰かが来るまで、このまま。

  あぁ、何だか少し言い訳じみている。*]

(253) 2018/05/22(Tue) 22時半頃

オスカーは、メアリーの問いへの答えを抱えたまま

2018/05/22(Tue) 23時頃


オスカーは、メアリーへの罪悪感も言葉にせず、

2018/05/22(Tue) 23時頃


オスカーは、フェルゼの髪を一度だけ梳いた。

2018/05/22(Tue) 23時頃


[ 花の魔術師は、過去には戻れない。
 戻れないなら。
 生きろと謂うなら。

 前を向いて、立つしかないだろう? ]


 明けない夜は、ないんだから。
 なんて、ありきたりかな?

[ こんな奇妙な空間も。
 きっとそう長くは続かないはず。
 どんなに薔薇たちが狂い咲こうとも、
 閉じ込められた夜は、いつか、きっと。 ]



[……明けなくていい
思った言の葉は届けなかった。
俺には、明けた先に何もない。

ああ、生きろと言うのならば
朝日が来なければ、明日が無ければ
永遠の夜など死んでいるようなもの。
望まなければならない、のに。

自分の傷と、相手への願い
矛盾する葛藤があった。]




      まだ、咲けるな。

 


[ 咲ける、と。
 柔らかな声を確かに聞いた。 ]


[誰かがヴェルツの隣にいるところを見たくなくて
ずっと動かなかった俺は、声以上を知りはしないんだけど。

ケヴィンは枯らせない為に行動した。
それだけは短い言葉から、理解する。
……咲かせる為には、何が必要?]


[ 動き出す時を。
 明ける夜を。
 望まない心が、傷が、あったとしても。

 枯れずに生きるなら。

 《あの時》から、動き出さなければ。 ]**


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