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![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[昨晩はどのくらいまで朧と話をして居ただろう、別れるまでに随分と二人の距離は縮み親しくなったと思わせただろうか] (5) 2011/02/14(Mon) 09時半頃 |
[華月斎が、ウトと藤之助を似ていると思うのは
藤之助がウトを見てアヤカシとして育ったからか
生来人間らしくない気質だったからか]
俺はなに一つ嘘は吐いていないのにな?
都合良く考え過ぎるのも人間故か。
[大きく伸びをしてごろり]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[ごろりと寝転んだ隣にいつの間にやらもう一人のアヤカシ] (36) 2011/02/14(Mon) 12時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助あの男、俺に触れもせずにアヤカシだと確信する理由は…… (38) 2011/02/14(Mon) 13時頃 |
[ はらり 、 はらり と ]
[二色の蝶が、互いを追いかけるように遊んで]
[ ぱちん ]
[指を慣らせば、空に融ける]
[
声だけが聴こえたけど…。
[アヤカシの里に続くこの境内。
思う以上に声が伝わる久方ぶりの感覚に懐かしいような。
声の主は僅かに聞き覚えがある。
名を聞きそびれていたが。
数日前に出逢ったアヤカシだ。
春松の兄がアヤカシに攫われたとしたのなら
それをしたのは声の主なのだろう、か。]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助―屋根の上― (89) 2011/02/14(Mon) 22時半頃 |
[今一度聞こえる声
ああ、俺が呼ばれたのかと思って返事をした。
何かあったのか?
その声は、ええと。勝丸?
……厄介だの。
[姿は消せども、呟きは残るだろう。]
じじ?
[屋根から下りようと思ったところで、呟きが聞こえて動きを止める]
喰ろた心算が、喰らわれとった。
……そげんことが無いようにの。
藤色よ。
[静かに、しかしどこか柔らかい調子で。
告げる声も、やがて遠ざかるか。]
[飛び降りたところで聞こえた声に顔を上げ姿を探す。
目の前の一平太を置いてでも駆け出したいほどこのアヤカシが好きで慕い懐いていた、自分なりに]
じじ。
俺は退屈でなくなるのなら、俺自身がどうなっても構わないと思う。
喰らわれてでもいいから何かに夢中になりたい。
無論喰うほうが好きだが。
しかし、気をつける。
[どう気をつけるのかはさておき忠告は胸に抱きしめる]
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![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助それはそのアヤカシによるんじゃないかな。 (100) 2011/02/14(Mon) 23時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[一平太の嫌そうな顔にもう一度深くキセルを吸い込む] (105) 2011/02/14(Mon) 23時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[事実望まぬまま攫われた人間の方が多い、それも自分がアヤカシになる前から。 (106) 2011/02/15(Tue) 00時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[新しい玩具を買い与えられた子供のように、金の瞳は輝いている] (113) 2011/02/15(Tue) 00時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助へえ、自分には使えないものなのか。面白いな、それ。 (121) 2011/02/15(Tue) 00時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[ゆるりと視線を朧の方へ、昨夜と同じ柔らかい表情になると] (125) 2011/02/15(Tue) 01時頃 |
[よほど心変わりがなければ、一平太を攫ってしまうのが面白いなと思っている]
[但し、何かあるようならば直ぐに気は変わる]
[りん――…]
[風に混じるアヤカシの鈴。
此れを付けたのは何時だったか。
付けたのか付けられたのか、それすら思い出せないけれど。
猫の鈴の様に、りんと響く鈴の音は、
風に溶けるアヤカシの来訪を告げる]
[眼下で謂い合う子飼のアヤカシと、人の子とを。
狐の面の下、赤い眸はつまらなそうに見やる]
……あまり苛めてやるなよ、藤。
そなたがそれが良いと言うなら、俺は止めはしないが。
[少々呆れたように声をかけて、
新たに現れた男
…………直ぐに飽きてしまいそうだな。
[聞こえる鈴の音にフゥとため息をひとつ]
俺が欲しいのは一生遊べる――
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[去ってゆく一平太の背を見送ると伸ばされる手を見て瞳を閉じる。 (129) 2011/02/15(Tue) 01時頃 |
[ふるりと体が震える]
――嗚呼。
[いつまでたっても慣れない、これが有る限り自分はとうに人間では無いと思い知る]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[ゆるりと瞳を開くと其処には鏡、手を伸ばして鏡へ触れる――前に落として割られてしまう] (137) 2011/02/15(Tue) 01時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助つまり、俺に会う事無く死にたいと思いながら生きていく方が良かったと、朧は思うということか。 (142) 2011/02/15(Tue) 02時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助俺がアヤカシでなければ、とうの昔に朽ち果てていただろう。この村で会うことも無くな。 (146) 2011/02/15(Tue) 02時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助なんだこれは…… (151) 2011/02/15(Tue) 02時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[しばらく呆けていただろう、手にキセルが無いのに気が付くとゆるりと屈んで拾い上げる。ぽん、と灰を空けると新たな葉は詰めないまま手に弄び。 (161) 2011/02/15(Tue) 10時頃 |
[まるで手妻のような]
[紙や道具を己の家から引き出した妖の術と
男自身の手際の良さ]
何ぞ、礼がしたい。
欲しいもの等有るか?
有るならば、取って来て見せようぞ。
ものでも、人でも。
[くるくると回る風車越しに、覗き見るは狐の目。
赤い眸に爛々と、灯が燈る]
欲しい、モノ、か。
[灯の灯る赤い眸を、じ、と見詰め返す。
からからと廻る玩具が、その表情に込められたものを強くしている、気がした]
……無いな。
[しばらく考えて、呟くように答えた]
[返る答えに、拍子抜けした様に息を一つ吐く]
……そなたは欲がない。
稀なアヤカシよの。まるでじぃのようじゃ。
[自らを枯れたと言う妖老――
慶三郎を思い出し、つまらなそうにもう一度溜息を吐いた]
欲が無いわけではない。
欲しいものならば、無くは無いが……
それが何であるのか、俺にもわからないだけだ。
[つまらなそうな様子に、苦笑する]
欲しいものが判らぬとは、
ますます人の子のようじゃ。
[小声で呟き、やれやれと肩を竦める。
もっと心の侭に生きればよいのに、と思いながら]
[――…りん]
俺も、解っているんだ。まるで人のようだと。
では――…
ウトには、慶三郎殿にも、解るだろうか。
俺は、
俺が半端であると感じさせないものが欲しい。
半端である事を忘れさせてくれるものが欲しい。
それは、何であろうか――…
[それが、男の"孤独"。
どちらにも完全には混じらない、
半端者であるが故に抱える感情]
[忘れさせて呉れるもの、か。]
――――さて、な……
[曖昧に。
それだけを返す。
思うところはあるのやら、ないのやら。
茫とした調子からは、計れぬだろうか。]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助明之進には、ちゃんと名乗っていなかったな。 (193) 2011/02/15(Tue) 14時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[それからいくつか会話があっただろうか、増えるアヤカシの気配に足はそちらへ] (194) 2011/02/15(Tue) 14時半頃 |
あれも、これも、みんな欲しいのはアヤカシらしいのか?
[欲に素直なのはそれとも人間らしいのか]
何を持って半端と言うのか、俺には判らぬ。
[ふるり、首を振って応える。
このアヤカシ似の中に在るのは、孤独と退屈を癒すものへの欲求のみで。
斯様な悩みにはトンと縁がなかった]
[それぞれの答えを聞けば、複雑な表情の中にも笑みを浮かべて]
俺は、アヤカシでありながら、人のようだ。
半端なんだ。
藤乃助のように、人の子でありながらもアヤカシとなれるのならば。
俺も、人の子であれば、そうして貰えたのだろうか。
[そして半端である男も、同じようにアヤカシのようになれるのか、可能なのだろうか。
誰か、知っているか。男は、知らない]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助華月斎に、慶じじとウトまで。 (199) 2011/02/15(Tue) 15時頃 |
……お前さんは、お前さんで。
ええと思っとるんだが、の。
[先刻とは違って。
柔らかく、笑み掛けるように。
どこか少し、寂しげでもあったろうか。]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[すんすん鼻を鳴らしながら、華月斎の説明にウトの手の風車を見てふむと頷く] (208) 2011/02/15(Tue) 15時頃 |
俺は――… 俺、で?
[思わず鸚鵡返しに問いかけて。
柔らかな微笑みに混じる寂しげな表情
浮かぶのは僅かな困惑]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[鈴を鳴らして消えるウトを見送る、と浅葱色の蝶に視線を泳がせひらりひらり舞う様を眺める] (215) 2011/02/15(Tue) 16時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[蝶へ手を伸ばし、触れないギリギリあたりでくるくる指を動かす。 (217) 2011/02/15(Tue) 16時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助…………そうだったのか? (220) 2011/02/15(Tue) 17時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助それ、俺にも真似できるだろうか。 (226) 2011/02/15(Tue) 17時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助一平太は華月斎がアヤカシなのを“知っている”よ。 (230) 2011/02/15(Tue) 18時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助一平太は連れてゆく気は無いな、其れよりも興味深いことがあるし。 (238) 2011/02/15(Tue) 18時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助ええ、朧には会いましたよ。その後なぜか怒られましたが。 (241) 2011/02/15(Tue) 18時半頃 |
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[アヤカシに近づけないなら、せめて人に]
[夢幻でも、近付いていたかったのに]
そんなに欲しいなら、攫ってしまえばいいのに。
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[春松が飛びかかってきても、通り過ぎるだけ。 (249) 2011/02/15(Tue) 19時頃 |
――… はは、俺が欲しいのは。
"俺"自身の価値だというのに。
[それを呉れるものだと、いうのに]
人の子を攫っても、"俺"は変わらない。
そうだろう、なあ――…?
[ならばいっそ、全てを忘れられればいいのに]
[物悲しげな鈴の音。
りん、りん。
頭の中で、何かを思い出せというように響く。
りん。
きっとそれは、大切なことなのに。
――まだ、思い出せない]
人になりたいなんてなあ。
[人間からアヤカシに転じた自分には到底わからない話]
正しくは――… 人になりたい、わけじゃあないがな。
どちらかに、成りたいんだ。
[独りきりは、嫌だ]
成れないなら。
[独りきりだと感じないように、成りたい]
―― ああ、寂しい ――
[ ――寂しい、 と 。
意識 をすれば するほどに
孤独は 深く なっていく]
その穴を埋めたいから
人の子を攫うんだ。
何故それがいけないのだ。
―― 穴 を 、 埋める ――
[藤乃助の言葉に、赤褐色の眸が、揺れる]
[男は、人の子を攫う事を、肯定も否定もしていなかった。
"神隠し"は、自分以外のアヤカシにとって必要な事のようだと薄ら感じていたし、
そも、"神隠し"事態に、男には興味を惹かれなかったのだ]
[人の子を連れ去る事に興味を持てなかったのは、男のアヤカシらしくない部分で、
興味が無い事には一切無頓着、それはアヤカシらしい男の一面だったのかもしれない]
[けれど]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助飴屋のお前は案外酷い事を言うのだな。 (282) 2011/02/15(Tue) 20時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助家族、肉親が居れば幸せかと聞かれればそうでもない人間が居ることだけは知って欲しいかな。 (290) 2011/02/15(Tue) 21時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助それを、俺に言われてもね。 (296) 2011/02/15(Tue) 21時半頃 |
[りん――…]
[風は言葉を運ぶ。
人の子らの言葉も。藤之助や華月斎の言葉も]
……会って話をしたら、触れたくなる。
俺たちが持ちえない温もりを持つそれらを、知りたくなる。
[鳥居の上。
面を外したアヤカシはくるくるまわる風車を、冷たく見降ろしながら]
触れたいと思えば、欲しくなる。
人の子を己が手で、花の様に咲かせたくなるものだ。
[くるりくるり。
回る風車へ、そっと口接けを落として。
まるで憐れむように、
その赫い眸を縁取る長い睫毛を震わせた]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助俺のこと? (308) 2011/02/15(Tue) 22時半頃 |
触れたい…………相手に触れたい?
[今までそう思って人を攫っただろうか。
――否、ただ隙間が埋まればとそれだけで]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助残念ながら今着たばかりだよ。 (314) 2011/02/15(Tue) 23時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助―手水舎前のこと― (318) 2011/02/15(Tue) 23時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助誰も居ない、籠から出した小鳥は空へ逃げてしまった。 (319) 2011/02/15(Tue) 23時半頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助では矢張り俺はアヤカシであるべきだな。 (323) 2011/02/16(Wed) 00時頃 |
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助[ゆるりゆるりと歩み寄ってゆくと、触れられそうな程の距離まで詰める] (325) 2011/02/16(Wed) 00時半頃 |
[寂しさは、いつしか消えていた]
[目の前の相手が友でいてくれると、
人のように扱ってくれると、
それだけを喜んでいた]
[ 溝は 残った 儘なのに **]
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助嫌っているのだろう?知っている。 (332) 2011/02/16(Wed) 01時頃 |
ウトは とても優しいな
俺はああいう捨てられた子犬のようなものに弱いのだ。
……それに藤のしりぬぐいは俺の役目だろう?
俺は藤の親みたいなものだからな。
俺も、子犬のように拾われたのか?
[くすぐったそうに返事をする、あれから随分時は過ぎたかもしれないが今でもまだ子供のまま]
親、の……そうだな。俺もウトは親だと思っているよ。
そのウトへ、もう一つ頼みたい。
俺はどうしても朧を気に入ってしまったから
“一緒に里に行きたい”んだ。
[擽ったそうな声に、ふ…と笑う。
傍に居れば、その頭を撫でていただろうか]
……頼み?
[告げられた言葉に、訝しげに次の言葉を待って]
――それが藤の望みなら。
今宵の門は、お前と其の人の子のために開こう。
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助喜んだ、か? (346) 2011/02/16(Wed) 01時半頃 |
[拾われた子犬は懐いて喉を鳴らし、擦り寄るだろう]
ありがとう、ウト。
俺が人間を攫うために祭りに降りるのはこれで最後になるだろう。
[不思議と確信する、胸に手を当て誓うようにそう告げる]
――見つけたのだな。
永遠の小鳥。隙間を埋める存在を。
[面の下に浮かぶは、寂しげな笑み。
だけど、それは声には出さず、然も祝福するように呟いて]
大事にしてやれ。
/*
中発言失礼。
一応、▼藤▲朧で合わせているが構わぬか?
メモで伝えた方が良いだろうか。
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助あの夜はあんなに素直だったのに、今はそれも隠してしまうとは器用だな。 (355) 2011/02/16(Wed) 02時頃 |
/*
▼藤▲朧でお願いする。
一応、メモに転載も……自分で言うと恥ずか死しそうだ。
あ、でもじじから飴を受け取らないとな。
![]() | 【人】 呉服問屋 藤之助鳥には籠は必要ないんだ。 (361) 2011/02/16(Wed) 02時半頃 |
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