人狼議事


258 【突発誰歓】鬼渡し弐

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[──でも、本当に、『逃げず』にいられる?]
 
 


なーんてね。


忘れ物、してないかい? どいつも、こいつもさ。
あの時間はぜーんぶ本物だってのに。

[見えなくなったって、消えた訳じゃないのさ。
あんたの隣に居るそいつはどうだい? 何か心に一物持っていないかい?]


地獄の果てまで、追い掛けてやったってのにさ。


おかしかったな。今でも思い出し笑いしそうだよ。

おもんの姉さんの焦り顔、あの外国人のパニックっぷり、キリヤマの息を切らした様子だなんてほんと腹痛い。

[追ってくる男子共をあざ笑っていたあの日の"みょんこ"がそこにはいた。]


[あのガキンチョの時は失敗したってもんだよ。
いい策だと思ったんだけどねー、あの子が苦しむのと引き替えに鬼を困らしちまえって思ったのだけれど。所詮あの結果たい。

やっぱり最初の作戦通り、同じ方向へ逃げて撒き餌にしてやれば良かったんだ。]

うん、次はそうしよう。決めたっと。

[次が誰かは知らないけどね。くすりと笑う。

あの日の自分には勝てなかった。全勝の女帝みょんこ。なんて手強いのだろうか。]

ちゃんとけじめつけたかったんだけどね。ふふふ・・・・・・

[だから、面白い。いつだってみょんこは最速でなきゃいけない。
妙ちくりんな世間体に捕らわれたあたしが簡単に勝てちゃつまらないんだ。]


まっ、さすがにもう1回鬼になるのはごめんだけどね。
あたし達にも人生があるんだ。

幽霊の事なんて、知ったこっちゃないんだよ。

[冗談めかして美夜子は笑う。]


ふふふ・・・・・・


どうしてあたしに誰も興味を示さない? どうして誰もあたしに振り向いてくれない?

[あの時と同じ言葉を呟く。]

だから、好き勝手できちまうのさ。
終わればあたしの負け。あたしは、勝つまで負けないよ。


─回想─

[わたしは、篁家の四男として生まれた。
年の離れた三人の兄は、いずれも上京していて、父と一緒に暮らしている。

一番上の兄は大学卒業後、議員秘書として父の事務所に勤めている。
二番目の兄は弁護士を目指して法科大学院に通い、今年司法試験をパスしたそうだ。
三番目の兄は受験生だ。最難関大学を目指して猛勉強中のようだ。
彼らはいずれも優秀で身体も丈夫だ。
篁家の跡取りとして、将来を期待されている。

わたしだけ年が離れているのは、彼らが父の先妻の子らで、わたしが後妻の子だからだ。
わたしは篁家にとって、居ても居なくてもどちらでも良い子だったが、孫のような年齢のわたしを父は随分と可愛がってくれた。
生まれつき身体が弱く、どんなに延命しても十年と少ししか生きられないと宣告された事がなおさら、掛け値なしの愛情を父母から注がれる結果になったのだと思う]


[身体さえ丈夫だったら、優秀な兄たちにも決して引けを取らない自負はあった。
兄たちが自分と同じ年の頃と比較しても、わたしの学力は群を抜いて高いという。
丈夫に生んでくれさえすれば。
幼いころは、母を何度も恨んだ。

しかし、母はわたし以上に傷ついていた。恨んだところで、母は己を責めてわたし以上に嘆く。それを何度か繰り返した後、わたしは恨むことをやめた]


[父は週末になると、都合がつけばわたしに会いに帰省をしてきてくれた。
兄たちはいずれも多忙で、年末年始以外顔を合わせる事はなかった。
都会に住む年近い従兄弟たちは、夏休みになると避暑でこちらに滞在した。わたしは外で遊ぶことはできなかったが、家の中が子どもたちの声で賑わうと、わたしの気持ちも晴れた。
そのような夏を何度か過ごし、秋を迎え…───今年はじめて、季節外れの曼殊沙華を目にすることになる。*]


 

    [ 本当は――ねえ。あいつのことが聞けるって
       …… 未練がましく喜んでいるんでしょう? ]

           [ 知っているのよ、あたし。
             自分のことだもの。 ]

    [ 逃げないで、逃げないで、逃げないで ]

          [ 繰り返す言葉は自覚しなくったって
            心の中では、まだ叫び続けているのに! ]

 


 
 [ 馬鹿なあたし 何時になったら
   そのことと正面切って向き合える? ]




              [ …そんなの神様だってわからないさ。 ]
 


[あの時、面が割れて一瞬だけ触れた。
光の粒子となったそれは、わたしを鬼に変える事はできなかったけれど、面を継いだ者たちの記憶や思念が流れ込んできた。

その中の記憶の一つに、夕顔が居た。
もう一つ、そっくりな顔をした姉。こちらは双子の朝顔というらしい。
夕顔が掘り起こす、曼殊沙華の根。
それをどうやって使ったか、一部始終がそこで語られていた。

篁が代々、この地で名士を輩出してきたかわかるかい?
子どもの浅知恵なんかで太刀打ちできる相手じゃあない。
消されたくなければ、…───あまり欲を張らない事だ]

 わたしが居なくなっても、いい子にしてるんだよ。

[夕顔の柔らかな髪の上に手を置き、そっと頭を撫でた。*]


― 名の知れた家の気苦労 ―

[ 曼珠村には幾つか名の知れた古い家が残っている。
 御門の家や、篁の家などがそう。

 …但し、古い家である分家同士の確執なんかも多い。
 姉と篁の家の二番目の兄さんは婚約しているけど、
 彼処の家には一人だけだ!って祖父の教えに則って、
 あたしは別の家の人間と許嫁になったわけさ。
 親だのその上の祖父祖母だのに嫁ぎ先を決められるなんて
 まるで犬や猫みたいだって、姉は嘆いていたけど。

 実質的に勘当されたあたしの(元)婚約者様みたいに
 家を飛び出してまで言いつけに背くことはしないつもりらしい。

 お金持ちの家だし、大事にしてくれるだろうってさ。
 別に好きでもないけど、家の決めたことだからって。
 そう経たないうちに御門の家と篁の家は婚族になるんだろう。
   その時にはあの赤い花の咲いた別の世界で見た顔と
     もしかしたら顔を合わせることがあるかもしれないね。 ]


[ …もしかしたら引き取られた誰かとも。 ]

[ 婚約者のいなくなったあたしには、
 別の家か、それとも篁の家からか。

 また誰か相手を見繕って兎も角家を出そうって話があるらしい。
 婚約者に逃げられた娘なんて家の恥なんだってさ。
 近くはダメだ、いっそのこと遠くの医者や弁護士を探すかって、
 親戚連中が話しているのを、少し前に聞いた。

 あたし、逃げないなんて一言だって言っちゃいないのにね。
 もしかしたら見合い写真の中に知り合いに似た顔
 あったりしたかもしれないけど、よく見ていないから知らない。

 将来性のない仕事。
 …つまりは辞め易い仕事ということでもある。 ]


 ざんねんです、あきのしんさま
 あきのしんさまが食べてくださらなかったから、私も戻ってきてしまいました

 しかたないので、ここでいっしょにあそびましょう?
 こんどはあなたを恨みつづけてあげますよ


【人】 げぼく ショコラ

[その後のことはよく覚えていない。
夕顔が神社の裏手に行き、外人さんやあきくんも戻ってきたことを知り。
自分は、叱られることを覚悟して家に帰るとギュッと抱きしめられて、やっと欲しかった温もりが得られて、泣いた。
ずっとずっと欲しかったものだ。
叱られはしたが、その腕の温もりはとてもとても心地よくて、心が温まったまま眠りについたのだ。

その後、篁の家に見舞いに行くこともあっただろう。
夕顔が引き取られていた事から、篁の家に顔を出すことも増えていた。
だが、成長とともにその回数も少なくなって行く。
明之進が亡くなった頃、その葬式にも参列していた祥子は……翌日から後を追うように姿を消した夕顔の事も直ぐに知ることとなる。

赤色、血の色、曼珠沙華。
結局あの子は、曼珠沙華に囚われたままだったのかとふと思う。
明之進は曼珠沙華と夕顔に囚われてしまったのだろうか?
あの時、自分が先に帰らなかったら?
あの仕組みだって、自分にはよくわからないままなのに]

(41) 雪音 2016/11/23(Wed) 16時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[もう、生きている自分には何もできない。
曼珠神社の境内を掃除して、時折探してしまうのは季節外れの曼珠沙華。
鬼渡しの鬼にすらならなかった自分は、あの世界に戻れない気がしているけれど。

もし、彼らの魂がどこかで安らかにしていてくれるなら。
そう願わずにはいられない。

自分はきっと、この村に骨を埋めるのだろう。
そして子供達に伝え続ける筈]

(42) 雪音 2016/11/23(Wed) 16時半頃

【人】 げぼく ショコラ

季節外れの曼珠沙華は決して摘んではいけないの

*曼珠沙華に囚われてしまうから*

(43) 雪音 2016/11/23(Wed) 16時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[祥子が母親に抱きしめられ、泣き疲れて寝て、そして朝。
様々なことがあったが、先ず彼女がしなくてはならないと心に決めていたことがある]

あきくんは、大丈夫かな?
あの、篁の家の………あきのしん君。

[その名前が出た時、なぜあの家の病弱な子の名前を出すかと両親は驚いた。
然し、失踪事件について他の大人たち…警察もいたかもしれないが、そんな彼らに聞けたなら此方の世界にいる事は知れただろう。
然し、入院していると聞けば青ざめて、両親にせがんで入院先にお見舞いに行かせてもらおうと強請る。
それが叶ったのは、とある土曜日のことだった。
母親は動きにくいため、父の仕事が休みの日。
その時は退院していたなら彼の家に向かっただろう。
そして彼の顔を見たならまたジワリと涙がにじむ]

(56) 雪音 2016/11/23(Wed) 21時半頃

【人】 げぼく ショコラ

あきくん、良かった……!

[若しかしたら入院していたのは、体だけ戻ってきて魂はあちらに、なんて思ってしまったから。
そして止められなければ彼にしがみついて、よしよしと頭を撫でるだろう]

ごめんね、私もよく分からないけど
置いていってごめんね?
……あきくん、帰ってきていて良かったあ……!

[それは本当に、心の底から。
ぐすぐすと暫く泣いていたが、ふと思い出してはポケットから取り出したもの。
飴玉をそっと、相手に握らせようとして]

(57) 雪音 2016/11/23(Wed) 21時半頃

【人】 げぼく ショコラ

今度は、一緒に食べられたら良いね。
あと、……ありがとう、あきくん。
アキくんがいたから、私、勇気出たんだよ。

[照れ臭そうに笑い、夕顔がいたなら夕顔にも飴玉を渡す。
大玉の、ザラメがついた飴玉。
ごめんねもありがとうも足りないけれど。
絶対、言わなくてはならないと思っていたから]

(58) 雪音 2016/11/23(Wed) 21時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[思えば父親がついてきてたのを忘れてた。
だが、父親は一瞬眉を釣り上げていたものの、視線を逸らして空気を読んだらしい。
その晩、「祥子が不良になった」とイジイジいじいじしていたのを母親に笑い飛ばされる事になる。

祥子はそれよりも、彼が心とともに帰ってきてくれたのが嬉しくて。
そう、また会えると嬉しそうに笑ったのだ。
夕顔も一緒。
きっとみんな、今度は楽しく遊べる筈]

うん、うん。
今度はみんなで遊びながら、楽しく食べよ?
私、トランプとか弱いけど相手してくれる?

[家の中でも遊べるし、お話をたくさんしても良い。
彼の身体を気遣うからこそ自然と遊びの話は家の中のことになる。
また会えた、良かったと、事あるごとに篁の家を訪問する姿があった。
冬には初めて編んだマフラーを渡して。
バレンタインには赤くなりながらチョコレートを。
だって、祥子が好きな男の子は彼だけだったのだから、当たり前に渡すのは彼。
とは言え、1人だけに渡すのは恥ずかしくて、形は違うが夕顔にもチョコを渡してみたかもしれない]

(66) 雪音 2016/11/23(Wed) 22時半頃

【人】 げぼく ショコラ

[春になれば花かんむりを作って
夏になれば夏休みの宿題を見てもらったりして
秋にはあの時を思い出したりして


そんな風にずっと、続くんだと思っていた]

(67) 雪音 2016/11/23(Wed) 22時半頃

【人】 げぼく ショコラ

ね、あきくん。
私ね、あきくんのことが好きだよ?

[いつの日か、彼の手を握りながら微笑んで見せる]

とっても優しいあきくんが、一番好き。

[でも、その言葉を、彼が生きているうちに本当に届けられたのかは


きっと、2人だけの*秘密*]

(68) 雪音 2016/11/23(Wed) 22時半頃

おいでよ。


【人】 げぼく ショコラ

ー知代子ー

[お姉ちゃんは、毎月決まった日にお花を飾る。
自分の机の花瓶に活けて、そこに飴玉を二つ並べるの。
一度こっそり食べたら叱られて、ちゃんと一緒に食べようねって苦笑い。
「ね、あきくん」って、お花に向けて笑いかけてた。

年に一度、冬の寒い日にお姉ちゃんは1人で御墓参りに行く。
一緒に連れてってって泣いても、これだけはダメだって連れてってくれないの。
ケチー!って泣いても。
お母さんに泣きついたけど、お母さんにも我慢しなさいって言われちゃった。
毎年、どこに行くんだろう?

ある日、写真を見つけた。
勉強机にしまわれた綺麗なアルバム。
その中には一枚だけ入ってて、知らない男のこと小さい頃のお姉ちゃんが写ってた。
だれ、って聞くと「初恋の人」
今はお話ししないの?って聞くと「もう、いないの」って寂しそう]

(81) 雪音 2016/11/24(Thu) 00時頃

【人】 げぼく ショコラ

[冬になるとお姉ちゃんは寂しそうで。
バレンタインのチョコ作りも手伝ってくれるけど、いつ、お姉ちゃんはチョコをあげたい人ができるんだろう?
あの人にはあげてたのかな。
いないって、どこに行ってしまったんだろう?

そんなある日見つけた、季節外れの曼珠沙華。
でも、知代子はそれを摘んだりしないの。
お姉ちゃんがなんども、それは摘んだりしてはいけないって教えてくれたから。

また今日も、花瓶に花、飴玉二つ。
その飴玉を一緒に食べる、そんな日がまたきっと*くるだろう*]

(82) 雪音 2016/11/24(Thu) 00時頃

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