264 サトーん家。4
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……そうさなあ。 ジェニファーが向こうに帰っちゃうのはちょっと寂しい気もするけれど。 それ言いだしたら俺もなかなか来られなくなってるしなあ。
[圭一にぽつりとこぼす。こうやって集まれる機会は結構貴重なのかもしれない。いや、限りある人生の中の貴重な時間なのだろう]
……まあ、別れはいつか来るもんだとは言うけど。 それより、こうしてる時間を大切にするべきなんだろうな、多分。
どうしても離れたくないなら言ってみれば?満更じゃないかも。 なんて。
[多分そういう見解は圭一の思う所とはずれているのだろうなと思いつつ、ゲームが始まると、クッションにうつ伏せになったまま後ろからゲーム画面を眺める事にした。どうやら圭一は惜しいところで死んだらしい]
あー、今のは惜しかったな。そのくらいまで減って死ぬのきついよな。アイテムもなくなるし…… やっぱパリィだろ、パリィ。
(6) 2017/03/02(Thu) 00時半頃
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ああー…惜しかったな……
[圭一が炎上する様をクッションにうつ伏せながら眺めていた。手にはさっきまでとは別の缶ビールが握られている。もう片手にあるのはさっき買ってきたチョコミントだ。まだ少しだけ残っている]
(29) 2017/03/02(Thu) 23時半頃
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ん?次俺か。よし、見てろよ……圭一、可愛い後輩の仇は討ってやるからな…
[ビールを置いてコントローラーを握る。さっきの続きからとなると、遺跡の中だったか。後ろから見ていたので不意打ちの場所は分かる。]
この場所から…ナイフを投げて……一人釣れた所を… パリィ! あ、外れた!
[酔っているせいか、タイミングが合わなかった。元々結構タイミングのシビアなゲームなのだ。]
くっ!
[少々無様ではあるが、ローリングして避けて、盾を構えなおす。]
今度こそ…パリィ!
[今度は見事に決まったようで、小気味いい音が響いて敵が膝をつく。そこにすかさず一撃。魔道師っぽい敵が血を吹きだして後ろに吹っ飛んだ。]
(30) 2017/03/02(Thu) 23時半頃
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よしっ!
[ぐっと拳を握る。その後も時間をかけつつ慎重に、全ての敵を全滅させながら進んでいって、ショートカットを開通させた。]
よし……じゃあ、一度セーブポイントまで戻ってから、そのままボスだな。 えーと、ここから降りて……
……あ! リフト戻ってない……
[気づいた時には、プレイヤーが操作している騎士っぽいキャラクターが勢いよく谷底にダイブしていた。 消えていく後ろ姿を尻目に、でかでかと表示される「YOU DEAD」の文字。]
うっかりとか凹むわ……
[呆然としながらうなだれてコントローラーを置いた。]
(31) 2017/03/02(Thu) 23時半頃
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あ、ありがとう、智美ちゃん。
[ちょうど自分が死んで、コントローラーを置いたあたりか、運ばれてきた洋風のトマトチキンそうめん>>14にお礼を言った。 軽く取り分けてつまんでみる。]
……ん、いけるかも。素麵って夏場は親が段ボール箱に詰めて持ってくるから結構余るんだよなあ…今度試してみようかな。
[などと言いながら。]
(32) 2017/03/02(Thu) 23時半頃
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……いや、俺だって引き止めるとかそういう気はないんだけどさ。
そうか?俺が言って留まるのか…いや、ないだろ。ないない。 っていうか、それで日本に残るとかさ。完全にその後の人生を左右するあれだろ。…常識的に考えて。
俺は…… んー。 ……どうなんだろうな。
[圭一の言葉に、少し考えこんだ。]
(33) 2017/03/02(Thu) 23時半頃
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