人狼議事


82 謝肉祭の聖なる贄

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【人】 病人 エリアス

[囁きを受けた白金の耳が、ぴんと張る。
傍らに娘も黒壇の主も居ない小さな神は、少し瞬いた後、
すっくと立ち上がって、チャコールグレーの主の側に向かった。
そしてその場に、座そうとして]

っ、い゛、だ ………

[小さく呻いて、思わず軽く腰をさすりつつ……。
白金は、丁度膝枕をする形に、地に腰を下ろしたのだった。]

(28) 2012/03/18(Sun) 21時半頃


…………いい、けど。おじーさま。

[膝枕する自体は、この神にとって別に恥ずかしくもなく他愛ないことだったが。
先程まで「される」側だったためか、妙にきょとりとしてしまって、間の空いた返答になってしまっていた。]


 辛いようならば、精気を分けるか?

[白金に顔を近づけ、笑みを浮かべて問いかける。
拒否されなければ、その唇を軽く舐めてみようかと。
十分な精気を取り込んだ今なら、こちらが白金から吸い取りすぎる事もないだろう]


【人】 病人 エリアス


あ、う、……うー。

[膝枕の態のまま、白金はグレーの主に、緩く首を振った。]

ううん、平気、へーき……。
おじーさんに心配されるほど、僕年寄じゃないしー…。

それよりー、いーの?おじーさん。
……お腹いっぱいで疲れてたりしてない?

[若返った姿見てもなおじじい呼ばわりしてしまいながら、
ぱんぱんとわざとらしく己の膝を叩いてみせた。]

(30) 2012/03/18(Sun) 22時頃

【人】 病人 エリアス

[この白金が五年前を境に、人里から姿を消していた訳。
それは祭りの折に酔っ払いを仕出かしてからだった訳だが……。

祭りの後、北方のねぐらで寝込んでいた白金は、
それは凄まじく無残な状態になっていた。
身体には喰らわれた痕が幾つもあり、骨やら臓物やらはむき出しに。
秘所も痛めつけられ、腰もほぼ砕けた状態。
その意識さえも、甘い毒に侵されたように朦朧としていた。

その時の傷は、今でも完治はしていない。
なんとか取り繕った毛並みや衣に隠れ、外からは見えないだろうが。
故にこうして、今でも時に身体が疼くことがあった。]

(31) 2012/03/18(Sun) 22時頃

[重ねあう唇は愛の交歓のような優しいものではなく、互いに貪り合うだけのもの。
 啜られた血に汚れた唇を舐めとり、侵入し口腔をまさぐってくる舌を捕らえ吸い付けば、互いの牙の形すらなぞりあう形になるか。

 その鋭さに滲む赤が、互いの間で溶け合ったものに染みとおり、抱き寄せた腕からゆるりと力が抜ける。]

 …けっ、喰らい尽くす気も無いくせに。

[ほどけるように離れた相手に、恍惚醒めやらぬままに返すは悪態。
 このような腐れ縁のままの関係が案外心地良くはあった。
 均衡崩れるならば食い殺されるも本望と思うのだろうけれど…]


【人】 病人 エリアス

[あの時、いっそ死なせてと声も無く懇願しながらも
大神の身ゆえに死にきれなかった苦悶。
その感覚は今でもはっきりと覚えているが、
今、銀灰に問われる娘に、白金からそれが告げられることはない。]

(32) 2012/03/18(Sun) 22時頃



……………  ………ちょっと、まって。

[大分考えた後、白金は小さな声で答えた。
口内にはまだ少し、あのアクアマリンの主の血の味が残っている。
精気を取られる恐れはなくとも、紅色を移すことは本意ではなく……。
近づいてきた笑みから、僅かに顔を逸らしていた。]


エリアスは、未だに、村はずれに残してきた喰い残しの贄を思う。

2012/03/18(Sun) 22時頃


 食欲が満たされれば……次は別の欲が湧くものだろう?

[喰う際に犯しはしたが、その程度ではまだ足りなかったようだ。
膝に座り、顔がさらに近づいて。
けれど、待ってーーと制止されれば、肩を竦めた]

 昨夜の贄はそれほどに美味だったか?
 あの白い贄の肝も喰いに来なかったな。

[年若い同胞が肝を特に好む事は知っているので、先ほど喰らっていた間も、同胞たちが喰いにきた場合に備えて肝は最後の方まで残していたのだが。
片膝を立て、そこに肘をついて白金の様子を眺める]


【人】 病人 エリアス

[>>33眉が撥ねた、と気づいて、はっと首を振った。]

あ、ううん。別に、その。
なんか、若返ったなーって思ったけど……つ、ついその。

……疲れてない、なら、良かったけど。

[年寄り扱いのことは途中で言い淀んだまま、そのままにして。
「疲れて」という言葉は、先程贄なる娘と話していたことが頭に残っていた故か。
少しだけ息ついて。
ぼんやりと、口の中舐めて――その時に、グレーの主の行動に気づいた。]

(35) 2012/03/18(Sun) 22時半頃

【人】 病人 エリアス

 きゃんっ!!

 う、ぐぅ……。

[大きな大神の重み掛かり、甲高く情けなく吠え、呻いた。
『椅子』のこと思えば、この膝も座り込まれるものだろうと予想できただろうに。
ついさっきまで自分が膝枕の恩恵にあずかっていた所為で、此度もそうだと、思い込んでいた。]

(36) 2012/03/18(Sun) 22時半頃


生憎、僕にはそーいう欲はそんなにありませんので。

[肩竦められてもしれっとした態度で、未だ顔を少しだけ背ける。
けれどぺろりと一舐めした口内は、もう塩辛くも苦くもなくて。
ま、してもいっかな、と内心でだけ呟いていた。
その後の問いには、また暫し、押し黙ってから]

なんか、そんな食べたい気分じゃなかった。
っていうかあのコは、おじーさまの大のお気に入りだったんでしょう。
……おじーさまが全部食べるのが本望だったんじゃないの?




あのコは、美味しかった訳じゃない。

ただ。
……………………嬉しかった。

[素直に、零した。]


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/18(Sun) 23時頃


 未だその手の欲は少ないか?
 惜しいな。犯りがいのありそうな体躯だというのに。
 あと何十年待てば色々と教えられるやら。

[同胞相手には、贄相手にするような手荒な真似はせず。むしろ慈しむ主義だが。
そこまでは白金は知らないかもしれない。
片手に持つ杯に、手酌で酒を注ぎながら。残念そうにつぶやいた]


【人】 病人 エリアス

[グレーの主>>38に笑われて情けない弱弱しい顔になりつつも、
少しだけ目を閉じ、それから、敢えて怒っているように睨みつけた。
とはいえ、年上の大神を此処で払い退けようともしなかったのだが……。

頭や頬を撫でられても、睨み顔は相変わらず。
そして睨みつけたまま、そっと顔だけ近づけていた。]

(40) 2012/03/18(Sun) 23時頃

 ふむ、確かに気に入ってはいたがな。
 あれだけ痛めつけ甲斐があって、私好みの成熟具合の贄というのも珍しい。
 …………本望、か。そのような事は考えたことも無かった。

[気分じゃ無かった、という言葉に続く部分には、首を傾げてそう応じる。
贄の心持ちなど考える事に何の意味があるのだろうーーというように。
それ故か、嬉しかったーーという白金には、驚いたような顔を見せる]



ヤられるのはもう、勘弁。

………何年先にも、教わることなんてありませーん。

[何時頃のことを思い出してか、色気無く呟く。
といってももう、そんなに声色に震えは混じってはいなかったのだったが……

白金も、グレーの主のじゃれあい程度の行動は一応知ってはいるが。
さらに深く、となると、慈しみあるものは
あまり想像できてはいないようだった。]


[そのグレーが人間に対して抱くいろは、ある程度は察していたのかもしれない。
過去にあったことまで知っている訳ではなかったのだが]

ん、まぁ、おじーさまならそう言うと思ったけど。

[驚いた顔、間近に見ながら]

………なんか、ねぇ。
食べられるコにも、そういう何かあるのかな、って。

[ただ、贄の気持ち、という点では。
この白金もそれまでは、疎くはあったのかもしれない。]



…………ちょっとだけ、精気、頂戴。

[近づけた顔。不意打ちするように唇を寄せた。]


[娘に問うは優しさではない。
娘への最後の試しなのだ。

魂からの希求を娘が見せるかどうか――

しかしまだ、その激しいいろを見出せないでいる。]


[贄の気持ちを考える様子には、何も言わないでおく。
自分はそのような事を考えるつもりなどないが、他の同胞が何をどのように考えるのも各々の個性だろう]

 ああ、構わんよ。

[精気を、と言って近づいてくる唇を受ける前に、そう応じる暇はあったか。
唇が重なれば、自ずから口を僅かに開いて舌を割り込ませようと]


[娘を壇上に引き据えて、今すぐ引き裂いてしまおうか――とかちりと微か牙鳴りさす。

……そうしないのは、交わりを忌避する自制では、既に無い。]


さあ見せよ。
我に、汝の魂のいろを。

[人の耳には聞こえぬほどの、かすかな呟き。]


[返事を聞くか否かのところで、重なるくちびる。
割り込んでくる舌を受け入れ、自分からも、やわらかいそれを絡めていく。
恋人にするのではなく、同胞として触れ合う行為だったから、
故にそんなに躊躇ったり、逆にのめり込んだり、などはしなかった。]


(お酒っぽい………)

[内心では、そんな感想。
受けた精気のためか、はたまた酒気のためか。
くちびるを離したとき、目は少しぼんやりとしていた。]


【人】 病人 エリアス

[グレーの主との顔の距離は、未だ近いまま。
ぴんと耳は立ち、少し離れたところの響きをぼんやりと受けていた。]

(48) 2012/03/19(Mon) 00時頃

[舌を絡め、唾液をすすり。同時に精気を口移しで注ぎこんで。
ゆっくりと顔を離せば、ぼんやりとした瞳を見つめてフッと笑みを浮かべた]

 ………そのような顔をするな。
 同胞相手に無理強いする気はないというのに、押し倒したくなるだろう?

[そう囁き掛けた後は、唇を舐めてやろうか。それとも、首筋に顔を寄せてみようか?]



そんなこと、言われても。

[どうしようもないし……とばかりに、
今の自分の顔のこと言われればごちて。
また少し、睨むような目を作る。]

押し倒すとか、ダメ。しないで頂戴。

………それに、僕の身体は、僕だけじゃないんだから。

[金糸の贄で満たされた腹を擦りながら呟いた言葉は、
微妙に酔っていた所為で、その声調さえも拙くなっていた。]


[けれど膝の重みの所為でその場から動けない白金は、
くちびるや首筋に近づくものをも、上手く避けることはできない。]


 まったくもって残念だ。

[睨まれて、ダメと言われればフフッと笑って。
逃げられたり拒まれたりしなければ、もう一度唇を舐めてから頭を撫でようと]

 …………まるで妊娠でもしているかのような台詞だな。

[腹を擦りながらの言葉には、愉しそうに目を細めた]


【人】 病人 エリアス

[酔った瞳は、グレーの主を膝に乗せたまま眺める。
頭撫でられれば、その手は獣のままの耳にも掠り得るもので……。
ふるり、耳震わせたりもしてはいた。
傍目には、ふざけあっているようにでも見えたかもしれない。

そんな白金は、時折、満たされた己の腹を擦る。
願い、と告げる娘のこと。血を絡める黒壇のこと。
それらは何処か耳に遠くとも。
あのかれの眼差しを思い出すように、擦っている。]

(57) 2012/03/19(Mon) 00時半頃

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