人狼議事


202 月刊少女忍崎くん

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ススム! 今日がお前の命日だ!


【人】 鷹の爪団 マドカ

 ─人楼高校、校庭手前─

[クラスメイトと話していると
少し離れたところに、小学生くらい子供の姿があった。
赤いパーカーを着た大人しそうな女の子が、
少し困った様子でこちらと手元の紙を見比べている]


 …あれ
 あの子、スタンプラリーの子なんじゃない?

[まじか、と慌てた様子でクラスメイトは子供のもとへ。
ここで撮れそうな写真は大体撮り終えた。
まどかもクラスメイトについて歩いた]

(0) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[狼の手袋をつけた腕を大げさに振って、
「見つかってしまった〜〜!人狼を倒した証拠に
 この印を与えよう〜〜」などと少し下手な演技をする
クラスメイトには少し吹き出しながら。
スタンプを押してもらった後も何か言いたげな様子と、
子供の手の中にあるカメラに気付く。

まどかは子供の目線に合わせて身を屈ませる。
子供とはそこまで身長が離れていないために、
少し屈むだけで済んだ。]


 …えっと、よかったら写真とってあげよっか?

[子供が目を瞬かせて、まどかの顔を見た。
やがておずおずと頷くその様に、
少し考えたような顔をした後でまどかは手を合わせて]
 

(1) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 あと、わたしも写真、とっていいかなあ?
 学校に飾りたいんだけど…

[まどかの言葉に子供は少し考えたようにした後に
またおずおずと、少し恥ずかしそうに頷いた。]

(2) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[クラスメイトと子供、二人から少し離れて
笑って笑って、などと声をかけ。
まどかは少女から預かったカメラから写真を撮る。
まず二枚程撮った後に、今度は自分のカメラに持ち替えた。]

[ファインダーを覗いて、ふと子供の服に気付く]

 …ねね、フードかぶってみてくれるかなあ?

[首を傾げる子供にお願いして、
フードを被らせると、まどかはいくつかシャッターを押した。
少しだけ、視点を変えるように動いてもう一度。]

(3) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[たかが高校生の文化祭でも、この子が主役になるような写真。
ずっと、思い出に残るような。
忘れられなくなるような写真を撮りたかった。撮れると思った。
背景資料の為の手伝いで、役を引き立てる為の
写真を撮る経験はできてるはずだ。

構図を確認しながらまっすぐに、ファインダーから被写体を覗く]
 

(4) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[視点やポーズ変えをお願いしてもう数枚だけ撮った後。
まどかは画面を見て満足げに笑って、
画面を子供とクラスメイトに見せた。

画面の中では赤いフードを被った子供が、
狼にスタンプを押してもらっている。

まるで、子供も「赤ずきん」の仮装をしたような
構図になっていた。

子供の顔が、きらきらしたものに変わる。]
 

(5) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 もう一枚、そっちのカメラで
 これみたいのとってあげよっか?

[頷く子供に、まどかは笑顔を返して
再び子供のカメラを手に取った。
小さなカメラを介して被写体へ真剣な表情を浮かべて。
軽いシャッター音がまた鳴った。]
 

(6) 2014/11/15(Sat) 03時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[写真を撮り終えカメラを子供に返したところで、
少し離れたところに忍崎の姿があるのに気付いた。
小さな自分と違って、彼の長身はよく目立つ。]

 あっ 忍崎くん!

[まどかは子供とクラスメイトに手を振って別れると
小走りで忍崎のもとへ駆け寄った。
先程の真剣な顔ではない、いつもの笑顔だ。

彼はいつでも戻るなりなんなりのタイミングが早い。
また待たせたかな、と彼の真顔を見る。

…そこに 知っていれば間違いなく写真に収めたいと
せがむであろう、見たこともないような珍しい顔が
浮かんでいたこと>>12を、まどかは知らない。]

(20) 2014/11/15(Sat) 04時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

ごめん、待たせちゃったかなっ
あ、でもちゃんと撮ったよっ

こっちが屋台の遠景で… あ、これ 屋台の裏側。
あと、校舎の遠景も!

[あとこの辺で撮るものあったら撮るよ、と
声をかけながら 忍崎へデジカメの画面を見せる。]

(21) 2014/11/15(Sat) 04時頃

マドカは、ジェームスへカメラ画面を見せた。 屋台の遠景の写真が写っている。

2014/11/15(Sat) 04時頃


マドカは、ジェームスへカメラ画面を見せている。 ボタンを操作すると次は屋台の裏側の写真になった。

2014/11/15(Sat) 04時頃


マドカは、ジェームスへ見せたカメラ画面に、校舎の遠景を映した。

2014/11/15(Sat) 04時頃


マドカは、ジェームスへ どう? と写真資料の出来の感想を促した。

2014/11/15(Sat) 04時頃


【人】 鷹の爪団 マドカ

[そこで忍崎の手の中のたこ焼きの箱を見た]

あ、たこ焼きありがとー!
…あれ? 二個しかなかった? 

[忍崎にはついでにクリスにお礼として渡す分をお願いしていた。
自分と忍崎と、先程のお礼にと栗栖の分で3つのはずだ。
売り切れ?と、まどかは忍崎へ首を傾げる。

彼女が既に食べていることをまどかは知らない]

(22) 2014/11/15(Sat) 04時半頃

マドカは、たこ焼きとラムネとやきそばを小さな腕でわたわたと抱えて、忍崎へ礼を言った。

2014/11/15(Sat) 04時半頃


【人】 鷹の爪団 マドカ

[カメラの覗き込む彼の様子をちらりと見る。
どうやら期待に添えたらしい。
まどかは小さく満足げに息を漏らす。]

[食べ物を受け取りながら、忍崎が首を傾げれば>>25
まどかは、ふるふると首を振って笑った。]

 ううん、むしろありがと!

[この手のものは暖かいうちに食べるのが正解だろう。
屋台の冷えてしまった食べ物は、おいしさ云々もあるが
食べてて異常な寂しさがこみあげてくるものだ。]

(27) 2014/11/15(Sat) 05時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[一気に腕の中に増えた食べ物達を少し抱えなおしたところで、彼がこちらの顔を見ているのに気が付いた。
自分の目でもファインダー越しでも、彼の正面顔は見慣れているというのにそれでも、見つめられるとどきどきと大きく心臓がなり始める]

 ぅ、ぅえっ? ど、どうかしたっ…?

[よもや言葉足らずが原因でとんでもない誤解の上に
自分が可哀想だと言われている>>2:106>>2:107>>2:108
なんて知らない。]

(28) 2014/11/15(Sat) 05時頃

マドカは、やや心配げな顔をして出た言葉>>26に思わず顔を赤らめて

2014/11/15(Sat) 05時頃


【人】 鷹の爪団 マドカ

 だっ 大丈夫だよぉ! そんなくいしんぼじゃないもん!!


[腕の中に溢れた食べ物の量と誤解したまどかは
恥ずかしげに忍崎へ抗議の声を上げた]

(29) 2014/11/15(Sat) 05時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ちちちがうもん!? 忍崎くんのばかあああ!?!?!?

 あれはわたしだけのせいじゃないはず、
 はずだもんんん!!!!

[料理スキルなどというある意味の女子力があるというのに、
何故デリカシーの方向の女子力は恵まれなかったのだろう。

アシスタント全員にぶたまんの最大消費者の肩書を
擦り付ける抗議の声が、校庭に響いた**]

(31) 2014/11/15(Sat) 05時半頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 05時半頃


........んん!?

[耳を疑った。]

[こいつはいってるいみがわかってるのかな。]


[真弓ちゃんは駿くんを追っ掛けてる。
 →駿くんは俺に愚痴をこぼしたりしてくる。
 →真弓ちゃんは苦労も構わず駿くんを追いかける。
 →駿くん苦労する。

のローテーションは知ってた。
 でも、彼が"早乙女スピカ"の読者とは知らなかった。
 どこから…?もしかして、忍崎、だろうか。

あれ。ってことは真弓ちゃんはラヴコールしてんのに駿くんが逃げまわってるって構図がちょっと変わってくる。

.........ああ。]


(...駿くんが新手のツンデレにしか見えなくなってきた。)


[どんよりした瞳でそわそわどきどきしてる駿くんを眺める。すきですってそんなに熱中するレベルだったのかと勘違いしつつ、ちらりと花園ちゃん真弓ちゃんの方を見やると。]


【人】 鷹の爪団 マドカ

 ─人楼高校、校庭手前→玄関前─

[近くのベンチでたこ焼きに焼きそば、
ラムネを難なく美味しく召し上がり終える。
この量を食べれるのに、身長が伸びなかったのは
おそらく両親の遺伝だ。
鷹野家は名字のいかつさの割には家族全員揃って小柄だった。

忍崎が食べているところなども許可を撮って
いくつか写真に収め、まどかは資料撮影をまた再開している。
今は校庭前から変わって玄関近くで、
玄関前の文化祭の看板を撮っていた。]

(45) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[ついでに自分用のデータも確認して。
忍崎が大半を占める画面と睨めっこして、
ふと画面の端の写真枚数を見た。
こちらも結構な枚数がたまってきている。
少し整理が必要かな、まどかは少し考えたような顔をする。

校舎外で撮れそうなものはそこそこ撮れた気もする。
それなら校舎に戻るついでにと、忍崎へ写真部の展示の方へ
寄っていいかとお願いした。]

(46) 2014/11/15(Sat) 16時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ─人楼高校、写真部展示教室─

[写真部の展示は、書道部の展示教室の近くで行われている。
屋台の並ぶと比べると、やはり展示教室近辺は人が少ない。

教室に入り、展示当番の子へと声をかけて展示風景を見る。
ぽつぽつと中に居る人がちょうど自分の作品を眺め終えたところのようだった。

声をかけるのは少し気恥ずかしくて、
自分の作品を見直すふりをして客を見る。
おそらく外部の人であろう、大人だった。

まどかも写真の公募などには出しているが、
実際に作品を客に見せるのは、いつだって少し緊張するものだ。
まどかは緊張と嬉しさの混じったような顔で、次の作品を見ていく
大人の背中を追う。]

(47) 2014/11/15(Sat) 17時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[…写真部の撮影対象は人によって様々だ。
花園が運動部を多く撮っていたりすれば、動物を撮る子もいる。

まどかといえばこの一年程は、
忍崎を撮ることがメインになっている。

あまりに忍崎を撮っているので、
写真の確認をする為に忍崎の顔写真を広げた
自分のスペースを見た部員に、真剣な顔で
「ストーカーは犯罪だよ」で説得された程だ。

許可も撮っているので心外だ、と抗議した時の
「それ展示に出す気じゃないよね…?」と言った部長の顔が
あまりにも怖かったのを覚えている。

そんな背景もあり。今回まどかが出したのは風景写真だった。

「鷹野まどか」と撮影者名が書かれた
小さなキャプションの上に街並みの写真が映っている]

(48) 2014/11/15(Sat) 17時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[…人楼高校の通学路になっている道のひとつに、
通学中の難所としても有名なきつい坂道がある。

まどかの撮った写真は、それを下から撮った写真だ。

そこそこに人通りも多い坂なのだが、時間帯にしては珍しく坂の途中に人は誰もいない。
知る人にはそれが一層不思議な空間として見せていた。

誰もいない、見上げるようなきつい上り坂の直線の先に、
夏に撮ったのだろう。濃い青の空に大きく育った
夏らしい入道雲が映っている。]
 

(54) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 […この坂を上った先で。
  彼とまどかは、初めて話した。]
 

(55) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ―回想:一年前 通学路途中の坂道―

[…朝焼けが、まだ人通りの少ない
心臓破りの坂を薄く染めていく。
息を切らせながら、まどかはその坂道を昇っていた。

この坂を昇った先には公園がある。
大して遊具に恵まれているわけでもない、
ほぼ空き地といってもいいような小さな公園からは、
この街がよく見渡せられる。
そこから撮る、街の全景写真。それが目当てだった。]

 (ぅぐうううう、はやくしないと昇り切っちゃう…)

[既に何度か早起きに失敗していて、
今日こそはと朝も早いうちに飛び出した。
起きれたはいいものの、坂に難儀して間に合いませんでした、
というのはどうしても避けたい。
運動が苦手なまどかは必死に坂を登る]

(56) 2014/11/15(Sat) 18時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ―回想:一年前 坂の上 第二七頃公園―

[息も切れ切れ、なんとか公園にたどり着いて、
まどかはそこからの景色を見下ろした。]

[遠く遠景に薄い霧が立つ上からの街並みを、
先程よりも強く朝焼けが染めている。
街を流れる大きな河に、朝日がきらきらと反射していた]

[目の前に広がる光景に、まどかはゆっくりと瞬きをして
切れ気味の息を静かに吐いた。
まどかの目にも、朝焼けがきらきらと反射した]

(57) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[被写体はばっちりだ。まどかは首に下げたカメラを構えて
ファインダーを覗く。…もう少しだけ、構図が物足りない。
おそらく視点の高さだろう。自分の身長には難儀しっぱなしだ。

幸い、立ち位置がそれほど変わらないところに
小さな段差があった。
まどかはそれに登って、再びファインダーを覗く。
次こそは満足の行く構図になった。]

(58) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 (ん…よしっ 完璧…!)

[整えた息を静かに吐いて。
シャッターボタンに伸びる指に力を入れた]
 

(59) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

  ぅえっ?!?!

[ファインダーの奥が一瞬、少し暗くなる。
風が過ぎ去るその瞬間。
かしゃ、と軽い音が上がってシャッターが切られた]

 (ななな なにいまの?!)

[何か大きな影だった気がするが、
影の動きが風のように早かったうえに
ファインダー越しの視界はあまりに限られている。

それが何なのかわからないまま、
まどかは画面を操作して先程の写真の具合を確認した]

(61) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

[そう──ひたむきに、至極必死に、
そのとき、忍崎は集中していた。]



(ああくそ!! 鳥!! はやいな……!!)


[陸上で短距離の選手をやっていた手前、足に自信はある。あるが、カメラを構えながらの慣れない姿勢で大空を自由に舞う鳥を追うのは流石に骨が折れる。]


[一年前。鷹野の写真に写りこんだそのとき──
忍崎は、佐藤と夢子のばったり公園デートv回で、
ハトを描くための資料写真集めに必死だった。]


(くそっ!大空は自由すぎる!!!)


[だが結局── 大地から離れられないような身では、
くっ… と歯噛みして、青空に飛び立っていく翼を
黙って見上げることしか、できなかった───…]


【人】 鷹の爪団 マドカ

 (なん…だこれ…っ!?!?)

[やたらと大きい影だとは思ったが、
まさか人影だとは思っていなかった。
奇跡的にもそれなりにピントの合った写真>>62に、
まどかは目を疑った]

(64) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[デジカメの画面の中。

首裏に湿布、という満身創痍そうな見た目の中でも
どちらかと言えば庶民性が感じられるその男子の横顔は]


[まっすぐと前を見据え。
ほかで見たこともないほど、真剣な顔をして。

朝日に照らされて、輝いていた]
 

(65) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 ……… 、


[彼のひたむきさは、

たとえ一瞬の出来事の中でも。
手の平に収まる小さな画面の中でも。

しっかりと強く強く映し出されて]


[まどかの胸を大きく打つ]
 

(66) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


  …………… 、

[まるで、今撮ろうとしていた筈の
街を区切る大きな河が朝日を反射するように。

画面を見つめるまどかの目が、きらきらと輝いた]
 

(67) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[画面から、顔を上げた。
まどかからそう離れていない位置。

朝日を見上げて、青空にも近い長身が緩く息を吐く。
画面の中の彼がそこに居た>>63]
 

(68) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[こちらに気付いたのか彼の首が、
澄んだ朝の空からこちらに向く。]

 ぅ、ぅえっ?

[思わずびく、と肩を小さく跳ねさせる。
彼の目線を追って自分のカメラを見て、
数秒だけの沈黙が流れた]

(71) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 (……………あっ!?!?
  そそそそうだ!
  わたし無断で撮っちゃったってことだよね!!?)

[彼もそれに気付いたのだろう。
もう一度カメラを指差すその目を見る。
無愛想な声を上げて歩み寄ってくる彼の長身と、
その真顔にまどかは思わずたじろいだ]

 (ひっ… でかいっ こ、こわい!!
  こ、これ絶対!! 絶対怒ってる…!!)

[当然だとも思う。
勝手に撮られていい気分をする人はそう多くないだろう。
まどかは慌てたように、頭を下げて]

(72) 2014/11/15(Sat) 21時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ぁああああ、あのっ!
 〜っ ご、ごめんなさい!!

 最初から撮るつもりじゃなくて!!そのっ!!

 ま、街! 街を撮るつもりだった、んです!!
 あの、事故で…!!入っちゃって…っ!!!

[彼へと、自分のカメラを差し出した。
デジカメの画面に映し出されているのは、
先程の偶然撮れた写真だ。

ピントが合っていなければ、
事故だというのも簡単だったのだろう。
まどかにとっては幸運だったのだが、
ある意味不運だったともいえる。

きっと怒られる、と怯えながら
長身の彼を見上げて様子を窺った。]

(73) 2014/11/15(Sat) 22時頃

 
 [──もし、この公園で写真を撮っていたなら、
  鳩などの鳥が映っているかもしれない──]
 


[そう思って見せてもらった写真は、
思い描いたものとは少し違っていたが、
ある意味では、想像以上だった。


手前にある顔にピントが合ってしまっているものの、
高台から撮られた風景は、
爽やかな朝の空気がよく捉えられていて、
陽に照らされる家並みの陰影も、きらめく川も、
手前に佐藤と夢子を並べるのに最適な構図のように思われた。]


【人】 鷹の爪団 マドカ

[手渡したカメラの画面を、彼は黙って見つめている。]

 …………………… っ

[遠くに鳥の声が聞こえるだけの、静かな時間が続く。
たかが1分もないだろう時間が、ひどく長く感じられた]

(77) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[静寂を破るように、低い声が届く]

 ぅ、ぅえっ は、はは はいっ!

[横顔の彼がまっすぐとこちらを見て>>76]


[…それはまどかが思っていた
非難でも、罵倒でも苦言でもなく。]
 

(78) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[まどかは驚いたように、目を丸くして。
怯えが残っているのか。口を小さくとぱくぱくと開いた後。

意を決したように声を出した]

(79) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

  ぁああの カメラだけは勘弁してください…っ!!!

(80) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 あ、あああっ しゃ、写真の方かっ
 写真の…………… ぅえっ?

[再び驚いたように目を瞬かせて
焼き増しでいい、と淡々という彼の顔を見る。]


[…怒られると思っていた。
だから、まさか必要とされると思ってもいなくて。

まどかの手に、カメラが返る。
画面には、先程の写真がまだ映っている]

(84) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[…確かに、いい写真が撮れたと思った。


まるで感情までも、映し取ったような。

この一瞬はもう過ぎ去ったあとだというのに。
それでもまだ、新しい感情が湧かせてくれるような。



……彼も、いいと思ってくれたんだろうか。]

 

(85) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ



 ……………………… 、

[やけに、自分の心臓を打つ音が大きく聞こえた気がした]
 

(86) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[彼が、名乗っていないはずの自分の名前を呼ぶ]

 …ぅえっ!? う、うん…っ!

[頭の片隅に浮かんだのは、少女漫画。
まるで漫画みたいな展開だと、はじかれるように
画面から彼へと視線を移す。

カメラを返した彼の手が、
まどかの頭あたりに水平に動いて。

自分のつむじを見て頷いた]

(87) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 ―――どこで認識してたの!? いま!?!?

[思わず声を出して、まどかは改めて見上げて
目の前の彼の顔を見る。

この身長。この見上げる感じ。

なるほど、そうだ。
確かに美術の時に居た、大男]

(88) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[美術は選択科目の中でも、必要な教材が多くて
選択する人は少ない。
だから、もっぱら興味がある人だけが取る科目だ。

結果的に文科系の人が面子として多く揃う中。
彼は周りから飛びぬけて背が高く、
目立っていたから覚えている。

出欠をとるときに名前を呼ばれていた。

確か、「忍崎」。 「忍崎 江一」だ。

美術教室の光景を思い出しながら、まどかも改めて確認した。]

(89) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ



 え、えっと。
 し、しのざき、くん。 だよね…?

[呼びなれない彼の名前を呼ぶ。
心臓の打つ音は、まだ自分の耳に大きく届く。]
 

(90) 2014/11/15(Sat) 22時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 こ、これっ!

 焼き増し、するから…!
 ま、また今度でいい…っ??

[高鳴る胸の前で、カメラをしっかりと握って。
まどかは忍崎へ、おずおずと声をかけた]

(91) 2014/11/15(Sat) 22時頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/15(Sat) 22時半頃


TO:榊原 駿
FROM: 保 雷司
件名:Re:サボってるの言いつけるぞ。
---------------------------------------------
代役頼んでるから問題なし。
空腹で死ぬ!


【人】 鷹の爪団 マドカ

 ─人楼高校、写真部展示教室─

[…彼に好意を抱いたあの日から、一年。

今現在。
好意を伝えたのにも関わらず、
彼に自分の意は伝わらず。

何をどうめぐり廻ったのか
彼のアシスタントになっている。]

[何故だろう…としみじみと自分の作品の前で感慨に浸り終えると
そういえば、自分用のカメラの容量が不安だったのを思い出す。
まどかは自分の作品から傍らの忍崎へ振り返る]

(135) 2014/11/16(Sun) 00時半頃

マドカは、何か思いついたような、納得がいったような忍崎の様子>>134には 首を傾げながら

2014/11/16(Sun) 00時半頃


【人】 鷹の爪団 マドカ


 忍崎くん、ごめんっ

 わたしちょっと部室行って
 自分の分の写真、整理してこようかな。

[写真部の部室は展示教室から遠く離れているわけでもない。
それでも、写真の量はそこそこにある。少し時間はかかるだろう。
先に行ってて、とまどかは忍崎へ手を合わせて、
申し訳なさそうに眉を下げた。]

[喫茶店にお化け屋敷、クラスごとで催し物は様々だ。
資料撮りももちろんだが、ネタの為の取材なりなんなりが
彼にはまだまだあるだろう。
こんなことでまで自分の都合で付き合わせるのは少し悪い。

別行動は正直惜しいが、もう彼と回れないわけでもない。
むしろ、容量が足りなくなって貴重なシーンが
撮れなくなる方がよっぽど惜しい。]

(136) 2014/11/16(Sun) 01時頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 整理終ったら、また資料撮り手伝うけど…!
 今すぐ写真撮って!ってなったら、
 メールしていいからねっ

[少し顔を赤くして念を押す。
念を押すくらいじゃないと、前みたいに遠慮>>0:252
から回るかもしれないと思ったからだ。

ね!?と忍崎へもう一度念を押して、
まどかは展示教室から部室に向かう廊下へと足を運んだ*]

(138) 2014/11/16(Sun) 01時頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 01時半頃


【人】 鷹の爪団 マドカ

 ―人楼高校 写真部部室―

[部室の戸をがらりと開ける。
中にいた先輩部員の一人に声をかけて、
「パソコン借ります!」と言って、
まどかはデジカメからSDカードを抜きだして
部室に置いてあったUSBメモリーと一緒に差し込むと
パソコンを操作し始めた。]

 んっと…

 (昔の方は移しちゃおう…
 最近のもすぐ見たい写真以外は移しちゃってもいいかな…)
 

(151) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[画面に並ぶ小さなサムネイルに、忍崎の写真がずらりと並ぶ。
用事を済ませたらしい先輩が、パソコン画面をみて
げ、と声を出した]

 『ほんと、よく許可とれたよね…
  これは引かれるレベルだと思うなぁ…』

 ぅ、ぅええ? だ、だって満足いくのが撮れなくって…
 何がだめなんだろ? あんなにかっこいい顔してるのに…
 

(152) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


[写真のひとつをクリックする。

まるでヴィジュアル系の如くピンと伸ばした手を顔に当て、
少し斜めに傾いだポーズの忍崎が画面一杯に映し出された。]
 

(153) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

  なんか違うなってなっちゃうんですよね…

(154) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

  『うん 顔以前にまずポーズに引くからね』

(155) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[画面に映し出された画像はいったん閉じる。
…ちなみこれは、忍崎の家にまどかが置いた
アイドルの多く載るテレビ雑誌から引用してポーズを頼んだもの。
アシスタント作業の休憩中に行われた、
謎の撮影会が生んだものであった。]

(156) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[それから、ここ最近一か月前までのデータをUSBに移す。
ひと月より前の写真は、いくつかだけが残った。

また別の写真で使えそうな構図だったり、
出来としてまあまあかな、と思うものだったり。
話題としてよく出るな、と思う写真も残す。


…その中には、初めて彼を撮った写真>>62も残っている。

あれからいくつ忍崎の写真をとっても、
これ以上の写真は撮れていない。]

(157) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ



 …どうすればいいんだろうなぁ〜…

[何度も見直して、見慣れてもまだ。
見る度にあの時の気持ちが浮かぶ。

その小さなサムネイルに、
まどかは少し顔を赤らめて小さく息を漏らした]

(158) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[最近の写真からは、赤いフードの子供と
狼に扮したクラスメイトの写真>>5を選んで、印刷ボタンを押す。

プリンターからは学生にも求めやすい値段の写真用紙に
印刷されて一枚の写真が出てきた。

次に選んだのは、
白甲冑が黒鎧に壁に追いやられている写真>>0:90だ。

まどか側からは「壁ドン」のつもりで頼んだのだが。
…身長差と、鎧のいかつさ。
また、自分の服に着られている感がすごいせいだろうか。

まるでカツアゲされているか、
陰惨な事件が起こる五秒前の光景しか見えなかった。

なるほど、あの時真理が引いてた>>0:94のは
これか…と まどかは遠い目で納得した。
まあ、それでも一応用意するべきか。と印刷ボタンを押す。
プリンターから機械的な音が上がった]

(159) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[プリンターから出た写真を、先輩部員は拾い上げて
怪訝な顔を浮かべた]

 『何これ? …あ。もしかして、仮装の写真とる企画の?』

 はいっ 掲示板に貼りに行こうかなあって。

[もっとも、二枚目の写真を撮ったのは花園だ。
掲示板に貼るのは彼女名義のほうがいい気もする。
彼女がこれを自分名義で出すつもりがなくても
珍しい写真ではあるだろうし、人の目にも見せたくはある。

何よりお化け屋敷に行く約束もあるし、
その辺の許可確認しに行くのも必要かなあ、
と別れた花園の事を思った。]

(160) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

 『ふぅん… もう結構枚数貼ってあったよー。
  人気票あるみたいだし。
  折角だから、頑張ったらいいんじゃない?』


[先輩からプリンターから出た二枚の写真を手渡してもらって
まどかの手元には、二枚の写真が残った。


…子供の写真は自分でも満足にいくように、撮れたのに。
彼の写真は、またも思っていたのと少し違う。

目で見る彼はあんなにかっこいいのに。

…あの時撮れた彼は、あんなにかっこいいのに。]
 

(161) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[少しだけ落とした肩。
それも、気合を入れなおしたようにすぐにまた上がる。]


  …、そうですね!  そうしますっ

[そう言って、まどかは先輩へ頭を下げた。
写真対決の貼られた掲示板と、校内の装飾の写真。
それから花園のところと、栗栖の展示も見に行かねば。

忍崎に合流する前に、いけるところは行くべきかな、と
頭の片隅に考えながら まどかは部室を後にして。

写真部と書道部の展示教室に近い廊下を歩いていく。**]

(162) 2014/11/16(Sun) 04時半頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 05時頃


──回想、忍崎の自宅──

[忍崎が初めてその冊子のことを知ったのは、
氷見山と二人で作業をこなしているときのことだった。]



 ? 寄稿者がたりないんですか?


[あちこちの部活で助っ人をしている氷見山は、顔が広い。かつ、どことなくものを頼みやすい空気が漂っているためだろう。
時折文系部から悩み事が持ち込まれることがあるようだった。]


[文化祭の定期発行日>>+10がくるというのに、
どうやら完成見込みの作品が少ないらしい。

「どうにかならないかな…!」と文芸部部長の悩みを聞いて、
どうにかならないかな。と、当時二年の氷見山から、
原稿作業中に話を聞いたのが最初だった。]


 ……そうですね……

 形式にこだわらないなら、
 穴埋めくらいは手伝えますけど

[小説。というよりはキャラクタに喋らせる台本形式に近くなるが、それでもよければ手伝いましょうか。と、氷見山の手伝いもあり、
〆切りより大分手前で完成した原稿を整えながら提案をしたのも
やはり、ほぼ一年程前のことになる。]



[なお、そのときに「江入 ひみこ」のP.Nで
(名前は氷見山と相談して決めた)
寄稿した読みきりの作品は、当時から月刊マーマレード連載中の
「恋バナっ!」の雰囲気とよく似た内容であり、
そこから笠原が目ざとく忍崎の正体をかぎつけ、
笑顔で取材にやってくることにもなったりしたのだが、
それはまた別の話である。]
 


[──ともあれ、そんな氷見山を介した縁で、
忍崎は文芸部と繋がりを持つようになり、
不定期発行される『珠玉』の入手も随分と楽になった。


そして四月になり、新入生が入ってからは
文芸部にヘルプを頼まれることはなくなっていた。]


 へえ。文芸部にいい新入が入ったんですね?


["早乙女スピカ"。

その名前を知ったのは、氷見山との作業中、各部活に入った(漫画的な意味で)注目できる新人の話を聞いていた中でのことだ。]


[ぱら。と作品を読むと、そこには誰にも読みやすいように配慮された童話がつづられていた>>+8。


情感豊かに息づく世界の中で、
登場人物たちは、
生き生きとした表情をみせる。

不可思議の中にも切なさと温かみが同居した
星を集めるこどもたちの話。]


[スピカの名前に似合う作品を読み終え氷見山へと顔を向ける。
走りきった後のような、爽快感のあるいい読後感だった。]



 どんな子なんですか?


[こんなに爽やかで素敵な話をかける人物なら、漫画のネタになるかもしれない。──そう思い正体を聞いてしまったのが、正解だったのか間違いだったのかは、今でも、よくわからない*。]


(いや、だって まさか

 あの話の作者が
 あんなだとは思わないだろう……!)
 


[氷見山から"早乙女スピカ"の正体を聞く少し前に、
ススムから"新聞部の新入部員"のストーカー  基い
強烈な取材については話を聞いていた。

聞いていてしまった。


それゆえ、激しく衝撃を受け、「ェ"っ」 と、
濁った声で驚いてしまいはしたが、作品に罪はない。

作品に罪はない。連載を持つ際に編集部から、

「やはり先入観をもたれないように、
 男だとはバレないようなP.Nで──」

と言われたことが妙にはっきりと思い出されてはしまったが、
作品がすばらしかったことに代わりはない。]


[よって、衝撃の事実が発覚したのちも、
早乙女スピカの童話が載った、
その『珠玉』は、幸か不幸かその後>>+7
ススムに見つかるまで、
忍崎の家にある本棚の一角に収まっていたのだ──]


──回想:ススムと『珠玉』──

[曇天のため、部活が中止になったその日。
家に寄ったススムが「これいいな」と、持ち出してきたのが、
"早乙女スピカ"の童話が載った『珠玉』だった。]


 ん"ッ あ  いや……いい……話だな


[>>+9 一度目を通した話を丁寧に読み聞かせてくれたススムに返せたのは喉で詰まらせた声だった。]


[確かにいい話であることに異はない。
なかった。──なかったのだが、
どこか晴れやかな顔をしているススムの顔に
白銀に振り回されて胃を抑えるススムの姿が重なる。]



(……黙っておこう……)

[やはりちらつく編集部曰くの、「先入観」という言葉に、
忍崎はそっとススムに"早乙女スピカ"の正体が、
彼を追い回している少女、白銀 真弓であることについて、
硬く硬く、口を閉じる決意をした。]


[白銀も寄稿の際に本名を使わないあたり、作品を読んで欲しい気持ちはあっても、自分が作者だと吹聴する気はないのかもしれない。

ススムが直に白銀に対して早乙女スピカの作品についての良さを熱弁するような事がなければ、白銀本人がいきなり、自分が、早乙女スピカだと言うようなこともないだろう。

忍崎自身が唐突に、「実は自分は星野しのぶで……」と
自分語りをはじめないように、
きっかけなしで白銀から話す可能性はほぼ無いように思えた。

氷見山から聞いてしまう可能性については、
後日、ススムと氷見山が揃った場で、
見つかりたくない作家心理について言及し>>+11、
ソフトに釘をさしておいた。

そちらの効果の程はわからないが、その後、
ススムが早乙女スピカの正体に気づいてしまった様子はない。

忍崎なりのススムの胃防衛作戦は、
なんとか上手く行っているように思えていた。

ひとまず、──*今のところは*。]


──お化け屋敷内──

[明るい場所で普通にしていればまだしも、
引き結んだ口に、吊りあがった眉尻、
眉間に皺を刻んだ上に、一点凝視が重なり
一見するだに「ガンをつけている」としか
解釈のしようもない面構えだった。]

……、

[正面から見るほど、
 眼力が強すぎて怖い。]




(…… この柳は本物か?
 よくできてるな。

 暗い中の影は、今覚えておかないと…)

[考えているのは、作画のことなのだが、
そんなことは外部に伝わるはずもなく、
脅かす側が客の目つきに逆にびびらされるという図が、
一部でのみ発生していた。]


【人】 鷹の爪団 マドカ

  ―廊下―

[校内の装飾をいくつか撮りながら廊下を歩く。
窓の装飾から視点を窓の外へと移せば、
校庭に並ぶ屋台が上から見える。
暖色系のテントが彩る校庭の中に、
偶然花園の姿>>175が見えた。

ここから声をかけて届くだろうか。まあ無理か、とも思うが。
窓を開けて、名前を呼びかけようとして]

 ま、

[…花園の傍らに仮装姿の男の姿を見つけた。]

(195) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

  りっ゛…………っ!?

[驚きに思わず声を殺して、咄嗟に窓から隠れるように
さっと身を屈めた。
まどかの後ろを通り過ぎる生徒が怪訝な顔をする]

(196) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ


 (…ぅ、ぅわああ…っ!?
  ぁぁあああれっ デート中!だよね…!?)

[そろりと隠れるように窓から顔を出して、
相手の顔を確認しようとする。
流石に遠いのと、仮装姿なので分かりにくかった。
仕方なしにカメラを構え、ズーム機能を使う。

後ろを通り過ぎる生徒達の顔が、怪訝な顔から
ひそひそと何か話しているような雰囲気になったが
まどかにとっては、それを構っている場合ではない。

部活仲間の友人…しかもあれだけ人の色恋沙汰が
好きな花園本人の色恋沙汰となれば、気にならないわけがない]

(198) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

【人】 鷹の爪団 マドカ

[カメラのファインダーに映し出されたのは、見慣れた顔。
氷見山の姿だった。]

 (ぅええっ?! みゃ、みゃま先輩…!?)

[花園がよく氷見山の姿を撮っているのは知っている。
また彼女の少女漫画妄想もよく聞いているから、
氷見山のようなタイプの目立つ男性は
彼女のタイプなんだろうと思っていた。]

 (ま、真理…っ!! ついにみゃま先輩と…?!)

[遠くから見てるだけ>>0:47と言っていた彼女も
やはり恋心があったのだろうか。
ならば、応援しないわけがない。

まどかは静かに決意を固め、カメラを握る手に力を入れた]

(201) 2014/11/16(Sun) 23時半頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/16(Sun) 23時半頃


[前方からは『なんかお経が聞こえる!?』>>+40と、客から悲鳴が上がったりもしているが、忍崎付近であがる悲鳴は暗幕の向こうから聞こえている気配があった。]


(なかなかおばけ役が出てこないな。

 いつ来るか──と、構えさせて、
 一気に、という演出か?)

[なるほど、緊張感を高める演出か。
上手いな。などと納得しながら、
暗闇の中をずいずいと進んでいく。]


[もとより作り物を怖いと思う感覚は
忍崎にはいまいち薄かった。]


(雰囲気づくりはかなり上手いが、
 まあさほど怖くはないな)

[これならば、「〆切りの前倒し」「自分の好みを押し付けてくる編集」「ネタ切れ」「完成原稿の上に墨汁の海」「スランプ」「全没」
「ぎりぎりでの郵送ミス発覚」──etc.の方がよほど]


【人】 鷹の爪団 マドカ

[ズームされた様子から見える彼女たちの姿>>177
まるで仲のいい恋人達のようだ。
花園の色恋妄想程でもないが、
二人の様子にまどかは少し興奮する。]

 (…でもなぁ〜)

[少しカメラを動かして、映し出されたのは氷見山の顔]

 ( みゃ、みゃま先輩かぁ〜… )

[ファインダーの奥の彼に、
先日、忍崎の家で行われた映画上映会の様子がちらつく。
こちらが驚くほどに怖がっていたあの時の彼とは大違いだ。]

(209) 2014/11/17(Mon) 00時頃

…………


[と 考えて、キリキリと痛む胃を抑えた。恐ろしい。
おそろしいすぎる。どれも背筋が凍る。]


【人】 鷹の爪団 マドカ


 (だっ だ、だいじょうぶかなあ〜〜…っ )

[花園の妄想を聞いていると、思わず彼女の理想は
そこそこに高いのでは…と思ってしまう。
忍崎の描く「恋バナっ」でいうところの
佐藤のような印象を抱いているのではないだろうか。
氷見山も人気者であるのは間違いないのだが。]

[うっかり彼女の理想を崩して、
氷見山の名誉と花園の気持ちを裏切ったりしないだろうか。

その光景を一瞬想像して、まどかは頭を抱えた。
それはお互いを知る者として、できるなら避けてほしいと
願うばかりだ。

まどかは もはや、はじめてのおつかいをまかされた子供
見る気分で、氷見山と花園の様子を眺めていた…]

(210) 2014/11/17(Mon) 00時頃

鷹の爪団 マドカは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 00時頃


 …………

[自分の思考にダメージを受けて、
緊張感は先ほどよりも高まった。
(漫画家としての)恐怖を覚えたせいで、
心臓が普段よりも脈拍数を増やす。]



 ────。


[微かに乱れた呼吸を整え先に進むと
前方に「いかにも」な井戸が見えた。]


[── 微かにボウッと見えた光は、
人魂か何かの表現なのだろうか。]


 …

[一呼吸ののち、口を引き結び、常より緊張の面持ちで
暗がりにある井戸に差し掛かった。]


[井戸手前まで来ると、女声の歌が流れだした。
歌詞に、何がだ。と思うもつかの間、
井戸の暗がりから、
人の手がずずず……と現れた。]


 …!

[目を瞠り、ぎょっとして僅かに身を引く。
感情を乗せた声音は迫力たっぷりであり、
実に、実に、真に迫って聞こえた。]




[のだが]


[──ガシッ!!っと力強い動作で、
地面についていた手を掴む。]


 …井戸に…


   落ちてしまったのか…!


[銀髪のヅラに女装に完全に誤魔化され、相手がススムだとは
「 全く 」気づかないまま、固まった井戸幽霊の顔を、
忍崎は、さきほどよりも険しい顔で見止めた。]


― 去年、文化祭前in忍崎宅 ―

そうだ、忍崎、一つ頼まれてくれね?

[アシ作業中、ふと思い出したことを声にする。]

文芸部が文化祭に部誌を発行するんだけどさ、
出来上がってる作品が少ないらしんだよ。

で、どうにかならないかって話が舞い込んできたんだが、

ひとつ、どうにかならないかね…?


[手を合わせてお願いすると、小考の末にOKを貰った。
 形は問わないと言われていたため、台本形式も全然OKと。

ちなみにP.Nから誰かバレたらしく傘原はまず俺に星野しのぶかとド直球をぶちかましてきたが、なんとか誤魔化したものの、次は二年へ行くと聞かない。こんな経緯で、傘原は忍崎が少女漫画家だと知っている。

その後ひみこって何よってかれこれ一年近く弄られてるので女性名にした忍崎はゆるさん(ふんぬ]


― 今年、少し経って ―


[ちなみに俺が毎号手に取る事ができる『珠玉』。どこから手に入れているかというと、実は普通の生徒と同じ。部長から何処此処に置いたから、と教えてもらって、そこから取るようにしている。

なにしろ、隠されているものだから、場合によっては一冊も手にとってもらえないこともあるらしく。ある意味宣伝なわけだ。俺が図書室かどこかで何気なく『珠玉』を手に取れば、それを見られるが他の生徒の興味を惹く切っ掛けになる、と。

そんな一冊を、忍崎に横流ししているというわけで。]


そそ。丁度今号に乗ってるから、見てみなよ。
部長が嬉しがってたぜ、華が出来た、って。

[彼も気に入って。
 どんな子か、と尋ねられれば、
 あー、うん。オフレコでな。と堅く約束をした。]



[真弓ちゃんが熱心な子だとは知っていた。
 駿くんが気苦労の多い子だとも知っていた。
 二人の追っ掛け追っ掛けられも大変そうだけど面白そう、
 くらいに見ていたのだが。

忍崎が作家心理を説いた時には俺はそういうものかと納得し、駿くんも合点がいったのか"誰々"が誰なのか知りたい、と口にしなかった。そのようなニアミスが、俺がススム→早乙女スピカを知らなかった理由。

そう、駿くんから伝言頼まれてんだけどさ。
 真実を知っちゃった俺は真弓ちゃんに正しく伝えるべき?
 こういう時どうする、どうする、どうすんのよ ――俺!!*]


──おばけ屋敷──

[──井戸幽霊の手を掴んだそのとき、
丁度、忍崎の脳内ではきっと来る〜という音楽に乗って]


(とある壊れた井戸で、
 夜に恋人と待ち合わせをしていたが
 指定の井戸以外にも 
 壊れた井戸があることに気づかず、
 きっと来る、と冷えた夜の間も
 長く待ち続ける間に、
 足を滑らせて水の中に落ちてしまい、
 水死してしまったが、
 それでも尚、いまでもきっと、と
 恋人を待ち続ける哀れながらも
 一途な幽霊なんだな──)

[泣ける。という思考が走っていたが、
当然、内心の全てが伝わるわけもない。]


 そうだな きっと来る。


[── 追いかけられる前に機先を制し、
語り始められた身の上話に、

コク……と、謎の頷きを見せて、
そっと手を離し、励ますように肩を叩いた。]

 そうか……

 書生は娘衆の中では人気があったが
 しかし清貧のさなかに暮らしていた。

 彼此の富裕の差を気にはしていたが、
 あなたの真っ直ぐな想いは、
 肌寒くなってきた秋風の中でも
 温かく胸に灯る陽のようだと
 ずっとともにいることを望んでいた。
 



 花に玉となった水の雫に映る
 あなたの顔をみたいと、
 文をおくったはよかったが、
 井戸に寄ってた書生がみたのは、
 ぐらりと落ちる娘の袖の花と
 暗い井戸のそこから響く水の音だった…

 書生はこれはもしや
 ついには引き離されたかと
 ひどく胸が苦しくなった。

 あなたは知らないことだが、
 或る雨の日に、父君の使いが、
 もう娘には近づくなと、
 書生に言っていたんだ……
 



 あなたを待つあいだ、
 井戸に腰をかけるのが好きだったのは
 男のほうだった。

 書生は涙を零した。
 水の底へと
 暖かな雫をぱたぱたと。
 




 その心は涙の雫に溶け、
 一筋に井戸の底へとはしる。

 彼のこころは今でも
 あなたと一緒だ──
  


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:マドカ 解除する

生存者
(2人 23促)

マドカ
15回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.132 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび