人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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 ーーーーー………………うん

[ぽつ と また 淡い意識が 一つ
 水面 暖かい陽射しが あるのを知っている
 けれど 手に 脚に 解けない 鎖
 沈み切った 重い体 もう 浮上するために
 足掻く力もなく ただ 届くもだけ
 辛うじて 窒息死をまぬがれ]



 ――――


[かろうじて、届く。
 その伝わる思いに、ただただ、案じている]

 ……すべて、終わったら。

 きっと、……


[衝動をおさえることができたら。

 できなくても――大事な人たちが残っているのなら。

 きっと、やり直せる、はずで]


[終わったらーーー全て終わったら
 最期はーーーーー嗚呼]



 食べたく…………ない……

[全て終わったら…………きっと
 食べないでいい きっと もう 誰も食べない
 だれも 傷つけない ただ きっと寒いだけ]


 うん……


 ……――フィリップ。
 さむい、ね。


 寒いーーーーやだ 食べたくない
 いやだ…………いやだ…………



[けれど 水面は遠くて もう遠くて
 届かない ただ 嘆きだけが
 ぽつり こぼれるままに]


[伝わる嘆きに、
 胸が痛い]

 ……フィリップ。


[ただ、名前を呼んで。

 衝動にのまれたのがひどくならないようにと、願う]


【人】 会計士 ディーン

[>>392憐みの言葉に、ディーンはゆっくりと瞼を瞬かせる。
そう、かわいそう。だからもっと憐れんで欲しい。憐れに思って優しくして欲しい。そして甘えることを許して欲しい。
大人の形が溶けて消えて、残るのはついぞ消し去ることの出来なかった子供の願望ばかり。
それらもきっと、彼以外に分かってくれる人などいない。

>>393喜んでくれるなら、どんな言葉もあげよう。
言葉を紡ぐための舌ごと差し出そう。
淡い金色の髪に指先を絡めて、ディーンは深く息を吐く。
恍惚の混じり込むそれが>>394続く言葉に、一度、詰まった。

弱い顔が好きだとニコラは言った。
しかし今はとても嬉しくて、溺れてしまいそうなほど幸せで。
――今の自分は、彼が好きだと言う顔をしているのだろうか。]

(404) 2014/11/19(Wed) 00時頃

【人】 会計士 ディーン

 ……っ、ニコラ 、ニコラ

[不安に駆られて名前を呼び、指先の欠けた手も伸ばす。
腹の肉を食い千切られる痛みにくらくらと酔いそうになりながら、
伸ばした両手はニコラの頬を包むように添えて。

呼吸の度に腹が上下して、赤い蜜が零れる。
痛くて、熱くて、気持ち良くて、もっと欲しくて。]

 ニコラ、 好き
   君が好きなんだ  だから、

[どこにもいかないで。

飾りも技巧も失われた言葉は、皮膚の奥にある内臓に等しい。
覆い隠すものの無い本来の姿を曝け出して、ディーンの藍鉄色の瞳が涙の膜を張り、揺れる。]

(408) 2014/11/19(Wed) 00時頃

[口元 微か シメオンの 血の味]


 いやだ…………助けて…………やだ
 やだよ……やだ

[ただ それは 案じる 微かな それを
 悲しませるに過ぎない けれど
 抑えきれず 浮上出来ない意識は
 耐えきれず ただ ただ ほつれる]


[伝わる思いが、痛い。
 悲しい]

 フィリップ。

 ――……いま、ホレーショーがそっち、いくから。

 だから、大丈夫……


[ただ、大丈夫だと信じたくて。

 言葉を重ねた]


 ………………うそ 怖い
 いない やだ…………助けて
 怖い 怖いよ…………


[子供のように 泣きじゃくる
 悲しませる 困らせる
 それらに気を配る 余裕はなくて]

 ーーーーーーっ



 ……フィリップ


 ―――……きっと、助けてくれる、から。

[そう願う。

 なにもできない無力さが、痛い]


[口の中 甘い香り 蕩けるような
 薄い肉付きの その ちぎった 若々しい 味わい]


 あ   あああ やぁ…………!!

[それは 人の味
 知っている味 衝動に負けるままに

 軋む 心が音を立てて軋む

 海の底 足りない 窒息するままに 悲鳴が上がる]




 ―――っ

[伝わるものに、息をのむ。
 ああ、痛い。

 壊れる。

 こわれて、しまう]


 ……フィリップ。
 


【人】 会計士 ディーン

 ――……ん、っふ ぁ、あ……は、

[>>423触れられた箇所から新たな熱が生まれ、ディーンは息を詰め、喘ぐ。爪先がもがくように床を掻いた。
目元に落ちる柔らかな感触にゆっくりと息を吐いて。]

 ずっと、一緒――……

[そう、彼に食べられて、ずっと彼の中にいられる。
皮膚などという邪魔な境目もなくなる。
他の全てに目を瞑り、ディーンはひたすらに目の前の幸福だけを見つめる。
重なる唇から伝わる甘い甘い味は、思考さえ蕩けさせていく。]

(440) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ニコラ……ずっと 一緒にいて

[彼を見る為の目が無くなってしまうのは惜しいが、これからは彼の目が自分の目になるのだから構いはしない。
眼球に触れられる反射で、閉じてしまおうとする瞼が煩わしい。
ニコラの指が瞳の表面から涙を押し出して、こめかみを伝って落ちていく。

薄曇りの灰色の双眸を食べたいとは思わなかった。
ただ、ずっと見ていて欲しい。
肉が食いつくされて骨すらも朽ちる、その瞬間まで。

瞳から涙を溢れさせながら、ディーンは笑った。]

(441) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

 ぁあ’’   や あぁああ ぅくっ

[吐き出してしまいたい
 なのに 美味しいと感じる味覚]



 ひぁっ あ…………やだっ
 助けて………………や ぁ

[悍ましい 浅ましい 狂ってる
 ぎしぎしと 締め上がって行く
 一分の 欠片も 残さぬよう
 心を締め上げる]

 あーー…………あっ

[痛みに 微か ただ握り締めるも
 ほつれて行くのを 止める手立てがなく]


[痛くて、苦しくて。
 辛い、それが伝わってくる。


 でも、どこかで。



   血を、味わってみたいと思う]

  ……フィリップ。
   ――

[ただ呼びかけることしかできない。

 きっと、いま、いけば。
 血の匂いに酔ってしまうだけになる]


[視覚情報は シメオンの腹わたを伝える
 その頃には 心は次第に沈黙していく

 悲鳴をあげる体力も
 失った心が ころりと 転がる]








 ーーーたすけて………………らるふ……

[彼の思う心を知らぬまま ぽつりと]


[助けを求められて、はっと顔をあげる。

 伝わる、はらわたの、その感覚。
 自らの血の匂いが、腹を割いたものであるかのような錯覚


 くらり、めまいがする]



 ……うん……


  ――――いま、いくよ……

[いったところで助けになるかわからない、けれど。
 それでも――]


【人】 会計士 ディーン

 ……っぐ、ぁ、あ、ああぁぁ ……っ!!

[>>451ニコラの指が、誰も触れたことの無い奥深くに触れる。
喉の奥から押さえきれない歓喜の声を上げながら、ディーンはニコラの肩を掴んだ。
痕の残りそうなほど強く強く縋って、熱さに喘ぎながらも>>454彼の声に耳をそばだてて。

>>456片方しかない目では、彼が何に触れたのかが分からない。
熱さの所為で、触れられたのが何処かも分からない。
しかし、ニコラの声だけは聞き逃さない。
よくきいて、と彼が言ったから。]

(467) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

 ニ、コラ……君が、僕 の唯一……
 僕を 助け、てくれる……僕の、 太陽

 ぼくの かみ、さま

[乱れる呼吸に、声を出すことすらままならない。
痛みに身体がびくびくと跳ね、その度に腹からも眼窩からも赤い蜜が溢れて落ちていく。

言葉を遺すことの残酷さも知らず、ディーンは必死に声を上げた。もらった幸福を少しでも返す為に。

残る一つの目が、涙で滲みぼやける視界に、ニコラを映す。
先の欠けた指が震えながら、ニコラの下唇をなぞる。
ディーンの口角は幸せそうに、笑う形に持ち上がったまま。]

 もっと、 僕 を

[食べて欲しい。甘やかして欲しい。憐れんで欲しい。
――愛して欲しい。]

(469) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時半頃


[下についたときにはきっとすべてが終わった後。

 ただ、血に染まったフィリップを見て、呼びかける]


 フィリップ――


[助けは、間に合わなかっただろうか**]


[結局 誰も来なかった
 シメオンを食べる間 誰も]




 ーーーーーーーー…………っ

[声を押し殺すように 心が泣いた]


 ………………ラルフ



[血ぬれのまま 呟く その心は 静かだった]


【人】 会計士 ディーン

 う、れし

[>>476ニコラが綺麗だと褒めてくれた。
>>477ニコラが名前を呼んでくれる。
ニコラに与えられる全てが幸せの形をしているように、ディーンには思えた。
他のものを全て捨てて、他のものから目を逸らし続けて]

 ニコ、ラ  だけが、僕の

[>>477蕩けた思考の隙間を、失った血肉と内臓の隙間を埋めるように、ニコラの言葉が染み込んでくる。
ニコラの言うことが本当のことで、他は全部どうでも良い事だ。
ディーンは片方の目を必死に開いて、ニコラが肉を食むのを見つめ続ける。
汚いものも、醜いものも、彼に食われてしまえば、全て美しいものになる。腹の中を曝しても、全てを暴かれても、彼ならばきっと「綺麗」と言って笑ってくれる。]

(489) 2014/11/19(Wed) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

 ――…………、

[ふと。
柔らかな朝の日差しの色と、薄曇りの色を眺める合間に、
一瞬だけ眩しい昼の太陽の光が過ぎった。
しかしディーンはもう、それが何であるかを認識しない。
与えられるものは全てニコラに与えてしまった。
そうして出来た空洞を埋めるのは、ニコラの言葉だ。

重い瞼を動かして瞬きをする。視界の自由が利かない。
声も出せなくなってしまった。
もっと、ずっと見ていたいのに。
もっと、何度でも伝えたい言葉があるのに。

もどかしく唇を動かし、息を吐きながら、震える手を伸ばす。
柔らかな髪に触れて、真っ赤に染まった唇に触れて――]

(491) 2014/11/19(Wed) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

[ずっと、一緒。

囁く音はもう、ニコラには届かない。**]

(492) 2014/11/19(Wed) 02時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 02時頃


(………良かったね。)

[と。耳の良いトレイルは、耳を塞いでいたから。


 唇は音を形取る。**]


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