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セシル! 今日がお前の命日だ!
【人】 会計士 ディーン[雷の音はいつもよりも激しかった。 (9) 2011/05/24(Tue) 12時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[2人消えたとしたなら――考えれば少し胸が痛むけれど。 (11) 2011/05/24(Tue) 12時半頃 |
―――――――……会いたい。
楓馬、お前に、会いたいよ。
【人】 会計士 ディーン[その答えを認識した刹那、心に浮かぶ想いがあった。 (13) 2011/05/24(Tue) 13時頃 |
【人】 会計士 ディーン[本当に人の想いとは、どうにもならないと蘭香の肩に頭を預けながら思う。 (18) 2011/05/24(Tue) 14時半頃 |
【人】 会計士 ディーン そうですか、とりあえず食料抱えて2階ですね。 (19) 2011/05/24(Tue) 14時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[自室だった場所に向かえば、そこには噎せ返るような薔薇の香り。その濃密さに、多分2人で行ったのだと、栖津井の姿を確認せずに思う。 (20) 2011/05/24(Tue) 15時頃 |
日向(ひなた)?聴こえるか……。
尋ねたいことがある。
まだ、此処に残る人を逃すことは、可能なのか?
[歩きながらかける声は、はたして彼女にまだ届くのだろうか。]
『難しいわ』
『もウ、諦メちゃえバ?』
『見ての通り、日向(ひゅうが)があなたたちを飲み込むのは時間の問題』
『わたシの涙の海でみぃんな溺れテしまえばいイの』
『それに、生きることを諦めている人もいる』
『此処が居心地いイみたい、あーはは』
『あなた一人の力では』
『もう、ドうにもナらナいかもね!』
[ *くるり、回って、女は消える* ]
[ そして、再び女は唇を開く ]
[ 初めて出会った屋根の上、何処か遠くを見ながら語る ]
『わたしは恋獄の主。だから、恋でない愛情ではわたしの力は上手く働かない』
『端的に言えば、今の蛍紫と蘭香を恋人として認めて助けることはできない』
『わたしが助けられるのは、愛されている人と、恋人だけ』
『思い出してみて』
『克希は一体、誰の愛で助けられたのか』
『考えてみて』
『恋人って、必ずしも物理的に隣にいる存在だけを指すものじゃない』
『"あなた"の手は、まだ、誰かの手を取ることができる』
『たとえ互いが離れていても』
『それを互いが望むのならば』
『奇跡は起きるかもしれない』
『――あなたがそれを望めば、だけど……』
[ *女の声は、届くのだろうか* ]
【人】 会計士 ディーン[蘭香が傍にというなら、強くは否とは云わなかった。 (23) 2011/05/24(Tue) 19時頃 |
【人】 会計士 ディーン[手を降ろし、また少し困った顔を晒した。 (27) 2011/05/24(Tue) 19時頃 |
[聴こえた声の内容に、思わず手を伸ばしかけた。
けれど、それは途中で、握りしめられる。]
――……俺は、この手を伸ばしていいのだろうか。
[苦しむような表情で、裡で紡ぐ。
まだ、彼は俺を好きでいてくれているのか。
そして、好きでいてくれていたとしても……。
そう考えて、嗚呼と思う。]
俺は、怖いんだ。
蘭香自身を幼馴染として愛しているのはもちろんだけれど
蘭香を置いて、楓馬に手を伸ばしたら、嫌われないかと。
[そして、思い出す、彼が消えた瞬間のこと。]
あの時、お前も同じこと思ったのだろうか。
……それでも、好きだと云ってくれたのだろうか。
なぁ、もう、こんな俺だから
好きでないって言われても仕方ないと思う。
でも、あがいても、どうしても駄目だったら
最後、お前に手を伸ばすことは赦してくれないか?
『――――』
[ ただ、じっと ]
[ 想いの行先を ]
[ 決断の瞬間を ]
[ *見守っている* ]
【人】 会計士 ディーン お前も一緒に出るんだよ。 (37) 2011/05/24(Tue) 21時頃 |
【人】 会計士 ディーン[火という言葉を聴いた時、心配そうに蘭香を見たけれど、変わった彼を見れば、こんな状況だけれど緩く笑む。] (38) 2011/05/24(Tue) 21時頃 |
[手を伸ばすことさえ赦されればいいと思う。
例えば、それを受け取られなくとも。
そう思いながら、彼が助けたいと願った日向のことを想う。
小さく囁く言の葉。]
楓馬は、お前も助けたいと思ってた。
俺もできれば……と思っていたけれど、無理そうですまない。
少し考えたんだが、お前を此処から救おうとするには
お前を同情とかそんなものでなく、
お前自身を愛することが必要なのかもな。
こればっかりは、俺ではどうしようもない。
[蘭香を恋愛感情として見れないのと同じで。]
【人】 会計士 ディーン ……恋の痛手は、新たな恋でしか埋まらないものかな。 (39) 2011/05/24(Tue) 21時頃 |
『……そんなことは、もう、どうだっていいのよ』
[ ぽつり ]
『わたしだって、あの方以外の人を愛せる気がしないから』
[ 姿形が似ていた夕輝でさえも ]
[ やっぱり自分の想い人ではないから ]
『第一、わたしはもう死人だもの』
【人】 会計士 ディーン 人でなくとも、か。 (50) 2011/05/24(Tue) 22時頃 |
どうでもよくないさ。
少なくとも、俺にとってはどうでも良くない。
[ぽつり返す。]
暁様しか、恋愛としてみれないというのなら、それでもいい。
[日(暁)に向かうという名は、思えば皮肉なものだとずっと思っていた。]
……人が本当に死ぬときは、誰の心にも住まなくなった時だそうだ。
俺は生きれるか判らないが、でも生きていても死んでも
お前のことは忘れないよ。
多分、お前が暁様しか見ていない時も、
恋ではないかもしれないが、お前を考えてくれている人は居たと思う。
[2階に向かう間際、そんな言葉を残した。]
『………………』
『あなたって本当に、優しいんだか、女泣かせなんだか』
[ 少し呆れたような、溜息 ]
『誰にでも優しくしていると、本命から愛を疑われてしまうわよ』
……優しくはないさ。
ただ、臆病なだけかもな。
[臆病と書いてヘタレと、おそらく多くの人は読むのだろう。
女は泣かせた記憶がないと、難しい顔をしながら、ぼそっと。]
本命から愛を疑われているのか以前に
今も好いて貰えてるのか判らんしな……。
[どこまでもヘタレだった。]
【人】 会計士 ディーン 紅子さん……か。 (53) 2011/05/24(Tue) 22時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[背後に人の声を聴きながら、睨みつけるように窓の外を視ていた。 (59) 2011/05/24(Tue) 23時半頃 |
【人】 会計士 ディーン[ずっと強がってはいても、たかが16,17の子供でしかない。 (62) 2011/05/25(Wed) 00時頃 |
――……俺は、楓馬が好きだよ。
ごめんな。蘭香を護りきれなくて。
ごめんな。日向も救うことが出来なくて。
――……ごめんな。それでも、お前に会いたい。
こんな、俺で、すまない。
【人】 会計士 ディーン
(68) 2011/05/25(Wed) 00時頃 |
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