人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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イアン! 今日がお前の命日だ!


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 00時頃


 ……リッキィ、円には……

[空気を伝って、違和が流れてくる]

 リッキィ?


それでこそ、私の傍に仕えるに相応しい。

[その心に痛みが走るのか、空虚が広がるのか。
それともそれ以外の想いが埋めるのか。
周を贄とし、安吾の命も奪った零瑠に。

向けるのは何処までも冷酷な笑み]


……はい。
あなたが示す道もまた、正しい…。

[一歩、また一歩、鬼に成る。
 『冀望』の通り。]


【人】 幸運の科学 リッキィ

― 補給基地 ―

[円がバイクって名前らしきのりものにまたがって僕を呼ぶ。まだ探し終えてないのに。>>6:234
でも僕が円の手をとるのを一瞬ためらった理由はそれだけじゃない。
“始祖様”の、まるで今の僕を見ていたかのような声がやたらと耳に残っていて]

……、……?

[どうしたの円、顔色変わってきてる……けど。
僕は円の視線を追って振り向いて、なんでこうなったのかを知る。>>6:241

―――やっぱりそうだ。
敵は僕らとニンゲンが相容れない者だと思ってる、だからこその“敵”。

その時僕は初めて円に手を伸ばそうとしてた。無意識の産物。
ほら、なんだかんだで僕の方がおねーさんなんだから、何を言われようとも僕が、守ってあげないと―――]

(17) 2014/02/19(Wed) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

――…っ!?

[視界が急速に移り変わる。
僕はふいに思いっきり突き飛ばされて受け身も取れずに地面に転がった。>>6:243]


……だめっ!

[すぐに立ち上がって駆け出す。
急がないと。だってあんな切れ味鋭そうな斧、もし円に当たったら死んじゃうよ。>>6:247

ああ、駄目だ、もっと早く走らないと届かない!]

(18) 2014/02/19(Wed) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[――――そう、届かなかった。あとちょっとが。


僕は地面に倒れ伏す直前に円の身体を抱き留める。
“敵”はそんな僕を見て何か言ってるけど耳に入ってこない]

円、……マドカっ、嘘でしょ、こんな。
せっかく……、…!

[僕の頭上に影が落ちる。
その正体を理解するより先に動く。

左右の武器をクロスさせて振り下ろされた斧を受け止めて、僕は“敵”の顔を見上げた。

目の前で家族を喪った僕が、今にも煮えたぎって爆発しそうな頭に浮かべた言葉は、

“許さない”]

(19) 2014/02/19(Wed) 01時半頃

[それと、もうひとつ]



   ごめんね――――…


【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕の背中にかかっていただけのコートが音を立てて、地面に寝かせたばかりの円の身体の上に落ちる。
白かったコートは円の血で赤く染まっていく]


………、あんたに、円の何が、――っ!

[僕は渾身の力で“敵”を押し倒そうとしたけれど、その前に大きな武器に似合わぬ素早さで次の一撃が振り下ろされた。
とっさに後ろに飛んだ頑張りもむなしく左腕が斬り裂かれる。

やばいって警鐘が鳴りつつあるのにも構わず僕はまた“敵”に斬りかかろうとして、]

―――…、っ

[そうだ。「やくそく」って言ってた]

(23) 2014/02/19(Wed) 02時頃

全く…家畜の分際で手に負えんな。
人であった事を捨てさせても、人のままでも。

[未だ鬼の血に抗い、鬼からも異端となった周の聲が響く。
あれを飼い慣らせれば面白いだろうが、
孤独のうちに完全に狂い鬼になってしまうのも面白いだろう。

零瑠がどんな想いで彼を連れ、彼を同じ鬼へと望んだのか。
零瑠の予想と周の姿が願った通りなのかは知らないが。
あれを見る零瑠の顔を覗き込むのも愉しいだろう。

その為に少々鬼が犠牲になっても構いはしない]


【人】 幸運の科学 リッキィ

……ッ!!

[それでも僕の気持ちがおさまるわけがなく、マインゴーシュを無事な右手で持って“敵”に投げつけた。鞘ごと]

当たっ………、あー。

[柄か、鞘付きの峰かな。よくわかんなかったけどとにかく“敵”の顔面に綺麗にヒットして倒れる。
なんて、あっけなかったんだろう]

…あ、はは、

[僕はその場に膝をつく。
苦しい、って思いながら出す声が笑い声みたいに聞こえて、
そのうちほんとに笑ってるんじゃないかって思えてしかたがなくなってきた]

(28) 2014/02/19(Wed) 02時半頃

己が身位、己で護れ。

[幾らか助けを求める聲も聴こえるが、
そんなもので心揺さぶられる筈も無い。
むしろ、弱者の悲鳴を嘲笑する]

私にも感じるぞ。
抗い続ける力、実に惜しいな。

人の心手放せば楽になると言うのに。

[誘いの声を掛けてはみたが、
この強固な意志の鬼は決して見失わないだろう。
純粋な迄のその想いは、例え全ての記憶を失っても
手放さないだろう、そんな確信めいた想いがあった]

私に手が届いた時は、お前が死ぬ時かもしれんな。

[周と言う鬼が死ぬのか、人が死ぬのか。
どちらにせよ、会うのを楽しみにしていると]


【人】 幸運の科学 リッキィ

……っ、あ、キャロライナにーさん、か。

[僕はキャロライナにーさんの姿すらほんのちょっとの間、円を責めたてる“敵”に見えてまた苦しくなる。
黙って、息を整えて]

にーさん、円のこと、おねが、い。

[そう言えた時ようやく、ちょっぴり楽になれた。
大丈夫、まだ動ける。
そうだ、まずは、帰らない、と。心配させてごめんね、って、言わないと。

僕は立ち上がって、ふらつく足取りでその場を離れることにした。
未だ血で繋がってる“家族”、僕と同じで自由がきくようになったはずの、明にーさんのいるところを目指して**]

(31) 2014/02/19(Wed) 03時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 03時頃


[その為には、安吾の死が必要。

 何も迷うことはない。
 安吾も『おまえを殺す』と、言うのだから。


 それでも零れる涙は胸の内に。]


[鬼と人との残酷な現実。
それは実体験に基付くものか、それとも単に事例を見続けただけか。]


あ、りが たき、幸せ……


[分かっていたこと。この亀裂も、望んだこと。
 拡がる空を新たに埋めるだけ。
 それは、主の言葉。笑み。
 満ちる幸せをそのままに、微笑む。

 誓約。
 願わくば言葉で。伝われば涙で。]


――あなたの一番の傍で共に歩み、


あなたを置いて死に逝く事もなく、




……『永久不変』で在りましょう。


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 22時頃


やはりお前達は面白い。

[ジャニスには聴こえぬだろう、闇の嗤いが漏れた]


【人】 幸運の科学 リッキィ

………、うん。

[僕は頷く。生きてるって意味では大丈夫だし。>>47

キャロライナにーさん、治療道具持ってる。誰かの怪我を手当てしようとしてたんだろうね。
その途中に僕らに出くわして、そして―――、

僕が倒しただけの“敵”に、とどめをさした。>>46


それを見てた時の僕は本当に笑ってたのかもしれない]

(65) 2014/02/19(Wed) 23時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

――でも、…僕、

[キャロライナにーさんに腕を掴まれればそれ以上の言葉は出なくなった。黙って手当てされるがままになる。

そういえば円もよく受けてたよね。手当て。
薬を塗ったり包帯巻いたり。
でも今の円はそれじゃどうしようもないくらいに赤くて、――紅くて、でもこのまま放っておくわけにはいかなくて。

だからキャロライナにーさんにお願い、したんだ]

(67) 2014/02/19(Wed) 23時半頃

 ……リッキィ、僕が解る?

[血を通じて呼び掛ける。
 解るなら、おおよその方角さえ掴めれば、
 いずれは相手の場所に行き着く事が出来る。]


【人】 幸運の科学 リッキィ

ありがとう―――…


[風に流されるくらいのか細さ。キャロライナにーさんには聞こえたのかな。
そうでなくても構わない。だって、もうこれで最後にするつもりなんだから。

僕からにーさんに、家族として感謝の言葉をかけるのは]

……。これから、どうするの?

[僕は振り返る。>>58
振り返るだけのつもりだったけど気がつけば一番訊きたいことを訊いてた]

キャロライナにーさんまで、“裏切り者”になっちゃってさ、
ただ、生きててくれれば、よかった、のに。

[だけど止められなかった。だったらこれも、――僕の罪?]

(74) 2014/02/19(Wed) 23時半頃

[恨みも憎しみも誇りも悲しみも。
 此処で終わりにしようと、語る。

 城の中で、まともに会話が出来たのは自分達『お気に入り』と、主とホリーぐらい。他の吸血鬼は表面だけ。

 話を聞けば、皆が一笑するだろう。]


………、明にーさん、

[僕は霧みたいにかすれた声でにーさんの名前を呼ぶ。]


僕、……だめ、だった。やりたいように、できなかった。


[目蓋を閉じた緋の世界、
己の心は悲鳴を上げたわけではない。

ただ揺らがぬ水面は千々に乱れて、
焦がれるような切望と行き場の無い諦念と、
暖かな底なし沼に沈むよう。

絶望を覚えるほどの希望は初めから無かった、
後悔を覚えるには幸福を感じすぎた。]


[父の居場所を問われた、
その黄金を手探りで探るように、
緋い闇の中にある]


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 00時頃


[恐怖で縛ることのない『管理』であればどうだろう。
 思い思いに自由に過ごせば良い。

 気紛れに戯れ死んだとしても、それは鬼だけのせいではない。
 人と人とでも感情のまま、或は衝動的に、殺し合うではないか。

 全ての人間ではなく、人から堕ちた身なら?

 主の命ひとつで、呆気なく崩れるとしても。


 夢物語。絵空事。

 それでも。請わずには居られない。]


 ……え――

[呼吸の音ですら、掻き消してしまいそうな位の小ささで、
 届いた声は泣いているのか、と思う

 どういう……こと?

[円の名前を言っていたから、彼女には会ったのだと。
 円と何かあったのか。あるいは]

 円に、何かあったの?


[ただ横に在るだけでは駄目だ。
 ただ従い仕えるだけでは駄目だ――とも、思う。

 時にはぐっと『負けない』で。

 ……居られたら。]


……お気に召すままに。

[何を願っても。
 思考の行き着く所は全て、主の為に。


[ジャニスを大人だと言う零瑠の聲を聴く。
緩やかな時の流れに生きる鬼ならば、
未だ零瑠は雛のままと言う事だろうか。

だからまだ空は何処までも青く、美しく、雲は真白で、
温かな日差しが続くと信じているのだろうか]

人と生きる生きたいと望んでも、守護部隊がある限り
それは許されぬ話だろうな。

[眷属達から首を取ったと言う聲は無い。
逃げ腰なのか、それとも零瑠同様、雛の心のまま夢や
願いとやらを叶えたいと言うのか]


聞け。私の聲の届く全ての吸血鬼よ。守護部隊を全滅させろ。

[人間が完全に屈服すると言うなら、考えてやらない事も無い。
だがその前に、
鬼の脅威となり明確に戦う意志を棄てないだろう者達の排除を。

全ての鬼に命じる聲は酷く冷たく、
強い圧迫を感じさせるものとして届くだろう]


 ……他の吸血鬼達は、あなたをここまで愉しませてはくれませんでした?

[書架に置かれた本達の、虫干しをしたいと申し出た時。
 世話係の鬼は不思議そうな顔をしていた。

 価値を語れば、不要なものと笑い飛ばされる。

 他の鬼が見向きもしないものを。
 銀の眼鏡をかけて読んでいた姿を思い出す。]


【人】 幸運の科学 リッキィ

家族を奪ったのは吸血鬼だよ、キャロライナにーさん。
……吸血鬼がいなければ、そもそもこんな戦いも起こらなかったんだよ。

[つまりは吸血鬼を殺せば家族と一緒にまた、暮らせるようになるんだ。>>80]


吸血鬼と、共に、……同じ、道を行けるようになるなんて思わないで。
思ったから円は死んだ。
僕も僕で、円の背中を押すような真似をしたから――っ、

[そうだよ、どうして僕はすぐに円を、
先に連れてかれた僕らと同じ場所に連れてこうとしなかったんだろう。

やっぱり夢は夢のままにしておくべきだったんだ]

(93) 2014/02/20(Thu) 00時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[だから。
ちょっぴりどころでなく夢を見てしまった僕を僕自身は許せない。

きっとキャロライナにーさんなら許してくれるんだろう。
でもそれじゃあ駄目なんだ]

……じゃあ、家族さえ無事ならいいの!?

僕のせいで、――僕が円を殺したのに!

[僕は自分では死ねないから、
誰かに、僕の罪を贖ってもらわないと]

(94) 2014/02/20(Thu) 00時半頃

………。

[僕は明にーさん相手にすら、ありのまま起こったことを話すのをためらう。
明にーさんが絢矢と一緒にいるのは知らない。けど、ここで話したら少しでも赦されてしまう気がして]

来て。そしたら、…話せる、から。


[遠くても、途切れても、月影の見えぬ所がないように
 声は意識を締め上げる。
 今、ここにいる守護隊員は絢矢だけだ。それだけは、]

 ――――っ……

[それだけは。]

 解っ、た。すぐ行く。

[応えてくれるリカルダに意識を集中する。


[――この名は鬼を刺す木であるから、尚鋭く。

 自覚しろ、名は呪詛より深く身に刻まれている。

 視界に姿を認めなければ、正しい矛先を自覚していれば、
 例え守れなくても、せめて誤らずに済む。]

 リッキィ、あと少しで。
 ……もう少しで行くから、待ってて。


【人】 幸運の科学 リッキィ

―――…本当に?

ニンゲンと吸血鬼、両方を敵に回すことになっても、奪わせない、気なの?

[もう、僕にかけられる言葉はそれしかなかった。>>99

僕がいつしか貼り付けていた仮面みたいな笑い顔じゃなくて、
いたって本気に見える笑い顔でそんなこと言うんだから、もう、どうしたらいいんだろう。

円を殺した奴は仮にもキャロライナにーさんにとっては味方、じゃなかったんだっけ?>>100
そうでなくとも僕が殺したことにしないとキャロライナにーさん、罪人になっちゃうのに。

何かが――、キャロライナにーさんの中の何かが、変わってしまってる。

にーさんが変わった原因があの時の僕の行動にあるとしたら、
やっぱりこれも、―――僕の罪、なんだ]

(114) 2014/02/20(Thu) 01時半頃

守護隊なんて――…。

そんなもの、何の役にも……

[白い外套たち。
 感傷も何もかも。過ぎた後に
 安吾の遺体を見て思うのは、白にはやはり赤が良く映えるということ。


 見回りと称しても、人の出入りに意識もせず、
 助けて――と、裾握る小さな紅葉手を払い、
 役に立たなかったのは―――…]


【人】 幸運の科学 リッキィ

逃げて、にーさん。
……生き残ってる吸血鬼が守護部隊を殺しに来る。

[僕は氷みたいに冷たい手で背中を撫でられてる気分を堪えて告げる。
“始祖様”から下された命令について。

ちょうどキャロライナにーさんが、赤くなった円の軍服から何かを見つけた頃だったかな。>>109]


僕は、なんとか従わずに済むけど、早く――――、っ

[懐かしい声が聞こえる。僕の名前を呼ぶ、声。>>113
声のした方を向いたら、]

(115) 2014/02/20(Thu) 02時頃

そうだな。永い事愉しませてくれたのはホリー。
次はお前達位か。

[ジャニスから飛び退いた直後、少し考えてから零瑠に返す。
ホリーと眷属達が仕えた時間の差は膨大だ。
だがその僅かな時間である眷属達が次に来ると言う位、
鬼達は始祖を恐れ諂っていただけなのだろう]

いや…一番永く愉しませてくれたのは。

[思い出す]

家畜達か。

[短い生の中、代を重ねて繁殖し、
芸術を残し抗って死んでいく]

確かに家畜は必要だ。

[呟いたそれは改めての認識だった]


【人】 幸運の科学 リッキィ



 …………。あ、――――アヤっ!!


[五年前に比べたら大きくなってて、しっかりした服を着るようになってて、
どこか、痛々しい姿の絢矢が、そこにいたんだ**]

(116) 2014/02/20(Thu) 02時頃

[主の命が下る。広がる。

 まだ3人とも生きている。
 『家族』と会い、話し、何をしているのだろうか。

 零瑠の刃は安吾の血で濡れたのに。

 そういえば、真弓は明之進とリカルダを探していた。
 会えたのだろうか――…と、ふと思う。]


……待ってる。

[絢矢が来た。
明にーさんの言う「あと少し」を待ってる間に。

だからさっきも言ったことをもう一度繰り返して願いとする。
家族の何人かが久しぶりに揃ったその先に、どんなさびしい未来が待ってるとしても**]


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 02時頃


 ……いつまで生き残れば、充分生きた事になると思いますか?

[答えはないと知って問う。]

 僕がしているのは、甘い事と面白い事と、
 どっちに見えるでしょうね。

[夜襲に煙る空を見た。これが自由の色かと思うと、晴れない]

[自覚は在るかと己に問う。
 もし、リカルダが本当に、誰の願いも、幸せの最低限も、
 "生きて"というだけのことも嫌だ言う時が来たら、
 きっと自分は、それを赦すだろう。
 ――己は鬼を刺す木であって、
 人と鬼とが相容れないのを知ってしまっているから]


 …………時間がない。

[今からでも遅すぎるくらいだ。]

 僕はあのひとの所に行くよ。

[そう言って視線を向けるのは、始祖の気配のある方へ。
 これ以上、この連鎖を繰り返しては駄目だ。]

 リッキィは、どうしたい?

[絢矢とキャロライナの傍にいる事だって出来る。
 自分は寧ろ、そうして欲しかった――今でも本当に、
 満身創痍の絢矢を戦場に戻したくない。

 リカルダなら、彼女を引き留めて守ってくれるのでは、
 そんな勝手な期待があったのは、否定できないけれど**]


【人】 幸運の科学 リッキィ

……っ、そんな、

[もし僕が「そうだよ」って言ったら、キャロライナにーさんはどうするのかな。>>119
僕を“敵”とみなして……殺して、くれるのかな。

僕の言葉に肯定してくれたにーさんの声は短くても揺るぎなくて、――流されそうになる。
けれど]


そんな、こと、…しない、よ。

[僕は、昔と変わらない――じゃなくって、昔に戻ったみたいなキャロライナにーさんには、
殺されたくないって思ったんだ。>>122]

(141) 2014/02/20(Thu) 19時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ



…絢矢っ、だいじょうぶ―――


[やっと会えた。生きて会えた。
なのに喜んでる余裕もないなんて。

僕が二度目に名前を呼ぶのよりちょっぴり早く、絢矢は周りを素早く見回してた。敵が来ないか警戒するみたいに。>>117

明にーさんと絢矢が、ちょっと前まで一緒にいたみたいなことをキャロライナにーさんは言う。>>124
絢矢も、もしかしたら、僕に夢を見せようとしに来たのかな。
――わかんない]

(142) 2014/02/20(Thu) 19時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は、キャロライナにーさんが事の顛末を話すに任せることにした]


……。

[そっか、名前、ニールって言うんだ。>>134
僕は投げつけたマインゴーシュを拾うついでに、赤に沈んだその人の亡骸をほんの一瞬、見下ろして、

あとは、吸血鬼を斬り倒す絢矢の姿をただ、見てただけ。

見とれてたのはほんのわずかな間。
どっちかっていうと痛々しくって見てられないくらいだったのに、僕は、――止められなかったんだ]

(143) 2014/02/20(Thu) 19時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

明にーさん……!

[僕は立ち尽くす明にーさんに近付いた。足取りは相変わらずふらついてる。>>128
来たら話す、って言ったのに、どう話せばいいのかまだ分からなくて、また苦しくなる]

え、……?

[その時絢矢も明にーさんに近付いてきた。>>137

行こう、って、―――どこに?]

(144) 2014/02/20(Thu) 19時半頃

―――…。

[そっか。“始祖様”のところに行くんだ。
僕だって分かってる。“始祖様”を殺すのが、一番、最良に近いやり方だって]


僕は、――終わらせたい。

[戦って、誰かが死ぬ、その繰り返しを。
あるいは、罪にまみれた僕の生命を―――?]


【人】 幸運の科学 リッキィ

………。

[僕は握られた手と、絢矢の顔を交互に見比べる。>>138
誰かがちょっと外に出てくだけでも心配そうに見送ってた絢矢が、
今は表情ひとつ変えないで、僕の手の届かない遠くへ行こうとしてる]

――やだ。

[僕は首を横に振る。
これじゃあまるで駄々をこねてるみたい。小さい妹がねーさんに対して。
今の僕と絢矢を何も知らない人が見たら、そう見えるかもね]

(145) 2014/02/20(Thu) 20時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

だって、ケガ、だって、してるのに……

[僕は絢矢がちっとも平気そうに見えなくていっそう、ぶんぶんと首を横に振る。>>139]

なんで、そんな無理、して……、

[分かってる。“始祖様”を殺すためなんだってことくらい。
違うそうじゃなくて、なんで。
なんで絢矢が、こんな無理を背負ってるのかな。


あの時、手を、離していなければ。
吸血鬼から家族を守るための力があれば。

円は「誰にも、何にもできなかった」なんて言ってたけど、>>5:144
何かできていれば、今とは違う僕らになれていたんだったら、
これもやっぱり、―――僕の罪なんだ]

(146) 2014/02/20(Thu) 20時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[だから僕は罪をさらして、認めて、贖ってもらわなくちゃいけないのに]


おねがい。
おいて、かないで……!


[なんだろう、ほんとに、聞き分けのない子供に戻ったみたいに、
それしか、言葉が出てこない。

泣けなくなってるから、やっぱり、ちゃんと戻れたわけじゃないんだけど**]

(147) 2014/02/20(Thu) 20時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 20時頃


  嗚呼、あなただけだ。


   俺の永久は、あなただけ……


      全ての支配者である名を持つ、



   あなた、だけ…………

 

 


 うん。

 僕たちは、これ以上……――人に触れない方が良い。

[手を伸ばした所為で喪った、相似を知らずとも

 でも、今の絢矢とキャロ君を放ってもおけない。
 それにリッキィは、真弓ちゃんや零瑠君とは、
 たぶん戦えない。じゃない?

 ……と言うより、僕は、戦って欲しくない、かな。


……心地良い憎悪だな。

[家畜から憎悪を受ける事はあっても、所詮家畜。
この身に吹き付ける風よりも意識する事は無い。
鬼であっても同じだった。
もっとも、そこまだ憎悪を向ける鬼などいなかったが]

周、聴こえるぞ。
人でも鬼でも無くなった獣のお前の聲。

[気付けば夜明け。
家畜はその光に希望を見出すと言うが、
その光に照らされた獣>>+22はどんな姿なのだろう。
ピリリと肌を刺す殺意を感じながら、
目の届かない事が残念だと嗤った*]


[血統の異なる明之進に、周の声は聞こえないままだ。
 彼が今どうしているのか。零瑠と共にいるのか。
 解らないけど、無事を願ってしまうのと裏腹に、
 どこかで刺すような気配を感じる気がしていた]


人に、……、そっか。

[明にーさんの言うことはもっともだと思う。
僕らの間に絆がもたらされたとしてもそれはきっと、触れれば崩れ落ちていくほどもろいもので。

でも、だからって、触れれば崩れ落ちそうな絢矢の傍にいてあげられないのは、――苦しくて]


……僕だって、

[違う、これは強さで張り合えるかの問題じゃなくて。

同じ運命を歩んだ“家族”に刃を向けられるかどうかを訊かれてるんだ。

沈黙が肯定になっちゃうって思っても、
すぐにそれしか返せなくなる]


【人】 幸運の科学 リッキィ

…… アヤ―――

[あれ、絢矢ってこんな、大きかったっけ。
その時になって僕はようやく気付く。絢矢が、かつてと同じ目線で僕を見てたんだってことに。

だけど今は、大きくなった分、力も強くなった分、
僕のことを包み込むみたいに抱きしめて、僕の手をしっかり握ってくれてる]


……、〜〜〜〜〜っ。

[泣けてくるのに涙が出てこないのは苦しいけど、
それもひとりじゃなければ、ひとりじゃないから、どうにか乗り越えられる気がしてた]

(175) 2014/02/20(Thu) 23時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 23時頃


だが、お前だけは私の傍にいて良いと決めた。
その期待裏切るな。

[ホリーの力を得た真弓に実力では敵わぬだろうからこそ。
その忠義の心を見せろと、誘う様に笑みを投げた]


[結局、零にーさんが何を望んでるのかは訊けずじまい。
僕の耳に届いたのは、周にーさんが吸血鬼になったという結果だけ。


生きてて良かった。
みんなも同じ場所に連れて行きたかった。

こんなワガママを、にーさんはどう思うのかな。

声を、顔を、懐かしむ。けれど、そのどちらも、届かないんだ]


[14の誕生日の日を思い出す。
 乾杯したのは『新しい家族』に。

 ホリーとの暮らしがどれ程長かったかは推し量ることしか出来ない。]

確かに、あなたが読んでいた本も、また家畜が――…人が、作り、形にして、継いできたものですね。

鬼にはないものを、あなたは愉しみとしてきた。

[他には心の内の。希望に絶望に後悔に反省に幸福に苦しみに哀しみに――色の変わる、心の。]


では、どうされます?

[必要と分かった家畜を。]


 あぁ、……あなたに、試して頂きたいものがあります。

きっと、美味しいですよ。

[本だけではなく、久しく口にしていない菓子も。料理も。*]


【人】 幸運の科学 リッキィ

明にーさん、僕も、行くよ。


[僕は絢矢の意志を尊重することを示す。

――絢矢と手を取り合って、共に、外に。
かつて願ったのとはずいぶん違う形になっちゃったね。

ただ、僕は絢矢が止まる様子を見せない理由を知らないから、
不安がただただ渦巻いていて、絢矢の手をぎゅっと握りしめてた]

(202) 2014/02/21(Fri) 00時頃

えぇ、けして決して――裏切りはしません。
あなたの期待に沿いましょう。

[そう、主が零瑠に向かう笑みひとつあれば。

 気力は増し、士気高まるのだ。]


【人】 幸運の科学 リッキィ

………、でも死んだら意味ない、っていうのは、
明にーさんの方に、賛成で。


[うん、さすがにこの言葉は聞き逃せない。>>190

全てが終わった後、絢矢に僕の罪を贖ってもらいたい、なんて、
すごく一方的でワガママな思いは内に秘めて。

意味ありげな笑みは少ししか歪まない]

(208) 2014/02/21(Fri) 00時頃

……お父様、
あなたの終わる時、
それはそう遠くないのですから、
どうぞ思い出してくださいね。

わたしがあなたの終わりを祈ることを。

[姉から受けて託した死の棘、
それこそが己の父に対する祈りのかたちだ]


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