人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


本屋 ベネット! 今日がお前の命日だ!


【人】 奏者 セシル



 そういえば、あなた方のお友達、

  ――――ご一緒ではいらっしゃらないのですね。


 [目を向けた2人の男にふわり、微笑んだ]

(2) 2010/06/24(Thu) 23時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/24(Thu) 23時半頃


[彼女は記憶を取り戻してしまったのか
あれほどに血を幾度も交わしたのに
あれほどに魅了し縛り付けておいたのに
今度こそ
全てを忘れるほどに、血を交えねば――

毀れる心理が
永遠を生きる純血たる城主の孤独と絶望の深い闇が
甘美な甘さを伴い、目前の青年へと流れ込む。

ヘクターが見た片鱗よりも、濃密に
伝えるのは
この世の果てにある光景]


【人】 奏者 セシル

[2人の反応は気に求めず、
 ただグロリアの言葉にはゆる、と首を傾いで]


――お食事、かどうかは、わかりませんが、

 ああ、どうやら旦那様とご一緒にいらっしゃるよう。

(11) 2010/06/24(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[胸倉をつかまれれば、ふわり、漂う薔薇の香り。
それは酩酊を招くが如く]

 それがものを尋ねる態度ですか?
 ―――乱暴な真似はおやめなさい。

[白手袋の指先は、からかうように男の頤を這い。
冷たく微笑えむ薔薇が触れた手を撫ぜれば、
胸倉を掴んだその手は解け――そしてもう1人の記者を見つめる]

(17) 2010/06/24(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[哀願の声には憐れむような眼差しを向けて]

――ああ、どうぞご安心下さい。
旦那様は「食事」をなされたようではございませんので。

[感じる気配――
青が双眸はゆるりと上を見上げる]

しかし、今しばらくお待ちいただいた方がよろしいかと。

――きっと、あなたがたのご友人も、
今お会いすることは望まれないかと思うのですが。

(19) 2010/06/24(Thu) 23時半頃


――旦那様、
そちらの方のご友人達が……

「お友達に会いたい」

と、そのように仰っていられるのですが、
如何なさいましょう?


名を……
呼んではいけなかった……?


[闇の帳が下りる白薔薇の庭園でその名を教えられながらも
この城に来てからは呼ぶことの無かった名を紡いだ女は
城の主に微かな聲で問う]


 ――…嗚呼、件の二人か
 構わぬぞ?

 あれは黒薔薇が部屋へ連れて行った。


[未だ目覚めの聲は聞こえて居ない]


【人】 奏者 セシル

[イアンの言葉に、
悩ましげに小さく吐息を漏らす]

左様でございますか……?
……ああ、その方は既にご自身の客室へとお戻りですが、
まだお休みのままかとも思われます。


――どうぞ、お気をつけて。


[2人へ ゆるり、と微笑みを向けて――乱された襟を整えた]

(27) 2010/06/25(Fri) 00時頃

 ……お前は、最早私の手を離れたのだな。


[妹として傍に置いた娘が
己の名を呼び、対等に聞こえる位置から問いかけてくる。
其れがどういうことなのか
終末を感じ、聲を投げた]


 好きに呼ぶが良い。
 お前を咎めるものは、最早此処には居らぬ。


【人】 奏者 セシル

[>>28 尋ねられた言葉にはひとつ頷く]

――それは、構いませんが。
祭壇には聖体などは……
神にまつわるものなどは、ございませんよ。

そちらで、いったい何をなさるおつもりですか?

(35) 2010/06/25(Fri) 00時頃

――…私のローズ、とは
もう呼んでは呉れないの?


[妹であった頃よりも柔らかな聲で城主に問う]


嗚呼……、尋ねてばかりね。
子供みたいだと呆れられてしまうかしら。


[別段対等を望んだわけではなく
ただ名を呼びたかっただけ]


貴方はこれまでも咎めなどしなかったじゃない。


 お前は、ローズマリー
 私のローズは、もう居らぬ。


[低く冷たく突き放す]

 
 ……そうか?
 嗚呼……そうだったかもしれぬ。

 咎めるようなことなど、しなかっただろう
 ただ一度を除いて。


【人】 奏者 セシル

[>>41 華やかな笑い声には、
つられたようにくすりと笑って]

――まあ、言う間でも
なきことでございましたね。

ここでの神たる存在は、
絶対者たる旦那様――なのですから。

夢、とは異なものですね、かしこまりました。
では、そちらへとご案内致しましょう。

[トーニャへも一度だけ柔らかな視線を落として、
そして戸口へと足を向けた]

(43) 2010/06/25(Fri) 00時半頃

[薔薇は2人のこえを聞きながら]
[あらたな眷属の気配に、そっと囁く]


おはようございます。
ご気分は如何?

[耳元を羽でくすぐるような囁く]


ああ、あなたのお友達が
あなたのことを心配なさって、
お部屋へと向かわれたことか、と。


――――喉は 渇いては おられませんか?


[傍にいるわけでもないのに聞こえた囁きにはっとする。]

……僕は……

[今の気分など……こんな気持ちをなんと言い表せば良いのだろう。]


――…私は、もう必要ないの?


[十二年の記憶も確かにあるというのに
居ないといわれた女は途惑う]


お兄様、と呼ぶべきだったの……?
ずっと、思い出さずにいるべきだったの…?


[縋るような聲が城主に向けられる
ただ一度を除いて、その言葉の意味が分からず
女は柳眉を寄せた]


 お前に紡いだ夢は消えたのだろう?
 思い出したのならば何処へなりと
 お前の望む場所へ行けばいい。

 日の下に出ることは叶わぬが
 もうお前を縛るものは何も無い


[柳眉を寄せるローズマリーの姿が目前にありながら
城主は彼女を見ようとしない]


 ――…嗚呼、目覚めたのか……ベネット?


[新たな聲。彼に対する白薔薇の語りかけに薄く笑みを零した]


2人が、ここへ……?

[起きたばかりで混乱していたのと、強烈な喉の痛みでいままで気がつかずに居られたのに、指摘されて気がついた喉の渇きが襲ってくる]

……っ。

[今は、不味い。2人を、部屋に入れないようにしなくては――]


夢は消えていないの。
お兄様と呼んだことも
此処で暮らした日々も覚えているのに。

失くしてなどないのに……。


私が望んでいるのは貴方の傍なのに。
他の場所など望んでないのに。


[震える頼りない聲が城主へと向けられ]


【人】 奏者 セシル

 ―廊下―
[御堂へ向かう、それは必然的に墓地へと近い場所。
廊下の窓から、紫煙がたなびくを見れば一度目を細めた]

おや、オルガンが……
ということは、弾かれたことはないのですね。

それはそれほどまでに、
大切な記憶なのですか?

いえ、なにやらあなたの語り口調が、
とても弾むようなご様子、でしたので。

[白薔薇はゆるりと笑む、
 魔性となれどやはり音楽は好ましい]

(54) 2010/06/25(Fri) 01時頃


――ええ、お二人も。

よろしかったですね、
どちらから先にいただかれるのです?

ああ、殺してしまうのがお嫌でしたら、
すこしだけいただけばよろしいのですよ。

――ご友人なのでしょう?
きっと喜んでご提供くださいますでしょう。

もっとも、加減を損なうと――
命までいただいてしまうことになるやも、しれませんが。

[白薔薇の囁きは渇望を煽るように、
ねっとりとその耳元に、響く]


 ……可笑しな事を言う。
 ローズマリー


[溜息と共に囁きが落ちる]

  
 縛り付けられる生活に未練があるのか
 未だ私の傍を望むのは
 此処ならば途切れぬ贄が届くからか?

 ならば今まで通り宴を開くが良い
 お前を城主とし、この城を任せてやっても……


いた、だく……?

[ぎり、と唇を噛む。少しだけいただけばいいと、その言葉が余計に渇きを酷くする。けど、加減の仕方なんて分からない。忘れようとしても白の薔薇の言葉はどろりと耳に絡みついたように耳に残っていて]

……嫌だ、血なんて飲むもんか……!
あの二人は咬みたくない……!


[確かに城主の甘い囁きは女を縛っていた。
けれど女はふるふると首を振るい]


縛り付けられる生活だなんて思ってなかった。
贄が欲しくて傍にいたいんじゃない。

違う、違うの……。
ヴェスパタイン、貴方が居るから……
貴方と一緒に、居たいだけ、なのに……


[如何すれば伝わるだろう。
頑なな心に向き合う聲には切なるものが混じり]


[咬みたくないと頑なに拒む新たな眷族の聲
其れを心地良いと感じる事で幾らかの余裕が生まれる]


 失った記憶を取り戻してなお
 私の傍に居たいとは酔狂な事だ。

 其れが望みなら
 傍らで咲き続けるが良い
 ――…白の薔薇と共に


[切なる聲に、城主は顔を歪めそう告げた]


【人】 奏者 セシル

>>60
――ええ、もちろん、構いませんよ。
どなたかに演奏を……というのも、
とても久しぶりですので――上手にお教えできるかはわかりませんが。

[そして、ふと、この廊下を
かつて友人と共に歩いたことを思い出す]

過去は己の礎をなすもの。
記憶が存在を作り上げる、といっても過言ではないでしょう。

もっとも欠落もまた、己の一部なれば――
手放そうが、奪われようが、逃れらぬものなのかもしれませんね。人は空洞を意識するものでしょう。

[あるいは、それは人ならざる魔も同じと、口には出さず思う]

手放した記憶の価値――
手放すだけの理由があったのならば、大切であろうとなかろうと。
それは自身にとって何事か、重要であることには、代わりはないのでは?

(68) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

あの2人 は?


―――ならば、誰ならよろしいの?

[くすりくすり と それは哂う]


好きだから傍にいたいの


[女が城主に抱くのは恋心ではなく
それよりも深い情愛。
仮令それが伝わらずとも――]


愛しているわ


[漸く口に出来た言葉に
女は綻ぶような笑みを城主に向けた]


【人】 奏者 セシル

>>73
――いいえ、
とても興味ぶかいお話でございます。

[御堂はすぐそこ、ステンドグラスは飾られど、
そこに7色の光導く陽光はない。]

ええ、そうですね。
何かの切欠で思い出す、ということもありますね。忘れていたつもり、の何かを……

[>>70 どこか思い耽るような婦人、
その横顔を見れば、白薔薇は薔薇がごとくに沈黙する]

(75) 2010/06/25(Fri) 01時半頃

……あ、

[「誰なら」そうだ。誰なら良いというんだ?自分はあの二人以外ならどうでもいいと、そう考えていた……?先ほどまで思っていたことに愕然とする。]

……それ、は……

[誰も咬みたくなければこの渇きに絶えながら餓死でもするか、或いは殺されるかするしかない――]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 01時半頃


[腑に落ちぬ顔をする]


 あいしている……か


[戯れに人へ向けたときに、あの記者は何と言っていたか]


 私は……何かを失ってまで得たいものか?
 そのような強い執着心を与える気でいるのか


 私には
 解せぬな。


――…執着じゃない。
これは想いよ。

貴方に喜んで欲しい。
貴方に笑っていて欲しい。
貴方に、しあわせになって欲しい。

[純血の魔性である城主に
それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。
それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]


 其れは私には存在せぬもの。

 ……私を喜ばせたいならば、ひとの絶望をもっと此処へ
 私の笑みが欲しいなら、ひとの恐怖をもっと見せてくれ

 私の幸せは
 人々が苦しみもがく姿をこの瞳に映しながら
 其の血を啜ること


[ひとと魔は相容れぬもの。
望む愛を手に入れたらしいのに
期待していた満足感が得られない。
胸に篭る靄が――目前を曇らせる]


【人】 奏者 セシル

[>>78 あどけなく笑う女から、
伝えられた曲名にはひとつふたつ瞬いて]

……それは、また楽しい曲、からは遠いものですね。

[御堂へ足を踏み入れれば、
そこは暗い七色の降る空間――

魔性の城の聖堂で、白薔薇は女に向き直る。
それは懺悔を問うが如くに]

 悲しみにくれる聖母――

 悲しみがあなたの、手放された記憶?
   賢ければ、強ければ、と後悔に似た何かと共に。


[薔薇の香はかすか、青は静かに見下ろして]

(85) 2010/06/25(Fri) 02時頃

――あの2人でなければ、
誰がよろしいのでしょう。

ほら、耳を済ませてごらんなさい。
ちかくに他の人間の気配はありませんか?

……もっとも、あなたのすぐ目の前に
甘い甘い血の芳香を漂わせている方がいるのでしょう?

とても、とてもいい匂い……

[渇きを誘うように、囁いて囁いて]




――…嗚呼。
分かっていたけれど……
貴方はまた難しい事をいうのね。

……私が人の侭であれば
貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。

[悔いても時間は戻らない。
悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。
思い悩むように柳眉が寄せられた]


[囁く白薔薇の聲が心地良い。
魔とは本来あのようであるものだ
同胞を唆す彼の聲に安堵を覚える]


 ……もう一度人に戻る事など、不可能だ。
 知っているだろう。


[柳眉を寄せた相貌を間近に見ながら]


 ――ベネット
 さあ、そのものの首へ喰らいつくが良い
 乾きは血をもってしか、抑えられぬ


[城主の聲を新たな眷族へ送る。
己の血が彼の内側でざわめき立てるように]


やめろっ……!

[渇いた、喉が渇いたと。本能が騒ぎ立てる。聞こえてくる白薔薇の声に、収まらぬ渇きに苛々する]


【人】 奏者 セシル

>>91

 狂気へと至る道は如何程に?

[狂気を自覚した女はなるほど、
正気であらば耐えがたいものを手放したのだろうと、
思考を繋ぎ、続く言葉に白薔薇はゆるやかに目を細める]

 己が罪人たる自覚があるのならば、
 ――裁きを待つが、よろしいのでは?

[たどたどしい指先の紡ぐ旋律、
謳われるその歌詞に白薔薇は小さく嘆息する]


   それとも 慈悲を お求めか


[天上の青は憐れみ深いその眼差しを女へと落とす]

(95) 2010/06/25(Fri) 02時半頃

[苛立ちの混じる叫び
心に暗い悦びが満ちる]

 
 ……止める必要は無いぞ、白薔薇
 お前はなんと同胞思いなのだろうな。


[くすくすと笑みが毀れる。
恐ろしくも妖しい微笑み]


――…嗚呼、忘れていれば良かったの?
思い出さずにいれば良かった?

困らせてしまうだけならば……
記憶なんていらなかったのに……


[独り言ちてきつく唇を結んだ]


[その声音は甘く、優しく]

ああ、もう限界なのでしょう?
なんて苦しそうな声……おかわいそうに。

我慢など、
なさらなくてもよろしいのですよ?
加減さえ、間違えねば良いのです。


あまり渇きが酷くなってしまってからでは……

嗚呼、本当に

加減を間違えてしまうかも しれませんよ?


 私は言ったぞ?
 「早く此方へ戻って来い」と。
 お前は
 私よりもあの娘を選んだ。
 
 事実は消えぬ。


[僅かな呟きを耳に受け
気だるげな溜息を零す]


 汚名返上したければ、我が望みを叶えて来る事だな。



 お褒めいただき嬉う存じます。
 ……旦那様、私はもっと己の魔を深くしたいのです。



 深く、深く。

 忘れてしまえるように。

[それが唯一つの絶望を忘れる縁。
白薔薇は憂いのため息をひとつ]


[自分に血を分け与えた吸血鬼の言葉に、血がざわつく。咬み付きたい、飲み干したい、今すぐにと。
続けて聞こえる白薔薇の言葉に冷や汗が流れる。体が震える。我を忘れて噛み付いてしまえば加減もできない。そうなって、本当に命を奪ってしまったら]

……間違えなければ……

[頭の中でぐるぐるとその言葉ばかりが回り続ける]


 嗚呼、ならば後で私室へ来ると良い
 直接にこの血を循環させてやろう。

 下らぬ世迷い事など、全て消し去るほどに与えてやる。


[憂いを帯びた溜息を零す白薔薇へ
己の領域へ踏み入ることを許す。
未だ決心のつかぬ様子の眷族へは、後押しするように
薄く笑みを零した]
 

 あまりに乾きに囚われ続けると
 血だけを求め続ける……
 理性の飛んだ、人の言うただの化け物に変じるやもしれんぞ?


――……ッ


[城主の指摘に息を飲む。
確かにあの時、彼女を選んだ。
言い訳など出来るはずもなく。

ふ、と過るのは諦めにも似た色]


【人】 奏者 セシル

>>100
[女の歌が止まれたば、手袋を外した。
鍵盤を這う冷たい指先は彩るように低音を奏で、時折女の指に触れ重なる]

 逃避と幻想

 救いと狂気

置き去りにされた生存者―――

[ふと、己の記憶にも重なるその言葉、呟けば、
浮かぶのは誰の顔だったか――乱れる心、かすかな薔薇の香]

(104) 2010/06/25(Fri) 03時頃

【人】 奏者 セシル

>>102

 それは……また、

[言葉を聞けば白薔薇は微笑う、
少しだけ愉しげに微笑って]

 頼もしいこと、
 あなたはどのように我が身を裁かれるおつもりか。

 どのような罰を持って、我が身を裁くというのです。

[女の指先が、かたちのついた旋律を
奏で始めれば、白薔薇はその手を引く]


 救いがたき罪に、もたらすべき罰とは?


[女の双眸を覗く、天上の青]

(107) 2010/06/25(Fri) 03時頃

[眷属が呟く声には微笑う気配]


 ――……旦那様、


[その許可の言葉に、白薔薇の声音は震えて、
今しがた、女の呟きに乱れた心が、ただ闇の救いを求める]

 とても……とても、
 ありがたく、存じます――…


 嗚呼


[在り難いと
震えた声音に、城主は柔かに囁く]


 お前が望むままに、与えよう
 人との境から飛び立てる魔の翼を。

 ……部屋で待っている**


【人】 奏者 セシル

>>113
[女が口ずさむ、
同じ傷を負うことを願うその詩句を。
置き去りにされた罪深き者――

白薔薇はただ、それが選ぶ選択に興味があった。
告げられた言葉に、ふと赦しの言葉を思い出す]


――自分からは死なない。
つまり、自死を選ばずに生きる。

それが、罰だと仰られるのですか?


[しかし問いに答えは返らない]

(117) 2010/06/25(Fri) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[それは魔の聖堂にて響くには、
いささか不釣合いなほど甘く切なげな旋律。

けれど白薔薇は恋など知らず、
淡く、少年の日、年上だった彼女を思い出せば、
あとはただ、残された我が身を思う。

ひと時だけでも救えたのかもしれなかった友人を、
憎しみのようなものを残していったあの男を、
そして立ち並ぶ墓標に知った深い孤独を思って――]


 お役に立てたのでしたら、何より。
 ――あなたに慈悲が訪れますように。

[彼女には届かないと知りながら告げて
白薔薇は御堂を後にした――狂気の揺り篭を手にすべく]

(122) 2010/06/25(Fri) 04時頃

【人】 奏者 セシル

 ―最上階・城主の間―
[御堂を出れば、白薔薇はただ思いのままに駆け出して、
振り乱される髪もそのままに、城主の間へと向かう。
その扉が己が為に、開かれているはずだった。]

 ―――……、
 
      もう、忘れてしまいたいのです、

   死することなど適わないのなら、

         己の心乱す記憶など――……

[震える声音の白薔薇、天上の青は濡れた眸に雫を浮かべて、
部屋が主に縋るように闇の褥へとその手を伸ばす**]

(126) 2010/06/25(Fri) 04時頃

[蝕む絶望は深く]


  翼を、

   ――私にお与え下さい、旦那様。


[こんなにも求めたことなどなかった。
それは、救いを求める祈りにも似て非なる。
白薔薇には宵闇の他、縋るべきものはない。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 04時半頃


 嗚呼、お前の
 望むままに――…私の愛しい白き薔薇


[薄い微笑みを口元に湛え、薔薇の香を其の腕で包む]

 
 堕ちた天使に与えてやろう
 私と同じ
 闇の翼を


[甘い囁きは、呪縛でもあり解放でもある。
やがて彼が意識を飛ばすと、城主は窓辺に向かい空を見上げた。
霧の立ち込めた其処からは、蒼天など見えるはずも無い**]


【人】 奏者 セシル

 ―最上階・城主の間―
[濃厚に満ちる魔の気配、白薔薇は招かれるまま
歩み寄れば、屑折れるように主が元に、縋りつく]

  ……はい、
  ありがたく頂戴いたします。

[畏怖と崇拝、どこか惧れを伴ってた主が傍らが今は酷く安らいだ。白薔薇の素肌が宵闇に抱かれる、まこと高貴なる血の香り、本能のままに薔薇が棘をさらけ出せば、魔の口唇が皮膚を掠める]
 

  ―――ッ、 生まれ 変わる……では、
         今度こそ、本当に終わるのですね、
 
   この ゆめ が………

(137) 2010/06/25(Fri) 13時半頃

【人】 奏者 セシル


 ―――ぁ   くッ……

[掠めたものは忘れたいと願ったものか、
それを手放すべくここにいるというのに何故であろう。
幸せ、不幸せ、狂気より醒めた女の言葉、矛盾。

過ぎる想いはけれど一瞬、
巡る血の齎す官能に、はしたなくも薔薇は啼いて堕ちていく]

(138) 2010/06/25(Fri) 13時半頃

[呪いのような甘き囁き、
幾度も聞いた彼女への言葉が、今は己に向けられる]

 ――……、旦那様……

[昂揚に思考を霞ませたまま、白薔薇は不思議そうに首を傾いだ。
未だそこに残る枷のしゃらりと鳴る]


 ………同じ、翼を

[白薔薇は天上が色を映したその双眸を滲ませて、
嬉しげに微笑み、まどろみの中へと耽溺すれば――己が目覚めの時を待つ]


[御伽噺の正しい道筋。
そんな終焉は訪れない。
白薔薇の囁きを思い出し眉を寄せる]


私達は間違ってしまった。

何処から運命の歯車が
狂ってしまっていたのかしら。


[小さな呟きは深い闇に溶けた**]


奏者 セシルは、闇のまどろみの深くに堕ちれば、ただ目覚めの時を待つ**

2010/06/25(Fri) 14時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 16時半頃


 愚かな情など捨てるが良い、同胞達よ
 ……お前たちは最早ひとではない
 同じものを見る事など叶わぬ

 
[淡い微笑みを白の薔薇に見る。
意識が戻るまえ、耳の傍で戯れに囁くこえ**]


 ひとの思う幸せとやらは
 我等には訪れぬ。
 我等は我等の歯車があろう。
 
 間違えたと言うならば、其れは私に見初められた事と思え。


[白薔薇は恐らく初めて人を憎んだ。

信仰と祈りを礎となし、善美を求めたその心の博愛、
それは生ける者に区別なく平等に齎されるべきもの。

無為なる日々の中、罪を犯しながら己のあり方を捨てられぬ。
自死に至らなかったのは、己の本質に染み付いた嫌悪より。
既に信仰も祈りも失くしたのだから、形だけ戒律に沿うても意味などないとわかっているのに――そう、どこかで捨てきれぬ何かがあった。それが己の血ゆえかどうかは、知らない。

罪深き優しさ。案ずることも優しく接することも、それはそのように造られているのだから当たり前のことなのだ。本質を失った紅茶のように、優しいだけの欺瞞。

けれど、白薔薇は初めて人を憎んだ。]


[そして憎しみという糧は白薔薇を生かした。
対象が失われれば行き場のない感情だけが残った。

―――ただ、それだけのこと]


【人】 奏者 セシル



   [それが目覚めるは闇の中]                                             

(141) 2010/06/25(Fri) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

[瞬き思い目蓋を開ければ、くらり、思考は揺らいだ。
確かに何かが欠けた気がする、何が欠けたのだろう。わからない。わからないと思ったけれど、わからないと思う己自身がわからない]


 ――……あ、わたし は……


[ゆると、顔をあげる。高貴なる魔性の血色の眸を探す。
ただ、その声だけを覚えている]


  私は、白薔薇 ――あなたの白い薔薇……


[躯を何かが脈動している、それは時に己自身を引き裂きそうなほど。強い魔の血、同化を拒絶する祈りの血が己の中が蠢いている**]

(143) 2010/06/25(Fri) 19時頃

【人】 奏者 セシル

 ―最上階・城主の間―
[髪に触れた指先から、甘い囁きから
いばらのように絡みつく、呪縛――

天の青は闇の血色を見つめ
黒い夜着に触れようと、白い指先の伸びる]

 愛しい方――
 私はあなたの為だけに咲く、薔薇……

[目覚めた魔性は夢見心地のまま、微笑んで]


 ――ええ、
 あなたが為に誰よりも美しく咲きましょう、
 我が身が深紅に染め上がるまで……

[そして、白き薔薇は、
己が花弁を染める贄を求めて、紅の月下へと]

(149) 2010/06/25(Fri) 20時半頃

【人】 奏者 セシル



 ―――ああ、硝煙とネズミの匂いがする。


               [厭わしそうに呟いた**]

(150) 2010/06/25(Fri) 20時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 20時半頃


 
 
[漂うは虚無感。
女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
 


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 ―霧の中―
[玲瓏たる捕食者は獲物との距離を縮めている、
纏うは風に乗る薔薇の香、その気配は魔性のもの。
前よりも、深く濃い闇の気配――]


  ああ、……
 

[口唇が弧を描く、獲物を甚振る猫のように]

(158) 2010/06/25(Fri) 21時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/25(Fri) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

 ―城門前―
[気配は3つ――、 1つは同胞。
とりあえずの獲物は、硝煙をまとうネズミ。
薄れ始めた霧の中――白薔薇にはそれが視得る]


 ――――…、ああ

          み  つ  け  た


[小さな娘を見つめて、天使が如き微笑みを浮かべる。
しかし眸の青は蒼穹を示さない、
煌々と輝きを持ったそれは裁きにも似た雷鳴の青――

ローズとドナルド、
2人の姿など気にも留めず、弄るがようにゆっくりと歩みを進める]

(168) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[ふと、歩みを止める。
確かなものは唯一つ、あの方のこえ]

[あの女の手で、あの男を眷属にすること]

 ――……命に、背くと?

[白薔薇の眼差しは、冷たくローズマリーを見遣る]

 ……使えぬこと。
 こちらの戯びが終わったら、

 手伝ってさしあげても、よいですよ?

[くすり、と笑みを浮かべれば、娘へと向き直った]

(175) 2010/06/25(Fri) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[名を呼ぶ声には訝しげに首を傾げる]

 ――なんですか、それは?

 私の名は――…… 
 いえ、ネズミに名を名乗るなど、勿体無いですね。

[青はただ蔑むような眼差しで娘を見下ろす]

 さて、どのように甚振ってさしあげましょう。

[そしてにこりと微笑んだ]

(182) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

奏者 セシルは、対たる者の気配に―――ふと、一度振り返る

2010/06/25(Fri) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

[女の――ローズマリーの言葉にも、
なんら揺れるものを見せずに白薔薇は、怯えたような気配の娘にくすくすと笑う]

 なんのこと?
 わたしは最初からあの方のもの――あの方の薔薇。

[ふわり、漂う薔薇の香]

 逃げないのですか、捕まえてしまいますよ?

[足の竦む娘にそのまま手を伸ばし、
白い手袋のその手は細い首筋を軽く握ろうと]

(188) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

[遠く最上階にありながら、
届かぬはずの声を聞き、薄く囁きを零す]


 優しくして欲しいのか?

 ――…此処に居れば、
 本能に抗わずに生きてさえ居れば
 私はお前を傍に置き、愛でよう。
 立派な吸血鬼に育ててやろうぞ。

 この闇の城で咲き誇るといい。
 血縁を喰らった吸血鬼の、傍らで。


【人】 奏者 セシル

[ふ、と首を傾ぐ。娘の後ろに近づいた気配。
その銀の枷を見て――白薔薇は、ああ、と薄笑いを浮かべた]

 従者風情に、
 呼び捨てにされるいわれはありませんが。

 ……ああ、なんといったか、そう。
 私と対の名を持つ者……、邪魔をしないでいただけます?

[ゆるりと笑めば、薔薇の香気は強く。主にも似た闇の気配が、漂う]

(192) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[伸ばしかけた手に、小さな衝撃]

 ―――…ッ、

[一度手を引けば、白い手袋を切り裂いて
ぱくりと割れた赤い傷跡が手の甲に――それは白を濡らし]

 ……ああ、あの方からいただいた血が。

[見下ろせば、ふ、と哀しげに呟く]

(196) 2010/06/25(Fri) 22時半頃

……やっぱり筒抜けなんですか。

[むっとした声で囁き返す]

……。

[もう人間に戻れないことは分かっている。それでも、自分はどうするべきなのか――未だに答えを出せず]


 お前は私と血を分かつもの。
 何処で何をしていようと……手に取るようにわかるぞ?


[其れはドナルドが扉を開くタイミングにあわせて]


 ――…さあ。
 何も悩むことなど、無いだろう

 お前は最早人にあらず。

 本能のままに、貪り喰らうが良い。
 ひとの情など、捨ててしまえ。


[其の後で、あの薔薇のように苦しいと泣き叫び縋り付いて来るならば、其の記憶まで喰らってやっても良い。
思えども未だ口にはせず、揺れる心情を見つめている]


 どうした……
 お前まで私の命に背くのでは、あるまいな?

 其れを我が眷族に。
 
 お前が喰らわぬなら、私が――…


[ベネットへ
追い討ちをかける聲]


【人】 奏者 セシル

[その哄笑に、己が手から視線を外し、黒薔薇をみやる。
娘の姿はすでに目に入っていないかのように、怪訝にそれを見つめて]

 ……どうなさったのですか。

 なにがそんなにおかしいと言うのです。

[見つめる瞳には冷ややかな怒りの篭る、
しかしその呼び名を聞けば、とくり 鼓動が乱れて]

 おやめなさい。

 笑うのを、おやめなさい――。

[傷ついた手袋を脱ぎ捨てれば、
その手は黒薔薇の頬を打つべく宙に振り上げられ――]

(202) 2010/06/25(Fri) 23時頃

ドナルドを、眷族に……?

[声に怯えと、恐怖の入り混じる。友人を、自分の手で吸血鬼にしろというのか。怒りがこみ上げてくる]

……嫌だ。誰が貴方なんかの言うことを聞くもんか。


 お前がせぬのなら、私が直接手を下すまで。
 彼の行く末はもう決まっている。

 ならば、せめて
 お前の手で生かせて遣るが良いだろう。

 そのために、お前に血を分け与えたのだからな?


【人】 奏者 セシル


   ――……フロレスク、

[呟けば欠けた記憶が揺れる、
祈りの血は脈動する、ふるり首をふれば
血濡れる手でこめかみを押さえて―――

ああ、けれど

そのものに反論をすべく記憶は――もはや何もない。

なにも]

(211) 2010/06/25(Fri) 23時頃

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