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ホレーショー! 今日がお前の命日だ!
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[見下ろす女の蒼い瞳は、 (3) 2013/12/26(Thu) 01時半頃 |
……喰い裂かれることを望んでいるようだわ。
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[零れる吐息がひとつ] (4) 2013/12/26(Thu) 01時半頃 |
……? 何が?
[唐突に零された囁きの、意図は察せないまま。]
― 昨夜 ―
[ティモシーの雑貨屋を訪れた後のホレーショーは、
恐らくはその足で、墓地に出向いただろう。
墓前の祈りを妨げる事はないが、その後のどこかで、
旅人は船乗りに声をかける。]
[それは、ハナとはぐれてしまったために、
探すのを手伝ってほしい、と言ったものだった。]
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[術を持たぬがゆえに諦めねばならない。 (12) 2013/12/26(Thu) 01時半頃 |
居る。
[確信だった。
一夜に二人、それも一方は"己のものでない"襲撃。]
けど、あの男が騒ぐまでは、人狼なんていないみたいだった。
どう言う事だ……?
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン
(19) 2013/12/26(Thu) 02時半頃 |
![]() |
[ハナの事はホレーショーにとっても、そう簡単には
放っておける事でもなかったに違いない。
やがて陽が落ち、人を探すにも難しくなった暗闇で、
狼は人知れず牙を剥いた。**]
[実際、この人狼にとっては、
普通の狩りでもなく最低限の摂取でもない、
生きている範囲の最大限、という加減は、
初めての事であった。]
[とは言え、人間の生死の境はよくよく把握している。
壮健な船乗り、余程の不幸が重ならなければ
命を落とす事はない。]
(――陸の上でも、何があるか解ったもんじゃないからな。)
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[遅い朝、乱れた髪をかきあげて、 (42) 2013/12/26(Thu) 23時頃 |
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン
(46) 2013/12/26(Thu) 23時半頃 |
一人は、あなた?
……もう一人は、別の子の仕業?
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン―海を臨む坂道― (48) 2013/12/26(Thu) 23時半頃 |
よっぽど手の込んだ偽装じゃなけりゃ、そうなる。
[軽く肯定した。]
……二人目の方は、死体を見れてないんでな。
けど、医者に運び込まれた上で『喰われた』っつってるんだ、
ちょっとやそっとの見間違いじゃないだろう。
声も聞こえないのに、……不思議ね。
[こんな風に同胞に遭遇したら、
どうするものなのか、少し気にはなったが]
ということは、
……あなたは殺さなかったのね。
襲った、相手を。
[どこか安堵のようなものが声音に混ざる]
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン―雑貨屋近く― (55) 2013/12/27(Fri) 00時頃 |
![]() |
そうだな。
[向こうも、自分以外の人狼の存在に気付いて良い筈なのだが。
何らか理由があるのだろうと、想像を巡らす位しか出来ない。]
んー? あぁ。
……どうして? 安心でもした?
……そうね、
勝手だと思うけれど少し安心したわ。
[視界の中に、青年の姿を映しながら囁きを乗せて]
死ななかったらまだ罪が軽いってか?
だとしたら、そりゃちょっと解らねぇけどな。
[だとしたら、それはどこまでも人間くさい感情だと思う。
囁きの響きに、ふと気配のようなものを感じて、
一瞬背後を見遣る。]
結果は大差ないんじゃないか。
[船乗りを船から引き摺り下ろしたのだ。]
そうね、
結果は変わらないかもしれない。
……だとしても、
死んでしまうより、よかったと思うわ。
……あんたがそれを言うか。
[苦笑らしき揺らぎがそこに乗る。]
……やっぱり、可笑しいかしら。
――だって、生きる理由が欲しいんだろう?
……、そんな風に聞こえていたの。
そうね、わたしにはそれはないものだわ。
[それを求めるには、女の心は老いていた。
失われたものへの怒りも悲しみも、理由にはならない。
ただ朽ちていくことを無為に待つ身であるのなら]
だからきっと、
生きるのも死ぬのも、
おなじようなことね。
……それでも、死んでしまうよりは良い、か?
[蒸し返すように口にする。]
実際、あんたが生きてた事で助かった奴がここにいる訳だしな。
[既に人が集まっている、この状況を覆すのは難しい。]
[昨晩の船乗りなら時間も場所も選ぶ事が出来ていた。
小さな子供の行きそうな場所を、例えば、
隠れ鬼などに使いそうな物陰なんかも含めて見回って、
風除けのある暗がりでその背に狙いを定めた]
[ぴしゃりと霙まじりの雪を踏む足音に振り返っても、
既に逃げおおせることは許さない間合いに入っている。
血の色が弾ける中にあって、それとは似て非なるもの、
夜闇でも光る鮮紅の瞳を男は見ただろうか。
倒れ伏す船乗りから点々と、血の色が通りへ続いていた――]
[一般論は他人事だ。
女の語る言葉は、常に自分自身を除外する。
自らがどこにも属さない者であると知っていた]
ありがとう。
[それは在ることを肯定してくれる言葉だ]
……優しいのね。
[かつて許される場所のあったことを、思い出す]
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[その時、女が向かっていたのは自警団だ。 (104) 2013/12/27(Fri) 23時頃 |
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[けれど、事態は単純ではなかった。 (106) 2013/12/27(Fri) 23時頃 |
……助けて、あげられないかしら。
俺が優しかったら世の中の奴らは8割がた優しいけどな。
[根拠は割愛した。さして愉快な話でもない。]
考えちゃいるがこの状況大分ムリあるぜ……!
私に、優しくしてくれたと思ったのだけど。
……違ったかしら?
[と、戯れのような言葉を交わす時ではなかったが]
そうね……、
人目を集めすぎている。
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![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[あの青年はこのことを知っていて、 (112) 2013/12/27(Fri) 23時半頃 |
……その子を連れて、逃げられる?
……つっても俺、何だかんだで
我が身が一番大事なタイプなんだが。
[銀鈴の声に対して、ぼやくような調子でいる。
衆目があるこの場所では、あからさまに人狼を庇えば
立場が悪くなるのは明白なのだった。
ヒューやセレストがそうするのは人間の勝手だが。]
![]() | 【人】 寡婦 パピヨン[――その瞬間は目を逸らしていた。 (127) 2013/12/28(Sat) 01時頃 |
……いいえ、
無理を言ったのはわかっているわ。
ごめんなさいね。
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