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【人】 呉服問屋 藤之助―本邸― (2) 2010/08/05(Thu) 01時頃 |
良い機会だ。
お前が毒の花ならば、そのまま彼を誑かしてみては?
…………………彼を?
[苦笑混じる]
貴方の後では翳みかねる
が
……戯れる程度なら。
日は未だ高い
しかし……
死して満たされるとは
坊主の言葉だけなのか、それとも
[納得がいかぬ風に呟き洩らす]
刷衛殿、面白い人物にあった。
天満月 邦夜と言う花主
人狼病を持つものと口付けると発作を起こすそうだ
先程発作を起こしてるところにあってな
……豚狼に悪戯されて口付けられたのだと。
獣がその者の力に気付き
誑かされる前に、何とか協力させたいものだ
[知っている
知っていた
筈だった
行為の数々を、直接其の身に受けて
花は乱れ咲く]
……坊主、と謂うは
皆、こうなのか……
[父親もと謂っていたな
そうぼやき
種を植え付ける事の出来なかった
彼の胸に顔を埋めた。
ぴちゃり、舐め遣る]
これは、確かに
喰いでがありそうだ**
[そして、ヨアヒムを確保し、大広間の控え室に放り込んだあと、イアンからの報告を聴く。]
ほお……
稀にそういう人物がいるとは聴いたが。
[そして、しばらく考え…。]
邦夜さんには事情を話して協力してもらうのもいいかもしれんな。
いや、でも、話すと、それはそれで危険か?
[邦夜とは少し、話をした。花祭ははじめてのはず…。もちろん、花と戯れるなども、そう経験はしていないだろう。]
ともかく、彼はこちらの手中にしておきたい。
そして、彼は花主だ。
[少し押し黙るが、その先意味はわかるだろう。自分とイアン、花主と花、傍にいやすいのはどちらかと。]
仕事、として、彼を操れるか?
何処まで話すかは…
私も難しいところかと。
[刷衛の言葉には同意するように。
……続いた言葉、
それは自身も現在考えていたこと]
媚を売った経験はないが
なんとか、する。私も花だ。
[相手が花主としての経験が浅いのが救いか。
先ほどの、振り返れば赤面ものの
拙い媚を思い出すが……なんとかせねばならない]
【人】 呉服問屋 藤之助―本邸・椿の間― (109) 2010/08/05(Thu) 07時半頃 |
ああ、じゃあ、頼むぞ?
というか自信がないのか?
じゃあ、練習台になってやってもいいぞ?
ほら、媚売ってみろ。
[そしてすぐにそんな冗談を飛ばす。]
……しょうがないだろ!
今まで私には必要なかった……
けれど、今必要なのだ……頑張るさ……
[自信がないのかと突かれれば
声が大きくなって……少しずつ声量が下がる。]
…………
[声音が冗談を飛ばすものに変わっていることにも気づかず
真剣にこう言う場合はどう媚を売るべきなのか
眉を寄せて考えて]
……刷衛殿…お主に会いたいと、思うている……
[小さく呟いた]
[正確には息を吐いたというより、噴出した。]
そ、そうそう、う、うまいじゃねぇか。
背中につめたいのが走ったぜ。
[イアンの頑張った媚の言葉にそう感想を述べた。]
不慣れな感じが実にそそる。
さすが、花だな。
[世辞ではなく、本当だった。]
よし、まだ何か言ってみろ。
[再度、けしかけてみる。]
【人】 呉服問屋 藤之助―本邸・梅の間前― (111) 2010/08/05(Thu) 07時半頃 |
……笑うなっ!滑稽なのは…己でもわかってはいるのだ…
さすが花などと……
[聴こえた息遣い。どう考えても噴出された。
やはり、拙いのだ。媚も一つの芸
そして、青年はその芸を鍛えてこなかった。
告げられた評価は、不慣れゆえのなんとやら]
――……本気で逢いたいのだ。刷衛殿以外に
私に、頼る相手もない……だから……
[再度の声に、羞恥心を押さえ込む少しの間の後
薄く、口を開いて。かすかな声が零した]
おお
いい。
[ちょっとかなりよかったらしい。
うっかり鼻を抑えた。]
大丈夫だ。うん、今傍にいたら押し倒してた。
問題ない。
[むしろ一人で部屋で拝んでいる。]
よし、頑張れ。見守ってるぞ、というか、
聴き守ってやるからな。
[よしよし、という声。]
で、封鎖のための人員はもう呼んだか?
……本当か……っ
[今度は噴出すような息も、
それによって不自然にどもる感もなく]
床まで持ち込めるかはわからんが練習は生かす
……報告はするから、聴かんでいい
[聞き守ると言われて苦笑する。
よしよしという声も相俟って
どうにも子供扱いされている気配に戸惑いつつ
仕事のことになれば深呼吸一つ]
封鎖人員は昨晩の宴直後に
次の宴目処によこすよう連絡してある
そこは抜かりはないよ。
[先ほどのよどみは嘘のように
凛とした声でこたえた]
【人】 呉服問屋 藤之助―本邸― (115) 2010/08/05(Thu) 08時頃 |
おう、頑張れ。
まぁ、でも相手は新人だ。
割り切る部分も大事にな?
[そして、手はずが整っていることを聴けば、うむ、と深く頷いた。]
――…いや、任せきりですまんな?
頼りにしてるぞ。相棒。
じゃ、俺もちらちら各自の様子を見る。
そうそう、あえぎ声だけじゃ助けてほしいのか、房事に夢中なのかわからんので、助けて欲しいときはちゃんと名前を呼べよ。
[余計なことも言っておいた。**]
……そうだな。相手も力の為に利用されて
溺れてしまうのでは…哀れか
[忠告に邦夜自身のことを考えるのが抜けていたのに気づく
いかんな、と、ゆるく頭をかいて]
……私の仕事であり、私の復讐だ。
気にするな……お互いうまくいくことを
……間違って情事の最中、
刷衛殿の名を呼ばぬよう気をつけるよ
駆けつけて、あれ?なんぞ?では、な
[仕事の話で落ち着いたのか、余計なことにも
からりと笑って言い返した]
[私の復讐で仕事、には黙っておいた。
この相棒はどうやら猪突猛進のようだ。
復讐のための仕事……。
イアンの目的がそうと決まっているのなら、
自分はなんのためか。さてはて。**]
【人】 呉服問屋 藤之助[風の具合か、 (120) 2010/08/05(Thu) 09時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下― (132) 2010/08/05(Thu) 10時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下→大広間(舞台)― (136) 2010/08/05(Thu) 10時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[霞月夜の傍に侍る幼い花。 (145) 2010/08/05(Thu) 11時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助…鵠だ。 (151) 2010/08/05(Thu) 11時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[イアンから、迦陵から、 (162) 2010/08/05(Thu) 12時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助…―― (163) 2010/08/05(Thu) 12時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[会話が途切れるを見計らい] (171) 2010/08/05(Thu) 12時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―渡り廊下― (187) 2010/08/05(Thu) 13時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―渡り廊下窓際― (193) 2010/08/05(Thu) 13時頃 |
[そして、そんな恩を売ってまで、己の心を買おうとした男は…
哀れこの手に引き裂かれ、産まれる子の肥やしにされたという。]
【人】 呉服問屋 藤之助―渡り廊下窓際― (204) 2010/08/05(Thu) 14時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―渡り廊下― (210) 2010/08/05(Thu) 14時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―渡り廊下窓側― (217) 2010/08/05(Thu) 15時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下窓側― (227) 2010/08/05(Thu) 15時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下・窓際― (236) 2010/08/05(Thu) 16時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助
(237) 2010/08/05(Thu) 16時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下・窓際― (241) 2010/08/05(Thu) 17時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[揶揄るような調子に眉寄せて] (243) 2010/08/05(Thu) 17時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下・窓際― (246) 2010/08/05(Thu) 18時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下・窓側― (248) 2010/08/05(Thu) 18時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―庭先・窓側― (250) 2010/08/05(Thu) 19時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[降りた沈黙。 (254) 2010/08/05(Thu) 20時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下・窓側― (258) 2010/08/05(Thu) 20時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下― (271) 2010/08/05(Thu) 21時頃 |
――望みはひとつ
願いはひとつ――
種植え付けて
腐らせる
この世の理
幾年もいくねんも
血を継いで
肉を喰らい
種を植える
二つ心は要らぬ
惑うては
いのちとり
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下― (284) 2010/08/05(Thu) 21時半頃 |
…一体。
[小さく呟いた。
それは無意識に]
【人】 呉服問屋 藤之助―廊下― (295) 2010/08/05(Thu) 22時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋前― (306) 2010/08/05(Thu) 22時頃 |
――何、
[呟きは呆然と]
【人】 呉服問屋 藤之助
(315) 2010/08/05(Thu) 22時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (328) 2010/08/05(Thu) 23時頃 |
すまん、ちょっと遅れるかもしれぬ。
[行かねばならぬが、動こうとしない花。
仕方なく、小さくそれだけ囁いた。]
……?はい、わかりました……
大丈夫です、やり遂げて見せます。
舞い手の花なのですから。
[聞こえた声にきょとんと。その後淡く笑んで。
ただ、通信が入ったついでに
暫く口篭って…言うとおりにしてくれれば
どうせばれること。意を決し話す]
……本郷殿に宴前に逃げるよう勧めました。
彼は人を殺そうとしても殺せない人。
多分獣ではないかと思いまして。
けれど、職務違反です。
この件のセンターからの罰は私が受けますので…
御報告までに
何?
そうか。
[職務違反、そういわれればそのとおりで…。]
その件はのちに。
本郷さんがそうでないのであれば、問題はなかろうて。
[早まるな、との意味あいもこめて、そう答えておく。]
はい……勝手な行動申し訳ありません
邦夜殿の力は
怪しい人に使ってもらうべきなのでしょうか…
それとも、人であって欲しい……と
思う人に使うべきなのでしょうか…ね
[刷衛と邦夜、それ以外は誰が獣か、人か
確信が持てないなか、そんなことをポツリとこぼした]
[相談を受け、それは怪しい奴に決まっている、と思いつつも、即答はせずに考える。]
人間であってほしい…と思うというのは、どういうことかな。
[そう、あれだけチャールズに執心していたイアン。
もしクロならば、どんな相手だろうと殺しそうないきおいだった。
だが、
そうでない人物ができたか?]
…例えば霞殿…旧友ですから…昔から知っていますし
獣ではないと思いますが…
それと、彼の花となった鳥、迦陵
…霞殿と仲睦まじい様子でしたので迦陵が獣だと……
霞殿が哀れです……
それと、本郷殿…理由は先程の通りにロビンですね…
まだ、ほんの童花ですから……
……ロビンはそうは言っても疑いも濃いので
…まぁ、殺すべきなのでしょうが
[聞かれた質問に、具体的な人物名を聞かれているのかと
名前を挙げていって
それは刷衛の思うことと、重なるだろうか?]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋ー (341) 2010/08/05(Thu) 23時半頃 |
イアン……
お前は人から騙されたことはないのか?
クロは人間らしくないわけではない。
人間らしいクロもいる。
人間であってほしかった者がクロの場合はどうするのだ?
……騙されたことは確かに少ないです…
昔も、今も。
今までは殲滅が多かったので考えてませんでしたし…
[今までの仕事を思い出して、小さく首をひねった後
続いた言葉には朗らかに笑いながら返した]
ああ……その場合は…殺しますよ。当然です。
そうか。
ならば、効率のいいほうを選べ。
[笑い声には眉を寄せたが、見えるわけはもちろんない。]
効率、の、いいほうですか……んんんん…
怪しいところ、ですかね。
それか怪しいのは殺すってことにしてしまって
まったく判断つかないところか…??
あ、けれど先程の話だと
騙されていることも考えると
騙されそうなところのが良いのだろうか…
[眉を寄せているとも知らず
夕飯を迷うような気楽さでそんな言葉を零して悩む]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (350) 2010/08/06(Fri) 00時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (368) 2010/08/06(Fri) 00時半頃 |
……息詰まりそうだ
宴を切り上げるは、駄目か
[次々に増える人に、うんざりと呟く]
なかなか、可愛らしい花?だな
なるほど、遅くなるといった理由も理解した
[くすくすっと笑いを零して]
おう待たせたな。
[シンプルにそれだけ]
大丈夫、まだ始まってもない
[狩の高揚からか、だいぶはしゃいだ様子で]
仕方ないだろう。
そういう場所だ。
今のうちに誰を喰うかぐらい考えて気を紛らわせたらいい。
[小さな嘆息。
面倒だと思っているのは自分もだった]
今宵喰らうなら
僧で良いと思うのに
[拗ねた声]
乾か。
何だ、二人とも随分執心だな。
[霞も自分好みだと推していた気がする]
そうか、ならばよかった。
[セシルと明とロビンに囲まれているので、なお、何もそれ以上はいえないらしかった。]
ええ、はじめますね。
[短い返しに、此方も短く台上で]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (381) 2010/08/06(Fri) 01時頃 |
いや、少し薄味なれど
美味かった。
[思わず笑み零す]
貴方は?
喰らうなら誰を
【人】 呉服問屋 藤之助―大広間― (389) 2010/08/06(Fri) 01時頃 |
[その様子をじっと見ている。]
――…やりすぎだ。
煽ってどうする。
薄味?
[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]
…今のところはまだ、決めかねている。
…肉饅頭め、しくじりおって……。
[袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。
彼と…己の囲い主の傘の下。
今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。
イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]
【人】 呉服問屋 藤之助
(394) 2010/08/06(Fri) 01時頃 |
……やりすぎなものか…手緩い。
仲間をはくまで痛めつけて当然
その仲間が、尚、暴れるかもだ。
しかし、やってしまったものは仕方がない。
[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]
…だから、逃げろ、なのか。
[は、と。
短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。
己にすらわからない]
……
[無言。
あるのは憤り混じる念だけ]
暴れてくれれば痕跡が残る
暴れてくれればより見つけやすい
何が問題がある。
それに巻き込まれて、死ぬ奴が出るかもしれぬ。
[お前の元主のようにとはいわなかった。]
【人】 呉服問屋 藤之助…、――主を、亡くした…? (411) 2010/08/06(Fri) 01時半頃 |
……そうですね。
けれど、そうでもして捕まえなければ
羅患者は増え、よりいっそうの犠牲者が出ます。
違いますか?
[しばし沈黙するが、目を一度伏せてから。]
もう事態は転がりだした。
見極めるのみだ。
ええ、そうですね……
私も観察はしますが
話すので観察しきれません。
ですので、観察本当によろしくお願いいたします
私とて、無実の人間は殺したいわけじゃない
[先程散った赤い血か、それとも赤い月のせいか。
体の芯に沸き立つ獣を、抱く手に力込めて押しとどめる。]
…堪え切れねば……全て喰い尽くすしかなかろう。
[苦しげに小さく漏らす言葉は届いてしまうか。]
全員抹殺など
涼しい顔で謂うて
非人道的でないと?
ようやる。
[怯えは半分が演技、半分は底から生じるもの。
けれど
嗚呼、ひとのにおいが、血のにおいが強い]
……ああ。そうだな。
[堪えきれなければ。
総てを喰らって生き延びるまでの事。
従来と何一つ変わらないはずだ]
総て
[喰らうは狼憑きが故の定め]
【人】 呉服問屋 藤之助[華月の呟きは、よく聞き取れなかった。 (429) 2010/08/06(Fri) 02時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助[視線を戻し、イアンを見る眼は、 (441) 2010/08/06(Fri) 02時頃 |
総て…………ならば
順序も考え直す必要あるか
如何しよう。
【人】 呉服問屋 藤之助――、… (449) 2010/08/06(Fri) 02時頃 |
如何したものかな。
…イビセラ。
お前、乾についたのだったか。
[付き従っている様子は、視線で見てとれる。
数拍開けてから]
このまま転がせそうであれば、あれはしばらく見送ってもよいかも知れん。
代わりに、誰か。…食指が動きそうなところがあれば。
それか……推測だが、もう一人ぐらいセンターの人間はいそうだな。
そこをあえて食ってやるのも好いかも知れん。
あの花独りで根回ししたにしては、状況が綺麗にまとまり過ぎている。
そう、いまは坊主の手に。
……センターの、イアンでは駄目なのか?
[小さく笑うは
幾らか平常が戻ってきた故に。
二人の仕草を視界隅捕らえ、からかい混じりにひとつ]
根回しした相手
検討もつかずして
さて……如何したものか
あれほどつけ上がったことをしてくれるのならば、
最後まで残して苦しむ姿を見るほうが楽しいだろう?
[淡々と告げる。
からかうような言葉など歯牙にもかけない]
…刷衛。もしくは、天満月
[ぽつりと一つ、名をあげた]
ひょっとして、と言う可能性でしかないが…
あの研師、幾らか反応が薄いように思う。
イアンと通じていそうなものか…
もしくは…
[この感情は嫉妬なのだろうか。自らも花を手にしていても尚。]
…高嶺が摘んだ花の、いずれかを。
【人】 呉服問屋 藤之助
(459) 2010/08/06(Fri) 02時半頃 |
刷衛、天満月
どちらも、反応の薄い点では……そうか。
[淡々と謂うに追いかけはしない。
名を呟き乍]
高嶺の摘んだ花ならば、華月を
[どちらかと謂われ、迷わず片方を選ぶ。
意図の説明は出来ず]
【人】 呉服問屋 藤之助…、華月、 (468) 2010/08/06(Fri) 02時半頃 |
どちらも、何かを知っていると言うのは間違いないようにおもう。
[強く視線を向けていた刷衛。
多少の驚きはあれど、それにしては驚きがあとを引いていないよう見える天満月]
…高嶺の?
[その言葉は発想に無く]
華月
[呟く]
あれがいい。
念のため
邦夜が来る前に迦陵が私の部屋を訪ねました。
そして直ぐ立ち去ったのですが
ちょうど、入れ替わりに邦夜がやってきたので
邦夜が私の部屋に来たことを
迦陵は知っていると思って良いでしょう
些細なことですが、報告までに
そういえば、もうひとつ…
[ふと思い出した、違和感。]
イアンが…天満月の御子息を、籠絡したい、と。
いや、おかしいか。通じておるなら取り入りたいとは。
【人】 呉服問屋 藤之助[華月が虎鉄へと駆け寄る、 (495) 2010/08/06(Fri) 03時半頃 |
籠絡…?
[己の居室へと戻るその途中、言葉に微かに訝しんだような返事になる。
天満月を。先程の言動と内容から照らし合わせるに]
…何らかの手駒にするつもりかも知れん。
だが、理由がわからない。
センターにとって都合のいいものだと言うことなのか?
[軽く首を捻る]
籠絡かどうか
……取り入る何かが、かの人にあると?
…そういうことだろうな。
少し、病関係の書籍を探ってみるほうがいいだろう。
理由が転がっているかもしれない。
書籍なら、
広間を出て間も無くの部屋が書庫だった。
[記憶を辿る。
子供が隠れた暗い部屋]
書庫の場所なら…知らねばそこらの使用人に聞いておいたほうがいい。
くれぐれも…ここで通じていることを知られてはいけないよ。
わかっている。
…必要なら庭から回る。
あちらからなら書庫の位置もわかる。
全く手間のかかる事
……センターの人間など、招くから。
[イアンは彼に招かれた
そう言っていた、昨夜の記憶。
溜息を洩らす]
報告ごくろう。
そして、大役、しかと見た。
邦夜さんの動向は、任す。
さて、怪しいのはどいつかねぇ。**
舞うは花の務めですから……お言葉ありがとうございます。
邦夜殿のお力は判断出来るのは一日一人、
また、体調の関係等も考慮し判断の先は
邦夜殿にお任せにするつもりです。
……傍目には動揺の少ない刷衛殿が
怪しく映りましたよ?
[そう言って小さく笑って]
……疑われ過ぎる時は、
名乗り出てくださいね。 ……投票は、絶対ですから、万が一な事態になったら
私が貴方を殺める*ことに*
このまま、ひとの気無ければ
イアン……
背後から襲って
……流石に無謀か
[ちらと視線流し、首を振る]
彼の人は、もののふの舞を得意とします。
目覚めたてのお前で…太刀打ちできるかどうかは。
[慎重に、と促す心の奥底には、やはり旧き友への想いも無いわけではない。]
――返り討ちが関の山か。
坊主にも謂われた。
喰らうなら報いを着せると
[溜息]
居心地が、悪い
視線で犯される気分だ。
[遠くを見遣り、眉を寄せる]
【人】 呉服問屋 藤之助―→高嶺の部屋へ― (570) 2010/08/06(Fri) 12時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―→高嶺の部屋へ― (575) 2010/08/06(Fri) 12時頃 |
[今も必死でこらえているのは、このまま雛を喰らいたい想い。
…今喰らえばきっと足が付く。それでは…]
いや、それを逆手に取れば…
花か主かを喰らってしまえば…
[彼を喰らうその日がくるなら
それは人食花散る日]
……?
此処にあるは
花か、主のみと
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (584) 2010/08/06(Fri) 12時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助…私の 舞う 白き鳥の舞 (585) 2010/08/06(Fri) 12時半頃 |
つがいの片方食らってしまえば、
もう片方が獣だと…
ロビンと今話しておる
ロビンもそなたを疑っており……月瀬が
お前の傍にあるのを案じておるな。
それと、どうも法泉殿はロビン曰く
なにやら不思議な力がある、そうな。
後、邦夜殿は夜光を確認すると言っておった
いろいろ、錯綜してきたなぁ…
いま、つがいと謂うなら
私と、貴方と、……高嶺の
片方と謂うても
如何する
いや、研師と桜の猫も。
あのドラ猫が、彼奴には懐いて寝ておった。
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (599) 2010/08/06(Fri) 13時頃 |
ああ、そうだった
が
研師の彼は、明之進と主がなにやらと
……桜の子、
まだ違うだろう
私になんの報告も無しに。
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (602) 2010/08/06(Fri) 13時半頃 |
[内心は月瀬の傍に刷衛がおるなら
ロビンと月瀬、ともに獣でなければ
どちらも安全だろうとか
こちら側の理由で思っていただけ、なのだが]
明之進など、おらぬよ。
[それはきっぱりと言い切る声音。]
何故ならあれは…去年喰われてしまったのだから。
あの研師を喰らってしまおうか。敵に回せば厄介であろうし。
[それは、夜屋根に潜む猫へと嫌疑をかけることにもなろうか。]
今からロビンが月瀬を案じに
月瀬のところへ向かう。
お前が傍にいるようならば
二人の様子、観察お願いしたい。
私は本郷が私と話がしたいと
大広間で声をかけられているので
そちらへ向かう
…………近頃の幽霊は、
あれほど生者と区別つかぬもの?
そう、彼でも良いが
センターの彼が何やらきな臭い。
私に目をつけて居るのかどうか
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (630) 2010/08/06(Fri) 14時半頃 |
喰……?
[聞こえた声に軽く首を傾げる。
名簿に名前がない。
それは解っているのだから]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (643) 2010/08/06(Fri) 15時頃 |
[喰らって腹へ納めてしまえば、分かれることもあるまいに。
白いうなじが、紅さす頬が、あまりにやわらかそうにみえて。
爪立てて裂いてしまえばと、思う心を押し込める。
…腹の中では、その笑顔は見えぬ故。]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (657) 2010/08/06(Fri) 15時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助はい、 (658) 2010/08/06(Fri) 15時半頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (671) 2010/08/06(Fri) 16時頃 |
そうか。まぁ、全身疑わしいからなぁ。
[そういうことには、よくあることだった。]
ああ、投票か。
しかし、投票制度を用いるなんて知らなかったぜ。
するってぇと、お前に殺される…のはまだいいとして、俺の刃に殺されるのか。
そりゃ自殺だな。
[考える。]
…センターから聞いてません、でしたか?
[投票箱まで持たせて花を仕込んでいるのにと
刷衛の言葉に首をかしげて]
……私が殺すことも厭うてください……
でも、そうですね。自分で研いだ業が
くびをおとすのは…ねぇ?
[なので、どうにかなさってくださいと、こぼして]
[ロビンとセシルの様子を…には承諾をする。]
ああ、わかった。
ロビンは、
やっぱり、なのかね。
ま、いい笑い話にはなりそうだが…。
[どこまでも能天気だった。]
……そういう様子なのですか……?
[本郷と話しているときに聞こえた言葉
頬の痛みを抑えながら話す
……頬打つ音は聞こえたかもしれない]
…血の絡まない笑い話のほうが
私は良いです……
あいわかった。
[セシルとロビンの話を始終聞きながら、
二人が去るのを一応見送るが。]
しかし、お前のところも何か音したな?
………わかるぐらい露骨、だったのですかね…
ああ、今、本郷になぜか殴られました……いたい…
そうか。
なんでか本郷の気持ちもわからないではないが…。
そして、俺も表に出る。
このスタイルなら、もう潜伏は無意味に思えた。
お前からもそう皆に伝えてくれ。
[薄く聴こえる会話に、こりゃ大丈夫かいな、とか思いつつ…。]
とりあえず、お前から殺されるのだけは避けておこう。
……はぁ…私はちっともわかりません
それと、表に出ること、わかりました。
そうですね、出れば食い殺されても
自殺はなくなりますね
自殺はいかんよなぁ。
[まるで人事である。]
チャールズも云ってた。
そうですね、自殺は………
……私の今の状態は……自殺、
のようなもの、でしょうか…
[ぽつり、小さく零して]
懺悔しにくるか?
許すぞ?
[何いってるんだか。**]
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (693) 2010/08/06(Fri) 17時頃 |
………考えて、おきます
[教会はないからどうするのだろうと
ちらりとおもいつつ]
【人】 呉服問屋 藤之助
(695) 2010/08/06(Fri) 17時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助―高嶺の部屋― (702) 2010/08/06(Fri) 18時頃 |
【人】 呉服問屋 藤之助
(703) 2010/08/06(Fri) 18時半頃 |
――……あ、本郷殿に
刷衛殿のこというの、忘れた…すまん*
…誰も、あの花を喰うことは許さない。
センターの首輪付きは、私の獲物だ。
[ぽつりと。
静かだが、はっきりとした声で呟く。
それは、馳走として見定めた狼の言葉]
別に、構わぬが
……我が身が少し危うい
獲物と謂うならあれの手綱、
握っておいて欲しいもの。
嗚呼、望みはひとつ
願いはひとつ
叶うなら
危うい?何を仕出かした。
[幾らか呆れ交じりに問いかける]
手綱を取るとは難しいな。
あれは別段、私の花というわけではないのでね。
……何も。
ただ、食事を共に
何やら視線でまさぐられているような
妙な心持がした
[抱える不安は漠然と]
……若し、私が逝っても
かの人は
お前、
実は俺を殺す気満々だろう。
[少々ドスの利いた声]
…まさぐられる?
お前、どんな会話をしたんだまったく。
[呆れたような声になったのは自分のせいではない。
最後に付け足すように聞こえた声に問いかける]
…かの人?
普通だ
った……と、思う。
[少し考える間があった]
大事なものは、死したものだけ
復讐に駆られた狗は
誰で有ろうと、斬るらしい。
戯れに、研師に疑いを向けてみたら
本当なら恐ろしいと謂うくせに
あまり疑って居ない風だった
一人立ち向かおうと謂うのに
放り出された。
……会話の最中、ずっと
視線が痛かった
――いや、誰でも
若し私が逝ったとして
嘆くものは居るだろうかと
すまん、すまん!!
次に会う者からちゃんと伝える!!
――……お互いに生きような……
[そう言って朗らかにわらった]
思う…ね。
確かに、死んだ主は余程大切だったらしい。
我々の事を獣と呼びそのために死ぬことは厭わないようだったな。
[刷衛のけんについては、幾らか相槌を返し]
…それならばあの研ぎ師、喰ってもいいかも知れん。
本当に独りになった時に後悔させてやればよい。
…ああ、ひょっとしてお前、注視されるのが苦手なのか?
[視線が痛い。その言葉に推論を一つ立てて尋ねた。
自分は逆に視線をそらすことはほとんどしないのだけど]
…あの猫は塞ぐほどに歎いてくれるのではないか。
お前を詰られたあの反応を見ればそれぐらいは推測に容易い。
[そういえば引っ掻かれた傷があったなどと今更思い出す。
随分と控えめな事を言う花の声に男が帰すはそっけない言葉]
人として死ねば、歎くものはあるだろうよ。
狼として死ねば、喜ばれるやも知れん。
死んで歎く者などいないと思っていたほうが気は楽だ。
歎かれて、初めて、幸せだったと思えばいい。
私は、そう思っている。
自分が死ねば、喜ぶ人間は多かろうと。
……嗚呼。
よほど嫌われている様子
病あれど、人と同じく
情もあると謂うに
[花開き
色を付け
情を知る
刷衛の事となると、眉を寄せ]
その研ぎ師の、足音がする。
注視は好かん
もとより、この身も
見透かされるのが、おそろしいと。
寂しい
……この身が咲く前に
冬の名残が
未だ、強く根づいているのか
人を嫌う癖に
人に歎いて欲しいと思うのは。
[遠く視線映せば
冬の望む遠い峰と
表の情を望んだ坊主の姿
幾人か思い浮かぶのに
随分、欲を張ったと自嘲混ぜた]
あれの亡き主は、喰われたらしい。
酷く慕っていたのであれば、それは酷く憎かろうよ。
…お前にとっては、病なのだな。これは。
[それはぼんやりとした感想だった。
狼憑きを病と呼ぶ。
それは世の中でも同じことだが]
…あまり目立たないようにすることだな。
"ロビン"が振舞っていたように行動することも大事だろう。
目を欺くと言う意味では、だが。
見透かされると思うから怖いのだよ。
己の目は相手を黙する武器の一つ。
目は口ほどに物を語ると言うだろう。
上手く使えば有効に事が運ぶ。
人は、嘘をつくほど視線が泳ぐからな。
懼れは獣を弱くする。
自分の行動に迷いが出れば、それは隙になる。
…命獲りになるぞ。
[小さく息を吐いた]
嗚呼、其れは憎かろう。
何を今更
私の存在そのものが、ロビンにとっては病魔
[小さく哂う]
ロビンなら
先ず、花主を持たぬ
人に近づきもせず
目は口ほどにものを言うが
己の内を知られるのも、おそろしいと
あれは口先で総てを拒絶していた
……難しい。
解ってる
否、解っていた
[溜息]
あれと話していると、我々をどれほど憎いと
思っているかが良く解る。
なかなか興味深い。
…病魔、ね。
[やはりそれは病であるらしい。
生まれてこのかた狼であることが
当然の生き方であった自分には、解らない感覚だった]
随分気難しい花だったのだな、お前は。
…それでは急に変れば怪しまれて当然というもの。
…。
理解しているなら、管理するんだな。
お前が斃れたとしても私は手は出さんぞ。
霞はどうかは知らんが…あれも己の欲に忠実。
お前を助ける気になるかどうか。
[自戒しろ、とばかりに告げて念をおした]
……本当に。
ロビンをそうさせたのは、私の才
技術だけの蕾が
時折混じる病で色を為し
噂が噂を呼んで
押し潰されてしまったから。
変わった理由は作ったが
主が出来たと謂うだけでは、納得できぬ者も多いだろう
己の始末は己でつける。
……構うことは無い
私とて
簡単に逝く心算も無い
…成程。
[押しつぶされる。
その間隔は己にはわからねど、言わんとする事は理解できた。
重圧、重責、過度の期待。
それらに押しつぶされて]
納得できぬ者がいるなら、納得させてみればいいだろう。
その、技術とやらで。自信は、ないわけではあるまい?
さてに、
ロビンはお前が俺のこと、ちゃんと教えてくれれば、と云ってるぞ?
そして、どうも、ロビンとセシルは、一線超えたようだな。
[少し、深刻になる。]
ロビンがそうでなければよいがな。
人狼病の者の出生が
薄ら暗いものになること、
彼らは知っているのかねぇ。
[そう、それは病気なのだ。
それにかかり、生命を得たとして、それが無事に産み落とされる確率はそう高くない。
もし、誕生したとしても、それがまともであるかどうかはわからない。
そして、もし、まともであったとしても…。]
ああ、ロビンは随分
刷衛殿のことを疑っておりました、から
[そのことでしょうね、と刷衛の言葉に頷いて]
……そうですか……二人とも、只の人ならいいのですが
どちらかが獣で…孕ませる性の場合、
厄介ごとが増えますね
[聞こえた言葉に、こくり、と頷く]
……けれど、あの病は…いえ、それ故か
繁殖を欲する病
例え知っていても、種の本能に従い
孕み、孕ませようとする…
[それが、満月の晩に発症し、人殺しと化すとする。
そうしないためには、
その人物を存在しないことにするか、
それとも、存在しても害のない者にするか。]
――……
………どうか、されましたか……?
[普段はいらないことまで話す刷衛の沈黙に
通信機越し、緩く首をかしげた]
ああ、そうだな。
[男は頷いて、そして、考える。
なぜ、男が管理センターにいるのか。
答えはそう難しくない。
なぜなら、男は、そういう出生を持って生まれ、
そうならぬよう、虚勢(管理)されたものだからだ。]
うんにゃ。なんでもないさ。
[それでも、全くそういう欲がないわけではないが、
それは従来のものをかなり希釈して衝動だろう。
ゆえに、悩むこともあったが、
男は幸せなことに、己の天職を見つけ、今に至る。]
……なら、いいのですが……
[宴直前の連絡まで相棒の名さえ知らなかった青年は
当然相棒の出生と管理処理までは知らされていない。
……復讐と獣への嫌悪から事前に相棒を知って、
何らかの切欠でそれらを知ること内容にと言う
センター側の配慮だったのかどうか……
何も知らない青年はただ、言われた言葉に
不思議そうにしながらもそう返した]
いや、俺の顔はあらためて、酷いよなぁって話だ。
[今回の相棒が徹底して人狼病を憎み、それゆえの教鞭な姿勢をすること、やはり知ってはいなかった。
チャールズのことは知ってはいたが、その花までは。
なぜ、この組み合わせをセンターが選んだかは知らぬ。
されど、男もわかっている。
虚勢、不妊という処置をとれるのは、本当に幼少時のみ。覚醒し、その行いをしてしまった者は、病気といえども罪だ。
その罰はたいていの場合、処刑となる。]
…先日も思ったのですが
随分顔、気にされますよね……
[突然顔の話しになって、ああ、誤魔化されたなと
感じながらも、言いたくないのならしょうがないと
顔を気にすることと、誤魔化されたこと
二つに溜息一つ]
……そちらの様子はどうでしょうか?
人手が必要なら向かいます
ああ、顔か。
[とそのとき、すんごく深いため息をつかれた。
つかれたんで、ふと、考える。]
知ってるか?
管理センターのスタッフで、
たまにひでぇ顔の奴がいる。
いや、顔だけじゃなく、体格が異様に太っていたり、痩せていたり。
異常な鮫肌だったり、骨格が異様に太かったり。
だからといってそれが病気なわけではない。
ああ、あれだ。センター副長のギリアン
あいつも片目がないしな。
[そんなヒント。
そう、虚勢、不妊処理をさせたものはバランスが一時崩れる。
結果、決して美形とはいえない容姿や身体つき、衰弱した部分が出るものもいる。]
……?ええ、存じておりますが…
[むしろ、センターに所属しているからこそ
色んな顔があり、人がいるのを見ているからこそ
同じようにセンター所属の刷衛がきにすることに
首を傾げていたこともあり頷く]
それぞれの、個性、ですよね?
センターには……検査を含め足を運んでおりますので
ギリアン殿も良く存じ上げております。
ロミオ研究医殿も、あれで40代だとか伺っておりますし
[どうして突然そんなことを話しはじめたのか
見当もつかず、ぽかん、と声を返した]
個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?
というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。
本人は罪を犯しているが、
もし、そこに繁殖の結果がでたとして、
その子は罪を持っていると思うか?
……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?
[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
確かにその可能性はなくはないと]
…………
[理屈では、否だ。
けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
青年は言葉が返せない]
[沈黙に言葉を続ける。]
お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。
だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?
その後彼らがどうなってるかは?
[知っているか?ときいてから、]
[無言でいたならば……言葉が続けられる。
……青年は何か、凄くいやな予感がして
動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]
……しり、ません………
[かろうじて、それだけ絞りだした。
これ以上、聞いてはいけない
そう思いながらも手が強張って
通信機器を外すことさえままならない]
そうか。知らないか。
そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。
今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。
復讐として、どれほど殺した?
それでも、まだ、終わらぬのだろう?
だったら、知れ。
そういう奴等は、管理センターで管理されている。
人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。
共通するのは酷い顔だ。
――……それは
[耳を塞ぎたい。けれどできない。
出来ないままに言葉が流し込まれて。
言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]
―――………っ
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
青ざめた青年は床を凝視してた]
……腹が空いた
[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]
今宵喰らうは
研ぎ師也や?
……嗚呼
――……。
[通信の声があきらかに動揺している。
なので、あえて、黙っていたが。]
ロビンが可能性が高いのだよな。
ならば、俺はロビンに投票しよう。
ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。
[仕事だと割り切る形で話をする。]
…………
[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
なぜなら今話している は 。
そう ならば殺さなければ。
けれど、 は 。]
[返事が返ってこない。
やはり早かったのかと悟った。]
一つ、付け加えよう。
お前の主だったチャールズ。
彼は命を大事にした。
もちろん、この管理についても、知っている。
[だから、どうだったとまでは云わない。]
あの人のことを語るな!!
………が……っ け……が………
…………………っ
[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]
…………っ
[2〜3度頭を強く振って。
振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]
そうか。悪かった。
[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]
[そのまま、通信は切る。]
[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]
…………っ
[言葉が耳に脳に届くのを拒否するように
何度も何度も頭を振る。]
[肯定しても、否定しても何かが壊れる]
[そして、どちらをと言う取捨選択が出てること
それ自体もまた何かを壊していく。]
[だから、只ひたすら外界から逃避した]
[通信先の願いも知らぬまま……]
【人】 呉服問屋 藤之助― 一室 ― (806) 2010/08/07(Sat) 00時半頃 |
……すまぬ
[短い謝罪。
若し己が喰らうとすれば
法泉以外に無い。
短な間、毒孕む花は随分変わった
他の者が喰らうなら、其れを止めはしないけれど]
今宵研ぎ師喰らうは、二人で。
私はもう
喰らう相手はひとつでいい**
[己が選んで喰らうのは、再び躰を重ねた夜に。
幼き毒花が法師を喰らうとしても、力添えはすれども自ら喰おうとする気は無いか。]
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