人狼議事


47 Gambit on board

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視点:


 ……理想では。それだけでは。

 人は、国は。
 護れない。

[廊下を一人で歩きながら。ぽつりと零した声は、きっと誰にも聞こえなかった。]


 …………

[廊下のざわめきを聞く。
 ああ、時、なのかと。]
[眉が自然とよる。選ぶべきは?
 ここ、にいると理想を妄信したくなる、けれど……]



――…、

     …この国は、揺れるな。


[独り、誰に聞かれることなく呟きは落ちる。

揺れぬ筈が無い。
協定や条約を結んでいると言え、先の鳴銀の話にしても――
あわよくば、と思われるだけの理由を、この国は持っているのだから。]


[ここ では、通って当たり前。と思われている休戦も
 それを実施するために、如何程の血が流れたか?
 しかし、その多くの血でこじつけた前線の休戦も、
 敵国が体制を整えるか、それ以上の火力を
 休戦中に配備、するまで、のこと。]

[いまだ、これだけの師団を抱えて、
 新たな機械兵器の開発も推し進めて、
 維持している戦線なのだと言うこと。
 言葉では第一皇子も理解、できている
 ……のだろうけれど……]


[それに、今まで戦で生きた人間は、どうすればいい?

 己が師団の多くを思い浮かべて、視線を落とす。
 イアンにとって15師団は家族のようなもの、だった。
 ……だから、休戦が成功する道があったとしても、
 その後、削られていく軍備の影響を思う。]

[けれど、彼らに戦から手を引かせることができる。
 とも、同時に思えば…………ここのような
 賑やかさを、彼らにも届けば………]

[己の甘さに決別ができぬまま、
 イアンは第一皇子も第二皇子も、
 選べぬ気持ちのまま廊下を歩く。]


【人】 保安技師 ナユタ

―城内 廊下―

[静かになった空を飛ぶ黒点を蒼灰の目が追う。
同じ空である筈なのに、此処の空はまるで違って見える。
知らず零れる溜息。

己の役割を飲み込む――否、帝国の"道具"に徹する事こそ生きる理由であり、歓びであった。
自らの心、思いなどとうに麻痺しきっている。
それなのに今、師団長として此処に居る。

やがて、皇帝崩御の知らせが齎され。
考えは浮かべぬ無表情まま鋼鉄のマフラーを翻し、時期皇帝を選出する師団長の一人として会議室へと向かう。]

(16) 2011/03/21(Mon) 01時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 01時半頃


[―――――――。

頭の両側に浮く能力制御装置。
第9師団によって開発されたものであるというそれは、自力で能力制御の出来ないナユタ・M・エンライが帝国で、軍で生きる為に必要不可欠であり、存在意義を根本となるものであった。]


【人】 保安技師 ナユタ

―会議室―

[そこには既に何人かの姿があった。
想いはあれど表情には出さず目礼し、入室する。]

 ………。

[円形に並ぶ椅子。
僅かな逡巡の後、自らの13番目の席へと着く。
慣れぬ座り心地、重苦しく沈痛な雰囲気。
居心地悪く、視線を円卓の上へと落とす。
ふわりと椅子に負担がかからぬよう浮かぶ鋼鉄マフラーは重さを今日は感じる気がした。**]

(28) 2011/03/21(Mon) 02時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 02時頃


 
 祖父の手により創られたこの義体には、特殊な回路が組み込まれている。
 
 
 詳しい事は判らないが。
 彼の直属の部下の指示の元、第9師団が開発した装置の中に、
 ひとつだけ。それと同じ回路が組み込まれたものが、在ると謂う。
 
 
 
 ――――。
 
 
 


 
 ≪ ………… ≫
 
 
 
 
 ≪ だれ? ≫
 
 
 
 
 
 その場に在る、どこかから。
 自身のそれと近いものを、感じた。
 


…、――

[カツン。もう一度。整えられた爪先が机上を叩く。
静寂が満ちる議会室に、妙に響いたかも知れないが――
何処か苛立ち混じりの其れに、何人が気付いたか。]


…アイツなら。
   “和平”を望むだろうな。

[話し合いの続くそこで、ぽつりとただ一言を漏らす。
悲嘆でも、歓喜ですらない。何として滲まぬ平坦な声色。

腕を組み、背凭れへと軽く身体を預ける。
傍から見やれば、何か悩ましげに思案する様にも見えたろう。
深く眉間へと刻まれた不快の色を、
僅か顔を伏せることで誤魔化しきれたかは――知れないが。]


/*
失礼します。中発言苦手な方も居るかもしれないので控えめに…!
ロールでお伝えしようかとも思いましたがちょっと難しかtt…。

基本活動時間はメモの通り、夜間中心です。
(土日祝も仕事の人種なので、あまり曜日は関係なく…)
が、日中でも覗いてはいますので、相談等あればいつでも呼び出し下さい。
反応鈍くて良ければ動きます。

…あ、あと当方智狼です。
普通の狼希望(を悩んでたくらい)だったので、まさかのバージョンアップに困惑。
ので、暫く設定固めに迷走するかもしれませんが、先にお伝えしとおきますね…

赤の無茶振りも問題ありませんのでどうぞ**
*/


                     [カツン。]

[響く音に、顔を向ける。
 そこでは、己の瞳の色にも似た翠が、苛立ちを、不快を含むような色に感じられた。

 背を伸ばし、姿勢よく椅子に座り。ひた、と視線を固定する。
 意思の読めないであろう無表情では、睨んでいるようにも見えたろうか。

 第3師団長と、第5師団長。
 間に居るズリエルに聞きとがめられてない以上、
 その呟きが己の所まで届く事は無かったけれど。]


/*
おはようございます。

僕も、活動時間は大体サイラスと同じで。休日は、土日関わらず、と言った感じです。

因みに此方は普通の狼さん。バージョンアップに困惑、了解しました。どう他の赤仲間に絡んだものかなぁ、と言は思いつつ、場が進めば何とかなりそうでしょうか。

無茶振りは、思いつけば随時。
此方も振られて問題ありませんと言うかご褒美ですn

此方は、できるだけロールで伝えられると良いなぁとは思いますが、中発言は苦手だと言う事はありませんのでご相談等必要があれば遠慮なくどうぞ。


[そして、ゆっくりと2番の横3番の姿を見る。席は円卓正面。表情は一番よく見えた。

 髭を弄ってその様子に目を伏せる。]


/*
当方人狼です。もうちょっと隠れているのもいいな、と思ったけれど、それぞれご無理などは禁物と。
中身は極力控え了解。なるべくロールにて進めていければいい旨、同じくです。




 ま、それは、    な。

[ディーンの言うランドルフの名前ではてぬるい。
 それは同意できるものである。むしろ……。

 それを思えば、強硬派と呼ばれる弟殿下が皇帝であるほうが、諸国の帝国に対する壁の部分は先帝と変わらぬ強固なものとなろう。
 やればやられる、その姿勢だけでも違う。]


[そして、ぐるりと円卓を見回す。
 1番4番は完全にランドルフ派のようだ。


 男は、このまますんなりランドルフが新帝に納まることに危惧を隠せない。
 平和の幻想を抱いた生ぬるい皇帝に、帝国が惰弱になるのは見えている。
 ただ、ランドルフに大きな不満があるわけではない。平和が嫌なわけでもない。むしろ、空挺部隊として、数多くの戦死者を見てきた部分、平和であることは何よりの理想だ。
 だが、多くの平和に見えるものはその犠牲を影に隠す。]


[男が思うのは、ローレンスであれ、レドフォードであれ、必要なのは、その名の強さ。
 動物界でもリーダーが確固であればその群れは栄える。それは結局は人も同じだ。

 平和を唱えるのであれば、それ相応のそれへの覚悟を決めてもらうべきだと考えていた。




 そう、すんなり決まるなど、手ぬるい…。]


[とりあえず、まずは、苛立ちを見せる3番、サイラスと話をしようかと考える。
 ハナからランドルフのみを考えている連中を説得する時間など勿体無い。


 もし、サイラスの考えが、己に似ているものであれば、その賛同者をまた探す。
 そう、ここは、波乱があえて必要なのだ。

 ブルーノ皇帝が決まるまで擁した7日間と同じく。]


[サイラスは情報のプロだ。
 それなりの通信手立ても持ちえるだろう。
 ローレンスではなくレドフォード、そう思う連中。和平による平和でなく、その強さをもってこの帝国はあることをわかっている連中を…。

 そう、戦いを決めるのは人数ではない。**]


[試されるべきなのかもしれない。
 呟きは、音にはならない。

 31歳。師団長になって数年。
 軍人である父を見て育ったとは言え、その経験は豊かであると言うにはまだ足りない。

 それでも。

 胸の内、固めた決意が一つ。]


[ちらりと、2番の席についているディーンを横目で見る。
 彼には信を置いている。
 きっと、志も同じくするのだろうと。
 さればこそ、この決意を話せない。

 自分が身を退く結果となったとして。
 託せる者を、巻き込めない。]


/*
取り急ぎ。中発言に関する考え方(基本ロールで含む)時間、役職、了解です。
当方は平日仕事で昼間いない(朝6時〜8時半まで鳩対応+昼休み一撃離脱+コアタイム)。土日は予定次第と言うところです。

こちらは囁狂なため、赤より中立、PCの火力、戦闘力がチート的な高さもあるため、結論を先伸ばし+赤と表の展開によっては離反可能性も0ではない(今回赤人数が多目のため……ただ、赤面子の武力が若干低めなので落ち方によりそこは考えて動きます)なので、序盤は赤のお仕事……があまり行えないかもしれません。

ただ、無茶振りその他は可能です。では、あと一時間ほどで本参加します。
*/


[模擬戦は、実践に近いほど効果が高い。

 決意の内容は、凡そそんな所。
 選ぶのは、どちらの皇子を取るのかと言う事ではなく。
 己が、どう動くのかと言う事。

 恐らく一人では難しい。
 さればこそ、誰かを引き入れ巻き込まねばならない。]


[そうして、す、と視線を前に向ける。
 湖水を映したような瞳は、ほぼ正面へと座している鳶色を捉えた。

 相反する能力。己と同じように、前線で戦う者。
 金の為に、動くのだと言う。
 持ち場が違えば、直接話をする事はそう多く無く。
 噂を鵜呑みにするのも馬鹿らしいと思えど、直接問いただす事などしなかった。]

[ひたり、と。その顔を、目を、正面から見据える。
 何か言いたげに、問いた気に。]


[迷いではなく、煮え切らなさのようなものを感じていた。
 それは、直接話をした感触にも、今そこに座っている表情にも。

 珍しく、苛立ちが瞳に過る。

 それは彼が、己と立場の近しい、前線を護る立場である故か。**]


[響く音が耳につく。毀れる小声も。
 感度いい耳は、人の拾わぬ音も、拾う。]

[だから、最初に視線を投げたのは
 ……シェルべり第3師団長。]
[彼は事を急ぎ進めることに
 賛同しかねた人物……だったか。]

 ……………

[では、彼自身は、どう、思うのか。]

[滲む感情を静かに見つめながらも
 ただ、鳶色は思いながら……視線を円卓に戻す。]


[視線を感じる。]
[周囲を見渡すマイコフの視線は
 特には注意するもの……ではなかったが]

[もう一つ……
 視線の色は己には薄灰にしか、見えない。
 そこに赤がなければ、あるのは青。と、知らなければ
 赤以外の色は、よく、わからない……。

 ただ、そこにある感情がわからぬほど
 ”人”に疎いわけでは、ない。]

[けれど、その視線を受けても
 鳶色の奥、燻るものは、ない。

 定まらぬ鳶色は
 静かに、その視線を受けるのみ、であった。]
[それは、己が人間兵器でありながら、一兵ではなく
 前線を護る立場を任じられてる故の……]


【人】 保安技師 ナユタ

[配られた喪章を手に周囲の様子を見て、他の師団長に倣い腕に付ける。
やがて、15人の師団長全てが揃い、第一師団長のサイモンが口火>>#2を切った。

内容は第一皇子を強く押すもの。

その後続く、師団長達の意見にも黙って耳を傾け。
あまり浮かぬ様子の蒼灰の目はゆっくりと会議室の面々のを眺める。

思い浮かぶのは、何年にも渡り辺境の地での戦いと足らぬ物資に苦労を続けた前師団長のワットから何度も言い聞かされた考え。
それに従うのならば自分の選択は決定しているとも言えるが、蒼灰は思案に揺れる。]

(79) 2011/03/21(Mon) 15時半頃

 ―――…。

[ぴこり、と動物の耳であるかのように制御装置が周囲の磁場の変動に反応し動く。

強力な磁場の妨害を受けず。
むしろ磁場変動を利用しての通信
ゆらりと議論に沸く円卓のメンバーを眺めていた蒼灰がその元を探す。]


 ………だ ……れ………。
 …こ …此処に …居る、師団長の誰か……?

[組み込まれた特殊回路。
その存在は知らないが、通信にあわせノイズ混じりに問い返す。]


 
 僅かに、黒を見開く。
 
 
 誰かへ向けて発した心算はなかったのだが、
 独り言のような呟きに返ってきたのは、確かな応答。
 


 ≪ イスカが、わかるのか。 ≫


【人】 保安技師 ナユタ

[ゆるりと動かした視線を一点で止める。]

 ………。
 ボク…私は、政治の事は分かりません。
 師団長を継いでから日も浅い。

 ですが、うちの師団の戦力を削減されれば。
 戦線維持はおそらく難しい。

[現状は安定しているとはいえ、火種は消えていない。
師団長である自分が離れた事で、活発化するのではないかと懸念は一時も消えては居ない。]

(87) 2011/03/21(Mon) 16時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 それでも。
 努力せよと帝国が命ぜられるなら従いましょう。

 泥沼から抜け出す事を、前師団長ワット閣下も望んでいた。

[淡々と言い切るとゆるく頭を振り、目を伏せる。

個人的な意見を正直に述べればどちらでもいいのだ。
道具は使い手が誰であれ命令さえあればいい。
しかし、師団長になってはそうは行かぬと、暗い表情で考える努力はしていた。**]

(88) 2011/03/21(Mon) 16時頃

 イスカ……?
 キリシマ師団長?

[再びの通信にノイズがだいぶ消える。
伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 16時頃


 
 視線が、搗ち合った。
 


 
 祖父から聞いた覚えはある。
 
 
 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数
 共振現象(feed-back)
 
 それが起こる相手が、一人だけ居ると
 


     共鳴 ―Sympathize―     


 
 ≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫
 
 
 
 
 
 ≪ きみが。
 
               そう、なのか。 ≫
 


[視線が絡む。]
 
 なにがそうなのか、は分かりませんが。

 今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。
 新しい通信機か何かのテストで?
 こんな時に。

[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。
素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]


 
 ≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。
 
   それはイスカと同じ。
   だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫
 
 
 キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、
 音というよりも信号、そのもののような。
 受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
 


 おじいちゃん……?

 ボクの制御装置。
 此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。
 その時にこの機能も?
 このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。

[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]


【人】 保安技師 ナユタ

―少し前―

 意見、ですか。

[イアン>>89からの問いかけに伏せていた目を上げる。
じ、とそちらを見つめ、暫しの思案の後、口を開く。]

 ボ、私個人の事で言えば、どちらでも構わない。

 私は帝国の為に戦えるよう育ち。
 それしか存在意義がない。
 どちらが次の皇帝となったとしても、それは代わりはしない。

 ただ、"師団長"として決定を出せ、というのなら…――。

[悩ましげに、そこで一旦言葉を切る。]

(125) 2011/03/21(Mon) 20時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ……和平の道を選ぶべきなんでしょう。

[抑揚ない口調ではあったが、どちらでもと言い切った時ほどの力はない。]

 辺境の地ローラシア。
 第13師団が派兵されてより早数年。
 帝都から遠く、出された命令は現状維持。
 結論の出ないまま、兵は疲弊している。

 それは、私の所だけではないのでは。

[それはワットに語られ続けた事でもある。
答えるとゆるりと頭を振り、視線を落とした。]

(126) 2011/03/21(Mon) 20時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 20時半頃


[人間兵器が、人間兵器としてのみ
 見られているのならば、
 選帝権をも持つ、師団長に
 人間兵器が配置されるのは何故か?]

[過去、ドナルド前師団長が
 口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]


 
 ≪ それを創ったのは先代だから、
   意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。
 
   直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫
 
 
 
 ≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
 


【人】 保安技師 ナユタ

[イアン>>127の鳶色の目に浮かんだもの言いたげな色。
その意味する所は分からない。
目を伏せ、また意見が飛び交うのに耳を傾けていたが]

 ――…。

[生物兵器。
ゲイル>>122の口にした言葉に顔を上げ、まさにそのものであった師団長は瞬きをひとつ。
それが何故大戦の反対に繋がるのだろうと緩く首を傾けるが、口にはせず。

やがて、周囲が散会の空気となれば、今度も周囲に倣い席を立った。]

(131) 2011/03/21(Mon) 21時頃

 ふうん。
 ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。
 知り合いも少ない方ですから、偶然かな。

 筆談だけでは不便でしょうし。
 話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。

[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]


【人】 保安技師 ナユタ

 ――…理解、できなくは無い。 
 ボク達は軍以外、生きる道は無いのだから。

[席を立つ時に聞こえたテオドールの声>>133に、師団長としては和平をと言いながらも、言葉短に大戦派への理解は示す。]

(140) 2011/03/21(Mon) 22時頃

 
 ≪ ん。そうだね。
 
   必要なときは、お願いするよ。 ≫
 
 
 しかしそんな機会は少ないだろう、などと、
 見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
 


[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。
 さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]


【人】 保安技師 ナユタ

[会議室の入り口。
立ち止まっていたイアンがテオドールに見せる紙の文字?が目に入り。]

 文字なんですか、それ。

[素直な疑問を口にする。
それから、ゲイル>>150の解説するのも聞くも、とてもそのように読めるとは思えず、首をひねる。]

(154) 2011/03/21(Mon) 22時頃

 バーンフィールド師団長へ書いた紙。
 『ほりゅう』と書いたんですか?

 通じてないようですけど。

[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]


[ぴくと、感じる視線
今一度机上を叩こうとした指が止まる。
反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。

…気配の先は、然程離れていない。]

―――…、

[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。
出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。
それが、事実叶ったかは知れないが。

存外に、気配の先は直ぐに知れた。
無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。

カツン。   視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]


 
 ≪ ――え、なに? ≫
 
 
 痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。
 イアンがこちらへ向かってきたのは、そのときだったか。
 


【人】 保安技師 ナユタ

[ゲイルやイアンが頷くのに眉を寄せる。
やはり文字には見えない。]

 前衛芸術…。
 暗号のようなもの、と思えばいいのかな。

 話になるのでしょうか。

[決意を込めた目でイアン>>160がキリシマの所へ赴くのを目で追い、その場で様子を見守る。]

(170) 2011/03/21(Mon) 22時半頃

[微かな声も、各会話も、耳に届く。
 ただ、届く、だけ。

 敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば
 耳は、音を追うのをとめる。
 だから、グレイシアのカップの中身
 その状況を知ることはなかった。]


――、…?

[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。
不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。

元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。
全く知らないと言う訳では勿論ないが、
隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし
況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]


 あなたの文字は読めません。

[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]

 …よほど伝えたい事があれば、言って下さい。

[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]


【人】 保安技師 ナユタ

[イアンの姿を追っていたが目を不意に落とし、伸びをするゲイルへと向ける。]

 メル…ガーランド師団長。
 このような時に外でハメは外すべきではないでしょう。

[飲みに行きたいというゲイルを宥めるように言って]

 ――…こういう場は、慣れません。
 アンジェラの事も気がかりなので。

[落とす溜息。
話し合いもそうだが、能力が無意識に強く出たりしないよう気を遣うのは本当に消費が激しい。
このまま、部屋を出るつもりだと扉の方へ足を向けかけ]

(186) 2011/03/21(Mon) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ボク達は兵器でしょう。

[テオドール>>182の言葉に一切の迷い無く。
あいつらは帝国に害なす"害虫"だろうと、訂正を全く受け入れなかった時と同じ響きで言い切った。]

(190) 2011/03/21(Mon) 23時頃



[通信士の顔は、警戒を描いていた。
 まぁ、無理もない。

 まだ7日ある選定の儀。
 動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]


 
 ≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
 
 
 イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
 
 仮に口に出せていたなら、
 「まったく悪びれる様子なく」
 そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
 
 殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
 そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
 


[凍ったカップを眺める。
 そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。

 向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。
 知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。

 手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
 考えを巡らせ。
 何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
 それがさらに苛立ちを募らせる。]


 ――…。

[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]


【人】 保安技師 ナユタ

 そうですか。
 本気に聞こえました。

[疑わしげ、とまでは行かないが、先に会議室を出るゲイル>>197をじ、と見つめ。
それから、会議室内を振り返り、否定の言葉を口にするテオドール>>200へと視線を動かす。]

 違わないでしょう。
 兵器でないなら、一体何の為に能力があるとでも。
 それ以外でどう生きろと。

[今も昔も考えは平行線なのだろう。
半分隠れた顔に、特に感情は浮かばない。]

(205) 2011/03/21(Mon) 23時半頃

 兵器であれれば良い。
 何物も、退けられるなら。

[どこかから聞こえた問答。
 語気の強さは、響いて。

 自分に向けられた言でもないが。
 答えるでもない声は、ぽつりと。]


[カップの中身に気づかなかったイアンに
 グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
 その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
 どちらも想像にも、浮かばなかった。]

[もし、カップの氷結に気づいていても
 それが、己の視線が原因だとは、知らない。
 受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。

 気づかぬまま、イアンは
 今はキリシマに視線を、意識を向けていた]


[けれど、ふと、耳が音を拾う。
 脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]

 …………

[こちらの声は、聞こえない、だろう。
 それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
 ただ、キリシマから一度視線をはずし
 グレイシアを一度、見た。]


[前線に立つ身。視線には聡い。
 目を遣れば、此方を見る視線は、正面から受け止めた。
 ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
 見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。

 それでも、口を開きかける。
 何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
 何より、相手は他の相手と話し中である。
 しかも遠い。]

 …………。

[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
 何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
 


[薄い灰の視線がこちらに気づく。
 鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
 
 ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
 開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
 上着に隠れた尻尾か、
 己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
 今の距離は会話距離ではないはずなのに。]

[結局言葉は届かなかった。
 だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]


【人】 保安技師 ナユタ

 ――…ボクは変われない。

[>>213それは生き方に対してか、力に対してか。

自分の意思は必要なかった道具から師団長に"変わる"ことを要求されている中そう答え。]

 全ては帝国が望むままに。
 選べと言うなら選び。
 死ねと言うなら死ぬ。

 それだけです。

[視線向けられた気配>>208に、もう一度だけ室内を振り返り。
それ以上、テオドールから無いようならば、形だけの会釈をして会議室を出ようと歩を進めた。]

(222) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

――…、

[目前の男が呟いた言葉は、
離れた16師団長の彼までは届かねど――
距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。

尤も、多少の聴力は自負しているが、
第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに
それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]

…能力の有無を重んじるこの軍が、
生物兵器の存在を嘆くのか。

[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。
――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、
生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]


[エンライの言葉、ブランフェルシーのその前の言葉。
 それぞれの、思考と、出す言葉。
 鳶色の奥、その脳髄に降り積もる。
 それは、なにかの切っ掛けで点火し燻る燃料へと変わる。]

 ……嘆く、のだろうか……

[耳が拾う言葉に、誰にも聞かれぬはずと
 ユ=シハがその場にいないことも有り、第15師団長は、零す。]


[呟きの聞こえたらしいサイラスを、気付かれないよう一瞥する。
 そこには、感情は滲まない。

 鳶色に向けた、苛立ちのようなものすら。]

 嘆いた所で、兵器は兵器。
 ……ならば、せめて有効に使うのが得策だと思います。

[その呟きもまた、ズリエルには聞こえてないような、小さな物だと気付けば。自然声色も小さく、横を抜け様に声を落とすだけだった。]


【人】 保安技師 ナユタ

―廊下―

[窓を開け放ち、指笛を吹く。
すぐ近くに居たらしく、すぐにいつもの様に主の肩を止まり木とする。]

 おまたせ、アンジェラ。
 やっぱり長引きそうだよ。

 ………。
 戦場にいるより、ずっと疲れた。
 お前はいいな……。

[何が"いい"と思ったのか、口に出したものの分からなかったが。
甘え擦り寄ってくる鷹の翼を撫でるその時だけは、あまり変わらぬ表情が緩んだ。*]

(238) 2011/03/22(Tue) 01時頃

 そういえば、会話は成立したのかな。

[ふと思ったことは、伝える気はなかったが通信に乗った。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 01時頃


 
 ナユタが何を話していたか、までは聞き取れなかったけれど。
 会議室を出ようとするのが眼に入ったなら、そのまま見送る。
 
 それよりも、離れた場所でも通信は問題なく可能なのか、
 という点に興味が向けられていた。
 
 
 
 ≪ ……ああ。 問題ないみたい。 ≫
 
 


兵器は兵器、ね。 ――…それも道理かな。

[すれ違う様、密やかに返る声。

第4師団長を務めるズリエルの耳に、届かぬ様にと。
特に聞かれて困る事では…無いとは、思えど。
意思を決めていると告げた彼の耳に入れるには聊か気がとがめた。

まさか、その会話が――離れた15師団長の
彼の耳に入っているとは露にも思わない。
立場柄、音の、特に声の聞き分けには自信は有れど
所詮人の身、聴力はそこまで優れていない。
彼の零す言葉を捉える事は、なく。]

本当に嘆くべきは、兵器が兵器たる所以では無し、か。


[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。
 一つ、また一つと…………頭が、痛い。

 怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。

 それらなら、ただ、情報が示す事態に、
 瞬時に動けば良い、だけなのに
 
 戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]

 ――…………

[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの
 頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中
 これ以上降り積もるのを避けるため
 会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]


[ディーンを誘いつつ、考えることは、選定のこと。
 先ほどの話で、ブルーノ皇帝の名が諸国を抑えていた旨、しっかりと理解している人物であることはわかったからだ。

 それは、元従卒だったという贔屓目を差し引いたとしても、自身の考えに賛同も得られるかもしれないと。

 昔話をしたいのも事実だが、彼の考えをしっかりと聞き出しておきたいのもまた事実だった。]


 ――……。

[すれ違い様の会話は、それ以上は続かなかった。
 湖水に翠を映すだけで、その場を去る。

 先の席。余り、その声を聴かなかったけれど。
 出ていない物がありそうだ、と。
 ……聞いてみたいと。
 そんな事だけ、頭の端に留めながら。]


 ――…これも、制御できないのかな?

[キリシマからの通信に翼を撫でる手を止め。
無意識のうちに通信していたらしき事に眉を寄せる。]

 大丈夫なら、これからも平気ですね。
 七日七晩、随分と長い…――。

[窓の音を小さなため息を零す。
それは小さな信号となって伝わっただろうか。]


[倒れる敵兵の気配。灯る炎の気配。
 見えない筈のそれを感じ。
 
 戦場を思い出す。

 ぞくりと震えが背中を奔った。]


 
 ≪ 制御。
   できるように、できなくもないと思う、けど。 ≫
 
 
 ≪ イスカが壊れる。 ≫
 
 
 元々第9師団が開発した装置。改造も容易いだろうけれど。
 流石に自身で直接手を施そうとすれば、
 半分以上が機械の身では、ひとたまりもないだろう。
 
 
 言葉とは違う、何か小さな信号に、軽く瞼を閉じる。
 


[何故だろうか。
 先程まで感じていた苛立ちは、今は綺麗に消えていた。]


[一時気配を消失した相手が
 そう感じ取ったことを知らない。

 ただ、普段の静かな表情は消失し
 好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、
 そこには、ある。]

[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]


 
 暫く、沈黙した後。
 
 
 
 ≪ 敬語。
 
 
   使わなくて、いい。 歳、近いよね。……多分。 ≫
 
 
 相手の正確な年齢など、知る由もなかったが。
 
 畏まった調子での通信が続くのだろうかと考えると、
 肩が凝りそうだった。
 


 嗚呼。単に、羨ましかったのか。

[己よりも秀でた体格。炎の性質。
 それらを羨望して、それらを持ちながらも覇気が無く感じて。
 
 それでか、と。
 胸の内だけで勝手に納得した筈が、ぽろりと言葉となって漏れた。]


[さらに、零された言葉に、また虚を突かれた。]

 ……………羨ましい………?

[誰が。誰を?][ぽかんとした表情で
 鳶色は薄灰色の瞳を見る。
 獣人との混血、己をも焼く能力、後ろ盾もない身、
 人を殺していくこと、
 戦の中でしか生きるを見出せない。
 別に不幸だとも思わぬが、人の羨望があるとも思えない。]
[しかも眼前の青年は、赤ではない国家紋章
 名高い家柄、整った容貌、能力と会議でみせた誇り持つ心、と
 欠けたるがないように、見える、のだけれど]


[虚を突いたには気付かない。
 そもそも、言葉にするつもりも無かったのだ。
 表情は、やはり変わらないのだが。バツが悪いのか、ついと視線を逸らせた。]

 氷の力は、水が無ければ十二分の威力を発揮しません。
 勿論、水上では殆ど敵は居ないと言って良い。それには誇りを持っています。
 …ですが、水上に縫い止められているようなものでもありますので。

[戦場で死んだと言う、父親。その死に際も、水上では無く陸の上であったと言う。]

 炎のように、場所がどこであれ敵を薙ぎ払えれば、とは。偶に。
 それに…上背も、余りありませんし。


 それなのに、覇気が無い、と。感じておりました。
 先程の様子を見るに…単なる此方の思い込みだったな、と。
 申し訳ありません。

[苛立ち、睨むようだった視線には恐らく気付かれて居ただろうと思い謝罪する。
 混血だのなんだのと、そう言った事には何ら引っかからないらしく。
 そも、戦場でしか生きられないというのなら。
 軍人としてしか育てられていない、己だってそうだとも。

 誇りはあれど。家柄も、容貌も。自身の気に留める所でなければ、益とは数えておらず。]

 ……バーンフィールド師団長。お聞きしたい事が、あります。
 金のために軍に属している、と聞きました。本当ですか。
 それと。 
 戦場は、必要だと思いますか。

[余計なことまで口走った気がして、話題を変えるように、半ば唐突に問う。ただ話題を変える為だけではなく、以前より胸中にあったものだったけれど。]


[口に上る言葉を静かに聞く。
 水辺に縛られる。かわりに水辺での威力は絶大。]

 ………何かに、秀でれば、裏返した何かがある。
 それは、どの能力も、同じ、とは。

[確かに己の能力の発動に、場の縛りは、ない。
 けれど、水辺での威力は低く、乱戦、森の中、市街地で使えば
 味方や、民も巻き込み、一度己が手を離れて暴走すれば
 何もかも食い尽くす破壊の火と、なる。]
[上背も、その分見つかりやすいと言う欠点も持つ。]
[破棄の有無に関しては……謝罪も含めて
 どう答えれば良いかわからず、ただ鳶色を槍に向けて]

[彼の内心で、それぞれの要素がどう考えられているかは知らぬまま
 次いだ質問に、暫く薄灰をじっと見詰た。]

 それは、事実であり
 同時に、金銭だけでしたら、師団長は辞退、しました。
 ………割りに、あいません、から。



[肯定と、否定。混ざる返答を返して。
 ただ、もう一つの質問には鳶色は地を見る。]




 ………私と、私の師団には………

[暫く、口を動かせず。
 ただ、真撃な質問をそらすことも出来ず
 ぽつりと、そう零した]
[団員達にはそうでって欲しくもない、
 それ以外を見出して欲しいとも、思いながら
 けれど、そうするには、彼らに戦以外の術と
 戦以外の術を身につけるまでの余裕等
 多くのものが足りないのも、知っているから]


 そうですね。きっと、単なる無い物ねだりなのでしょう。
 秀でたのみの能力なんて、そうそう無いと思いますし。

[ 勝手に苛立って、勝手に自分の中でそう自己解決していた。
 自分勝手な心情の動きは、伝わる事は無いだろうけれど。どこかすっきりとした風で、言葉は落ちた。

 謝罪に戸惑うような様子には、ただ伝えたかっただけであった青年は、首を傾げるだけであったが。]

 金銭以外の面で。「割り」に会っています?

[何故、そこまで突っ込んで聞いているのか。
 きっと、今の時期に必要になる気がするからだ。

 そう、自身を解釈した。
 二つ目の質問には、「そうですか」と小さく答える。彼の胸の内の思いなどには行きつけない。]


[闇宵の中、含むもののない、
 声が耳に届き、イアンも頷く。
 何事も、見方、使い方、考え方、なのだろう、と。

 首を傾げる様子に、理由を言語化する
 能力はなく、ただ眉をさげた。]

 …………今、は。

[さらに、踏み込まれ、些か驚いた。
 ただ、時期が時期だ。
 己が会議で人に訪ねるように、
 グレイシアも、何か、知りたいのかもしれない。
 だから、素直に短い言葉で答えた]


 ――…そう、でしょうね。

 こちらにも、なるべく気を遣うことにします。

[最初にキリシマを見た時に抱いた懸念。
改造を施す為には制御装置を切らなくてはいけない。
そして、制御を失えば機械を簡単に破壊してしまう。

また一つ増えた気を遣うべきことに再びの溜息。]


[そして、暫くの沈黙後。
言われた事に見えはしないだろうが、意外そうに蒼灰を瞬いて。]

 たぶん、ボクの方が少しだけ年下、かな。
 ボクも自分の正確な年齢は知らないけど。

 いつも通りでいいなら助かる。
 ボクも慣れない口調は疲れるから。

[ほっと今度は少しばかりの安堵の溜息を落とす。]


【人】 保安技師 ナユタ

―城内自室―

[用意された自室は他の部屋から少し離れた位置にあった。
部屋に入り真っ先にするのは金属が無いかの確認。
配慮はされていたのだろう、幸いな事に影響を及ぼしそうな金属は存在しなかった。]

 …疲れたね。
 明日もこの調子なら、お前の面倒見てくれる人を探した方がいいかもしれないね。
 それとも、皆に帰れないと連絡してもらおうか。

 ………。
 お休み、アンジェラ。

[暫く独り言のように鷹に話しかけていたがどうするかは決めず。
あまり慣れぬ柔らかなベッドの上に蹲り、しばしの休息を*取った。*]

(302) 2011/03/22(Tue) 13時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 13時頃


[向かい合うならわかるだろう。]
[鳶色の奥の焔と、はっきりと上がる口角に。]

[……相手の殺気無しに気がつけば
 直ぐにそれは消え去る、が*]


そうですか。

[割に合っている。その内容まではわからずとも、会話が切られた事もあり、そこからは踏み込まなかった。
槍の舞うを眺めながら、ただ、黙って思案するように。]


【人】 保安技師 ナユタ

―城内自室―

 ――…ん。

[人の気配に、ノックの音>>320よりも数瞬早く、目が覚める。
物覚えが悪くとも忘れようの無い優しげな声に、扉を開ける。
現在は鋼鉄マフラーを外し、上着を脱いだだけの姿。]

 ティモシー…さん?
 お嬢様の居場所ですか?

[一度記憶を探るように目を瞑り]

 食事に行くと言っていたので、飲んでいるんでしょう。
 
[飲みに行くのは冗談だと言われた事を全く信じてなかった。]

(326) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 見つけたらお伝えしておきます。
 ちょうど身体も動かしたいと思っていたので。

[困り果てた第7師団副官に探してみると頷く。

部屋の中でまだ眠る鷹と、時間が時間なので人の気配を少ない窓の外を流し見て、出歩くにはちょうどいい時間だと準備を始める。]

(327) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 19時半頃


 ――……。

[真正面から、焔が湖水に映り込む。
 上がる口角は、話をしている最中とは全く別人のような顔。

 鳥肌が立つ。
 それは、恐怖や戦きでは無く寧ろ歓喜に近い。
 軍に属し、戦線に立ってきた血が滾る感触。

 湖水がすうと細められる。
 じ、と。睨むような視線は、模擬と言うには鋭く。
 ひやり、と辺りの空気が僅かに冷えた。]


[手紙の内容。
ミューズ湖で、小競り合いの発生した事。
多少敵は多かったが、南の国からではなく近隣の海賊の類いで、既に沈静化した事。
……けれどその際、兵が一人、死亡した事。

公の手立てを使った連絡。
それを管轄する者は、どこまで把握するものだろう。
目に耳に、する機会はあったかも知れない。]


バーンフィールド師団長。

もし、良ければ。
もう少し派手に模擬戦をしてみませんか。
ある意味、悪巧みとも言えますが。

国の。民の。部下の。
何より、自分の為に。

 興味があれば、部屋にでも訪ねて来て下さい。

[返事は急ぎません、と。通信兵の去った後、再度振り返り、言い残した。]


【人】 保安技師 ナユタ

[暫く後。
上着は着込まぬ上半身に、ふわりと重量のあるマフラーを纏い翻し。
今だ眠る鷹を起こさない様、静かに扉を閉め歩き出す。
夜警の兵の姿はちらほらあるものの人気は随分と少ない。]

 …――。
 この時間ならもう帰ってきているのではないかな。

[そろそろ白み始めるだろう窓の外を眺め遣り。
見かけたら伝言を伝えるとは約束したものの、さほど真剣に探す気はなく、ふらりとあまり人のいなそうな――奇しくも病院のある方へと足を向ける。]

(341) 2011/03/22(Tue) 20時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[病院が見える少し開けた場所。
誰も周囲に居らず、影響の受けそうな金属が無いのをを確認すると足を止め、意識を集中させる。
ジジ…、少しずつ磁界の力を強化していくと周囲の空気に静電気が孕み、ゆるゆると体が浮かび上がっていく。]

 ――…!

[集中が乱れた瞬間、浮いた身体は均衡を崩し、どちゃりと転んだ。]

 メルルお嬢様、酔ってますね。
 ティモシーさんが探していましたよ。
 連絡が欲しいと……通信機、壊れませんでしたか?

[尻餅をついた姿で、食事から戻ってきたらしいゲイル>>332に伝言を伝える。]

(346) 2011/03/22(Tue) 21時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 21時頃


【人】 保安技師 ナユタ

[恨めしげなゲイル>>347に少し困った顔をして]

 やっぱりお酒飲んでいるんですか。
 ボクのように特別な事情が無いなら、いつでも通信が出来る態勢を……危ないですよ。

[壊れた、との声と共に投げられる通信機。
鋼鉄の腕が頭の制御装置を庇うように持ち上がり、クリップのように体にくっ付いたであろうそれを受け止める。]

 ――…すいません。
 この時間帯なら、人が居ないと思って。

[鋼鉄の腕が掴んだ壊れた通信機を、手袋をした本当の手で恐る恐る持ち。
さらに眉を下げ、困った表情は心底申し訳なさそうな顔になる。]

(351) 2011/03/22(Tue) 22時頃

[正面、射る薄灰を常の鳶色が受ける。]


[そこに、己がよく目にする恐怖も、慄きも
 見られないのも、名ばかりではないと、わかる。]
[グレイシアの頬を伝う血液を凍らす冷気は
 イアンにも届いており、
 鍛錬し続け温まった身体に心地よいぐらい、だった。]


 …………私は、模擬戦は……

[グレイシアが口にした言葉。
 行わない、行う。ではなく
 好悪だけを表そうと。短い言葉を落とす。
 それに……]

 ………………

[何か、直感的に、警戒が走る言葉、だった。
 大義名分になり得る要素がまぶされた言葉。
 少なくても、先ほど、イアンに素直に答えさせた
 その言葉とは違う気配を感じて。

 その直感で感じたものを、
 隠すべきか、隠さぬべきか瞬時考え
 薄く、眉を寄せることで表した。

 それ以上は、何か表出することはなく。
 グレイシアの去りゆく背を鳶色はじっと見つめた。]


【人】 保安技師 ナユタ

 能力制御を乱しかねないことは出来ません。

[酒は飲めないとゆるく首を振り、立ち上がる。]

 病院ですか。
 精密機器が多い場所はちょっと…。

[鋼鉄の腕で服の汚れを払いながら、手元の壊れた通信機に目を落とす。
破壊しかねない機器類の多い場所、特に病院は破壊が致命的な結果を招きかねない為、普段は極力寄り付かない場所だ。]

 ――…わかりました。

[暫し迷う様子を見せたが、ゲイルが言い出したら聞かない事と話があるとの言葉に小さく溜息を吐き。
鋼鉄の腕でゲイルを抱えるように差し伸べた。]

(362) 2011/03/22(Tue) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[不意に聞こえる咳払いと第三者の声>>361
伸ばした腕はぴたり、動きを止め。]

 申し訳ありません。
 通信機の破壊は全てボクの不注意です。
 ガーランド師団長の落ち度ではありません。

[――慎重な行動を。
煩いほどに言い聞かされてきた事だが、第二師団長ディーンの言う事は最もあるので淡々とその説教を受け入れる。]

(366) 2011/03/22(Tue) 22時半頃

 では、実戦の方が?

[寄せられた眉に、抑揚無く問う。
 返事があろうとなかろうと、そのまま立ち去るだけであったろう。
 模擬戦を、好まないと。言葉では聞いていたけれど、敢えてその言葉を使った。

 警戒も、当然。
 並べた言葉は本心であれ、詳細をごっそり省いておれば大義名分にしか聞こえなのだろう。

 乗るか反るかもわからぬ相手。
 今は、ただ気に留め置ければ良い、程度の声掛けの積りだった。]


[背に注がれる視線。気付けども、振り返る事は無かった。*]


【人】 保安技師 ナユタ

[ゲイルが鋼鉄の腕の内より降り立つと、それは元通りマフラーのようになって揺らめく。]

 …――。

[振り向く前にゲイルが舌を出しているのも見ていた。
敬礼をして、見事な変わり身の速さに蒼灰は関心の色を浮かべていたが、ディーンの眉間の皺が狭まるのに口を開く。]

 投げたのは、ボクが壊した事を分からせる為でしょう。

 ガーランド師団長は女性であるとは関係なく、以前より色々と至らないボクの手本となってくれています。

[今度は明確に庇うように言葉を口にする。]

(380) 2011/03/22(Tue) 23時頃

[借りた手袋を手に取ったとき
 持ち主のことを思い出す。

 昨夜、最後にかけられた言葉には
 警戒もあり、それに…………

 …………ともかく、表情を変えることなく
 薄灰を鳶色で見据えるに留まって。]

[何を、考えているのか、いないのか。
 腹芸が得意とはとてもいえないイアンは
 手袋の持ち主に関して嘆息しか出なかった*]


[ラミケシュの部屋で、ディーンとの会話を思い出しつつ、選定のことを考える。

 どうやら2師団について、憂うことがあるようだ。
 いずれにしろ、彼もまた、力が、この国の支えとあることはわかっているようにも思えた。

 やはり、今、諸国に新帝として構えをさせられるのは、ローレンスではなくレドフォードではないだろうか、とあらためて。そして、今度あえば訊いてみるのもいい、と思っている。]


[だが、表面的には、やはり、4番も宣言していたが、ローレンスを推すものは多いであろう。
 このまま、会議がだらりだらりと進むならば、そのまま、きっとサイモンが推すように進んでいくに違いない。]



 ――……サイモンか。



[表決をとるならば彼。報告もやはり彼がするであろう。
 両殿下の支持が拮抗した場合も、サイモンがいれば、きっとそのままローレンスに流れることは間違いないように思えた。]


ナユタは、ゲイルの視線の意味が分からなかった。

2011/03/22(Tue) 23時頃


ナユタは、ディーンの咳払いの意味もやっぱり分かっていない。

2011/03/22(Tue) 23時半頃


【人】 保安技師 ナユタ

 それは……。
 差し出口、でした。申し訳ありません

[行為そのものが問題。
その言葉>>386に手の中の壊れた通信機に目を落とし、すぐに顔を上げる。]

 ですが無闇、でしたでしょうか。
 無闇かそうでないかの基準はボクには分かりませんが。
 ガーランド師団長がなんであれ、ボクの手本であった事実を言ったまでです。
 
[向けられる冷たい言葉。
温かみのない対応には慣れっこである為。
それに怯む様子は見せず、まっすぐにディーンを見つめ返す。]

(399) 2011/03/23(Wed) 00時頃

 ……ヴェスパタイン皇子に、仕えたい。

[瞑想するような姿勢で、思案する。
 会議でも述べた、本心。

 直接聞いた、取るべき道の具体性。
 何より、戦場を共にした際の雄々しさ。

 国を護りたいと、それも嘘ではない。
 けれど。
 強く率いて行こうと言うものに惹かれるのは、軍人の血か。]

 現状、ランドルフ皇子が優勢か。
 会議で説得をするのも良いけれど。

[…武力で、意思を通す。対戦により周辺諸国を抑えようとする姿勢をなぞるように。

 和平を望むのであれば。
 例えば、南の大国がそう言う姿勢に出たとして、跳ね除けられなければ、ならないのだろう。]


[模擬戦と、イアンに告げた気持ちは真実自身の思っている所でもあった。
 自分如き、留められなければ和平への道を行くのは難しいだろう。
 ある種、試すような。
 傲慢にも思える心持ち。] 

[意思を、通すには。
 ランドルフ皇子を強く推す者が、邪魔だろうか。

 その結論は、奇しくも第11師団長と似ているだろう事、気づく事は無い。]


[具体的な動きに関しては、どうすれば良いのか、暫し深く思案する。直ぐに動くのかどうか。それはまだ決めかねている心の内に、少し苛立ちながら。]


[考えている、サイモンをとりあえずは黙らせなければならないと。
 そこから、話はまた始まる。

 思考は、5番のものと似ていること、もちろん、まだ知ってはいないが、同じ思考ならばサイモンを抑える行為、その時が偶然に重なるかもしれない。

 その場にもし、3番もいたならば、その意向も知ることができるか。]


 
 ふと、首許に触れる。
 
 
 ナユタの言葉で思いついたそれは、
 
  こ ち ら 側 の送受信 だ け を 一 方 的 に 切る装置。
 


[ラミケシュのヴェス皇子を推す考えには、すぐに同意を示したくなるも、あえて、表情、発言には出さずにいる。]


【人】 保安技師 ナユタ

 ……確かに。
 ガーランド師団長には師団長らしからぬ行動があります。

[思い浮かんだのは通信機を投げた事よりも、先ほど舌を出していた場面だったりするが。
一度目を瞑り、言われた事を自分の中で必死に咀嚼する。]

 …元々、ボクが通信機を破壊したのが原因。
 その責任を感じていたのかも、しれません。
 それは分けるべきでした。

[ゆるく目を開けば視線が合い、理解しきれぬ自分の感情に困ったような顔になる。
それが年齢よりも些か幼く見せたか。]

 師団長としてのあり方……。
 努力は、しています、が…――。

 ご指導ありがとうございました。

[気が重げに蒼灰を半分伏せたが、背を向けたその背中に言葉と共に敬礼を送る。]

(422) 2011/03/23(Wed) 00時半頃

 ……やっぱり"向いていない"。

[やはり無意識で零した通信。
それは、キリシマの作った新たな装置によって遮断されたのだろうか。]


― おそらくは会議がはじまる数時間前 ―

[そして、サイモンの自室前に影が一つ、たつだろう。
 いや、それは、隠れたもう一つ、そして、それを見るもう一つもあったかもしれない。

 いずれにせよ、サイモンが会議を進めるならば、ローレンスに決まる。それを阻止しようと動いたものだっただろう。]


[最初に立った人物は誰だったか。3番か5番か11番か。
 おそらく15番はまだ動かなかっただろう。]


 
 ≪ …………、 ? ≫
 
 
 試しに遮断してみようか、と思ったところに零れた通信。
 
 若干、疑問信号が洩れたかもしれないけれど。
 こちらへ向けられたものではなさそうだと判断し、
 それ以上の反応はしない。
 


【人】 保安技師 ナユタ

[ディーンの姿が見えなくなれば、半分伏せた目をゲイルに向けて]

 随分と明るくなった。
 病院いきます?

[空気は読めない。
望むならば改めて抱えてると提案し掛けた時には、ゲイル>>1:425は歩き出している。]

 ボクは事実を言ったまでです。
 あの場には、相応しくなかったよう、だけど。

 …――。
 意思のある一個の人間になれ。
 ワット閣下にも同じ事を。

 だけど、ボクにはどうすればいいのか分からない。
 兵器でないなら、ボクに存在価値はない。

[空気は読めずとも心配するような響きは感じ取って。
悩みを打ち明けるように呟いて、ゆるゆると首を振った。]

(431) 2011/03/23(Wed) 01時頃

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