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【人】 長老の孫 マーゴ ありがと (7) 2010/07/06(Tue) 00時半頃 |
[従兄の言葉を守らず薬を噛まずに飲み干したのは気紛れか。
味より喉越しより別のモノを求めたカクテルは、
其れでも味わい深く五臓六腑から四肢へと染み渡る]
【人】 長老の孫 マーゴ 苦いのはイヤよ (11) 2010/07/06(Tue) 01時頃 |
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[言い付けをまもらぬ身は昇る為の助けが足りない]
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【人】 長老の孫 マーゴ ホリーはサイモンがスキなの? (19) 2010/07/06(Tue) 01時頃 |
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[ひと舐め毎に意識はおちていく]
ふふっ
[酩酊に零す笑みはアイに揺れる]
【人】 長老の孫 マーゴ ヴェラにー ヤニク… (23) 2010/07/06(Tue) 01時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 弁償ならサイモンが… (26) 2010/07/06(Tue) 01時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ アイ?サイモンと? (28) 2010/07/06(Tue) 01時半頃 |
[歩くごと、ふらりと上体が揺れる]
わ わか ら な
わか わか らな い
[脳の血流まで犯されて呟く声も目に映る風景と同じにぶれる]
【人】 長老の孫 マーゴ ァ… (43) 2010/07/06(Tue) 02時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 独り占め…? (47) 2010/07/06(Tue) 03時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 美味しそうなにおいはコレね (48) 2010/07/06(Tue) 03時頃 |
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[ Down ]
[ Down ]
[スティーブンへ向ける眼差しの底は冥い]
…
シテ見せて
壊シテ見せて
アナタの世界
アタシの世界
何もかも全部
[一度たりともスティーブンにアイを囁いた事はない。
プロポーズされるまでもされてからも。
或いはアイを囁くまでもなく酷くぞんざいに扱ってきた]
そしたら
アナタだけでイイわ
[今まで囁いたどんな言葉より熱っぽく囁き、
擦れ違い様にスティーブンへと囁き彼の股間をなぞる。
開きっぱなしのチャックを引き上げていく]
出来ないなら
アタシの邪魔はしないで
【人】 長老の孫 マーゴ[テーブルへ向かう途中スティーブンの傍を通り抜けた。 (53) 2010/07/06(Tue) 03時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ イイトコでイイコト (57) 2010/07/06(Tue) 04時頃 |
[冥い眼差しを硝子の奥の目が上目遣いに受ける]
[彼女から、好きだといわれたことはない。
彼女から、愛しているといわれたことはない。]
[どれほどぞんざいに扱われても、
つかの間の気まぐれでも
身体を与えてくれる女(ひと)の柔らかさにか、
その快楽の心地よさに溺れてか]
… あ あい あいして……る、るん だ。
[繰り返し、言葉で"愛"を囁くのは男の方。]
[耳元に囁かれる熱に、硝子の奥の眼瞠られる。
どろりとした黒い眼に光が点く]
ほ ほん ホントに?
そ そんな そんなこと
いち 一度も
[ごくりと唾を飲み下す。手の指が幻の柔らかな胸を
もみしだくように指先だけが折れ戻り蠢き]
【人】 長老の孫 マーゴ 後で二人きりなんて… (59) 2010/07/06(Tue) 04時頃 |
し…こわ、壊す
壊してこわして
こわ…
じゃ
邪魔なん なんかしな しない。
しない。
[小刻みに首を横に振る。]
[振っていた首かかくかくと今度は縦に振られる。]
で、でき できるよ。
ぜ ぜん 全部。
こ 壊せばイイんだ?
[届かないと思っていたものに、届く手段がみつかったような
希望が見つかったとでも言うように、声は明るい。]
と とく 特別なのは
… き きみ きみだけ だ だから。
マーゴ
ぼ 僕の特別は── き きみ だけなんだよ。
マ マーゴ……
[口が横に広がり両端が上がる。眉を上げてみせて、
目は輝いて──けれど、そうして象られる笑みは、歪。]
『見せて』
[阿婆擦れは過程でなく結果を求める。
囁かれるアイの言葉にも、
呼ばわる声にも、
スティーブンを振り返りはしない。
囁かれた言葉はきいていたけれど、
歪な笑みは見ない]
[ Down ]
[ Down ]
[ Down ]
[おちていく意識の向こうに見ていない筈の、
彼の浮かべたのと同じ歪な笑みが見えた*気がした*]
[硝子の奥の目は、背中を見ている。
囁きに直ぐの答えが得られずとも、
いちど灯ったキボウの光は消えない。]
こわ 壊す
壊す。
こわす。
[誰が隣にいようと聞こえないくらいに、
その繰り返す呟きは微か。]
な なん なんだって、できき できるよ。
[我欲の為に周りを構わぬ言葉は薬の為か
──もとよりの男の資質か]
見せ、
見せて
みせ みせてあげる。
[繰り返すうちに、声は明るく弾む。
まるで愛想を売りつけるような笑い方は、
サイモンに薬を渡すときに浮かべるそれとよく似て]
な なんでも、し して、してあげるよ。
[声に滲むのは、"だから"と、言わない見返りを求める"好意"。]
[男が彼女の為に働くとしても、それは無償ではなく]
あ あい、あいしてるよ。
マーゴは ぼ 僕の と とく、
…特別、だ だから。
[届かぬとしても身勝手に男が囁くは──*有償の愛の言葉*。]
【人】 長老の孫 マーゴ ン…女の子もスキ (73) 2010/07/06(Tue) 21時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[ヴェラの>>64言葉は遠く近く水の中で音が反響する様に響き、 (81) 2010/07/06(Tue) 22時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ …あゥ ふふっ (85) 2010/07/06(Tue) 23時頃 |
[快楽の齎して呉れる空白は長くは続かない。
余韻は心許無く余計ににおちていく]
[ Down ]
[ Down ]
[ Down ]
[陰鬱を好まぬ気質は更なる快楽を求め、
冥い瞳は虚ろにパーティーを彷徨う]
【人】 長老の孫 マーゴ あ、サイモン (89) 2010/07/06(Tue) 23時頃 |
お爺ちゃんはアタシを叱って呉れたわ
アナタは叱って呉れるヒトがいなく成って…
こんな莫迦騒ぎする程にサミシイの
こんな莫迦騒ぎする程にタノシイの
[ Down ]
[ Down ]
[ Down ]
此処はアナタの家なのに
帰れないなら―――還ればイイわ
アナタの居場所
きっと、もう
此処じゃないのよ
[抱擁の合間にサイモンの耳元へ囁いた言の葉。
今の従兄に届くとも思わずもおちていく心地を分かつ]
【人】 長老の孫 マーゴ 呼ばれてるんじゃない? (100) 2010/07/07(Wed) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 錬金術師ならコレの調合も出来る? (102) 2010/07/07(Wed) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 素敵だったわ (114) 2010/07/07(Wed) 00時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[着乱れるままに従兄を抱擁したのも、 (124) 2010/07/07(Wed) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 何時から…? (129) 2010/07/07(Wed) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ スティーブンも遊んでるの (140) 2010/07/07(Wed) 01時半頃 |
[ Down ]
[ Down ]
[ Down ]
許せない…赦せないゆるせないユルセナイ
[ホリーの言葉の矛先が自分とも知らず、
ただ其の単語だけを小さく口の中で繰り返す]
ユルセナイ
ユルサナイ
お堅い女王様だもの
どうせアタシのコトもきっと軽蔑してるんでしょう
[スティーブンと共に在る女をノーリーンと認識は出来ずも、
焦点はあわずも冥い瞳に其の姿を映し口の中で呪詛を呟く]
アナタも―――おちてしまうとイイのよ
の、ノーリーンさんも、
こ こわい人じゃなくなっちゃえばいいの のに。
[男がいつも女中に怯えるのは──"常識"から、
責められているように感じるからか。]
[渡した薬を飲んだ後のサイモンが、
愉しそうにしていてくれるから、
── 自分が認められたような気になって、嬉しい。
結果、サイモンがどうなろうとも、
人を喜ばせられたと錯覚できる幸福感の方が、
男にとっては──常識よりも大事な快楽。]
【人】 長老の孫 マーゴ[ホリーが床に人形を叩きつける理由も気付かずに、 (151) 2010/07/07(Wed) 02時半頃 |
[紡がれる呪詛は耳に届いているかどうか。
目の前の女中から否定が返ると
怯えるように、表情をゆがめる。]
…… こわく、なく、なっちゃえばいいのに…
そしたら、もっと、愉しい よ?
[彼女も同じように、気持ちいいに流されやすくて
同じように、意思が弱ければいい。
── "女王"に奉仕するのも、
同じところにおいで。と。
きっと、それは、身勝手な理由から。]
教えたげればイイじゃない
きっと女王様も悦ぶわ
[囁く声は冥く小さく床に横たわるノーリーンにも、
離れたヴェラやホリーやサイモンにも届かない]
スティーブンは上手よ
[実際の彼の性的な手練手管がどれ程のものか。
目の前の女をおとす為に珍しくスティーブンを褒め背中を押す。
彼の手練手管は如何程か。
少なくとも過ごす間に足りない事があれば、
恥じらいない阿婆擦れは女の要望を伝えてきただろう]
【人】 長老の孫 マーゴ イイ男な犬とじゃれ合うのもタノシソウ (155) 2010/07/07(Wed) 03時頃 |
[褒め言葉にぴくりと耳が動く。
気を大きくしたように鼻が膨らむも
一気呵成にとはならないのは、
謙虚を通り越し卑屈な男の性質が故。
それでも。
背を押されて、服を乱す手からは
ぎこちなさが消える。]
【人】 長老の孫 マーゴ 奪うって何を? (157) 2010/07/07(Wed) 03時半頃 |
[欲しいと思っていないものに対しての征服欲は薄い。
だからか、ノーリーンへは奪う熱が湧かない。]
[ちらり、と行為の最中、声を荒げる、
少女のような女性の方を見遣る。
硝子越しの視線は、きっと、見咎められにくい。]
【人】 長老の孫 マーゴ 願う? ナニを? (162) 2010/07/07(Wed) 04時頃 |
[男がノーリーンに施す手管は、教えられたそれをなぞる様。]
[幸せを感じていたときを手と心でなぞりながら、
マーゴとホリーに向ける視線は
──大事な報酬が先に壊されてはしまわないか、と
そんな風に、* 心配している*。]
『見せて』
[囁いた阿婆擦れはスティーブンの見せて呉れたものへ、
其の対価を支払う様に頬へと口接けを落とした。
欲望に塗れた性急さ以外に彩られた優しくあまい口接けを]
もっとシテ
[ Down ]
[ Down ]
[ Down ]
[クスリだけでなくホリーの感情に煽られる様に、
燻る想いは衝動へと変貌を遂げて囁く声は熱を帯びる。
渦巻く感情は捌け口を求める様に留まらず]
[近づいた折にはスティーブンの面持ちも見えただろうか?
どちらにしろ焦点はぼやけ彼の懸念に気付く事はない。
渦巻くどす黒い感情を厭い振り払わんと快楽を求めて、
ゆらゆら上半身を揺らし水滴を落としながら従兄へ歩む]
【人】 長老の孫 マーゴ[ホリーに煽られなければ考えすら浮かない程度には、 (164) 2010/07/07(Wed) 04時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[自分を罵り怒りらしき感情を向けてきている相手に、 (166) 2010/07/07(Wed) 07時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ ア…アァ (167) 2010/07/07(Wed) 07時半頃 |
[渦巻く感情が静けさを取り戻せば従兄を犯そうと、
考えていた事すら遠く半ばは既に忘却の彼方へと流れて。
ホリーの髪を梳きながら零した囁きは吐息に紛れる]
…心配しなくてもサイモンを寝盗ったりはしないわ
コレでもアタシなりに大事にはしてるのよ
[奔放すぎる娘を放任の一言で黙殺する家族と違い、
サイモンは招待状を呉れる以前から屋敷に部屋も呉れた。
珍しく覗かせた他者への想いは肉欲とは掛け離れる。
酩酊の最中で水音と体液に塗れるホリーにも、
快楽の味を知り始めたノーリーンにも届きはしない呟き。
スティーブンが此方を気にしていれば*聴こえたか*]
― 回想 ―
はじめまして? 其れとも久し振り?
莫迦だから素敵なヒトしか覚えられないの
[以前にも顔を合わせた事があったスティーブンの顔を、
阿婆擦れは覚えておらずそんな風に挨拶した。
従兄の悪友と遊ぶのに忙しく彼を気に留めていなかった。
逆に人の記憶に残りそうなスティーブン特有の訥る口調や、
時に不快感を与えそうな張りついた愛想笑いにも、
負の感情すら擁いておらず遊び相手候補への愛想よい応対]
何もなくて退屈してたの
アタシと遊びましょ
[誰彼へ掛ける誘い文句を囁きスティーブンに身を寄せる。
不器用な彼が女の抱き方を覚えはじめるまで、
幾度かはそんな会話が繰り返されたのかも知れない]
コレをアタシに?
[スティーブンに贈られた花束を抱えて不思議そうに、
或いは鞄や服の包みを贈られた時は、
クリスマスプレゼントを前にする子供の様に無邪気で]
ありがと
[折々にスティーブンが覗かせていたであろう想いには、
目の前に並ぶ贈り物に夢中で気付かぬまま。
だから彼がアイを囁きだした折には眉根が寄った。
其れでも暫くは聞き流し目を瞑ってもいただろう。
スティーブンの奮ったであろう勇気も、
息衝く想いも受け流しながらも快楽を貪っていた]
[下心を擁く男が女を誘うのと其の理由は大差なく、
仮令デートに誘われたとて断りはしなかった。
貪りあう快楽に徐々に熟成されてゆくものは互いに別。
スティーブンに明確なプロポーズをされた時か、
或いは其れを何度か仄めかされた時か。
何時ものように顔を合わせると何時ものように口を開く]
別れましょ 付き合ってた気もないけど
[スティーブンにとっては誘い文句と同じく唐突だったか。
少なくとも別れのおもさは等分ではなかっただろう。
けれど着ていた服が彼の贈り物だったのは*偶然ではない*]
『もっと』
[柔らかいくちづけに心が躍り上がるよう
優しく与えられるものはその先を予感させるから。]
もっと…
[それが──けして、確約なわけではないのだと
けれど、男は気づかない。]
もっと……
[もっと。と、褒美に歓びを覚えて先を強請る
「愛情」と、綺麗な大義名分を被せられた慾は
底なし沼のようにより多くを求めて縛ろうとする。]
[ノーリーンに与える手で褒美を得られるなら、
その手を休める事はなく──ただ、]
… … …
[ホリーとの様相を気にしていた耳に、
ノーリーンに与える言葉が途切れるのは
肌へのくちづけで誤魔化しても、
挟まれるのは、聴こえた──"特別待遇"への長い沈黙。]
[硝子の奥の目は、目の前だけを見詰める。
眼鏡のフレームの中に覗く世界だけに、
視野が狭められてしまったかの様に。]
………、こわ、こわさ…
壊さ 、さな さなきゃ。
[沈黙の以後。口内で繰り返されていた篭る声が
外に出されたのは、
与えられた"使命"をなぞる言葉]
こわ 壊さ、さなきゃ……
せ 世界、全部。
とく…"特別"は、
ひと
ひとりで い、いいんだよ。
[他の特別は要らない、と、男の目は、
目の前にはいない──*サイモンを網膜に描く*]
─ 回想 ─
[スティーブンが付き合いはじめたは、
彼女よりもサイモンが先。
大学の講義の一部が同じであったとか、
その程度の縁からはじまり気まぐれに付き合いに呼ばれ
なし崩しに悪友たちの集いの末席に座るも、
いつもは壁際によって中心には寄らない。]
あ、う、うん。
は はじ、はじめまし、て……
[だから、サイモンの従兄妹であるマーゴを見たことはあって挨拶をしたことがそれより以前にあっても。最初に誘いを声を掛けられたときには抗議をするでもなく、愛想笑いで挨拶を繰り返し]
えっ
[マーゴにしてみれば、誰でも構わないからの対応であれど、女性から男として扱われる事の殆ど無かったスティーブンにしてみれば、寄せられるマーゴの身体はやわらかくて熱く。きっと、それは、なによりの誘惑だった。]
【人】 長老の孫 マーゴ そう? (170) 2010/07/07(Wed) 23時頃 |
[知らなかった女の身体の味を教えられて、
貪ることを恐れる臆病な性質は、けれど、
白く上質なやわらかい女の身体を与えられたことで、
欲しがる事を赦されたように──錯覚したのだろう。]
う、うん。
マーゴに、も…貰って…ほ、欲しい、な
[花よりも、服や鞄。そういうものの方が、
贈ったときに喜んでくれるように感じれば、
そう学習をして
次はより彼女が喜ぶものを、と貢物を買い漁れば
そのうちに財布も空になる。]
[それでも。
そのうちに、財産や学業や自分の身を崩し出しても、
己の払った代償が、彼女を繋ぎとめてくれる、と、
そう信じていられる間は、
男は、きっと、とても幸せそうだった。]
[幾度目の誘いか、白くやわらかな肌に顔を埋めて]
── あ、愛してる。
[欲しいものは教えれば覚えるけれど
自分の欲ばかりに曇る目は、
彼女が──嫌がることには鈍感で
同じ想いをのせた言葉が返らない意味に気づかない。]
マーゴ。
き きみに、
わた …渡したいものがあるんだ。
[だから。]
[個人的に会いたいと誘いをかけて、
その日。
男が懐に忍ばせていたのは、
オーダーメイドの、揃いの指輪。
贈り物の服を着てきた彼女が、
いつもどおりに口を開いて]
…う、え。
[彼女を繋ぎとめてくれると信じていた贈り物を着て、
別れの言葉にぽかんと間抜け面を晒すことになる。]
["どうして"、"なぜ?"──"わからない。"と、
その顔にわかりやすく書いて]
[そうして、
今日こそ受け取ってもらおう、と
意気揚々と取り出した、
小さな箱だけが、
──急落下した心地の *男の掌の上に、取り残される*。]
【人】 長老の孫 マーゴ アァ 空っぽじゃない (171) 2010/07/07(Wed) 23時頃 |
[ こっちに ]
[ 堕ちて ]
[ おいでよ ]
[良識ある女中が快楽に堕ちて
屋敷の良識が壊れてしまえば、
罪悪感を刺激されることも無く楽になれる]
こわ…こわし、
… 壊し、ちゃえば
ほ 他の、もの、
ものが
… な なけ、れば……。
[繰り返し繰り返し繰り返して、繰り返すたびに視野の端から黒く塗りつぶされて──見えるものが、狭まっていく。]
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sol・la
ななころび
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