人狼議事


95 File.2:Do you Love me?

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【人】 掃除夫 ラルフ


[───その時が、訪れるまで。]

(428) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

──…なあ、ワンダ。覚えてっか?

[あれから何日の時が過ぎたろう。
ある時、ラルフはワンダを振り返った。
悪戯な瞳が、彼女を見遣る。]


明日世界が終わるとしたら…ってやつさ。
あれさー、あれから少し考えてたんだけど、

…僕もワンダがいれば、

(429) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


ワ、ンダ…し、か……


[割れるような頭の痛みに、ふらと身体が傾いだ。
ずきりずきりずきり。脳が痛む。

耳鳴り。
───高く響く、何かの音。]



           い……ら、な………    …って、


[ふらりと身体が倒れゆく。頭が痛い。
指先を縋り付くようにワンダの方へと伸ばした。
───そこで、ラルフの意識は再び闇へと落ちた。]

(430) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[────そして]

(431) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


……?なあ、



          ────…あんた誰…?



[再び”出会い”が繰り返される。]

(432) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[……ただ。

繰り返すごと、雄の雛にも少しずつの変化があった。
繰り返される悪夢の中、リセットがかかるごとに繰り返される問いかけ。

それを問う、ラルフの表情が僅かに歪む。]

(433) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───な……。


[見知らぬ女は、初めての出会いでいきなり顔を覆った>>404
足早に部屋を出て行く彼女を唖然と見送る、]



              ──────……?


[その頬に、知らず涙が零れ落ちる。]

(434) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

ラルフは、呆然と目を見開いて、

dia 2012/07/08(Sun) 23時頃


【人】 掃除夫 ラルフ


……んだ、これ……?


[止まらぬ涙が頬を濡らした。
手でそれを拭い、呆然とラルフは掌を見る。
ほんの一瞬。何かの記憶が脳裏を掠めて───また、消えた。]


っけ、わかんねーし、

[どかりと椅子に座り込んで小さく呟く。
女はさっさと消えたままだ。
ぐしゃりと指が、青みがかった黒髪へを掻き雑ぜた。]

(435) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ



…────んあ?


[そして再び、その出会いは繰り返されて>>407


ま、いーけど。
んじゃ、お前はパーティの殴り役な!

[幾度目かの同じ言葉をラルフは紡いで、
終わらない夢の中で、にやと笑った*]

(436) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───Sise:掃守 来

(437) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……で、漸く終わったって?
やれやれ、早くデータを渡してくれたまえ。
ん、なに…?映像データ?


─────…へえ。

[誉に手渡された、一枚のスナップ写真>>1:@14>>1:@20
それへ、冷たいほど平坦な声が返る。]

…やれやれ。
教育がなっていないいと、このザマか。

(438) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

それで、なんだって?
ああ、真のコピーと生き残ったとは聞いた。


……なるほど。ああ、


[ふと思い出したという風で、世間話と同じ口調で、]

(439) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ



 そういえば僕は、和田真と結婚をすることになった。

[その場の研究員へと、つい先ほど決まった結婚の報告をする。]

(440) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

恋愛…?いや。研究上の都合でだね。
なに、ちょっとした流れの話だ。
詳しいことは和田女史にでも聞いてくれたまえ。

コピーの処遇はなんだって?
……そうか。僕はこの件に関して関与の権を持たないからね。
やむをえないが、




            ………もったいない……

[低く呟く。]

(441) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

なに。
あれは阿呆でも僕と真と、同じ遺伝子情報を持つつがいだろう。
ならば好きに掛け合わせてしまえば良かったものを。

真には頑張ってもらうつもりだが、
いかんせん生まれてくるのは”人間”だからね──…
それだけ処理が面倒だろう?

その点、コピーのつがいなら完璧だろう。
…ああ。いい実験材料が手に入ったものを……

[心から惜しむように口にする。]

(442) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


───なあ、真。

[その時、丁度管制室へ来た婚約者を振り返る>>343
その手には、例の”ロマンチックショット”までもが握られていた。
口元に浮かんでいるのは、涼やかな笑み。]


    君も、そう思わないか?

[婚姻届を受け取りながら、
ひら。と、その写真を示して首を傾いだ*]

(443) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───side:Ral-P.H_99996

(463) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[がたりと、物音がした。>>450
何事かと振り返る先に、ワンダが無様に倒れていた。

このところ、会話が少し増えた。
このところ、互いに冗談を交わすようになっている。

少しずつ、少しずつ縮まる距離。
それは再び巡る、別れと出会いへのカウントダウンであるのだけれど───]

(465) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


……、ワンダ…?ばーか、なにやって、


[様子がおかしい。
ラルフは、目を丸くしてワンダの元へと駆け寄った。
必死な様子の漆黒が、自らの姿を捉えるを知る>>451
思わず手を伸ばした。これは尋常な事態ではない。]

(466) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ




     …… おい……?


[握り返す、指の先が微かに震える。]

(467) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

んだよ、てめー。
ああ!?っざけんな、おい。おい……!

[必死に呼びかけた。
未だ気を許せぬ、けれどただ一人の”パーティメンバー”
その女が、今、腕の中で死にかけている。]


おい……


  ワンダ?  ……ッ、ワンダ?


                ワンダ?




 ────ワンダ!!!!!!!!!

(469) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[かちり。記憶の鍵の開かれる音。
それはワンダが、息を引き取ると同じ時のこと───]



…う……、あ、あ ア ア ア……

(470) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

うあああああアアアアアァァァァアアアッ!!!


[押し寄せる記憶。
背を預けあうと誓った、離れたくないと強く望んだ。
それなのに忘れた、何度も何度も忘れては惹かれた。
惹かれては忘れた。そして思い出した今────、]





      ──────ワンダ……ッ!!!


[そのぬくもりは、永遠に失われてある。]

(471) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

な……、ん、で、


ワンダ?おい、ワンダッ!!!
どういうことだよ、おい!!目ぇ覚ませよ。おい!!!


ワンダ…ワンダ……!!

[思い出す。全てを自分は覚えている。
何度彼女を忘れたのだろう。何度彼女を愛したのだろう。
いつも、いつも、いつも。
瞼の裏にある面影は、ただ一人のものだったのに───]

(472) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ








             ─────ワンダ!!!!


[もう、永遠に届きはしない。]

(473) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───────…。


[それから、どれだけの時が過ぎただろう。
小さな家の中には、呆然と、
ワンダの死体を抱いたラルフ一人の姿がある。

幾度か、頬を撫でた。
幾度も、その髪を撫でた。

ずっと傍にいた。すっと傍にいたかった。
あいしていたひと。───傷つけ続けてしまった大切なひと。]

(474) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……、…

[日の沈みきる前に、ラルフはワンダを腕に抱いて小屋を出た。
向かう先は、海の見える高台の上。
以前ここで、二人で語り合ったことがあった。

あしたせかいがおわるとしたら────

望みを紡いだ自分は、その場で記憶を失った。]

(475) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……なあ、

[腕のうちに語りかける。]



もう、忘れねーし。お前のこと、ずっと…忘れ、ねえし。


[響く問いかけ。いつから頭に埋め込まれていたのだろう]

(476) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

僕はワンダしかいらねえって、いったろ?
…どっちかが死ぬなら、それは僕も死ぬ時だからさ。

[背中預けあうなら、貫かれて死ねばどちらも終わり。]


────だから…、さ。



              ……愛してる。


[とんと地面を蹴った、身体が空へと舞い落ちる。
さざめく海が、その下には待ち構えている。]

(477) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[囁きを聞いたものはいない。
島には、いつもと変わらぬ穏やかな潮騒が響いていた**]

(478) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

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