人狼議事


112 燐火硝子に人狼の影.

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 ――…嗚呼。


[翡翠は彼を見詰めたまま
短い了承の言葉をサリスへと向けた。]


 
[サリスに見るなとは言わなかった。
視界を遮ることもしない。
見るも見ないも、彼の選択次第]


[どのくらいしてか、此処で漸く、あの時のこえのことを思う。
 零したこえに震えも何のいろも滲まないのは憔悴の証。]


なァ、リヒト。
グロリアさんは。妹さんは。
あんたの正体、あんたの「姿」を、知らねェ、のか。

……まるで。オレばっかり、が。
一度きりだとか、特別だとか、言いたげ、な。
惜しい、とか。   壊したくねェ、みたい、な。

[見詰めてきた翡翠のいろ。
 ある程度、その主の言葉の意味は、察していた。]




答えろ。リヒト。

オレを――サリスを。これから、どうしたいんだ。

[かつての少年は、俯いたまま、その未来を、問う。**]


[名を呼ばれ薄っすらと濡れた翡翠がサリスを見遣る。
力を失いくずおれる少女の身体を片腕で支え
己も膝を折り血だまりの中、そっと少女を寝かせた]


 ――…なんだ。
 グロリアに興味があるのか?


[妹の名を聞けば怪訝そうに片眉が跳ねる]


 妹は兄が人狼だとは知らない。
 獣の姿を見せた事は一度もない。
 知られれば、喰らうより他ないからな。


[血をわけた双子の妹でさえ、見逃す心算ないと告げる]


[答えろ、と言うサリスの聲が血の酔いから醒ますよう]


 ――…莫迦だが、そう、鈍くもないか。


[知性の色灯る翡翠が俯く彼をじ、と見据える。
言った事を覆しはしなかった]


 はじめて出逢ったあの月夜から
 「サリス」は私にとっては特別な存在だ。
 もう二度と逢わぬだろうと思ってはいたが
 お前の見せたあの貌も、耳朶打つあの声も
 忘れた夜は、なかった。


[其れを吐露するのも、獣の気まぐれではあるが
相変わらずといった風情でサリスに偽りは混ぜず]


 これから、か。


[ぽつ、と呟き、柳眉を寄せる。
逡巡するような躊躇うような間があいて]


 サリス。
 お前はこれからもそのまま在れば良い。
 逃げる事を望んでも、逃がしてはやらぬ。

 命尽きるその日まで私の傍に在れ。


[命尽きるその日まで。
たとえ壊れてしまおうとも。
傍らにあることを望むと答える聲は酷く傲慢で**]


【人】 読書家 ケイト

[少女の願いを。男の望みを耳に。

月明かりの下、目の前で繰り広げられる光景は、
まるでひとつの舞台ようにも、神聖な儀式にも思えた。


同胞である男の牙が、顕とされた白い肌に影を落として。
鈍い音と共に、床に開く赤の花。
魅入られるように散り散りに咲くそれらを見つめ。




差し出された臓腑に、足を前へと。]

(57) 緋灯 2013/02/09(Sat) 10時半頃

【人】 読書家 ケイト

[膝をつくサリス>>49は、傍を通る間も微動だにしないまま。
ちらと視線を落としたものの声をかける事はせず。

少女の命の名残を刻むそれを受け取れば、
まだ温かな心臓は、拍動を掌へと伝えていた。

血に濡れたそれにそっと口付ける。]



メアリーさん、ありがとうございます。
いただきますね。


[目蓋を閉じたままの少女は柔らかな表情をしていただろう。
最初の日にシチューを供してくれた時。
あの時かけた感謝と同じ音で告げ、

それが最後のひとつを刻み終えるより前にと、
命の証に牙をつきたてた。]

(58) 緋灯 2013/02/09(Sat) 10時半頃

【人】 読書家 ケイト

[零れる血が口元を、服を、腕を塗らしていく。
最早それに気を止めることはない。
手の内から溢れる血を少しでも零さぬよう啜った。

服を取り、新たな場所を裂く時も、
その手つきは丁寧だったか。


食餌が進めど、首より上に手をつける事はしない。
彼女の安らかな眠りの証を傷つけるのは躊躇われたから。]



ご馳走様でした。


[飢えを満たす目的よりも、
己の力の源として、糧とするための食餌は終わる。
終わった事をその一言で示し。]

(59) 緋灯 2013/02/09(Sat) 10時半頃

【人】 読書家 ケイト

夜が明けるより先にここを出ます。
あたしは、先に。

お二人は、どうぞご自由に。



[すでに新たな獲物は必要とはせず。
己の邪魔をしないのであれば、
サリスへ向ける意識は薄らいでいた。
そもそも彼について決めるのは、己ではなく同胞にある。


血に濡れた姿のまま、向かうはエントランス。
光を喪っている硝子を見つめ、しばし佇む。

誰も姿を現さなくとも。
この硝子に再び色が差す前に、行動を起こすだろう。]

(60) 緋灯 2013/02/09(Sat) 10時半頃

[水音を立てる舌先。その主が血だまりの中に横たえた少女の身体。その様を見ることも、向けられる瞳のいろも見ることもなく、男は俯いたまま――。
 返ってきた答えに、頷くでもなく微かな息を吐いてから。]


興味、っつか。
一緒の、家族、なのに、何も知らねェんだ、って。
あんた に、似て、賢そう、なのに……。

[詰りそれ程にまで隠し通そうという意思なのだろう、と。
 譬え「家族」であっても、と――。男はそう思う。
 そしてそれにも関わらず、此処には「見逃された」人間がただひとり居る。]


[その気紛れが、意識に触れた時
 その時に漸く、サリスはゆっくりと面を上げた。]


馬鹿か。
ンな顔見て、酷ェ声聞いといて、特別、とか。
……趣味悪ぃ、わ。やっぱ。

[憔悴したままの瞳が、じっと見据えるその瞳と合う。
 その翡翠に愚鈍のいろは無いと感じた上で、力無い悪態を。
 ――けれどその翡翠は何処か、薄らと濡れてさえいるよう。]


[返答には、確かな間があった。
 力ない瞳は、それでも確と、リヒトを見ていた。]


は、ざまァねェ、わ、

[「そのまま在れば良い」。その言葉の裏に有るスタンスはサリスには覚れない。
 ただ、死するまで彼に囚われること。それは察した。
 人狼に与して人々を死なせた身には、まるでお似合いの末路。
 その中でまた、このうつくしい男は苦痛を与えてくるのだろう。
 ……そう、思いつつも。]


好きにしろ。
―――…さいごまで、居てやる、よ。

[この傲慢な男の――ひとりに慣れたと言っていた筈の男の。
 その傍に在り続けること。それを、受け入れた。]




悪ぃ。
首に傷、付けちまって。


……屋台の約束も、できねェかも、な。

[彼女と対峙する意味を失ってしまったが故の。
 そして再び出会うこともないかもしれない故の、小さな謝罪。]


ケイトは、オスカーをそのまま捕まえてもふもふぎゅうぎゅう

緋灯 2013/02/09(Sat) 22時半頃


 嗚呼。


[終わりを示す言葉に短い応え。
ミドルの考えを聞けば頷きを返す。
メアリーの願いを彼女も聞いていただろう。
再度、それを口にするのは無粋と飲み込み]


 生き延びて――…
 二度とこのような事がないよう祈るよ。


[同胞の無事を願う聲をエントランスに向かう背に投げた]


[双子の妹に関しては何か思い出したように、笑った]


 賢い子だからこそ、言えはしない。
 兄とはいえ人狼を野放しにすればどうなるか知れるから
 思い悩んだ末に人狼を退治しようとするだろう。
 家族を守るためにそうする、と、
 幼かった妹がそう言っていたからな。


[家族なのに、とサリスは言う。
家族だから、とリヒトは思う。
人である家族の前では獣である己を隠し人である振りをして
同じであるよう偽らなければその形を保てないのだ、と]


 趣味が悪いとは失礼だな。


[言葉とは裏腹に気分を害した風ではなく]


 恐怖に引き攣る、顔。
 なきながら死にたくない助けてと懇願する声。
 ――…何よりも魅力的だろう?


[微かに意地の悪い響きをのせて、わらう]


[聞こえた謝罪の律儀さに、笑みを零した。
爪痕はしばらく残るかもしれないが、
それもやがて消えるだろう。]



そんな約束もしていましたね……

もし、再び縁があれば。
その時は、特製を食べさせていただきます。


[あの街の広場へ行っても、虹色の看板を見る事はないだろう。
そして己もまた、街へ足を踏み入れるつもりはなく、
二度と見える事はないかもしれないが。


確かではない再会の時があるならば。
少しだけ希望を含めた声を残した。]


【人】 読書家 ケイト

[月が僅かに傾き、薄雲に翳る。
再び夜空にはっきりとその色浮かび上がる時、
そこに在ったのは完全なる獣の姿だった。]




――――る、ぅ


[かつてなく力が体内を巡る。
飢えないだけの食餌しかしてこなかった身は、
生まれて初めて人狼としての本分を発揮しようとしていた。
昂揚する気分に、喉を鳴らす声は歌うよう。

扉から距離を取り姿勢を低くする。
力を溜め込むように足を折り、顎をあげて、息を止め。]

(71) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

――外へと続く扉を、ぶち破った。

(72) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

[集会所の周りには、いくつかの篝火。
扉を破壊した獣の体毛は、その光を反射して赤く輝く。


『人狼だ!』 『撃ち殺せ!!』


自警団の男達が叫ぶ声が闇夜に飛び交う。
銃を構えた男が狙いを定めるより先に、
相手を着地点として跳躍した。

慌てて闇雲に撃った一撃は掠りもせずに、
獣は男の肩を押さえつけるように地面に押し倒す。]

(73) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

ぅ、るガぁッ


[食いつかんばかりに至近距離で口を開き威嚇すれば、
男は情けなく細い悲鳴をあげて白目を剥いた。

情けない、と嘲笑は獣の姿では男達へは伝わらなかっただろう。

他の男が撃った一発が背を掠める。]



……仲間がいても撃つか。


[ぐる、と喉を低く鳴らし。
眼光をそちらへと向ければ、男達は怯んだか。]

(74) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

[このまま、ここにいる男達を皆食い殺してやってもよかった。
その方が後の邪魔も入らず、
人狼の存在を知る者は少なくなる。


それでもしなかったのは、
先程の食餌の味をまだ忘れたくなかった故の気まぐれか。





あるいは、彼女の願いを叶えてみたくなったからか。]

(75) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

[男を踏み台に、闇の奥へと。

人の足で追い縋るなど無謀というかの如く、
迅く、迅く、夜を駆ける。

月明かりを浴びて本来の姿のまま、自由に。
鳴る銃声は徐々に遠く。





――― オォォ、ン



遠吠えを、ひとつ。
それは弔いか、別れか。

そして、獣の姿は闇に溶けた。]

(76) 緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃

さようなら。

死ぬまでどうぞお元気で。



[同胞達への別れの言葉。
それは遠く、やがて消えゆく。]


ケイトは、メアリーをなでなでした。

緋灯 2013/02/09(Sat) 23時頃


[兄を人狼と知らぬ妹であるならば。
 その言葉もまた、兄を護りたい意思から来ているのだろう。]


そ、っか。

…………退治されちゃ、敵わねェ、もんな。

[そして、妹がそうすると思うからこそ隠す兄ならば。
 こえに出してはこのように言ったが――。
 敢えて報せぬは優しい兄だと。取り留めなく、淡く思う。が――。]



――――…あァ。

[もうその少女にも届かぬ程、遠い距離からの声ながら。
 一度、その別れの言葉に、頷いていた。**]


[退治される未来は願わない。
その未来こそが特別な者の為と知りながら
獣は生きることを選ぶ。

 “さいごまで、居てやる、よ。”

人間の言葉など信じる気になどなれぬが
今だけはサリスの言葉を信じたいと心の片隅で思う]


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