105 Ww―Chu・Ni/Subjection―wW
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[椎名が倒したぬいぐるみの断片が空から降って来る。 避けつつ、時折バットを振るい弾き飛ばしていった
―――が、その時。]
なん、……っ
[妖精が、少年の制服をくいと引っ張る。 引っ張られるままそちらを向くと ビル程あった大きなぬいぐるみが分裂し、 小さなぬいぐるみ複数となって襲いかかって来た。]
(45) 2012/11/08(Thu) 23時頃
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へぇ……?
そりゃあ良いね。
あんたの双子ならきっと愉快な奴なんだろうな。
[その双子の少年とやらと飛鳥が話しているところに
出くわしていたとは知らぬまま]
嗚呼、そうだ……勢いあまってちょっと潰し過ぎた。
お気に入りだったなら、悪ィ。
[12体は我ながらやり過ぎたと、興に乗り過ぎた事を詫びる]
別に良いのよ。
お気に入りはまだ出して無いもの。
[事もなげにそう言った。
倒された子達を悼む気持ちはあるが、また魔方陣から出せばいいだけの事なのだから。]
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上ッ 等―――!! わざわざ打ち取りやすいサイズになってくれっとは……
[一度引き攣った笑みを口元に浮かべつつも やるしかないと、バットを握りぬいぐるみの大群に向かう。
ぎり、と強くグリップを握る音がして―――]
だ……――らァッ!!!
[帰宅部の全力スイング。 バットは見事、ぬいぐるみの顔面へとめり込んだ。]
(46) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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そうか、なら良かった。
あんたのとっておきを俺が潰したんじゃ、本末転倒だ。
[お陰様である程度、“力”の使い方を学んだ。
眼帯に隠れた右目には今、田原の腕の中――
己が再び生命を吹き込んだ子猫の目からの
ヴィジョンが流れてきている。
そもそも、あれは生き返らせたわけではない。
表向きはそうなっているが、
あの子猫の活動源は今自分の手にある]
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[その衝撃で弾き飛んだぬいぐるみは、 ギィッ、と奇妙な鳴き声のようなものを発し。 打ち返したボールのように、他のぬいぐるみ目掛けて 一直線に飛んで―――ぶつかった瞬間、小さな爆発音と共に消滅した。]
……っ、やったか…――!?
[至って普通にバットを振っただけなので 攻撃が成功したかどうかも不安でならない。
しかしその次の瞬間、また爆風の中から 小さなぬいぐるみが此方に向かって飛んで来て―――]
(48) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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ッ―――この、
[向かって来る先は、自分というより 自分の傍らに佇んでいる妖精の方に見え――― バットをまた構え直していたのでは、間に合わない。]
……人形なら人形らしく 大人しくおねんねして―――なッ!!!
[咄嗟に振り上げた足は、回し蹴りとなって 妖精に襲い来るぬいぐるみへ直撃し、再び爆風の中へと撃ち返した。]
(49) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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イアンは、一瞬の出来事すぎて、完全に息が上がっている。
2012/11/08(Thu) 23時半頃
良い嗅覚してるゥ。
[息が切れ切れだが、妖精を狙った縫いぐるみに
内心では賛辞を送っていた]
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ッ―――っは、ぁ…… は、
[自分の飛ばしたぬいぐるみが >>51椎名の手によって焼却されたのを見ると 疲労からだろうか、どっと地に尻を付いた。]
サン、キュー…って、大丈夫か ッ…
[息を整えながら、椎名を見やれば 顔から転んでいる所だったか目を見開いた。]
(53) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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おー
皆無事なら……よかっ、…たっと。
[ぱんぱんと汚れを払い、立ち上がってはみるが 制服は既に土埃や衝撃などでぼろが出ている。]
お前も無事で、何より。
[ふわりと周りを飛ぶ妖精にも視線をやり とんと指で軽く触れてみたり。]
(61) 2012/11/09(Fri) 00時頃
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……すごいなお前。 いつの間にこんな画像……って、これどっから撮ってんだ?
[>>59見せられた携帯画面を見て、まず驚くは その映っているものではなく安藤の手の回しように。]
んで。
……こりゃ何だ?
[改めて、顎に手を当て考えるような仕草。 しかし言葉は誰かに問いかけるように]
(62) 2012/11/09(Fri) 00時頃
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なあ、ホリー・クレイドル。
あんた、もしかして学園の屋上で何かしてるか?
今な、何か“機関(チェンバー)”とかいうのと
通じてるっぽい奴が画像を出してきた。
学園の屋上にある何か黒くて丸い――って、
上から見た図だけど――それを怪しんでるみたいだ。
もしそれがあんたなら、どうする。
こっちには3人ほど人が固まってる。
分散させてやっても良いし、
難ならヒーローごっこをオシマイにしてやっても良いが。
[希望はあるかい?と問うた]
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……何でぐぐったら出てくんだよ。
[>>65誤魔化しに、突っ込みを一つ。 元々謎めいている彼が、ちょっとやそっとの追求で “正体”を明らかにするとは思えなかったが]
まあ、なーんか怪しいっつうのは分かるけどさ。 これが何かってトコまではわかんねーな。
……ん、どした?
[>>68呼ばれ、田原と向き合っている椎名に目を向ける。]
(69) 2012/11/09(Fri) 00時半頃
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イアンは、シメオンは、熱を測っているようであった。
2012/11/09(Fri) 00時半頃
ええ、屋上にいるわ。
そうね、マオのしたいように。
もう少しヒーローごっこをしても楽しいだろうけれど。
もう十分というのなら終了でも構わないわ。
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……どれ。
[冷やかす安藤は置き、 何かありそうな椎名の様子に 取り合えずは、彼の額に手を当ててみる。]
……普通、だな。 田原さん、ちょいとしつれ…あだっ
[次に、と彼女に触れようとした所で 妖精によって、手の甲に軽い衝撃を食らわせられる。]
いや、いや。 違う、そういうんじゃなくって……ああもう!!
[妖精を振り切って、触れた田原の額は]
(76) 2012/11/09(Fri) 01時頃
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――――…っ?
[思わず自分の手の平を見てしまった。 確かに、彼女―――人間に触れた筈なのに。]
……なあ、お前
生きてるか?
[次に少年の口から出たのは、 突拍子もない問いかけだった。]
(77) 2012/11/09(Fri) 01時頃
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ふむ、オーケィ。
俺もどっちでも良いっちゃ、良い。
どうもこれからそっちに向かう流れになりそうでね。
安藤ってセンパイは厄介そうだ。
あんたの隕石消滅させたのも、そいつの“機関”とやららしい。
本人自体は戦闘能力があるようにも見えないが……。
携帯で誰かと話し出したら、注意しろ。
1人、まだ未知数なのがいる。
……そういえば、そっちに“天使”はいってないか?
こっちでは見てないんだが。
明らかにあれは普通とは違った。
ちょっとばかし、気をつけた方が良いかもしれない。
……天使?来てないわ。
天使どころか、誰も来なくって退屈なぐらい。
[そう言うと、街の景色を眺めていた。
彼の忠告には肯いて返す。]
安藤センパイね。
ありがとう、注意しておくことにするわ。
そうか。
もしあれが力を持っていたら、厄介そうだったが。
[飛鳥は今頃どうしているのだろう、ふと考えを巡らせた]
あんまり退屈させるのも悪いな。
力を持った奴は他にもいたように感じたが。
取り越し苦労だったかね……。
まあ何にせよ。
そろそろ、そっちに行くっぽい。
[田原の目の奥で煌めいた色には、一瞬訝るような気配を醸した]
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いやいや、お前それぜってーおかしいから。 ……生きてる人間は平熱36℃あるんだぜ?
[手をふりふりとさせてそんな事を言う。 が、>>78逆十字が目に入ればそれまで]
った、く…次から次へと……ッ
[遥か上空を見上げて臨むが 流石にこれはバット一つでどうにかなる問題ではない。 少年は考える――その横で、>>82携帯の着信音を聞いた**]
(85) 2012/11/09(Fri) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/09(Fri) 01時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/09(Fri) 23時半頃
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おお?椎名君と残っちゃうか? そりゃ熱い……
[>>88言いかけて、はぐらかしてる場合ではないと咳払いを一つ]
いや、何かよく分かんねーけど ……取り敢えず生きてんなら気を付けてな。
二人共、だ。
[椎名と田原にそう一旦の別れを告げ 学園への道を戻ろうと、大きく息をつく。]
(102) 2012/11/09(Fri) 23時半頃
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男なら、正面突破だろ。
[>>101安藤の自転車について走って行った少年は 校庭周辺まで来ると、彼の呟きに強く返す。]
ッてめー……涼しい、顔しやがっ…て…
[ぜえぜえと、息は完全に上がっているが。]
(104) 2012/11/09(Fri) 23時半頃
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おー、飛鳥さんも無事か……って
[膝に手をついてぜえぜえ言っていた所に 自分を呼ぶ声が聞こえ>>106顔を上げたが]
全ッ然無事に見えねーんだけど!? 何でそんな平気な顔してんだ……
[>>95制服には所々穴が空いて 血のような色に黒く赤ずんでいた為 大きな怪我でも負ったものかと思わされたが。]
(109) 2012/11/10(Sat) 00時頃
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んな事出来んなら、とっくにやってるっつーのッ!!
[>>107ばっと上げた顔はまさに“是非ともくれそんな能力” とでも言いたげな、必死な形相であった。]
俺の力…俺の力……
[拳を握ったり開いたりしながら 何か覚醒でもしないかと唸っている。]
(113) 2012/11/10(Sat) 00時頃
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なぁ、ホリー・クレイドル。
あんたの魂の双子って奴。
そいつも、クレイドルって名前なのか?
[ふと、そんな事を聞いてみた]
もちろん、彼の真名はオスカー・クレイドル。
現世での名前は……なんだったか忘れちゃったけどね。
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服破かれたって……そ… いでッ
[>>112飛鳥の言葉を聞いて頭に浮かぶのは 何かちょっとありがちな妄想。
だがすかさず妖精にビンタを食らったとか何とか]
そっ、そうな! ぬいぐるみだとか隕石だとか さっきから訳分かんねー事ばぁっかだよ。
[先程の戦いで痛んだバットを手の中で弄びながら また一つ愚痴を洩らす。]
(116) 2012/11/10(Sat) 00時頃
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イアンは、安藤の問いかけにつられて、咄嗟に飛鳥の方を見た。
2012/11/10(Sat) 00時頃
そうか、オスカー……か。
そいつにも真名があるんなら、
俺が出会っても判りそうだな。
まあ、あんたの魂の双子ってくらいだから
俺よりあんたの方が先に出会いそうだけどな。
もし会ったら、伝えとくよ。
魂の双子が待ってるぜ、ってな。
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おッ…、ちょい待て!
[>>120背を向けて走り出そうとする飛鳥に 膝にかけた手を伸ばして制止しようとするも]
ほら、見ろ…っ
[彼女の身体は、既に魔法陣の上に転がっていた。 背中の白い羽の模様は、実体がそこから生えそうな程に 隆起しているように見えた。少なくとも今朝よりは成長している。]
(125) 2012/11/10(Sat) 00時半頃
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――――ッ!?危ねえ…ッ!!
[>>123強すぎる力が練られる気配は 既に、“普通”の少年であっても気付く程。
>>126放たれた炎が飛ぶ先を見ない内に そう声の限り、叫んでいた。]
(127) 2012/11/10(Sat) 00時半頃
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