65 In Vitro Veritas
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[そして、差し出される、白いボール>>215。運動場で使っている球とは違う、滑らかで、きれいなまるの形をしていた。]
それ、が、目に当たったんですか?
[尋ねながら、また、伸ばしかける指。 相手が手渡そうとすれば、伸ばした手はそれを受け取ろうと、掌を上に向けるけれど。]
わ、っ
[予想よりも、ずっと重かったそれは、掌から、落ちた。 鈍い音を立てて落ちたそれは、ころ、自然と転がりいく。
まだ、ニックと、ニックに良く似た青年が傍らにいたのなら、そんな彼らの横を通り、開いたままの扉の隙間を抜けていった。]
あ、……待っ、て!
[咄嗟に、眼帯に背を向け、その白いボールを追いかける。 転がった先、ボールが止まったのは、廊下の真ん中。
――― ここに来た時には気付かなかった、何か、箱の様なものがある場所の前。*]
(218) 2011/09/27(Tue) 03時半頃
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あれは、
なんだ?
[ニックがもし見えるところにいれば、
震える声と、同時に、何か怒りに満ちた表情が垣間見えるだろう。]
――――赦さない。
[それは、酷く底冷えした声で。
今まで一度も抱いたことの無い感情が渦巻いていた]
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― 地下2階・B1行き転移装置前 ―
[掌から転げ落ちたボール。 追いついた、と、足を止め、拾い上げようとすれば、昨日、作業服のポケットに入れたままだった白い布の球が、落ちる。 手作りの球と、きれいなまるの、ボールと。]
俺は、……こっちのが。 ……こっちのほうが痛くなさそう、だし……
[小さく呟きながら手を伸ばし、二つの球を拾い上げようとした。
その時だった。]
[静かだった空間に、音が溢れた。
薄暗かった廊下が、明るくなった。]
(260) 2011/09/27(Tue) 21時半頃
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これ、
[何ですか、と、映像を映し出すモニターを指差し、眼帯に問いかけようとして。
流れる映像に、釘付けになる。
たまに映像に現れる文字は、ほとんどが難しくて読めなかった。 けれど、流れてくる音声はなんとか聞き取れた。
ニンゲンから、そっくりの“くろーん”を作る。と。 映像は、言っていた。]
………
[三白眼気味の瞳。 明るい中では、僅か、蒼く見える、瞳。
真っ直ぐに、モニターを、見詰めて。]
(261) 2011/09/27(Tue) 21時半頃
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[“くろーん”と呼ばれたニンゲンが、暴れて絶命していく映像。 食事の時に使うナイフに似たそれで、身体を裂かれて。 なんだか、あかい、どろりとした、ぐちゃりとしたものを取り出して。
それがはいっていた“くろーん”は、 ―――]
とり、かえる
[思い出す、眼帯の言葉>>215を呟くと、ゆるり、瞬く。]
……あ
[嫌な、予感が、した。
映像の、まだ途中のモニター。 何だか変わった服を着た、壮年の男性が話している、映像。]
[――― 少しでもそれから離れたくて、走り出す。]
(262) 2011/09/27(Tue) 21時半頃
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あ、 あぁ え、 ぇ ?
[ちいさな声を途切れ途切れに上げながら、廊下を走り行く。 階段のあった扉も通り過ぎて。 少しでも、音から、映像から、逃れたくて、走る。
ぐちゃぐちゃと、混乱した、頭のまま。]
[モニターのない一角で、足を止める。 走る事だけは得意だった。 だから、これくらいでは、息は上がらなかった。 それでも、頭を、心を落ちつけようとして、目の前の壁に手を吐こうとして―――]
……わ、っ、
[壁だと思って手をついた、「Pamela」と書かれた四角い板。
それは勝手に、横に開いた。]
→ 手術室 Pamela ―
(263) 2011/09/27(Tue) 22時頃
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― 手術室 Pamela ―
[広い、部屋。 いろいろなものが置いてあったけれど、それが何に使われるものか、よくわからなくて。]
………
[けれど、先程見た映像の中に、似たようなものがいくつかあったような気がして、触れるのを止めた。
似たようなモニターはこの部屋にもあった。 同じように、壮年の男性が語る映像。
くろーんのぎじゅつ、いしょく、ひやくてきなしんぽ。 けんこうであんぜん。ほしょうされたみらい。]
……俺は
[何なんですか、と。
問いかけた、泣きそうなくらいに震えた声は、部屋の中に響いただけ。]
(267) 2011/09/27(Tue) 22時頃
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俺は
[“くろーん”と呼ばれていたニンゲンの労働。仕事。 それは自分の知っている仕事に良く似ていた。 自分のやっている仕事と、全く同じ仕事をしている“くろーん”もいた。
“くろーん”と呼ばれていたニンゲンは、同じような服を着ていた。 今、自分が着ているものと、良く似た服だった。]
俺は、
[映像の中の、“くろーん” 「シンゾウビョウ」「クローンイショク」 眼帯の左の目。 「駄目になった」「取り換える」
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、頭の中を回る、声―――]
……ッ
[パンクしそうな頭で、背後からかけられた声>>284。 泣きそうな顔で、開いた扉の方を、向く。]
(296) 2011/09/27(Tue) 23時半頃
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じゅうろくばん?
[小さく、扉の向こうの姿>>298の名を呼ぶ。 けれど、その服装に、纏う雰囲気に、首を傾げる。
彼女の呟いた名。“ドナルド”と同じ髪の色。 さら、と、揺れる。]
……大丈夫、です
[笑おうとして。
いつものように笑おうとして。]
[――― できなくて、また、泣きそうになる。]
(301) 2011/09/27(Tue) 23時半頃
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違う……?
[強調された単語を、小さく繰り返す。 確かに彼女は16番とは違う。今まで見てきた彼女とは、全然違う。]
俺は……、A-13-73、っていって。 皆は、赤毛って、 呼び、ます……
[浮かびかけた涙をぐ、と無理矢理に拭う。 泣くのは、駄目だ。 泣いていたら仕事ができない。仕事ができないのは駄目な事。
だから、泣いては、いけない。]
……あなたは。
あなたは、誰。 何、なんですか。
[震える声で、尋ねる。]
(313) 2011/09/28(Wed) 00時頃
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……ふらんしすか。 フランシスカ、さんは。 フランシスカさん?
[聞き慣れない、難しい名前。由来も全く見当がつかなくて。 そういえば眼帯も最初は何か、言っていた気がする。――― イワセドナルド、とか、なんとか。]
あの。 ……俺は、
[何なんでしょう、と。不思議な名前を持つ彼女ならわかるかもしれないと思い、問いかけようとして。 差し出された布に、途中で言葉を切った。
いつも触れている作業服とも違う、ベッドのシーツともちがう、綺麗な色の、布。 リーネやじゅうろくばんの仕事場で、こういう、綺麗な布を見た事があった。触ろうとしたら、ロボットに怒られたけれど。]
……つかっていいんですか?
[触れていいのか、と。 尋ね、首を傾げれば、一粒だけ、涙が零れ落ちた。]
(328) 2011/09/28(Wed) 00時半頃
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皆が……
いなくなったのは……
戻ってこない、のは……
あのおっきいヨルのせいで……
ヨルは、帰ってこなくなった……?
他の、皆も……
帰ってこなくなった皆は……
ステラレタ?
[おかしい]
[こんなのおかしい]
[だって、壊れたからって取り替えたら]
[今度は僕達が、壊れてしまう]
[そして……棄てられるというのか]
なら……先に、壊れた方を捨てればいいのに。
[何故 どうして 僕達が**]
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ありがとう、ございま、……
[手を伸ばして、受け取った。 綺麗な色。触れた感触もやわらかくて、気持ち良かった。 一粒落ちた涙。 後を追って落ちようと、目頭に溢れる涙の雫を、其れで押さえた。]
……すみ、ませ
[ハンカチで遮られる、視界。
―――だから、気付けない。 扉が開いた事も、そこにネクが立っていた事も>>321。
流れる涙を止める事に、頭が一杯になっていた。]
(340) 2011/09/28(Wed) 00時半頃
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[部屋をドアの隙間から見る。
そこにニックはいて、ぶつぶつと何かを言っていた。]
大きいヨルのせいで?
ああ、
[ニックの言葉に、心、染まっていく。]
すてられた
そうかもしれない。
(ああ、いやだ。
もしかして、ニーナも
すてられたのか?
いや、ちがう
いやだ
ニーナは…)
[そう、あれはオリジナルなのだと、
事実がそう告げている。
だけれども、もしかすると、
そんな淡い期待。]
先に壊れたほうを捨てる?
[その呟きを訊いて、目を開いた。]
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[泣いては駄目だ、駄目だと思っていても、無理だった。
一度だけ、先のとがった“ぶひん”で指先を少しだけ切ってしまった事があった。 ぴりぴりと、痛くて。そこから一筋、赤い滴が滴り落ちて。 それは、映像の中の“くろーん”が溢れさせていた色と、同じ色。 自分の髪の毛よりも赤い、赤い、とてもとても鮮やかな赤色。]
……ッ…
[とりかえる。 だめになったから。
だめになった“ぶひん”は、ロボットに言えば“ちゃんとしたもの”を持ってきてくれる。 だめになった眼帯の左目は、誰かに言ったから、ちゃんとしたものが用意される。]
……ちゃんとした、目
[この予想が、あっているのであれば、その目は、]
[――― 怖くて、涙が、止まらなくて。]
(366) 2011/09/28(Wed) 01時半頃
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ニック……
何か、するなら、
相談しろ。
[それは、彼のその考えを否定しないもの。]
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[ハンカチに押し当てていた顔を、少しだけ上げる。 ぐず、と鼻を啜った。
情けない位に、赤くなった瞳が、フランシスカを見て、それから、]
……ネクさん?
[細い声、小さく名前を呼ぶ。 じゅうろくばんみたいに、彼女はもしかしたら別のネクなのかもしれなかったけれど。
彼女の着ていた服は、見慣れたネクのそれだったから、そう、呼んだ。]
(375) 2011/09/28(Wed) 02時頃
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ネク、さん
[此方に伸びてくる腕。大丈夫と告げる声。 どうすることもできなくて、ただ、されるがままで。
はさり、手から、フランシスカのハンカチが滑り落ちる。]
……俺
俺、は
[フランシスカにした問いかけを、彼女にもしようと思ったけれど。 喉が詰まって、言葉が出なくて。]
[また、溢れた涙を隠すように、片方の手で顔を覆った。]
(380) 2011/09/28(Wed) 02時頃
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……おれ、は、 [息苦しい、言葉が上手く出てこない。 ぎゅ、と、空いた手で、自らの作業服の胸元を握りしめる。
流れる涙を止めたくて、何らかの答えが欲しくて。
震える声を、絞り出す。]
くろーん、なんですか、俺は、…… くろーんって、 何、なんでしょう、か
おれ、どう、なるんでしょう
[ただ、ただ、怖かったから。]
(385) 2011/09/28(Wed) 02時半頃
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[ひっ、と喉の奥、幾度かしゃくり上げる。 自分の身を抱きしめるようにしながら、暫く、落ち着くまで涙を流し続ける。
ネクの言葉、くろーんらしい、という、その答え。]
っ……
[左の目。眼帯。赤銅色の、髪。――― 同じ色に出会えて、少しだけ、嬉しかった。
――― 多分、自分がうまれたのは、彼の為、に。]
……俺、ちょっと、 いってきて、いいですか?
[涙の流れた跡を拭い、そう尋ねる。 それから、ネクの肩を掴み、その身体を離そうと。]
(393) 2011/09/28(Wed) 03時頃
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[それから、ニックが何かをもってどこにいったのかはわからない。
ニックのオリジナルの顔を見ながら、優しいニックが今、どうしているのか、ふと心配をする。
そう、あの女。
ヨルに似た、でもヨルではない、あの女。
それに対する嫌悪憎悪は自らも一緒で…。]
[もし、ヒジョウグチを探して地下二階に下りるならば、
そのごみ処理場の近くにうろうろするその女を見つけるかもしれない。
そのとき、ニックは、どこにいるだろう?]
/*
ヨラの位置は、ごみ処理場の近く。ピアスを片方探しているようです。
ヨラキリングはニックがするのが自然かな?と思っていますが、もししないのであれば、自分がします。
|
ありがとうございます
[へら、と、泣きはらした顔では、いつもよりもずっとずっと、情けない笑顔になってしまい。]
……はい、俺も。 ネクさんと、お話、もっとできたらって思います、ね。
俺、ほら、いつもあんな仕事場、いたんで。 ……年、近い人達の事、全然知らない、から。
[だから、帰ったらゆっくりお話ししましょう。 そう付け加えて、手術室の外へ通じる、四角い扉に足を向ける。
――― 途中、床に落ちたままのフランシスカのハンカチを、拾い上げた。*]
(396) 2011/09/28(Wed) 03時半頃
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