人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


[ 灯りが消えた、暗闇の中で ]

『逃げて』

『お願い』

[ 搾り出すような、声がする ]


 日向っ!?

[暗闇のなか、搾り出すような儚い声。
胸の痛みは、一層ひどくなるけれど、何も見えなくて]


【人】 奏者 セシル

― 中庭 ―

[雨の中、誰かが甲斐を呼んでいる。
 その声が告げているのは……。]

 耀が倒れた?

[それが伝われば、甲斐を見る。
 耀のことは、顧問としての聞いてたことは知っている。文先生に引継ぎの際、聞いていたから。]

 甲斐、いってこい。

[と一応、言ったけど、きっと行ったなら、そんな声をかける前に駆け出していたことだろう。]

(3) 2011/05/18(Wed) 00時頃

【人】 奏者 セシル


 ――……ッ

[ただ、それと同時に、轟音が響いた。
 それは、もう何かをひっくり返したような雨。
 そして、あたりは夜のように暗くなる。

 自分も踵を返そうとして、靴下のまんま出た足がぬかるみにとられる。
 バランスを崩して……。]

(6) 2011/05/18(Wed) 00時頃

お前も、百瀬探しに行かないの?
すっげー雨だし。

[出てゆく石神井を見て、土橋にも声をかけてみたり]


[まさか。
そんなわけがない。

けれど、胸の痛みは治まらない]

 日向、……蛍紫……っ!


いきますよ、もちろん。

[何を当然、といった表情になった]


はいはい、はぐれないよーにね。

[ついでに一緒にフロでも入ったら、とは言わなかった]


 ……何があったんだよ、日向ぁっ!

[彼女の姿が在った場所には、ただ雨粒が打ち付けるだけで。
生きている者は当然、死んだ者の姿も見えず]


はい!

[元気よく答え、外へと。
…もし、言われていたらジト目で見たかもしれない。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 00時半頃


[元気の良い反応に、土橋はわんこみたいで可愛いなーと思った]

俺も、どーにかなる……のかなあ。
ウーン。


【人】 奏者 セシル

[甲斐が走り去ったあと、踵を返した際、ぬかるみにとられて、思わず、転ぶ。]

 ――……ッ

[くっそう、ついてねぇな、と思いつつ、乙女ではないので、自力で立ち上がって、同じく駆けようとしたのだけど……]

 あー、畜生。

[どうやら足首ひねったらしい。
 ただ、走るのは無理だけど歩けないことはないのでとりあえずはどっしゃんどっしゃんの雨から脱出するべく歩く。
 耀の様子も見に行かないとだし。]

(24) 2011/05/18(Wed) 00時半頃

[多分、ワンコならきっとハスキー犬だと思われる。]


[そこだと判ったのは、初めに日向と会った場所だから。]

 楓馬……。

[苗字でなく、名を呼んだことは、きっと無意識に。]


[犬好きなので、帰ってきたら思い切りナデナデするつもり]


【人】 奏者 セシル

― 部屋の縁側前 ―
>>23
[耀が倒れたというのに、自分まで足挫きましたとかは、恥ずかしいし、何やってんだと思うので、なるべく普通に歩いて部屋の縁側まで戻る。

 どしゃぶりの中から濡れ鼠で現れた姿。そこには野久が両耳を塞いできゅうっと目を瞑っていた。]

 ――…野久。もう雷は鳴ってない。

[ちなみに外にいたので、一瞬の停電には気づいておらず…。]

 耀の様子はどうなんだ?

(27) 2011/05/18(Wed) 01時頃

 ……。

[濡れて雫の滴る前髪の下から、虚ろげな眼差しが返る。
けい、と呼ぶのは、喉が引き攣って上手く声にならず、くちびるの形だけ]


【人】 奏者 セシル

>>23

[どうやら動けないらしい野久に大丈夫か?と声をかける。
 どうみても濡れ鼠の酷いのは自分のほうなのだけど、まぁ、それはどうでもよいことでもあった。]

 お前、腰、痛いんだっけ。
 いいから、休んでおけ。で、耀はどこにいるんだ?

[大広間だという返事はもらえただろう。それには、ん…と答えて、とりあえず、なるべくそこで服を絞って部屋にあがる。靴下だけはとっぱらい、手短なタオルだけはとって、
 そのまま、部屋から大広間へと…。]

(32) 2011/05/18(Wed) 01時頃

【人】 奏者 セシル

― 大広間 ―

[大広間にたどり着くと、そこにはどれだけの面子がそ揃っていただろうか。
 とりあえずは、甲斐じゃなかったので、落胆されたかもしれないが…。]

 甲斐、来てないのか?

[ただ、そこにまだ、甲斐の姿がなければ瞬いた。]

(34) 2011/05/18(Wed) 01時頃

[虚ろな眼差しに、眉間に皺が寄った。
己は視えて聴こえるだけで、同調はしないから。
だから、彼と日向が抱える苦しみは判らない。]

 ………すまん。
 耀の時も傍にいてやれなくて。
 日向のことも……
 切欠は、おそらく暁様とやらなんだろうが。
 暁様……とやらの霊は、俺には見えてないから
 何がなんだかで。

[起こす為に手を差しのべながら、ぽつりと告げる言の葉。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 01時頃


[蘭香のことも、――日向のことも。
暁様、という誰かのことは分からないが、ゆるゆる首を振った]

 ……謝るのは、オレ。
 居たのに、分かるのに、……何もっ、出来なくて。


【人】 奏者 セシル

>>40
 文先生…。
 ああ、耀は落ち着いたんですか。よかった。

                    ――……停電?大須が?

[文の言葉に、驚く。停電はまぁ、雷でわかるとしても、


                       消えた?]

 ――……ッ

[さぁっと顔色が変わったのは、さっきの甲斐の言葉を思い出したからだ。>>1:420>>1:425
 浮かぶ、実害、という単語……。さっきの今というのもあって、さすがに背中に冷たいものが走ったけど…。]

 停電なら、その間にどこかにいった可能性もありますね。
 甲斐は……さっき一緒でした。耀のことをきいて、先に行ったと思ったのですが…。

[そして、文の顔を見る。どうやら、少し混乱しているようで……]

(49) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

セシルは、>>47 いきなりの怒鳴られに吃驚した。最上、落ち着け。

2011/05/18(Wed) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

[とりあえずは、そこで最上が出した指示を聞くだろう。]

 文先生は、耀と一緒がいいと思います。甲斐も珀もいないなら、今は先生が一番です。最上のいうように、部屋にお願いします。

 あと、いない面子で、予告がなかったのは大須だけなんだな。
 野久はさっき部屋で見た。蓮端が出て行ったのは気になるな。あとは一年か。

(54) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[一本と出て行く最上には、うんと頷いて。]

 ああ、いってこい。
 そして、落ち着いたらまた来てくれ。
 お前が出してる指示は最もだ。

[そう労ってから、まだ食堂にいる面子に。]

 食える奴はちゃんと食っておけ。
 あと、外は大雨だ。出ることを禁止する。
 それと、一人での行動も極力控えてくれ。怪我してたり、具合悪い生徒は、文先生に診てもらうこと。

 わかったな。

[タオルで、頭を拭きつつ…。]

 今いない面々の姿を見た場合は、とりあえず発見したことをたくさんの人に伝えておいてくれ。

(58) 2011/05/18(Wed) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

>>62

[静谷が顔を出せば、うん、と頷いた。]

 とりあえず、静谷は居る…。

[そして、他に説明するものがなければ事の顛末を簡単だが、説明しただろう。
 ただ、甲斐の言う女の霊の話はもちろんしていない。]

 いない面子を複数が探しにいって、またわからなくなるこおもおきてるので、なるべく所在ははっきりさせておいてくれ。

[そして、そこにいる面子に、じゃ、俺ちょっと風呂ってくる。と言い残し大広間から出ようと…。]

(65) 2011/05/18(Wed) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[部屋に一旦戻った際、まだ野久はいただろうか。ともかく風呂に入るといって、着替えを用意し、一階の風呂へ向かおうとした。]

 ――……人?

[誰かが入っている様子だ。
 誰だろうと、目を細めたが。**]

(72) 2011/05/18(Wed) 02時頃

―先の話・栖津井&浜那須の部屋―

栖津井先生。またすり傷作ってしまいましたー
…あと、薔薇の棘、刺さってしまいました

[部屋の中に耀はまだ横になっているだろうか。部屋の扉を叩き、返事を待たずに中に入る]

……あれ、先生居ない?

[辺りを見回せば、布団に寝かしつけられている耀独り。胸の辺りがゆっくり上下しているので、静かに眠っているのだろう。
先輩や先生からはどれぐらいのことを教えて貰ったのか]

………そうだ


――………蘭香


[ふと思い付いて。耀の傍に寄ると、耳元でそっと名を囁いた。

さて、彼は『誰』と勘違いしてくれるのだろう]



[じいと眠る顔を見ていると、不意に母の顔と重なった。驚いて目を擦り、改める。

どうして…。

手を伸ばして、顔にかかる髪を横に払う。見える火傷の痕に息を飲んだ]


―3年前のある日―

[TVのニュースを見ていた母が、小さく悲鳴を上げた。
何事かと、手を止めてTV画面を見ると、どうやら火事で家が全焼し、一家族が死亡と重傷だという]

…ふぅん

[『ただのニュース』だと思い、再び宿題のプリントに鉛筆を走らせる。暫くすると、母の押し黙った嗚咽が聞えてきた]

奏音さん、どうしたの?

[心配になって声をかけると、母に強く強く抱き締められた。しがみつかれたというのが正しいのやも知れぬ]

『…調音ちゃん、調音ちゃん……。死んじゃった。ママの…従姉妹が、死んじゃったの…』

[震える背を撫でることしか出来なくて]

…苦しかっただろうね

[そんな事しか。言えなかった]


―時は流れる―

[そうして。火事のニュースを見る度に、母は呟く]

『ヨーカちゃん、無事かなぁ…』

[先の火事で、唯一生き残ったという従姉妹の子供の名を呟く]

『心配だけど、連絡できる訳じゃないしね…』

大丈夫だよ。奏音さんがこんなにも心配しているんだから
きっと元気に過ごしているよ

『うん…。そうだね。そうだと…良いね』

[そうして決まって母は、調音を抱き締める。
直接触れられない代わりに。
『ヨーカちゃん』の代わりに**]


―現在―

[火傷の痕。『ランカ』という名前。微かに見える母の面影]

…はんっ


まさか

[打ち消した。髪に頬に触れる手は、何故だか止まらない。
起きぬ気配にもう一度、耳に唇寄せて]



         ら ん か
       



[*名を呼んだ*]


―時は流れるリテイク―

[そうして。火事のニュースを見る度に、母は呟く]

『ランカちゃん、無事かなぁ…』

[先の火事で、唯一生き残ったという従姉妹の子供の名を呟く]

『心配だけど、連絡できる訳じゃないしね…』

大丈夫だよ。奏音さんがこんなにも心配しているんだから
きっと元気に過ごしているよ

『うん…。そうだね。そうだと…良いね』

[ニュースの後、決まって母は調音を抱き締める。
直接触れられない代わりに。
『ランカちゃん』の代わりに**]


【人】 奏者 セシル

>>86

[浴室の中までは窺ってはいなかったが、石神井がきて、中にいるのが蓮端だと知ると、そうか、と、うん、と頷いた。]

 蓮端の姿が見えなかったから心配してた。いるんだったらいい。
 ちょっと他にも見えなくなっている面子がいてな。大須とか甲斐とか見かけたら教えてくれ。

[どうやらタオルをもって急ぎ気味の石神井に、風呂に入ろうと思って持っていた着替えは背中に隠し、じゃ、と浴室からは反転した。]

 ――…えと、もう一つは二階か。

[階段につくと、ゆっくりと登り始める。]

 うん、ちょっと、だけ

[痛い  な、とか右足思うけど、まぁ、たいしたことはないだろう。]

(106) 2011/05/18(Wed) 06時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 06時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 06時半頃


【人】 奏者 セシル

― 二階 ―

[さっき、大広間で、大須がいないことに素直に悪寒を感じた。
だが、少し落ち着いて考え直す。そう、きっとけーまが思っているように、ゲーム部だ。しかも元々問題児ばっかりですよと他の先生から気の毒そうな目でも見られている。
 だから、いい意味で、居ないといっても、どこかにいるさ、と思うことにした。]

 ――……ん

[まだあがっていなかった二階につけば、浴室の場所を探すついでに、いろいろと検分をしようとしたけれど、その突き当たりあたりに、わかりやすい後姿が入っていくのがちらりと見えた。>>98>>99。]

 けーま?

[その声はおそらく届かなかったのだろう。そのまま入っていく姿が少しあわてて見えたので、ゆるゆるとそっちに近づいていく。**]

(107) 2011/05/18(Wed) 07時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 07時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 07時半頃


―― 少し先の話・夢うつつ ――

[倒れた体は思ったより体力を消耗していたようで。
横になればそのまま意識は夢の中へ沈み。
……誰かが、現れても。
触れられても。声をかけられても。
目を覚まさず]

……ー……く、ん……

[唇は勝手に音を紡ぐ。
耳元で名を呼ばれれば、僅か、口元が緩み**]


【人】 奏者 セシル

― 二階・最奥へ ―
>>116

[廊下最奥に行く途中、階段を上ってくる音に振り返った。
 見れば、土橋が百瀬をおぶってきている。
 どちらもすごく濡れている。
 何より、その心配そうな土橋の表情に、少し、何か胸が痛くなったけど、でも、それよりも…。]

 土橋、百瀬、いたか。うん、よかった。
 二階の風呂は、そのドアっぽい。
 あと、姿が見えないのは、大須、甲斐、珀だな。

[そして、土橋に早く入れと促した。何か現状を聞かれればわかる範囲答えただろうけど、もちろん、女の霊のことは言わない。
 それからまた、けーまが消えた方向へ歩みを進めた。]

(117) 2011/05/18(Wed) 08時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 09時頃


【人】 奏者 セシル

 けーま
 と………甲斐と珀もいたか。うん。

[とりあえず、けーまの先に甲斐と珀の姿を見止め、頷いた。]

 ああ、でかい風呂あればいいな、こんなに雨にあるとは思わなかった。
 まぁ、俺は大丈夫だ。丈夫にできてる。
 それより、珀は、気失っているのか?

[そのことに気がつくと、目を見開いた。
 気を失うとか、珀は病気もちとかじゃなかったはず…まぁ、痩せてるけど…。]

 そうだな、とりあえず部屋に連れていくのが先決だろう。よし。

[珀を抱え、濡れたままの甲斐を見る。]

(126) 2011/05/18(Wed) 09時頃

【人】 奏者 セシル

[そして、甲斐がけーまに自分は大丈夫だと言う声を聞けば、また、うん、と言った。]

 お前は大丈夫か?大丈夫なら、一階の文先生の部屋に行ってやってくれ。
 耀が、泣きそうだった。

 でも、けーまが言うとおり、お前も濡れて寒いだろうからせめて着替えはしていけよ。

[文からの伝言を甲斐に伝える。それから、けーまと甲斐の二人に。]

 何だかみんな大変なんで、しっかりしてる奴に負担がかかると思うが、甲斐、けーま、お前らは頼りにするからしっかりしとけよ。

[そう告げると、珀を運ぶのを手伝おうとする。]

 あと、姿が確認できないのは大須だけだ。

(128) 2011/05/18(Wed) 09時頃

セシルは、バーナバスから士朗ちゃん呼ばわりされてるのはまだ知りません。でも、そんな怒らないと思う。

2011/05/18(Wed) 09時頃


【人】 奏者 セシル

 つか、お前、士朗ちゃんって…

[やっとけーまから呼ばれた名前に、一瞬止まるも、別に悪くなさげなのは、ちょっと本当は嬉しかったとか、結構単純だった。
 だけど、大須のことについて、甲斐の仕草に、瞬いてから息を呑む。
 それはきっと、さっき、庭で甲斐が言ってた、「実害」なのだろうか。]

 ――……ッ
 
[思わず自分の口に手を当てた。目元のみ、眉が寄るけど…。]

 ともかく、珀を運ぶぞ。けーま。

[目を一旦伏せた。]

(131) 2011/05/18(Wed) 09時半頃

【人】 奏者 セシル

 うん、けーま、しっかりよろしく。

[けーまの良い返事にまた頷いて運び始めた時、甲斐が>>134自分がといいはじめたのには厳しい顔を向ける。]

 お前は、早く耀のところに行ってやれ。
 本当に、


            ―――……泣きそうだったんだ。

[それは、少し、何か感情が入っているだろう。
 そう、多分、鳴瀬自身も、耀と同じような思いを過去、したかのように…。]

 あと、先生これでも力あるんだぞ。信用しろ。
 ああ、これ、着替え、部屋に置いといてくれ。

[持ってた着替えを甲斐に預けて、早くしろ、と促す。
 そして、けーまと珀を運ぶだろう。**]

(137) 2011/05/18(Wed) 10時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 10時頃


 ……どう、しよう?

 日向は、誰にも……言えなかったんかな。

[禁断の恋。身分の差。祟りと目されたほどの、想い。
それに比べれば、些細だろう痛み。
けれど気づいてしまえば、抜けない棘のように、その存在を、ちりちりと感じずにはいられなかった]


あ?


くっそ、それじゃ誰の名前かわっかんねー

唇んとことか、目元とか、奏音さんに似てる気がするのに、な

[その箇所に、*指を伸ばした*]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 16時半頃


【人】 奏者 セシル

― 珀と耀の部屋 ―
>>141>>142
[部屋に入ると、トリが羽ばたいた。けーまに珀は預け、ベッドを整える。
 けーまが小さい華奢だと言うのには同意を示すだろう。
 自分も学生時代、決して大きくはなかったが、いや、むしろ小さかったが、
 今ではだいぶこれでも線は太くなった。

 その頃は悔しくてたまらなかったけど、それがいいって奴もいたということは昔話。]

 ――……上着は、そうだな、着替えさせられたらそのほうがいいかもだけど…。
 つか、けーま?

[着替えを提案しつつ、はじめようとすると、何か照れて赤らむけーまに最初不思議そうな顔をしたけど…屋上のこととかふと、思い出す。]

 ――……こい?

[飲み物を探してくるというけーまに、冗談っぽく、そう言ってみたりとか。]

(208) 2011/05/18(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

― 回想 ―
>>139
[厳しい顔に、さすがに甲斐も黙り、困惑の表情を浮かべる。
 そうどちらも大事な幼馴染なんだろう。気を失っている珀、行かないでと泣きそうな耀。それを支えることに迷いのない甲斐。

 羨ましくもあり、同時に少し甲斐自身が心配になったのは、顧問としてか、それとも?
 ともかく、しっかりしなければならない立場の甲斐に、なお、しっかりしろと言うことは酷なのかもしれないと思いながら、甲斐だからこそ、と厳しく言ったのだ。]

 ――……風呂?

[交換条件です、という提示には正直瞬いた。
 だけど、どっちも濡れ鼠だ。心配せずとも風呂は入る、といおうかと思ったが、なんだかそれで押し問答になれば、耀も珀もまだ落ち着かないことになる。]

 わかったよ。背中流してやるさ。

[珀をお願いしますと立ち去るのに、そう返事をし、甲斐が通り過ぎるとき、
 囁いた言葉に、頬をピクリとさせた。

 挫いた足がバレている。]

(210) 2011/05/18(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル


 か……

[その姿を呼び止めようとして、言葉を飲み込む。
 信用ではなく、心配、それには、動きを少し止めた。
 そんなこと、言われたのは、どれくらいぶりだろうかと…。

 その後ろ姿を横目で見送る。それから、少しだけ、笑んだ。*]

(211) 2011/05/18(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

― 珀と耀の部屋 ―
>>152>>153
[けーまが飲み物をさがしにいってしばらくすると、突然珀が飛び起きた。
 その跳ね方にびくりとしたけれど、茫然とする様子に、うん、と頷く。]

 よく知らないが、気を失ってたらしい。
 だから、部屋に甲斐とけーまと一緒に連れてきたんだ。

[連れてきてくれたことの礼を言われればそう告げて、甲斐は耀のところにいったことも付け加えた。
 そして、具合はどうだ?文先生を連れてくるか?と訊こうとしたとき、
 何か、切羽詰った顔で、どうしよう?とつむぐ声にどうした?と…]

 どうした?なんで気を失った?病気か?

[そのあと、珀は説明してくれようとするけど、うまくつむげないらしい、こちらを見上げてくる顔を見て、かえってそれが負担になりそうな感じがすれば無理はするな、と首を傾ける。]

(215) 2011/05/18(Wed) 18時頃

【人】 奏者 セシル

>>162

 変なことなんか言ってないぞ?

[その珀の戸惑う様子が、なぜか自然と甲斐が中庭で女の霊を見たといった時とリンクする。
 この屋敷には、     いる、と珀の様子からも、思いながら…だけど、約束もあって、それは口外しない。

 次に見せた笑顔は、あの部室に入ってくるときに見せる無邪気な笑顔で、それがかえって、痛々しくも感じながら、いうことにはうん、と頷いた。
 雰囲気から、一人になりたがっているのはわかった。
 それは己の力不足も感じることではあったけれど……。背中を押す力にそのまま任せて部屋を出る。

                   ちょっとだけ、足が痛くて、よろけたけど、踏ん張って…。]

 わかった。
 でも、先生で聴けることがあれば聴くからな?

[そうは言ってみたものの。相談にはきてくれるだろうか?ともかく、きちんと目を向けねばいけないと思った。
 そう、俺は、生徒を守らなければならない…。

 去っていく珀の姿をみながら、ああ、けーまが飲み物もってくる件、伝えてなかったことは、思ったのは一旦自室に入ってからだった。*]

(216) 2011/05/18(Wed) 18時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 18時頃


【人】 奏者 セシル

― 1階・自室である和室→洗面所兼ランドリー →自室―
>>146
[部屋に戻ると、自分の着替えが隅にあり、甲斐が着ていたであろう服が脱ぎ捨てられていた。
 きちんと着替えたことはわかったので、安堵して、自分も服だけはと着替える。
 そして、ぐっちゃり塗れた二人分の服を抱えて、風呂場の横にあったのを見つけていた洗面所に向かった。そこには、洗濯機と乾燥機があった。

 とりあえずは服を放り込んで洗濯機を回し始める。表示が30分と出たので、その頃にまた戻るつもりで、廊下に出た。]

 すっかり濡れてるな。

[何かを忘れているのだけど、ちょっといっぱいいっぱいありすぎて、ぱっと思い出せない。
 飯を食うことを忘れているのに気づくのは、また一旦部屋に戻ってしまったあと。

 だけど、なんでか、少し、動きたくなくて、
 それが足が痛いせいとかはとっくに気づいていたけれど…。
 着替えたのはベージュのジャージだったので、とりあえずは、そのまま畳にごろっとしてみる。]

(217) 2011/05/18(Wed) 18時頃

【人】 奏者 セシル


 ああ、そっか、部屋、
 甲斐は、耀や珀と一緒のほうがいいかな。

[天井を見上げてぽつり独り言を言う。
 幼馴染3人組。畳の部屋だったら、3人一緒に寝ることもできるだろう。

 それを提案してみようかと思いつつ、ちょっと引っかかってた。その引っかかりはなんだろう。]

 つか、あいつ、女の霊とか見えるし。

[霊も見えて幼馴染からも頼られたりとかしたら、きっと負担が大きいんじゃないかな…と気がつけば甲斐のことを考えてたけど、

 きっとそのうちうとうとして、ぶったおれた格好で、居眠りしている…。*]

(218) 2011/05/18(Wed) 18時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 18時半頃


――……

[触れられればぴくりと震え。
それでも深い眠りに落ちているのか、瞳を開く気配は無い。
唇は何か言葉を紡ぎたそうに幾度か震えるけれど、音にはならず。
深い、夢の檻に、閉じ込められたまま]


[おそらくは、耀の家族の霊とは珀も共にあっているだろう。

家が近ければ、真夜中の喧噪にはいやでも気がついたし。
それが耀の家と知れれば、父と母が叩き起こしにきたから。
己が珀を呼びにいったのか、珀が来たのが先だったか、耀の家の近くであったのか。
記憶が混乱していて定かではないけれど……。

3年前、珀は、すでに1人だったろうか。
どちらにしても、2人を護らなければ……と蛍紫が強く思った瞬間。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/18(Wed) 19時半頃


セシルは、ディーン(甲斐)と自分の洗濯物は忘れつつある。

2011/05/18(Wed) 20時頃


―― 3年前 ――

『だって、まだ生きてんだ!』

[真夜中、あかく染まる窓に、ひとり飛び起きて、外へ駆け出した。

蘭香と拓斗の痛みは、伝わってこないから。
ふたりは生きてるって確信してた。
だから、水を被って飛び込もうとした無謀なこどもは、近所のおとなたちに押さえつけられ、何もすることが出来なかった。

彼らの判断は正しい。
こどもひとり、飛び込んだところで、死体がひとつ増えるだけ。

でも。
だけど。

彼らには、『彼』の姿は見えない。
蘭香を残して、揃ってしまった家族の姿は、見えないのだ]


[見えていたら、痛みを感じられていたら。
飛び込まずにいられなかった自分を、止めはしなかっただろうと、何処にもぶつけられない憤りを抱えた自分に、拓斗は。

しっかりしろ、というように額を小突いて。
生前と変わらぬ優しい響きで、弟を頼むと、託していったから。

幼馴染が自分にとって大事だからって理由だけじゃなく、拓斗兄ちゃんの分まで、蘭香を護らなきゃって。
きっと、その想いは蛍紫も一緒だと、交わした眼差しに想った]


 暁…… って、誰、なんだ。

[部活の誰かではない。
けれど、日向以外の霊の気配は感じない。

もっとちゃんと、あらましを蛍紫から聞いておけば良かったと、ひとり手を握りこんだ]


セシルは、むにゃ

2011/05/19(Thu) 00時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 00時頃


【人】 奏者 セシル

― 士朗と甲斐の和室 ―
[そのまま、疲れていたのか、すこんと意識なくしていた。
 でも、それから、いつのまにか夢を見ていた。学生時代の夢。

 仲良しの幼馴染。3人でいつも放課後を過ごす。
 別に悪いことをするわけでもなく、普通の友達、普通の関係。

 そのバランスが崩れはじめたのは、本当に些細なことから。
 崩れ始めれば、形をなくし、何かわけのわからない事態になる。

 気がつけば、というわけではない。
 だけど、気がつけば、いわゆる両方の恋人になっていた。軽い戯れが、若さの欲求でエスカレートして。
 抱かれることを覚えてしまった身体は、心も許している相手となれば拒絶を覚えず…。
 どんどん駄目になって…駄目になりつくす前の最後の理性で、




                           ――…転校した。]

(357) 2011/05/19(Thu) 00時頃

 『こういうときは、俺より珀のが判るかもな……。』

[眼鏡をかけたとて、想いの残滓が見えるかは謎で。
同調する珀の方が……と、思ったり。
あらましきちんと話していないということは、うっかり忘れてしまっている。]


【人】 奏者 セシル





[でも、それでも、甘えた心は、
 出て行く日を告げて、

           そして、最後まで、来てくれるのを、
           来てもらったら困るのに、
           待っていて……。


 そして、
 その先は、知らない。

 なぜ二人とも来なかったのか。
 話し合ったのか、それとも何か他の事情があったのか。
 ともかく、それから、それっきり…。]

(362) 2011/05/19(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル





[立ち直るというよりも、
 そんなこともあったな、と思うまでになったのは、
 新しい生活の中で、小学校まで続けていた将棋の存在を思い出したからで…。
 それからは、放課後は将棋会所に通って、とにかく、それに打ち込むようになった。


 忘れたい、ことは、
 老輩の話をいろいろと聴くうちに、それほどたいしたことではない、ことに変換されていく。
 そして、そんな自分、ではなくて、
 そんな自分、だからこそ、できることとか。

 考えて、こうなった。]

(364) 2011/05/19(Thu) 00時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 00時半頃


[指にかかる息にはっと我に返る]

…やべぇ、どうかしてる…


[耀に触れた指をぎゅうと拳の中に押し入れて。
その部屋を*後にした*]


【人】 奏者 セシル

 ん……

[誰かが話している。
 それをぼんやりと聴いていたのは話のどの部分だったからか。

 ともかく…雷の中にいたのがその甲斐と話している人物で…]

 って、わっ!!

[唐突に起きました。]

(369) 2011/05/19(Thu) 00時半頃

 麻雀やると、人間分かるって言うヤツが居た気がすっけど……

[じゃらじゃら]

 日向、麻雀教えたら、付き合ってくれっかなぁ。

[幼馴染が真面目に調査をしている中。
牌をいじりながら、そんなことを呟いているのだった]


 『あー、やはり、判らん。
 後で、珀に見て貰った方がいいだろうな、これは。』

[珀が麻雀を愉しんでいる?とは、知らず、視えなかったことに溜息を吐いたりしている。]


【人】 奏者 セシル

 お、おう、おはよー。
 ああ、蓮端か。
 大丈夫か?

[頭をこしこし掻きながら、甲斐と蓮端に手をあげる。
 でも、いきおいよく起きたのに、なんとなくまたごろり。
 どうやら、寝起きいいほうではないらしいけど…。]

 っていうか、話、いいよ、続けてもらって…。

[吃驚とびくりとしてる人両方に、わるいわるい、みたいな仕草しつつ、出て行く様子とかはなかった。]

(378) 2011/05/19(Thu) 00時半頃

セシルは、甲斐が蓮端の熱を測る様子を見つつ、熱あるか?

2011/05/19(Thu) 01時頃


【人】 奏者 セシル

[二人の会話を聞きながら、
 ああ、女の霊の話、「暁様」の話だと察する。

 同時に、今の状況をしっかりと思い出してきて、
 そう、大須のこと……。

 ちゃんと甲斐に聴かねばと思った。]

(383) 2011/05/19(Thu) 01時頃

【人】 奏者 セシル

>>382
 あ、ああ、風呂か。そうだな。

[そして、風呂に甲斐から入れといわれて頷く。
 さっき一緒に、とか言ってたのは冗談だったのか、とか思いつつ…。

 あれ、そしたら、心配してくれたのも冗談かな、とか余計なことも思った。




 それ、思った時、なんか、ちょっとしょぼん、とした。けど、
 それよりもと言ったのはそのせいじゃなく…。]

 いや、それよりも、お前……

[大須のこと、さっき首を振った意味をちゃんと教えろと、甲斐を睨む。]

(385) 2011/05/19(Thu) 01時頃

 ……薔薇……、なあ。

[竹の描かれた牌を撫で、ちらりと寧人を見てから]
 なんか、……?

[もっと濃い薔薇の香りを、誰かから感じたような。
けれど、構わないで欲しい様子に、あまり関われなくて、記憶に留めなかった――]

 気のせいか……?

[蘭香がいれば、すぐに分かっただろう答え。
けれど、彼も、本人と対峙している蛍紫もいない自分には、当分思い当たりそうになかった*]


セシルは、蓮端に大丈夫じゃないだろう?めっと軽く叱っておいた。

2011/05/19(Thu) 01時頃


セシルは、誰かがきた気配を感じて、入り口を覗く。

2011/05/19(Thu) 01時頃


【人】 奏者 セシル

>>395
[聴こえたのは文先生の声で、それで立ち上がると、部屋の入り口に向かった…際、ちょっと変な動きになったのは、足が痛かったからで…。
 甲斐はともかく蓮端も気がついたか。]

 文先生…ああ、甲斐に用事?
 いますよ?どうぞ。

[文の心裡とは逆に、文の存在をとても頼もしく思っている。来てくれたのは素直に嬉しいと笑みを浮かべた。]

(398) 2011/05/19(Thu) 01時半頃

セシルは、もう一人、来客に瞬きながら、入り口を見る。

2011/05/19(Thu) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

>>400

[聴こえてくる蓮端の声に、ふふ、と笑う。文は入ってきただろうか。]

 先生がゆるくなんかあるものか。
 とくにお前は元気でいることも課題の一つだぞ?

[そんな声をかけながら、また来客に出る。]

 石神井?
 どうした?

[たずねてきた姿を蓮端は見ただろうか。]

(404) 2011/05/19(Thu) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ――……ッ

[足のことを蓮端と、そして、文からも指摘されて、気まずそうな顔になる。
 ちょうど石神井も来てたのも、あり、]

 あ、はい、あとでっていうか……。

[怪我したらすぐ文先生に診てもらえよと、言った当人がこんなことという事実を、なるべくばれたくないっていうか。]

 ええと、じゃ、今ッ

[我慢してたのが恥ずかしい分、そう文に告げる。
 そして、甲斐や蓮端にちょっといってくる、とかいう顔をしつつ…。]

(414) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

>>411

 あ、ああ、掃除道具か。
 ええと、洗面所横の物置にあるみたいだぞ?

[石神井にはそう答えた。そのあと、石神井が中を窺っているのを感じれば、]

 ん、入ってていいぞ。

[入室を促しつつ…。]

(416) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

>>419

[石神井を部屋にまるで押し込むように促しただろう。
 それから、文に頷いて、甲斐にちょっといってくる、と声をかけた。]

 はい、合宿をどうするかは…。
 それに大須の行方がまだわからない。

 ただ、この雨だし、ここは大須の別荘なので、
 外には出ていないと思うのですが…。

[そして、やっぱり痛む足をそう見せないように強がって歩き始めるだろう。]

(421) 2011/05/19(Thu) 02時頃

セシルは、石神井にびっこ引いてるのを見られたくないがための押し込みだったとか・・・。

2011/05/19(Thu) 02時頃


【人】 奏者 セシル

― 文とけーまの和室 ―

[そのまま、廊下では強がって、和室につけば、くてん、と座り込んだ。
 生徒の前では強がっているけど、
 実は、結構、もう、結構痛かった。]

 ……すいません。

[文はどんな顔をしただろうか。
 ちょっとバツ悪そうに見上げる。]

(438) 2011/05/19(Thu) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

[考えたら、まだ風呂に入ってなかったけど、
 まぁ、そのときはまたやり直してもらえばいいことだけど]

 ――……ッ

[ジャージを捲られると、自分の目で見ても足首がとっても腫れてるのがわかった。
 そっと文先生が触れたのだけど、痛くて、びく…と身を捩る。

 そして、情けなさそうに、しょんぼり俯きつつ、痛かったら時々、声をあげてしまう。]

(441) 2011/05/19(Thu) 03時頃

セシルは、顔をあげるとちょっと涙目とか、やせ我慢しすぎの反動だった。**

2011/05/19(Thu) 03時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 03時半頃


[ それは薔薇の一つ一つに魂が宿るから ]

[ 誰のものとは判別し難い、無数の死魂 ]

[ この地で死した、誰かの思いの残滓達 ]

[ それらが今、薔薇に輝きを与えていた ]

[ その魂たちは、今はまだ何も語らない ]


[ 屋敷を追われ辿り着いたところ ]
[ そこは一本の大木のうろだった ]
[ わたしは全てから逃れるように ]
[ その中へと入って身をひそめた ]


[ わたしはその中で孤独に泣いた ]
[ 暗く沈む闇に希望はもう無くて ]
[ そのままわたしはそこで死んだ ]
[ でもあの方のこと信じていたの ]


[ 暁様が再びの逢瀬を望むならば ]
[ 有明けの空にわたしは黄泉帰り ]
[ ともに愛でた薔薇の姿になって ]
[ 二人の時間を紡いでいけたのに ]


[ あの方の隣にはうつくしい女性 ]
[ そのままわたしを忘れて幸せに ]
[ どうか幸せになってくれますか ]
[ 嗚呼なんで幸せになるのですか ]


[ *あなたわたしをみすてましたか* ]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 08時半頃


【人】 奏者 セシル

― 文とけーまの和室 ―
>>44

 ――…ぃ………ぁ……ぃッ

[文先生が気遣ってくれてぴっちり閉まった入り口。そして、生徒がいないからということで、見せるのは明らかに年下の少し甘えた後輩の顔だろう。
 我慢してた分ときを張り詰めてない分でちょっと緩んだ涙腺。そして、時々ちょっと高く痛さに、我慢しようと思っても小さな悲鳴が漏れる。

 それは、部屋の外には聴こえるかどうか。
 尋ねてきた者には微かに聞こえてしまったかも?]

(468) 2011/05/19(Thu) 08時半頃

[ツキリとまるで薔薇の棘に刺されたような、痛みを胸に覚える。]

 ……俺は、珀と違って同調はしない筈なんだがな。
 波長の問題だろうか。

[その痛みを、幾多の魂の想いの残滓とすり替えて、ポツリと呟いた。]


【人】 奏者 セシル

 ――……んッ

[そして、テーピングを貼る文の手からその顔を見る。いつも見える穏やかな顔じゃなくて、そのときは仕事をする大人の顔になっていて、
 それは、何か貴重なものを見たような……]

 ――……すいません、ありがとうございました。

[貼り終えれば、自分で足首を確かめる。テープでぐるぐるになったけど、さすがというか、治療前に比べれば全然楽だった。
 ただ、あまり見られたくないのは確かで、ジャージの裾を下ろす。気を使って貼ってくれたのか、足をガン見するのでなけでば、ぱっと見ではそうわからないだろう。]

(476) 2011/05/19(Thu) 09時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 09時半頃


【人】 奏者 セシル

[そして、風呂のときはこのテープってどうすんだっけ。とか考えつつ、
 風呂を思えば、甲斐との交換条件を思い出す。]



 ――……



[まぁ、せっかくテープ貼ってもらったばっかりでもあるので、甲斐が先に風呂入ったのを確認してから、入ろうと思った。(ちなみに飯も食っていなかったのだった)**]

(480) 2011/05/19(Thu) 09時半頃

 ……に、しても……

[じりじわじりり。
肌が焼けるような、痛み。
生きている人間のそばに居る時は気にせずにいられる程度だが、ひとり廊下へ出れば、少しでも距離をとろうとするかのように、壁際へ寄ってしまう]

 ……薔薇の方から、だよなあ。やっぱ。

[何を語りかけてこられる訳でもない。
ただ、無数の想いの欠片を、体質が感じ取ってしまうだけ]


 日向っ!


[たしかに、痛みも感じたのに。
そこに居たのは日向ではなく。

庭の近いせいだと、自分に言い訳することもなく、ただ、静かに諦めの溜息を吐き]

 ……まだ濡れてたか?

[掃除は自分に任せた筈なのに、と言外に問う響きで、首を傾げた]


[1度目、日向を迎え入れた時の雫は珀が拭いたことは知っている。
2度目、日向が化け物に変わった後、珀が気を失って後の事は知らない。

拭かれていたならば、珀が拭いたのか……と。その言葉に思う。

大丈夫か?と視線で問うのは、幾多の薔薇に宿る想いが視えるから。
その1つ1つに同調してしまえば、身がもたなそうだと。]


 あの中に飛び込みたいかっつーと、お断りだけど。
 んな無謀はしねぇし、ひとと居る時はわりと、平気。

[とはいえ、必要とあらば飛び込みもするだろうが。
問われる視線に、へらりと笑って、軽く腕を擦った]

 それよか、悪ぃ。……ちょっと、へばってて。
 お陰でさっぱり何が起きたのか分かんねーから、蛍紫の知ってること、教えてくれ。


[蘭香を……と、話を振ったのは、これまでの説明の布石でもあった。

蘭香を選べといったことに対し、珀がどういう反応を示したとしても、ぼそりぼそりと状況の悪さを紡げば、何故そう言ったかは判ってくれるだろうか。

おそらく、雷が鳴る前に中庭に居た誰か――蓮端が濃厚か、が切欠で、日向が化け物に転じてしまったらしいこと。
その誰かは、暁様――怪談の屋敷の息子に、何か関係があるかもしれないこと。
大須の姿が視えないのは、多分、化け物となった日向の所為だろうということ。

己が判る範囲で、伝えられることは伝えた。
出来れば、蓮端に会って確認してみて欲しいとも。]


 ……話は、分かった。
 夕輝先輩も、探してみる。危なそうだし。

[何故、そう言ったかは分かった。
分かったが、はいそうですかと笑って頷いてやれる言葉ではなく]


 ああ、頼む。
 今は、石神井先輩と一緒に部屋にいると思う。
 でも、少しだけ時間はあけた方がいいかもしれない。

 ……それと、鳴瀬先生には、俺の眼のことは伝えている。
 いい忘れていた。

[激情の色を見返しつつ、淡々と伝え漏れた情報を付け足した。]


[夕輝が哲人と居ると聞けば、広間前での様子を思い起こして僅か、ほころんだ気持ちにもなったけれど。
湧き上がった熱さに、あっという間に掻き消え]

 それで、お前はどうすんだよ。
 士朗せんせを選ぶってか?!

[普段だったら、何も気づかずに居た頃なら、何時の間にそんな仲良くなったんだ、なんて茶化していただろう言葉。
けれど今は、それすら裏切りのように感じて。
士朗へ感じた八つ当たりの憤りと、蛍紫に対するもどかしさの混じった憤りを、叫んだ]


 何故、そこで鳴瀬先生がでてくるんだ?

[きょとんとした表情をしていただろう。
何を言っていると……。

少し息を吐いて、押し倒された格好のまま、手を伸ばす。
怒るとは思っていたけれど、ここまでとは思わなかったので、これ以上は言わない方がいいと、口を紡いで。宥めるように頭に伸ばす手。

触れたなら、それに何かを思い出す。]

 ……そうなったら、俺はお前を選ぶよ。

[けれど、何かを掴むことはなく、その代わり零れる飲みこんだ筈の言葉。はっと、それに気がついて、誤魔化すように]

 お前が蘭香を。俺がお前を……そうしたら3人だろ。

[苦笑を浮かべた。]


[それだけ状況が悪いというのは、蛍紫自身が話したこと。
だから、たとえば、なんて仮定で済ませられるとは、感じられず]

 ……何で?

[きょとんとした表情に、問い返す声は、きっと眼差しに反して冷やか。
そんなつもりも無かったけれど、そうなってしまった。

だから、手が髪に触れたときも。
思わず、つよく振り払ってしまった手のちからだって、そんなつもりじゃなくて]


 ……っ、ごめ 、

[蛍紫より、自分のほうが驚いた。
まるく見開かれた瞳は、いま庭園で雫にうたれている薔薇の葉と、似た潤みを湛え]

 …………それでも、オレは、蘭香だけを選ばない。

[苦笑に、きっぱりと答えた表情は。
おなじ場所で、意識を失う前、ごめんと告げた、泣き笑いに似たそれと同じだった]


[髪を撫でれば、首にかかる圧力に、思わずぐっと喉を鳴らすけれど。抵抗せぬまま、濡れた葉の色を見て、苦笑を深める。]

 何もかも……と思っていると
 そのうち抱えきれなくなって、全部取り落とすぞ?

[つっと眼を細めた段階で、眼鏡が飛んでいることに気がついた。
泣き笑いのような表情から逃げるように、指先が眼鏡を探った。]


 そうなったらなったで、……蘭香とお前には、迷惑かかんねーようにするさ。

[逸らされる視線には、気づいたから。
ちいさく苦く笑って、身を起こした]


 俺は、別にお前に迷惑かけられても良いのだけどな。
 今更だろう……。

[冗談を言えというから、冗談を言ってみたという声音で、重くならぬように言う。]

 俺が言っているのは、そういうことではないよ。
 お前が心配なだけだ。

[己の放った言葉に、またデジャビュを覚えながら、身を起こす際に揺れる相手の髪を見つけた。]


 もう、十分掛けてるじゃんか。

[これ以上どうしろと、と肩をすくめて笑う。
今更といえば、今更でもあり]

 オレだって、お前が心配だよ。

[甘えている自覚はある。
けれど甘えられた覚えは無い。
迷惑かけようとしないのはどちらだと、思う]


 そうか……。

[珀の言葉に、ふっと唇の端を持ち上げた。
その言葉だけで十分だという思いと。
そうでない想いが混ざって。

その話題に関しては、それ以上言葉を紡げない。

まるで無意識に、百瀬の質問から逃げたように。]


 そうか、世界は3人だけで閉じている訳ではないものな。

[ぼそっと呟いたのは、百瀬が去った後だろうか。]

 決めつけられれば、怒る、か。

[判っていたけれど、実際の所、判っていなかった事実を百瀬につきつけられた形。
世界は3人だけでないということだけでなく、幼馴染達もそれぞれ恋愛をするだろうということも、実際に同性同士に芽生える恋愛感情があるということも。

……と知らされて、ん?と何か引っかかったように、眉間に皺を寄せる。自身については、まだ、判っていないという風。]


 お前まで何言ってんだ。

[調音の言動だけでも分からないのに。
妙なことを言い出す幼馴染を、じとり]

 うん、怒るな。……分かったなら良い。

[脈絡は分からなかったが、多分自分が怒った理由を納得してくれたのかと思って。
うんうん頷いている。

根本的な解決にはならないけれど、それだけで少し嬉しかった]


[じとりと睨む珀に向ける眼差しは……
こいつ判ってないのか?という疑惑の眼差し。]

 ……ああ。

[なんだか、疲れてしまって、頷く相手に合わせた。]

 悪かった。

[ぼそっと接吻けてしまったことを含めて、謝罪した。]


 何だよ?

[疑惑の眼差しに、怪訝げな碧いろを向け]

 別に。

[気にすんな、というように笑ってみせたけれど。
やっぱり少し、寂しいような苦しいようなノイズが、混じってしまった]


[結局、疑惑の内容を告げるも、自信のない分野故にあれが精一杯。
後は自分で考えてくれと、さじなげて、けれど去り際に頭を撫でようとしながら]

 ……1人で無茶はするなよ?

[囁くのは、日向に関して。
暗に何かあったら呼ばないと怒ると告げて、よろよろ去って行く*]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 16時半頃


 こっちの台詞。

[にへらと笑って、むしろ心配な背を見送った*]


【人】 奏者 セシル

>>517>>522
[おそらく、挫いてすぐに治療を受ければ酷くはならなかったのかもしれない。
 だけど、それから、ちょっと強がりすぎた代償は、24にもなって痛みに涙滲ませるものとなったこと。

 正直、恥ずかしい。]

 はい、はい、はい

[恥ずかしさに俯きつつ、文の説明と注意に返事を返していた。風呂はやめたほうがいいといわれたけど、正直身体は気持ち悪い。
 そのときは自分の肘の辺りの匂いを自分でクン…と嗅いで、眉を寄せた。]

 怪我すると、面倒くさいですよね。
 はぁ

[文の説明は医者も同じようにしてくるものだろうと観念している。
 時々、濡れても大丈夫?とか、痒くなるかも?とか聴きながら。]

 先生、親切ですよね。生徒に好かれるの、よくわかります。

[とても親身になってくれる様子に、文が慕われる理由を見出している。]

(558) 2011/05/19(Thu) 17時頃

【人】 奏者 セシル

>>526

[合宿の件の話になると、それまでよりは厳しい表情になるだろう。]

 甲斐が……。
 ええ、その意見には賛成します。早めというか、雨が弱まったなら…。
 っていうか、天気予報、確認できないでしょうか?
 そういえば、この別荘ってテレビない?

[そこらへん、確認していなかったけど…もしかすると、大広間にはあったかもしれない。そう考えて、後で行ってみようと思い立つ。]

 大須の件は、俺は状況がよくわからないのですが、
 本当に何の痕跡もなく人が消えるとか、ありえないと思うんです。
 どっかにきっといると信じているのですが…。
 でも、それで他の連中も不安を感じてると思います。
 ここは一刻も早く下山するべきかと…。

(559) 2011/05/19(Thu) 17時頃

【人】 奏者 セシル


[文の思惑とは裏腹に、とても真剣に返事をした。実際、大須のこと、甲斐にきちんと聴かねばと思いながら。
 だが、次に文から気弱な言葉が出ると目を丸くして手を横にぶんぶん振った。]

 は?
 何言ってるんですか。文先生がいたから、ゲーム部の面々はこんなに実はいい子たちばっかりなんだなぁって思っているんですよ。
 もっと、本当に酷いかと思っていました。

 ほら、部活でも、上級生は下級生をちゃんとみているし、下級生も、積極性がある。耀が倒れた時もみんな耀のためにって気持ちがあったみたいだし。
 だから、改めて、この部は誤解されてるけど、
 そうじゃないってこと、俺とか先生がちゃんと証明してみせなくちゃ。

[そう返しながらも、それに…というところで、言葉を止める文に瞬いてその顔を見上げる。]

(560) 2011/05/19(Thu) 17時頃

【人】 奏者 セシル


>>532


 先生?どうしました?


[織部が尋ねてくる数十秒前になるだろうか。
 言葉を止めた文がどうしたのだろう、と見上げて、それから顔を覗き込んだ。
 いつも優しい穏やかな顔がなお、穏やかできっとこの顔にみんなついてきたのだろうとか考えながら。]


 先生のこと、とても頼りにしてますから。
 これからもよろしくお願いします。


[そう笑っただろう。*]

(561) 2011/05/19(Thu) 17時頃

セシルは、文先生の声が小さくなるのには、心配そうに。

2011/05/19(Thu) 18時半頃


セシルは、壁を叩く音がして、そちらを振り返る。

2011/05/19(Thu) 19時半頃


セシルは、織部に簡単に足のテーピングを見つけられて、がくっと俯いた。

2011/05/19(Thu) 20時頃


【人】 奏者 セシル

[どうも格好つかない。
 がっくり首を落としてから、そんなこと気にしても仕方ないと復活する。]

 大須は、わからない。
 みつかったのなら、すぐにみんなに報せるよ。

[ため息をついて織部に答える。
 そして、のろのろと立ち上がると、足を少し気にしてから、よし、とつぶやく。]

 文先生。俺、大広間のテレビ確かめてきます。
 天気予報ぐらいは、なんとか。もしくはどっかにラジオとか…。

[探索すると言って、部屋から出ようと…。]

(583) 2011/05/19(Thu) 20時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

[文先生の声がか細くなったのは、やはりこの状況だからしょうがないと思っている。]

 先生、しっかりしましょう。
 さっき最上にも大人がしっかりしろって叱られたじゃないですか?

[不安げな様子にその背中をとんとんと叩いた。
 それから、織部を向き直ると……。]

 とりあえず、今、話したんだけど、
 天気が回復次第、一旦山を降りたいと思っている。
 大須のこともあるし、曰くつきの場所なのが、ちょっと気持ちよくない。

 ってことで、天気とか外部情報が欲しいと思っているんだ。
 お前も手伝ってくれるか?

(590) 2011/05/19(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

>>593

 大須は探す。
 だけど、招待してもらったからといって、生徒が消えるような場所に長くお前らを置いておくわけにはいかん。
 勝手に帰ったことについての謝罪は先生がする。
 お前らはせっかくの合宿かもしれないが、わかってくれ。

[そう告げてから]

(595) 2011/05/19(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

>>591

[文の申し出には少し、意外そうな顔をする。]

 文先生には、ここで、怪我した生徒や具合の悪い生徒を診てもらおうと思ってたんですが…。
 人手は多いほうがいいです。

 それに、この天気で、時間がよくわかってなかったのですが、もう(偶数:夕暮れ、奇数:すっかり夜)3のようです。

 手分けしましょうか。大広間ほか一階のチェックと二階のチェック…かな。テレビ、ラジオほか、外と連絡できそうなツールがあるかどうか・・・。

(596) 2011/05/19(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[織部が頷いたのには、うん、と頷き返す。
 だが、完全に承服したわけではないだろうこと、予想がついた。]

 じゃ、織部は大広間と台所と一階を先生と一緒に。先生は二階をお願いします。

[そう告げると、織部行くぞと部屋を出て行った。]

(608) 2011/05/19(Thu) 21時半頃

セシルは、無言の織部を気にしつつ一緒に探索している。

2011/05/19(Thu) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

― 大広間 ―

[織部が台所を探索する間に、大広間にあったテレビのコンセントを入れる。
 リモコンでぷちっとつけてみるけれど…。]

 駄目だな……。

[雨でアンテナがイカれているのか、
 どのチャンネルに合わせても砂嵐だらけだった。]

 ああ、そうか、何もないか。

[>>612台所から報告にきた織部にはそう答える。
 その顔は一見冷静そうに見えるけど……。]

(614) 2011/05/19(Thu) 21時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 22時頃


【人】 奏者 セシル

>>617

[冷静にしておかねばと思っても、内心、焦りが募る。大須がいなくなってもう何時間たつだろう。嫌な予感しかしない。

 大須のことは、やはり、甲斐に聞くしかない。


 心でそう決心しつつ、次の探索候補地に頷いた。]

 ああ、多分、すぐやむ。

[織部に続いて述べた言葉。そのとき鳴った腹の虫には、瞬いた。]

 ああ、先生も、食ってない。

[冷蔵庫に目をやる織部に、そう返事。]

(619) 2011/05/19(Thu) 22時頃

【人】 奏者 セシル

>>622

 ああ、頼む。

[織部が焼きそば用意してくれるらしい。
 素直に頼んで、席にかける。
 肘をつき、両手を組んで考え込む。]

 ああ、耀…。

[>>620耀の姿が織部を介してかた、こちらにもし寄ってくるなら、甲斐は行ったか?ときいて…。]

(629) 2011/05/19(Thu) 22時頃

[花を輝かせる、想いの強さ。
ひとつひとつ、余す花無く感じられるすべてに。
誰かの遺した、想いの欠片がきらきらと眩く胸を刺す。

只中に居ると、今感じている痛みが、花々から感じるものか、雨によるものか、分からなくなる。
このまま、薔薇のいたみに埋もれて、千々に散っていきそうな感覚]

 っ、

[ぶん、と頭を振った。
いけない。
今は、引き摺られかけたら声を掛けてくれる相棒は居ないのだ。
しっかりしなくては。

その相棒は、自室で蘭香にもふもふされて気分の良いとこを。
闖入してきた調音に、警戒真っ盛りなのだが、知る由は無い]


 ……なにか、

[ともかく、何か。
引き摺られないように、生きていることを実感できること、考えなくては。
いきて、そう雨の中呟くくちびるに、気づけば指先は引き寄せられて]

 っ、

[ひた、と触れれば、はっと我に返る。
何してるのだか、こんな所で。
雨は酷いが、誰が見ているとも限らない。

意識を戻すには過ぎるほど強烈な思い出に。
慌てて指を引けば、一輪の棘に引っ掛かった]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 22時頃


[克希の失踪と、日向が無関係だとは思わない。
けれど、暁とやらが関係しているとして、彼女が悪意を持って彼をかどわかしたとも、思えない。
理由が断定できないうちは、何かを幽霊の悪意のせいじゃないと考えるのは、癖のようなものだけど。

怪談だけが彼女の全てでは無いだろうと。
すこしでも、話を聴いて何か、してあげられることがあるなら、してあげたいと。

今でもまだ、思っているから。
彼女の足取りを辿る何かが、それか克希の行方を探る何かが、ありはしないかと、雨の中、薔薇の砂漠に立ち尽くした]


―2階・耀と珀の部屋―

[鍵をかけてため息一つ。そこに声をかけられ、飛び上がりそうになった。羽根音に目が開き、腰を抜かしてへたりこんだ]

ぅ あ


き、こんにち…わ


―― 自室 ――

……?

[ゆるり、首を傾げて。
へたりこんでしまった後輩に近付き、手を差し伸べる]

大丈夫?
なんだか、逃げてきたみたいだったけど。
どうか、したの?

[焦って鍵までかけるほど。なにがあったのか、と]


[胸にかき抱いていた服は床に散り、手に残ったのは棒付きの飴だけ]

………な、んでも……


[言葉が続かず、強く唇を拭った]


【人】 奏者 セシル

>>648

 ああ、さんきゅ

[織部が用意してくれた焼きそばを食べ始める。
 それは、きっと、驚くような速さだっただろう。

 そう、まさに栄養補給、それだけ。]

 くっそ。天気、どうなるかわかんないな。

[気にかかるのは大須のこと。
 そして、それを知るのは……甲斐。]

 ――…織部。探索、頼んでいいか?
 俺、ちょっと用事。

[そして、あっというまに食べ終わって、水をぎゅっと飲んでから、立ち上がった。]

(651) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

セシルは、耀の笑みには、うん、と頷いてた。

2011/05/19(Thu) 22時半頃


本当に大丈夫……?
何かあったの?
体調、悪いなら。
しばらく休んでいったらいいよ。

[何があって、その胸中がどうかなんて全く知らないから。
本当にただ心配そうに]


【人】 奏者 セシル

― 自室の和室へ ―

[甲斐を見た最後は、自室だった。
 だから、そのあと、掃除してたとか、二階でなにやらてんやわんやがあったことなどは知らない。

 知らないまま、まっすぐ自室に戻る。]

 ――……甲斐?

[部屋の入り口には靴があったので、そのまま声をかけて中に入る。]

 お前、さっき大須のこと……

[…といいかけて、そこでぶっ倒れて寝てる甲斐に一瞬戦慄した。]

(660) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

[差し出される手に自分の手を重ねた。立ち上がれそうにはなかったから]

…お、れ

ばかな、こと






[言葉がなかなか、でてこなかった]

キスを、あ、………

[ぽつと泪が溢れた]


【人】 奏者 セシル

>>660

 甲斐?

[瞬いて駆け寄る。まるっきりさっきと逆の状況であるなど知るわけもない。]

 って、寝てるのか。吃驚させやがって…。

[寝てることに気がつけば、ほうっと息を吐いて、それから、おもむろに押入れを開けた。]

 ん、2組か。

[そのまま、古典の教科書とか広げたまんまだった机を横にどけて、少しひょこひょこびっこ引きつつ、布団を敷いていく。
 一つ敷き終わった時点で、甲斐の身体を頭側からよいしょと移動させて…。]

 これで起きないとかよっぽど疲れてたんだなぁ。

[とりあえず、布団に寝かせることが成功できた時点でやりきった、と一人ぐっと手のひらを握ってたりする。]

(663) 2011/05/19(Thu) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

>>663

 もう一つの布団は、あとでいいか。

[そして、その枕元に座ると、ほうっと息をついて。しばらくは甲斐の寝顔をじいっと見ていた。]

 そうだよな、こいつ、女の霊見えるし…。
 大須のことも、多分、知ってる……。

[そして、幼馴染の二人の世話。それを考えると、順番的に今ぶっ倒れててもおかしくはないか、とか思いつつ。
 大須のことも気になるのだけど、今は寝かせてやろうと、そのまま自らは足を抱える。]

(665) 2011/05/19(Thu) 23時頃

セシルは、>>666 織部には頼む、と言い残していった。

2011/05/19(Thu) 23時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時頃


ばかな、こと?

[上手く紡がれない言葉をなんとか拾おうとして。
手を取ったまま、自分もしゃがみこむ]

……きす?

[そうして聞こえた言葉に、目を丸くして]


先輩が…してて、なんか


いらっときて…俺…僕も、し、た

ば、かだよ、なん、で…


[ぎゅうと拳を握る]


気にするなって、それ、なかったって、なしに、


あ、

ぃや…もぅ、わかん…


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


【人】 奏者 セシル

>>684

[甲斐が寝てる前で足を抱えて、どうしようかと物思いに耽っている。
 外の雨はとても強くて……しかも、もう夜だ。

 今は朝を待つしかないだろう、とか思いつつ…]

 ん?起きたか?

[そういや眼鏡ぐらい外させてやればよかったな、と思ったのは相手が起きてから。]

(687) 2011/05/19(Thu) 23時半頃

[内緒にすると言ってしまったから。

でも。苦しくて、吐き出したくて。
人の名前を挙げずに、あらましを告げた。

掠れる声、途切れる声に、どの程度伝わったかは分からないが。

時折唇を手の甲で拭い、残る感触を誤魔化した]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


【人】 奏者 セシル

[そう思ったあとだったけど、とりあえず甲斐がまだ固まっているので、手を出して、眼鏡を取ってやろうとした。]

 ――……よく寝れたか?

[その顔はちょっと面白かったので、笑む。]

(690) 2011/05/19(Thu) 23時半頃

うん、大丈夫だよ。
ちゃんと、聞いてるからね。
落ち着いて、ゆっくり話してくれていいんだよ。

[優しく労わるように。
そっと相手の背を撫ぜながら。
ぽつり、ぽつり。話す相手の言の葉に耳を傾ける]

[そうして聞き終われば。
今、ここにいるメンツを考えて]

そんなに、気にしなくても……大丈夫、なんじゃないかな。

[例えば、女の子との、キスとか。
そういうのなら、色々とあるのかもしれないけど。
だって皆男だし。仲間だし。
ちょっとした、過剰なコミュニケーションみたいなもの?と。
自分も抱えている気持ちも理解できていない蘭香は無責任にそう告げる。
相手の名前を聞いてないからこその、反応なのだろうけれど]


【人】 奏者 セシル

>>689

 なんで謝る?俺だってさっき寝てたし。
 それに、お前、なんかいろいろ大変だろ。
 飯も食ってないんじゃないか?

[それから、甲斐が窓を見るから自分も見る。そのあと、自分を見ようとしているのは気がつかない。]

 もう夜だ。
 雨はやまない。

(695) 2011/05/19(Thu) 23時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


 無茶してないだろうな……。

[寝入ったことを後悔するのは、彼が無事か直ぐに判らないから。
中庭に行くといっていたけれど、無茶していないといいと切に願う言の葉は、音にはならない。]


セシルは、眼鏡は取れたので、机に置いた。

2011/05/19(Thu) 23時半頃


好きだって!



……言ったのに


気にするんなって、同じこと、言うんだ…ね


[相手の大きな声に、そしてそれ以上に真剣な声色に、びくりと驚き。
ごめん、と言ってから。
相手を刺激しないようにゆっくりと声をかける]

好きって……えっと、ここでの、話だよね?
……今ここにいる、誰かの、話なんだよね?

[百瀬の話すそれは、言ってしまえば恋の悩み。
でもここにいるのは全員、同性。
だから、心配になって。そう確認してしまう]


【人】 奏者 セシル

>>705

 悲しみに呼応?
 大須は攫われたのか?何に?

[そう、聴きたいことを話しはじめた甲斐に詰め寄る。]

 もっと詳しく話せ、何が起こっている?

(709) 2011/05/20(Fri) 00時頃

[小さく頷く。そうして、はっと顔を上げた]


…ぁ、ない…しょ  で
だって、これ、そういう…でしょう?

キス、したいなんて


それとも、…誰とでも、出来るもんな、ん?


合宿前、とか。
来たばっかの時、とか。
百瀬君、車酔いしたの除けば普通だったから。
ここに来てからのことだって、なんとなく分かるよ。

[それでも男同士で……というの以前に、そういった感情自体あまり分からないせいで確認してしまったけれど]

……ごめん、ね。
僕、誰かと付き合うとか……好きになる、とか。したこと、ないから。
なんて言ってあげればいいのか分かんなくて。
役に立てなくて、ごめん。

[キス。
子供の頃に、とか。家族と、とか。
そういう事しか、知らなくて]


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