人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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─???・一人目─

  ────……。

[倒れ伏していた少女の瞼が、ゆっくりと持ち上がる。
両手で支えるように上体を持ち上げてみると、少し離れた床に叔父『だった』男が倒れていた。

その直ぐ前に、誰かの足。
辿るように視線を上げると、冴えた瞳で獲物を見下ろす獣と目が合う。その額に揺れる金の髪も。]

  …………どうして………?

[濡れて震えた声が、言った。
菫色の瞳が、薄い涙の膜で揺れる。]

  どうして、私なの。
  ……どうして、あなたなのよ。
  ねえ。こんなのって、ない。

名前を呼んでしまったら、全てが現実になってしまいそうで。揺らぐ視界を堪えて立ち上がる。酷い、目眩。]


[彼の凍った指先が、柔らかな「なにか」を掴んでいる。
口元へ運んで食んでみせたそれが、獲物から取り出した獣の餌なのか。]

  ……だめよ。
  あなたひとりで、…

[これ以上、遠いところへ行かないで。
今までみたいに、突き放されてしまうのは、いやだ。
ふらつく足で彼に近付く。その拍子に、薄い膜はぽろりと頬を伝った。少し背伸びをして、鼻先が触れるほど顔を近付ける。

その口に咥えられた餌──魂、の、反対側を唇で食む。恐怖と、おぞましさと、それを上回る、どうしようもない愉悦。
なんて味だろう。こんなにも怖いのに、恐ろしくて堪らないのに、なんて、甘い。

左胸を焦がすような衝動。
噛みちぎって、飲み込んだ。彼はどうしたろう。少女は、朧げな足取りで肉切り包丁を拾い上げる。
どうやらここは、厨房へ続く廊下らしい。

悪い夢だ。
こんなのは、全部。
でも、出来ることはやらないといけない。だって、『始まってしまった』のだ。]


[ふらふらと厨房へ入り込めば、使われなかった凶器を元どおりにしまう。
そうして、代わりに引き出しから取り出した大きめの鋏を握り締めた。厨房と、叔父夫婦の居住スペース。そこにあるのは、把握している。

邪魔はさせない。
彼の、邪魔は、だれにも。]

  ひとりで、平気だから。
  部屋に戻って。ここに居ては駄目。
  目が覚めたら、知らないふりをして、いつも通りにして。…なんてこと、ないわ。

[青ざめ、引き攣った泣き笑いの顔は、彼に見られてしまっただろうか。
構わず、食堂と厨房の間に設置された電話まで覚束ない足取りで近付くと────]

  ばつん。

[その線に、躊躇いなく鋏を入れた。]**
  


  ─???・一人目─

[ 甘い。


だが、何処かもの悲しい酸味を感じる。

きっと、姪を想う叔父の心が反映されているのだろう。

普段は人の成りをして騙す雪男が、その皮を破った時。
そして命を失ってしまうその瞬間が影響するのか、風味はその人間それぞれであった。

だが、今日のは当たりだ。
掴んだそれらは赤い果実のように仄かに熟れている。
そこから滴る蜜を掬いながら唇で食んだ。

ぐちゃり。柔らかい。ぼと。 ]


[ ぼた。 ぼた。 ぼたぼたぼたぼた。




 ──────どうして、あなたなのよ。



  僕。僕。ぼ、く。



俺は、  何をしている? ]



  …………ッ!?


[手の内側にある何か。
正体に気づく前に咄嗟に取り下げようとした。

自分より幾分も小さな身体から引き剥がすように。
でも、相手の方が早かった。]



  ────、

[ ケイト。


名前を呼ぼうとした。
でも、咀嚼するように動く身体は言うことを利かない。

自由気儘、歯を突き刺しては噛みちぎる。飲み込む。吐きそうになる。足裏が冷える。少しずつ、「思い出していく」。 

自分が何をしたのか。



自分の正体が、 何なのか。]



[ 鼻頭に熱が溜まる。

ツンっとした刺激が肌を刺した。
涙腺が緩みそうになる。
だが、離れた先に垣間見た頬が一線残していたことに目敏く気付いた。

だから、離れて行ってしまって、ここが何処か気付いて、凶器を閉まって、道具を取り出しても、一言も口を挟むことは出来なかった。]


  ………嘘、だ。

[ こんなのってない。

先程彼女が呟いた言葉を繰り返す。
情けなくも震えた声と彷徨う視線の先、見つけた血の気の失せた顔。


ケイトが、雪男で。
俺も、────『そう、僕は───雪男だ。』]



  違う。………違う。

[ 最早なにが違うのか。

無様に足掻けば足掻く程、意識とは裏腹に口角はさも愉快だとばかりに上がっていく。

『 知っている。自分が本当は何か。そのために何をせねばならないか。 』

でも、こんなのが『始まり』だなんて。
信じたくはないと、逃げる視線。

そんな中繰り返されるのは、何時間か前に耳にした声。]


   「 護りたい人はいないの。 」
  
  



  ………犯人役は、狡猾に人を、周囲を、騙すんだ。
  状況を味方につけて、出し抜く。


[結末については考えない。
無理やり捻り出した声は掠れていただろうが、]

  死にたくは、ない。
  何とか、生き残る方法を、考えよう。

  もしかしたら、…みんなも分かってくれるかもしれないから。

  だから、“いつも通り”に。




[一息に告げる。


彼女をここに一人残すことは躊躇われたが、今の状況を第三者が見たらどう思うだろう。

彼女の言葉通り離れるが吉だ。
自分は彼女程ここの構造について詳しくはないから。

だから、すっかりトゲを忘れた声色で告げるのだ。]



  ふたりで、可能性をつくろう。


[ それが、到底不可能なことだと、何処か遠くで知っていても。


 舌に残る甘美な味わいに酔い痴れていることを自覚しても、踵を返した足元は願う。]*


  『 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 』


【人】 双生児 オスカー

[ヴィスパタインとヨアヒムの攻防を遠巻きに眺める。
止めに入るべきなんだろうが、正直巻き込まれたくないし。
もうすでにリーとアランが間に入ってるのもあるし。
自分まで行く必要はないだろう。]

 …なんであの人、あんな偉そうなんだろう。
 偉い人なのかな?

[太った男はまるで豚のように悲鳴をあげた。
豚ならば捌けるし、それを美味しく食べる事も出来るけど。
あそこで喚いてる男はどうしたって美味しくはなさそうだ。]

(25) 2015/05/27(Wed) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

[―――――――――ガシャンッ]

(26) 2015/05/27(Wed) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

[は、と音がした方へと目を向ける。
窓が割れた、まるで何かが侵入したかのように。]

 雪、入っちゃう。
 パルックさん何か塞ぐもの。
 僕修理するから。

[どうにも不吉な思いが胸を渦巻く。
こんな嵐、滅多にあるものではないからきっと不安になっているだけなんだろうけど。

パルックに修理道具の在処を聞く。
それは裏口から出てすぐの小屋にあるらしい。
裏口のドアを開ければびゅう、と雪が吹き込んで顔を打つ。
短いこの距離でも遭難してしまいそうなほどに視界は白く染まっていた。
それでもなんとか小屋へと辿り着き、中から修理道具と割れた窓を塞ぐための板を見つけ。
窓は無事に修理出来た。
その代りというわけでもないが家に帰る事は出来ずに宿屋に泊る事になるのだった。]

(27) 2015/05/27(Wed) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

― 二日目・朝 ―

[猟師の朝は早い。
習慣で早くに目が覚め、しかし猟に出るわけでもなくぼんやりと部屋の中にいた。
そんな時だった、悲鳴が聞こえたのは>>2]

 今の、ケイトさん…?

[何かあったのだろうか。
随分と切迫した声だったようで、不安を覚えながら悲鳴の聞こえた方角へと向かった。]

(28) 2015/05/27(Wed) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

 パルックさん、なんで。

[俯せに転がっている男の死体。
その目は真っ直ぐにケツに向かっているのは雪鬼を思い出したせい。
呆然とそれを見ていればヴィスパタインが冷静に死体へと毛布を被せてしまった。]

 ……雪鬼《スニェク・ディアボル》が本当にいるの?
 窓、ちゃんと塞いだのになんで。

[割れた窓は塞いだ、だからそこから侵入されるはずはない。
なんて考える事は現実逃避なんだろう。
だって現にいまここに、ケツの凍った遺体があるのだから。]

(29) 2015/05/27(Wed) 19時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 19時頃


【人】 双生児 オスカー

 ―――――――…、雪鬼が…いるの、ここに?

[ケツが凍った遺体がある。
普通の人間がケツだけ凍らせるなんて器用な事出来るはずもない。
つまるところそれは。]

 この中の、誰かが…そんなわけないよね。

[犯人はこの建物の中にいる。]

(40) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

 うん、外から来れないよね凄い吹雪だし。
 でもそれを言っちゃうと……。

[外から来れないのなら内にいた誰かが。
それを考えるのは怖い。
だって犯人がまだいるのなら、また誰かが襲われる。
襲われないようにするにはどうしたらいいか。
それを考えるのも怖い。]

 メルヤ……、心配しないで。

[酒場へと向かうメルヤの背中へと向かってぽつりと呟く。]

 君は、僕が護るよ。

[猟師仲間の間で伝わる保護の術。
雪鬼を遠ざける保護の術、どれだけ効果があるかは分からないけど。]

(45) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 回想:ある日の仕事中 ―

 雪鬼なんてお伽話じゃないんですか。

[年配の猟師と組んで仕事をしていた時の事。
雪鬼の話になった。
オスカーが子供じゃないんだから、と笑いながら言うと年配のその猟師は真顔で否定してきた。
雪鬼を見たことがあるのだと。]

 で、その雪鬼が出たらどうしたらいいんですか?
 正体が分かれば銃で撃ってしまえばいいんだろうけど。

[正体を探る術は残念ながら教えて貰えなかった。
その変わりに聞いたのは保護の術。]

 護れるのは一人だけ、でも絶対防御の手段…か。
 そんなの役に立つのかな、でもありがとう。

[たった一人を護る術、そんな奇妙な方法を知った日。
その日も雪で覆われた白い日だった*]

(63) 2015/05/27(Wed) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

 帰るならとっとと帰りなよ。

[太った豚のような男に不快そうに眉を顰め。
しかしドアが開いたままだとこちらまで凍えてしまう。

バン、と力強くドアを閉め。
それからちらりと豚のような男を見た。]

 ……あんたが来てからだよな、こんな嵐になったの。

[ぼそりと呟く。
見知った人間を疑いたくなく、だからその疑いは見知らぬ男へと向く。
疑ったからとて何をするわけでもないけど。
再度男を一瞥すると、ふっと視線を逸らした。]

(70) 2015/05/27(Wed) 22時半頃

[  そうでもしないと、殺されてしまいそうだから。]



[ たかだか御伽噺に似たような死に方をしたからといって、犯人を炙り出そうとする状況に頭が追いついていなかった。



どうして。
  ────生まれてからほとんどの日々を共に過ごしていたのに。
どうして。
  ────そんなに簡単に探そうなんて。

どうして。


  ────それが、ここにいる誰かの可能性もあるのに。]




  ……簡単に、殺そうとする。




  殺せるんだ、……な。
  
  




[ 落ちる言葉は呆気ない。

少し前までは、どうにか分かち合える手段を見つけようなんで、都合の良いことを考えていたけれど、今の状況で同じことを思える筈がなかった。]

  ………死にたく、ない。

[誰かのために疑われて手にかかって命を終えるなんて。
そんなスリルなんて、いらない。

それくらいなら、]


   俺の知ってるままのみんなでいて。
    『 さぁ、誰のケツを凍らせる? 』*


  ──きっと、諦めてしまいたくなる。


[怖い。怖い。

目の前で行われている話し合いの意味よりも、知っている筈の人達が、まるで知らない人みたいで。

異分子を省く為の、算段。
疑わしきものは≠ネんて言葉に、自分が含まれることを想像した事はあるんだろうか。

雪鬼は、人に取り憑くという。
それを止める手段は、火掻き棒で────]


 『 殺すんでしょ? 疑わしき$l間を、人間が。 』



[それじゃあ。まるで。

ただの、人殺しじゃないか。]


[金の髪の彼の顔を見た瞬間に、脳がパンクしそうなほど同じ言葉が溢れ出す。
その理由が少女には未だ理解出来ない。

叔父の死と自らの思考のエラーが結び付かない彼女には、昨夜まさにこの場所で行われた事を、記憶として正確に認識する事が出来ていなかった。

それでも、勝手に涙が溢れ出すのが彼の瞳の底を見詰めているせいなのだけは、分かっていた。
獣が眠る赤い思考をひたすらに塗り潰す、繰り返し繰り返し溢れる言葉。]


あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない、から。

なかないで。
わたしが、いるわ。*


[ 半ば平然と“人が人を殺めようとしている”状況。

これを何と呼べば良いというのだ。


 瞳と瞳が交差する瞬間。
 馴染み過ぎた声が囁くのだ。]


 『 きみは自らの正体を知った。雪男なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていかなきゃ。 』

[けらけら。


瞳が笑む。
一瞬。ほんの一瞬だけ、無意識。]


  俺たちは、悪く、ない。


[収まらない震えの理由は、どうしたって口に出せなかった。
凄まじい動悸。心臓の音が、二人に聴こえてしまうんではないかって、不安と焦りで胸が詰まる。

断ち切られた電話線を前にして、呆然と立ち竦んでいた。
どうして──どうして自分は、その光景に見覚えがあるのだろう。

甘い囁きが耳の奥でせせら嗤う。
『 君は、自らの正体を、知った 』。


明け方、何か厭な夢を見た。
それは、紛れもなく夢だと思っていた。今だってそう思ってる。なのに。]


  (ねえ。どうして──そんな瞳で、わらうの)


[背後の彼の瞳が。
時折、ほんの一瞬、責めるように、嘲笑うように、歪むのだ。

まるで早く目を覚ませと、急かすみたいに。]



[ 殺さなければ、殺される。

ここの人たちと見つけ出して、話を
交えられるのは当然思えなかった。

いつもなら、“いつも通り”ならば、そんなこと否定してやるのに。]


  …ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。

[ 直接口にしなくても。

こうやって目と目が合っている状態ならば、胸の内で唱えられることをついぞさっき知った。

自分と同じ声に窘められている時に、何と無くそんな予感がしたからだ。

勿論気のせいかもしれないけれど。
こんな時に自分の知らないことがあることは不安だから。
踵を返す前にそっと、囁いたのだった。]


[どちらにしたって、自分達を追い詰める存在は、]


  [ ────殺すしかないのだ。 ]


[『わたしたちが、生き延びるための、方法が。』]


  『…ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。』

[音を介さず頭の中に響く声。
立ち去る間際の彼の目が、自分の眼球のもっと奥を見詰めているのが分かる。
自分と彼の思考が繋がってしまっている。
それが『どういう』事なのか、少女にはもう分かってしまっていた。

時折脊椎を駆け上がって、強制的に介入する、他人の意識。
それがおそらく「雪鬼に憑かれる」という事なのだろう。
つい先刻まで夢だと思っていた全ては、おそらく曖昧になった記憶の断片で。
認めたくはないけれど、すべて、現実に起こった事なのだ。]

  ねえ、……シメオン。

[その場を去った彼に、囁いてみる。届くのかどうかは分からない。
けれど、どうしても、どうしても、不安に思う事があった。
本当は駆け寄って、彼の瞳を見て確かめたい。けれど、そうすることが今の状況を悪くするのが分かっているから。]


  あなたは、私の声を聞いてるあなたは、『シメオン』なのよね?

[私が知ってる、私を知ってる、あなたなのよね?

祈るような気持ちのその問いに、果たして答える声はあったのか。]**


【人】 双生児 オスカー

[アランがヨアヒムへと声を掛けている>>107
こちらの姿は目に入らなかったのか、わざと無視をしたのか。
文句を言う事でもないので二人の様子を眺めていれば。]

 …リーが人間って当たり前、じゃないか。

[しかし先程から囁かれている能力者について頭に過る。
アランは確信していると言った、ならば。]

 能力者、か……。
 それなら、でも……。

[雪鬼から護る事の出来る。
それはメルヤを護る為に使おうと思っていたけど。
狙われそうな能力者とやらに使うべきなのだろうか。]

(164) 2015/05/28(Thu) 19時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 19時頃


【人】 双生児 オスカー

 あんた何言ってんの!?

[まるでメルヤを犯人だと言わんばかりのヨアヒムをきっと睨む。
手を伸ばしその襟首を掴もうとして、それから手を下す。]

 夜中に見たってあんたこそ夜中に部屋から出てんじゃないか。
 疑わしいの同じだよ、だからあんまり馬鹿みたいな事言わないで。

 メルヤが犯人のわけないよ。
 雪鬼の事も知らなかったのに。
 雪鬼の仕業みたいにケツを凍らせるなんて出来るわけないんだから。

[じゃあ誰が犯人なのか。
それを考えても答えは出ない。
きっとここには犯人はいないんだ、なんて甘い考えが頭を過った。]

(166) 2015/05/28(Thu) 20時頃

【人】 双生児 オスカー

 メルヤだって厠に行っただけかもしれないだろ。
 だから疑わしいのなら同じだって言ったんだよ。

 客観的な証拠は確かにないけど、僕は彼女が人殺しを出来るなんて思わない。
 僕とメルヤが共犯?
 もし共犯ならどうするの、僕を殺すの。
 出来るものならやってみたら?

[相手は妙に口が上手い。
口で言い合って勝てそうにもない。
そんな時だった、メルヤが突然とんでもない事を言ったのは>>168]

 ……殺していいなんて、そんな事言ったら駄目だよ。
 本当に、君がやったって、そう思われちゃう。

[悲しそうな視線をメルヤへと向ける。
殺されてもいいなんて、そんな言葉聞きたくはなかった。]

(173) 2015/05/28(Thu) 20時半頃


[ 殺さなければ。


脅迫概念のように頭に渦巻く一文字を打破する声があった。 ]


  俺は、……俺だよ。

[大衆の前で言葉を浴びせながら、胸の内で囁く。
意図などしていないのに掠れた声色は自分の精神状態に影響しているのだろうか。分からない。]

  ………なぁ。

[ ケイト。


あれ程、馬が合わないと思っていた人物に呼びかける声は情けない。]



  お腹が、……空いたんだ。


[何でだろう。

絶望に呟きは溶けていく。
やり切れなさの混ざった囁き。

虚栄心の合間に潜り込む思考は爪先から忍び寄り、嗤った。]


  『 キミの聞いた“おはなし”を教えてよ。

    今日は誰を仕合わせに仕立ててあげよう? 』*
  


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 21時半頃


【人】 双生児 オスカー

 別に可愛いからってわけじゃないけど…。

[祭りで一緒に屋台を楽しんで、喋って。
その時はころころと楽しそうに表情を変えて笑ってて。
本当に普通の少女に見えた。
だから疑えないし、あんな汚い男が疑う事を許す事が出来ない。

シメオンが持つ紐へと視線を向ける。
それは電話線のようで。]

 …それも雪鬼が?

[刃物で切られたような電話線。
誰かが故意にやったように思えた*]

(182) 2015/05/28(Thu) 21時半頃

  『 ────みつけたわ、「あなた」。 』


[ざらざらと思考のノイズがまた背後から忍び寄る。

能力者。邪魔者。
目の前の洗濯婦を見詰める視界が赤く染まってゆく。
最初の頃のように、割り込まれたという感覚は無かった。混じり合い、端から、溶け合っていく、感情。]

  『 能力者は、ご婦人よ。
    ──でも、ね。小賢しい、せんせい。
    コレも、生かしておいては、きっと邪魔だわ。 』


[とろとろと、蜜のような甘さで謳う声。
どうする?「あなた」の、望むまま。

けれど、ざらつく獣の感触は、ふいに聞こえた弱々しい声に一瞬で霧散した。

ケイト。名前を呼ばれる。お腹が、空いたんだ。

なんて悲しそうな、やり切れない声。
空気を震わすことなく伝わる筈の声なのに、少女の唇が戦慄く。シメオン。]


  (……私は、お姫様なんかになりたいんじゃ、ない。)

[彼には伝えない言葉と、決意。]

  あなたは、どう思う?
  真実に一番近い誰かに──今夜、『会いに』いきましょう。

[それが、彼女の意思で吐かれた言葉だと知るのは彼女だけ。]*


【人】 双生児 オスカー

 ―――――――――…、

[その場にいる人々を見る。
まるで茶番のようだと思う、自分自身さえも。]

 ところで、さっき言ってた能力者。
 それの一人はアランさんって事でいいのかな。

[誰に聞かせるわけでもなく呟く。
もしアランがその能力者だというのなら。
彼が人間だと断定したリーの事は信用出来るだろう。]

 …アランさんを信用するならリーも信用出来る。

[泣いているリーを一瞥する。
信用するべき人間、しかし頼りにはならない。]

(209) 2015/05/28(Thu) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

 人…雪鬼を殺す事が怖い?
 それとも殺される事が怖いの。

[もしくは両方か。
そっと泣いているリーへと近づき顔を寄せ。]

 今、一番信用出来そうなのはリーだから言っておくね。
 僕は一人だけ、誰か一人だけなら護る事が出来る。
 だから安心して、今夜は君を護るよ。

[ぼそぼそと呟いた。
その声は小さくリーにしか聞かせるつもりはなかったけど。
誰かしらには聞こえていたかもしれない。

メルヤを護ろうと思っていた。
今でも思っている、でもリーを護ると言ったのは。
雪鬼が次に狙うだろう相手は能力者。
そこにメルヤは含まれていないから。]

(210) 2015/05/28(Thu) 23時頃


[ そう。

“何も知らないふり”をしている。 ]


【人】 双生児 オスカー

 …メルヤ、僕は君を信じるよ。

[ほんの少しでも信じて貰えるのなら。
自然と笑みが零れる。
信じて貰える事がこんなにも嬉しい。]

 僕は誰を疑ったらいいのか分からない。
 雪鬼は人に化けるというのなら、皆もう人間じゃなくなっているのかもしれない。
 どうしたらいいのか分からないけど。

 でも、リーとメルヤとアランさんの事は信じる。

[言うと室内をぐるりと見回す。
疑うべき相手は誰。
自然と視線がヨアヒムへと向くのはやはり知らない人間だからだろうか**]

(220) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 23時半頃



[ 唐突に紛れ込む声はもうすっかりと耳に馴染んでいた。

周囲の喧騒が何処か遠くに聞こえる。
脳に直接語りかける音に瞬きをやめた。]

  『 …そう。「先生」……? 』
  あの人は“昔から勘が鋭いから”。

[ どうしようか。
 「キミ」の望むままではあるけれど、その情報を知り得るのは、婦人が能力者だと知るのは、当人と先生と───キミだ。]



  『 本物かどうかは分からないけれど、肌に触れただけで人かどうか見極めることのできる男もいいんじゃないかな。 』

[大衆の前で公言した男だ。
その分、失敗するリスクもかね揃えてはいるけれど。

意識がしっかりと附着する間際まで、鬼は嗤っていた。]



[憔悴仕切った声は弱々しい。
誰かを疑うばかりで、変に視線を集めてしまっただけに思える。

このままなら、遅かれ早かれ命を落とすのは、]

  ………情けないな。

[ケイトの反応に薄ら笑い。

地につく足は冷えてきている。
緊張によるものなのか、それとも雪鬼としての能力によるものなのかは分からなくなってきている。 ]

  ………『 先生にご挨拶に行こうか。 』

[答えてから、息が詰まったことを自覚した。]


  [ ──────俺は雪鬼だから。 ]


  『 肌に触れただけで、わたしたちを嗅ぎ分けるおとこ 』

[ざわり、ノイズがまた混じる。
能力者に反応しているのか。強烈な憎悪が腹の底を焼く感覚。]

  『 なんて邪魔者。はやく、はやく、──喰ってしまいたいわ 』

[赤い囁きの合間を縫って、思考する。
守護者が誰なのかは分からない。けれど、アランが公言をした以上、そこを守護する可能性は高いのかもしれない。]


  ……せんせいの、ポケットにね。
  メモが、入ってるの。
  おばさまが、魂を見分ける人だって。

[その呼び方が、彼女本来のものであったと彼は気付いただろうか。
その必要は無いのに、息を吸って、吐いて。震えを押し殺した。]

  だから、それさえ見つかれば、知ってるのは『私だけじゃなくなる』。
  大丈夫よ、なんてこと、無いわ。

[叔父を手に掛けたその日と同じ言葉で、少女は彼の背を押すのだった。]


[ ケイトの声が聞こえる。

よく知った口調は、顔と顔を合わせていない筈なのに鮮明にその人を想像出来た。

だが、表情だけはうまく描けないのだ。

自分の知るケイトの顔は、泣き顔と、怒った顔と、澄ました顔だったから。]

  ………嘘つけ。
  あんなに、泣いてた癖に。

[けれど、実の叔父の死に涙に暮れた姿を忘れやしない。

それさえも、もしかしたら嘘なのだとしても、]




  ………、ごめん。
  
[また、自分の言葉がどういった意味を放つのか、自覚していても。

ここで“知らないふり”をするのは最後だ。]


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