人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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視点:




[其の狼は、咆哮する―――…]



[ ――その身は一匹の『狼』 ]


[その両足は疾風になる四肢。
 草原を駆け抜け、鹿を追い詰める風の様に。

 その両腕は鋭利に光る犬歯。
 鹿を屠り、害敵の肉を噛み切る牙の様に]

[それが『狼』の戦い方。
 騎士達全てが一匹の『狼』として獲物を引き裂く、赤騎士団の猛威]


[……僕は『騎士』には成れない。
 何故なら、僕は『狼』だから。

 だから微かに心の底で感じる。
 『狼』の不思議な縁、或いは運命かも知れない。
 でも、まだ今は僕の心は覚悟を決めていない。
 決めれていない。

 『狼』が咆える時は、それでも直ぐ其処まで来ているのに**]


[風がどんな想いを運ぼうとも、
狼の名を背負い、剣を交えれば、
どくりと高鳴る心臓は抑えられない。

血が身体全体に行き渡り、
瞳の奥が熱くなるのを感じた。]


…―――ッ!

[振り翳す剣は、狼の牙。]


 ……公女さまにお目通りしたのは初めてですけど、
 お美しい方でしたねぇ。
 ご公務にも真面目でいらっしゃるし、
 ヤニクさんが尊敬するのも分かる気がします。

[のほほんと胸中に述べた。
 こうして遠くから声が聞こえるのを知ったのは、
 いつの事だったか。

 面と向かって会った時と違って、
 こちらの姿が見えない分気が楽だ、と彼は言うので、
 成程そういうものかと思い、今では便利に使っていた]



[鳴り響く咆哮に呼応する様に、其の雌の狼があげた咆哮は
 
                何処か悲しみに満ちたような咆哮で。]
 



[其の狼は、何処にその悲しみに満ちた牙を向けて良いのかわからずに。
ただ、悲しみの声をあげる。**]
    


【人】 流浪者 ペラジー

―医務室・少し前―

ラベンダーに、クローバーも少し入ってます。
暇な時間に作ったものなんですけど。

[ベネットからの問いに、照れて笑いながら頷いた。>>2
余った材料を使って趣味で作り始めたものだが、騎士の一部に試しに配ってみると、評判はなかなかよかった。
気に入ってくれたらしいのに微笑んで]

ええ、無理しないようにはお互い様ですね。
もし、何かあったら医務室へどうぞ!
ないのが一番ですけれど!

[そう告げて、青年を送り出した>>3

(19) 2011/06/29(Wed) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー

さて、と。

[鞄の中に入れてきたものを所定の位置へと仕舞い、整理を始める。今はまだ余るくらいだが、これが使いつくされるような時が来るのだろうか。

不穏の風の近づきを、恐らく誰もが、大なり小なり感じていた。]

…………お薬も作っておくかな。

[用具の整理を終えれば、薬草の調剤を始める。
煮たり煎じたり、やり方は色々。
しばらく、医務室からは苦そうなにおいが流れ出ていた*]

(20) 2011/06/29(Wed) 19時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/06/29(Wed) 19時半頃



[  其の狼の、全てを受け止めるため。]
 



俺たちに許されたのは、鳴くことだけだろ。
 


[食器を片付けていると、聞こえてきた声。]

 へぇ、お姫様に会ったのか。
 お元気そうだったか?

[先程直接会った時とは違って、嬉しそうなどこか羨ましそうな声で話し掛ける。

初めてこの声が聞こえた時、しかも相手がムパムピスだと知った時は驚いたが、姿――主に服装を見なくて会話出来るのは、逃げ出しそうになる衝動がない分、気が楽だった。
彼自身を嫌っているわけではない為、話しやすくたまにこうやって話すのは楽しいとも思っていた。]


 うーん……元気そう、とは言えない雰囲気でした。
 ここのような、前線近くの環境には、
 慣れてらっしゃらないと思いますし……
 ご公務も重なって、お疲れなのかも知れないですね。

[羨ましげなヤニクの声に、自分が見聞きしたことを伝える。
 赤騎士団長の後継について心配されていた事や、
 戦争が近いことに心を痛めていた様子など]

 ヤニクさんは、まだ公女さまにはお会いしていませんか。
 砦の中を視察していらしたようですから、
 いずれお会いする事もあるかと思いますよ。

[彼女が言っていた(ような気がした)
 会いたい、という言葉のことは、
 自分でもどう受け止めたらいいか分からず、心にしまう]



 あぁ、その通りだ―――…。

[目の前の同胞の囁きに、上手く働いていない頭のままに、本能で頷いた。]
 


【人】 流浪者 ペラジー

―医務室―

[無意識に鼻歌を歌いながら、薬を作る作業を終えた。
しばらくは医務室の中を薬の臭いが漂っているだろうが、もともとこの臭いは好きだった。自分に薬の知識を教えてくれた、今は亡き両親を思い出すからだ]

赤騎士団長かー……
イアンさんとベネットさん。どっちかがなるのかな。
どっちがなってもどこかから不満は出そう。

[医務室や食堂に来る騎士たちから、赤騎士団長の後任の噂話は耳に入ってくる。当然、悪く言う話も。人懐っこい笑顔の青年と、穏やかな笑顔の青年を思い浮かべて]

…最初から上手くやれる人なんていないだろうにね。
赤騎士団長だって、最初っからあんなに頼もしいわけじゃなかっただろうし。

[そうも言っていられないのが戦だが。]

(74) 2011/06/30(Thu) 00時半頃


 そうなのか?
 まぁ、もうすぐ戦が始まるのだろうから、仕方がないが。

[まだ直接公女の姿を見ていないため、ムパムピスの言葉に少し眉を顰める。]

 視察されている、か。
 直接お会いしたいが、話すのは無理だろうな……。

[普通に話していた様子の彼に、ぼそりと呟いた。

彼が伝えずにいることは、こうして話していても聞こえるはずはなく。
ただ、直接公女を見かけたときに、逃げ出さないようにしなければ、と考えていた。]


【人】 流浪者 ペラジー

[医務室の隅に置いてあった古い衣服や使わない布を広げ、縦に細く、ハサミを入れて裂いていく。

それは、動物達用の包帯作り。
戦になれば、やはり負傷した人間の治療が優先される。当然、新しい薬品などは人に割り当てられるため、手作りの塗り薬や古着の包帯をこうして作成しているのだ。
足りなくなれば、これらも人用に使われるだろうが]

足りてる内に、フィリップに渡しておかないとね。

[しばし、その作業に没頭する。考えごとをしつつも]

(78) 2011/06/30(Thu) 01時頃

【人】 流浪者 ペラジー

何って、包帯作りを…………

…………………!えっ、
公女様!?あっ、こ、こんな所まで、お勤めですか!?
ご苦労様です!

[来ているという話を聞いていなかったから、焦って立ち上がり、声が若干裏返った。内心、溜息をつく。>>83
以前、突然医務室に来られて治療中の騎士達が沸きあがり、治療がうまく進まなかったことがある。

態度には出さないものの、ひそかに厄介に思っている相手に間違いなかった。]

あ、あの、戦が近そうなので…包帯を作っていました。

(85) 2011/06/30(Thu) 01時頃

 そうですよね……もうすぐ、というか、
 今日明日にでも、という気がして胸騒ぎがするんです。
 いえ、ただ、何となく。
 公女さまも、できれば安全な所に行かれた方が
 いいように思うんです。……気にしすぎでしょうか。

[話すのは無理か、と聞いて首を傾げたが、
 声だけなので仕種は伝わるわけなかった。
 頭の中だけの会話なのに体まで動くのは癖らしい]

 公女さまは、騎士団の皆さんにも、
 気さくにお声を掛けておいでのようでしたよ。

[暗に、ヤニクも言葉を交わす機会があるのでは、と伝える]


【人】 流浪者 ペラジー

あ、はい…では、お言葉に甘えて、失礼します…

[座りなおして、作業の続きを再開する。>>94
じっと見つめられるのは居心地が悪く、その上、身分違いの姫君に見られながらの作業。
…もう一度、心の中で溜息をついた]

ああ、騎士の皆さんには、なるべく新しい物を使いますよ。一応これは、動物用のものです。
もっとも、新しい物が足りなくなれば、贅沢も言っていられなくなりますが。いざとなれば、自分の着ている衣服なども破って使えますし…

[話しているうちに、いつものペースを取り戻し]

あの、公女様は何故こちらに来られたのですか?
戦が近いかもしれないと、噂されておりますが…

(98) 2011/06/30(Thu) 01時半頃



―――… 俺に、ついて来てくれるか?

  



 雰囲気的にはいつ始まってもおかしくないだろうな。
 ……お姫様の身が危なくなるってのは怖いが、そうならないように――守りたい。

[近くにいれば士気も高まる。しかし、危険もより近くになる。
そうならない内に戦が終われば良いが、と願う。

が、続いた言葉にピクリと固まる。
言葉を交わす機会があるかもしれないと暗に言われ、動揺した。]

 いや、ほら、なんだ。
 お前ももし神様とかに話し掛けられたら緊張するだろ。
 そんな感じだ。

[神様と比較するなどおかしいかもしれないが、上手い例えが出来なかった。]


【人】 流浪者 ペラジー

はい。彼らも、大事な足になってくれますし。
そうです、愛情をかければ応えてくれます。

[動物も治療しますのね、という確認のような言葉に、僅かに首を傾げる。怪我をしたら治療する、それはどんな生き物でも当たり前のことで。公女の発想のなさが逆に、看護士にはなく。>>104

赤騎士団長の、任命。
なるほど…確かに、早くしなければ、万一敵が攻めてきた時に困りますし、公女様の身にまで危険が及びかねません。

[そして問いかけをされれば、ハサミを動かす手を止めて、ローズマリーへと向き直り>>105

赤騎士団長に相応しい方……

(109) 2011/06/30(Thu) 02時頃

[咳払いをひとつ、 その後]


…聞こえるか、ベネット。

お前が団長をやらないってんなら、俺がやる。
けど、俺一人じゃ駄目なんだ。


お前の力が、必要なんだ。


[お互いの、足りない部分を補い合えば―――]


副団長に、なって欲しい。


【人】 流浪者 ペラジー

…私は、立場上、騎士さん達とよくお話をしますが。

私も、そのお二方のどちらがなってもおかしくないと思います。お二人とも、騎士団長になれる素質があるかと。

けれども、お二人の悪いお話も聞くのです。
イアンさんへの僻みや妬み、反感。ベネットさんへの過剰な期待や、武術の頼りなさを指摘する声。どちらが就かれても、どこかから不満が起こるのが予想されます。

とはいっても、他に相応しい人もいないのが現状です。

[そこで一度話を切り、息を大きく吸いなおす]

(116) 2011/06/30(Thu) 02時半頃


[目の前に佇む同胞の声には、しばらくの沈黙を。
墓地で言葉を交わしたもう一人の同胞が、何と返事をするのだろうかと。

息を殺す様に、耳をたてた。]
 


【人】 流浪者 ペラジー

…ですが。
大切なのはご本人たちにその気があるかどうかということ。務める気のない者には、不可能かと。

たとえ不満が溢れたとしても、誰がなっても出そうですから、そこはもう、諦めた方がいいでしょう。一番いけないのは、騎士団長の不在。騎士でない者たちは、不在という事実に不安を覚えていますから。

やろうという意志があるのなら、こなしていけるかと思います。
勿論、周りの人が支えるのも必要ですが。
騎士団長という大任を、始めから完璧にこなすのは、難しいです。

…と。私が直接おつかえするわけではないので、無責任なのかもしれませんが。

[そして、国を統べる者に、どんな司令官、どんな国を望むかと問われると。>>114

…司令官については、前赤騎士団長のような方がいいですけれど。
もう、いらっしゃいませんから…難しいものです。
……私も。戦のない国を望みます。

[微笑みを返したけれど、その理想を信じきれていないのを、うまく隠せただろうか。]

(119) 2011/06/30(Thu) 02時半頃

 やはり、そうなのですね。
 こう言ってしまうと重荷を載せてしまうようで、
 心苦しいのですが……

 頼りにしています。

[戦う力がないことは、時々恨めしかった。
 今更剣を取っても本当の足手纏いだろう、自分は。
 代わりに、騎士達が志を果たし、守るべきものを守れるよう、
 せめて祈りたいと思いを新たにする。

 一転、急に動揺する心の声にきょとりとして]

 神様にですか? それは確かに、そうかも……
 厳粛といいますか、畏まってしまう感じなんですねぇ。

[公女殿下を前に、カチコチに緊張するヤニクの姿を
 ついつい思い浮かべて、微笑ましかった**]


【人】 流浪者 ペラジー

[そして、前赤騎士団長のように、人望と武力を兼ね備えている人物を思い浮かべ。

…緑騎士団の副長が適任な気がしたのだけど、騎士団違いで無理だろうと判断して言わなかった]

(121) 2011/06/30(Thu) 02時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

イアンさんとベネットさん、二人で力をあわせて…
というわけにもいかないのでしょうか…
騎士団の決まりは詳しくないのです、申し訳ありません。

意志の衝突などがなく、協力できるなら、良いのでしょうか。

[イアンとベネットの仲についてはあまり知らず、上に立つ者が複数いることについてのデメリットもわからないのでそんな事を言い。>>122

理想を本気で信じていそうな、無邪気で美しい微笑に……ああ、この人は公女なのだと思う。理想ではあるが、実現できると信じるほどの純粋さを保つには、環境が許さなかった自分とは遠く。

……やはり、苦手だと*思った*]

(126) 2011/06/30(Thu) 03時頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 03時頃



 重荷だなんて考えたことはないからな。
 守りたいと思うものがあるから騎士団に入ったんだ。
 それにお前はお前で、俺たちの分まで祈ってくれるんだろう?

[精神的に彼を頼っている者もいるだろう。
祈りは力になる。
それは彼から聞いたか、それともトラウマを埋め込んでくれた老神父が言っていたかは覚えてはいない。
しかし、それだけ伝えると。]

 ……笑っても良いが、誰にも言うなよ。

[少し拗ねたようにそう告げた。]



 何をやらないとダメなのか。
 そんな事位解ってるよ……。

[僕は、騎士団の人間だ。赤の狼だ。
 でも、僕はそれ以上に父さんの子で。
 それは、僕の様な適任はそう居ないと言う事]


[イアンに…。僕よりもずっと団長として適任に思えてしまう彼の存在に。
 甘えてしまっている]

 ……最低だ……僕……


[もし彼が今この騎士団に居なければ。
 僕以外に適任も居ない騎士団で、僕は言えなかったと思う。

 『泣き言』を]



僕たちに許されたのは、鳴く事だけなのに。
 


[『「弱さ」とは「恐れ」のヴェールに包まれる』。
 赤騎士団の僕ですら何度も聞いた、セドリック副団長の言葉をこんな時に思い出す]

 ……言わなかったのは…。
 …父さんが何も言わなかったのは…。

 僕の、僕達の事。
 信頼してくれていたからだと思うのに。

[それは、『弱さ』が無ければ、『恐れ』も無いと言う事。
 ―『恐れ』があると言う事そのものが、『弱さ』の証明だと言う事]


 ――くそっ……!

[見張り台の欄干はギリリ、と軋む。
 まるで弱い狼の鳴き声みたいに、軋む音が虚空に融ける]

 最低だ…。

[もう解っている。だから僕はそれを認める。
 何て事ない。
 僕はただ、その重責を恐れて居るだけだ]


[ 守りたい――! ]

[彼方の平原に揺れる、大きく蠢く獣の姿を前に。
 この砦を、この騎士団を、この場所を守りたいと心も体も叫んでるのに。

 ただ最後に、『弱さ』だけが振り切れない]


[朝を重ねる程に重く響いてくる、父親の偉大さ。
 比例する様に高まる、期待と言う団長の重責]

 僕が弱いから…!

[そんな時に、父さんを超える程の剣の腕を持っていた『彼』が居て。
 いっそ彼に全て任せてしまいたい。重責を受け止めきる自信がない。
 だから今も僕は…]


[父さんから、団長から、重責から、恐れから、弱さから――]

 逃げてる。

[一粒に零れた涙だけは、同胞に響いてしまったか]


[やがて狼の咆哮が。同胞の覚悟が響く]

 僕が副団長に……?
 僕の力が、必要なの……?

[その返答を待っているのは、彼一人だけでは無い。
 狼としての同胞皆が、その意志を確かめる様に耳を立てている]


僕は―― 副団長になるよ。


[同胞の言葉に、彼が団長に成ると言う言葉に。
 受け入れる僕自信を、不甲斐無いと自嘲してしまう。]

…これが今の 僕に出来る精一杯なんだ。

[お互いの足りない部分を補えば。
 ただ一人だけの物では無い重責なら。
 ―やっぱり、僕はイアンに甘えている…]



[それでも、翠の瞳に宿った青年の意志は。

 漸く覚悟を決めた、狼としての咆哮となった**]
 


 はい。それは、もちろん。

[騎士達が戦に赴く時は、彼らの武運を祈るのが役目だ。
 命尽きる者を看取ることもだが、今は脇によけて。
 守るために騎士になった、と言うヤニクの毅然さは、
 憧れのような感覚で受け止められた]

 ……大丈夫ですよ。もちろん他言無用ですとも。

[ヤニクさんは公女殿下を敬愛する余り、
 思わず逃げ出したくなるほど緊張してしまうそうです。
 ――仮に人に言っても、そう悪し様には思われない、
 寧ろ神父個人の感覚では好ましく思われる気もしたが、
 本人の意向のことなので頷いた**]


[びり、と肌を緊張させる様な不穏な空気を震わせる同胞の咆哮。
その咆哮を聞いた狼は、す、と緋色の眼を開いた。]



 お前を、主と認めよう。

 


[一瞬、涙が混じった同胞の叫びが聞こえた。
しかし、その後に響いた咆哮は確かに   ]


お前の覚悟、受け取った。


[これで、
誰にも文句は言わせない。]




[緋色が再び開けば、誓いの言葉が耳に届く。]


【人】 流浪者 ペラジー

―医務室―

おわり…っと。
では、私はこれを届けに行かなくてはなりませんので。
これで失礼致します。

[包帯を作り終えると、鞄に薬といくつかの包帯の束を入れ、厩舎に行く旨を告げ、頭を下げた。
領主公女がまだ医務室を見ていくようなら、他の衛生兵を捕まえて彼女のことを頼んだ。扉を閉めて、廊下を早足で進み]

……あーーー。
緊張したあ…早く任命して、お城に戻ってくれたら安心なんだけどな…

[小声で呟くと、厩舎へと足を向けて]

(149) 2011/06/30(Thu) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―厩舎―

フィリップ、いるー…?
あ、ミシェちゃん。アモネスに会いに来てたの?

[厩舎に入り、目当ての人物を探していると、代わりに見つけたのは友人の姿。>>141

馬達も元気そうだね。どこか、不穏な空気を感じているようにも見えるけど…

[人間の不安を、動物はより強く感じるのだろうか、と疑問に思い]

もうすぐ、戦が始まるのかな。
…気をつけて。無事に帰ってこなきゃ、怒るからね?

(150) 2011/06/30(Thu) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー

あ、そういえばね。さっき、領主公女様に会ったよ。
赤騎士団長の任命に来たんだって。
早く決めて、帰ってくれるといいね…
もしものことがあったら……
誰がどんな責任とらされるかわかったもんじゃないしね。

[公女本人の無事より、それによって責任を負わされる騎士たちの方が心配だという本心を、友人には隠さない。公女の身も心配ではあるが、砦の仲間達の方が優先順位が高いのだ。

公女本人に死の覚悟があったとしても、一人娘に何かあった時、領主がどう思うか。領主の人柄を知らない自分は、最悪の想定をするしかなく]

(152) 2011/06/30(Thu) 19時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 19時半頃



お互い、腹は括れてるかな?

 



はは、 今更だな?
 


[ミーティングに参加する前。
彼がわざわざ言いふらす奴ではないと思ってはいたが、それでも口止めしたのは気恥ずかしさから。
他言無用と言っていたその返事に、安心したように息を吐いてその時はそのままその話題は続けなかったが。

そしてそのままミーティングに参加し、告げられた命令。]

 ……休眠命令が出た。
 明日にも本格的に戦が始まるだろうな。

 お前さんも休める内に休んでおけ。……始まったら、いつ休めるか分からないしな。

[自騎士団の参謀を探す前、ムパムピスにそう伝える。
彼が休めなくなる可能性、それは祈る以外のことで忙しくなってしまう可能性。
そんなことが無いようにと思いたいが、どうなるかはわからないのだ。]


― 夜:赤騎士団執務室 ―

 …俺、偵察に行ってくる。

[普段は任務以外の時には団長の傍を離れずいるが、今日ばかりはイアンとベネットが団長と副団長に任命されたばかりとあって。
ここに居ると煩わしそうだと、そっと部屋を抜け出した。]


[……ムパムピスに休息命令の知らせをもたらしたのは、
 他でもないヤニクの心の声だった]

 休眠命令……

[繰り返し述べた声は、茫然として響いたかも知れない]

 わ、分かりました。知らせて下さってありがとうございます。
 ……いよいよなんですね。

[覚悟していたつもりだが、臆病な自分にはやはり怖いもの。
 俄か緊張に喉を鳴らして、頷いた]


【人】 流浪者 ペラジー

―厩舎―

うん。ミシェちゃん、強いものね。
無事に帰ってくるって信じてる。

[真っ直ぐな瞳を正面から受け止め。
やがて、穏やかに微笑んだ>>181

ん、なかなか難航していたみたいだけど…
やっぱり候補は、二人に絞られているようだね。
って、どんな奴でも…って。

[ミッシェルがイアンを苦手とする一人なのは知っていた。真面目に鍛錬を重ねる彼女にとって、不真面目な態度のイアンが気に食わないのは仕方ないだろう。なので、苦笑をもらすのみ]

まかせて。染みる薬とか塗るけど、そのくらいは我慢してもらわないとね。

[冗談めかして笑ってみせた>>182

(191) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

 ――あっ、オスカーさん。

[普段任務以外の時は、父親に……今はイアンの傍に着くオスカーだが、今晩ばかりはさすがに色々と煩わしそうだからか。
 偵察にと部屋を抜け出すオスカーを直前に呼び止めて]


 …気を付けて。

[特段理由も無かったが、その言葉だけ投げかけて]


【人】 流浪者 ペラジー

あ、フィリップ!よかった、探していたの。
動物用の救急用具ね、持ってきたよ。

[手作りの薬や包帯。動物を人間と同じように大切にしているフィリップに、人と同じく新しい包帯や支給された薬品を渡せないのは少し心苦しいが。>>168

鞄ごと、肩から外して、フィリップへと差し出した]

(192) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

[茫然としたような声の響きに、小さく息を吐く。
安心させるように、己自身に言い聞かせるように、呟いた。]

 お前の役割は、仲間の不安を少しでも和らげることなんだろ。
 不安がってたらダメだろうが。
 お前の不安は俺たちが、射落としてやる。

 その代わり、祈っていてくれ。俺たちの勝利を、さ。

[それは領主公女の願いとは逆のことだとは知らない。

ただ、純粋に勝利を望む。
それが、彼女たちを守ることだと信じているが為に。]


【人】 流浪者 ペラジー

お手伝いなんて、そんな。
フィリップも自分の仕事が忙しいだろうし、戦中は負傷した鳥や馬の手当ては、多分、全面的にお任せになっちゃうからね。

[通常ならば診ることも出来るが、そうでなければ人間優先が常だ。]

そうねー、ハーブ周りの草むしりとか、今度してもらおうかな?
暇になったらね。

[手伝いはいいと言った後で、ふっと思いついたことを言って笑う。>>197

(203) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

[諭すような声に、はっとして]

 そ、そうですよね。私がふらふらしていたらいけません。
 ……ありがとうございます。

[揺るぎない声に接することは気を落ち着かせた。
 強張った肩を回して緊張を解く]

 ええ、分かっていますよ。
 ヤニクさんをはじめ、皆さんのご武運をお祈りします。

[言って、戦争を嘆いていた公女殿下の事を思い出した。
 とうとう今にも開戦という状況になり、
 彼女の心痛はいかばかりだろうかと]


[オスカーが席を立つのを見れば、何事かと目を向けるが
偵察に行くのだと分かれば]


…ちゃんと帰って来いよ。


[気をつけて、なんて言ってやらなかった。
彼女は自分の傍につくのが本来の役目であるはずだから、
それ以外の場所で何かあっては困る、とばかりに。]


【人】 流浪者 ペラジー

ふふ、私たちは騎士さん達に守ってもらえるから、お互い様だよ。
私だって感謝してるよ?

[にこりと笑って友人に返せば、>>198
オスカーが現れたのに気づき。>>195
フィリップと同じように、新赤騎士団長のことを聞く。]

イアンさんが団長で、ベネットさんが副団長。
そっか、これで安心だね。二人とも良い人だし。
これからが大変だけど……

[何より、団長が決まったのは、他の者にとって安堵をもたらすだろう。]

(206) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

 ……見方解る?

[ヴェスパタインが部屋を辞した直後。
 唸りながら書類と戦っているイアンを見兼ねて、彼の元まで歩み寄って書類を覗き込む]

 ………つまり砦の配備には常に両騎士団から二つの隊が付いてる。
 後、この隊も予備兵力として砦に駐留。
 実質動かせるのは残りの隊、て意味だね。

[しかし図も文字の羅列も多少読み辛く記されて居て。
 他にも解らない所があれば、彼なりに丁寧に説明するか]


 俺は大丈夫だ。
 それよりもお前たちの方が頑張れだ。

[山積みになった書類をオスカーもまた、目にしていたから。]

 …頑張れベネット。

[果たして書類相手にイアンが戦力になるのかどうか、怪しいもんだと思いきり思っていた。]
 


【人】 流浪者 ペラジー

ミシェちゃんはかっこいいよ?
まだまだ上はいるけど、追いつこうと頑張っているし。

[偽りのない、素直な気持ちなのだが、本人はまだまだ実力不足だと感じているのだろう。けれど、向上心があり、努力を重ねる彼女は、眩しく見えるのだ>>205

おいしい薬は作れないけど、立派な騎士なら顔色一つ変えずに飲むべきだと思いますー。怪我する方が悪いんだもの。

[ミッシェルのからかいに、褒めてくれているのがわかったから、こちらも軽口を叩いて返した。>>207

(215) 2011/07/01(Fri) 00時頃

[ベネットから声をかけられれば
眉間に皺をこれでもかと寄せた顔でそちらを向く。
説明を受ければ、あーあーと相槌なのか奇声なのか
分からないような声を上げて]

分かった、分かった、つまり
こっちはどーんと構えてるから、
こいつらがざーーっと行けば問題ないって事だな。

[人差し指でどんどん、と紙をつつきながら
ベネットの言葉を一つずつ理解していく。]

くっそ、簡潔に一枚にまとめてくれよな…

[今彼にとって倒すべきは、
敵国じゃなく、この山積みの書類なのだった。]



[オスカーが出ていく際に、何故自分への声援は無かったのか
疑問に思っていたが、彼がその意味を理解することはなかっただろう。

それからしばらくすれば、唸り声が執務室に響き渡っていた。]


 …――― 俺にも後でその書類見せろ。

[風にのって届いてくる主の声を聞き、暫く沈黙…、いや、唖然として。
戦場においても、オスカーはイアンの傍につき従い伝令や偵察、場合によっては戦闘もこなさなくてはならない。

彼だけに任せておくのはあまりにも不安だった。]


【人】 流浪者 ペラジー

植物の生命力はすごいからねー。
……そうだね。なるべく早く、終わったらいいね。

[気の早い少年の言葉に、同意を示す。>>209

偵察?オスカーも、戻ってきたばかりなのにいつも大変だね。
近くなの?ご飯、おいしいところ取って置いてあげるよ。

[オスカーが出かけると聞き、少しだけ心配そうに。>>216
緑騎士団に休眠命令が出され、厨房が既に戦場状態になっている事はまだ知る所ではなかった。]

(217) 2011/07/01(Fri) 00時頃

[―― トントン、と顔を指を書類に突き入れる様に次第に僕も説明しだす]


 ……イアン! ここ三千六百って書いてる!
 あぁもうまだ半分以上あるんだよ!?

[…何故僕だけに声援を送られたのか
 イアンの唸り声を音楽に、その意味は嫌と言う程理解した。

 ―この戦が終わった後、どうなるんだろう、と]



 ああ、お前が祈るのなら神様もきっと勝利を与えてくれるだろうな。
 期待してる。

[彼が何を考えているのかまでは伝わってこないが、それでも空気を明るくする為にそう言って笑う。]

 俺たちが前線に行っている間、お姫様のことも気にかけてくれ。


[間違いを指摘されると、その顔を一層歪ませて]


…げっ。

無理無理無理、これ朝までとか死ぬ。
何だ、参謀室長殿は俺を決戦の前に殺す気なのか?

[へらへらと皮肉を言ってみるが、
そんなもので現実は変わらない。
しばらくは睨みあいをしていたが、痺れを切らせば]


…ちっと外、出てくる。
ベネット副団長、少しの間よろしくな!

[わざとらしく副団長なんて呼んでみたりして。
半ばベネットに押しつけるように、書類を渡すと
きっと彼の制止の声も聞かず、執務室を飛び出した。]


【人】 流浪者 ペラジー

[照れて笑う友人に、くすりと笑う。>>221
こんな所が可愛い、と思っているのは秘密だ。

それから、改めてオスカーの方を向くと]

うん、ちゃんと用意しておくから。
だから充分、気をつけてね?

[馬を引いていくオスカーに手を振り、見送った>>223

……じゃ、私も晩御飯の支度のお手伝いに行かなきゃ。

(230) 2011/07/01(Fri) 00時半頃


 …――― 居る、な。

[スゥ、と血の様な緋の眼を細めて。
自然と、口角が上がったのは、其の身体に流れる狼の血の所為か。]
 


【人】 流浪者 ペラジー

ご馳走…と、お菓子。
クッキーやパウンドケーキも焼こうかな?
リクエストあったら聞くよー。

[なかなか作る機会のないお菓子。けれど、戦が終わったらそのくらいは許されるだろうか。]

え、ミシェちゃん、お料理得意だったんだ?
じゃ、一緒に作ろうねー。

[にこりと笑う]

(234) 2011/07/01(Fri) 00時半頃

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