人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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…さーね。直接聞けば。渡してほしいと預かっただけだ。
あと伝言。涼平と周を返せ、だとさ。

[零瑠の視線はあえて流した。
もう突っ込まれて色々踏み込まれるのはゴメンだったからだ。ただ、誰と問われれば、暫し躊躇した後、静かにその菊結びを指した。

アヤだ、と]


ああ、全く。
ああ言えばこう言う。

育てた吸血鬼の顔が見たいわ。

[そんな軽口を叩きながら。
向かうのは神宿]


【人】 FSM団 ミナカタ


 ああ、またな。

[>>361困ったように黙り込み、
それでも「またね」と言ってくれたリカルダに、穏やかに笑いかける。

――時が経ち、それでも彼女が周を忘れないでいてくれるなら、思い出すのは笑顔であってほしい、と、ただ願うのだ]

(364) 2014/02/13(Thu) 21時半頃

  − 回想・零瑠への褒美 −

[和本の内容を零瑠が知っているのかは尋ねなかった。
最後まで読み終えてどんな感想を持つか、今は判らない。
そも最後まで読み終えるかも定かでは無かった。
積み上がった書物はそうやって、思い出した様に
読み直されたり、山に埋もれたままになる]

迷信とは、人間は己と違う遠い存在から、畏れから逃れる為に。
己を安心させる為に創りだしたものだ。

その分、その迷信が効かぬと知れば面白いように慌てふためく。

[零瑠の途切れた言葉に、何を思うと視線を合わせる。
だが直後の模範解答に、その瞳の奥に潜むものを追及はしなかった]


――…!


[僕は絢矢の名前が出たことに分かりやすく息を飲む。
それにしても、絢矢と、この紐と、零にーさんにどんな繋がりが?

木箱を持って、僕と手を繋いで逃げていた絢矢の姿なら記憶にあるけど……]


――もしかして、あの、5年前、ほら、零にーさん明日が誕生日、で、それで…

[僕の言葉が途切れ途切れになるのは色々と思い出してるから。
「シュークリームが食べたい」。
聞こえる、子供達の歌声。
帰らないにーさんやねーさんを待って絢矢と二人身を寄せ合ったあの時]


【人】 FSM団 ミナカタ

[リカルダが部屋を出て、零瑠が戻るまでの時間。
突くべき隙はそこにしかない。

彼女を見送ったら、動き出そうして――

「あ」

部屋を出ようとして足を止めたリカルダの声が、零瑠の帰還を知らせた]

 ……全部、お見通しってわけかよ。

[外から此方の様子を窺う零瑠に苦笑を向ける。
それから、独り取り残された部屋で『脱出の機会はまだあるさ』と自分に言い聞かせながら、深く息を吐いた]

(366) 2014/02/13(Thu) 22時頃

直接聞いて、腹に傷でも負ったら堪らない。

[理依と絢矢の間でどんな話があったのか、
 そんなものは想像に過ぎないし。

 どんなヘマなのかも、また。

 彼の指が差す、若草色。
 もしかして、と話すリッキィの声。]

 ………は、は。絢矢なら、こういうの、用意しそうだけど。


 馬鹿だな。この5年、ずっと……


[子が夢中で首筋に立てた牙に、酒以上に酔う。
嚥下する音が間近で響いて、子が喜んで飲み下している事に
満足げに笑みを浮かべて、指を絡めた髪を見下ろした]

………泣いているのか。

[途切れる事無く、迷う事無く感謝の言葉を述べながら、
子は泣いた。
その涙の意味が判らず、僅かに傾げた頭を頬杖で支えながら
その透明な雫を見つめた。
家畜なら命乞いで泣くのは知っている。
断末魔の前に痛みで泣く事も知っている。
だが零瑠は家畜では無い。
命の危険も痛みも無いのに何故泣くのか]

何を泣く?

[痛みを覚えいているとすれば、彼の心か。
贄を差し出そうとする程、彼は吸血鬼と成っているのに。
まだ涙する部分があると言うのか]


そう。

[伝言に対しては、短く。
 生死を問わず、返してやれば良い。

 立ち去ろうとする理依には、これ以上話すことはないだろう。
 背中からリカルダへと視線を落とし。

 ぽんと一度、頭の上に手を置いた。]

じゃあ、ふたりとも。また後で。


[家畜の悲鳴や涙は食事の時間に彩を添えた。
ならば吸血鬼の涙はどうなのだろう。

沸いた興味のままに舌で零れた雫を掬い、転がした後。
離れずに零瑠の首筋に牙を立てた。

力の強い吸血鬼の血はそれだけで味わい深い。
まして血の絆の子の血は更に味が濃い]

成程、甘い。

[涙を混ぜた血は芳しく、甘さを増していた。
味に満足したのか、喉を数度鳴らした後、牙を離す]


【人】 FSM団 ミナカタ

 おい、……どうした?

[>>370室内に戻るなり、子供のように甘えかかる零瑠に、周の上に浮かぶのは驚きの表情。

その行動に気を取られ、彼が右手に握る若草色には気付いていない]

(372) 2014/02/13(Thu) 22時頃

………。それだけ忘れたくなかったってことだよ。

[僕は零にーさんの気持ちも絢矢の気持ち、どっちもなんとなく分かる。
ただ、周にーさんと話したばかりだったから、気持ちはなんとなく周にーさん寄り。

最後に見せた、笑顔。
あれで本当にお別れ、なのかな。

僕は零にーさんが頭に手を置いた時、
相っ当心配そうに見える顔をしてたことだろう。

――いかないで。
――つれてかないで]


私が呑んだ中でも上質のものだ。
大事にすると良い。

[また1つ、面白いものを見つけたと、
弧を描く口元を隠さずに零瑠が下がる際に背に声を掛けた。
あの涙は何処かに残ったままの人間の部分か。
人間の涙と吸血鬼の血潮。
混ざったその味に、機会があれば、
他の眷属達も試してみるかとほくそ笑んだ*]


[きょとりとした。
 何か素朴なものを見たような印象だ。
 永く生きているだろう純血の吸血鬼でも、
 慣れない事というのはあるらしい

 そうですか。

[そして有言実行とばかり一人で出て行く背へ、
 行ってらっしゃい、と静穏に頭を垂れる。
 指示されれば従う以外の道はないから*]


   − 襲撃の前 −

[血酒と穢れた肝を用意してきたホリーのピクニックには
僅かに苦笑を浮かべたまま、探る様な視線を投げる]

行って来ると良い。
愉しんで来い。

[贄を探しに行くわけではないだろう。
そこに何があるのか迄は図れないが、わざわざ出向くのだ。
それ相応の愉しみがあるのだろうと許す]


どんな遊びをするつもりか知っているか?

[肝を運んで来た家畜に訊いた所で、知る筈も無い。
震えながら存じませんと答える家畜に]

そうか。だが貴様でも私に教えられる事があるぞ?
この穢れた肝と、貴様の肝の味の違いもそうだ。

[意味を家畜が理解した時には、その腹は裂かれていた]

やはり女は処女が、男は穢れた味が美味い。

[味の劣る肝は、一度舐めだけで床に棄てられた*]


―書庫―

[探していた本は見つからなかった。
 元々置かれていないのか、誰かが持って行ったのか。
 どちらもありえるし、どちらもないようにも。
 堆く積み上げられた本の森を諦めて去る]


【人】 FSM団 ミナカタ

[肩に額を寄せる零瑠を、気が済むまでそのままにさせておく]

 いや、良いさ。
 
[ごめん、と身を離されれば、頭を振って答え]

 ……飯か。
 そうだな、いい加減腹も減ったし、頃合だな。

[左手の椀を見せられ、頷いた。
そしてまだ、見えているならば、零瑠の右手の隙の若草色に視線を引かれる]

(388) 2014/02/13(Thu) 22時半頃

―廊下でのこと

もう、死んでいたかも知れないじゃないか。
忘れられなかったのは、同じ……

[リカルダの視線。何を言いたいのか、敢えて考えるのを止めた。]

ねぇ、リッキィ。
絢矢がこれを預けたってことは、さ。

………さよならって、ことだよね。


― 廊下にて ―

そう、おなじもののままだって思ってたからだよ。……でもさ。
僕が違うものになっても変わらないの。キャロライナにーさんも周にーさんも!

[それがただただ、最初は信じられなくて耐え難くてでも、……不思議と悪くはない気分も浮かんできてて。

―――じゃあ、絢矢は?

さっきの理依にーさんの、まるで“直にーさんを殺したのは絢矢だ”と言いたげな態度は]


そんな、……ちがう、


【人】 FSM団 ミナカタ

 お前、鉄砲玉が、まともな情報持ってると思うか?
 拷問に掛けられたって、喋れることなんざねえっての。

 ……教育方針がアレだっていうのには、同意だがな。
 
[>>383愉しげにくるくる話題を変える零瑠に
人参と芋の汁椀を口にしながら答える

守護隊に容赦がない理由は、隊員のほぼ全てが鬼に因縁があるからだ。
それは、決して教育で身にけられるものではない――深い憎悪]

(400) 2014/02/13(Thu) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 やさしい、色だな。

[汁を啜るのをやめ、若草色の菊結びに視線を落とした>>399
人外魔境の城に不釣合いな、それをしばし眺める] 

 ……なら、お言葉に甘えて、
 散歩でもしながら、情報交換といこうか。
  
[椀を置き、ごちそうさんと感謝の意を示し、立ち上がった。
情報の収集と脱出の機会を必ず、見つけなければならない]

(405) 2014/02/13(Thu) 23時頃

―廊下にて

……キャロライナ、も?

そうか。彼にも会ったんだ……。

[逃げたの? 逃がしたの?
 そう問う気力が、今はない。]

変わらない人達が居て。
でも、変わる人達だって、居るよ。



……ちがう? さぁ、どうだろう。
俺にはそう、思えない。


[廊下でちらりと、遠目に零瑠の部屋を窺う。
 部屋の前にリカルダがいたことで、
 ぴんと、周が目を覚ましたんだと思った。
 涼平に知らせようと思って、足を急いだ。]


変わっても良いんだよ。

変わらないなんて、そんなもの……

[あるはずがない、とかぶりを振る。*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[手首を零瑠に掴まれたまま、城を案内される。

守護隊員で生きてこの城を見るのは、
おそらく周が初めてだろう。

他の鬼とすれ違うことがあるならば、得物を持っていないか
その得物を奪い取る隙はないかと、さりげなく目を配りながら 
出来る限り、構造を頭に叩き込もうと努力する]

(426) 2014/02/13(Thu) 23時半頃

……うん。

[僕は……キャロライナにーさんの武器だけ壊して退いた。
これじゃあ逃げたのと変わんないや。
“始祖様”に知られたらどうなるか――って実に今さらだよね。とりあえず何も言わないでおいた]


れ、零にーさんがそう思いたければそう思えばいいよ、僕は、思わない。


なんで、……なんでそんなこと、言うの。


[僕は零にーさんはただ“始祖様”の血に縛り付けられてるんだって、そう信じてる。
僕と零にーさんを隔てる違い――誰の牙を受け吸血鬼になったか。

信じてるのに、零にーさんがまるで“吸血鬼に変わってよかった”って言ってるみたいに聞こえて、―――寒気がする]

――…ごめん。

[僕はその場から走り去った*]


【人】 FSM団 ミナカタ

[>>424不意に零瑠に名を呼ばれ、壁際に押し付けられる。

迫る牙を反射的に首を振り、かわそうとするとする刹那。
視界の端で、きらめくものが動いた。

――刃。

鍛えられた身体は思考が認識するよりも早く、
振り下ろされた懐剣を自由な左手を盾に止めようとするが――]

(434) 2014/02/14(Fri) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[そして、首筋に突き刺さる牙の感覚。
血を奪われる感覚に、苦しげに眉根を寄せる。

太腿に迫る懐剣は、左手で止めることが出来ただろうか?]

 ――……零瑠、お前。

[圧倒的な身体能力に押し込まれ、身動きできぬまま呻いた]

(437) 2014/02/14(Fri) 00時頃

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