192 革命の嵐
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― →帝都の自邸― [先代公爵が帝都滞在のために建てた西風宮は、小宮殿と呼ぶべき規模の豪華な邸宅であった。 大天使宮が白鳥の大空に翼を広げた姿に喩えられるなら、河に浮かび沈思する白鳥と言えようか。 帝室の威光を損ねることを憚り、わざと小さく造ったと噂されるそれは、ヤンヴァーリから分岐する大運河の畔に立ち、帝都で最も典麗な宮殿の一つと言われていた。
ニコライが馬を駆って西風宮に着いたのは、出動を命じられた軍隊がそろそろ暴動鎮圧のために大通りの封鎖を始めた頃であろうか。 慌しく沐浴と再度の着替えを行い、加えて腹心の従僕を通じて配下に細かい指示を出していく。]
(1) 2014/09/05(Fri) 15時頃
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東海艦隊所属の戦艦ヴィーゾフ号……艦長はドミトリー・マラートヴィチ・イワノフか。 異色の経歴の持ち主だな。 熱心な皇帝派でも自由主義思想かぶれでもないようだが、一体どう言う経緯で反乱を考えるようになったのか。
[問題の砲撃を行った戦艦についての暫定的な調査報告を受け、低くうなった。 召使の差し出す盆から肉を包んだパンを摘み、濃い茶で流し込む。 いったん動き出せば、次はいつ食事を取れるか分からない、ということで、召使に命じて軽食を用意させていた。]
とにかくあのオモチャは、浮かべておく時間が長ければ長いほど、厄介なことになる。 鷹派のツルゲーネフ提督あたりを焚きつけて、手段を選ばず艦を港まで引き戻すよう仕向けろ。 海軍内部で解決させて、体面を保たせてやれ。
(2) 2014/09/05(Fri) 15時半頃
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[次に、駐屯地に張り付かせていた密偵の報告を聞いて眉を曇らせる。]
軍は陛下の発砲許可を待たずに制圧準備を始めたか…… 予想していた通りだが、こうも当たると喜びも湧かないな。
[連日のデモに神経過敏になって、予期される民衆の逸脱行為が始まる前に封殺しようと考えているのだろう。 その予想自体は正しいが、手順が間違っている――とニコライは苦々しく噛み締める。 あくまでテロリストどもに先制攻撃をさせ、帝国の親たる皇帝陛下の威光を持ってテロルを鎮圧し、臣民の生活を安堵すると言う形をとらねばならぬ。]
(3) 2014/09/05(Fri) 16時頃
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[伝統と体面ばかり重んじる、思考の硬直した老害のお陰で、余計な工作の手間ばかりかかる、とナプキンで口を拭いながら、黙考する。
いずれ起きるであろう、兵士たちの暴発的な民衆への発砲を適正なタイミングに戻すために、命令の遅延やサボタージュを目論もうにも、時間的にはもう間に合わないだろう。 衝突は避けられぬものと見て、事後の収拾と帝室のイメージを落とさない印象工作に精力をつぎ込んだ方が良い、と決断した。
例の艦長は民衆向けの生贄にするとして、適当な革命派を首謀者として見繕っておく必要があるな、と頭の隅に書きつけておく。]
(4) 2014/09/05(Fri) 16時半頃
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把握している自由主義者どものリストを。 帰宅後に読むので、用意して下さい。
[口を濯ぎ、香料を噛んだところで、ふと思いついたように言葉を継いだ。]
そうだ、警察長官に大聖堂と大学が略奪に会うかも知れないと、忠告しておくように。 あそこは貴重な文化財も多いし、教会は民衆の心の拠りどころでもある。 あまり被害の出ないうちに阻止できるように、良いタイミングで突入できるように計らってやりなさい。
それと、河畔の救貧配給用の食糧倉庫も襲撃されるだろうが、そちらは軍隊でないと無理だろう。 危ないから、こちらは関与せず、成り行きに任せなさい。
そうそう、名の知られた文士に略奪の様子を記録させ、後で新聞に掲載させたり、本にするのも良いかも知れない。 民衆の大半は文字など読めないだろうが、市民階級からは、労働者や農奴へのセンチメンタルな共感は消滅するだろう。
もし、適当な人材に心当たりがあるようなら、接触してみなさい。 自発的に書きたくなるように、必要ならば支援を。
[そこで口を閉じ、召使たちが髪を整え、衣服の最終チェックを終えるのを待った。**]
(5) 2014/09/05(Fri) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 16時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 19時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 20時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 20時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 21時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 21時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 22時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 22時頃
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―回想― [最近、身辺を嗅ぎ回っている者がいる、という報告を従僕から受けたのは、遅い朝食をとっている時のことだった。
食堂ではなく、着替えもせずに寝室のベッドの中で食事をしているのは、明け方近くまで外出していた上に、荒々しい情事の名残が身体のあちこちに残って、一見してそれと分かるほど不調を訴えていたからだ。 私生活を他人に知られる羞恥や恐怖は、生まれた時から大勢の召使の目に晒されてきた生粋の大貴族にはない。 この日はたまたま、単純に周囲に人がいると鬱陶しいという理由で部屋付きの召使を遠ざけていた。
件の人物は、作家のイリヤ・アレクセイヴィチ・クラシコフ。 処女作が批評家の絶賛を受けて一躍文壇の寵児となったものの、それ以後の作はぱっとせず、あまり部数が伸びなかったらしい。 両親は既に死別。ありふれた経歴に、当代のインテリゲンチャらしく自由主義思想の洗礼を受けた作風。 何処にでもいる、凡百の文士崩れと思われた。]
(30) 2014/09/05(Fri) 23時頃
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……それで、特定の革命集団との関係性は見いだせないと。
[特製の濃い肉のスープをスプーンで掬って一啜りし。]
適当に探らせて放っておけ。どうせ素人には何も掴めはしない。 万が一、一線を踏み越えてくるようなら、分を弁えるよう脅しをかけろ。
[白鳥の首筋に残る、愛咬の痕を撫で擦り、冷淡に断を下した。*]
(31) 2014/09/05(Fri) 23時頃
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[従僕からの以後の報告はなく、ニコライはそれきりクラシニコフなる作家のことを忘れ去った。 たかが文士ひとり、記憶にとどめるほどの価値はない。
それより、先頃ニコライたちの暗躍に気付いたらしき、内務大臣の動向と、蟻のように駆除しても駆除しても何処からともなく湧き出してくる革命思想のうねりが、今一番気がかりであった。]
(41) 2014/09/05(Fri) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 23時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 23時半頃
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―川沿いの食糧倉庫― [シメオンたちが軍艦の奪取を計画して川岸に集まりつつある頃。 ニコライが意図したとおり、エセ革命家に扇動された人々の一団が、食糧倉庫を目指して川辺りを行進していた。 いずれも、懸命に働いても充分な糧を得られない世の中への怒りを双眸に滾らせ、皇帝がくれなかった割り前を自分たちの手で得ようと、荒々しく川岸の路を踏みしめて進む。
軍や警察はまだこの事態に気づいてはいない。 大聖堂や教会と違い、ここに鎮圧の軍隊が到着するのは、略奪がピークを過ぎてからとなるだろう。
仕掛けられた導火線に火がつくまで、あと僅か。]
(55) 2014/09/06(Sat) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 00時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 00時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 11時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/06(Sat) 12時頃
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