124 Acta est fabula.
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[雨音に紛れ、広間外からの人の声も漏れ聞こえようか。 会話の内容までは聞き取れやしなかったが、生き残った村人がそこに居ると言うのは知れた。 だからと言って、その輪に混じりに行くことは無かったが。
シビルが茶を用意しに行って戻るまで、男は壁に凭れて床に座ったまま動かなかった。 普段ならば雨の日は採集物の仕分けを行っているのだが、そんなものはここには無い。 師と共に住んでいた家も壊され、取り置いてあったサンプル品も全て使い物にならなくなっていた。 作り直すにも材料が無く、気力も無いためにそのままにしている]
…………────
[シビルが戻れば漂う香りに顔をそちらに向け。 カップの数などを確認して、好きに飲めると判断すると、男はようやく床から腰を上げた。 緩慢な動きで机に近付き、自分の分を取り分けると、それを持ったまま窓際へと近付き、今度は座らずに壁に背を預け、窓の外を眺めながら茶を口にする。 香り付いた湯気が鼻を擽り、口に含んだ茶が再び喉を潤して。 香気含む息を小さく吐いた]
(6) 2013/06/05(Wed) 00時半頃
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[師は知っていたのだろうか。
男が呪われた血を受け継いでいると言うことを。
師は知っていたのだろうか。
男が目覚めるためには数多の人の血と、
それを齎した人狼の血が必要だったことを。
師は知っているのだろうか。
彼らが行動を起こしてしまったために、
男の中の血が目覚めてしまったことを───]
[───ただしその目覚めは、自覚無き仔の目覚めであった]
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[茶を運んだシビルとミッシェルに、男は感謝を示すように軽く頭を下げる。 いつもならば真似をして頭を下げる相棒の姿が左肩にあったのだが、今はもう見るも叶わぬもの]
……………
[温かい茶は身に染みて、穏やかな気分を齎してくれる。 雨雲に覆われた空を見ていると陰鬱な気分に陥りそうだったが、香り良い茶は口にする度にそれを和らげてくれた]
(15) 2013/06/05(Wed) 01時頃
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[人の喉は茶で潤う。
だが獣の心は渇いたまま]
[人の心は穏和に包まれている。
だが獣の本能は贄(エ)を求めた]
[相反する状態、相反する想い。
自覚無き故に両立し、自覚無き故に抑えることも出来ない。
目覚めたばかりの仔は、親に習うことなく贄(エ)を求め彷徨い始める───]
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[窓の外を見ていた男の顔が、かけられた声>>17を耳にしてミッシェルへと向く。 相変わらず目元は前髪で隠れたまま。 僅かに流れた沈黙は、問いに対して思案したがため]
───……
…そ と 、 村の外 へ
ここに居ても 何も ……
[長らく言葉を発していなかったため、最初は掠れた声になりつつ。 喉の調子を戻そうとするように、こくりと一度喉を鳴らしてから、改めて言葉を口にした。 ぼそりと、囁くような低音が唇から発される。 外に出て何をするかまでは決めていなかったから、それだけを紡いだ]
(19) 2013/06/05(Wed) 01時半頃
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[言葉を発した後、最後の一口となった茶を口に含む。 喉を潤して、男は短く息を吐いた]
…… 出てから 考えれば良い
[ミッシェルが零した言葉>>22に短く返し、飲み干したカップを机へと戻した。 何をするにしても、この村から出なければ何も始まらない。 男自身そうするつもりだったから、同じことをミッシェルに勧めた。
そんなゆるりとした中で広間にやって来る者が居たら、前髪の奥から視線を向けて。 問う声が上がったりするならば>>21、顔を机の上の茶へと向けるが、瞳の隠れた視線で伝わるかは謎である**]
(23) 2013/06/05(Wed) 02時頃
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[何気ない会話は日常を呼び戻す。 話をしていたミッシェルに笑みが戻る>>26と同じくして、男の口端もほんの少し固さが和らいだ。 騒動の最中ではこんな風に会話するなど考えられなかった。 本当に終わったのだと、改めて実感出来る。
師のことはショックだったが、それを引き摺ってばかりも居られない。 この先へ進んでいくために、心強く在らねば]
(34) 2013/06/05(Wed) 18時半頃
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[ややあって続々と生存者達が広間へと集まってくる。 もうこれだけしか居ないのだと、再確認するように前髪の奥から視線を向けた。 チールーの表情>>27は未だ固さを感じるもの。 騒動の最中は不気味に思いもしたが、今ならば致し方ないと考えることも出来る。 全てが終わってまだ間もない時なのだから。
周りの会話をぼんやりと聞いているうちにミッシェルは家へ戻ると言って席を立ち。 それに対しての声かけは他の者がしていたために、男は無言のまま見送るだけとなった。 風邪を引いてしまうのさえ気をつければ、何てことは無い道中となるはず。 それ以上かける言葉が見つからなかったと言うのが正しい。
確認めいたシメオンの言葉>>33には、顔をそちらへと向けて頷いてみせる。 男の中では出て行く以外の選択肢は無かったため、否定する要素は一切無かった]
(35) 2013/06/05(Wed) 18時半頃
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[獣の仔は吼えた。
渇きを癒したい、腹を満たしたいと]
[獣の仔は啼いた。
思うままに身体が動かないことを]
[自覚無き故に男《人》はその力を知らず。
自覚無き故に男《獣》はその力を揮えない。
箍が、本能が限界を迎えるその時まで。
男《獣》は男《人》の中でもがき苦しむ。
獣の仔が苦しみ抜いた先に起きる出来事。
自らに起きるその未来を、自覚無き男は知る由も無かった]
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[雨は相変わらず屋根を叩き続けている。 いつ止むとも知れない空を窓から見上げた。 雷雨とならないだけマシだろう]
………………
[窓辺の壁に凭れかかりながら、男の耳は雨音と、広間での会話を拾っていた。 やることも思いつかず、やりたいことはやること叶わず。 何か手伝えと言われるなら是の意を示して従うが、何か思い立つまではしばらくぼんやりとしたまま]
(39) 2013/06/05(Wed) 21時半頃
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[しばらくしてシビルもまた広間を出て行き>>43、机には空になった器が増えていく]
…………
[男は机に近付き空の器をトレイへと纏める。 他にも飲み終わったものがあれば、同様に集め片付けようと]
───…… 飯は
[食えるかと、言葉を端折ってミルフィ>>42やベネット達に問いかけた。 元より自炊していた身、集会場にある材料はそう多くは無いが、空腹を紛らわす程度のものは作れるだろう]
(46) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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あぁ
[願う声>>48に短く諾を返し、男は集めた空の器が載ったトレイを持ち上げる。 作れてスープとパンケーキもどきだろうが、無いよりはマシだろう。 バターやジャムの類は残っていただろうか。 ひとまず全員分用意をしておこうと思案しながら、片付けついで簡単な食事を作ることにした]
(50) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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[食事の用意を手伝うと言ったチールー>>52には、礼を言うように顎を引いて軽く頭を下げて。 男は空の器が載ったトレイを厨房へと運んだ。
スープのための湯を沸かしつつ、先に使用済みの器を洗って。 申し訳程度にある保管庫から小麦粉等の材料を出してくると、適量を混ぜ合わせ焼き始める。 スープとパンケーキ、どちらをチールーが担当するかは彼に任せ、余った方を男が担当した。 しばらくすると厨房からパンケーキを焼く匂いが漂い始めるだろう]
……………
[表情の変わらぬチールーを時折前髪の奥の瞳で見遣るが、特に何か言うことはなく。 黙々と作業をこなして行った]
(55) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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頼む
[パンケーキの担当を請け負ってくれたチールー>>59に頷きながら声を返し。 男はスープ作りに取り掛かる。 辛うじて玉葱が残っていたため、オニオンスープにすることにした]
……… 恋人 だったのか
[紡がれた声に男はまた瞳をチールーへと向けて。 問いに似た声を彼へ投げた。 瞳を向けはしたが、チールーが目を伏せた時は視界外にあって。 問いかけも玉葱を刻みながら為されたものであるため、その時ばかりはチールーを見ては居なかった]
(63) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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