人狼議事


64 色取月の神隠し

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視点:


【人】 子守り 日向

― 祭りの前 ―

 [折りよく通りかかった専門の肉卸の袖を引き、呼び止める。
 事情を説明し、人目に付かぬような場所で前処理をお願いした。
 捌かれて戻ってきた雉肉を木板に乗せ、ぺこりと頭を下げる]

 ……、…。

[さて、と思案した後、調理に取り掛かった]

(4) 2011/09/13(Tue) 13時半頃

【人】 子守り 日向

[一刻の後、ふっくらとした雉の白焼きが焼きあがる。
 熱いうちに、醤油とみりんを中心とした甘辛たれに浸せば、食欲をそそる香りが立ち上った。]

“ごめん これ、売り物じゃないんだ。
 お客さんの注文なの”

[興味津々といった表情で手元を見詰める芙蓉の後ろから、通りかかった村人が覗き込んでいた。
 品書きを指差したり、雉焼きを始めたのかと問う声には、手が塞がっているので表情や仕草で何とか説明する。
 出来上がったものを手早く大皿に盛り付けたのち、芙蓉に向かって首を傾げた。]

(5) 2011/09/13(Tue) 13時半頃

【人】 子守り 日向

 “このまま持っていく ”
 
 ?

[大皿を示して、それから豆皿へと指先を移す。
 注文の理由は聞かないままであったけれど、結構な量が出来上がったから、もし皆で頂くのならこちらの方が食べやすいよ、と勧める仕草。

 答えによっては盛り付け直し、輪になっていた人々をぐるりと見回してから、芙蓉へと皿を引き渡そうとするだろう。*]

(6) 2011/09/13(Tue) 14時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/13(Tue) 14時半頃


せっかくの“大禍時”なんだから。な。


[同胞たちに同意を求めるような、笑う気配が一つ。]


大禍時の、お祭りのとき。

[ぽつ。と、昨夜の笛のこえを思い出す。
から、から、からら…ん。

天上には月、地上には然灯がゆらりと輝く。
その向こう、灯りの道を闇へと辿ればあやかしの里へと続こうか]


【人】 子守り 日向

[知り合いになった面々のことも考え、個々に包むことにした。
 銭の支払いは一度、断りかけるけれども、
 屋台の主は自分ではないと考え直し、受け取ることにして。]

 “あ もし良かったら、分けてもらえるかな。
 私にも、すこし”

[自分を示して、雉焼きを示す。
 意味は通じたらしい。串肉を頬張る芙蓉に、瞳を細めて礼の仕草。
 後片付けを終えたなら、女将に屋台をお返しする。

 その場に残っていた者、祭りに紛れてゆく者。
 皆に挨拶をして、屋台を離れた。]

(11) 2011/09/13(Tue) 16時頃

雷門のかみさま、お里はなれてくれたなら。
…もっと自由になれる?楽しくなれる?
お祭りずっと続くかな。

[先の藤之助の言葉が脳裏に響く
祭りの村を皓と照らすは、白い月。

昨夜は夜通しその月を、
一つ目童女が、大きな大きな瞳で見上げていた]


ああ。もっと面白い祭りになるだろうなぁ。
ずぅっと続く、あやかしの祭囃子。
人間すらも呼び込めるようになる。

[月に向けられた悪童の表情までは伝わらなかったろうが、
楽しげな声が童女の囁きに応えていた。


みんなが来たら、楽しいね。
みんなが来たら、寂しくないね。

お祭り囃子もずっと聞けるね。
お兄ちゃんも、お祭りを続けたいのね。

夕と───、夕顔と、いっしょね。

[くすくす。くすくす。
楽しげな声に、無邪気な笑い声が返る]



お友だち。誰を連れていこうかな──…。

[罪悪感の欠片も持たぬ声が、月の向こうへと響いた]


【人】 子守り 日向

― 祭りの日/明け方 ―

[まだ明けやらぬ薄明の元、下駄の転がる音が響いていた。
 その影は石段を登り切ると、鳥居の前で一礼した。
 湯浴みを終え、髪を櫛削り、すっかり身支度を整えた姿だ。]


[昨夜も、分けて貰った雉焼きの包みを持って訪れている。
 巫女さんにお願いしたら快く受け取っていただけたから、
 今頃は、他のお供物と共に祭壇に並んでいるのだろう。]

(19) 2011/09/13(Tue) 18時半頃

【人】 子守り 日向

[からん、からん。
 控えめに鈴を鳴らして、指を離す。]

 “雷門様”

[膝をつき、呼びかけるようにゆっくりと神の名を刻む。
 両手を合わせて瞳を伏せれば、神聖な気に身を融かされるような心持になる。]

(20) 2011/09/13(Tue) 18時半頃

【人】 子守り 日向

[日頃から社を訪れる機会が少ないわけではないが、祭りの日は特に、山神への感謝と崇敬の念を捧げるために殊更時間をかける。
 そのように教えられたし、祖父亡き後も守ってきた。
 明け方に訪れたのも、参拝者の姿のないうちに対話を済ませたかった為だ。]

 ―――…

[双眸を薄く開いて、最後にもう一度一礼。]

(21) 2011/09/13(Tue) 18時半頃

【人】 子守り 日向

[声を失った頃からの決め事があった。
 祈りだけは、土の上に残さぬこと。]

 “無くたって、伝わる。    よね”

[ほのりとした笑みを残し、娘は社から踵を返す。
 気も早く飲みすぎたのであろう、彼方此方に転がる村人衆をぺちりと起こして歩いた。
 
 葉擦れの音、その隙間から微かに聞こえる祭囃子が心地良い。
 広場の片隅に座り、*時を待つ*]

(22) 2011/09/13(Tue) 18時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/13(Tue) 19時頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/13(Tue) 19時頃


[ざわり、風が吹く]

[ざわり、届くのは

同胞たちの、声]

……おや。
聞こえるんだね。

山の神の気が、ちょいと逸れたのかねえ。


[ざわ、ざわ、ざわり]

[狐が夜の森を駆け]

ほら、辰次。……雉だよ。

[樹上へぽいと投げ上げられる、脂の浸みた包みがひとつ]


―前夜―

おっと、あぶねぇ。

[投げられた包みは、勢いづいて木を超えるくらいの高さまで一度跳ね上がった。落ちてきた所を受け止めて]

ありがとな、芙蓉。
ところで、これどうしたんだ?
鳥を捕ってくるなんて珍しい。

[鳥捕りは苦手じゃなかったっけ?と、包みを解いて雉肉を珍しげに眺め、齧りつく。味覚は人のそれと然程変わりがないのか、人好みの味がついていても平気で食らっている]


貰いもんだよ。

[しばらく樹上を見上げていたが、首が痛くなってきたのでやめた。
声だけを辰次の気配に向ける]

……足に怪我した男を、見なかったかい?
ちょっといい男でさ、でも……

[思い出すのは、男の瞳が孕んでいた闇]

うん、何か、わけありげな、さ。


ああ、あいつかぁ。
一応俺と明ん所に挨拶に来たな。
『荒らすつもりはない』って言ってたが。

[ふぃっと手を振ると、油紙はどこかへと消えて]

…多少荒れても、それはそれ。
賑やかな空気で羽目を外しすぎるなんざ、よくあること。

大嵐を起こして祭りを潰しちまうような真似さえしなきゃ、好きに過ごしたらいいさ。もっとも、この地ではそう簡単には起こせないだろうけど。

[聞いているかどうかはわからないが、そう呟いて]


おもかったー
つかれた

もどりそう、がまん

[人前故に、姿が変わりそうなのをじっとこらえている。]


まぁ今は、それより月見だなぁ。

雲一つない、月見日和…ん、日和は昼か…

名月夜?…酒でも掠めてくればよかったかぁ。

[枝の上から、くつろぎすぎている空気が漂っていた*]


あっ、ふえた

[戻りそうなのを我慢してたら、ぽろりと身体から一匹けだまのようなものが分かれ出た。

着物の袖のところに一匹それがいる。]

たつー、ふえたー。

[人には聞こえぬ囁きで、辰次へ報告した。]


挨拶に、かい。
あんたを顔だとでも思ったのかねえ?

[樹下の狐から、苦笑の気配]

ってことは、しばらく居るってわけだ。

……ま、そうだね。あたしらがここに居られなくなるようなことがなきゃ、やかましく言うつもりはないよ。


増えたぁ?
弟か、妹か、どっちだぁ?

[けらけらと、愉快そうに報告を聞き。

見つからないように、きちんと仕舞っておいてやれよ?


ん……あきのしん、かい?

[ふわふわと伝わってくる、独特の気へ意識を向けた]

どうしたんだい、どこで何やって……?


[その気が、増えたような気がする]

何なんだい、あんた……まあいいや、辰次に任せたよ。


わかんない。

[けさらんぱさらん、性別は無い。]

でも、出そう。おとなしくない。
先生のところにいるから、がんばる。

[増えて別の個体となったけだまは、そわそわしている。]


――辰次、あんたこそ、さあ。
さっき「連れて行く」とか話してたみたいだけど、無茶するんじゃないよ。

あたしらと違って、人間は……あたしらの里に来ちまったら、自分じゃ帰れないって、聞いたよ。
雷門はたぶん、今んとこ村を護ってるはずだ。少なくとも自分がいるうちは、止めるだろうねえ。

[ざわり、風が鳴る。
山の神の気は、未だ社にある*]


たつー、ひとりだちしたー。

[己から分かれたけだまの事を報告し]

あ、食べちゃだめだよ。
まだおっきくないから。

[この声が聞こえるあやかし達へ、そう伝えた。
まあ、別に伝えなくても美味しくもないケサランパサランを食べる輩はいないだろうが。]


出てきたばかりで、左右もわからんだろうからなぁ。
人に捕まらんよう、気をつけてなぁ。
って、食わねぇよ。

[独り立ちしていった毛玉に、助言をし。

はは。
人間は、脆いからなぁ……

[芙蓉の忠告は、否定も肯定もしない。
ただ笑っただけだった。**]


 本当に…誰やろうな。
 そんなお門違いなこと言うとったんは。

 あやかしの世は、
 いつだってそばにありますのに…なぁ?

[小さく爪弾くような弦の音がゆれる]


[現と隔が重なりかければ、箏の元にも同胞の…言葉無き言葉もとどくだろう]

 さっきから静ぁに聞こえてはおりましたんよ。
 こういう時やから、
 集まって来てるやろかと思うてましたけど
 思うたより大勢来られてますのな。

 うち、龍の笛の人しかわかりませんでしたわ。


おや。
あたしにも、そっちはわからなかったよ。

[狐の耳が、弦の音捉え]

大禍時……だからねえ。
あたしはこの辺りのもんだけど、だいぶ遠くからも、来てるようだね。


["ひょう、ひょう"と啼く、虎鶫の不吉な音を先触れに
黒烟を靡かせ、跛足の男が先住者たちの前に姿を現す]

 ……これはこれは、また、随分と賑やかなことで。
 
[新たに増えた気配を知り、面白そうに片眉を上げた]


 あらぁ、その気はさっきの薬師さんやねぇ。
 少しは思うてたんやけど…
 …立派に化けてますやん。
 その音色はお狐さんやろか?

 そうやねぇ。上方やからなぁ。
 遠いんやろねぇ
 けど、何度か来たことはありますんよ?

 うち、自分持って歩かなならんから
 時間かかってかないませんわぁ。
 言うても時なんて
 あまり気にしてはおらんのやけど。


 まあ! トラツグミの音色……
 奴延鳥さんやろか?
 二条の宴でお会いして以来やろか?

 少し離れてますし、
 久しく聞いてませんでしたから
 間違うてたらすんません。

[刻を同じくして加わる気を感じれば、その音色は少し高らかに綻ぶ]


音楽に縁の深い身だからなぁ。
わかりやすかったんだろう、お互い。

[志乃の弦の音に、低い笛の音が応える

遠くからお疲れさん。


そうともさ、狐だよ。
九尾の……には、及びもしないけどね。
一応、化けちゃいられるみたいだ。バレやしないかと、びくびくしてるよ。

あんたも、九十九神の類かい?
辰次と似たようなもん、かねえ。
ありゃあ懐に入る大きさだから、まだマシなのかね。

ふうん……上方って言われても、ぴんとこないけど。
あたしは、この辺りから離れたことがないからね。
言葉が違うから、遠いんだろうねえ。


 この日を逃しますとなぁ
 …なかなか難儀やかね

 せやなぁ…けど大禍時やなんて…
 ヒトの都合で付けた言葉は
 うち好きではありませんよぅ?

 うちらはうちらの理の世界
 忌まわれる道理もありませんやろ?
 うちらにとっては禍でも
 ましてや大禍でもありませんやん。

 まぁ、瞬きが如きはヒトの命
 うちらの理がヒトにとっては
 どうかは知りませんけれど?

 皆さん何かされますのん?


ん……。

[擦れたような、鳥の声。黒烟を纏う気配は、今までに感じたことのない――けれど、知っているもの]

ああ、あんた、

[声を掛けようとしたところへ、高い箏の音]

……知り合い、かい?


 確かに己は、鵺なるあやかしだけれども……。

 えと、そちらさんは。
 ……もしかして、前に都ででもお会いしたことが、ありましたっけか。
 
[奴延鳥――男を鵺と喝破した、喜色の滲む声音に首を傾ぐ]



 九尾さんには会ぅたことありませんけど、
 六尾さんやったら、伏見におりましたかなぁ…

 ええ、遠い言うても、ヒトの足でやろか?
 
 せやなぁ、龍の笛の方と同じやな。
 琴古主とも呼ばれますけど、
 九十九でおぅてますよ?

 大勢の胞と介すのは久しぶりやからねぇ
 どうぞよろしく


つくねがみ?

[眠そうな呟きは何か間違っている。]


人にとっては禍に思えること。
…俺にとっちゃ、ちょっとした悪戯に過ぎんさ。
悪ガキってのは、悪戯ができる機会があれば実行に移すもんだ。

[樹の上で笛を吹きながらも、聞こえぬ声は飛ばす。
悪童のようなものだからこそ、雷門は己にとって「近所の雷親父」の如き厄介な存在である。]


ろくび……。

[六尾、ということだろう。
思わず自分の尻尾を振り向いた。ふさふさとした尾は、一本]

世の中ってのは、広いねえ。
あやかしの世も、さ。
ああ、よろしく頼むよ。



[箏の音は弾む]

 清涼殿で、大立ち回りしてましたやろ?
 うち、その時おりましたんよ。

 いぅても、その頃はこうやって爪弾くことも叶いませんでしたからなぁ。
 お話するんははじめてですよぅ?

 あの日の寂しげで憂いの声が綺麗でなぁ。
 うちずっと覚えてましたんよ?
 ヒトは不吉や言うて、騒いでましたけどなぁ



 あらぁ……その気は確か…
 うちが村に来たときに

 お兄さんもあやかしやったんやね。
 えらく可愛らしい気やったからなぁ。

[音亡き箏の音は愉快気を纏う]


ぴ、

[明之進の「つくね神」に、笛の音が少々乱れた

祭りの決まりごとなんて…
“無粋な真似をしなきゃいい”以外には何もないさ。

[気ままなあやかしの言葉。
それは、余所からやってきた者にも向けられていたようだ。

やがて、演奏へと集中し始め、夜の間は、聞こえぬ声にもなかなか返事をしなくなっていただろう*]


【人】 子守り 日向

―祭りの朝―

[長屋の格子窓に切り取られた空よりも、
 澄んだ風の渡る広い空に浮かぶ方が、
 満月は白く輝いて見える。

 手を伸ばせば届くほどに、近い。]



[風車を指先でくるりと回す、一度だけ。
 陽に役目を渡し、月が姿を隠すまで見蕩れていて―――

 太鼓の合図と共に、祭りの始まりを知ることになる。]

(68) 2011/09/13(Tue) 23時頃

[箏の音が聞こえると]

うん、けしゃらんぱしゃらん、だから。

[己の正体を伝える。
眠そうな囁きは上手く言葉を紡げていないがそれはさておき]

いっぱい集まって、あやかしも おまつり?
火を食べたり できるかな


【人】 子守り 日向

―少しの後―

[人から見れば随分とのんびりな急ぎ足で、広場を歩いていた。
 と、目的の屋台に着くよりも前に、何かがふわりと視界を遮った。>>32>>63]

 ……??

[何だろう、これは。
 目の前で制止したかと思えば、右へ行ったり左へ行ったり。]

 (毛玉。……生き物?)

[まるで風任せなのか、意思があるのか。
 その正体不明の生物だか植物だかわからないものに手を伸ばしたり触れようとしたり、暫く戯れていたけれども]

(69) 2011/09/13(Tue) 23時頃


 龍の笛……んー龍っつぁんでええやろか?
 元気があってええなぁ。
 うちは、できひんのよねぇ……この身体(箏)やと

 折角の逢魔時やから、愉しんで
 愉しませたらええ思うんよ。

 雷門さんも、なんや忙しのうみたいやし
 あまりうちらを気にした風でもなかったからなぁ。

 せやけど、ここは霊峰の麓やから
 気ぃつけてな?

 ヒトもヒトならざる力持ってるやもしれへんし


【人】 子守り 日向

 ………!

[ひゅうと吹いた風に乗り、
 小さな毛玉は軽々と舞い上がる。
 見えなくなるまで見送って、それからまた歩き出した。

 目的地は勿論、菊屋の屋台。]

(75) 2011/09/13(Tue) 23時頃

おう、好きに呼んでくれて構わないぞ。

ああ、そういや…むかーしも、遊びを邪魔されたことあったっけな…気をつけんと。ありがとう。

[志乃の忠告に、何かを思い出したようで。

あぁ、それと…鵺の?
雉、少し貰った。うまかった。礼を言う。

[自分への贈り物ではなかったが、分けてもらった以上は告げておいた*]


 清涼殿、ね。……あれはなぁ。

[女の口から零れる言葉に、
男の面に何とも言えない表情が浮かんだ。
寄って集って討伐され、残った欠片が人の態を為しているのが今の男だ。
落魄し、かつての大妖とは別の存在に成り果てていたから
箏の女の言葉には苦笑するばかり]
 
 ……あぁ、姉さんか。さっきはどうも。

[狐の女の声が聞こえれば振り向いて、
知り合いか、と言う問いには]
 
 どうにも、己の昔のやんちゃを見られていたらしいなぁ。

[ばつが悪そうに、小さく肩を竦めた]


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/13(Tue) 23時半頃


 ……なぁに、あれは狐の姉さんにあげたモンだ。
 己が礼を言われる筋でもないが――、
 
 まぁ、九十九の旦那も喜んでくれたんなら、何よりさ。

[思わぬところから出てきた雉の礼に、答える]


 まだまだ非力な子供。
 こんな時間に独りでは危ないやもしれぬな。 

[肩を叩くと同時に一平太の周りを本人には見えない霧が包む。
それはならず者達を惑わす幻覚の霧。

父親から受け継いだ僅かな能力。
故に"人間"相手にしか通用しないであろうが。]

 ――――気をつけてな。

[届かない声をもう一度押し掛け弟子に掛けて。
とぼとぼと帰っていく後姿を見守った**]


……そうかい。

[都の様子も、清涼殿とやらが何なのかもわからないから、
想像するのはただ暴れているあやかしの姿。

それでも、己が目にした傷跡を思えば、茶化すのは憚られた]

都で会ったのがこんなところでまた会うなんて、
世の中ってのは、狭いねえ。

[さっきと逆のことを言い]

ああそうそう、雉、ありがと。
人間に料理してもらってみたけど、旨かったよ。

[辰次に重ねて、礼を言う]


ん?

[何となく違和感を覚えて、その正体に思い当たる]

ああ、あたしはね、芙蓉ってんだ。
あんた……名はあるのかい。

[狐の姉さん、と己を呼ぶ男へ、問うた]


【人】 子守り 日向

[目的の店は案外とすぐ近くだった。
 列を成す客の中には見知った顔も幾らか。
 丈が足りず、負けじと背伸びをする。]

 っ。

[諦め顔。女たるもの、潔く敗北は認めなくてはなるまい。
 暫くの間、たまこのてきぱきとした仕事ぶりと充実した笑顔を見ながら屋台の近くで静かに佇み、
 客足が途切れた頃合を見計らって、屋台の前へと歩を進める。
 
 白餡、みたらし、草団子。
 とん、とん、と指し示し、たまこが気付けば微笑を向ける。]

(89) 2011/09/13(Tue) 23時半頃


 やんちゃやなんて、とても凛々しい立ち振る舞いに、うち心が震えましたんよ?

[離れ姿は見せずとも、鵺の方が複雑な思いを滲ませているのは、音色を聞けば理解も出来て]

 え……えぇと……
 お声を聞けてはしゃいでしまいましたわぁ。

[ごめんなさいをするように、しゅんとした音が届いたか]



 広くて狭いんは、ヒトの世もあやかしの世も変わりませんよん。
 芙蓉さんも、上方来たらええんよ。
 稲荷山の宇迦之御魂様は、
 気さくな方でねぇ…

 嗚呼うちも雉戴きましたよぅ。
 おおきに。


稲荷山の……ああ。
お名前だけは。

[親戚の友の親戚の、そんな狐付き合いを通じて、遠い主とも言える神の御名は、伝わっていた]

へええ。会ったことがあるんだ、ねえ。

[感心したような、羨ましそうな声が漏れた]


 ……あぁ、名前かい?
 己は、今は藤之助って名乗ってんだ。
 
 芙蓉ね、なかなか佳い名じゃないか。
 藤に芙蓉に……夕顔。何とも雅な名が揃ったもんだ。

[狐の女――芙蓉に答え、ふと、夕顔のことを思い出した]


 ……清涼殿でのことは、何て言うのかなぁ。
 絵巻物でも見るような感じなんだよなぁ。

[大妖の欠片でしかない今の男にとって
かつての立ち回りなど、どこか他人事のような記憶でしかない]

 まぁ、昔の俺のしくじりだ。
 あんたが気に病む必要はないさ。 

[しゅんとする筝の女を慰めるように、軽い調子で]


[芙蓉に、そして箏の女にも
続けざまに雉の礼を言われれば]

 ……確かに世の中ってェのは
 思ったよりも狭いのかも知れないね。

[意外な繋がりを知って、くつくつ笑った*]



 普段、今みたいに自分で自分
 持って歩くようなことしませんからねぇ。

 なまじ付喪になるくらいの箏やから
 神様の奉納やらで、雅曲を弾かれるやろ?
 せやから縁が深いんよ。

 むしろここみたいなお祭りの方が
 うちは新鮮やなぁ。

 沙耶も…ああヒトの娘な。
 ええ子なんよ。
 連れて行ってくれる言うてたから
 楽しみにしてるんよ。


【人】 子守り 日向

[たまこに申し訳なさそうな顔をされてしまい眉が下がるのも一瞬、直ぐに笑顔を向けられて安堵する。
 看板娘は笑顔だよね、と思いながら、受け取ったのは各一本。]

 “ううん 芙蓉さん、見つかったみたいで良かった。
  それに、蓬も。”

[まんまる笑顔に、つられるように柔らかく微笑んで。
 邪魔にならぬよう屋台の裏手に回って地を掻いたのち、
 同じように指二本の蟹手を、胸元に形作る。]

(118) 2011/09/14(Wed) 00時半頃

【人】 子守り 日向

 “そうだね、挨拶に行こうかな”

[少し考えたのち、頷く。何を売っているのか気になった。
 見知った薬師とは違い、芙蓉は女性。目新しい物や興味を引く品もあるだろうかと思い巡らせる。]

 “でも、たまこちゃん、お店は” 

 ―――

[問うより先に、たまこが素早く動いていた。
 流石だね、と少し笑って、連れ立って歩き出す。
 友と歩くのがいつだって楽しいのは、幼い頃と同じ。けれど、彼女には大事な店がある。
 芙蓉の店を覗いたら、別れるつもりで。]

(123) 2011/09/14(Wed) 00時半頃

日向は、おまけを入れてくれたことには気付いていた。包みを抱えて、ありがとう、という仕草。

2011/09/14(Wed) 00時半頃


藤之助――

[黒烟を纏う男の名を聞けば、渋い顔になった]

なんとかのすけだの、なんとかえもんだのは、覚えにくいんだよ。
藤でいいかい。いやなら雉。

夕顔……そうだね、花の名ってのは、綺麗なもんさ。
自分の名前も、気に入ってるよ。


藤、あんたはさあ、人間に――


――誰が何をしに来たか、何したいのか、邪魔はしないつもりだけどさ。
今は、雷門に目をつけられるような真似、しちゃだめだよ。

おとなしく、人の祭りを楽しんでるのが一番さ。
今は、まだ、ね。

[藤之助だけではなく、囁きの届く皆へ釘を刺し。
社に宿る神の気を、そうっと窺った*]


【人】 子守り 日向

[人波に揉まれながら芙蓉の店を目指す途中、
 綺麗な着物がひらりと舞うのを認めた。>>124
 それが志乃だと気付くのに少々の時間を要したのは、その葡萄色が初印象とはかけ離れた動きをしたため。]

 “すごい”

[思わず、声にならない声を上げた。
 ゆりは勿論、他所の村から来たらしいふたりが祭りを楽しんでいることが純粋に嬉しい。
 …が、よもやその隣の的中心近くに刺さった三本の矢を、ゆりが投げたなどとは思わないだろう。]

(128) 2011/09/14(Wed) 00時半頃

おまつり、賑やか。

[響きあう、いくつもの気配。
まつりの喧騒に紛れる、あやかしどもの気配]


 呼びたいように呼んだら良いさ。
 ……だが、雉はなァ。んな名前だと、皆に喰われちまいそうだな。

[どうせ適当に付けた名だ。きちんと呼ばれる必要も無い]


 己が、人間に?――その続きはなんだろうね。

[男へ何か言いかけた芙蓉に言葉を促すが
答えがなくても気にした素振りは見せない]
 
 ……まぁ、いいさ。

 己も下手打って、雷門さんの罰を当てられる心算はないしね。
 忠告通り、大人しくしておくさ。

[今はただ、時が満ちるのを待つのみ]


おなかへったなぁ
おしろいたべたいなぁ

[人の姿じゃ呟けない言葉は、囁きとして漂う。]

飴も、餡菓子も、
綺麗だけど 食べられない……



 賑やかでええなぁ。
 えらい可愛らしい気やけど、童子さんやろか?
 ああ、挨拶まだやったな。
 琴古主の志乃言いますんよ。

 まだ会うてないけど、よろしく


人間に――罰を、当てにきたのかなって。

[刀傷持つ鵺の思惑、世間知らずの狐は*そんな風に*]


 会うてへん言うたら
 奴延鳥さんとも未だやったねぇ。
 出会うたら藤之助さんと
 呼ばせて貰うたらええんよね?

 もう皆さんお会いしてますん?
 うち、昨日はヒトの子と遊ばせて貰ぅたからなぁ

 けど、時間はありますやろうから
 またいずれやろうね。

 
 


……?おしろい?
おしろい好きなの?おいしいの?

[目前の青年から漂う囁きに、首を傾いだ]


うん。わたしは夕顔。
一つ目の童子なの。お祭りだから、きたの。

琴古主の志乃…さん。

[見えないまま、気配にこくと頷いた。
ぺこりとお辞儀するような気配のみ、向こうの方へと届こうか]


【人】 子守り 日向

 “上手だった、ね。
 志乃さんが的当てって、すこし意外。
 隣の二つは ゆりちゃんと辰次さんが投げたのだと思うけど”
 
[どちらの結果であるかを取り違えつつ、二つの的を指で示して]

 “私は投げたことない、気がする。
 でも、たまこちゃんが当たらないほど難しいなら、見てるだけの方がいいかも”

[眉を下げて微笑んで、姉御肌の幼馴染の柔らかな手を握り返す。
 芙蓉の店はすぐ傍に見えて来ていた]

(152) 2011/09/14(Wed) 01時頃


 丁寧にありがとな。夕顔さん

 うちも、お祭り聞いて来たんよ。
 ヒトの祭りを楽しめるんは
 そうそうないからねぇ

 楽しみましょうな。

[それだけがここに来た理由というわけではなかったのだけど…それは語る時でもなくて──
お辞儀の気配に応えるように柔らかく包むような音色を奏でる]


おしろい、おいしいよ。
おいしくて、大きくなれるし、増えるよ。

[好物のことを楽しそうに話した。]

……たつはたべないけど。
たべものじゃない、っていってた。


 ――――どうだろうねェ。
 ま、雷門さんが目を光らせている限り、
 己が悪戯をしたくても、結局何もできないだろうしなぁ。

[芙蓉の言葉に思惑を問われれば、核心は伏せたまま]


 ……あぁ、好きに呼んで呉れれば良いよ。
 
 そうだな、己は志乃の他の面々とは挨拶は済ませているよ。
 あんたの綺麗な声を、直に聞かせて貰うのを楽しみにするかな。

[時間があるから、またいずれ、などと言われれば
調子の良い言葉を向けた**]


【人】 子守り 日向

 “こんにちは”

[声を揃えて言ったつもりで唇を動かしながら、文字を並べる。]

 “昨日は、鳥をありがとう。
 お皿の上の、全部平らげたみたいね。
 お口に合ったなら うれしい”

[昨日は沢山の人に出会った上に調理に忙しく、ぎこちない会話を不思議に思うほどの余裕が無かった。
 芙蓉が文字を読めないことを知らぬままで、つらつらと丸い文字を連ねている。
 ただ、仮名を添えて書くべきだと学んだために、そこだけは徹底していた。]

(163) 2011/09/14(Wed) 01時半頃

くれぐれも、今は食うなよ…


[遠く聞こえてきた声に、釘を刺す声が囁きに乗った。


まあ、おじょうず
[あやかしの世にもある社交辞令という物なのは百も承知だったのだけれど、妖にして幼き頃に見た大妖の言葉とあっては、妙に心も躍ったのだろう]

……ん
[嬉しさを音色にしないことに大変な労力を割く羽目になった]**


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/14(Wed) 01時半頃


志乃もお祭り、好きなんだ…?

[辰次も藤之助も好きなのだろう。
勝手にそう理解をして、志乃もそうなのかと納得をする。
続いて響く、柔らかな音色には大きな瞳を瞬いて、]

…きれい。

[素直な感想が零れた]


[釘を刺す囁きに]

うん、がまん、する。
が ま ん

だいじょうぶ。

[答える囁きは、今はしっかりとした意志を持っている。今は。]


おいしくて、大きくなれて……増える?
……????

[楽しそうに話されても、良く分からない
分からない。と、満面表すことになってしまった。
貰った飴を舐めながら、首を傾げる]

おしろいでおなかいっぱいだったの?
飴よりおいしい?あまいの?

……??辰のお兄ちゃんはきらいなの?

[さっぱり分からない]


おだんごとおなじぐらい、おいしいよ。おしろい。
おだんごは、もう たべれなくなっちゃったけど。

[人であった頃、団子が好きだった。
まだ残っている記憶。時折いまでも食べられるか試してみることもある。……食べられない、が。]


……俺はおすすめしないが、興味あるなら食べてみてもいいかもな。

意外と、口にあうかもしれん……
が、俺はおすすめしない。
ケサランパサラン以外には、そもそも食べものじゃない。

人と味覚が似てるなら、やめておいた方がいいぞ、夕顔。

[明之進が夕顔におしろいを推しているのを聞き、忠告をしておいた。]


【人】 子守り 日向

 “焼いて欲しいって、雉を芙蓉さんが持ってきて… ね”

 ……!

 “もしかして、たまこちゃんの所まで回らなかったの、かな。
 ごめんね、もう少しだけ貰って私が届ければよかった”

[とても行き渡る程の量ではなかったことに思い至れば、申し訳なさそうに眉を寄せた。]

 “でも、びっくりした。
 すごく新鮮だったって言われたよ、卸の旦那さんに。”

[話題は巡る。雉の話、それから芙蓉の売る薬の話へと。
 たまこが店に戻る時間になるまで、暫くは雑談に花が咲くのだろう。]

(180) 2011/09/14(Wed) 02時頃

日向は、たまこと芙蓉が賑やかに会話を交わすのを嬉しげに眺めていた。*

2011/09/14(Wed) 02時頃


【人】 子守り 日向

[たまこが戻る時刻になったなら、二人に小さく手を振って、再び屋台巡りに戻った。
 威勢の良い客寄せの声に振り返ったり、遠方から運ばれてきた珍しい細工を眺めたり。

 軽やかな足取り。
 無意識に周囲を見回して、こころ吹き抜ける風を探している。**]

(183) 2011/09/14(Wed) 02時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/14(Wed) 02時半頃


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