人狼議事


167 あの、春の日

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視点:


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 00時頃


【人】 お針子 ジリヤ

― 生徒会室 ―


   ―――、――…

 [ すすす、とシャーペンの音だけが響く。
   時折風が吹けば、開けていた窓のカーテンと、
   自身の髪を、ふわり、と揺らしただろう。 ]


   ――…んん、っ、
   やっと、終わった…

 [ ぐ、っと背伸びをして全身を解す。
   これで積み上げられた資料たちと、おさらばだ。 ]

(3) 2014/03/03(Mon) 00時頃

 
 ……それは、旅立つ人目線の歌だもの。

[小さく、誰かが呟く。]


[ぺたり。
無意識に、数学書を支える手とは逆の手が、木肌に触れる]

……ああ、そうだったな。

[ぺらりとページをめくりながら、低い声で呟いた]

僕には、やりたいことがあったのだった。


【人】 お針子 ジリヤ

   
 [ ふう、と一息つき、廊下へと続くドアの前で
   生徒会室全体を見つめる。 ]


   さようなら。ありがとう。


 [ 誰もいない教室に、ぺこり、と感謝の意を表す。
   くるり、とスカートを翻し生徒会室を後にした。* ]
   

(12) 2014/03/03(Mon) 00時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 00時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

― →寮・食堂 ―

 [ 春の色を楽しみながら、食堂へと足を運ぶ。
   途中、見えた中庭にいる人影>>9に数秒、足を止めて。

   ぱたぱた、と人の足音が聞こえれば、
   何事もなかったかのようにまた、歩き出す。

   
   ほんのり、子犬の鳴き声が耳を掠めた気がした。 ]

(20) 2014/03/03(Mon) 00時半頃

[木肌に触れていた手は、一度するりと撫でて。
ごく自然な仕草で、その手を持ち上げてひらりとマユミに向かって振った]


【人】 お針子 ジリヤ

― 寮・食堂 ―


 [ 着く頃には先客>>2>>13の姿。
   目が合えば「 おはよう。」と声はかけただろう。
   ―――真顔で。
   
  後輩とはもう、話す機会はそう無いというのに。

  野菜ジュースとサンドウィッチを購入し、
   空いている席に腰を下ろして、静かに、食事を。 ]

(21) 2014/03/03(Mon) 01時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 01時頃


 
 ――……風邪引かないように気をつけてくださいね。

 それだけ、言えばいいのに。
 申し訳ありません、ハルカ先輩。

[木肌に触れた手をこちらに向けてくれたハルカへ、申し訳なさそうに紡いだ。
この声はきっと、届かない。そう思ったから。

どうして?]


 
 世の中は 夢かうつつか うつつとも
 夢とも知らず ありてなければ

[26歳の自分と、16歳の自分。
唇から零れたそれは、詠み人知らずの和歌**]


別に謝ることはない。
言いたいことを、言いたい口調で。
そこに謝る理由など存在しない。

[かくいうハルカも、上級生にすら口調はぶれず、一人称は「僕」である。
偉そうだとか敬意が足りないとか言われるハルカより、よほどいいんじゃないだろうか]


[届かないはずの声が届いたことに、最初違和感は覚えなかった。
それくらい、自然で、当たり前のことのように感じたのだ。
おかしい、という理解は遅れてやってきた]

む?

[数学書を抱えなおし、わずかに首を傾ぐ]

君も、なにか後悔しているのか?
……僕のように。


【人】 お針子 ジリヤ

   
 [ 『メイク』という単語にチラ、と
   2人>>26>>29に目を向ける。

   道具が入っているだろう箱に目は奪われて。
    大人になったらするのかしら、
    化粧の仕方ってどこで学ぶのかしら、
   
   化粧をすれば、あの人と――― ]

 [ あれやこれや考えているうちに視線>>30を感じ
   ふい、っと慌てて視線をサンドウィッチへ。
  
  きっとバレてない。
   盗み聞きしたことも、見ていたことも。 ]

(32) 2014/03/03(Mon) 01時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 01時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

   
 [ 知らんぷりを決め込んでいたが、
   突然こちらへと向けられる声>>39
   肩をビクりと震わせる。 ]


   ――っ、え、ええ
   こんなに静かだもの、聞こえているわ。

 [ こんなに静かなのに、聞こえない方が不自然だ。
   と、言っても過言ではないだろう。
  しかし、3人の会話を盗み聞きしていたのを
   知られたような気分になり。
   羞恥でほんのりと頬が赤く染まっていただろう。 ]


   ちなみに、

 [ 野菜ジュースを飲み干し、反撃するかのように
   視線をハルカに。 ]

(40) 2014/03/03(Mon) 02時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   口紅はレモン味じゃ、ないわよ。
   あとキスも。……多分

 [ ハルカに向けた言葉は力強く。
   しかしシーシャへの言葉はだんだんと
   語調が弱くなり、最後の言葉は蚊の鳴くようで。 ]

 [ メイクに興味がないわけではないので、
   そのまま彼らの方に足を運び、
   近くの席へ腰かけただろう。 ]

(41) 2014/03/03(Mon) 02時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   違うわ。きっと。


 [ 追撃>>43にも素早く、表情すら変えずにツッコミ。
  緊張しているのか、口ごもりながら話す彼を見て、
   綺麗と言われれば視線は床へと。 ]


   …とんでもない。でも、ありがとう。
   シーシャ…くんね。

   メイク、かぁ。

 [ 愛想のない表情で淡々と告げられた言葉で、
   果たして感謝の意は相手に伝わったのだろうか。

  メイクの協力について尋ねられれば、うーん、と唸り。
   しかし数秒後には首を縦に振っていただろう。
  この学校から完全にさようならをする前に、
   未知の経験、それも後輩とできるのなら、と。** ]

(44) 2014/03/03(Mon) 03時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 03時頃


【人】 お針子 ジリヤ

   
 [ 困惑する彼>>45に、首をこてり。
   よく見れば新聞部の新聞で見たり、
   美術部の友人が自慢してきていた寮生の彼では、と
   じい、っと見つめる。

  彼が助け舟を求めた男子生徒>>47のことは
   なにかと噂で知っていた。女性関連の。
  しかし苦手というよりは、違う世界の人なのだ、と
   一歩引いたところから見ているというか。 ]
   
   …うん。
   私もお化粧は初めての体験だから、
   思い描くように、色付けてくれたら、いいわ。

 [ レモン味じゃないことにかなり
   ショックを受けている様子の彼女>>50>>51
   横目でチラリと見ながら、
   シーシャにはキャンバスに描くように
   自由にやってくれたらな、と願う。** ]

(54) 2014/03/03(Mon) 12時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 12時半頃


 えっ、……――――?

[食堂へ行くと、ハルカは確かに口にした。それを聞き届けて窓を閉めたというのに、また彼女の声がする
振り返れど、眼前にあるのは外界と隔たるガラス窓。

続けて、彼女は問うた
「僕のように。」
そうだ、ハルカは女性であるけれど、一人称は「僕」であった。
けれどどうだ、自らの中には、「私」と言葉にする彼女の姿も存在している。

数度、黒眼を瞬く。大きく、息を吐く。]

 ……はい。
 とても、……とても大きな、後悔を。

[言葉に滲んだ苦味を、溶かしていくかのようにゆっくりと紡いだ。]


―裏庭―

そうか。

[マユミとの会話が成立する。
冷静に考えれば、どう考えてもおかしいのに、やはりそれは、ごく自然な、当たり前のことのような気がした。
そうだ、今のこの状況に比べれば、これくらいの不思議はどうということはない。
当たり前のように、10年前の春にいる、この状況そのものの方がよほど不思議だ]

そうか。僕と同じなのだな。
後悔を抱えて、なぜか10年前のここにいる。
これは、夢なのだろうか。


[夢だとしたら、誰の?
己の見ている夢か。それともマユミの?
それとも……皆の見ている夢なのだろうか?
考えても、答えは出ない]

後悔を抱えているなら、やり直してみてはどうだろう。
人生に「もしも」はないというが、今僕たちは「もしも」の世界にいる。
後悔しなかったバージョンを体験してみるというのも、悪くないかもしれない。

[10年前の自分には、踏み出す勇気が足りなかった。けれどその結果を知っている。嫌というほど味わった、苦い苦い後悔の味を知っている]

うまくいっても、いかなくても。
どうせ、夢なのだから。


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 21時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

   
   ……ん
   なんか、不思議な感覚。
   
 [ 小刻みに震える手で、丁寧に丁寧に扱う彼に>>58
   正直な感想を。
   あと少し声がかけられるのが遅かったら、
   寝てしまっていたかも、などとは言えずに。 ]

   アイ、シャドー…  紫、好きよ。
   シーシャくんが言うならきっと、
   本当に似合うのかもしれないわね。

 [ 何色がいいかと聞かれれば>>59
   色のことならば彼が1番わかっているだろう、と
   半ばオマカセしてしまったが迷惑だっただろうか。
  目を開けてもいいのかわからずゆっくりと目を開き、
   彼のほんのり染まる頬を見て、
   「 シーシャくんも、お化粧を? 」と
   割と本気で尋ねてみた。   ]

(65) 2014/03/03(Mon) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   …お口が上手なのね。

 [ ジェレミーの言葉>>70に、
   なるほどなるほど、と心の中で頷く。
   こういうことがサラッと言えるからきっと、
   女性関係の問題が挙がるのだろう、と。 ]

 [ 横から飛び込んでくる鋭利な言葉>>73には、
  「 わぉ 」と感嘆の声を。
   こんなストレートにいいのか。   ]

 [ 再び襲いかかってくる睡魔に、手をつねって対抗。
   慣れない早起きで長い時間の文字とのにらめっこは
   かなり堪えたが、シーシャの叫び声(?)のおかげで
   多少は目が覚めたようだ>>74。   ]

(75) 2014/03/03(Mon) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   モブ……

 [ 聞きなれないワードを口に出してみた。
   睡魔と闘っているうちに
   「 出来た 」と言われれば目を開く>>80。 ]


   …んっ、
   ど、どう、かしら。

 [ 気を抜いていたためか唇に触れる冷たい感覚に
   小さく声が漏れる。
  ちらりちらり、と側にいた2人>>70>>81
   視線を送り、自身は差し出された鏡を覗き込むと――]

(86) 2014/03/03(Mon) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

   ――っ!なにこれ、っ、私じゃないみたいっ

 [ そこには普段とは違う自分がいて、思わず大きな声が。
   もちろん、感動して、だ。
   化粧というものはここまで綺麗になれるのか、と。
   もちろん、シーシャの腕がいいからだろう。

 「 わぁ 」とニコニコした後に、
   周りに後輩たちがいるのに気づき、
   はっ、とした様子で咳払いをし、
   いつもの冷静さを取り戻す。失態だ。   ]


   シーシャくん、その…ありがとう。

 [ お二人もありがとう、と付け加え。
   ハルカもやればいいのにな、と視線を送ってみる。 ]

(87) 2014/03/03(Mon) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

   ちょ、ちょちょっと待って、写真はっ、


 [ 写真に収めようと言うハルカ>>85に再び取り乱す。
   そうとなると流石に恥ずかしさがピークに。
  えっと、えっと、とワタワタしながら、
   心の中で幼馴染とルームメイトの名を
   助けを乞うように呼び続けた。   ]

(88) 2014/03/03(Mon) 23時頃

 
 夢 ――――……なのでしょうね。

[ルーカスとぶつかる少し前。
考え事をしていたのは、帰ってきたハルカの言葉を考えていたからだ。
こんなことが、現実に起きるはずがない。
目の前には、ルーカスが居る。10年前のまだ、幼い面影を残したクラスメイト。
26歳の自分自身が、それを懐かしいと見つめている。]

 やり直し、そうですね。
 できることなら、……

[口にしかけたそれは、未だ飲み込むように沈黙に流し
けれどハルカもまた、同じように苦く思うところがあったのかと、ほっと綻んだ口元は彼女にはつたわらないけれど]

 ええ、やってみましょうか。
 素敵な夢にできるよう、頑張りましょう。


 
 私にできることがありましたら、仰ってください。
 今の私なら、昔の私より頑張れそうです。

[その声は、弾むような音色をしている。]


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 23時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/03(Mon) 23時頃


ああ、夢の中でまで後悔を繰り返すのも、詰まらないからな。

[弾むような声で、やってみようというマユミに、こくりと頷く。
その様子までは、見えなかっただろうが]

せっかくこうして会話もできるのだからな。
僕にできることがあれば、いつでも言ってくれたまえ。


【人】 お針子 ジリヤ

   わっ、ちか、近いっ

 [ 一度慌ててしまえばなかなかおさまらず。
   普段だったら軽く流せるであろう言葉や接近も>>90
   今はもう動揺の材料でしかなく。 ]

 [ こちらの言葉などお構いなしで写真の話が進み、
   おろおろ、と3人の顔を順々に見つめる。

  ハルカには化粧を断られ>>95
   話の的が自分からズレないことに慌てて慌てて。

  嫌がっている、と止めてくれたシーシャには>>93
   ありがたく思うがきっと止まらなかっただろう。
   彼がジェレミーに写真を頼んでいるとは
   もちろん知る由もない。 

  「 売る?!買う?! 」とハルカたちのやりとりを
]   ただ落ち着かない様子で見つめるだけだった。 ]

(100) 2014/03/03(Mon) 23時半頃

ジリヤは、ジェレミーの視線を感じ、何処か隠れられないかとキョロキョロしていた。

2014/03/03(Mon) 23時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

   
   と、取り分?
   私は、いらないわよ、うん。

 [ 本気で売買を考えているのだろうか。>>105
   若い子達は行動が早いな、と
   呆れるというか感心というか。

  「 呼吸をするように女を褒める 」という言葉には
   こくこく、と頷き。   ]


   え、あ、こちらこそ、ありがとう。

 [ 食堂を去るシーシャ>>106に小さく手を振ったが、
   果たして聞こえていただろうか。   

  彼の姿が見えなくなれば、ててて、っと自販機に向かい
   玄米茶を購入する。渇いた喉を潤すために
   こく、こく、と勢いよく水分補給。   ]

(116) 2014/03/03(Mon) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   そ、そうなの?   えっと…、………
   お化粧についてとか教わっても、いい?
   お肌の手入れのこととか…

 [ 写真は許可しないよ、とジェレミー>>114に言うも
   化粧云々の話が出れば、
   教わりたいな、と頼んでみたり。
   
  これから大学生になるのもあって、
   化粧には一応興味があるようだ。   ]

(118) 2014/03/03(Mon) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   本当?なら、よかった。
   うん、すごく助かる。教えて欲しいな。

 [ 化粧について、誰に聞いたらいいかわからず、
   また勉強法もわからずで困っていたので、
   今日はツイてるな、と小さく微笑む。
  「 俺で良ければ 」という言葉に、うんうんと頷き。

   …決して、写真の話題から逸れて喜んでなど。 ]

(133) 2014/03/04(Tue) 00時頃

[後悔。
そう、己は、後悔している。
いろんな感情がない交ぜになって、
後悔しない道がどれなのかわからなくて、
結局、選ばなかった。ただ流されただけだ。
だから、ずっと後悔している]


[付き合いが長すぎた。
幼馴染で、腐れ縁で、クラスメイト。
抱く感情はひとつではない。

ある時は、母親のような、
ある時は、姉のような、
ある時は、友達のような、
そのどれもが本物で、だからどうすればいいのか、戸惑うのだ]


[男のような言葉遣い。一人称の「僕」それは自然に身についた。
彼は女性が苦手だから。
男のように振舞えば、女性を感じさせなければ、彼は脅えることはない。
深く意識したこともない、それは呼吸をするように、当たり前にハルカに根付いた]


[女性が苦手な様子は、気になっている。
爪を噛む癖の次ぐらいに、改めてもらいたい。
だから彼が恋を覚えたなら、それはハルカにとって喜ばしいことだ。
頬を染めてジリヤに相対する姿。苦手克服の一歩。
ハルカの中の、母親のような感情が、姉のような感情が、友達のような感情が、確かにそれを喜んだ]


だから10年前の僕は、胸の痛みに気づかない振りをした。


[この感情に名前をつけることを恐れて。
彼に女性という警戒対象であると認識されることを恐れて。
彼にとっての、母親で、姉で、友達。
そんな存在であり続ける方を選んだ]


[腐れ縁という名の鎖が、いつまでも続くものではないことに気づけず。

だから――――ずっと、後悔している]


ジリヤは、耳に入ってきたハルカの言葉>>145に写真からは逃げられそうにないな、と半ば諦めた。

2014/03/04(Tue) 01時頃


 
 ……、私のこと、苦手だったのでしょうか。

[つい、そう口にするのは過去を振り返るマユミ。]


[1年生だったあの日々、
その行動は幼さがはっきりと見て取れる。
だからある意味、この日々こそが後悔の塊でもある。

もっと自由に、もっと素直に、もっと明るく。
そう振舞えていたら、別の高校生活を送れていただろう。

けれど――]


[ぺらりとページをめくりながら、この場所ではないところの声を聞く]

マユミが苦手というわけではないのだよ。
シーシャが苦手なのは、女性という人間そのものだ。
……いや、程度の差はあれ、人間という生き物すべてが苦手なのかもしれない。

[ぺらり]

だから、気にすることはない。


[ポケットの中の封筒。
そしてこれから綴るであろう、――。


この先を知る自らの行動を、夢とはいえ、覆す。
本当に、できるのだろうか――?]


 
 ……、あ

[聞こえたハルカの声には、紙の擦れる音が混じる。
その言葉を聞いてふと、口元に笑みが浮かんだ。]

 私、シーシャ先輩のことって……
 言いませんでしたよ?

 当たり、ですけれどね。

[告げるのは10年前のマユミは言えなかった、そんな言葉。]


 
 ハルカ先輩はシーシャ先輩のこと、よくわかっていらっしゃいますよね。
 ああいう関係、いいなと思っていました。

[彼と彼女の間に、独特の空気感があった。
腐れ縁、そんな関係を男性と築くことができなかった自らには、とてもまぶしかったことを記憶している。]


【人】 お針子 ジリヤ

   
   …あ、フィリップ。エルゴットも。

 [ ルーカスが来たら写真を撮られる前に
   すたこらさっさと逃げてしまおうと、
   食堂に入る人をチェックしていたため、
   入ってきた2人>>158にはすぐ気がついただろう。

  写真を撮られるのは嫌いではないのだが。
   何処か恥ずかしくて、敏感になってしまう。

  ジェレミーのお化粧講座を、
   彼の隣に座って聞いていたのなら、
   好奇心から座る距離は近かっただろうし、
   フィリップたちに気付くときには身体が傾いて
   多少接触してしまっていたかもしれない。   ]

(165) 2014/03/04(Tue) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   ねえ、聞いて、今ジェレミーくんにお化……
   …………〜〜っ!!

 [ 「 お化粧について学んでいる 」
   そう告げようとしたところで
   自分が化粧をしたことを不意に思い出し、
   彼らに向けていた顔を、ふい、っと
   ジェレミーの方へと向ける。
   恥ずかしい。実に恥ずかしい。
   特に昔からの仲であるフィリップには……  ]

(166) 2014/03/04(Tue) 01時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/04(Tue) 01時半頃


マユミのことが苦手なんて人間は、シーシャくらいしか思いつかなかっただけだ。

[口調がやや言い訳がましくなってしまったのは、マユミの声が笑みを含んでいたからだ]

いい……?
いや、別に羨んでもらうようなことは何もない。

[続く言葉には、苦いものが混じる]

この世界が夢だと知っているマユミなら、知っているだろう?
10年後のシーシャがどんな風だったか、覚えているだろう?
結局僕は、シーシャになにもしてやれなかったのだよ。


[近しいと思っていた。
母のように、姉のように、友達のように。
しかし腐れ縁という名の鎖は、やがて途切れる日が来て。

爪を噛む癖も、女性に、そして人間に脅える様子も。
10年という時を越えて、シーシャは何も変わっていなかった。いやむしろ、悪化していたと言ってもいい。

ハルカには何もできなかった]


[だから、後悔している。
胸の痛みに気づかない振りをしたこと。
その感情に名前をつけることを恐れたこと。
女性という警戒対象であると認識されることを恐れたこと。
ハルカは逃げて、結局己を守ることを選んだのだ。

想いが通じるなんて思っていない。
けれど、あの時伝えていたなら、シーシャの中で何かが変わっていたかもしれない。
己が彼に、自信を与えることができたかもしれない。
そうしたら、もしかしたら10年後のシーシャの未来は、もっと違っていたかもしれないのに]

……なんてな。そう思うことも、うぬぼれだろうか。

[けれどもう、「やればよかった」という後悔はしたくない]


[やや渋く聞こえた声音に関して、
それ以上言及することはせず。
シーシャの印象については、少しばかり考え込み]

 ……ええ、確かに印象はあまり、変わっていませんでした。
 変わらずいらっしゃったんだなと、私は思っておりましたが……

[何もしてやれなかった。
その言葉の意味を、汲み取る。
何しろそれが、今の自らの職業でもあるのだから。]

 変えて、さしあげたかったのですね。

 ――あなたの、手で。

[その意味が、どんな感情からくるものなのか。
生徒に問題を出すときに、「あなたがたなら、どう考えますか」まずはそう問いかける。
自らもどう考えるか、既に答えは導けたけれど、それが正解かどうかはハルカに採点を求むことでしかわからない。

その採点を求むことを、自らは実行できない。]


 
 いいえ。
 ハルカ先輩は、お優しい方です。

[彼女の声にきっぱりと答え首を振る。
自らが導き出した、ハルカの中にあるだろう感情の名が正解でも不正解でも、それが後悔していることなのなら、こんなに優しい人はいない。そう思う。]

 ……成せますよ、必ず。
 そうですよね、先輩。

[それはまた自らに向けても。
声は彼女と、自らのものしか響かない。だから
せめて明るく、エールを**]


変えたかった……?

[マユミの言葉を反芻し、考える]

変えられたかもしれない。だが、僕はそうしなかった。
だから、後悔しているのだよ。
僕が行動しても、未来は同じかもしれない。
だが、僕はベストを尽くさなかった。

[母のような、姉のような、友達のような、ひとつではない感情。
その中で、己をさいなむ後悔の理由を探す]

変えたかった、というより。
僕にできることを、してやりたかっただけなのかもしれない。

[ベストを尽くして、それでも未来が変わらないなら、仕方ないと諦めることもできる]

結局、僕の原動力は、シーシャのためというより自分のためなのかもしれないな。


[けれどマユミは、きっぱりと優しいと言ってくれる。
こんなハルカのことを、優しいと]

……ありがとう。

[噛み締めるように、その言葉に感謝して]

ああ。
せっかく、こんな機会を得たんだ。
夢の中なんだ、きっとなんだってできる。

僕も、マユミも。
――――……未来を、変えよう。

[成功するかなんてわからない。
けれどせっかく得た奇跡のようなこの機会に。
ベストを、尽くそう**]


【人】 お針子 ジリヤ

   
   えっ、い、いいの?

 [ 化粧落としなどを一つずつ取りだし
  「 差し上げます 」というジェレミー>>174
   椅子に座りながらもぺこぺことお辞儀をする。 ]

 [ その後、いろいろと教えてくれる彼の姿は
   とてもイキイキしていて。
   きっと、好きなことをしている人間って
   こんな素敵なんだろうな、と
   心なしかゆっくりと口角が上がる。

  そんなときでも「 元がいい 」と褒める彼には
   やはりすごいな、と思いながらお勉強。    ]

(180) 2014/03/04(Tue) 11時頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   ――…ジリヤだし。

 [ 自分かどうか確認するフィリップに>>178に、
   視線はメイク箱のまま、まるで子供のように
   むう、っと頬を膨らませて呟く。

  しかし、ちゃっかり幼馴染の口から漏れた
   「 綺麗だね 」「 似合ってる 」
   という言葉はきちんと耳に届いていて、
   なんだかとてもくすぐったい。
   未だ、フィリップたちのほうを向けず。 ]


   お、おけ、お化粧教わってるの。
   ジェレミーくんすごく、詳しくて……

 [ 近づいてきていることも知らず>>179
   俯きがちのまま、大きめの声で言ったが
   幼馴染の耳には届いていただろうか。** ]

(181) 2014/03/04(Tue) 11時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/04(Tue) 11時頃


【人】 お針子 ジリヤ

   
   なんか、大学生になるし、
   お化粧とか、覚えなきゃかな、って。

 [ フィリップの言葉に>>185途切れ途切れに答える。
   そういう自分を知られるのがなんだか恥ずかしい。

  と、同時に、なんだかさみしそうな彼に首をこてり。 
   近くに来たなら脇腹をえい、っとつついて
   反応を楽しんだだろう。** ]

(193) 2014/03/04(Tue) 18時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

   
   あははっ、猫ちゃんみたい。
   弱いの知っててやったんだもーん。

 [ 可愛い悲鳴を上げる幼馴染に>>196、声をあげて笑う。
  追撃しようと構えたところで
   また、"可愛いらしい悲鳴"が聞こえて>>197。 ]


   ……っ、ご飯、っ、食べな?

 [ 必死に笑いを堪えて答えたが、彼は怒っただろうか。
   去りゆく後輩の言葉>>199には、
   何故だか火が出るほど顔を真っ赤に。
   幼馴染には何故だかバレたくなくて、
   俯いて頬に手を当てて。** ]

(209) 2014/03/04(Tue) 22時頃

 
 ゴロウ先輩……やはり、眼鏡じゃなかったですよね。

[思わずまじまじと見つめてしまったのは、そのせい。]


―― 廊下で一人佇む間に ――

[未来を変えよう
そう言ったハルカの声に、とても励まされる。]

 私は、自分で行ったことをやり直したいだけなのです。
 本当に、我侭なことですし……

 ああ、でも、先輩にも、関係あることなのですよ?

[正確には、この寮に残っている生徒全てに関してだ。
ほんの些細のことだけれど、ずっと引っかかっていたこと。
忘れられていればいい、そう考えたけれどやはり、自らが忘れられないかぎり永久に何も解決しないこと。]

 ええ、変えてみましょう。
 それが夢に消えても、きっと……

[そこにもう後悔はないだろう。そう、思うのだ*]


ジリヤは、フィリップがきつねうどんを元気に買うのをチラチラと見ていた。

2014/03/04(Tue) 23時半頃


[あの木の根元はお気に入りの場所だった。
名前も知らぬ木。良くあの根元に座って、数学書に没頭した]

……だが、本当は。

[登ってみたいと思っていた。
そして結局、登ることのないまま、10年の時が過ぎた]


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2014/03/04(Tue) 23時半頃


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