171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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お前の拳、本気で容赦ないから。 おちおち死んでられないな。
[仏頂面に浮かぶ笑み>>107に軽口を返していると。 不意に何かの訪れを知らせるよう風が吹いた。]
あれ、知り合いか?
[ふと気づいた屋上の扉を開いて現れた影。 いつも遠巻きに騒ぎながら見ている親衛隊とは違う。
見知らぬ筈の生徒>>94に、ほんの少しだけ眉を顰めた。]
(108) simotuki 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
simotuki 2014/04/19(Sat) 00時半頃
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……ん、そうか。
[知らないと、そう答えた親友>>115が、その"知らない生徒"の元へと歩んでいく。 その背を見送りながら、置いた箸を持ち直す。]
……お前の"認めた知り合い"が。
平気で他人を巻き添えに出来る。 そんな奴じゃないといいけどな。
[自己紹介をしあう二人に呟き。
黒鴉にクラーケンウインナーを投げてやってから、昼飯の続きを一人再開した。]
(125) simotuki 2014/04/19(Sat) 01時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
simotuki 2014/04/19(Sat) 01時半頃
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―半月後 生徒会室《ジャキディスラウンジ》―
……檀、今ちょっといいか。
[久方ぶりに登校した日の放課後。 やはり久しぶりなそこを訪ねた。]
久しぶりだな。 忙しい時期に長いこと休んでて悪かった。 そういや、誡留が生徒会長になったんだって。
それで……。
[取り留めもなく話しながら。 どこか落ち着きなく生徒会室を見回していたが。 やがて、深く息を吐き出し、許婚へと向き直った。]
(126) simotuki 2014/04/19(Sat) 01時半頃
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今日は大事な話があるんだ。
俺は『一ノ門』の家を出る。 だから許婚も解消する事になる。
[家を出れば必然的にそうなるであろう事。 それを言い切ってから目を伏せ、すぐに上げる。]
なにを言っても裏切りの言い訳にしかならないと思う。 だけど、これだけは信じて欲しい。
[本当は理由を語るべきなのだろうに。 それを伝えなくてはいけない気がしていた。]
(127) simotuki 2014/04/19(Sat) 01時半頃
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俺はお前が好きだったよ。
恋人とか、そういう好きではなかったかもしれないけど。 俺はお前が好きだった。 お前が嫌いだから裏切るんじゃない。 それだけは信じてくれ。
………本当に、すまない。
[吊った左腕を庇いながら。 別れを告げた檀へと、深々と頭を下げた。]
(128) simotuki 2014/04/19(Sat) 01時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
simotuki 2014/04/19(Sat) 02時頃
トレイルは、全部奢ってもいいからケーキ組に混じって癒されたい…**
simotuki 2014/04/19(Sat) 13時頃
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―屋上にて―
[花の形の人参を黒鴉の口へと放り込む。]
はい、ごちそうさま。 ちょっとそっち抑えてろ。
[空になった重箱に蓋をして、黒鴉に風呂敷の片側を抑えさせながら片手で苦心しながら包み直す。]
…………。
楽しそうだな。 お前自ら命題《ミッション》、なんて。
[なんとなく聞こえてくる二人のやり取りに目を細め、独り言ちる。]
(164) simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
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どうにもそいつは好きになれないけど。 お前がそれほどに認めるっているなら。
――――見極めてやるよ。
その上でそいつがお前の信頼する価値のない奴だと判断したら、その時は――。
[――ばさり。 立ち上がると、黒羽を撒き黒鴉が肩へと止まり。 己《武器》存在を主張するかのごとく、カアと大きく鳴いた。]
(165) simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
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[また風がひときわ強く吹く。 熱を冷ますように微かに冷たい風は、今度はよく知る声>>163を運んで来た。]
……なんだ、ロビンか。
[貯水タンクの上に座るよく知る不良生徒。]
俺は病み上がりなんだけどな。
[まるで挑発するかのような笑顔と共にタンクの向う側へと消える姿に、愉快げに呟き。]
(166) simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
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[ため息ひとつ。]
サボってたぶん仕事するか。
[トントンと数度、準備動作として小さく跳んだ後。 片足だけで貯水タンクへと飛び乗った。]
おっ、っとっと、と。 ……ダメだな、鈍ってる。
[着地と同時に身体がよろけ、苦笑する。]
(167) simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
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おい、俺達の前で堂々とサボる気だろ。 お前も懲りないな。
[そして、緊張感なく言いながら。 今度はこちらからロビンを見下ろす。]
(168) simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
simotuki 2014/04/19(Sat) 19時半頃
ええ、一緒に逝きましょう。世界に愛《ラブ&ピース》を。
[獣が口を開くとそれは少女の声に。
鉤爪ごと伸ばした手はまだ若い女性の腕に。
そして傍らで。
みゃおう♪
確かに猫が鳴いた]
エフェドラ、私と貴女で世界を変えましょう?
[そして
封神演義《セ イ ブ ・ ザ ・ ク イ ー ン 》
ここに始まる**]
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なら学生なんて止めたらどうだ。
[当然のサボり宣言>>117にゆるく笑って言う。 サボりを見つける度に注意を促していた以前とは、ほんの少しだけ違う言葉。]
……おいおい。 後を追うのは俺《狙撃手》のやり方じゃないぞ。
[いつの間にか、肩の黒鴉が咥えているのは呪札。 呪を唱えれば、式鬼蟲達が生み出され、光流の『視界』を広げていく。]
(202) simotuki 2014/04/19(Sat) 22時半頃
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[――ゴゥゥ 背後から吹き付ける風>>195を感じる。]
――懐かしいな。 昔はよくこうしてやりやった。
[親友と喧嘩(あそ)んだ幼い日が目の裏に浮かぶ。]
ロビン、ひとつ教えてやる。 別に弓がなくたって光気《レイ》は撃てるんだぞ。
[親指を立て、人差し指は真っ直ぐに屋上から飛び立った駒鳥《ロビン》を射抜く形で、拳を前に出す。]
(203) simotuki 2014/04/19(Sat) 22時半頃
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――――発射《BANG》!
[光の弾丸が校庭へと降り立つロビン>>200の足を狙い、撃ち出す。
それは殺傷能力のない光。 だが、人一人を転ばせる程度の衝撃のあるそれを、正確無比な狙いで更に連続で撃ち込んでいく。]
(204) simotuki 2014/04/19(Sat) 22時半頃
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―生徒会室《ジャキディスラウンジ》―
[祝福を送ると。 神宮院>>119のその声に下げた頭を上げる。]
…………ッ。
[同時に振り上げられる右手。 避けることもなくパン、と甲高い音を立て頬を張られた。
ジンジンと訴え出す痛みと共に赤くなる頬に、指を這わせる。]
(213) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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……変わったな、"神宮院"。
[扉に向かう、その小さな背に呟く。]
(214) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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前よりずっといい女になった。
[――きっとこれだけは後悔する。 ジンと痛む頬のような思いは胸の中だけに。]
お前がそうなれたのも、新しい風《誡留》のお蔭なんだろうな。
その風《誡留》が、お前が、皆が――。 世界を変革すると言うんなら、俺は迷わずに行ける。
幾多の枷を負ったって。 豊穣の風《ゼピュロス》である事を誓おう。
[心の底からの笑顔を向けて。]
(215) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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《Good Luck Missing You》 お前の道《デスティニィ》にも 光多からん事を。
[言って扉に背を向けた。 彼女がもし振り返ったとしても、決して見る事などないように――。]
(217) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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―ある日の聖†ジャキディス学園―
[――――にゃおん。
学生達が行き交う放課後。 幻影の猫がその足元を縫って歩いていた。]
(219) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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危ないぞ。
[人混みの中から音も無く――否、今は少しだけ足を引きずる音をさせて現れた光流が膝を折り、猫へと右手を差し出した。]
今日は一緒じゃないのか。 もう帰ったのかな。
[近づいてきた猫の喉を撫で。 艶のある滑らかな毛皮も撫でる。]
(220) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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――約束、忘れていないよな。
食べ放題でも、金魚鉢パフェでも。
何でも奢るって約束だろ。
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[にゃおん。 一鳴きして猫はするりと撫でる手の中を滑り抜けて、行ってしまう。
くすと笑むとまた少し足を引きずって。 猫を追って歩き出す。]
(221) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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桜スイーツってまだやってるのか。
[校門の前、見つけた姿にゆるく首を傾けた。]
(222) simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
トレイルは、蒼鬼……蒼(舟)鬼……(がくぶる
simotuki 2014/04/19(Sat) 23時半頃
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―屋上―
そうでもしなきゃ。 お前には勝てなかったからな。
[ロビンから目を離さぬまま。 聞こえた呟き>>205に笑み含み、返す。]
…………お、当たった。
[光の着弾して転ぶのが見えた。]
(225) simotuki 2014/04/20(Sun) 00時頃
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[次弾を撃ち込むよりも早く。 親友もまた屋上を飛び下りて行った。]
…………ん。
[壁を走るその姿を見下ろしながら少し思案する。]
無茶はしない。 そういう約束だったよな。
[したばかりの"約束"を思い出し、苦笑を零す。 給水タンクから飛び降り、片足で着地すると扉へと歩き出す。]
(226) simotuki 2014/04/20(Sun) 00時頃
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―校内―
[ヴゥ――。 統とロビンの二人が鬼ごっこをする廊下。 生徒たちに紛れながら式鬼蟲達が飛び回る。]
お前まで走ってるのかよ。
[呆れ声で呟きながら。 肩に黒鴉を乗せた光流は、二人の進行方向にある階段から降りてくる。]
(227) simotuki 2014/04/20(Sun) 00時頃
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― 猫が鳴く ―
[掛けられた声に、姿に脚を止めミラジェンが鳴く。
ごろごろと喉を鳴らして、彼の言葉に首を傾げ]
なぁぁおん♪
[知っている、と言うように]
みぃ♪
[そして小さく鳴いたのは彼の傷を慰める様に]
みゃぁぁお♪
[最後に彼の横をすり抜ける時に、彼の門出を祝うようにもう一度鳴いた**]
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これでもまだ七人委員会《ジャキディス・セブン》だからな。 堂々とサボられるのを見逃せない。
[ロビン>>233へとゆるく笑い。]
どっちも嫌なら、授業を受けないとな。
[親友の言葉>>232に合わせるように、手を銃の形にして構える。 肩の黒鴉も威嚇するように翼を大きく開いた。]
(234) simotuki 2014/04/20(Sun) 01時頃
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