213 舞鶴草の村
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[賑わう傾城町を慣れた足取りで。たん、たん。軽い音を奏でながら。 艶姿の女に金を持った莫迦に、そうでない莫迦を代わる代わるその目に焼き付けては三日月を。彼方此方に泡沫の。籠の中で営まれる其れは――嘘か真か。]
亀吉の奴、滅多なことを――、
[彼に言われた言葉>>137を思い出せば今でも面映い。奴は本気で言っているのだろうか、いや社交辞令に決まっている。 そう分かっている筈なのに、彼を幻滅させないようにまた花車に料理を習わねばならないなァと思案して。懸想した女じゃァあるまいし、と独りでに苦笑をひとつ。]
“ ――忍ぶ恋路は さて はかなさよ 今度逢うのが命がけ 汚す涙の白粉も その顔隠す 無理な酒 ”
[口遊むのは遠い昔に知った歌。ぽつり、ぽつり、呟くよう。こんな気持ちになったあの日は何時のことだっただろうか。あの時ばかりは金を投げ打ってもいいと思った、あの時ばかりは――……、]
あァ、いけない……、 こんなことを考えている暇などないさねェ、
[ぱん、と両頬を叩いて気持ちを切り替えれば壱区の門を潜る男に声を掛けては金を頂戴する。その度に重くなる懐が唯一の癒し。
――あァ、なんて有意義なこと。]
(1) 2015/01/19(Mon) 21時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 21時半頃
――ちゃァんと真っ直ぐ飛ぶように折った筈なんだけどなァ、
[不器用なのに慣れねェことをするもんじゃないな、と頬を掻いて。]
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[昨夜は普段と比べりゃ羽振りの悪い客が多かったが、稼ぎはそれなりで。眠りに付かずに陽が昇るまで客を引き、夜見世が終えた後も壱区内を渡り歩き金を掻き集めた。 途中睡魔で頭がくらり、と重くなったような気もしたけれど――これも金の為。多少の無理は厭わない。
昼見世まではまだ時間がある。寝てしまおうかと思ったがそれでは時間が勿体無いだろうと却下をして。 たまにはゆっくりと酒を嗜むのも悪くはない、と生欠伸をひとつしてから気怠そうに肆区の方と向かっていた。]
あァ、……眠ィ。
(56) 2015/01/20(Tue) 22時半頃
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[肆区に着けば心無しか違和感。普段ならせかせかと汗水たらして働いているであろう貧乏人たちが、鼠がどうのこうのって戸締りをしているようで。 どうして急に、と眉を寄せると首を傾げてみたものの、直ぐに『貧乏人の気紛れに違いない』なんて決めつけた。 奴らに盗まれて困るような物でもあるのか、と考えながら進むと――目の前に人>>31。あァ、いけない、と思ったときには既に時は遅く。]
――ッ、……悪りィねェ、 ……怪我とかしてないかィ?
[真っ正面から相手とぶつかりようやく我に返って、様子を窺うように視線を向ける。ぶつかった男は酒を帯びているらしく、ふわりと独特の香りが鼻に届く。 其れはとても懐かしく、――金の次に好きな匂い。]
(57) 2015/01/20(Tue) 22時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/20(Tue) 22時半頃
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……無事なら良かったよ、 怪我されて治療費を請求されると面倒だからねェ、
[少しだけ、少しだけ動揺した。何故だろう男の扱いには慣れている筈なのに、どうしてこんなにも――。 あァ、何だか気持ちが悪い。きっと寝不足のせいだろう、そうに違いない、と女は自分に言い聞かせ開いた着物の胸元から取り出した煙管を口に。]
あァ、……、ん。 アタシの身体も丈夫に出来ているから、問題ないさね
(76) 2015/01/21(Wed) 02時頃
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[紫煙を吐き出して他人事のように答えれば『そういえば人に心配されたのって何時ぶりかねェ』なんて考えて。 使い捨ての“商品”と扱われていた身としては其れがものすごく擽ったいのか男>>67から視線を逸らす。気を紛らわそうとはだけた襟元へ手を伸ばせば、指先に覚えの無い感覚。]
――……?
[其れをするりと引き出せば開いて中身に目を通す。鼠小僧を名乗る者からの文には宝を盗んだだの、思い出せだの無責任な言葉が並ぶ。 ひらり、ひらり。表と裏を確認して不満顔。あァ、これじゃあ鼠の掌の上で踊らされているようで何だか悔しい。]
ねェ、アンタ――鼠小僧について何か知っているかィ?
[手にした文を相手に見せつければ『鼠駆除がしたいんだ』と口元を緩めて。彼が何か知っているようであれば、『近くに良い飲み屋があるんだけど、』と声を掛けてみるだろう。]
(77) 2015/01/21(Wed) 02時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 02時頃
――此処まで世話をしてくれた恩返しをしようと思ったのに。
[残念そうに口を尖らせて溜息をひとつ。
素直に受け取っておけばいいのに、と呟いては履き古した草履を見下ろして。]
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――さァ、どうだか。 生憎、男の言葉は信じないクチでねェ。
[男との会話は傾城町でしか経験の無い女にとって其れは未知の世界。色を帯びた紛い物の言葉しか知らないものだから、男にどんな事を言えばいいのか分からずにそのまま紫煙をゆっくりと吸い込んだ。
そうしている内に男は懐から何やら紙を取り出したと思えば、其れは文のようで。目を細めてその内容を確認してみると、一言一句違わない鼠小僧からの手紙。 『あァ、なるほど』と呟いて、なにやら納得した表情。遊郭で上臈を見定める男のような顔をしていたのはこのせいか、と。]
あァ、これなら話が早いさねェ、 そうと決まりゃァ、善は急げってやつさァ、
[そう言うなり男の方へ手を差し出して『ご案内するよ』とひとこと。 上臈の頃の癖が抜けずにそうしてみたものの、其れは女にとって当たり前のことであり常識。寧ろそうしないのは無礼だと思っているくらいだったのだが、男の目にはどう見えただろうか。 相手の反応がどうであれ、壱区の入口近くの酒屋の方へと男を案内し席に着くなり好みの酒を店主に頼むだろう。**]
(85) 2015/01/21(Wed) 04時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 04時頃
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[店主がそそくさと運んできた酒を卒なく男>>86の盃に注ぎ、続いては自分の酒を、と。 長い着物の袖をちょいと摘み、酒で潤った盃をゆるりと掲げて見せ。]
――では、よしなにねェ。
[そう呟き、男が盃に口をつけるようであれば、此方も続いて。 ふわり。仄かな酒の香りに懐かしい、と目を細めた。]
さァて、本題に移るが――、 アンタ……他に鼠に心当たりのあることはないのかィ?
[ぴん、と人差し指を立てて首を傾げると『姿を見たとか、何処に逃げたとか、分からないのかねェ?』と続け。 他にもまだまだ聞いておきたいことがあると思って、ふと思い出す。
『盗まれたものを思い出してごらん?』 ――あァ、そういえばアタシは何を盗まれたんだろうねェ。心当たりは金くらいしかない、が。]
(102) 2015/01/21(Wed) 19時頃
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