人狼議事


17 吸血鬼の城

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【人】 記者 イアン

―廊下→書庫―

[揺らめいているのは、実体の無い影か。
しかしどうしたものか。内心頭を抱えたい気持ちを抑えつつ、ならばせめて城内の様子を記録し続けようと歩むことにする]

……ん?

[実体の無い影とすれ違い、ふと足を止めた。
古い扉だ。綺麗に手入れされている。どこの扉も似たようなものだろうが、ここは客室ではないだろうと何となく予感した。
最上階ではないから、城主の部屋ではあるまい。
鍵がかかっていないか確認するために少し押してみると、開いた隙間からほんの背表紙が見えた]

(220) 2010/06/20(Sun) 11時半頃

【人】 記者 イアン

―書庫―

書庫、か。
何か記録が残っていれば……

[先客がいるなど露知らず、青年は呟きと共に扉を開く。
並ぶ背表紙の向こうに、光る何かを見たのはその時だった]

城主――と、あれは……

[先ほど広間で、彼に啖呵のようなものを切っていた男が座り込んでいる。
光っているのは――牙か。
扉にかけた手に力がこもり、ぎいと音が立ったのはその時だった]

(233) 2010/06/20(Sun) 12時頃

記者 イアンは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。

2010/06/20(Sun) 12時頃


【人】 記者 イアン

―書庫―

こちらにいらっしゃったんですか。
覗き見なんてとんでもない、たまたまですよ!
勝手に立ち入ってしまったことはお詫びいたしますが、これも好奇心故のことです。

[引き攣りかかる口元を無理やり吊り上げて、書庫の奥にもう一度目線を向けた。詩人は無事だろうか]

立派な書庫ですね。
『吸血鬼』に関しての本もあったりするのかな……

(239) 2010/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 記者 イアン

それもそうですね。この城の主はあなただ。

[緩く頷く。傍らに『吸血鬼』の気配を感じた。
閲覧の自由を認められ――内心で驚く。見られて困るような秘密は、ここには無いということか。それともそもそも秘密などないのか]

ありがとうございます。
……知りたいんです。吸血鬼ってやつを。吸血鬼が何を好み、何を嫌い、どのように暮らし、――そしてどのように血を、吸うのかを。

[ぽつりぽつり呟きながら、『吸血鬼』を伺うように見やる。
彼女を含めた犠牲者たちが、どのように彼の手にかかって消えていったのか、それが青年のやるべきことだと、彼は自認していた]

(244) 2010/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 記者 イアン

ええ、――まあ。
俺が単にそういう性分ってだけかもしれないですけど。

[『知りたがりの記者』。嘘はついていない。
ちらと苦笑いを交えて、言葉を紡ぐ]

――血を、吸うんですか?

[冷静に吐いたつもりの言葉は単なる呻きになった。
伸ばされた両手が、唇の感触を思い起こさせて全身を粟立たせる]

(252) 2010/06/20(Sun) 13時頃

【人】 記者 イアン

快楽――

[『快楽』。
単語と共に見せられる妖しい笑み。眼帯も退魔の紋章も無い自分。努めて冷静でいようとしているけれど、毒されているのは事実だろう。滑った指の先がどくり波打ったのは、気のせいではないはずだ]

……人の身では味わえぬって、俺にはちょっと想像つかないですけどね。

(256) 2010/06/20(Sun) 13時半頃

【人】 記者 イアン

知ったとたんに死んでしまったら、意味ないですよ。
命が失われない程度に――って、加減なんかしてくれないのかな。吸血鬼は。

[血の色から顔を背け、冗談じみた声で言葉を紡ぐ。
座り込んでいた男の呟き。>>258 詩人だったのかとぼんやり思った]

(260) 2010/06/20(Sun) 14時頃

記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。

2010/06/20(Sun) 14時頃


【人】 記者 イアン


いやあほら、怠惰と美しさを求める化け物とも聞きますし。

[身を離す城主。安堵の息が漏れるのは抑えられない]

――ま、死んでもいいのかもしれないですけどね。
だけど、記者ですから。死ぬなら、何か書いてからですよ。

[揺らして笑う城主に肩をすくめ、書庫の奥へと向かう。
記録だ。何か記録じみたものが残っていれば――**]

(264) 2010/06/20(Sun) 14時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 14時頃


[気高く美しい兄の聲に伏せた睫毛が小さく震える。
幾度となく繰り返された暗示のような言葉]

お兄様……
私はあの客人を望んでなどいないのです。

[興味がないと言えば嘘になる。
けれどその興味はあの客人が兄の目にとまったから。
本当に望むものは口に出来ぬまま――]

…………。

[白薔薇の執事が影を通じなされた密告。
兄の問い掛けに妹は逡巡する]

もうあの声を聞きたくはないのです。
お兄様にあの者の処遇をお任せします。

[憂いを滲ませた聲が密やかに囁かれた]


 ――…私のローズ。


[囁く聲に混じる憂い。
まるで彼女に呼応するかのよう]


 お前が望まぬ客人
 けれどあの客人はお前を望んでいる

 ならば、すべき事はひとつ
 お前が楽にしてやるが良い。


[彼女を求めるものが、彼女によって逝かされる
そのとき彼はどのような声をあげるだろう
ざわ、と背筋に走るものを感じ、語尾は甘く震えた]


――…私が、それを為せと…?


[兄の囁きに女の聲が沈む]


意地悪なお兄様。
私の願いを聞き届けては下さらないのね。


[甘い震えを伝える聲の主に女は逆らえない。
望まぬ男の求めに応じる苦痛よりも
兄たる者の悦びを女は優先する]


嗚呼……


[悩ましげな吐息が零れた]


 ……意地悪な私は、嫌いか?


[からかうように吐息混ざる笑みを送る。
彼女が己に逆らうなど、考えぬ風]


 私に、見せてくれ。
 お前に懸想した
 哀れな男が壊れ朽ち行くさまを。


[彼女の沈む様子とは裏腹、愉しげな聲が囁き響く。
先に待つ仄暗い悦びを思い、ひとりほくそ笑む*]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 18時半頃


【人】 記者 イアン

―書庫―

詩人……ってのは、よく分からないなあ。

[言葉をただ記すだけの己とは、違うのだろう。
足早に立ち去る気配を感じながら、書庫を巡る。分厚い本の背表紙が並ぶが、役に立つような物は見つけられそうになかった]

やっぱり、ただの書庫か……そりゃそうだよな、そうでなきゃほいほいと入れたりなんか――

[やがて少し疲れた表情で入り口付近に戻ってくる。呟く言葉はげんなりと。
その時、視界が異質な紙束を捕えた]

(308) 2010/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン

―書庫→客室―

[それは、名前の羅列だった。
紙に、手書きで記された、名前の羅列だった。ざあと音を立てて血の気が引いて行く]

おい、ちょっと待て、これって――

[失踪事件の被害者の名前。
滑る指がある一点で止まり、青年は強く唇を噛んだ]

ミッシェル……!

[舌の上に薄く血の味を感じて、慌てて下へと目線を走らせる。最後の一行、真新しい――それこそ滲みたてのインクで記された名前に、青年は大きく目を見開いた]

サイモン・トレメインだって!?
あいつ、知らないって……どういう事なんだ、これは――

[人の気配が無い事を確認し、青年は書庫から抜け出した。もちろん小脇に、例の名簿を抱えて。足早に向かうのは、もちろん己の部屋]

(310) 2010/06/20(Sun) 19時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 19時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 19時頃


――…嫌いになどなれません。
知っていてそんなことを聞くなんて……


[恥じ入る聲はまるで乙女の如く]


お兄様の望みとあらば……


[静々と了承の意を兄に告げる]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 21時頃


【人】 記者 イアン

―客室―

[名簿を何度も読み返す。かつての友人の名も、何度も。
これは――明らかに、あの城主のものだ]

……サイモン・トレメイン……

[最後に記された名前。
ここに名前が載っているという事は――だが、吸血鬼は知らぬと言い切ったはず。それなのに、どうして]

もう一人が?
まさか、兼用?
でも、だとしたらあの場にいたのは彼女の方でいいはずだ……そもそも、どうして名前なんか。

[まず気にするべきはサイモン・トレメイン氏の安否だろう。
紙の束をどうするべきか思考し――とりあえず、部屋の文机の中に滑り込ませておく事にした。それから部屋を出る]

― →廊下―

(322) 2010/06/20(Sun) 21時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 21時半頃


――…違う。
私は……人間のものになんてならない。
貴方のものなんかじゃ、ない。

止めて……
私をそんな風に呼ばないで。


[想いが震える聲となり密やかに響く。
否定の言葉は無論兄に向けられたものではなく
ただ過去に縋る憐れな男へのもの]


私をそう呼んで良いのは……
お兄様だけ――…


記者 イアンは、水商売 ローズマリーに話の続きを促した。

2010/06/20(Sun) 21時半頃


[城主には届いている。
彼女に縋る哀れな男の声も、
痛みに揺らぐ彼女の聲も]


 私のローズ


[重ねるように
男の声音を掻き消すように、囁く]


 お前は私のモノ。
 私の為に在る。
 そうだろう?


【人】 記者 イアン

―廊下/サイモンの部屋付近―

[メアリーに伝えた方が良いだろうか。だが、彼女が何処に居るのか青年には分からない。
結局あても無く彷徨ってしまうのだが、前方に――城主の傍らに居た女>>333の姿を見た。廊下の影から、彼女の行き先を窺う。

もう一人の招待者。
音も無く閉じられた扉。
名簿に記された名前。

どくり心臓が波打つのを感じながら、そろそろと扉の前へと足を運ぶ。傍らから見たら、非常に不審な影に映るかもしれない]

(345) 2010/06/20(Sun) 21時半頃

[城主の聲にはっとする。
紡がれた綴りは同じだというのに
城主からの囁きには安堵さえ覚えた]


お兄様。


[切なく響く聲]


私はお兄様のモノ。
お兄様の為に――…


[そう繰り返しながらも
胸の痛みはなかなか消えてはくれなかった]


記者 イアンは、厭世家 サイモンの部屋はここなのか、と扉にそっと耳を寄せた。何か不審な物音が聞こえたりはしないだろうか。

2010/06/20(Sun) 22時頃


 そう、お前は私のモノ。
 ……私のローズ

 人間に惑わされては、ならんぞ?


[囁きながらも、何処か其れすら愉しむ風に]


【人】 記者 イアン

― →サイモンの部屋―

[――感づかれた!
動揺を隠しきれないまま、ノブを回して扉の隙間から顔をのぞかせる。
男が一人、女が一人]

サイモンさん、御無事ですか?

[結局どう言い出すべきか分からなくて、冗談じみた声音が口から漏れるのだった。
後をつける気配>>355には、気がつかず]

(361) 2010/06/20(Sun) 22時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 22時頃


わかっています。
人間に惑わされなどしません。


[人間の囁きに心乱されながらも
惑わされてはいないと強く言う]


――…私を意のままに出来るのはお兄様だけ。


 そう、可愛い私の薔薇。
 ……食事を終えたら、私の元へ来るが良い。

 口直しをやろう。


[己の血を分け与える行為を仄めかす柔かな声音。
吸血鬼の本能を強める為
己の下へ縛り付けておく為
今一度、あの極上の悦楽を共にと誘った]


【人】 記者 イアン

[背後から聞こえた冷徹な声に、振り向く。
乗り込んだくせにいちいち驚いている自身が情けなかった。あの時はああ言ってしまったが、ベネットの方が、ずっと腹が据わっているかもしれない]

――メアリーさんから、お話を窺いましたので。
とりあえず、生きてらっしゃるようで良かったですよ。

危急の件で、お話したい事があるのですけど……

[軽く笑いながら、サイモンの方に近づこうとする。
もう一人の城主と、その従者たる男。冷たい声音で放たれた『処分』の一言が、耳の底で響く。
名前が書かれていた以上、この男は近いうちに消される。何とか、それを伝えたい。しかし、この状況では――]

(373) 2010/06/20(Sun) 22時半頃

――…嗚呼。


[仄めかされたその行為は女の望むもの。
込み上げる歓喜が女の聲を切なく震わせる]


記者と黒薔薇が傍におりますが……
滞りなく成し遂げてみせましょう。


愛しいお兄様のために。


 黒薔薇か……あれは、
 我等の食事を見る時
 なんとも言えぬ顔をする。


[愉しげに笑い、何の問題も無いと囁く]


 記者が居たとして、従者は何の為に居るのか
 上手く使うと良い

 愛しい――…私のローズ。 


【人】 記者 イアン

遅すぎた?
サイモンさん、あなた――

妹さんがいらっしゃっているんですよ!わざわざあなたを探しに、ここまで!一緒に帰らないんですか!

[声は届いていない。
これが『吸血鬼』の魔力なのか。魔性の声に堕ちようとするサイモンの様子に、『彼女』の面影が重ならんとしてしまう。

向けられるロビンの視線。己の無力さを――そして愚かさを否が応にも思い知らされそうになり、刹那よろめいた。だが、視線を女とサイモンから外す事が出来ない]

(392) 2010/06/20(Sun) 23時頃

折角だから黒薔薇にも見せてあげましょうか。
私の食事を――…


本当に気のまわる従者ね。
命じる必要がないくらいに……
嗚呼、少しだけ憎らしいこと。


[憎らしいといいながら
それは愉しそうに呟かれて]


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