人狼議事


307 【突発R18】夏の終わり・宵越の一夜

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視点:


【人】 逃亡者 メルヤ

―深夜・縁側―

[早希と炊事場で言葉を交わした後。
夜の散歩でもしようかと思ったが、何も言わずに外に出ては引率にいらぬ心配をかけそうだし、かといって優も瑠璃も姿が見えなかった――色んな可能性があるので探しはしなかった――しで、結局、ひとり縁側に腰掛けていた。

団扇を手で弄び、足を戯れに揺らして。
幾度か夜空を見上げては美しい星の煌めきに目を細め、ちいさく息をつくのを繰り返す。

いつしか、うとうと、瞼が落ちかけたとき。]


……! 優さん。

[足音と、名を呼ぶ声。>>0
パッと勢いよくそちらを向けば想像通りの姿があった。
誘いの言葉より先に下駄を履き、ちょっと転びかけながら、優の元へと近付いたことだろう。

自分は優を待っていたのかもしれない。
それを自覚し、気恥ずかしくなりながら小さく頷くと、差し出された手に手を重ねた。]

(2) saiki 2020/09/18(Fri) 13時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

――深夜・広場――

[手を繋いで歩く。>>1
時折、ランタンに照らされる横顔を見上げては、転ばないように意識を引き戻すのを繰り返した。

広場に敷かれたマット。
同じ浴衣姿で優の隣に正座する。
狭いから、もう少しで触れ合う距離。

そこでようやく夜の空を仰げば、満点の星たちと、光の尾を残しながら消えてゆく流星が瞳に映った。
思わず息を飲んで、小さく歓声を上げ。]


……今日の夜、は。
ぜんぶ、優さんが教えてくれたから、です。

[がんばったなって。
その言葉になんと返していいのか迷って、優の笑みに視線を彷徨わせ、頬を染めながらそう答える。
彼が相手でなかったらどうなっていたか。
今は想像もできない。]

(3) saiki 2020/09/18(Fri) 13時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[流れ星を目で追いながら、思う。]

……。

[宵越しで優と時を過ごせたこと。
それはとても幸せだったから。
今も、こうして心があたたかだから、

お願いごとより、御礼を言いたい気分だなぁ、と。]


綺麗だね、優さん。

[今度はまた、彼を見上げよう。*]

(4) saiki 2020/09/18(Fri) 13時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―深夜・広場― >>5>>6>>7>>8


星の生まれた時間の違い……。
あまり、考えたことなかったかもしれないです。

すごい年齢差なんだろなぁ。

[例えば自分たちの年の差なんてないのと一緒か。
可笑しそうにくすりと笑う。

返ってくる視線、彼の黒い瞳を見つめる。
夜闇の中、明かりがなく瞳に浮かぶ感情は捉えづらくとも、彼の声と気配が穏やかなのは分かるから、安心感に包まれていた。

マットにぺたりと崩した足を乗せ、空へ指を伸ばす。
あそこのは秋の四辺形だろうか、あっちの明るい星は何だろう、優さんはあれが何の形に見える?と。
流星の合間も飽きることなく楽しむ。

少しずつ、距離は縮まっていた。
意識しないほど自然に。]

(9) saiki 2020/09/18(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


うん、テント、賛成です!

[はしゃぐように頷いてから、当然のように共に寝ようとしていることに驚く。
自分こそ彼を独り占めにして良いのだろうか。
ちらり、社務所のほうを見遣ってから少しの間をあけ、こちらから優の片手をそっと握った。]

じゃあ、もう少しだけ、眺めてたい。

[本当はすでに瞼は重くなってきている。
でも眠ってしまい、いつの間にか朝になっているのが勿体なくて、そんな風にお願いをしたことだろう。

夜食については――、]

喉は乾いたけど。
えっと、食べるのは、あの、……。

[自らの口元に指を添える。
幾度も口付けを交わしたせいか、薄ら赤みを帯びた唇。
瞼を伏せ、その先は言葉にできなかったけれど、お風呂でこの唇が何に触れ、舌が何をなぞったのか、優こそよく分かっていることだろう。]

(10) saiki 2020/09/18(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


ちょっと、まだ、やめておきます。
朝ごはんはちゃんと食べるけど。

[それから、はっとしたように。]

あ、あの、嫌だったとかじゃなくて!
思い出しちゃうからってこと、ですから、ね。

[それだけは勘違いされたくなくて付け加えたが、余計に恥ずかしいことになった気がする。
暫くは顔が上げられないに違いない。


寝袋をひとつ用意して。
暫くまた、隣に並んで星空を見上げよう。

星を語っていた声は少しずつ静かになり、無言であっても穏やかな時間が流れるなら。]

(11) saiki 2020/09/18(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ



……、ぅ、……ん、

[こくり、こくり。

いつしか瞼は落ちかかり、半分眠りの中。
優の身体にもたれるようにして高めの体温を伝えるか。

口元は柔らかな弧を描いている。**]

(12) saiki 2020/09/18(Fri) 19時半頃

[しっかりと下腹部に受け止めたルリ姉の代わりのもの
痛みこそあれどその大きな異物感は、繋がっていることを実感するもので、大きな安心感と多幸感にも浸っていられる。]

き、きにしないで? 痛みも嬉しいから……
それにゆっくりなら、大丈夫だから……

[ルリ姉は気遣ってくれて、与えられるのは痛みだけではない、長い時間ひたすらイチャイチャした甘い空間で興奮の繰り返し、まだまだその内側で快感を得ていくことはできなかったけれど、繋がり合って密着しながらの濃密なペッティングで昂り続けた熱気は時間をかけてゆっくりと限界へと近づいていく]

はっ………は……、ぁっ
ル、リね……ぇ…私……
あっ……


[激しさを増す息の乱れと甲高くなっていく嬌声、ヒリヒリと引き裂くような痛みはあるのにそれとは別に奥底からから快楽が湧き上がってくるのを感じた。]

何かきちゃう……あっ……あっ……
き…………きちゃ……

[初めての状態にそれが限界を迎えての絶頂のサインであることはわからない、助けを求める目でルリ姉に縋り、その衝撃に備えた)


痛いのも、嬉しいの?そんな風に言ってくれるんだ。
そんな事言われたら、ああ…腰、止まらなくなっちゃう…

[どこまでも素直で、健気で、可愛い。
どれだけ言葉を尽くしても、腕の中で悶える彼女の愛らしさを言い表し切ることはできないだろう。
可愛がって、庇護して、染め上げて、いっそめちゃめちゃにしてしまいたい。
そんな渦巻く思いを、手ほどき役だからという思いで何とか押し留める。
甘く蕩ける空気に浸りながら、女同士の、終わる事のない濃密な交わり。
男女では、まして年下の少年相手では味わう事のできない充実を味わいながら、
次第に彼女の内の熱気が高まっていくのを感じた]

ん、どうしたの、早希ちゃん…
ちょっとずつ、痛いのと別の感じになってきたかな…

[息の乱れと、時折上がる嬌声。ゆっくりと腰を動かしながら、次第に混ざってきたその声がよく聞こえるように突き込み方を変えてみる。もっと感じてくれる場所にもっとよく当たるように]


きちゃう?きちゃうのね。うん、それ、それがいいとこ……
どこがいいの、早希ちゃん… ここ?それとも……こう、かな。

[助けを求めるように縋る目で訴えてくる早希を見つめ、指を絡めて握り合う。そのまま彼女が快さを訴える場所に何度も仮初の肉棒を押し付けていく。
自分にも快感が跳ね返り、体は内から合わせて昂っていく]

そろそろきちゃうかな?だったら……うん、イっちゃおう?一緒に…ね?
私のおちんちんで……イっちゃえっ。

[初めて味わう衝撃に彼女が供えられたなら、それに合わせて奥の奥までずぷり、と深く突き込んでそのままごりゅ、と最奥を抉った**]


【人】 逃亡者 メルヤ

―深夜・広場― >>13->>17

[める、と。
その声にふわりと意識が浮上する。

いつの間にか自分は眠りこけてしまっていたらしい。
のろのろ体勢を持ち直して目を擦りながら気付く。
秋の気配の涼しさの中なのに、身体の片方だけがあたたかい――ああ、寄り掛かってしまっていたのか。]


重くなかったですか、って、わっ……!

[心配の言葉を向ける前に、抱え上げられる。
反射的に優の浴衣の襟元にしがみ付いたことだろう。
しかし彼は危なげなく歩みを進めるから不安定さなどなく、手のやり場に困って、結局大人しく縮こまる。
まだまだ堂々と抱き上げられる度胸はなかったのだ。]

(23) saiki 2020/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


……、

[力持ちだなぁ。
そっか、船乗りさんだもの。

こっそり胸元に耳を寄せる。
とくり、とくり、優の鼓動の音が伝わってくる。
なんだか無性に安心して、胸の奥がじんわりあたたかさを増し、また眠気に抗えなくなっていく。

テントに着く頃には、また眠ってしまっていた。]

(24) saiki 2020/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[横たえられて。>>18
優が顔を寄せれば、薄らと目蓋を上げる。

口付けとともに瞳を閉ざして。
彼が隣に寄り添うように隣に並べば、すう、と身体の力が完全に抜け、眠りに落ちてゆく。

絆創膏はもう取ってしまった額。
撫でられるそこに、傷跡はかすかにしか残っていない。
嫌がることもなく穏やかな吐息が零れる。


夢の中。

私は丘の上から海を眺めている。
嬉しそうに笑い、飛び跳ねるみたいに手を振っている。

視線の先には、波に揺れる漁船が一隻。

そこに立っているのは――、]

(25) saiki 2020/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ



――ゆう、……、


[寝言は、彼の耳に届くのだろうか。


ずっと海の夢を見ることを恐れていたのに。
寝顔に浮かぶ表情はどこまでも柔らかだった。

夜空を眺めながら、星を繋ぎ、船乗りらしい言葉を紡ぐ優が、幾度かかつての父の思い出に重なっていて。
それは心の奥底が絞られるような切なさも齎したけれど、決して悲しいばかりではなかった。

だから、夢は、幸せなものになる。
その中で、大切に思う名前を呼んでいた。*]

(26) saiki 2020/09/19(Sat) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越し翌日・任海家―

[養父と養母。そして義兄。
4人で食卓を囲んだ後、話がありますと切り出した。

父母は自分の宵越しにはやはり特段興味はないようで、これまで何も聞かれてはいなかったけれど。
その瞬間、もしや、と表情を変えた気がした。
村の風習の意味合いを知っていたから、続く言葉の予想ができたのかもしれないと、後から思うことになる。]


私のことを、迎えに来て来てくれる、と――。
そう言ってくれる人が、います。

だから、あの、……。
これからもご迷惑をかけてしまうとは思うんですが。

[真っ直ぐにそれぞれの瞳を見つめてから。
両親がいなくなってから、ここまで自分を育ててくれた人達と兄に向けて、正座し、ふかく頭を下げた。

本当にありがとうございました、と。]

(33) saiki 2020/09/19(Sat) 18時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[相手の名を伝えておくべきか。
注がれる視線に緊張しつつ、唾を飲み込んでいると、普段から寡黙な養父が最初に口を開いた。
彼とはこの家に来た日以来、数えるほどしか話したことがないような気がする。
何を言われるのかと鼓動が激しくなる。

怒られたりするのかな。
それか、居なくなって良かった、とか。
思われてしまうのかな。

掌に爪を立てていれば、――彼が口にした言葉は、どこか意外なものでもあった。]


『あいつなら、娘が決めたことに反対はしないだろう。
なら、俺から言うことは特にない。』


[あいつ。
血の繋がりのある死んだ父をそう呼んだ養父は、それだけ言うと、席を立った。]

(34) saiki 2020/09/19(Sat) 18時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[どこか困惑を残している養母は、ちらりと自分を見てから、ふっと息を吐き出した。]


『まぁ、この村ではよくあることね。』


[苦笑の滲む声だった。
兄は不機嫌そうな表情で何も言わないまま。
定食屋を営む養父に、下拵えでもしろと家の隣の店に引っ張って行かれるとき、此方を睨んできたけれど。

何を言っていいのか分からなくて。
でも、このままじゃいけないとは分かっていたが――その日の家族の時間はここで終わったのだ。]

(35) saiki 2020/09/19(Sat) 18時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[その日の夜。
こっそりと家を抜け出した。

秋の虫の鳴き声を聞きながら、歩き慣れた道をゆく。
片手に持った古びた懐中電灯を揺らしながら辿り着いたのは、海が見渡せる場所にある墓地だった。

夜の闇と波の音。
やっぱり、まだ足が竦みかける。
それでも進むことはできた。]


……お父さん、お母さん。
今日は天気がいいから、星が沢山見えるね。

[少し離れた場所にポツンと立つ墓石の下に、遺骨は収められていない。
彼らはふたりとも海へといってしまったから。

そこに座り込んで、流星を見上げていた。**]

(36) saiki 2020/09/19(Sat) 18時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―夜―


え……? 優さん!

[なにかの気配に振り返る。
こんな時間に誰か? ――ああ、もしかして、なんて。

視線を巡らせた先にいたのは、優で。
驚きと安堵がない混ぜになった表情が浮かぶ。]


お参りに来てくれたんですね。

[手を合わせる彼をそっと見つめてから。
ほんのり嬉しげに微笑んだ。]

(42) saiki 2020/09/19(Sat) 22時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


あ、家に行ったんですか!?
どうしよう、黙って来てたんです……。

[というか、優にそう説明したのなら、自分が家を抜け出していることは気づかれていたのか。
これまでもそうだったのかもしれない。
時折耐えきれず、夜にここに来ていたから。]


――はい。キラキラしてて。
星たちがどんな願いごとも、叶えてくれそう。

……実は、今ひとつ叶いました。

[ふふ、と口元を綻ばせる。
優の隣に立って、波音の中、星空を仰いだ。*]

(43) saiki 2020/09/19(Sat) 22時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―夜―

[星は願いを叶えてくれた。
この人とここで過ごす時間を、機会を、くれたのだ。

ここから先を願い、――叶えるのは。
彼と自分自身なのだと分かっている。

繋がれた手にぎゅっと力をこめて。
向かい合わせ、優を見上げて。
彼の瞳を見つめる。
その瞳は、夜空の色にも、夜の海の色にも似ていたけれど、どちらとも違うのは確かな熱が感じられること。
自分だけを映してくれていること。

それが何より心を震わせた。]

(48) saiki 2020/09/20(Sun) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[自分はまだまだ子供で。
宵越しを過ごしても、心はすぐには大人になれない。

恋とか、愛とか。
はっきりと口に出せない。
本当は、よく分からないから。

でも、そんな自分にも確かなことがある。]


わたし、……、

私は、もっと、たくさん、優さんと一緒にいたい。

[たどたどしく想いを言葉にする。]

(49) saiki 2020/09/20(Sun) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


誰より近くで、ずっと。

優さんは、特別なひとだから。
優さんのこと、大好きだから。

[くしゃりと笑って。]


……行ってらっしゃいって手を振って。
お帰りなさいって言えるまで、ずっと待っているから……待ってる、から。

[片方の手で目元を拭う。
それでも、視線は逸さなかった。]

(50) saiki 2020/09/20(Sun) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ



――――はい。


[頷いたら、堪え切れなくて。
結局涙が落ちてしまう。*]

(51) saiki 2020/09/20(Sun) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[将来の不安がないと言えば嘘になるだろう。
こんな自分が嫁としてやっていけるのか、とか。

でもそれ以上に優先したいことがあった。
彼の願いを叶えたかったし、自らの願いをさらに重ね、ずっとずっと、手を繋いでいたかった。]


お父さんとお母さんは、きっと祝ってくれます。
私がそうしたいと願っているし――相手が優さんだもの。

驚いてはいるかもしれないけど。
私、そういう話、全くしたことがなかったから。
……ふたりとも、安心してくれるかな。

[夫婦という響きは慣れなくて。
気恥ずかしくも、嬉しさで胸が熱くなる。

抱き寄せられればあたたかい。
この温もりが自分をなにより安心させてくれるのだと、昨日知り、今日また実感する。]

(54) saiki 2020/09/20(Sun) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[近づいてゆく距離に。
潮風に吹かれる髪を耳にかけ、そっと目蓋を伏せる。

視界が閉ざされて。
そばには優しかいない。

そのはずなのに、ふと、ふたりぶん。
気配が現れたかと思えば、頭を撫でられたような――すぐに消えてしまったけれど、それは、まるで。]


……優さん、好きです。


[誓うように言葉を紡いで。
ほんの少し背伸びして、唇を寄せた。*]

(55) saiki 2020/09/20(Sun) 00時半頃

[身体の内に感じた快感の塊、それが大きくなっていくのをルリ姉に伝えると動きはかわり、内側からその塊に向けて快感を加えられていく。]

き、きちゃ……
…、や、…………怖い……

[痛い、でもおかしくなるくらい気持ちの良い衝撃が小刻みに身体を駆け巡る。追い詰められた身体と感情がグチャグチャに乱しあって思考をふき飛ばし無我夢中でルリ姉にしがみつきながら超えるのを待っている。]

――――――っ!!

あっ!!あああぁあっ〜!


[その瞬間はすぐに訪れた。決壊して快感の塊が溢れだす瞬間は鮮明に脳裏へと伝わり強い快楽が電気のように走って全身を爆発させる。
ギクンと腰を浮かせて仰け反り、続く絶頂の波で堪えられない悲鳴のような嬌声で喘ぐ]

ひっ……ふっ……

[痙攣が止まらない身体で途切れ途切れの息継ぎを繰り返し、遠いところを見つめたまま快楽の淵を彷徨っている**]


大丈夫…怖くない。
ずっとこうしててあげるから。…ね。
だから、ほら……他の事は何も考えないで、任せて…

[安心させるように努めて優しく早希に告げつつも、腰の動きはじっくりと緩めないまま。自分の良い所にもできるだけ押し当てて、自分の顔も徐々に蕩けているのを感じる。
しっかりとしがみついて離れない早希を抱きしめたまま、とどめと何度も強く突き込んで、彼女が快感を告げて身体全体でイってしまうのを迎え入れる]

ん、あ、ふふ、イっちゃったのね、早希ちゃん……私、も……

[腰を浮かせてのけぞる様に、絶頂を迎えたと知った。ずん、と合わせて自分の方にも最奥の感じるところにまで突き込めば、自分の方にも快感が押し寄せてくる]


あ、はぁっ……んっ、私も………!!

[遅れて、自分もまた、全身を包み込むような快感を味わって、体をのけぞらせたまま達してしまう。
そのまま痙攣する早希の体を上から包み込み、抱き締めて、息継ぎを繰り返す唇の横にキスを落とした]

……好きよ、早希ちゃん。
すごく…可愛くて、いい子で……やらしくて、素敵だったわ。

[素肌のまま抱き締めながら、そう囁いて、しばしの余韻に一緒に浸っていった**]


― 夜・阿東礼家 ―

[ 父親の代が六人兄妹だったこともあり、阿東礼家には増築された離れがある。その一角に優の部屋はあり、恵瑠のために用意されたのも離れで使われていない部屋のひとつだった。
 夜更けになるより少し前、優は恵瑠の部屋をノックする。入るぞ、と声を掛ける彼はパジャマ姿。恵瑠に近寄り、手を差し出した。]

 恵瑠。
 せっかくうちに来てくれた、いうのに。
 別の部屋で寝るのも、おかしな話。

[ 屈み込んで顔を寄せ、軽く唇にキスをする。
 手を繋いで行こうかと、きゅっと握った。]

 行くぞ。
 俺の部屋、隣の隣やき。

[ 廊下に出ればまだ起きている家人の気配もあろうか。とはいえ、ぱたりと部屋の扉を閉めてしまえばそれも聞こえなくなってしまうのだ。]


― 夜・優の部屋 ―

[ 恵瑠の身体を優しく抱きしめ、座らせる。
 すでに敷かれた布団の上だった。
 宵越しの夜の再現のように、けれど異なるのは
 その先の行為を二人ともが知っていること。
 そして、もうひとつ。]

 夫婦(めおと)になって初めての晩、になるからの。
 恵瑠の好きなようにしてやりたいと、思うてるが。
 いちばん、大事にしたい相手やき。

[ 彼女を見つめ、口づけを重ねつつにこりと笑った。
 肩から背中へそっと撫でていきつつ、ゆっくりと
 妻になった少女の返事を待つだろう。]*


―夜・阿東礼家―


……ふぅ。

[新しく自分の部屋となった空間を見渡す。
持ってきた荷物は、教科書や制服や文房具、そしてまだ子供じみた洋服たち――これだけだと、なんだかお嫁に来たというより新たに養子になったと言われた方がしっくり来そうだ。

自分でそう思ってショックを受けつつ、唯一女性らしいと言えなくもない姿見の前に立ってみる。
なんの変哲もないパジャマ姿。
すこし跳ねた毛先を摘んでため息をついた。

こんなので果たしていいのだろうか、なんて。
心の中で頭を抱えていれば、ノックの音が響き、ワタワタと優を出迎えたのだった。

そして、手を引かれるまま、まだ慣れない廊下を進み彼の部屋へと歩いていく。
逸る鼓動の音を感じながら、きゅっと手を握った。]


―夜・優の部屋―

[布団の上におそるおそる身体を乗せるのは、普段彼が使っているものだと思うだけで体温が上昇していくから。
とりあえず正座になるのは仕方なく。

優の顔を見上げて、言葉を聞いて。
目を丸くしてから頬を染めた。]

す、好きなように……。

[と言われても、これからするであろう行為の知識はすべて彼から教えられたもので、選択肢はあまりない。
真っ赤な顔で口付けを受け入れながら、暫くして。]

あ、あのね。

この前はずっと手を繋いでくれたから。
今度は、たくさん、抱きしめて……してほしい。

[あとは優さんのやりたいことがいい、と。
ちいさな声で、囁いた。*]


― 夜・優の部屋 ―

[ 恵瑠の言葉は願いというにはささやかすぎて、
 優は微笑んで肯定する。]

 ええぞ。たくさん抱きしめながら、して。
 腕の感触、忘れられんようにしちゃる。

[ 答えてまずはぎゅ、と抱きしめ、引き寄せる。
 囁く小さな声に頷いて。
 こりっと軽く歯で耳朶を挟んだ。]

 あとは、俺のやりたいこと?

[ 半ばは想定していたのだ。
 恵瑠はそう言ってくれるだろうと。]

 ……ふふ。そんなら、また。
   俺の好きなように、俺の奥さんを犯してしまうが。 
 


[ よかった、と返事が返った一昨晩。
 繋がりあった最中に彼女が知らず覚えたその感覚が
 どんなものだったかは尋ねようもない。]

 可愛らしい顔、見せてくれたからなぁ。

[ けれどその時、誰よりも可愛らしく彼女がこの目に
 映ったことを優は強く記憶していた。
 だから、同じような響きで、別な言い方を探る。]

 恵瑠が身も心も、俺のものに変わっていくように。
 抱きしめられて、逃げられないと思うくらいに。

 もう駄目、って言うまで、たっぷり愛してやろうな。

[ また口づけて、彼女の服を上から脱がせていく。
 上半身を裸にさせればこちらも上を脱いで、素肌同士で抱き合って。次には下も躊躇なく、下着も含めてすべて恵瑠の身体から剥ぎ取ってしまおう。]


[ 自分はパジャマのズボンと下着だけ着けた姿。
 裸にさせた恵瑠をさわりと撫でつつ、腕の中に
 抱き包んで囁いた。]

 残りは、俺の奥さんに脱がせて貰おうかな。
 身動きくらいは手伝ぅちゃるきぃ。

[ パジャマの生地は早くも固く勃ち上がった屹立の形にはっきりと押し上げられていた。
 にこやかに笑みつつ、彼女が手を動かす合間にその裸身を手と指で愛撫し始める。緊張した心と身体。少しずつほぐすように、唇が届く箇所へ軽いキスを落としていく。
 優も恵瑠と同様の裸になったなら、ぶるりと揺れる大きな雄肉が先走りに濡れた姿を現すだろう。]*


―夜・優の部屋―

[抱きしめられて、ふ、と息を吐き出す。
優のあたたかさに包まれると心がほかほかするのだ。
でも今はそれだけというわけにはいかない――耳朶を食まれ、ひゃ!と肩を跳ねさせてしまえば。

一気に心臓が跳ね、体温が上がり始める。
まだありありと覚えている宵越しの夜、それは身体も同じで、じんわり熱を帯びていく。

気が早いと思われないだろうか。
はしたないと、思われないだろうか。
そんな心配が心を掠めるが、優の台詞が更に煽ってくるからどうしようなく、恥ずかしげに目を伏せて。

“俺の奥さん“という響きに頬を染め、くすぐったそうに笑い、優のパジャマの裾を握りしめた。]



奥さん……。
私、優さんの奥さんになれたんだ……。

[かみしめるように呟く。
じんわりと、幸せで。
優さん、と呼ぶ文字は同じでも、自分が彼を呼ぶ声は柔らかさを増し、大好きという気持ちが込められていると思う。]

――はい。

変えてください、……逃げたりなんかしないから。
つ、ついていけるかは少し不安だけど!

[あの夜より遠慮ない様子なのは伝わるだろうか。
もうダメは言ってしまいそうだとこっそり思いながら、優の手によって生まれたままの姿にさせられてしまう。
やはり、まだ、恥ずかしい。
ぴたりと太腿をくっつけてまた正座をして、もし何か言われたら、赤くなって軽く睨むように見つめたりしたかもしれない。]



ぬ、脱がせる……。

[優の顔を見て、晒された上半身を見て。
そして目線は下へと。
昂りの形にこくりと唾を飲み込んで、そろりそろりと手をズボンへ伸ばし、脱がせてゆくだろう。]

……っ、で、できた。

[下着を脱がせ終わり、畳んで置く。
柔らかな愛撫にいちいち反応してしまったりしたから、時間はかかってしまったと思う。
なんだかもう息が乱れてしまっていた。

元気いっぱい、という様子の彼自身はもう濡れている。
ずくん、と下腹部が疼いた気がして、太腿を擦り合わせながら、次はどうしようと彼を見上げてみる。*]


― 夜・優の部屋 ―

[ こくん、と恵瑠のつぶやきに頷きを返す。
 その響きに胸のうちが暖かく擽られる気がした。
 心地良くさと愛おしさだけが残る響き。]

 ……はは。
    あんまり、最初から無茶はさせんつもりやき。
    少しずつ変わっていってくれたら、良え。

[ 目を細くして気負う声へ応えた。逃げないというならどこまでも、自分好みの彼女になるよう変えていってしまおう。昼はそのままの彼女で、新しい生活にも馴染んでいくことだろうけど。寝室では――優だけのものになるように。]

 行儀良いのう、恵瑠は。
 可愛らしいぞ。

[ 裸にさせた彼女から手を離すと、優の出方を伺うようにまた恵瑠は正座に戻る。その様をじいっと見て、少し意地悪く笑った。]


 
 そしたら、恵瑠。これから、ここで俺を待つ時。

[ 頬を染めた彼女の身体に触れて、耳元へ。]

 今と同じ、この格好で待っててくれるか。
 正座して、裸で。
 夫の。俺がやって来るの、待っててほしい。

[ そう待たせることはないぞ、と言い足して。順番に風呂を使った後になるだろう。恵瑠が先、次に優というような。
軽く睨むようにされた後、返事はあったかどうか。]


[ 恵瑠の手が自分を脱がせていくあいだ、手助けと愛撫とは半々というより後者の割合が勝っていただろう。
 軽く息を見出した彼女を見やる。
 優の下着までも畳んで置いていく律儀さに、また心の中で暖かなものを感じつつ。]

 ん、、、それなら、先に着けておく、か。
 俺の手に、指。添えてみな。

[ 太腿をすり合わせる様子。幾らか準備は整いつつあるのだろう。けれどまだ、何も解しも確かめもしていないから。ぴ、と包みを破り避妊具を取り出して、屹立した男性器に極薄い皮膜を被せていく。]

 たくさん抱きしめられて、ってお願いやき。
 おいで、恵瑠。俺の上。

[ それが終われば自分の上へ、と恵瑠を抱き寄せる。
 熱い屹立を彼女の花弁に押しつけられるように
 彼女の腰を調整して。]


 
 ぎゅっ、て恵瑠のこと、抱いたまま。
 俺からも少しずつ、動かしてくき。

 恵瑠もゆぅくり動いていってみな。

[ 自分の上にある恵瑠の身体を揺らすように、太腿と腰、それに彼女の尻を捉えた手の動きを連動させていく。
 動く向きは前後というより上下が近いか。ずりっ、と雄幹が花弁を擦りあげ、雁首が雌蕊を押さえて刺激する。
 恵瑠からの動作も加わるなら、それは次第に大きなものとなり刺激と快感を増させていくだろう。]

 まだ、入れなくても良えが。
 準備出来てきたら、……っ、初めての時みたく。
 恵瑠のなか、たくさん、愉しませてもらうぞ。

[ 口づけを間に交え、桃尻をしっかりと鷲掴みにして揺さぶっていく。粘着質な音は次第に、室内に大きくなっていくことだろう。]*


[夜にここで優を待つ、意味。
もうそれが分からない子供ではない。]

こ、この格好で?

[ぱしぱしと目を瞬かせる。
それってどこの家でもそうしてる――訳はないことくらい分かるが、こくりと頷くことで返事をした。
恥ずかしくても、優が望むなら、そうしたい。
ただそれだけの気持ちだった。]


[この前、避妊具の付け方は見せて貰ったから。
今回は自分が着けてあげることになるのかと覚悟をしていたら、そういうわけではなかった。
ちょっとだけホッとする。
あの時はいっぱいいっぱいで、やって欲しいと言われてもうまく出来る自信がなかったのだ。

そっと優の手に手を添えて。
薄いゴムを、昂りに被せていく。
自分の中に迎える準備をしているのだと思えば、じんわりと下腹部が濡れるような錯覚に囚われた。
いや、気のせいではないのかもしれない、けれど。]


え、あ……っ、上って、そんな、

[そうして抱き寄せられて。
戸惑いながらも言われるまま、膝立ちから太腿を少しずつ開き、下ろしていく。
くちゅりと花弁と先端がくっつく音がして、彼に支えられている腰が震えてしまった。]


[自分で動くのは、初めてで。
腕を伸ばして優にしがみ付きながら、勇気を振り絞るようにして、ひとつ息を吐く。]

や、やってみる……っ、んあっ

[それより先に花弁が擦り上げられる。
ぬるついた昂りに花弁は開かれるのに、その奥に突き入れられるのではなく、先端は花芽を押しつぶすように。
ぞくぞくと気持ちよさが背筋を駆け上っていく。]

あ、あ……っ、こんな、感じ……?

[ぎこちなく自分からも動いてみれば。
おそるおそる、より当たりやすいように腰を寄せ上下に揺らせば、下腹部同士が密着し、昂りの熱も、彼の体温もより感じられた。

自分が、彼のものを濡らしている。
ひびく水音がそれを教えるようで羞恥を高める。
それでも動くのをやめない、やめられないのは、彼のためか、自分が気持ち良いからか。]


[この体勢だと常に優の顔が近くにあるから、少し見上げれば目があって、潤んだ瞳に彼を映しこむ。
時折眉根が寄るのは快楽に耐えるためだ。
そして、ほんの少し――これじゃ足りないと思いはじめている自分に戸惑ってしまっているため。
この前貫かれたのを思い出し、まだ迎え入れてもいない内壁がざわめいている。

優の言葉を聞きながら腕の中で身を震わせ。
口付けで熱くなり始めた吐息を伝えて。
どれほど経ったか、むずがるように腕に力がこもる。
その頃には花弁は蜜を滴るほどに溢してしまっていた。]

っ、ふ、……

[幾度か言い淀んで。
唇を震わせては閉じてから。]

わたし、大丈夫だから。
優さんの……、それ、…………っ、もう、

[これ以上言えなくて。
ぎゅうと身体を押しつけて、肩口に顔を隠した。*]


【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しの深夜・早希と― >>57>>58

[アイスを口にする早希と隣同士。
少しひそめた声で、穏やかに言葉を交わし合う。]

そっかぁ。
島の外だと、学校に何百人も生徒がいたりするんだよね。
仲良しの友達作るのも大変そう……かも。

[女の子らしくお洒落な子も多そうだ。
早希は素のままでも可愛いと思うが、周りに合わせないわけにはいかなかったのかもしれない。
それでもやはり、どこか輝いても見えたけれど。]

早希ちゃんなら、これからも、きっと大丈夫だよ。

[無責任な!と言われたりして。]

都会のどんな子だって、あんな高いところに登れないし、飛び降りられないだろうし。
私にとって早希ちゃんは最強だもの。

(61) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[自分へのカエル100匹はトラウマものだとは思うが、あれをわざわざ用意しただろう早希に驚きすぎて、なんとなく良い思い出ですらある。
その辺は口には出さないで。]

……時々強がってないかなーとか思ってたけど。

[くすりと悪戯っぽく目を細めて。]

私、都会に出た早希ちゃんのこと、時々考えてた。
どうしてるかなって。

渡くんとか、心配してたんじゃないかなぁ。
瑠璃ねぇも、かな。

[早希を見て、微笑む。]

(62) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[問われたことには。
窓の外の夜空を見上げてから、ぽつりと。]

島の生活……ちょっとしんどかったんだ。
出ていきたいって、少し思ってた。

[不思議なほど素直に言葉が溢れていった。
早希が今村に住んでいないことと、なにより、彼女がなんてことない様子で聞いてくれたおかげだった。]

でも、ね。……今夜で、変わった。
島に居たい理由ができたよ。


宵越し、来て良かったなって、おもう。
早希ちゃんは、――どうだった?

[彼女の首元の赤い印。
それが彼女にとって良いものであることを願いながら。*]

(63) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃


……ありがと…。
私、ルリ姉が初めてで良かった……

[期待も不安も大きかったエッチの快楽と苦痛。
身体はクタクタでも心は最後まで支えられ絶頂を迎えるときでさえ自分に合わせて一緒に共有してくれた。
セックスに対しての偏見も憧れも抵抗もすべて受け止めて素敵な事だって教えてくれたルリ姉に、たくさんの感謝の気持ちが沸いてくる。]

私もルリ姉のこと好き……かも?
こんな気持ちになれるのなら何回でもルリ姉とこういうことしたいかも……

[あとを引く余韻が心地良くてすっかりと浸っている自分、奥に挿れたままのティルドから伝わるルリ姉の存在がずっと安心感を残していて、レズでもいいななんて思ったりもしている]

えっ……と。
ルリ姉は来年もくる……?

[すっかりと嵌ってしまいそうな甘美な一日に、いつか今日のルリ姉みたいに素敵なセックスを教えられたらなんて思い馳せながらその傍らでルリ姉に甘えたい自分もいる。**]


どういたしまして。
早希ちゃんに気に入ってもらえたら、私もかいがあったわ。

[感謝してくれる早希の頭を撫でながら、熱く火照った体を冷ましつつ、抱き合ったまま横になり、顔を見つめる。
男の子相手とは違う、しっとりとした余韻に浸るのは心地いい]

私のこと好き…か。うん、ありがと。
もっとしたい?そっか。…嬉しいわね。
早希ちゃんとだったら、もっとこういう事するのもいいかも。
こういう事だけじゃなくて、一緒に出掛けたり、お話ししたりも…
楽しいかもしれないわね。

[バイセクシュアルの気はあまりなかったはずだけれど、そういう付き合いも悪くないかも、と思っている自分がいるのは、少し驚きだった。あるいは、思ったよりも彼女の愛らしさにあてられていたのかもしれない]

うん、私は来年も…私の知っている子がいなくなるまでは来るつもり。
引率続けるかどうかは、考えてるとこだけどね。

早希ちゃんも来るかしら。だったら、嬉しいわね。

[くすりと笑んで、たっぷりと胸の中で愛しい子を甘えさせてあげることにした**]


【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しから数日後―

[色んな意味で慌ただしくなった日々。
それでも、優と夫婦になることが村中に知れ渡る前に、自分の口から伝えたいなと思って。

優にも予め伝えておいただろう。
宵越しから数日後、本格的な引越しの前、お礼兼手土産の袋を抱えて瑠璃の家を訪れることにした。]

ごめんください。

[ベルの音を鳴らして。
瑠璃が出てきてくれたなら。]

あの、ちょっと、お話ししたいことがあって。
いえそれより先に、……この前の宵越しでは引率してくれて、ありがとうございました。

[ぺこりとお辞儀をする。]

(64) saiki 2020/09/21(Mon) 16時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


これ、良かったら。
あまり上手く焼けなかったけど……。

[差し出した袋の中にはクッキーが入っている。
早朝台所を借り、ここ数年ご無沙汰だったお菓子つくりなんてものに挑戦したのだ。

宵越しの前、島を出たいと零した時。
それよりもどこか晴れやかで柔らかな表情を浮かべ、瑠璃へと笑っているだろう。*]

(65) saiki 2020/09/21(Mon) 16時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―次の週末― >>59>>60

[本格的な引越しは青空の広がる日になった。
優のそば、軽ワゴン車の隣で眩しげに目を細める。

荷運びは、優の妹である成海も、手伝ってくれるらしい。
遠慮がちながらも嬉しげに礼を言う。
後部座席に座ると、ガタゴト道を走る音と共に、運転席と助手席、兄と妹の会話を耳にして表情を緩めていた。
なんだか聞いているだけで心がほかほかする。

大好きな人と、その家族。
仲良さそうなのって素敵だなと思うのだ。]


……え、健一兄さん?

[そうして成海の口から飛び出たのは予想外の名前。
きょとん、と目を丸くする。

面白そうに語られ始めた様々な過去の顛末を、表情をころころさせながら聴くことになるのだった。]

(66) saiki 2020/09/21(Mon) 17時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


そんなことがあったんですか。
全く知らなかった……。

[そう、自分はあの兄のことを殆ど知らない。
話しかけられたら怖いと、苦手だと思うばかりで、返事をするより早く逃げたいばかりだったから。

成海の語る兄は、なんだか少し親しみやすく感じた。
すぐに彼への印象は変えられないかもしれないけれど、これから先への希望が見えた気がした。]

成海さん、ありがとうございます。
教えてくれて。

これから……少しずつ。
兄とも話していけたら……いいな。

[ほんのり眉を下げて微笑む。
関係上は自分が義理の姉になるのかもしれないが、年上の彼女のことを姉のように慕い始めていた。**]

(67) saiki 2020/09/21(Mon) 17時半頃

うん……
絶対綺麗になって来るから……
約束だよ?
ルリ姉にしか………私も甘えれないし

[胸の中に引き込んでくれるから、チュッチュッと胸を口で啄みながら雛鳥のように甘えてみる]

ピヨピヨ………
なんて……


[そのまま赤面しながら顔を沈めていくけれど、接合部がずれて擦れてその刺激にびっくりしてバツの悪い顔を見せてしまう。] 

ふ、普段は普通なんだからね
だから……
普段の私見ても驚かないでね…?

[それからいつまで甘えていたかは定かではないけれど、ルリ姉と結び直せた絆と大人の証に満足して行為を終えた。*]


うん、約束…ね。
あらあら。短い間に随分好かれちゃったな。
ま、私も… そうなんだけど。

[胸を啄まれながら、頭を撫でて甘やかす。頬にキスを落としたりしながら]

ふふっ……まるで、鳥の赤ちゃんみたいね。早希ちゃん…
綺麗になってくるの、楽しみにしてるわ。

[恋人同士というよりは姉妹か、むしろ親子のようにも見える触れ合い。
それでも膣内にはお互いに張型が残り、周りは汗と女の匂いに蒸れかえっている。
今度は彼女にバンドをつけてもらっても楽しそうかな、とふと考えてしまった]

そうなんだ。普段の早希ちゃんも…うん、見てみたいな。
驚かないわよ。見違えちゃうかもしれないけど。
楽しみにしてる。

[彼女が望むならいつまででも甘えさせてあげた。
彼女への手ほどきは、それまでの子達のものよりずっと濃密で、忘れ難いものになったのは確かだから、できる限りずっと一緒に居たはず**]


― 初夜 ―
[ 避妊具越しに感じる熱く柔らかな弾力。
 擦り合わせて動くうちに滑る感触が加わって、気持ち良さが大きくなる。それを生んでいるのが小柄な恵瑠の身体だと意識すれば尚更のこと。
 怒張を押しつける圧力に抗するように、優の雄肉は一段と漲りの度合いを増していった。]


 ん……そう、そんな感じ。
 気持ちいい、ぞ……恵瑠。


[ 粘着質な水音が高まっていくに連れて呼吸が少しずつ荒くなる。快感の程を示すように恵瑠を捉えた手にも力が籠っていった。]


[ 見つめてくる彼女の瞳。
 眉が時おりきゅっと寄せられるのを見ながら、
 微細に起こる反応を肌で感じとる。]


 ああ。
 ………… どんな、 感じ?


[ 言い淀む彼女の様子を見守り、やがて届いた声。
 肩口に押しつけられたその頭を見やって、
 恵瑠の身体を少し持ち上げるようにした。]


 
 そんなら、挿れるぞ。

[ 屹立した先端はしっかりと蜜で塗され、入り口に押し当てればぬるりと花弁を開かせていく。肉傘で彼女の体重を受け止めるようにして、ずず、と受け入れさせていった。]

 …… っ …… 、 ふ……ふっ……。

[ 雄の幹全体が包み込まれ、締め付けてくる甘美な刺激に息を洩らした。初めての時よりも柔らかく、だがまだ慣れきらない初々しさを残した感触。
 繋がったまま一度ゆるりと腰を揺らし、
 粘膜同士が触れあう感覚を味わい、囁いた。]

 動いても、大丈夫か?
 恵瑠からも動かしてみても、良えぞ。

[ 彼女の背中へ手を移して抱きしめると、おもむろに律動を始めていく。最初は奥の部分で小刻みに、それから徐々に動く範囲を広げていくように。]


[ やがて律動のペースが安定してくれば、恵瑠の背を抱くのは左手のみとなり、空い右た手は彼女の前面へと向かっていく。]

 対面座位、というのな。これは。
 それで――
 
[ にや、と笑って小ぶりな乳房を撫で上げる。
 下から上へ包むように。
 左胸の頂きを指の腹でふるりと弾いて、
 右胸の飾りはこりこりと摘まむようにした。]

 押さえつけて。動けんようにして、
 恵瑠を犯してしまうのも、良いものやが。
 こうやって愛し合うのも、良えな。

[ 目を細めると右の手を下の方、二人が繋がった箇所へ進めた。中指を宛がう先は交わる間に蜜で濡れた花芯。]

 ほら。
 恵瑠の感じる所も、苛めてやり易かろ?

[ 情愛で包んだ嗜虐心を覗かせつつ、擽るように震わせては奥を突く。そうしてまた振動を強めて弄り立て、幼い新妻の反応を愉しんでいった。]*


【人】 逃亡者 メルヤ

―数日後― >>68

[瑠璃に、良いこと、と言われて。
素直にこくりと頷いた。]

瑠璃ねぇに、私から伝えたかったの。

[お世話になってきたお姉さんだから。
そして、彼の、優の大切な幼馴染なのだと思っているから。

ほんの少し言葉に迷ってから。]


私、優さんと、家族になれることになりました。

……えっと、結婚、……します。

[実は結婚の2文字が気恥ずかしくて。
耳まで真っ赤になっていく。
結局、なんとなく締まらない報告となったのだった。*]

(69) saiki 2020/09/21(Mon) 23時頃

―初めての夜― -

[自分の身体を支える腕をちらりと見遣る。
一見細身なのに力強い優に、自分は軽々と支えられている――くすぐったいような、胸がきゅうとなるような。
優にしがみ付く腕に力を込め、肌を寄せて。

挿れる、という言葉に頷く。
全く嫌な訳じゃないのに、どこか不安げな表情を浮かべてしまったのは、初めての痛みを思い出したからというだけではない。
気持ちよさが、ちょっと、こわいのだ。

でも、大丈夫と知っているから。]

この体勢で……? っ、んん……っ、ふ、ぁ

[少しずつ埋まっていく熱。
内臓が押し上げられる感覚さえするようで、細く息を吐く。
まだまだ慣れない狭い内壁を広げられ、貫かれるのは苦しくもあるのに、心は満ち足りていくのだ。

下腹部同士がくっ付けば。
胎の中では、昂りの先端が押し当てられる。]



っ、あう……っん、

[そして腰を揺らされ、身体を震わせる。
自分の体重がかかっているせいで衝撃が大きくて。
中が少し擦れるだけで、びくびくと反応してしまう。]

あっ、ぁ、っ……

[まだ自分からは動く余裕はなかった。
優に翻弄されるので精一杯で――しかし少しずつ、ゆるやかに腰は動き、彼に合わせ始めるだろう。

全部中におさめたら、くちゅんとぶつかる音が響く。
それがなにより恥ずかしく感じられた。
部屋の外に聞こえたりしないか、一瞬心配になる。]

たいめんざい?

[鸚鵡返しにしながら。
こういうのって名前があるんだ、と呟いた。]


[優の顔を見つめる。
彼が浮かべている表情は優しい兄のものではない。
それを知ると胸の奥が熱くなる。

どこか愉しそうに胸元を弄られ、きゅうと中を締め付け、何も隠すことなく気持ち良さげに表情をとけさせる。
彼の手はどこまでも自分の身体を素直にさせて、快楽に落とそうとしてしまうのだ。
抵抗する手段なんてないし、なくていい。]


……これから、もう少しは大きくなるかなぁ。

[なんて。
自分の胸元を見下ろして呟いたりもしたのだけれど。

優が触れてくれるなら、これでいいのかな。]


[彼の指が行き着いた、蜜に濡れた場所。]


あ、そこ、だめ――きもちいい、から……やぁ…ッ

[話す余裕も花芽を刺激されればなくなってしまい――手でしがみ付き、太腿を震わせながら。
お腹の中、あつい、とうわ言のように。

奥を突かれるたびに高い声が唇から零れた。
全部の気持ちよさが、重なり合って、あふれそう。*]


― 初夜 ―-

[ 確かめるように声に出すのは、つい先日まで全くの無垢だったことを思わせる。今でもその純真さは少しも損なわれていないように感じられ、そのことが優の欲情を一層高めていくのだ。]


 本当に可愛いな、俺の嫁さんは。
 恵瑠を俺のにできて、口で言えんくらい、幸せやぞ?


[ 見つめる表情がふわりととけて快楽の色を浮かべれば、彼女の胎内を満たした雄はどくりと膨らみを増していくかに感じられた。
 もっと強く彼女の中を味わいたい、そこに確りと自らの形を教え込んでやりたい、とでもいうように。]


 
 ……はは、胸か。
    しっかり、大きく、育ててやろて。
    たくさん揉んで、吸って。いずれ、もっとなあ。


[ そう言う念頭には妊娠した際の身体の変化があった。
 とはいえ当分の間、恵瑠に子を宿させようという考えを
 優は持ってはいなかった。
 新しい生活に馴染んでいく時間も必要だろうし、
 彼女自身が望むかどうかもあろうから。]

[ 何より、優と恵瑠とのこの関係はまだ始まったばかり。
 より深く親密な絆を作り上げてから、と思っていたから。
 いまそれらの考えを口にはしないものの、
 ごく近い内に恵瑠と話し合うだろう事柄であった。]



 ――ふふ。
    恵瑠は、ここ、弱いのう。

[ きゅっとしがみつく手に笑みを返し、
 震える反応を愉しみながら突き抉る。
 雄肉に伝わる快感は身体の中に重なり続け、
 優の吐息が熱く短いものになっていく。]

 ……恵瑠、っ……、っ、は……っ、

[ 律動の勢いをそのままに、上体を被せるようにして
 恵瑠の身体を布団へ押し倒した。
 盛かり立った欲望に衝き動かされて手を動かす。
 より深く、より激しく彼女の膣内を貪ろうと。]


 
 もっと、 ……っ 、 あつく、 して、 やる……っ 、

[ 両の太腿を抱えあげ、
 下半身を半ばひっくり返すような形にさせてしまう。

 高々と抱え上げた恵瑠の脚、宙ぶらりになった
 彼女の足先がばたつこうとも気に掛けず。

 一度腰を引いて突きこむと、優の体重を乗せた男根が
 花弁を深々と貫いていく。
 それまでの体勢とは違う急角度で濡れた肉の隧道へ
 穿ち入れ、最奥まで達していくのだ。]


 
 ――手。 繋いでやろ。
    下。 伸ばしぃ。

[ 最前からうわ言のように声を洩らしていた彼女にちゃんと届いていたかは定かでないが、優の手は恵瑠の両手をそれぞれ捉えた。秘唇を屹立で割り開き、責め立てながら優は彼女の唇をも奪おうと口づけを求めていく。]

 ―― はっ っ 、 ……っ、める、っ……っ、んっ、

[ 花苑も、口も、手も、恵瑠の全部を
 己の支配下に置くようにして律動を重ねればやがて、
 快感は頂点に達していこうとする。

 それが限界に達する前、
 しっかりと繋ぎ合わせた手の片方を離して
 恵瑠の背に差し入れ、抱き寄せて。]


 ――っ、 恵瑠 …… いく、 ぞ……ッ!


[ 短く声を洩らし、
 彼女の瞳をじっと見て。

 大きく一度腰を使った後、ありったけの欲望を
 熱に変えて吐き出していった。]**


―初めての夜― -

[優が幸せだと言ってくれるのが、嬉しくて。
“俺の“という言葉に、心臓がとくりと弾んでしまう。

快楽に背中を弓なりに逸らせば、まだ控えめなふたつの膨らみが優の胸元に押しつけられることもあったろう。
彼が育ててくれるならば、体型も変わっていきそうなんて、擦れ合う胸元を意識しながらそう思う。

そして。

優のように、そこから子供を産むとまでは思考が行きつかないが――じつは彼と結婚すると意識した時、すぐに考えたのは子供のことだった。
優と新たな家族を築いていける、ということだった。

いつか、ふたりで。
赤ちゃんがやって来ますようにって願いながら、この行為をする日も来るんだろうなと。
そう想像する心はほんのりあたたかい。]


[弱い花芽を指摘され、かぁ、と頬を赤くする。
宵越しの夜に優に開発されてしまったところ。
この前ひとりでお風呂に入った時触ってみたら、刺激はあれど、彼が触れるほどの快感はなくて。
優がしてくれるのじゃなきゃダメなんだって感じたのを思い出させられる。]

うん、……っ、優さんが、触れるから、

[だからなの、と。
ちいさく囁いたことだろう。]


ふぁっ、あ、

[布団に背中から倒され、中のものが角度を変える。
覆い被さられる圧迫感さえ快楽に繋がって。
震える爪先がシーツを蹴ろうとするのだけれど――それは叶わず、急にふわりと宙に浮くものだから、目を瞠ることになる。]



――っ、や、なに、

[下半身をひっくり返されたみたいな体勢。
あられもない場所を優の眼前に晒すことになると、顔を真っ赤にして足をばたつかせようとするも、彼の次の動きへの障害にはならなくて。]


ッッ、ひゃぁあっ――あッ、ふ、

[熱い昂りが深々と埋め込まれていく。
経験したことのないような、奥の奥まで。
本能的な恐ろしさと驚きに内壁は激しく収縮して彼自身を包み込み、見開いた両の瞳からは涙がこぼれ落ちる。

身体の中があつい。
繋がれた手に助けを求めるみたいに力を込めて。
口付けながら、ゆうさん、と呼ぶ。]



ん、んッ、――奥、おかしく、なる……!

[とんとんと押され続けて。
鈍かった感覚が少しずつ変わってくる。
じわじわ身体に広がっていく熱さに浮かされていく。

身体の全部を、優に委ねる。
そして、彼だけを求めた。

抱き寄せられ、彼の吐く息の熱さを近くに感じ。
気持ち良くなってくれている、興奮してくれていることに心満たされ、自身の限界もまた近くなってくる。

何度も名前を呼ぼう。
そして彼の顔を見たくて、必死で目を開けた。

表情を目に焼き付けたくて。]


[身体を震わせたのは、ほぼ同時。
胎の中の熱がびくびくと動くのを感じる。
ゴム越しでもそれはありありと分かって、まるで搾り取るみたいにきゅうきゅうと締め付けては、びくん、と身体全体が震えた。]


………っ、ぁ、…ぁ、

[多幸感をともなう絶頂から降りてこられない。
彼が動きを止めたとしても、穏やかな波のように押し寄せる快感はなくならず、零れる涙が止まらない。

本当はこのまま意識を飛ばしそうだったけれど。
どうにか瞼を上げて、涙で霞んだ視界に優を映し出す。

優はどんな表情をしているだろう。

とくりと、心臓が跳ねる。
無防備な心が彼のことだけでいっぱいになる。]




――、ゆう、……

[たくさんの思いを込めて、名を呼んだ。
泣きながら微笑んだ。

このひとが、好き。

もう結婚したというのに、今更のように改めて。
夫婦になってからも“恋“をする。

愛してる、はまだ言葉にできなくて――頬が更に赤くして、繋いだ手を引っ張り、自分からキスをねだった。
わたしの旦那さん、と幸せそうに呼んで。*]


 
 …… ん、 。

[ 満ち足りる、幸福感を伴う絶頂。
 身体の奥にあった熱を全て吐き出してしまっても、
 心の中からは温かな感覚が止めどなく涌き起こってきた。
 名を呼ぶ彼女を見つめて、頷いて。]


   愛しとるぞ、恵瑠。


[ 俺の嫁さん、と呟いて。
 微笑み、目を閉じて唇を重ねていった。]**


【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しの深夜― >>70>>71

[早希が、良かったじゃん、と言ってくれるから。
じんわりと嬉しそうに表情を緩める。

早希の語る都会の生活は大変そうだったし、そこに至るまでの村の生活でも色々あったのだろうと察せられた。
謝罪の言葉には、そっと首を振る。
それでも彼女はここに来て、共にキャンプの時間を過ごし、今もこうして隣り合って話してくれている。
それが嬉しいなと思う。]

そっかぁ、早希ちゃんも一緒なんだね。

[変わった、という彼女の顔は明るいものか。
そっと見上げて微笑む。]

早希ちゃんも、よかった。

[心の中があたたかかった。
ガキ大将な彼女も好きだったが――時々ついていけなかったり泣きべそかかされたりもしたけれど――、今の彼女も好きだなと思う。
誰かを想っているみたいな、表情。]

(74) saiki 2020/09/22(Tue) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


あ、流星?
うん、また話そうね!

[何か思い出したかのような早希に笑って手を振る。
宵越しを過ごした相手と約束をしたのかな。
というか、相手って、限られて――。]

っ、え? な、それ、

[優兄の感想、とは。

ある意味当然なのに、思いっきり色々バレていることを今更認識し、一気に真っ赤になると。
冷たい飲み物を一気飲みし、早希を見送ったのだった。

最後に爆弾、さすが早希ちゃん。
ふと昔の彼女の姿が脳裏を過った。**]

(75) saiki 2020/09/22(Tue) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―数日後:瑠璃の家― >>72>>73

[祝福の声に、嬉しそうに。
そして少しだけホッとしたように表情を緩める。

瑠璃が祝ってくれないのではと思っていたわけではないが、ほんのり、緊張がなかったわけじゃなかった。

彼女にとって優は大切な幼馴染なのだろうし。
長い付き合いの中で色々あるのだろうし。

でも、姉のように慕ってきた彼女は、
自分を祝う言葉をくれた――心がぎゅっとする。]


あっ、結婚式!

[そういえば引っ越しなどで精一杯で、式を挙げることについてあまり考えが及んでいなかった。
自分は彼と共にいられることが第一だったのだ。]

(76) saiki 2020/09/22(Tue) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[呼んでね、という言葉に勿論と肯く。
真っ先に招待状を送ろうと決定したのだった。]


瑠璃ねぇ、ありがとう。

[勉強を教えてもらっていたあの頃から数年が経ち、お互いに様々な変化があったのだろう。
けれど、同じように素直に礼の言葉を伝えた。**]

(77) saiki 2020/09/22(Tue) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[高鳴る鼓動をどうにか押さえつけて。
ドレス姿に、慣れないヒールの靴で彼の元へと進む。
気を抜くと転んでしまいそうで。
でも手を取られたら、それだけで不安定な気持ちは掻き消えて、ただただあたたかな想いだけに満たされる。

名前を呼ばれて、優を見上げる。
ベール越しの黒い瞳。
それが自分を見つめてくれるのが、何よりも好き。

タキシードもとても似合っていて素敵だけれど。
結局のところ、優ならばなんでもいいのだと思う。]


うん、――誓います。

[ふわりと笑った。

一歩を踏み出す、優と一緒に。**]

(80) saiki 2020/09/23(Wed) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しから、数年後―

[春の日の朝。海の見渡せる高台。
両親のお墓から少しだけ離れた大きな木の根本。

定期的に訪れては、朝のひとときを此処で過ごす。
それは優と結婚してからも変わらない。
今朝もまた、幹に寄りかかりながら座って、書き終えたばかりの便箋を読み直していた。]

早希ちゃん、どうしてるかな。
瑠璃ねぇと会ったりしてるんだっけ……。

[手紙は瑠璃と早希に宛てた2通。
宵越しから時折、季節が変わったり行事が終わると、なんて事ない内容のものを送ったりするようになった。

早希宛のものには、渡に頼んで一言添えて貰った。
さてどんなことを書いてくれたのか。
微笑みながら確認して、よし、と鞄に仕舞い込む。

そろそろ時間だ。]

(85) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[立ち上がれば、潮風にスカートが舞い上がる。
今日が最後の制服だった。

すでに結婚している自分だが、卒業のこの日は何か、節目のようにも感じられていた。]


よかった、少し風はあるけどいい天気で。

[崖のギリギリに立ち、春の風に目を細める。

空と海の色。その間。
もう何度も何度も探してきたものだから、目的の存在はすぐに目に飛び込んでくる。

じんわりと笑顔が浮かぶ。]

(86) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[瞳に映るのは一隻の漁船。
そこにいるのは――たった1人の特別なひと。

きっと数年後には、何人かの子供の手を引いて、ここから船を眺めることもあるのだろう。
あれにお父さんは乗っているんだよって。
1人目はそう遠くない未来だと良い。
卒業したらって、自分から彼にお願いしたのだから。]



―――― 優さん、おかえりなさい!


[聞こえなくても声を張り上げて最愛の人の名を呼び、手を上げて大きく振った。

海から、私の元へと帰ってきてくれること。
それを毎日信じ続ける。

心と身体を通わせたあの夜から、それは変わらない。
これからも、ずっと。**]

(87) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

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