人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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視点:


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 01時半頃


【人】 歌い手 コリーン

――広場――

[夜の闇はひたひたと忍び寄って来ていて。
自警団の一人から、夜の道は危険だからとランタンが手渡される。]

 ええ、サイモンさんを見つけたら――。
 十分に気をつける、から。


 私は大丈夫、よ。
 みなさんも、気をつけて、ね。

[自警団の人や、同行したギリアンには、そう告げて。]

(19) 2010/07/05(Mon) 01時半頃

 伝えたいことは 何ですか?



 あなたが本当に伝えたいことは何ですか?
 


 後悔をしない内に、

 どうか、伝えてください。


 「こんにちは。さようなら」

 そんな些細なことでも構いません。


 明日会えない「さようなら」を
 伝えられるのはつらいから

 だから何も、

 伝えないことが最期の言葉ならば



 ――――それでも、構いません。
 


 『生命とは 喪われるもの――』

 生まれた時から人は死に向かって歩いていく。
 
 『冥闇は世界を侵し、人々を連れて行く』

 それでも闇の中で人は必死に足掻くもの。

 『死以外の約束など交わせはしない』

 識っていても、認めない、そんな生き方をしてはいけないのですか?



 風化風葬。
 


 失ったものは一体何だったのでしょうか。
 手に入れたものは一体何だったのでしょうか。


 沢山の悲しみを生むこの病。
 それでもほんの少しの喜びが在ればどんなに良いかと思う。


 この手は悲しみだけを生んでしまうのでしょうか。
 この手は喜びを生むには余りにも未熟でしょうか。


 
 ――…。
 


 サイモンさんは、いつも可笑しな人です。
 橋で彼と出会いました。


 嗤っていました。
 狂気に呑まれてわらっていました。


 彼の未来に、
 希望が見出せなかった。


 待ち受けるのは死、のみ。
 全身が麻痺しても、微かに唇が動くことは知っていますが
 彼には、その唇で伝えるものがないと、
 私はそう判断しました。


 身体が動かず、孤独に死すことは、
 とても悲しいことです。


 苦しんで、逝くくらいならば いっそ。


 だから私は彼を橋から川に突き落としました。
 それだけです。


 彼が幸せであったかどうかは分からない。
 けれど死を予告されて不幸せな狂気に生きるよりは
 まだ、良いのではないかと、そう思いました。
 
 ―――だから、私は。


 ―――…。

 大好きな空 大好きな村
 このまま、同じように明日へ続いてゆくと信じていた。

 乾いた口笛 空を渡る調べ。
 その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った。


 緋い空を見上げていた。
 沈まぬ夕陽を見上げてた。
 幾千の影が森を駈けてゆく。


 私とか、あなたとか、恋とか、愛とか、
 好きとか、嫌いとか
 
 「また話すね」

 叶えられない口約束。


 拒絶も、肯定も、仲良しも、喧嘩も、何もかも

 生きているから、出来ること。

 ――あなたが死んだら意味がない。

 ――私が死んだら意味がない。


 気付いてください。

 生きているから出来ること。

 生きているから尊いこと。

 どうか、気付いてください――**


 あなたが――。
 彼に、死という安らぎを与えてあげた、のね。


 
 私は、彼の狂気を感じて――。


 死病が齎す恐怖に耐え切れないのなら――。
 死病が齎す恐怖に染まり、村をこれ以上破壊するのなら――。



 其の前に――、永遠の眠りをと思ったわ。





 彼に安らぎを与えてくれて、ありがと――…う、


.


【人】 歌い手 コリーン

――自宅――

[ギリアンと別れて村の中心部から、はずれにある自宅にたどり着くまで、誰ともすれ違わないと思っていた道。

でも、幾人かの人々とすれ違った。物々しい雰囲気の自警団の人達。

訳を聴けば、サイモンが川で死んでいるのが見つかったという。]

 そう、誰かに突き落とされたような。
 ――姿で川に。

[その死を聞けば。

彼の魂が狂気から解放されたのだと、知った。
苦しむ彼の魂への慈悲、なのだろうか、ふとそんな気がした]

(116) 2010/07/05(Mon) 12時半頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 12時半頃


――彼女に、嘘は付けない。


【人】 歌い手 コリーン

――翌朝――

[ギリアンと教会でと約束した時までまだあって。
教会へと向かいつつも、足は通りを所在なげに進む。

通りを見れば>>117 >>118メアリーから花を買い、その花をメアリーの髪に飾る男の姿が見えて――。]

 ――…。

[ヴェスパタインとメアリーの関係は知らないけれど。
邪魔をしてはいけない気がした。

でも――…。
もし、メアリーが死病に倒れたのなら、彼は何を望むのだろうか。
共に逝く事を望むのだろう、か。それとも死が訪れるまで、その死を悼みたいと思うのだろう、か。]

(120) 2010/07/05(Mon) 13時頃

――敵わないな。

――かなわない。


―…だから。

好きになったんでしょう?


[ヴェスの中の恐怖も見抜いた上で。
ヴェスに好かれていることを、結局は受け入れていた彼女を。

それは、単純にしかモノをみれない自分だからこそそう思ったのかもしれないけれど。]


ああ―― ああ。

[頷く]

――はじめは、確かに一目惚れだった。

あの子がくれた花。
あの子がくれた笑顔。
あの子の細い身体。
あの子の儚い笑み。

あの子の――





…うん。

[ヴェスの言葉に、頷きを返すだけで。
こちらからは、続きを促すことはせず。]


一緒に――!


─…ヴェス…。


[頭に響くヴェスの声に、目を伏せた。

言いたくて言えない言葉は、自分の胸にもあるから。]


【人】 歌い手 コリーン

[>>134 女の名を呼ばう声に、――

ヴェスパタインを、むしろメアリーをじっと見詰めていた悲色の瞳は、首を傾げるセシルに向く。]

 セシル、さん――…。
 立ち聞きする心算は無かったのよ。


 ――…。

[ヴェスとメアリーの二人を見詰めていた事には、さらりとそう告げて。]

(139) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

[ヴェスパタインに向けて。
謳うように儚い会話を続けるメアリー――]

 メアリー、あなたは旅立つの?
 この死病に冒された村から、ヴェスパタインを置いて。

[彼女から死の気配を僅かに感じ、始めていた。
この村には死が蔓延し始めていたけど、それよりも僅かに濃い死の気配。

女が幼い時に流行り病で逝った、母。そして、幼いまま同じように流行り病で逝ってしまった弟。
身近な人から感じた――死病による死の気配。

そして、街に住んでいれば、村と違う意味で、死は常に隣りあわせだった。
街特有の鼠などを媒介にした疫病、裏路地での金目当ての強盗による死、ただ享楽のためだけの殺害。死は至るところに溢れていて。

女は、そういう死を見つめ続けていた、だけに。]


[踵を返し、ヴェスパタインの元から去る少女の姿――。

そこに感じた悲しい気配に、眉を顰めた。]


【人】 歌い手 コリーン

>>143
 思うところ、が――…
 そう……。

[遠くを見詰めて]

 ――…。
 過去を思い、重ねていたのかも……。

 ――しれないわね。

[ヴェスとメアリーの想い合い交歓する声、でも別れ行く二人に、胸が痛んで。
柔らかに微笑むセシルに、静かに告げる]

(149) 2010/07/05(Mon) 14時半頃

【人】 歌い手 コリーン

 ええ……。

[この村へ来る前かの問いに。
どこか寂しそうな笑みを浮かべて、頷いて]

 ――…。

 ごめん、なさい。
 人と逢う約束を、しているの。

[日の高さを確かめてから。
そう語れば、セシルに別れを告げて。

教会へと足を向けた――**]

(157) 2010/07/05(Mon) 15時頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 15時頃




 別れは、……
 辛い?


 あなたは、慈悲を望む――?

[ヴェスパタインにも、傍のセシルにも届かぬ声で囁いた――**]


ねぇ、ヴェス。

私さ、やっぱり。
バカだから、こうするしか、出来ないや。

セシ兄に、甘えてきた分。
ちゃんと、一人で大丈夫だよって。

だから、セシ兄はセシ兄のしたいこと、してって。

そう言うことしか、出来ないんだ。


─…ヴェス、やっぱり私、バカなのかな。

でも。
セシ兄のこと、困らせたく、ないんだ。


――兄貴のしたいこと、ね。

兄貴は、何がしたいんだろうな。

村を出ていって
オルガンで地位を掴むのを諦めて
この村に篭って
時折お前の顔を見て

――それから?


─…わかんない。


わかんない、わかんない、わかんない。

でも、私が、セシ兄のしたいことの、邪魔になるのは、ヤなの。

私が心配かけてばっかりじゃ、きっとセシ兄は、我慢、しちゃうから。


最後だから、最期だから。
セシ兄が、傍にいたい人のところに、行かせてあげたい。


兄貴の行きたいところ。
兄貴の傍にいたい人。

――どこに?
誰と。

――聞くことも出来ない?

だから―― 送り出すフリをするのか?


───……っ


だ、って。

私は、ずっと。甘えてきたんだよ?
セシ兄が優しいから、それに胡坐かいて、ずっと、ずっと。


そんな私が、どうして、どうやって。

聞けるっていうの。


困らせるって解ってて、どうして、聞けるの。


ごめん。

─…ちがう。



私、きっと、まだ。

あのひとのこと、忘れてないって。

セシ兄から、聞くのが。


こわい。

それだけ、なんだ。


――。

二年。

長いようで、短い。

兄貴があのひとのことを忘れるってことは

ないだろうな。


忘れるなんて ありえない。

――そんなことは分かり切ってる。

でも――

だからといって 何を選ぶかは別の話だ。


─…うん。

私、それを聞いたら、きっと。

あのひとのこと、恨んじゃう、から。

ずるいって、思っちゃうから。


あのひとは、優しかったのに。

私にも、セシ兄にも。


それを、憎んでしまいそうで、こわい。


ヴェス、は。
私に、言わせたいの?


セシ兄のこと、好きだって。
ずっと一緒に、傍に居て欲しいって。


そんな我が儘を、セシ兄に。
言った方がいいって、思ってる…?


――ふ。くく。

背中を 押して欲しいのか?


別にそれ自体には興味がないんだ。
お前が、兄貴とどうしたって。

でも―― 兄貴は

願わなきゃ 動かなきゃ――叶わない

そう言ってたぜ?


誰しも――怖がってる。

僕も お前も

――兄貴も。


背中…?

─…わかんないや。
押して欲しい気もするし、押さないで欲しい気もする。


だって、結局。
決めるのは、私だもん。


願うのも、動くのも…決めるのは、私。


…セシ兄、も?


誰だって一緒だ。

――分からないか?


─…ううん。

わかると、思う。



ごめんね、ヴェス。

愚痴っちゃって。


【人】 歌い手 コリーン

――回想――

[>>158 ラルフから挨拶をされると、立ち止まり会釈をして。]

 ええ、――…。

 今日も、生きていられた事を、
 主に感謝して……、生きているわ。

[瞳を閉じて、神に祈るように呟く]

 明日の事はわからないけど、……。
 残りの時間は、限られているわ。

 その限られた時間を大切に、とは思っているの。

[口端を仄かに和らげ、別れの挨拶をすれば。
銀糸を揺らしながら、その場を後にした――]

(207) 2010/07/05(Mon) 19時半頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 19時半頃


【人】 歌い手 コリーン

――教会――

[ひっそりと佇む小さな教会。
教区から派遣されてきた司祭も既に街へ向かい、主はいない。]

 本当に……。
 あの、人なの――…。

[ギリアンが漏らした。
あの人が何度か心の内で繰り返しながら。]

 最期に居たい場所――…。
 私も、あなたが何時も、そう語っていたように。

 此処は、最期に居たい場所になってきている、わ。

[言葉と共に、思い浮かぶその声――。
様々な思いに、翡色の瞳が潤んで。]

(208) 2010/07/05(Mon) 19時半頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 19時半頃


【人】 歌い手 コリーン

[>>213 教会の席で、祈りを捧げるように頭を垂れて座っていれば。入ってきた男の気配に、頭を上げる。

入ってきた男――ギリアンは、ステンドグラスを見詰めていて、自然と女の瞳もそのステンドグラスを見詰める形になって――。

青い鳥に自然と目が吸い寄せられ、る。
あの人の青い鳥になるのを躊躇い、自分の好きとの気持ちを偽った女は許されるのだろうか――。]

 ギリアン、さん。


 わざわざ。
 来て頂く様にしてもらって、ごめんなさい、ね……。

 でも、どうしても、確かめたくて。

[気持ちを落ち着かせながら、そう、静かに告げて。]

(214) 2010/07/05(Mon) 20時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[>>215 手渡されたプレートを受け取り、その名を確認すれば――。

あの人の名前が――そのプレートに彫られていて。]

 少年のような瞳をした――
 心から優しい人だった、わ。

 そして、情熱的だった人。
 

 この村を愛していたの。
 最期の時は、この村で過ごしたいって。

 胸にね、青い痣があったの。
 見られるのを嫌がっていたけど、私はそんな小さな痣も含めて、あの人が好きだった……。

(219) 2010/07/05(Mon) 21時頃

歌い手 コリーンは、プレートを両の手で握り、胸に抱えるようにして。

2010/07/05(Mon) 21時頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 21時半頃


【人】 歌い手 コリーン

>>220
 噂だと、信じようとして、いたの。
 あの人の噂を聴いても。

[繋がる点と点。ギリアンから戦場で死んだと告げられれば。

はらはらと涙が堪えきれずに、零れる。

胸に包むように抱きしめたその、プレートを中心にするかのように崩れ。漏れる慟哭。]

 そんな……護りきれずに、って謝らないで……。

 私があの人を其処に追いやったの。
 悪いのは、私……。


 もしかして、その傷――…
 あの人を護ろうとして、……。

[潤む瞳で、ギリアンを見詰め。]

(223) 2010/07/05(Mon) 21時半頃

【人】 歌い手 コリーン

 ほんと、う に――…。

 私と一緒に……。
 この村に帰ると謂っていてくれていたの、ね。

[今では叶わない約束。
でも、胸に抱いたこのプレートにはそんなあの人の想いが詰っているようで。

それを今まで、保管してくれていたギリアンに、心から感謝する。ありがとうとギリアンに向けて、濡れた掠れる声で呟いて]

(229) 2010/07/05(Mon) 22時頃

【人】 歌い手 コリーン

[傷の事で、口を噤むギリアンにはそれ以上、その傷に触れるのは躊躇われたので。
それ以上聞く事はなかったけど。ギリアンにも優しかったの言葉には。]

 ギリアンさんにもあの人は優しかった、のね。
 ほんとうに、優しい人だった、わ。

 優しすぎて……。

[二人の様子は想像も付かなかったけど、別け隔てる事の無かった彼の性格が思い出されて。
再び、滴がはらり落ちる。]

 最期に、あの人はなんて謂ったのか――。
 覚えていたら、聞かせて……

[青い鳥を見詰めるギリアンに縋るように]

(231) 2010/07/05(Mon) 22時頃

【人】 歌い手 コリーン

[>>234 あの人を失い、欠けた心を埋めるようとした。でも、足りない何か――は何時まで経っても埋まらなくて。
この村に来て、欠け崩れる事はようやく止まったけれど――。]

 ほんと莫迦、なんだから。
 でも、好いていてくれていたの、ね。
 最期の瞬間まで――。

[その言葉で、救われた気がした。]

 ギリアンさん、あなたに逢えて。
 私も、あの人――…も幸せだったわ。

 ほんとうに、ほんとうに――…。

[涙を流す女を見ていられないようなギリアンに悪いと思いつつも、それでも、溢れる涙が止まらなくて。
迷惑だったかも知れないけど、ギリアンの胸に顔を埋めて泣き続けた――…**]

(241) 2010/07/05(Mon) 22時半頃

歌い手 コリーンは、墓堀 ギリアンに深く感謝しながら**

2010/07/05(Mon) 22時半頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 22時半頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/05(Mon) 22時半頃


 祈りは

 どんなに祈っても
 
 届かず

 呟く声は

 微かな喧騒に

 消える


 開幕の合図が響き

 繰り返しを踊る

 この世界をつづる物語

  終末はあなただけのために

  ちいさくいのりつづける

    「ただ、ただ、しあわせに」


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時頃


【人】 歌い手 コリーン

[>>248 いっぱい泣くといいのギリアンの言葉に、頬を涙の川が流れ落ちて行く。

大きなその手に、銀糸が揺れる頭を撫でられていれば。
その手から伝わるじんわりとした温かさに、癒されていくようで。

どのくらいの時間を泣いていただろう、か。]

 ――…

 ごめん、なさい。
 ほんと、もう……こんな見っとも無い姿を、みせてしまって。

[涙で泣き腫らした顔に、仄かにはにかむような色を浮かべて。]

(311) 2010/07/06(Tue) 01時頃

【人】 歌い手 コリーン

[そっと、立ち上がれば、
頭を撫でてくれた、ギリアンのその大きな手をぎゅっと両手で抱き、胸にあてるようにして呟く。]

 ありがとう、……
 今日の事は、永遠に忘れない。

 ギリアンさん、あなたの事も……。

[残り少ない時間だから、こそ。
その短い貴重な時の記憶として、忘れられない記憶として残したかった。]


 今度は、あなたの昔の話も事も聞かせ、て?

[もう一度、照れるような笑みを浮かべて、から。
鉄製のプレートを手に、教会を離れた――**]

(312) 2010/07/06(Tue) 01時頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 01時頃


今は、もう少し。

このままで、居たいんだよ。
ヴェス。


…私、頑張る、から。
我が儘でも、なんでも。

─…だから、もう少しだけ。

妹で、いたいんだ。


[何処からか聞こえる囁き]

 ただ、幸せに――…。

 この村を覆う死病の果てに苦しみ、絶える前に。
 あなたは、慈悲を齎すの?


 現世の苦しみから解放された世界へ
 そこで、幸せに、苦しまないで、との祈りを乗せて。


 ―――分からない。

[死んだサイモンが幸福だったかどうかは知らない]

 慈悲なんて偽善かもしれない。

[生きることに価値があると、説いた]

 此の手は今は未だ、誰にも伸ばせない――

[されど彼女が、苦しみから解き放つ事をするのなら]

 ……委ねるわ。


 そう、偽善、かもしれないわね――…。
 生きる事は素晴らしい、もの。


 たとえ、時間が限られていたと、しても。

[生きる事に価値があると説く彼女に]
 
 でも、愛する村が悲しみに包まれるのはみたく、ないわ。



 今は、誰にも伸ばせない、のね。

 私は、メアリーが死病に伏すなら――…。
 残された人に共に逝ってもらう心算。


 彼女が苦しんでいるのか、否か――…。
 私は出会った事がないから分らない、けど……。


[彼女の声を聞きに向かう心算では、いるけど。
委ねるの言葉に――…]

 私で、いいの?
 あなたの手でなくて――…。


 あなたにその力が無いのなら、それをしてもいいけど。

 私はあなたが死病に冒されるまで――
 それをする心算は、微塵もなくて、よ?

 あなたの想いの強さを感じていた、から。


 メアリー

[ぽつ、とその名を復唱し、
 彼女に執心だった人物を、想う]

 彼女を想った彼は――…

[後を追うことを望むか否か。分からない。分からないけれど。]
 
 異議は無い。


 ――−"彼女"の終わりだけは

 委ねません。

[ただ、今はその時ではない、とだけ]


 委ねてもらえるようなら、私が――…

 メアリーさんにご執心だったあの人に旅立ってもらう事にする、わね。

[そう、ヴェスパタインがそれを望むのか否かは分らないけど。
別れ、残される側は辛いものとの、妄執も女にはあって。]

 ラドルフさんも――…
 妹のメアリーさんが死病に逝くの知れば、
 苦しみそう、ね。

 でも、ラドルフさんは誰かをまだ選びきれて、いないわ。
 それを見届けてから、とも想っているの。


 そう、わかったわ。

[ 其の囁きには、短く]


 ……はい。

 それで、構いません。

[手を汚さないことも卑怯かもしれない。
 だけど誰を選べば誰が笑ってくれるかなんて
 わからなくて。]


 ――…。

[ そう、誰に死を齎せば――…。
誰かが笑ってくれるかなんて、女にも分らない。

でも、今この人を選べないという人はいて――**]


 生まれて来る朝 死んで行く夜

 生まれて来る意味 死んで行く意味

 あなたが生きている現在《いま》。


 泣きながら生まれ

 笑いながら歩み

 どんな顔をして死ぬのでしょう。


 「こんにちは、はじめまして!《Ich freue mich, Sie kennen zu lernen!》」

 「わたしの 可愛いお姫様」

 「握り返す手が愛しかった」

 「あなたがどうか、幸せな道を歩みますように――」




 それが母の、願い。

 


 「ご機嫌はいかがかな?《Wie geht es Ihnen?》」

 「僕の 可愛いお姫様」

 「笑う顔を見るだけで嬉しかった」

 「お前がどうか、素晴らしい人生を送りますように」




 それが父の、願い。

 


 嗚呼 Mutter, Vater...
 
 私はあなたたちの願いに副うことは出来るのでしょうか。

 ただ、産んでくれた事実は、"今此処に居る私"。



 毎日、しあわせを、さがしています――**
 


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 04時頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 04時頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 04時半頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 04時半頃


歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/06(Tue) 21時頃


【人】 歌い手 コリーン

――大通り――

[教会を出て、泣き腫らした顔を、揺れる銀糸で隠しながら。
何処か一人になれる場所を探すように歩んでいれば、ペラジーとピッパの二人の姿が目に止まって。]

 ――…。
 ペラジーさんと、ピッパさん?

[その抱き合うような姿に――。
二人には届かないだろうけど、小さく声が漏れる。

小さな村ではリンダとピッパの噂を耳にする事があって。
何かを切っ掛けにするかは分らないけれども、彼女も変化していくの、かしら、とふと思った。]

(403) 2010/07/06(Tue) 21時頃

 あなたは、呪うの?

 誰かを――…。



 村の人々が噂するように、本当に。


歌い手 コリーンは、やがて、足は二人から離れて。

2010/07/06(Tue) 21時頃


【人】 歌い手 コリーン

――酒屋――

[陽は徐々に傾き。
無人の家々に当たれば、黒い影となって、生ある者に忍び寄るように伸び行く。]

 ゴドウィンさん――…。
 そ、んな……。

[そう、彼にはそんな死相が見れて。
思わず凝視するように見詰めてしまう。漏れる、言葉。

女が感じた印象は誤魔化しきれない、だろう。
昨日、ささやかな約束とばかりにブランデー入りのお茶をご馳走になった時には微塵もそんな気配が無かっただけに。]

(408) 2010/07/06(Tue) 22時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[>>410 動く事がもう儘ならないように、深く座った椅子から手を挙げて反応する様は痛々しく。
憔悴しきった顔に浮かぶ汗をぎこちなく掌で拭う動きを見れば、そっとハンカチでその汗を拭ってあげる。]

 そろそろって――…。
 そんな、事……、謂わない、で……。

[でも、死病は発症すれば1日と経たずに、その生を奪う。
どのような言葉を紡いだとしても、それは慰めでしかなくて、言葉が詰る。

こんな時だと謂うのに、女を労わるように、ゴドウィンが大丈夫かと尋ねる言葉には、緩く頭を左右に振って]

 痛い、所は無い?
 何か、私にできる事があったら、謂って?

(414) 2010/07/06(Tue) 23時頃

【人】 歌い手 コリーン

>>418
 心残りが、葉巻なら。
 雑貨屋さんでね、葉巻――。

 あなたの吸っている銘柄とは違うかも知れないけど。
 明日、沢山買ってきてあげるわ。

[でも、それはきっと間に合わない。間に合っても、彼の心残りを埋める事はできない、だろう。
最期の願いは叶わない、叶えることが出来ない事を思うと、余計悲しくなって。

慰めるように横に手を置く彼の優しさに、胸が締め付けられる。]

 美人って……。

 そん、な……ね。冗談を、……。謂えるようなら。
 まだ、大丈夫、よ。

[軽口に、応じるように言葉を紡ぐも。
声色は、震え揺れる。そっと痛むと告げた胸に手を伸ばした。]

(426) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[手を伸ばした先のゴドウィンは、椅子に深く腰掛けたまま、動く事が出来ないようで。

細められた目は、静かに、静かに――閉じられてゆく、よう]

 ねぇ、何か謂って、……。
 ゴドウィン、さん?

[伸ばされた手は、椅子に腰かける彼の身体を何度も揺する。

さめざめと涙が目の端から、零れていって――**]

(429) 2010/07/06(Tue) 23時半頃

 あなたは、死ぬのが、怖いの?


 一人で逝くのが、残されて逝くのが怖い、の?


 あなたの傍には――…。

 あなたを想う人がいたのに、……
 あなたも、その人を想っていたのでしょ?


 選んだ道は正しかったの?


[何処から聞こえた、
の哄笑に、漏れる呟き。

目の前には、永遠の眠りにつこうとするゴドウィンがいて――。
せめて、静かに、との思いが沸いて。]


[でも、人は弱いから――…。

狂気に堕ちても、その人を責められる事だろう、か。]


 ――…。

[誰も、皆、心に弱さを抱えているのだから――]


【人】 歌い手 コリーン

>>456
 こんな時には、ね。
 変な意地なんて、張らなくてもいいの、よ。

[全身が麻痺する死病に侵されつつも、苦笑を浮かべて言葉を紡ぐゴドウィンに。]

 あなたの最期を看取る人が、私なんかで―……
 でも、最期ですもの。

 ――…、美人の言葉……。
 素直に受け取る、わね。

[泣き笑いするような、複雑な表情で。
胸の痛みは悲しい声となって、響く。せめて明るく送ってあげないとの気持ちに反して。]

(463) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

【人】 歌い手 コリーン

[ぎし、っと軋む音。
その身体から徐々に力が抜け落ちて椅子に深く持たれて行く。
留めようと、その頬を擦るも。

反応は無く――。
彼の命が天に召された事を知る。]

 ゴドウィン、さん……。
 
[何かを紡いぐように動いた唇。呼気となって、漏れるだけで、聞き取れなかったけれど。
最期の言葉を残す事無く、静かに眠るように旅立って行ったのは逆に彼らしいと、思って。]

(464) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

【人】 歌い手 コリーン

 でも、最期まで…、……

 あなた、は――
 あなたで居られたのね。

[静かに、病と闘い。
その生を彼らしく全うした事を、褒めるように慈しむように、抱いてから。
優しく目を細めたまま薄く天井を見詰めていたその眼を、閉じてあげて。]

 ありがと、……。

[最期の瞬間まで、女を労わってくれた事への感謝を込めて、見送る言葉をかけた――**]

(467) 2010/07/07(Wed) 00時半頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2010/07/07(Wed) 01時頃


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