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ピッパ! 今日がお前の命日だ!
―IF・とある山奥の館―
[完全体へと戻った後。
ソラナで食事を取るのにも、飽きてきた。
似たような味を延々と食べ続けていると飽きる。
毎日キャビアを食べ続ければ、それは兎の糞に見えて来る。
(バリバリバリバリ)
折角手に入れた身体だから。
飽いたら他の事をしないと勿体無い。
(バリバリバリバリ)
この国の味は、最早飽きた。
イアンを連れて、他の国へ移る。
山里から降りて人を食らい続けた。
でも、また飽きる。
何が足りない?足りないのは何か。
――違うんだ、俺の求めている味は、こうでは無い。]
――…ああ、そうか。
夢だけではもう、満足出来ない。]
(あの男はもう居ないし)
(義理立てする必要はない。)(俺のものだ。)
(―――…こいつを、食いたい)
―――子供を作ろう。
[腹を暴く。
受精卵の入った人工子宮を入れる為に。]
腸が邪魔だなァ、一度引き出して少し切るか。
[掻っ捌いた腹。
麻酔もせずに、ずぬりと小腸を引き出す。]
イアン、見えるか。
お前のだよ、これ。
綺麗な色だろ?
[見せつけるように腸を手に取る。
意識を失わせないように、
痛覚を過敏にする薬を打ってある。
それでも気絶するのなら、
気付けの香を用いて、何度も起こす。
――出血多量や痛みのショックで死んでしまっても、]
大丈夫、何度でも生き返らせてやる。
[何度でも目覚めさせられる。
妖の力で、何度も再生される。
血まみれの掌を、青白いイアンの頬に寄せた。
ぺたり、ぺたり。
愛でる手つきで、撫でる。 ――この表情は、いい。]
[――…愛しいという感情は、こういう事なのか。]
[
満たされる、満たしてくれる。
空腹を、 …――腹を満たしてくれる。]
俺の為に、 [ 愛しい。 ]
[ 愛おしい。 ] いい子だ。
[
――この子は、何故謝っているのだろう。
こんなにも、俺を満たしてくれているのに。
握った指や、体躯がびくり、びくりと揺れる。
何度もその目から光が消え、
…――何度も光が灯る。何度も。]
イアン、[
ああ、
…――大丈夫。
お前は、俺が永遠に愛してやるよ。
[ 御名方と全く同じ顔で、 ]
[ 全く同じ聲で、微笑む。 ]
[ 血に交じる涙。目元を手で拭った後、
人口子宮を空いた部分へと押し込み、臓器を戻す。
腹部は開いた儘。変わらず痛みは青年を襲い続ける。 ]
イアン、
子供を作ろう。
[ 血でどろどろの指を臀部へと這わせる。 ]
[蕾に塗り込められていく、朱。
既に子宮の中には胎児の元があるのだから、
これから行う行為には、なんの意味も無い。]
[ぐちゅ] [ぐじゅっ、]
[ぬちゅ――] [―…ぐちゅ]
ほら、もっと いい声で啼けよ。
[ 猛る男根を血まみれの蕾へと押しこむ。
それは、快楽を感じるどころの騒ぎでは無い。 ]
[みちりと沈める性器は、ひとのものよりも大きく。
何より、開いた部分が揺らす度に溢れる。
ごぽりと仕舞ったばかりの小腸が皮から零れて。]
だらしないな。
[人口子宮は納まった儘だけど。
はみ出した腸を見て、嘲る。][ それでも、愛しい。 ]
はぁ、
[強く突きあげれば直腸がぶちりと悲鳴を上げる。]
ぁ、 [ その痛みでも、気を失えない。 ]
あ、
ふっ、
[折り曲げた両足を支えながら、
イアンの眼前に寄せる顔は、ただ、優しい。]
[
追いかけっこをするのも楽しいかもしれないけれど、
きっと、走る度に臓器が零れてしまうし。
せっかく入れた人口子宮も落ちてしまうし。]
――誰が、
[人の形をしていた指。意のままに爪が伸びる。
掴んだ右腕の皮に、伸びた爪が食い込み、肉を貫通する。]
お前を愛しているのか、ちゃんと見ろよ。
[御名方がそうしたように、顔を隠せないようにした。
見下ろす。
哀れな青年
[ 固く閉ざされた瞼。 ]
[ 何故謝る? さっぱり解らない。 ]
は、
[揺さぶる。
臓器が押し上がる。
揺さぶる。
血液が飛び散り、己の腹を濡らす。
揺さぶる。
ああ、酷く暖かい。]
[達する頃には、辺りに腸が飛び出て、
イアンの背中や足は、血まみれ。
鮮血のいろは、綺麗。]
――お前と、俺の子だ。
育つのが楽しみだな。
[臓器を戻し、閉じた腹を擦る。
臀部は朱と白で染まっていて、]
イアン。 愛してるよ。
[――…本当にこの感情が、
愛なのか解らないけど、満腹だから。
満たされている、という事なのだろう。]
[血まみれのイアンの頬へ舌を這わせる。
美味い。――耳朶に噛み付く。耳元で告げる。]
あいしてるよ。
[愛なんて、知らないけど。]
/*
サクラさん、じゅりるりさん、mayumayuさんは先日ぶりです。
はまたんさんはフルウ・ワ聖乙女1村とかぶりです。風のカスパルでした。
(so)さんはヨアヒム魔王城大パニック村以来です。笛吹きカルヴィン君でした。
葵さんは瓜の英雄村で御一緒でした。幼女エルヴァイラでした。
motimotiさんは夏、だったね村以来です。チサちゃんでした。
LittleCrownさんはスピンオフの凍れる水車と奇跡の夜村で御一緒でした。ぼっちロランでした。
他の方は初めましてで宜しかったでしょうか。
違ったらすみません。
『オダマリ――』
[ベルベットが、一番神経を使う段階で話かけてきたドナルド団長
――そう、あいしてる。
[
ましてや豚に『愛する』なんて、
御名方が亡きジェニファーへ告げていた言を、
ただ、口に出しているだけ。]
[鸚鵡のように言葉を確かめるように。
その言語の意味を分かりかねるといったように。
青年は、虚ろな瞳を向けている。
否。御名方と、同じ顔に対し、向けていた。]
……。
[
それは哀しい程に無力で、呼吸も遮るに至らないし、
痛みすら感じない。 無駄な牙。]
………。
[御名方の名を呼ぶ青年を抱き上げ、寝室へ連れて行く。]
――歳三、 お前の分まで可愛がってやるよ。
この豚を。
[同情も何もない。
所詮、長い生うちの、暇つぶしでしか無いのだから*]
[彼女が息絶えてしまえば、静かに肩を震わせる…]
……はっ…ははっ…あはははははっ
[彼女を抱き締めたまま笑えば、天を仰いで笑い続ける。]
これが…これから俺が望んだ復讐劇が始まるというのに……。
いいじゃないか……クラリッサは何も知らないで逝けたんじゃないか。
もう……どうでもいい……。
[笑いが止まれば、喪われていたはずの左腕はいつの間にかもとに戻り…。]
クラリッサ、俺の、俺の悍ましい姿を見ても君は同じように接してくれたか?
いや、くれない、君もきっと俺を化物と罵り、去って行く…遅いか……早いかの違いだ……。
だから……
[姿が変わる……いつか誰かに見せた上級モンスターとしての姿。
褐色の肌、尖った耳、口から零れる牙…。]
……そして、ここから先が、見たモノは既にこの世にいない、肉を喰らう為の本当の姿…。
[まだ続く、変わる、その身が静かに変異を続ける。
上級モンスターではない、獣の姿……。
半分人間の血が残る彼は本来は上級モンスターなどと上品なモノじゃない。
腕、背中、顔、全身に黒々とした毛が逆立ち生えて…。
その姿は人とは程遠く、日本足で歩く狼の如く…。
触手は左目から顔面の左半分を覆い隠す。]
……醜いだろう?
でも、君は逃げられない……逃がさない…。
俺と、ずっと、永遠に一緒に……
[鋭く伸びた爪は、その身体を切り裂いて…
ぐちゃり……ぐちゃり…味わうように……愉しむように…。
肉を、骨を、腸を貪り喰らう。
ぐちゅり……ドクリッ…ジュル……ガリガリッガリッ…。]
……柔らかい…とても柔らかくて美味しいよ?
でも……何故だろうな……少し塩気が強い気がする……。
[血を啜り、肉を喰らい、骨を噛み砕く。
残るのは頭一つだけ……。
獣は静かに自分の心臓を腕で貫いて、中から小さなルビーの様な真紅の宝石を取り出した。]
クラリッサ…俺も喰べてくれるか?
[そう呟くと、元の騎士団長としての、人間の姿へと戻る。]
― 視るだけの世界 ―
『――視ないで』
彼女が最期に願った想いがあるからこそ、背を向けて座る。
その行為に意味はない。
眼が何処に向こうとも、其処の世界を視る自分に見えないものはない。
けれども、背を向けた。
咀嚼する音も、泣声も何処か遠い。
有り触れた音。
この世界は終わっていく。
過ぎ去っていく。
其処には嘗て男の生きた国があった。
そして逃げる者は逃げ、死ぬ者は死んだ。
壊れて朽ちていった者。流されて消えていってしまった者。
多くの生き物と、沢山の無機物と共に、国は消えた。
それでも尚、視る事は止めなかった。
人ならざる者が押し寄せて、何処からか来た多くの人間がそれに抗していった。
月日が過ぎた。
沢山の月日が過ぎた。
ただ視る。
ピッパのように声が届く存在も時たま現れたが、多くは彼を見咎める事も聞き付ける事もなかった。
そして彼は視続ける。
そこから動かずに、隅々まで視続ける。
月日が過ぎた。
視ているだけだった。
身体は、椅子は、手足は、眼は、何もかもが希薄で、在るのかも判らなくなっていた。
それでも彼の視界は其処の世界を捉えていた。
地から生まれる草木の息吹、
天から注がれる雷雨の煌き、
荒れた土地に囲いができ、建物が建った。
人が行き交い、暮らしが見えた。
月日が過ぎた。
わけのわからないなにかが、
わけのわからないなにかで、
わけのわからないなにかだった。
覗けば、理解はできた。
人の手に拠るもの。
それはすごく、わけのわからないものだった。
月日が過ぎた。
嘗ての世界などとは遠くかけ離れた世界。
其処はずっとずっと進化し続けていた。
此処は何も変わらない。
此処があるのかもわからない。
視ている彼は、彼であるのかも。
彼とはだれ。
なまえをしらない。
嗚呼。
なまえ、つけわすれ、た。
そして月日が過ぎた。
人々は今を謳歌する。
過去を思い返し、未来に心を馳せる。
彼らは、視られている事を知らない。
気づこうともしない。
気づく、必要もない。
月日が過ぎた。
視ているのか、視えているのかもわからない。
其処の世界はまだ、続いている。
此処は、あるのだろうか。
此処に名を。
名があればこそ、此処は在る。
此処は――
――いつか。**
【人】 修道士 ムパムピス― 蛇の脚 ― (118) Elizabeth 2013/02/27(Wed) 22時半頃 |
【人】 修道士 ムパムピス君は俺の名前も正体も何一つ知らない癖に、俺の存在を刻み込まれた。決して望まない形で。 (119) Elizabeth 2013/02/27(Wed) 22時半頃 |
我侭な君よ、さようならだ。
[身勝手な"ボク"からの、別離の言葉。世界を別った二人だけの――**]
[――……ほんの、僅かな時。]
(何時までこんな事を。)
(いつまで、逃げられる?)
[侵食。]
[侵食。]
[僅かに残された時間。]
[――ミナカタを喰らい尽くすまで。
期限のある、限られたセカイでのしあわせ。]
腹減ったなぁ…… もうすぐ、
(もうすぐ?)
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