人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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視点:


『ネェ』


   『ネェ』


               『アソボ?』

 




    だ

              れ、 だ――…  ッ…


 ああ


      ああ




            ああ




    手の鳴る 方

                  ど こ?                                    


…大丈夫。

……一人じゃない。

[職員室に入る前に、ちらと見えた人たちを思い浮かべた。
この呟きがどこに繋がっているか、知らない。]


【人】 飼育委員 フィリップ

−校舎内−
[影の落ちた校内を歩く。苛立たしげに、早足で。
 教室に向かっている筈なのに、いつまでも辿り着かない。]

何だよ、 何だって… …。


[響いて返る声。哂い声。
 少女の――そして。]

(21) 2010/02/27(Sat) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

 

『―― アソボ?』

 

(22) 2010/02/27(Sat) 00時半頃



   誰   、

          ――だ

 [声、 が  聞こえる。
  知っている、ような。 知らない、ような。]



 ああ?


            [おかしい、なにかが]


 [………]



           鬼?


【人】 飼育委員 フィリップ

[ひどく近くから聴こえた声にぎくりとする。
 その声の主が鸚鵡だと知ると、ゆる、と息を吐いた。]

……パメラか。脅かすなよ。
後でな、後で――。

[家に帰ったら。
 継ごうとして、言葉が掠れた。口の中が渇いて言葉が出ない。
 『出られない』
 声は、そう言っていた。]


冗談……やめてくれよ。


[足を止めて近くの壁に凭れた。
 ずるずるとその場に崩れると、鸚鵡は首を傾げて見上げて来る。]

(26) 2010/02/27(Sat) 00時半頃

[淡い水色のガラス球は何処かへ声を届けただろうか]

……みんな、職員室に向かったよ。
いま、どこに?

[同じクラスの人物の小さな声を。]

でも、ジェレミーの奴が一人で出歩いてる。
逃げ道を探す、とか言ってたけど。


『赤ハ鬼』

『ネェ』

『ネェ』

『アソボ?』


『ネェネェ、貴方ノ色ハ』




            『ナニイロ?』


[響く声]


      [哂う少女の声だけではない。]



 ――……赤……だ。
 いや、何か黒い……印が…。


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 01時頃



      とてもきれい     光で変わるの

            しろとくろ                                                    


ミシェ?

[きょとり、と目を瞬かせながら声の主の名を呼んで。]

……今、職員室の給湯所。
ハーブティー入れてる。

[報告も兼ねて淡々と呟く。
相手に、コップに注ぐ水音が聞こえたかは分からないが。]

ジェレミーもいるのか。

[確か、補習してたっけ。
と、思い出しながらあきれたようなため息を。]

一人は危ないだろうに。
…誰かと鉢合わせてたらいいんだけど。

[今、ピッパと一緒にいるとは知る由もないだろうが。]



   ―……、

         ――、…

     …

         ……  夕暮れの

  …   むらさ   き


           [うすむらさき。

                そう、答えた。]


『キレイ キレイ?』

『アカイロ、キレイ。』



『私ノ羽根モ赤――』



[そして。
 瞳の色はビー玉と同じ。

 夕暮の橙色。そこに黒の瞳孔が、ぽつんと一つ。]


『瞳ハ』



―― 瞳は、   橙色。

[鸚鵡ではない声が、色を、告げた。]


[夕陽を乱反射させたビー玉。
 きらきらと、色様々に。

 そして、今はその一つ。
 深い橙色。

 鸚鵡の目玉のように。]


っ、――

      ――……、

 [橙。赤。白。――薄紫]


          [誰かの、声。]


  [しって、 いる  こ  え?]

      どう、  して。

[今自分が置かれている状況と。]
[今此処で響いている言葉と。]

[錯綜して  揺れる。]


そ、そっちは貴公子さんで合ってるよね。

[自称した所は見たこと無い称号で呼ぶのは、
元カリスマ生徒会長]

もうじきそっちに一杯人がいくから、
かなり賑やかになると思う。

[かなり端的な説明は混乱した現状でも伝わって。]

あと、キャロにマーゴに、ヘクターに、
ドナルドとかシェリー君とかスティーブンス先生とか。

[思いつく限りの名前を挙げるが、
その中には職員室まで向かわない者が居るか。]

集まってる中に見えなかった人もいたから、
どっかで鉢合わせにはなってるかも。


【人】 飼育委員 フィリップ

う   わああ ッ?! !!!

>>@8何かが、撫でた。
 背筋を、首筋を。
 まるで皮の下を這いずる様にも。]

な、 ん だよ!
何なんだよ一体……!!

[ぼこぼこ。そんな異音にそうっと視線を向けるとその目が見開かれた。

 死体が
  ――烏が食む
 死が
  ――誰の

 そこに在った。]


……冗談だ、ろ。

(45) 2010/02/27(Sat) 01時頃


 鬼………


            鬼なのか?



     鬼は、何をすれば?


……ごめん、いきなりで私もまだよく状況が分かってない。

[怒りを抑えるために最大限感情を拝した声で]

不愉快な代物がそこらじゅうに転がってるから、注意してね。
ちょっと、頭冷やしてくる。

[そういい残すと声はしばらく沈黙を保つ**]


『オ友達』

     『オ友達ヲ』


『連レテ行ッテ アゲヨウ?』


              『ソウシナイト』


                     『貴方タチガ』


                         『――サレチャウネ、キット』


貴公子……なんか、そんな風に言われてるっぽいね。

[ほんの少しうんざりとした思いを滲ませながら肯定する。]

…そうか。
誰がいるのかまでは確認しなかったからその情報はありがたい。

[周りに気が動転してたんだな、と改めて思った。]

…他に誰を見かけたか教えてもらいたいんだけど。

[いいかな?と近くにいるなら、いつもの柔らかな微笑みが浮かんでる声だった。]


【人】 飼育委員 フィリップ

[異形を見る。
 こくり。小さく喉を鳴らしたものの、口内の水分はまるで乾上がったように感じる。]

……がう、違う、こんなの幻覚だ。
そんなばかなことって。

何言ってるんだ、何見てるんだ、僕は。
誰かを犠牲になんて、だめだ……!

[頭を抱えて蹲る。
 鸚鵡は寄り添うようにして居る。]

(55) 2010/02/27(Sat) 01時半頃

[脳裡に響く聲に、ゆっくりと、返す声。]

……だめだ、そんな事。
出来るわけ、ないだろ……。


[小さく、か細い声。
 出してるのは無意識下なのか知れない。]


[厭だ]

  [――厭だ]

             [厭だ]


 ――…、 …送る    の

               … か?


 [背が、 寒く なる。 ――は 熱いのに]




    つれてゆくの は  ど こ に                                                                                             なんて 

しってる よ ね ?           



『違ウ』



『違ウヨ』



『ダッテ、ソウシナイト――ガ――サレチャウヨ。』


『ダカラ、コレハ罪ジャナイ』


『かるねあですノ舟板』




     『ソウ思エバ イイヨ』


 







 
           『コレハ仕方ナイ事』




  どこ

        ――何処、   って


  [此処 では ない 何処か それは]


おにの、  いる   ところ…?


[大体の事を聞ければ、聞いて。
何かを押し殺しているような声と、周りの状況説明に]

……わかった。
気をつけて。

[何があったのかまでは分からない。
けれど少女の声と、
恐らくビー玉で繋がったクラスメイトの言葉で
何かがあったと、推測した。]


             だいじょう ぶ        
         
   み んな いっしょに      
              

          つ れて いって あげれ  ば



                  ――……寂しくはないから




  かわい そ う   な

                あ の こ    も                             


[しん、しんと。静かに。
 雪が降り積もっていくように。
 精神が侵蝕されていく。]


…… 送って?

どこに。それはおにのいるところ?

あげる。



そこにはあの子が居る から。
きっと寂しく なんて


[ない。]




    板。


      ――振り落としても

  罪では

             な  い?


 [帰りたい 帰れない 帰りたく]

   ――……、…さみしく

          な、  ――ぁ、


【人】 飼育委員 フィリップ

[不思議そうに見上げて、鸚鵡は名前を呼んだ。
 その鳴き声に、安堵が広がる。
 ゆっくりと瞼を開けると異形は、見えたまま。
 それに眉を寄せるが、鸚鵡を見れば表情は緩む。]

……ああ、ごめんな。
僕が、しっかりしなきゃ、な。

[腕に移らせると抱き上げる様にして静かに立ち上がり、背を撫でる。
 息を吐いて、ゆっくり、ゆっくりと、自分の教室へと向かう。]

−→ 3年B組−

(58) 2010/02/27(Sat) 01時半頃

かわい、

  そうな

    …、  こ?……

             だれ…?



   こい に やぶれた こ               

                       かわいそ う 

              うらぎられる な ら    

夢なん て いらな い   のに  
                          ね


【人】 飼育委員 フィリップ

− 教室へ向かう途中 −
>>61小さな声がした。
 痛いほどに、共感できる心細さを伴う声。]

……誰?

[また、哂い声が聞こえるのではないか。
 一瞬そうも思ったが。見えたのは明るい――髪の色。
 静かに声をかけた。]

(68) 2010/02/27(Sat) 02時頃

いら、

   な…  ぁ、

       ――いらな、い…?


 ……

           [だれだ、ろう。]





      こ い  ?


[ふ、と、意識が向く。
 向いた意識は、少し沈んだようにも。]


……、……  期待なんて持たなければ。
               裏切られも、しない さ。


【人】 飼育委員 フィリップ

あ、コールリッジ、さん。
え、ちょッ……?

>>71姿を認めると、座り込む少女。駆け寄るが。
 その様子と、左目から零れる物に、狼狽を隠せない。]

わ、なに、何。だ……大丈夫?

[鸚鵡を左手に移して右手を差し出そうとして、一度引っ込める。
 ポケットから布を取り出して、改めてそれを差し出した。]

あ、ちゃんと洗ってあるよ?

(73) 2010/02/27(Sat) 02時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[平静を装う。
 この景色なんて、見えていないんだ。
 そう、言い聞かせる。]

コールリッジさん、ミッシェルさんってまだ居る?

[先程、と言うにはもう大分前のように感じる。
 けれど廊下の時計の針は――
 針は あれから 動いて いない。]

……あれ、壊れちゃったのかな。
ま、とにかくさ、帰ったほうがいいよ。

[何事もないのだと言い聞かせて、言葉を紡ぐ。

 『帰れない』

 またあの声が、聞こえた気がした。]

(77) 2010/02/27(Sat) 02時半頃



 とてもきれい 

                夢も恋も


                                                       ねえ





       ほ し い の ?                                                                       


……。


恋も、夢も綺麗だと。]



……綺麗だって
 思いこみたいだけ なんじゃ ない?

[きっとさ。
 呟くように、して。]


―― ……ッ。

訊ねられて、詰まる。
 逡巡の後、静かに。]


そんな もの
 


 




 
   望んだりなんて しない。


[ほしい。


   ほしい。 ほしいの? ほしいの。

 

わからない。――混濁する。
ほしかったのは、

なんだったか]

     ――ばか、げ  て る

[悪態は 小さく、むなしく響く。]


【人】 飼育委員 フィリップ

皆って、他にも居るの。

[ああ、あの哂い声が響く。
 『あと一人。最後の一人。』
 一体何人――だろう。
 緩く、首を振る。]

何でわざわざこの時期に学校に残るのかな。
ジェレミー君みたいに補習とかなら解るんだけどさ。

[わざとらしいほどの溜息を吐いて。]

振り向いたらって、ミッシェルさんせっかちだなあ。
コールリッジさんもさ、何も置いてかれたくらいで泣かないで ……も ……

(83) 2010/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

>>79大輪の花が。黒い、花が。
 少女の指先から咲いているのが見えて言葉が止まった。]

……え、な、何それ。
流石に刺青は、こーそくいは、ん、だ、よ。

[刺青。何でそんな場所に。
 それにどうして、花の香りまでもが。]


……。

[その後は言葉を継げずに黙り込んでしまった。]

(84) 2010/02/27(Sat) 02時半頃



…… うる さいよ。

悪態を、自分に向けてだと勘違いをした。]




   ――、…


           [声が]


  …、は…、……――
  

[小さく、自嘲じみて 笑った。]



    いいこ た ち


                      なかよく   ね ?                                                     


【人】 飼育委員 フィリップ

>>88少女の弁解に、瞬く。]

え、何言ってるのコールリッジさん。君って妄想癖があったんだっけ。
化け物なんて 思ってない、てか見えな

[言って、止まる。]

……あんな?
もし、かして。コールリッジさんにも、見え、て――
あ はは、随分大掛かりな、……悪戯だ。

[否定する要素を挙げようとして、出来なくて。
 ただ、乾いた笑いが漏れる。
 視界に映る 濃厚な 負の存在。]

……、……どうする?

[項垂れたキャロライナに、声をかける。]

(91) 2010/02/27(Sat) 03時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

『オハヨー? オハヨー?』

違、彼女は寝てるわけじゃ。

[頓珍漢なことを鳴いた腕の鸚鵡に訂正を入れ。
 少し困ったように笑うと。]

誰、さがそっか。

[促すように、もう一度声をかけた所に。
 >>86足音が聞こえて首を巡らせる。]


あ、ジェレミーく

(92) 2010/02/27(Sat) 03時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[知った顔を呼ぼうとして
 もう一人見えた姿に、瞠目した。]





                  ……ピッパ?

[開いた口は。
 彼女の名前を、少しだけ親しげに、少しだけ寂しげに*小さく紡いだ*]

(93) 2010/02/27(Sat) 03時頃

飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 03時頃



…… ん。

[自嘲の笑みに、窘める様な口振りに。短い声の後。]




――


[意識が揺れて。
 暫く、してから。]



…… そう だね?


[ほんの幽かに笑った。]**


―途切れる直前の返答

あとは……飼育小屋で見かけたフィリップ君とか、
アトラナート先生とかも残ってたら居ると思う。
バーナバスさんも。

[思い返して一通り校内に居るであろう人物を伝え、]

……落ち着いたら、私も職員室に戻るよ。
うん、そっちも気をつけて。

[何も聞かずに居てくれた事に感謝してそう言った。
毎日見ていた笑顔が浮かび、自然と心も落ち着いて]


……それから、
用事が無い限り教室には近寄らない方が良いと思う。
生きてるけど死んでるのが、居た。

[言葉に出すと上手く説明が出来ず、口篭る。]

教室は、安全じゃなさそうだよ。

[もう、あそこは一年を過ごした所ではなかった。]



 ああ
               イヤだ。




      ほ しい の   ?                                                                                                  





   ああ



   ああ



[どこからかの声に呻いた。]




    ほし い の  ね?                                        
                        わるい こ



 ああ


 ああ


 ああ


――…

        なか、  よく?

  ……嗚呼。
             [虚ろな声。]



  ――のど
 

          かわ、  い た。

 [意味が、捩れて聞こえる。]



 ああ


         ああ


     ああ


           ああああああ





   なかよく?



 ――……喉がかわく……か?




 ――……飲む……か?



  ――ぁ、

      …… なに。

 飲むって、……     な、に…を?

 [くらくらとする。]




       くるしい の?                                                                    ねえ



 今、

 流れてる。




         [くらくらする]


    たくさん、出てる。


 飲む…か?


             はは っはは はは…


    
       
   だったら         
   
                あげたのに……
                        

  [――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]


流れ、…て?


   ――怪我、…――なに、して。


[あげたのに――甘く響く言葉。
駄目だ、と 唇を噛むような気配]


    おかしく、なりたく、  …っ…な、い…

 




    ああ


          あああ


  聴こえてるのか


              ほしい


  いや、いらな――ッ


……バーナバスさんを見たら、気をつけて。

[騒動がここから届いているかはわからなかった、
だから掻い摘んで今あった事を伝える]

最後に元に戻ってくれたみたいだけど、
次もそうとは限らない。

皆にも、言っておいてくれないかな。



  ―ー、ッ …


[ああ。ああ――と繰り返される声が 耳を侵す]


何、謂って…  る?


  

     あげるのに                                             だいじょうぶ

        きっと  みんな

                      わけてくれるよ? 



  はは

    わけてやる  よ


      床にのますより   いい  だろ


 はは   へへ   はは   へへ


あ。


  [それは闇からの誘いだ。]


       ――……、咽喉

  かわい、…た、

              ――…、っ

[だいじょうぶなのか、わけてもらえるのか、のみたい、のどがかわいた、あかいいろ、ほしい、ほしい、いしきのなかがぬりつぶされそうになる]




           [渇く]


                    

                      

                       



 
 ――咽喉が、
             乾いた。

 


 お前も  なんだな。




           はは やる  ぞ?


  はは  へへ


           もしくはピアノ、弾くか?

            
                   
     [立ち上がって、鍵盤をトーンとひとつだけ叩いた。]

  はは**



  ――ピア、ノ……。

     [聞こえないはずの音が聞こえた。
     まるで誘うようだ。]


   おまえ 「も」?    ……、…なんで…


[困惑滲む声が、残響に絡まった。]





                         ピアノ……                                        



     あのこ どこ ?


               手が鳴るのは どこ ?**




     おにさん


               …、 こちら


 



  あ、

           厭

 
  …――怖、……


              [笑い声が、聞こえる。]


[――見ない]

  [見ない、  見ない。]


        [窓際ひとり]


 [同じ。 同じだ]

             [――違うのは]





ああ


         ああ


     ああ

            ああ  


 寒い   けど


             渇く……。






                        あげるよ…




     [薄紫。   眸の色。]

 


――、…

          渇く。  なら、


 [嗚呼。あげる  と、 優しげな声がする。]


         ……――何処に。


[あげるよ。誰かの声に似ている。
知っている。知っているのだ。]


  … 鬼は……、

            ……他を、捕まえないと



[橙の眼が謳った溺れるものの板。
じわじわと脳裏を侵食する。]


 ……この、こえは。
 ……なんなん、…だ…?


[鬼であり鬼に近すぎるのに鬼になりきれない薄紫は
小さく、そう呟いた。]


ああ    ああ

    ああ     ああ


              [衝動が高まる]


     [渇きが高まる]

           

                 ああ





      くる   しい



          つら   い


     ああ


           [何か壊れる寸前にも思えて]






                     ……ここに きて


…、っ


   [共鳴か、呼応か、渇きが伝播する。]


          や、…め、…、  
 
              …、――っ


[搾り出すような こえ が、脳裏に響く。
耳をくすぐる 手招く声。]

こわ、れるな。…だめだ

[くろとしろの、手招く、声。]


鬼は


… 俺たち。


[おにさん、こちら。]


…… …


[――――頂戴。]
[――――頂戴。]

[あげられなければ、


て、しまう。]




   赤は鬼



                 鬼は



      勝たなかったら、




                  鬼のまま?





えいえんに?



 





        この中で?



             

                





――――――永遠の、鬼ごっこ。
――――ここで死ねば
―――ずっと



 




  なんで

              こんなに



        ああ   ああ


   こんな中にずうっといるなんて


              イヤ   だ


                   

                   


    


         勝てばいいの よ ?                                                                                           


[赤い、ビー玉の黒いしみが

            ぎろぎろと燃える……。]



  イヤ   だ……。


          ここにずっといる  のは



      お前も


            そうだろう?


[段々と、思考が、目的を定め始めるか……。]






       勝つ?





          それは……。

 [わかってくる方法、それはそれは]




    他を……。
         





嗚呼。

そうか。

―――――勝てば。


[―――かえる。
かえって。かえっても。
かえりたくなくてここにいた。
けれどここにいたいわけなどあるはずもない]


[ぼやけた、黒。


薄紫に滲む黒。


漆黒に引きずられるように。]


ああ    ああ?




   かくれんぼ?



           ああ


 ああ   ああ


         [白い肌が]


           [目に付く]


  [渇く]


――…。


 [おなじ。

      同じだ。  同じ、同類の

   憑依。奇妙に 解る]


        ――血の味は


[嗚呼。]

             ……甘かった。

[ばけものなのか。
横に、首を振る。]




  血は…甘い   のか?


  ああ
     ああ   ああ




 俺にも    ノマセロ・・・…



            ああああああああ


            


【人】 飼育委員 フィリップ

−回想−

……。
何、言ってるの。化け物なんて、居ない。

いや、ほらあの、『闘う男倶楽部』とか言う何だっけ?
カバディだったっけ……とかやってるって言う、あのデカい人なら化け物って言葉は、似合うけど。

>>95顔を上げて尋ねるキャロライナの言葉に否定を返す。足掻く様に。
 今の、この状況を。今の自分の置かれた場所を。否定したくて。]

     ん。

>>238少女が呼んだ彼女の姓が結びつかなくて。数拍遅れて、けれど肯定とも否定とも取れない返し。
 そして二人の行動を勘違いをした少女が手を振って背を向けると慌ててその後を追った。]

ちょ、ちょっとちょっと。コールリッジさん?
いくらなんでも、こんな――……暗い学校で女のコ一人には出来ないよ。

(373) 2010/02/27(Sat) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[異形の闊歩する校舎は、視界に映る。
 それでも、まだ、まだ、足掻いて見えない振りをする。
 少女からやや遅れて、彼女の後ろを歩く。]


                     ……どうして女って、一方的な子が多いんだろ。

[前を行く少女には聞こえたかどうかの小さな声でぼやく。
 尋ねられても「なんでもない」と返した。]

(374) 2010/02/27(Sat) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[今はどこを歩いているのか。そこに女性の悲鳴が届く。
 >>251ミッシェルの声だと言うキャロライナに頷いて南棟へと向かう。
 そして、>>252立ち去る見知った黒髪の少女――飼育小屋の近くの畑を大事そうにしていた――の後姿と、見えたミッシェルの怪我に驚く。]

マーゴ……さん? え、何、どうし
ミッシェルさん、大丈夫……じゃないよね、とにかく止血しない、と。

[保健室はどっちだったか、通い慣れた校舎が別の世界に見えた。
 >>272そこに、化け物と、また言ったキャロライナの言葉に、眉根が寄る。
 口が開く、も、声を出すのに幾ばくか掛かる。]




……だから、

(375) 2010/02/27(Sat) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

化け物なんて居ないって言ってるだろ!!!!



―― あ。

[声を荒げて、はっとした表情に変わるとすぐに俯いた。
 少女たちを怯えさせてしまっただろうか。]

 …… ごめん。



僕、どうかしてる、ね。
どうにも、信じられない状況ばっかり、で、さ。

[信じられない。
 信じたくない。
 認めてしまったら――日常に戻れない気がして。]

(377) 2010/02/27(Sat) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

……、あ の


ごめん。

[もう一度、謝る。]

コールリッジさんもミッシェルさんに会えたし、もう大丈夫だよね?
僕、マーゴさん探してくる。

[そう言って、輪から離れた。]*

(378) 2010/02/27(Sat) 19時頃

−回想−
[認めたくなかった。
 認めてしまったら―― この
 幻聴だと思っていた聴こえて来た会話も すべて が]



―― ……わかってたのに。


[ぽつりと、呟く。]


『ネェ』


     『ねェ』



            『あソボうよ、フィりップ。』


[歪な聲に返す声は無い。

 ただ、しんしんと侵蝕していた もの の
 自覚が――]


『ねぇネ、 遊び マ しョ ?』


[歪な聲は、ほんの少しだけ流暢な部分が。
 殺された彼女の声に 似て 聞こえるように。]





[自覚 と 侵蝕 が ――同調して]*


 



 違う。


    近寄ったのは、



  その肌がやっぱり白いからだったかもしれない。



             ノマセロ……。

          


飼育委員 フィリップは、いきもの係 キャロライナたちの会話を微かに聞きながら、どこかへと歩いていった。*

2010/02/27(Sat) 19時半頃


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 19時半頃


――…、っ


[吸血衝動を、煽る。

   煽る。煽る。よりにもよって、どうしてこんな。]




    なんで  だ


           お前はもう




   飲んだんだ  ろ?




             はは  はは





    駄目なら





       お前が   止めに




              こいよ


はは  はは  へへ  へへ




  ――……  ぁ、

 


【人】 飼育委員 フィリップ

−移動中−
[一人で歩いていると、やけに彼女の声が聴こえて来る。
 哂い声と、意味ありげな言葉と。
 そして見える、異形たちの姿。近寄らないように、距離を取りながら歩く。]

…… ああ、そうだよ。
解って、たんだ。でも――


[また、声が聞こえる。]


… …なん、で…… こんな事 に。
 どうなってんだよ。どう、したら――

[絞り出す様にして出た声は、ひどく掠れていた。
 肩に乗る鸚鵡の鮮やかな色(あか)が、妙に目に痛かった。]

(385) 2010/02/27(Sat) 19時半頃

[また、声が聞こえる。
 疑問が過ぎる。]

…… 何 血に餓えてるの?

[今までも聴こえて来た渇きを求める声たちの。]



お友達に 好かれちゃったの。

[ふ。と、わらう。]


…… 鬼。



鬼、 か    。


[勝てば。]


……。   僕は




       このままなんて――厭だ。




 しょうーがねぇ  だろう  が


           [渇く]


    [渇く]




       [デモ、マダカンゼンニリセイガナクナッタワケデハナイ]


『鬼サん、こちラ。』


         『鬼サん、こちラ。』




                    『もぉいいカい?』



『……まァだダよ。』



……っ おとも、だち。


   あの、笑い声の か。


[――ケイト。しらない。まだ。]


『お友達よ。』

           『オ友達。』


『誰の?』
     『私の?』


                『あなたタチ の ?』



……。


[血の、あか。
 夕陽の、あか。

 鬼 の 、 あか 。]


皮肉 がきいてるね。

[鬼を引いて、赤い血を求めて。
 低い声に、返した。]

……君らだけ?


――…


誰の、 友達、…

   俺は、すくなくとも、 

 あれのともだち、なんかじゃ  …ない


[――問いかけ。君らだけ?]

  …わから   ない。


そ っか。
ありがと。


[返る返事に、短く。]


……それも、送れば治る って言うものかな。

[それとも、ずっとこのまま、だろうか。]



 ともだち

  しらねぇ   そんなの




    そんなことより、


           ノマセロ 甘いんだろ?



       ノマセロ
        [いや、そうじゃない。
          違う。違う………飲まなくても大丈夫だ。]



[連呼して届く声に顔を顰めた。]



……どうせなら、それ で送れば?

[じわり。
 ビー玉に落ちた黒のように。
 じわり。
 侵蝕されてゆく。

 そうだ、 ―― ために ―― して。]


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟−
[ふらふらと彷徨いながら暗い校舎を歩く。
 校舎に設置された時計の針は、一つとして同じ時を示さないまま止まっている。]

 ……と、マーゴさん。何処行っちゃったんだろ。

[見知った顔がこの状況で一人と言うのも心配ではあったが。
 居た堪れなくなって、逃げ出すように離れた理由でもあり。
 首を巡らせてその姿を探しても、その姿は見えず、映るのは異形。
 顔を顰めた。]

うん?

[その廊下の先、明かりのついた部屋を見つけた。]

あそこに居るのかな。
誰かと一緒なら……

[いいのだろうか。
 ミッシェルの怪我を思い出しながら、その部屋の扉に手を掛けた。]

(394) 2010/02/27(Sat) 20時頃

…、…――


[それ、で。
自分の犬歯に触れる。
獲物を捕らえるための、ような。]

…――手招いていた、ひとは。

[――おいで、あげる、という甘い声が、聞こえなくなった。]


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 20時半頃


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
[扉を開けて見えた人物に青碧が僅かに揺れた。]

… …あ。 ピ ッパ   ――。
ここに、居たんだ?

[無事で、と言うには相応しくない気もしてそんな言葉。廊下の景色が視界に入り、思わず扉を閉める。
 少し沈黙が下りた後、ゆっくり口を開ける。]

あの さ。
マーゴさん、見掛けなかったかな、探してるんだけど。

――?

[明るい蛍光灯の下で見える彼女の顔に、不思議そうな表情。]

……ここ。今度は誰?
まさか、ジェレミー君。

[自分の頬を指差して、彼女の頬に差した赤みを示す。]

(401) 2010/02/27(Sat) 20時半頃

飼育委員 フィリップは、演劇部 オスカーに話の続きを促した。

2010/02/27(Sat) 20時半頃


―回想

[名を聞きながら小さく指を折って数えて。]

ん。
待ってるよ。

―……多分、同じようなのが出たかもしれない。

[さすがにハーブティーで撃退したとまではいわないけれど。
そして、会話は途切れた。]


―回想―
[ふ、と聞こえた忠告に耳を傾けて]

わかった。
今、職員室にいるメンツにだけでも言っておくよ。

[了承を返した。]






                        い  や…     




       いや  か?


  でも、離せない。




            あんた、苦しくないか?


             




  く るし い

           
  いた い   

                 こえ が




     ――……ッ


               くっそ……


[さっきまでは、血がほしいだけ、だったのに]



     [苦しげな顔に、正気が戻る。]


――、…、

   ――何が、…


     [些か困惑したようすで。

          痛みを孕む声を、きいた。]


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 21時半頃


―回想―
ミシェ、大丈夫じゃないと思うけど、今台風の目がそっちに行った。
多分、何とかなると思う。

[台風の目が誰のことかは、直後に訪れたメアリーですぐわかっただろうけど。]


―回想・南棟1階にいた時の事―

[ 台風の目、がしばらく後に良い音を立てたので]

ん、まあ大丈夫じゃないけど大丈夫。
ちょっとへましちゃったけど。

そっち、包帯とかあった、かな。

[声はやや途切れながらも、混線ではなく発生の時点での揺らぎ。
ガラス球は変わらず伝えてくれただろう。]


あぁ、うん。

今、保健室にいるからあると思う。

[素直にそう告げて。
暫く後に常の笑みで出迎えただろうか*]


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
>>428ピッパに状況を聞かれて、首を横に振りたい衝動を抑える。
 ゆっくりと、頷いて、返した。]

出来るなら、それが許されるなら……信じたくはないけど。

[本を手繰る手元を見る。
 いくつもの写真が並んだ、学生には馴染み深いもの。]

……ああ。ケイト。ケイト――何?
その子が何か関係あるの?

[小さな息を吐いてから、押し出されたアルバムを受け取る。
 椅子を引いて座ると、静かにアルバムを捲り件の人物を探す。]

…ん。
知ってる。

>>439独りで居るのが苦手、とそう言って笑う彼女に、小さく苦笑いを一つ。]

(464) 2010/02/27(Sat) 22時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

知ってると言うか。まあ、何となくそうかな、ってくらいだったけど。

[男をとっかえひっかえしてると言う噂は耳にしていた。
 噂に聡い訳じゃ、なく。ただ、自分もその中の一人だったから。]

理由までは知らなかったけど、……そっか。
うん、それは。解るとまでは言えないけど、想像したら怖い、って思う。

[ぱらり。かさり。
 紙の擦れる音。]


…… つまんない男で、ごめんな。

 

(468) 2010/02/27(Sat) 22時頃

飼育委員 フィリップは、マネージャー ピッパに小さく謝ると、笑う。

2010/02/27(Sat) 22時頃




―― ……ケイト?


[出てきた名前が、ビー玉を通じて、漏れた。]




  …ケイト?


[鸚鵡返しに、口にした。
女の名前。誰だろう。]


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−

うん、明るい所だと結構……。

>>472手を当てられた赤みを差した頬に視線を移し。]

え。何で、って。いや、さっき一緒にいるのを見掛けて。
今は、居ないからさ。や。まあ、今の僕に口を挟む権利はないんだけど。

まあ、違うなら、それで。
……誰でも、いいんだけど、さ。

[そう言って目を伏せるように手元のアルバムに視線を落とす。]

もう少し自分を大事にしなよ。女の子なんだから、さ。
……出来るだけ殴られないように段取り踏みなよ。

[そんな段取りを踏んだ所で納得出来るものでもないだろうが。
 それでも誤解を受けてる姿を見ると、そう思う。]

(490) 2010/02/27(Sat) 22時半頃




           つめた い   く ら い  ……                                       


【人】 飼育委員 フィリップ

 

……そう 言われるとなんだか複雑だなぁ。

[おかしい、と、その言葉に苦笑する。
 自分も変人視されてる部分もありなんとも言えず。
 それに――]

ん、そう。覚えててくれた?

>>476鸚鵡が甘える姿と、それを撫でる姿を目を細めて見る。]

ふ。
最初、名前似てるねって、話してたっけ。
パメラが僕の名前を覚えないのはピッパの所為なのかな。


『アソボ?』

[鸚鵡は甲高い声で、 哂い声の主と 同じ言葉を出した。]

(495) 2010/02/27(Sat) 22時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
[鸚鵡が その言葉を発したすぐ後。
 >>#15>>#16何処からか聞こえてきた少女の哂う声。]


―― ……ッ。
何言って、ん、だ。

[首を振る。その勢いに鸚鵡が机の上に移動して。
 真っ直ぐに見上げて来るその鳥の瞳から視線を逸らした。]


あそぶ なんてレベルじゃ、……。

[言葉を続けられずに、唇を噛み締めた。]

(497) 2010/02/27(Sat) 22時半頃



 つめた   い?



             




 ケイト ……知らない、か。


[鸚鵡返しの声に。]


… …?
 何が さ。

[つめたい。
 冷たさは、温度のない ―― を 連想させて。]



  ――……、…知らない。


[些かそっけない声。
――あそぶ、ふざけてる。
でも、でも。乗らなければ、しぬのは]


……――つめたい?




 ケイト……今はここには



[いないと思っている。]




 [そして、渇く衝動は


           おさえようと……。]


ああ


           [結局満たされない欲求に深い息を吐く。]


[巫山戯た遊び。
 まさに遊戯と言うには相応しいが。]



二択、か。

[自分(たち)だけが残るか、自分たち(だけ)が消える、か。]


…… ――。


 あの子、すぐそばに。


 あなたの近くに。                              




  …… いない?


いなくなる。
いなくなったのは



               ケイト?


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−

… …ッ ?

>>509カタカタと机が鳴ったのにびくりと肩を揺らす。
 音を出してるのが彼女だと知れば。]

ピッ パ。

[大丈夫、と尋ねるのも、怖い、と尋ねるのも何か違う。
 うまく言葉が出てこない。]

……居るよ。独りにはしないから。

[出て来たのは、それだけ。
 少なくとも、今は。
 少なくとも――。]

(518) 2010/02/27(Sat) 23時頃

あの子?


    …… 居る、の。

ああ、それなら。

[少なくとも。]



……寂しく、ない、よね。


[繋がらない言葉。
 それを繋げて。]


 すぐそば?


 いや、探すのは、



 声か?

[そうじゃない気がした。見つけるのは……。]



……――寂しく、ない?


       なんの、ことだ。

 



 ひとりは こわい からね。

 

[呟くように、微笑うように。静かに。]


[そもそも。

 そうしなければ。
 ―― いなくなる のは。]


…… いなくなったら。


[小さく、息をつく。]




                              『大丈夫。』


            『これハ、仕方ナイの。』




『……誰も、悪クない。』


グゥルルゥ


[変な音を喉はたてる。]


          [欲するものが与えられていない。]



     [自身の中の自身でない部分が、暴れようと……]



             ガァアアアア

[頭の中にノイズが広がる。 ]





   ひとり……ひとりもイヤ   だが




   こんなところにずうっといるのは……




ああ  ああ    あああああ


[仕方が無い

   しかたが、ない。

        人ではない片言の声が言う。]


 …っ!?


[吼える。吼える。吼える声がする。]

  どう、した

[呼びかける。]







[渇く……]



[だけど、言わず、息使いのみ……。]



   はぁ……探さなくては……



             ケイトを。

[そしたら、苦しくはない……はずと。]



 こえ、きこえ る の 


 あげる から…


……、 何処にいる。


   ……――お前に気をつけろと

        ――謂われた。


  [知った声。確信を持って、問う。]





   ―― ケイト を?

 見つけ られたら。]




まさか。

[出てきた名前。
 哂い声。]

 ―― 本当 に  ……?




   気をつけろ  か。



           まちがいじゃ  ない。




 いらない……。

[なぜか、その渇きがなくなれば、

            別のものにもなるような気がしてきていて……。]


今は3階だ。




          [傍にいる人もみて]



    アンタも、俺には、気をつけろ。




  …… 鬼は、   俺たち。


 [黒い染み。ぼやけているけれど
 確かに薄紫を侵す黒。]


……ケイト、を 見つけて?…嗚呼…


[鬼は、――鬼、なのに?]


[会話に眼を眇める。]


 ……注意しろッて、どう言う こと?



何  え。鬼って、ばれてんの?


  
   ――…


         ……なら俺にも気をつけるんだな。



  ……もう、 血、… を 飲んで、しまった。


  [これは、意志の脆弱さの差か。]


 …… 忠告は、ありがたく受け取るさ。




         鬼


         でも


         ケイトをみつければ



         [甘いことを思う。]




   飲んだ………



        ああ  ああ   ああ


[渇く]
               [渇く]



   ノマセ…………


         あああああああああ




  [ くろ は まどろむような微笑 を ]                                


                 はやく みつけ て ね


っ、…しまっ…


[失言だった。]


 ――おい、…正気を保て。
 ……――…、だめだ。

[――自分は、堪えられずに啜ったというのに?]



 [息遣いは荒い]



         [帽子の向こうの目は血走っているか。]




        あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
>>545胸に顔を埋められて、軽く狼狽を見せるが。
 あの哂い声を思い出して、その肩に優しく手を載せた。]

ん、この状況で置いてくなんて、しないって。

[甘い囁きに、ほんの少しだけ眉が寄る。]

独りには――って。こら。
……あのさ、いくら、っても。僕も男なんだけど?

[状況が状況とは言え。それに、未だ――
 縋るように見つめられて、決まり悪げに視線を逸らす。]


ばか、だなあ。そんな風に言わなくていいからさ。
もっと自分を大事にしろって、言ったじゃん。

[聞きなよ、人の話。と苦笑して。
 赤みを差した頬をそう、と軽く撫ぜた。]

(560) 2010/02/28(Sun) 00時頃

[狼狽したのは、こちらの様子も兼ねて。]


 ―― ……ッ。




[ 何 を。 ]

                       [ いまさら。 ]





[ これから     ―― を ―― するのに。 ]




   ……おい!


[     鬼は、  


    捕まえる    ものだ


 けれど、   その、悲鳴は。]


……耐えられないなら、言って下さい、って。
さっきもいったじゃないですか。

[その声は甘くまどろむようなものではなくて]

――こわいんですね。
ならいいです、何かが変わったら、私のせいにしてくだされば。





 僕は    …… ――

[みつけて。
      帰して貰えるなんて。


 おくって。
      帰して貰えるなんて。]



                         消されたくない。


[帰りたい。
      そんな、望みは抱かない。]


   鬼はつかまえる……




       こわい………


 消されたくない……


         [どれも、本当で…]


  はは  はは  はは


……僕はそれだけさ。

[呟きのように言って。
 苦しんでいる相手に意識を向ける。]



 あんたは 違うんだな。




   ……――。


[帰れない。
帰りたくない。
帰りたくないから、此処にいたのに。

何処へ、行けばいい。]


    ……わからない


[消されたくない。
それは、本当なの、だろう、けれど。]



   [感じる3つの揺らぎに、闇の中まどろんでいる。
         希望も絶望もどちらも持ってはいなかった]                                         


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−

だから、そう言うことじゃな――ンむッ?!

[彼女が近付いてきて、唇に柔らかな感触が当たる。
 彼女の髪か。甘美な馨りが鼻腔を擽る。]


…… ん。

[彼女らしくないと、言う考えが何処かで鐘を鳴らしているのに。
 けれど、下半身へ血が集まり始めると腕は理性に従わず。彼女の腰のラインをなぞる様に回して、ぐいと引き寄せる。]

   ―― ッ。

[暫くして唇を離すと、その唇を軽く舐めた。]



……。いや、うん。

(583) 2010/02/28(Sun) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

自分でもやっといて何、って感じだけどさ。
いや、ほら、それは男だからで……ええと、ご馳走様です。
でも……これ以上は、流石に。

[彼女の両肩に手を置いて、軽く体を放すようにして。]

てか、さ。
これって、ピッパがしたい事、じゃないだろ。
なんか… …うまく、言えないけど。

無理して欲しいわけじゃないし。

[思い出すのは。
 別れ話の時。切り出したのは彼女なのに、よほど彼女の方がつらそうな貌で。]

いまさら、そんな事で見切ったり、しないからさ。

(587) 2010/02/28(Sun) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−

……。

>>599囁くような甘い声に。肌蹴られた胸に彼女の頬が当たり、甘い声が耳に届くとくらりとする。
 >>607少し強く抱き締めて、聞こえた呟き。]

ピッパ?

[目を見開いて、何度か瞬いた。
 苦しい、のだろうか。]

ん。
ピッパも お友達 ってのに、好かちゃった、のかな。

[ぽん、と軽く頭を撫でてそのまま髪を梳く。]

どうしたら、……いい?

(613) 2010/02/28(Sun) 01時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
>>625ピッパの意思じゃないと言う答えを貰えば頷いて返す。]

僕は、別に……。

[役得だけどね、と苦笑して。零れる雫に、指を伸ばしてそれを拭う。
 一度だけ笑いかけると、ぎゅうと強く抱き締めた。]

ん……解った。
ピッパがそう言うなら、良いって言うまでこうしてる。

はは、大丈夫。
だから、一応これでも男だから。
ピッパが暴れても、注射を嫌がる猫よりもましだって。

[パメラも居るしと、鸚鵡の居る机に視線を向けて、ぴた、と止まる。
 鳥はこちらを真っ直ぐに見ていた。凝視と言ってもいい。
 その視線を受け切れずに、顔を背けた。]

(637) 2010/02/28(Sun) 01時半頃



    ――……ごめんなさい                                                                            


[不意に聴こえた謝罪の声。
 先程から 似ていると 感じていた。殆ど毎日聞いていたあの声音 に。

 肯定したいような否定したいような気持ちは綯交ぜにして閉じ込める。]




 …… どうしたのさ ?


[静かに、尋ねた。]




   すまない―――………





[深い、後悔の念]






             俺は、化け物だ。







               


[――黙していた、気配が。]




      ――ばけもの  …




[ただひとこと、己に刺すように、
小さく、呟いた。]


[低い声。
 やはり謝罪が聴こえて。訝しげな意識を向ける。
 続いた言葉に思い出すのは赤毛の少女。]



は。
……何、流行ってんの。そのフレーズ。

[この声も、もう一つの声も。聞き覚えがあるような、だが確証はない。]


そう罵って欲しいなら、そう呼ぶよ。

[自虐的だ、誰も、彼も――。]





      ああ、俺は、化け物だ。



   罵って?



        ああ、そうかもな。




 でも、そうじゃない。


[誰かの血を 飲んだのか。
 誰かを 犠牲に して 生きるのが

            化け物 
                     なら。]



     ……どうせ、僕も同じだ。





          罵ってほしいんじゃない。



   でも、罵ってもらえば、やめられるかもしれない。





……    ばかなの?


 




  そうだな。ばかだ。



      しかも 自分の欲望に理由をつけて



           かっこわりぃ


[自分の欲望に理由をつけて。
 その言葉が、ちくりと、した。
 けれどその感覚も直ぐに消える。]


…… ふ。

[最後の言葉に小さく、笑った。]





   まだ、欲しいのか?



[渇きはいつまで続くのか……。]


  ――…… 。

[何かに気付いて、黙る。]



 まあ。止めて欲しい時は精一杯罵る事にするよ。
でも、何時僕に降りかかるかも判らないけどね。

[何故、『鬼』の殆どが 好かれた のか解らない。
 もしかしたら、次は自分の可能性もある。]



気まぐれ、か。




   ――…、

                [まだ、少し]

  ……―ーいまは、…まだ。

  [罵って、だとか。莫迦だ、だとか聞こえて。
  ただそこまでは、上手く頭が回らないでいた。]





     [様子を見る。]




     [そして……]




   苦しいよな………。

        血ならやるから、こっちに来い。

     お前の事情は、俺たちのほうが、わかっているさ。





[それは、同じ化け物としての……
  鬼としての………もう、同じ舞台にたつものとしての……。]


      人間に化け物であるのを見られたくはないだろう?



      こっちに来い……。


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−
>>648礼を述べる彼女に柔らかく笑む。]

んっ ?

[薄荷の飴を与えられる。
 すぅっと鼻を透るような感覚が、胸の内の焦燥にも似た感情を和らげた。
 確りと抱き締めた、その腕の中で彼女の力が抜けるのを感じると、小さく静かに息を吐く。
 口の中で飴玉を遊ばせながらも、窓から見える得体の知れない闇を睨むようにも見つめていた。]**

(661) 2010/02/28(Sun) 02時頃

 [聴こえてた話には、苦笑い。]


      飲みたいなら飲めばいい?
       それがたまたま血液?


          ふざけるな。


       俺たちをペット扱いでもしてるのか。



         




  ――…。


             …、バーニィ


 [酷く、困ったような顔を、した。
 嗚呼。自分は、鬼だから。]


[困った顔に、帽子の奥から鋭い視線を向ける。]



    お前のために言ってるんだ。

    そうやって、お人よしの血ばかりを吸いたいか?

    嫌だろうが……。



[それは同じ衝動をもっているからこその、助言ではあるが…。]


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 02時半頃


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 02時半頃


――血なんか


     吸いたくない、んだ

      
 身体――勝手に、……


         [唇を、噛む。]



わか

 
   ら、ない。

             なんで、お人よし、
  …ばっかり


[二人の会話に口を挟むことはないまま。
 ただ、ぽろりと零れた名前に、低い声の主が思い至る。]


 ……ああ。

[あのおじさんか、と、ぼんやり思う。
 飼育小屋関連で世話になることは多かった。]**




 当たり前だ、血なんか吸いたくない。



        同じだ。



          同じなんだよ。



[その吸ったあとの虚しさも……。]




   ――……、


            ……嗚呼、


  [そうだ。
    そうなのだ。

     酩酊の後の、――自己嫌悪は]


 ……、…―― でも、…どうするんだ。
 …血なら、…やるって、謂っても。




 お人よしの血が吸いたいなら、そうすればいい。
 ただ、そのほうが苦しいだろうと思っただけだからな。




 あと、鬼になる決意はついたよ。



 お前らみんな、護ってやるよ。




  はは  はは  



           はは  はは



    鬼は、やっぱり、化け物になるしかないなぁ。**



――……、


      [見えないところで]
      [表情を、痛みを堪えるようにゆがめた。]

[鬼になりきれない鬼。]
[半端な、黒い染み]

 
    ……、――バーニィ……


[渇く、わらい。
何も、謂えなかった。]


―屋上から降りた頃―

……みんな結構度胸あるね、こんな中を散歩中みたい。
ほとんど連絡係に使っちゃってごめん。

[あちらこちらで人を見かけたのだ、
昼に一度戻った保健室とは様子が違うだろう。]

そっちは、大丈夫?
音楽室でまた騒ぎがあったけど、今は落ち着いたらしい。

……今度こそ、そっち戻るよ。


皆わりと自由だよねぇ。

[聞こえてきた言葉に答えながら、
クスクスと笑う声に、呆れに近い響きが籠もって。]

気にしてないよ。
こっちはこっちで動いてないんだから。

[そろそろ動かなきゃ行けないな、とかちょっと思った。]

ん、対して変わってないよ。
ドナルドとキャロライナが戻ってきたくらいで。

[他はまだ保健室にはいないと言外に言って。]

…待ってるよ。


【人】 飼育委員 フィリップ

−図書室−


   ――  ケイト ?

[探して、声は 繰り返す。
 顔を上げて首を巡らす。姿は   ない。]

何、だよ。
探すのは ケイトなの。黒い染みなの。
訳が解んないな――

>>703そして近い場所でコール音が鳴り響く。
 それは まるで 警鐘のように。]

あ、ピッパのか。……誰?

[緊張したまま尋ねると、答えは話しかける声ですぐに得られる。]

サイモン 君? 今日彼も来てたのか、ガッコに。

(714) 2010/02/28(Sun) 12時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[普段は見かけないクラスの問題児の姿が、今日は学校にある。ぞわりと した。
 まるで 符合が合うように。]

ああ… …ん。

>>710最悪な別れ方。その言葉に目を伏せ。
 抱き締めていた腕を解くと、彼女の手を握りその手を引くように扉へと向かう。]

   行こう。

……ケイトも探さなきゃ だけど、今切迫してる状況はサイモン君だろ。

(716) 2010/02/28(Sun) 12時半頃

…… 護る?

[何、から。 誰 から?]


 …… な。 ケイトは見つけろって


でも、

黒い染み は ――   彼女は 何処なんだろう。


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 12時半頃


【人】 飼育委員 フィリップ

[手を引きながら廊下に出る。]

独りにしないって。
舌の根も乾かないうちは流石にカッコわるいよ。

[苦笑しながら。少し、沈黙して。]

でも――。
したくないのに、欲しくて でも、それが厭なら

[厭だと思うのに、求めずには居られないのなら。]



返って、苦しめることになるのかな。
どうしても、なら。この手を振り払ってもいいから。

[彼女の苦しそうに笑う姿に。]

(718) 2010/02/28(Sun) 12時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

とりあえず、今は  ―― こんな状況で。
僕から離すつもりは、ないよ。

[そう言って、また歩みを進めた。
 注意しながら前を向いて歩く、その手には、彼女の手が在ったままだろうか。
 それとも 彼女から離したか。

 それとも
     いつのまにか
           何かの
              木乃伊 の手に
                     摩り替わっていた*だろうか*]

(720) 2010/02/28(Sun) 12時半頃


―保健室に着く少し前辺り―

こういう時は単独行動した奴から危ないのにねえ。

[声が笑ってしまっているので冗談とは分かるはず。]

キャロ、ちゃんと人と居られる様になったんだ。
……良かった。

[詳細は語らないものの、彼女は立ち直ってくれたのだと知る。]

先生達は……まだ戻って無いんだね。
一番頼りになるはずの人がこれじゃあ、ばらばらにもなるさ。

[そんな他愛も無い会話の後、姿を現しただろう。]


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 12時半頃




 あぁ…

                    [昂揚を抑えつけるようなため息]


[――…
   ケイト。

             ケイト。


      ――それは誰の  名前だったか]


   ――…、 …?


        [思考を途切れさせる、誰かの声。]


―保健室を出て直ぐ―

[ごぼごぼと水の中で何かが暴れるような音。
常とは違い届くのはその音だけ。

問いかけられてもしばらくはその音以外何も聞こえないだろう。]


――ケイト。

    ……ケイト。

               ――鬼も


   …ケイトを探す?


            ――何処に居る?




  ふざけてる


           ―――ふざけてる


  鬼は、  鬼を、



           ――鬼。





    ――  鬼は、……。



 





    ――…、   鬼さん

                   …“こちら”


   …か




   ――っち、 ……

          …鬼を選んだんなら
 

    鬼に協力すればいいものを…!

 
[ケイト。――忌々しげに呟いた。]



[苛立つ

    迷う

           鬼になりきれない鬼

  鬼の中にひとり

           人の中にひとり

       ――異質存在。]




                    ( クスクスクスクス )


  ( クスクスクスクス )                                                 




  っ、… !

 




  ……死体

    死体、  死体
    

              …死体

   ……死体だらけだ

        ――学校はずっと、…こう、だったのか…?
 



    ( クスクスクスクス )



                    ( クスクスクスクス )


……っ…!!


  [びくり、と笑い声に反応する。]


         ――居るのか、… …“そこ”に




      なにか  いる



            






                いないよ なんにも
                ( クスクスクスクス )




   ――いない?……

           ……ばか な。

 





   ここに    いるだろ




               






             ここ?     
                          どこ?




  ――何処だよ。


[いらついたような、声がした。]





       北だ



           




  ――…北。

 





                          ここね…


[集中する余裕が戻ったのはノートにあった伝言をみてから。
慌てて無事を伝えようと]

ラルフ、メアリー見つかったよ!
家庭科室の前に居た。

……でも今度はキャロとはぐれちゃって。
グラウンドの様子がおかしいんだ、変な所に飛ぶかもしれない。
そっちに向かってたら気を付けて。

[けれど届いたのは彼らが向かったしばらく後になる]


―回想
まぁ、相手の思う壺だよねぇ。

[相手と同じように笑いながら言って。]

うん、一緒だから安心していい。

[詳細を聞かずにいる。
人に言えない事は一つや二つ、誰にだってあるものだから。]

だぁね。

[恐らく姿を現したときに小さく肩をすくめるのが見えただろう。

そして、メアリー達と共にグラウンドへ向かう時に、
何度も名を呼んで。

呼んでいる途中で、同じように落とし穴に落ちるが、
それは相手にも聞こえたかどうか。]





   はぁ、


        北に



  いる


    





           ここ  どこの お部屋?




   ―…きた、

             …、

    ――咽喉、

             ――…

 


 どこだ?廊下だ。




     いや、やっぱり、くるな。



  喉?


         渇いたの  か。


血なら、あるらしいがな


          [苦笑]


 もうおそいよ。


              だから、ふりむいて。 ほら。




  遅い?


      [その言葉にゆるりと]


  





駄目だ



            もう吸わない



         




    人は、ジュースじゃねぇよ


         自販機で出てくるんじゃねぇよ


  我慢できるうちは、まだ





          完全に化け物じゃない。

       




 それとも、もう



          化け物のほうが





     いいか?



        




――ばけもの、じゃ  ない…、…っ

 


【人】 飼育委員 フィリップ

−回想−
[離すつもりは無いと言ったものの。ひどく身勝手な理由で。
 廊下を歩いて、少しした所。コンピューター室の前で止まるとピッパに振り返る。]

… …ごめん。
野暮だった?

[彼女と彼の関係を思い出し、小さく冗談を口にした。
 少し力を緩めれば彼女の手はするりと抜けるだろう。]

そう、だね、ケイトのこと調べて。見つけないと。
そうすれば…… ん、変わってないよ。

>>713アドレスは変更してないと頷いて。]

気をつけて。

[そう言って彼女を見送ると、静かに目を伏せた。]*

(934) 2010/02/28(Sun) 19時頃


あはは…、もう引っかかっちゃったよ。

[どこか疲れきったような声で言葉を返して。]

あー。
今からそっち行くけど、格好見ても驚かないでね?

[苦笑するしかない格好で女の子の前に行くのは恥ずかしいが背に腹は変えられないだろう。]


その我慢はだれのために?                                

                                                        
同じ衝動をもつ
そ の 子のた め …… ?




……だめだ、


   ……そんなの。


…ばけもので、いいはずが  ――ない。


              [――鬼なのに?]




りょーかい。
……いま保健室には女の子多いんだから、
はしたない格好で来たら大騒ぎになるだろうねえ。

[自分が落ちたのはプールだったなと思い出しつつ。]

注意していれば戻りは平気かな、
見事に往復引っ掛かったのがここに居るけどさ。





  俺が俺であるため   だ。




           鬼である以前に



   俺だ。


             






                  だまさ れな  い……
                  [やみに おち て とけ る]




         ――バーニィ……


 


【人】 飼育委員 フィリップ

−コンピュータールーム−
[ケイトが出た。と言う部屋の扉を開ける。
 複雑な心境のまま、電源に手を伸ばして止まる。]


……     僕 は    


[逡巡の後、ゆっくりと電源を入れた。]



   [―― kate is dead ――]



[ピッパが見たのと同じ。
 黒い画面一杯の 死を 告げるメッセージ。]

(942) 2010/02/28(Sun) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ


 ……!

[思わず後退ると後ろの机に当たる

     ガタン

 音を立ててモニターが 倒れ て 落ちる。]




[そして、部屋のモニターが一斉に   電源を 入れていないのに。
 画面一杯に、文字を映し出す。]

(943) 2010/02/28(Sun) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

 






         『ネェ    アソボ』





 

(945) 2010/02/28(Sun) 19時頃

飼育委員 フィリップは、肩で聞こえた 声に 戦慄が走る。(07)

2010/02/28(Sun) 19時頃


【人】 飼育委員 フィリップ

[鸚鵡の声に、反応してなのかどうか。
 黒い画面一杯の白い文字はやがて

 ケイトの瞳と同じ 緋 色 に変わり。

 黒い画面に消えるように、闇に溶ける様に 静かに 消えた。]




      ケイト …… 。


[そこに残されたのは 異形の音すら 聞こえない静寂。]

(946) 2010/02/28(Sun) 19時頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[彼女を見つければ
 ここから出られる?]



    …… 探す さ。見つける。


[震える声のまま呟いて、唇を噛んだ。]

『サガス?』
       『アソボ、アソボ。』

[鸚鵡は首を傾げるようにして真っ直ぐにこちらを見ながら。
 自分の言葉を、あの少女と同じ言葉を反芻する。]

(949) 2010/02/28(Sun) 19時頃



『……隠レ鬼』


            『鬼 は 見つけル  役目?』

 




     アンタ    どうした?




…、――

          かくれ、

  おに、

              ――か、


【人】 飼育委員 フィリップ

探す。
遊ぶのは、後で。

[鸚鵡の頭を指で撫でる。]


…… は。

[とは言え。
 この部屋に手掛かりはゼロに近い。
 探せと言う割にコンピューターを使わせないなんて、どれだけツンデレなんだろうか。
 結局他の場所に向かおうとするも、足は言うことを聞かずに痺れるように震えていて。
 そこに暫く座り込んだ。]*

(952) 2010/02/28(Sun) 19時半頃

『鬼さん コチラ 手の 鳴ル方へ』

                 『目 隠し鬼?』


 『隠レる のハ ドッチ?』


[座り込んでいる間。聴こえていた会話。
 北に居る事、集まっている事。]


   ケイトは…… そこに、居るの?


[本当に? 尋ねる様な意識は少し小さく。]




  ここに いる の?
           ここ に ……


 

            ……かっこつけてら。





[言い切る声に。]


てか何、北?
僕も行ったらいいの?


[それとも邪魔になる? と尋ねた。]*





         こわさなくちゃ……                                       





   かっこくらいつけさせろ





    って



       こわさなくちゃ?


 あなたをこわさなくちゃ……


 だいじょうぶ


 わたしもこわれてあげるから……





  な、  に…、……


 




  ――……なんで……



           


あー、僕は匂い以外は平気なんだけどねぇ…。

[その言葉に少し言葉を濁し]

僕が…僕とディーンが落ちたのは小ホール。
文化部棟の方。

屍体が出てきちゃって。

[その後は、困ったように笑うだけ。]



     ――…約束してくれたでしょう?


         [問いかけに答える声、そんな事実はありはしない]       




  約束?


        [きいたことがない、だけど]


     ――……約束は……

[どんな約束なのかと……]




         ……約束、やくそくは。

                      [手首がじくりと痛む]



(――お人よしから、血を吸うのは)
(辛いだろうと)


            [ああまったく、その通りだ]
            [わからない、わからない]


   [――分からない。]





  約束……は、大事だ。

       どんな約束……だ?



      


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 20時半頃




 [戸惑う気配に]



どうした?




    






              いっしょに しの う って

 




  いったのは                                            





文化棟にも、でたんだ。
……お疲れ。

[それでも笑う声に、言葉が出ず
保健室の扉が開くのはこの少し後の事か]





   なに



            [目を見開く。]


      [探して、といわれた退職届を思い出した。]





           …… は?


[一緒に      何て 今。]





        わすれてないよ



             [そう言いたくなった。]





   [もう、化け物でもなんでも]




          [いいと思った。]




       


[複雑な空気、探した方がいいのか。


 そうした所で―― 何も出来ないだろうに。]



    もうい や      
                   こわし て…    



       
わたしをこわして**






               かっこわりぃ  な


【人】 飼育委員 フィリップ

−コンピュータールーム−
[足の震えが落ち着くと、一度深呼吸をして立ち上がる。
 気付けば静寂から、また異音が微かに聞こえるようになっていた。]

…… 探さないと。

[ゆっくり視線を上げると視界が狭く感じた。
 闇 が 広がる。]

『サガス? サガスノ? ダレヲ?』

[鸚鵡の声。聴こえると一瞬身体が強張るのは、最近耳にする言葉が
 あの 哂い声 と同じ言葉だからか。]

ケイトに
    ああ、そうだ……マーゴ、さんと、

[それから。]

誰が、残ってるんだろ な。

(1017) 2010/02/28(Sun) 21時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[あれからどれだけ時間が経ってしまったのか。時計の針は狂ったまま。]

誰かと一緒に  じゃ、なくても。  ……無事なら、いいんだけど。

[誰かと居る方が辛いことも、ある かもしれない。]




『ワタシガイルヨ』


[鸚鵡の声に、ぱちくりとして。]

ん。

[頷いて、静かに廊下へと続く扉に手を掛ける。]

(1018) 2010/02/28(Sun) 21時半頃




 …… な


[何があったのか、と、尋ねる のは――]


 いやだよ、   こわ れ ないでよ。


[出来なくて。 生徒 はそう言った。
 それは 少し 寂しそうな、響き。]






                ばかじゃ   ないの。

[呟いて聞こえた、低い声に。脳裡に過ぎるのは その人の顔。]


   ……かっこ つけて。


似合わないよ。



  ――……、


  ……壊れて欲しくなんか  あるもんか


             ……なんで。


 [莫迦じゃないの。――これも、聞いたことのある響きが
 染む。ひどく、沁みた。]




 [ばかみたい、 似合わない。]


        [そういわれて、もっともだと、]



  そうだなぁ。かっこわりぃな



   [女が走り去った方向を少し未練たらしくみてから]



         かっこわりぃ  な

[繰り返した]



  ……――


        [かっこ わるい か]


 [声にはならず気配だけが震える]


         ――……、… どうしようも、…
  ……ない、な。


 [恐らくそれは、己にも向けて。]




  壊れてほしくは   ないな


       [だけど、もう、自分には何もできない]


   せめて、鬼をがんばるか。


       [そしたら、彼女は、この世界から出れるかもしれないから]



      



 そうだよ、壊れて ほしく ない。


[同意する 声を返して。
 聴こえた繰り返す、低い声。]


―― …… ばか。



[でも。きっと、――と。思う。]


       壊さないで ね。


[それは、誰を だろう か。]




[どうしようもない    そんな響き]


         なんだか


       どうしようもねぇ


          みたいだなぁ?はは


   はは
          はは


         [渇いた笑い]




  [女が逃げた。ただ、それだけのことなのに]



  [自分の中の何かがぼろぼろ砕けた。]



[それは、何かが、少し、壊れたのだろうか。]




        






     なぁ





           ノマセロよ



  はは



              嘘だ。冗談だ。


……
   ……――、

          あのひとのじゃなきゃ

    いいっていうなら。


           …飲めばいいだろ

 …まだ北か?

[どうしようも、ない、鬼未満の鬼が、
酷く、暗い響きで呟いた。]





 ……   ヘドロでも飲んでろよ、ばか。


[渇きは 解らない。
 ただ、憎まれ口で、返す。]

聞こえてくる言葉同じコトばっかだよ、おじさん。
頭悪そうなことばっかり言ってないで、ケイトを探そう。

[それか、誰かを ――裡に浮かんだ思考は隠したまま。
 約束どおり 罵ることにした。]



……おんなじ吸血鬼憑きの、

  ……血が、平気かどうかなんて、

……知らないけどな。


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟−
[コンピュータールームを出てから階段を下りる。
 少女 が 何処にいるか。]

校舎に 居る なら……人の手が入ることは多いだろうし。
外、かな。

[そもそも、この闇に包まれた時点で別世界の“ここ”に居ると言う意味なら。
 この予想はまるで意味のないものなのだが。
 少女を探しながら、他にも影がないかと首を巡らせて 見える異形。

 ひたり ひたり と 近付いて来る。]

く  ……ッそ!

[手近にあった廊下の窓際の誰かの荷物を放り投げる。
 嫌なな音を立てて異形が崩れるも、その後ろから、また蠢くものが見えて。
 身を翻すと階下へと逃げる。
 >>1040その階下から誰かの、声が聞こえた。]

(1043) 2010/02/28(Sun) 22時頃

 
 はは


       あの人のが  一番イヤだな。



    でも、俺にはヘドロがお似合いか。



         [ああ、なんだか、すべてが渇いた。]


…は、ヘドロ…な……


       ――図書館か、

  生徒会室か

             ――日誌は、量が

  多すぎた。

              わからない。




   お前な


      きたねぇおっさんなんかまっぴらだって言えよ。



        




       …… 。


[厭味に
     かわいた
          笑い。
 眉根を寄せたのは異形が見えたから、だけじゃない。]


……日誌?
     図書室はアルバムがあった、けど。

[卒業出来たのか。
 それとも ―― 解らない。]

生徒会室に、名簿でも あるかな。





   「きたねぇおっさんなんかまっぴらだ」



    ……これでいいか。


[不機嫌そうな、声だった。
厭味も、人と距離をとるのも、いつもの、ことだ。]


   ……卒業できてないなら、…居ないかもな。

 生徒会室の名簿のほうが、
       確実かもしれない。


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟−
>>1048二階と一階を繋ぐ踊り場を曲がった所でちょうどその人物と鉢合う。]


 …… あッ。

[確か、隣のクラスの。]

ファルヒェン     さ ん?

[性別は間違えた。]

(1052) 2010/02/28(Sun) 22時頃



  ん、そうだよなぁ。


            じゃあ、我慢すっか。


[いつもの調子で……]



         [だけど、それまでになく]




     [渇いていた。]


【人】 飼育委員 フィリップ

[そして、オスカーからは見えただろうか。
 左目が  そこに  無いことが。

 まるで闇が、そこに 一つ 穿たれたような。



  ――そして。



 お下げの  少女が。]

(1056) 2010/02/28(Sun) 22時頃




  ……  北の1階だったな?



 [不機嫌な声は、続く]




    まっぴらだと謂って欲しそうだったから
    謂ってやっただけだ。



 [やらないとはいってない、と。続く。]


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 1−2 踊り場−
[囁きと  哂い 声。]


    ―― ッ   っっ!!!

[びくりと、肩が跳ねる。
 口を開いても、言葉が出ない、ぱくぱくと、何度か口を開閉させてから。]



            … …ケ   イト ?

[絞り出す様に、震えた声で。
 見たくない。 と 思う 気持ちと。けれど、首はゆっくり振り向こうと動く。]

(1064) 2010/02/28(Sun) 22時頃



    ―― ケイト?


 



 はは


        おっさんマゾだからなぁ。




  って、ケイト?



  ――ケイト?

            ……居るのか


【人】 飼育委員 フィリップ

−ちょっと前−
>>1063自分の敬称が気に入らなかった様子。
 その剣幕に一歩後退った。]



 …… え、 あ ああ。

[性別を間違えていた事実に至る。
 卒業間近に初めて知る事実。]

ご、ごめん、僕ずっと

[3年間ずっと 女性だと思っていた。
 その言葉は、ケイトの哂い声に凍り付いて止められたけれど。]

(1069) 2010/02/28(Sun) 22時半頃




       … …見える  けど。

[ほんもの?]



 眼鏡のおさげなら


           それがケイトだ。


       


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 1−2階段踊り場−
>>1067オスカーの疑問は気付かない。
 ただ、視界が狭くなったと感じるのは 闇 の所為だろうと。]

 ……何?



>>@125そして、少女から、返る答え と 嗤み。
 こくり、咽喉を鳴らして唾液がそこを通った。]


    遊ぶ、って
     ……隠れるのは、隠れてるのは 君?

[尋ねる声は 喉奥が掠れる。]

(1073) 2010/02/28(Sun) 22時半頃




 居るよ 居るけど。




彼女が言った  ほんとうのわたし って言うの は。


飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスに話の続きを促した。

2010/02/28(Sun) 22時半頃



 きをつけ て

                  

      …あの子、ずっと わたしのなかに 
           くらいくて つめたくて とてもさみし い…

                 [声は、とぎれる]


【人】 飼育委員 フィリップ

『アソボ』


       『ネェ アソボ』



                   『アソボ』

(1077) 2010/02/28(Sun) 22時半頃



……  …何だ、

     ケイト、なにか。謂ってるのか。


 




  …――つめたい
          さみしい?



  ケイトは。 いったい、 どうして、あんな。










          …… くらくて つめたくて



[さみしい。]


      ……。




   遊ぼう   って。さ。


[まるで 友達を訪ねた子供のよう。]


飼育委員 フィリップは、指先から ひどく 冷たくなっていく感覚に襲われた。(05)

2010/02/28(Sun) 22時半頃





 ――………



   


飼育委員 フィリップは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 22時半頃




  吃驚させたか?



          すまんな。



    


【人】 飼育委員 フィリップ

『隠レンボ』
       『鬼ゴッコ』

>>@126鸚鵡が繰り返す、少女の言葉。]


  …… 鬼だらけ じゃん。


[眩暈にも似た何か。闇が拡がる。]


お友達、一杯居るんじゃない。それでも
 見てもらえないの。気付いてもらえてない の。


君自身 どこにいるか   解って、ない?

(1091) 2010/02/28(Sun) 22時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[沸いた疑問を口にしたところで。
 覚えのある名前が――]



サイモン?
何 サイモン君がどうかして ……何、したのさ。

[鳴ったコール音。呼ばれた名前。
 あれから連絡は ない。]

(1095) 2010/02/28(Sun) 22時半頃

飼育委員 フィリップは、化学教師 スティーブンに話の続きを促した。

2010/02/28(Sun) 22時半頃




  ……あそぶったって


           ……物騒、すぎるだろうが


 





 なんだかんだいいながらも、
 俺もちっぽけな我慢できねぇおっさんだな。




     




  …… 莫迦か
          それなら、俺のほうが余程 だ

    [響きは苦い]


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 1−2 階段踊り場−
>>@127細まる緋色は 沈む 夕陽を 連想させて。
 あか あかい  あか。

 あかく、闇に染まる世界。]

… … な    サ   

>>@128足元に広がる影の中 僅かにそれと解る あかく 成り果てた肉。
 それがそうだと、信じたくなくて。一歩、二歩、下がる。
 下がればその分、影が広がって。]


  ……君に、って

[いなくなる、 とは どう言うことか。言葉が続かない。
 >>1101オスカーも似たような疑問を抱いたらしい。]

そんな、事……させて
        君を探すだけじゃダメなの?

(1109) 2010/02/28(Sun) 23時頃



 ああ、若いほうが我慢はできねぇよなぁ……。

[ニヤニヤ笑う。でも、どこか余裕はない。]




 逃げるなら、今、逃げろ。


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 1−2 階段踊り場−
[@129呟き が。なぜか ひどく    さみしい。]

お友達が沢山居ても

[それは本当は――]

         ―― ケイト。
            君も  ひとり なのかな。


[居場所が解らない。
 ここに居るよと、言う哭(こえ)は誰の耳に届くのか。
 目を伏せて、首を振る。]



『ネェ    ―― アソボ』

[鸚鵡は解っているのか、居ないのか。ケイトにも、自分にその言葉を掛ける。]

(1114) 2010/02/28(Sun) 23時頃






……きこえる。
[ききたくない、耳を塞いだ]


お前、それ、意味、違うだろ


[――不機嫌そうに。]


…… 殺されなければそれでいい




[莫迦は、自分もか、と思う。]





 さ、行った行った。

 俺なんかが噛み付いたら、バカが移るぞ。

 俺は大丈夫だ。

   


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−
>>@131くすくすと笑うその姿に肩目だけの顔を顰める。
 元凶だ。憎らしく思うのに。]


……僕 は

[鬼を  鬼に   どちら。]

     ――    。

>>@130ぼこり、と 影が膨れ上がる。
 彼と同じ姿の まるで彼の屍(かばね)のような。]

悪趣味   ……って、ちょっ

>>1116オスカーが膝を突くのを見てそちらに近付く。
 >>@132細くなる 緋 色 に青碧も僅かに細まった。]

(1129) 2010/02/28(Sun) 23時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ



   ……君にも、沢山  居るよ?


[お友達。]


それでも ひとり なんだろう。

(1131) 2010/02/28(Sun) 23時半頃


ケイトは


             似てる。





     莫迦野郎



 


[似てる]


  [似てる]

             [――誰に?]

      [苛立つ心に余裕はない]



 死ななきゃなおらねぇなぁ

   




 似てる?


      おまえにか。

      





 さて
   誰だろ ……。


[探して欲しいのに、煽る様な真似をするあたり素直じゃないのは   誰にとも。]


僕にも   似てるよ。
 顔は可愛い所とかね。


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−
>>1137オスカーが顔を向ける。]

立てる?

[手を差し出して、尋ねる。]

ともかく離れた方が いいのか な。


>>@134右目だけ。
 緋色を見つめる。]


―― …… たくさん の 方が



[言いかけて、止めた。]

(1149) 2010/02/28(Sun) 23時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−

『アソボ ネェ アソボ』

[急かす様に囀る鸚鵡の声と。]


     シェリー   君 ?

>>1144階下の闇から見えた 柔らかく上品な風貌をもつ青年の姿に
 右眼を見開いた。]


来る  な!

[足元に広がる影に映る、肉塊を思い制止の声。]

(1153) 2010/02/28(Sun) 23時半頃

……、なんだそれ。


 [かわいい、という軽口に、怪訝そうに謂ってから。]


    ――っ


[こわばる。]




  まぁ、可愛いな。おっさん以外は

      


[その姿、と言うよりも、声に。
 右眼だけ見開いた。
 左眼は すでに、闇が あいていて。]



     …… 君 だったん だ。


[聞こえた声 聞き覚えが 耳ではなく 脳に刻み込まれたように残って居た。]


  ――お前
              ……、

   だった、のか。……そう、か。


[声が、重なる。
バーナバスのぽろりと零した一言には、
にらみを利かすような気配があったか。]


 そういや、知らんな。誰だ?

    [やけにバカ呼ばわりするやつぁ]

 見に行くか。



可愛いおっさんになればいいよ。
その顔じゃ、無理だろうけど。

[軽口に返された一言にはまた軽口。]



…… ん。そう。

[おっさんと王子様の遣り取りには苦笑する気配。]


ああ、そうだ。




         ケイトは 自分の居場所を、知らない よ。


[見つけられれば、一番なのだろうか。]



 そうか、知らないのか……。



       [自分の遺体の居場所を知らない女子高生の霊]

       [なぜか嫌な想像しかできない。]


……好きにしたらいい。

  [見に来る、と謂う言葉には不機嫌さの残滓が残る]


――知らない?
……自分のことなのに、

         知らないのか。


[――どうして。]
[知らない?]


……「本当の自分」 ……「遺体」 を しらない?


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−
>>@135ケイトの言葉に、セシルを見る。]

君、も。

>>1154立ち上がる姿に頷き。
 >>1155また増えた人影に。制止は間に合わなかったようで。舌打つ。]

スティーブン先生、も 残ってたんだ。

[すぐに、先生だからあの時間はそうだろう。と思う。]



              ケイト ……!!

>>@139血の雨を降らせるケイトを 呼ぶ。止めろ、と。]

(1177) 2010/03/01(Mon) 00時頃

飼育委員 フィリップは、奏者 セシルをこれ以上雨に当たらないように突き飛ばした。

2010/03/01(Mon) 00時頃


[くろく あかい 雨。
 一瞬戸惑い 反応が遅れた。]


……  って、おっさん も 
戻れ 戻れよ!


飼育委員 フィリップは、理事長の孫 グロリアも,まさか残ってるのじゃないかと、教師を見て思った。(02)

2010/03/01(Mon) 00時頃




  ――……、 もど  れ、

     そうだ、 もどれ、 莫迦、 …


 


飼育委員 フィリップは、理事長の孫 グロリア【小回復】↑

2010/03/01(Mon) 00時頃


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−
>>1180何が起きたのか、と。
 赤くて黒い、雨が 降り、それが 毒のように見えて。
 けれど一瞬反応が遅れた。]

ごめん! シェリー君、大じょう  ……ぶ。

[酸や毒ではないようだが。
 むしろ自分の手段の方がよほど物理的な被害があったかもしれない。]

 ケイト 何で笑うの
   何 が愉しい んだよ……!

>>@1141哂う 哂い声。それに顔を顰めて。
 真っ直ぐに隻眼の青は緋を見つめた。]

(1197) 2010/03/01(Mon) 00時半頃





                     寂しい…
                   [少女の忘れ物が囁いている]



 そうか、あいつだったか。

[ずうっと憎まれ口を叩く声の生徒]


        助ける

  


【人】 飼育委員 フィリップ

愉 しい?

>>@143言葉に眉が寄る。

 歪む、歪む。
 彼女の表情が、――が ――までも、きっと。]


…… ああ。


[そんな、貌で。]

(1216) 2010/03/01(Mon) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

>>@145闇が 濃度を増して。
 纏わりつくような闇が影の中から 手を伸ばした。


 その先に見えたのは、苦痛を彩る表情のサイモンで。]



             やっ め……!!


[引き摺り込まれる、と 思うと。足を払うようにして下がった。]

(1220) 2010/03/01(Mon) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

[下がって、自分の行為に気付いてはっとする。
 言葉が出ないまま、顔を覆う。]





                  …… ごめん。

[消えそうな声で、謝罪を口にした。]

(1221) 2010/03/01(Mon) 00時半頃

【人】 飼育委員 フィリップ

>>1217バーナバスが自分を呼ぶ声が聞こえた。
 飼育小屋関連で、世話になっている、人物。
 息を、吐く。]

用務員の    おっさん。


                あんた も。

(1224) 2010/03/01(Mon) 00時半頃

あんたは、もう戻って  くんな。



              きついんだろ、血は。




   ああ、きついな



         でも、バカだからしゃーねぇ
     




 …… ほんっと、ばか。


[溜息は それでも 厭そうな雰囲気は無く。]


でも、戻らなくても大丈夫…… 消えた よ、ケイトは。




  消えた?




  莫迦、ばかめ。ばか。莫迦。ばか、

           …ばかやろう…っ

 


――っ、何…


         [消えた。 と。
           僅か、気抜けたような気配。]





 闇に、ね。




……  闇が

[隠した。]

   まだ少し残ってるけど。


【人】 飼育委員 フィリップ

−北棟 階段踊り場−
[闇の残滓の残る踊り場で。少しだけ細い息を吐く。
 まだ顔を隠して]

―― ?


[自分の顔にある違和感に気付く。
 ぶわ と 全身から冷たい汗が溢れた。]


…… あ、僕、は。

>>1226声をかけられて。
 右眼だけでちらりと教師と男子生徒を見て。
 見ると、何時からなのかと、鼓動が早くなる。]

もう少し 

(1241) 2010/03/01(Mon) 01時頃



 やっぱ撤回しようかなぁ。


[半分冗談半分本気だった。]


【人】 飼育委員 フィリップ

もう少し、してから。

[戻りますと、言おうと。
 >>1247もう一人探していた人物の名前に左眼を隠してそちらを見た。]

マーゴさん?

[教師の言葉。他にも気にはなって。]

見つけるだけじゃ。
でも、見つけないと

[そうすれば帰してくれると言うのと。]


 ひとりで いるんだ。


[ひとりで。]

(1256) 2010/03/01(Mon) 01時頃

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